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Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

2015年のサッカー

2015-12-31 12:03:55 | トリニータ
今年はFoot!の内巻敦子さんのカレンダーを買ったのをきっかけにサッカー観戦記録を一年間取り続けてみた。愛するクラブの一つはクラブ史上最低とも言えるシーズンを過ごしたにも関わらず、記録を見てみると充実したフットボールライフだったなと思い返している、そんな大晦日の昼下がり。

まずは総観戦数。

現地(スタジアム)観戦  70試合

映像(テレビ等)観戦   304試合

合 計          374試合

今まで年間を通してカウントしたことがないから分からないけど、現地観戦の70試合というのは人生でも多分最多。今年は大学、高校年代のサッカーを相当観に行ったので、それで数字が伸びたと思われる。海外での初観戦とか色々あったけど、70試合を思い返してみて、今年のベストゲームはこれ。

8月23日 プレミアリーグWEST
名古屋グランパスU18 2ー3 大分トリニータU18 (トヨタスポーツセンター)

この試合の観戦記はこちら。2-0は危険なスコアとはよく聞くフレーズだけど、負けてる側からそれを実戦出来たのってもしかすると人生で初めてだったかもしれない。後半になりスイッチが入って攻勢に転じてからの痛快さは今でも思い出せるくらい。それとトップ昇格した江頭くんを「個」として認識した最初の試合でもある。この日は夏の家族旅行の初日で目的地は長野だったんだけど、強引に家族を口説き落として大きく寄り道をしてでも観に行った価値のあるそんな試合だった。



カテゴリー別に見ると、上位はこんな感じ。

プレミアリーグ 101試合

J2       77試合

高校年代    42試合

トリニータが不甲斐なかったことが一番の要因だと思うけど、トリニータが関係してくるJ2の試合を必要以上には観たくないという心理状態だったから多分毎年100試合近くは観てたであろうJ2の試合数が激減した。一方で、人生初のスタジアム観戦を経験して、プレミアリーグが一気に親近感を増した。さらにこの夏に岡崎がレスターに移籍したことにより毎節5試合しかないJ SPORTSのプレミアリーグ放送枠が日本では決して人気クラブとは言えないスパーズの試合には割り当てられなくなったことで、一年ほどずっと迷ってたJ SPORTSオンデマンドをついに契約するきっかけとなった。これでスパーズの試合を全て観られるようになったことや、今季面白い試合を見せているクリスタルパレスやウエストハムの試合も観られるようになり、試合数が激増した。比較するもんでもないけど、当然のことながらプレミアリーグの試合の方が日本の2部リーグよりもサッカーは圧倒的に面白いし、来季愛するクラブが3ちして放送がなくなることを考えたらこの傾向はより顕著になっていくのは明白だし、オレの心を繋ぎ止めるべく来季こそトリニータには頑張ってもらいたいもんです。



今季もう一つ傾向として大きかったのは、育成年代と一言でくくっていいのか分からないけど、プロではないカテゴリーの試合を多く観たこと。

大学年代 18試合(全て現地)

高校年代 42試合(現地22試合)

中学年代 5試合(現地4試合)

大学サッカーをちゃんと観たのは今季が初めてで、予想はしてたけど、そのレベルの高さに本当に驚いたし、プロ入りした選手が果たしてどれくらいやるのかを自分の目線とすり合わせられる来季がとても楽しみ。東京近郊のクラブは関東大学リーグの試合に頻繁にスカウトが来てるし、トリニータも今後も大卒の即戦力獲得は必須になっていくだろうからどんどん強化してほしい。群馬の江坂のような大当たりを掘り当てることが成績面にも財政面にも大きく影響してくると思う。高校年代は今まではトリニータのU18くらいしか観てこなかったけど、今季は他のJクラブの下部組織や高校もたくさん観た。この年代はあっという間に強くなったり、個人としても組織としてもガラッと変貌したりするから、年間を通して見てると本当に面白い。プロにももちろんあるけど、カテゴリーや年齢が下がれば下がるほど、「未来」というスパイスを多くかけながら見守ることが出来るから、育成年代の試合を見るのは楽しいし、観戦後に爽快感すら感じることが出来るからやめられない。




ということで明日からまた新年。きっと天皇杯決勝から新しい年のフットボールライフも始まるだろうけど、新しい年もたくさんの素晴らしい試合や選手、チームが見られることを期待したい。
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選手権開幕

