Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

クラ選は予選リーグ突破!目指せ優勝!

2014-07-28 01:17:23 | トリニータ

さて、前記事にも書いたけど、今日は前橋でユースのクラ選・予選リーグ最終節を観てきた。ここまでの2節で突破を争うと見られてたヴェルディ、仙台と1勝1分の好成績で来ていて、今日の対戦相手のサンクくりやまのここまでの成績を見れば、突破はまず間違いないところだった。そしてその予想通りにトリニータが最初の攻撃で難なくゴールをしてしまったことで、開始1分で試合は決してた。ただ試合そのものは、勝負が決した試合にありがちなダレたものでは全くなく、得失点差で1位抜けを狙うトリニータが攻めまくり最後まで楽しませてもらった。


結果は6-0の圧勝で終わるわけだけど、バー、ポストの仕事っぷりや相手GKの当たりっぷりでこのスコアに収まったのであって、もう2~3点が妥当な内容だったと思う。





最後は温存してた岩武御大や姫野くんも出してきて1点へのこだわりをみせたけど、わずかに及ばず2位突破となった。




2年前にトリニータユースが初めて予選リーグ突破を決めた試合もたまたま観てて、あの時は選手たちみんな大盛り上がりだったけど、それに比べると今日はけっこう淡々としてた。でもそれってこんなとこ(予選リーグ)は突破して当たり前。オレたちの目標はもっと上だからという強い想いにも見受けられた。





1年前にプリンスリーグの試合を観に行って、「岩武くんがいい」と言ったらその半年後に見事に2種登録→トップデビューを飾って縁起がいいので、今日もいいと思った選手を挙げてみたいと思う。今日は38番の宮地くん。重い番号だから3年生ではないんだろうなと思ってたけど、なかなかキレがいい。前半に大きな右足のキックフェイントで相手を飛ばしてから、左サイドを縦に突破したシーンとか思わず声が出た。個人的にはフィジカルの強い選手がいいと思う傾向があるんだけど、宮地くんはセンス溢れる感じでちょっと違うけど、面白いと思う。順調に成長して上がってきてくれることを願う。



ちなみに今日は坂井くんは完全休養。先週は札幌で出番なし、今週は前橋で出番なし。なかなか坂井くんのプレーしてる姿を見ることが出来ない。



そして今日の試合のトピックと言えば、強風、豪雨、落雷による1時間以上に及ぶ中断。クラ選は全てのゲームが群馬県内で行われており、どうやら全ての試合が中断したもよう。この写真はちょうど向こう側のテントが飛んで、審判が中断を告げてる瞬間。


会場に着いた時はいつも通りに暑くて、選手たち大変だななんて思ってたのに、前半の途中から風が吹き始めて空模様が一変。テントが倒れて隣のグラウンドから砂埃が舞い上がり始めた時に、「あぁ、竜巻ってこうやって来るんだな。よくニュースでやってるやつだ。」なんて思った。暑かったり、激しかったりと群馬の天候の厳しさを身をもって知った。


選手たちも観客席側のテントにいったん避難してきて、観客と選手みんなでテントが飛ばないように押さえるというなかなか起こらないであろう珍場面も発生。テントを押さえながら、中断直前にゴールを決めてた吉平くんが「オレのゴール取り消されちゃうのかな」って言ってたのがかわいかった。試合成立して良かったね。



2年前は決勝トーナメント1回戦で負けてしまったけど、今年は本当にいけるんじゃないかと今日の試合を観てて思った。さすがに仕事中にサボって群馬まで行くのは無理だけど、横浜まで勝ち上がってきてくれれば、金曜日の夜に横浜でエアーアポイントを入れる準備は出来てるし、土曜日は山形に前泊する予定でホテルを予約してたけど、キャンセル料とられたって全然構わない。だから頼む、勝ち上がってきてくれ。もう一度みんなの溌剌とした試合が観たい。

横浜で待ってる。
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色々とノーインパクト(23節北九州戦)

2014-07-27 23:49:31 | マッチレポート14’
土曜日は長野まで遊びに行ってたので、ホテルの部屋でオンデマンドのライブ観戦。オンデマンドでトリニータの試合をフルで観たのって多分初めてじゃないかな。移動中に観てるとブツブツ切れるけど、止まって観てれば切れることはないのね。1試合を通して快適に観ることが出来た。今日は長野から前橋に移動して、ユースのクラ選を観てから帰宅したので、いつもよりもマッチレポートを書くのが遅れてしまった。