2015-12-29 21:28:37 | トリニータ
J3降格後も、インカレや高円宮U15、プリンス関東参入戦を観に行ったりと変わらずフットボールライフは充実している。そして明日から高校選手権が開幕する。今年はテレビや現地でけっこうな数の高校年代の試合を観てきたから、例年以上に選手権が楽しみ。今のところ、2回戦のフクアリと準決勝をスタジアム観戦する予定。組み合わせ次第では3回戦も観に行きたいけど、家族からの許可が下りるかどうか。


選手権は80分で決着がつかなければ即PK戦というクレイジーなレギュレーションだから、本当に難しいけど、お遊びで優勝校予想してみようと思う。まずは準決勝進出校。

Aブロック 玉野光南
あのスーパーゴールがクローズアップされがちだけど、迫力のある2トップは普通に面白かった。初戦がいきなりディフェンディングチャンピオンの星稜なのが厳しいけど、ここを突破出来れば一気に行くんじゃないかな。

Bブロック 市立船橋
初戦が米子北、勝ったら東福岡と厳しい山に入ったけど、選手層が厚いからやれそう。主力がケガを抱えながらも流経柏を3ゴールで葬った力は本物だと思う。

Cブロック 桐光学園
優勝予想は桐光。小川航基に注目が集まりがちで、確かに小川のオールラウンダーぶりはスゴいけど、小川に依存し過ぎてないバランスの良さがいい。プリンスのヴェルディ戦を観たけど、トップ昇格3名が揃って先発したヴェルディを全く寄せ付けない完勝だったのが印象的。2年生の鳥海のドリブルに注目してる。

Dブロック 大津
一美は小川航基と甲乙付け難いレベルのアタッカー。かなり強いとは思うけど、熊本県予選決勝の7-4がバカ試合過ぎて優勝予想にまでは推せなかった。



本題から逸れるけど2点ほど。

各地区予選の決勝とか名鑑を見てて思ったのは、この年代には「りく」という名前が本当に多いこと。ほとんどが「陸」だけど、18年くらい前に相当流行ってたんだろうなと思う。

もう一つは京都橘の米澤監督。学生時代にあのアーリ・スカンズに影響を受けて、今のチームを指導しているらしい。3年連続で全国ベスト8以上とすっかり名門になった京都橘だけど、スカンズの名前を聞いて一気に親近感わいた。エースの岩崎を筆頭に2年生以下が多いから、来年強そう。



今日で仕事納め、年末年始は特に用事もないので、選手権にプレミアリーグとたくさんサッカーを観たいもんですな。
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7失点で散る

2015-12-21 02:03:11 | トリニータ


昨日に引き続きひたちなかへ出撃。2回戦はセレッソと対戦。

結果は残念ながら敗戦。3年生は中学年代での最後の試合となってしまった。スコアは0-7という衝撃的なもの。昨日は躍動した日高くんと田原くんの2トップがセレッソのDFラインに全く歯が立たなかった。パスを入れてもほとんどフィジカルの違いでつぶされてしまい攻撃の形が作れなかった。ただ本人たちは悔しかったと思うけど、この時期のフィジカルの違いはあんまり気にしなくていいように思う。これからだよ、これから。4失点目以降は勝負を捨てて1点を取りに行ったから大量失点は仕方ないし、最後までゴールを狙い続ける姿勢は素晴らしかった。




U18に昇格する選手たちはセレッソとは来年は同じカテゴリーに属するわけだから、この悔しさを忘れずに次の対戦にぶつけてほしい。今日の結果を見ても、今年は関西のレベルが高いみたいだね。セレッソの4番の瀬古くんなんてもう既に選手として完成してんじゃないかと思うくらいに圧倒的だったもんな。まあでもこの年代のこれからの成長曲線なんて誰にも予想出来ないし、大分の選手たちのこれからに本当に期待したい。






右SBの2番の藤田くん。膝のテーピングが痛々しく、昨日も途中出場途中交代、今日も先発したものの途中交代と思うようにプレー出来なくて悔しかったと思う。昨日も今日も試合後に涙が止まらなかった。負けたことももちろんだけど、中学年代の集大成の場で自分のプレーが思い切って出せなかったことが悔しかったんじゃないかな。気持ちは強そうだし、その思いを次のステージで爆発させてほしいと願う。がんばれ!





U18は全国ベスト4、U15は全国ベスト16。上から数えればどっちもJ1。いやもうホントトップチームがんばれよ。一流の下部組織の選手たちが間近で練習してるから、色々と吸収させてもらいなさいよ。
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大分U15、高円宮杯1回戦突破!

2015-12-19 23:54:13 | トリニータ

高円宮杯(U15)の観戦にひたちなかへ出撃。トリニータU15の試合を観るのは初めて。去年もこの大会を観に行きたかったんだけど、確か福森が出てたインカレと被って行けなかった記憶。

去年くらいから中学年代の試合を観る機会が増えてそのレベルの高さに最初は驚いてたんだけど、今日はどのチームを見てもその体の出来上がりっぷりに驚かされた。何も知らなければ高校生の試合と言われても何も疑わないレベル。特に明日対戦するセレッソのデカさは際立ってた。



1回戦の対戦相手は大宮。大宮は育成年代が強いイメージだから対戦相手としては厳しいかなと思ったけど、どうしてどうしてトリニータもしっかりとしたサッカーをする。さらに個の力では上回ってた印象だった。



今日一番目立ってた10番の日高くん。ポイントにもなれるし、裏のスペースへのランニングでも何度も大宮DF陣を脅かした。決勝点の左サイドの突破は特に見事だった。



その日高くんと2トップを組む9番の田原くんもキラリとセンスの光る好選手。しなやかな身のこなしと仕掛ける時のバランスの良さがいい。相棒の日高くんがよく動くだけに出来る限り真ん中にいるよりFWタイプの選手。



重厚感があって周りも鼓舞出来る個人的にかなり好きなタイプのダブルボランチの6番矢野くんと7番岩崎くん(キャプテン)。



2トップ、ダブルボランチ、CBコンビとセンターラインのユニットがしっかりとしている印象のチーム。高さがあってしっかりと跳ね返せる20番の矢野くんと生粋のCBっぽい4番の三木くん(名前もいい)。特に三木くんは終盤の苦しい時間帯で何度もシュートブロックしてチームを助けてた。



守備範囲がめちゃめちゃ広いGKの高橋くん。風の強い難しい試合環境の中で勇気を持ってよく果敢に飛び出してた。



決勝点を決めた18番の加藤くんを筆頭にサイドにもいい選手が多くて、本当にタレントがしっかりとしてるなと思った。



試合は2-1で勝利。3年生は中学年代最後の試合を1つでも多く戦いたいね。






梅田監督、いい笑顔。あと一つ勝てば三木監督率いる名古屋U15との対戦(名古屋の2回戦突破前提)。これは10年くらい前を思うと、大分サポーターとしては嬉しい対戦。是非実現させてほしい。



父兄の皆さん、歓喜の円陣。めちゃめちゃ喜んでてこちらまで嬉しくなってしまった。



本当にいい選手が多いと思った。たくさん昇格してきてくれると嬉しいけど、上の事情が事情なだけに何とも言えんね。ちなみのこの大会の昨年の得点王は神戸U15→大阪桐蔭で、上には上がらなかったんだよね。


試合が始まるまでは何も考えてなかったけど、試合を観終わったら、もう明日も行きたくて仕方なくなってる。茨城連闘決定。
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J3降格(J2J3入替戦 2nd leg)

2015-12-08 00:26:29 | マッチレポート15’


ずっと緊張感を保ちながら観ていた試合も、高松がPKを外した時から何となくふんわりとした気持ちに変化していって、試合終了の笛、すなわちJ3降格を告げる笛を聞いた時も特に何という感情もわいてこず、「あ、降格したんだな」くらいの気持ちにしかならなかった。あんまり悔しくもなかったし、悲しくもなかったし、不甲斐ないチームに何か言ってやりたいとも思わなかった。J3降格というクラブにとっての一大事を簡単に受け止められるくらいに極めて順当な結果だったと思うし、だからこそ大きく感情が揺り動かされることがなかったのも当然なのかなと思った。ただ、この2試合だけをクローズアップすれば、やりようはあったように思う。でも、高松がPKを絶対に決めなきゃいけないだとか、武田が絶対にPKを止めなければいけないというシチュエーションになる前に何とかしておかなかきゃいけなかったわけで、本当に一度として噛み合わなかった今シーズンを象徴するような入替戦だったと思う。




試合前にスタジアムでは今季のホームゲームのゴールダイジェストが流れた(レベスタのさんぺーのゴールだけ紛れ込んでたのはなぜ?)。それを観てて一番に思ったのは、兵働絡みのゴールの多いこと。ラストは6連敗だったわけだけど、ケガした試合も含めるとそのうち5試合に兵働がいなかったわけで、改めてその存在が大きかったのかなと思わされた。でもこの試合を個で評価するなら、一番良かったのは昌也。今季その兵働の薫陶を受けてボランチとして大きく成長した昌也。その集大成のような出来で孤軍奮闘してた。今季はシーズン前に一番期待してるのは昌也だと何度も書いた。本当にその期待通り、いや期待以上に成長してくれたと思う。来季は押しも押されぬ柱としての活躍を期待したいところだけど、それ以上は何も言わん。




この試合1試合だけで評価するなら十分に楽しめたし面白かったと思う。だけど結局は負けてるし、いずれにしても遅すぎるんだよ、そういう試合をするのが。昌也が試合後に言ってた「このチームには危機感が足りない」というのがその通りなんだろうね。自分も最後の最後まで「何とかなるだろ」という思いが心の片隅にあったわけだけど、選手もそうだったってことなのかね。




資金が潤沢にあるわけではないクラブにとって経験や歴史って何物にも代えがたいと思うわけだけど、こういう失敗をクラブの経験として積み重ねていくのは誰がやるんだろうか。社長が辞め、監督が辞め、このクラブには誰が残り、誰がこの失敗を語り継いで、また何十年後かに同じ局面を迎えた時にどうやって活かされていくんだろうと疑問に思う。ここでリセットしたらこの6年間は何だったんだろうと思う。青野さんにはまだ社長を続けてほしいと思うし、柳田さんも監督としての経験が足りてなかったのは事実だと思うけど、強化面での仕事はそんなに言うほどまずかったのだろうか。確かに林や末吉の慰留には失敗したのかもしれないけど、そもそもその林や末吉を連れてきたのは誰なのか、林や末吉がどこに戻っていったのか、どこに抜かれていったのかを考えれば、やむを得なかった部分もあるんじゃないだろうか。クラブの内部など一般人が知り得ないというのが大前提だけど。

とにかく田坂さんの後任を連れてこれなかった時にこのクラブのポテンシャルを思い知らされたような気がしたし、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」という言葉を忘れたくないと思う。だから失敗を認めた上で、青野さんが辞めるのは今じゃないとは最終節の日からずっと思ってた。だけど決めてしまったことはもう仕方ないし、どうかいい後任人事になってくれることを心の底から願ってる。

でも青野さんやニータンに言いたいのは、「1年でのJ2復帰」は今言うことじゃないということ。鳥取や富山を引き合いにして「J3は甘くない」とはよく言われるけど、鳥取にしろ、富山にしろ、あっさりとJ3に馴染んでしまったのは、参入1年目から主に選手構成でJ3仕様のチームにしたことが一番影響してると思ってる。うちは監督も決まってなければ、選手で決まってるのですらユースから昇格した3人だけ。この状態で「1年でJ2復帰」と力強く言われたって誰が信じるの?それこそ「勝負させてください」の教訓が活かされてないよ。





本当はそんな涙を流したかったわけじゃないはず。ごめんな、土岐田。J2でがんばれ!



今日の哲平さんの話の通りなら、真木くんがトップチームのゴールマウスを守るなんてことがあるんだろうか。




07シーズンから始めたこのブログは本来であれば、来季で記念すべき10シーズン目を迎えるはずだった。9年間で400試合近くを何らかの形で観て、マッチレポートと称して記事にしてきたわけだけど、来季J3はこのままいけば試合中継はほぼほぼなくなる。特にホームゲームについてはほとんど観られなくなる。さすがにゴールダイジェストだけで記事を書くことは出来ないし、ここで途切れてしまうのは本当に残念。スカパーさん、一生のお願いです。J3も来季で3年目。そろそろ全試合放送してもいい時期に来たのではないでしょうか。ハイライトが作れるということは映像は撮ってるんでしょうから、オンデマンドで実況解説なしで映像のみ垂れ流しでいいので、何とかお願い出来ないでしょうか。でもそう考えると増田さんも成尾さんも仕事がなくなるわけで、これも知事が言うところの「J3なりのたたずまい」ってことになるのかな。本当に残念だけど、受け入れるしかないんだなぁ。
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