結論から言うと、あまり記憶に残っていない。さっき観てきたユースの試合があまりにも鮮烈で、タブレットの小さい画面で観たさほどパッとしない内容の1日前の試合を思い返すのは、予想以上に難解な作業。まあ、その程度の可もなく不可もない試合で、今の実力そのままが出たような試合だったと思う。

試合中に簡単に走り書きしたメモを頼りに記憶を振り絞ってみる。

昌也のゴールが決まった瞬間に「まだ分からんよ」とまるで先制点を決められた側のような言葉が自然と口をついて出てきた。1点じゃ勝てないことをイヤってほど今季は思い知らされてきたから、喜びよりも先に心配の思いが自然とわき上がってくる。そして試合はその通りの結果に。ただ試合を客観的に評価すればドローが妥当な内容だったと思うよ。新しいディフェンスのやり方が良いのかはまだ正直よく分からないけど、安定感が増した感はある。一方攻撃に目をやれば、北九州のアタッキングサードのアイデアの豊富さは大分の遥か上を行ってたし、さすがはPO圏内を守ってるクラブだなと感じた。だから北九州の今の順位は伊達じゃないし、そういう意味ではそんな上位クラブ相手によくやれたとも思うし、一方でそういう評価は今季の限界を示しているとも思う。果たしてどっちに転ぶのか、来週の2試合で大体は判明するだろうから、そこまでハッキリとした評価は待とうと思う。


選手起用については、林がいきなりのスタメン。強化部や監督が必要だと判断して獲得した選手なんだろうから、連携とか序列とかはひとまず脇に置いて、とりあえず使ってみるというスタンスは賛成。まあ、前節高松とラドンチッチの組み合わせがそんなに悪くなかったから、サブの第1順位でもよかったんじゃとは思うけど、いきなりスタメンで使うところは田坂さんらしいなと。正直インパクトはほとんどなかった。特長が何か分からなかったというよりも、分からせてくれるようなプレーを見せてくれなかったことの方が不満。全体としてゴールは奪えてないものの宏矢も高松も個としては悪いわけじゃないから、そんなに長くチャンスが与えられ続けるわけじゃない。だからもっと「何が何でも感」が欲しかった。次に期待したい。


ゴール自体はとてもいいゴールだったと思う。伊藤の視野の広さに尽きるところがあるとは思うけど、ラドンチッチの強引な突破に完全に北九州のDFラインは集中しちゃってた。こぼれ球を伊藤が浮かした時に外の2枚は対応が一歩遅れてたもんね。遅らせるほどの迫力を見せてたというこれも「ラドンチッチ効果」のゴールといっていいと思う。デビュー戦でも思ったけど、ラドンチッチは予想以上に「切れない」。(審判側が)しょうもないファールを取られたり、厳しく削られたり、足を痛めたりと、切れそうになる要素は結構あったのに、最後の最後で切れずに辛抱出来る。昨日の試合、モリシだったら多分もうボロボロだったと思う。交代については、足を痛めてたし、カードももらってたし、次節もすぐ来るからタイミングとしては妥当だったんじゃないかな。


失点シーンはちょっと気になった。全く崩されてるわけじゃないのに、最終ライン→SB→前線であっさり失点。あれが入っちゃうようだといくらでも入るような気になってしまうようなゴールだった。帰宅して失点シーンだけ何度か観てみたけど、SBにボールが入った瞬間に松本怜が相手の2列目に気を取られてて、中に絞り過ぎてる感じがある。それでチェックが遅れて簡単にクロスを入れさせてしまう。ただ中も準備する時間はあったわけだから、高木がもうちょっと厳しく寄せててもよかったようにも見える。いずれにしても決定的な要因がないだけに余計に心配になっちゃうゴールだった。松本怜のSB起用についてはちょっと疑問。前節は終盤に札幌が勝ちにきてかなり引いてたところがあったから、両SBが西と松本怜でも分かる気はしたんだけど、今節は先発。その松本怜のところから上げられたクロスが唯一の失点だったことを考えれば、起用は成功だったとは言い難い。まだフルで使えないからというのがあったのかもしれないけど、土岐田で良かったんじゃないのかな。それよりもちょっと前まで田坂さんの中で大流行してた西のSB起用はどうしちゃったのかな?あれはもう飽きちゃったのかな?


いずれにしても来週の2試合が終わった時点でまだ食らいついていければ、今季はチャンスがあるように思う。その時点で8戦勝ちなしとかになってれば、さすがにもう厳しいんじゃないかな。前節も今節も終盤にエネルギーが残ってるような試合運びが出来てるところは、唯一期待が持てるところ。真夏の連戦は死ぬほどしんどいと思うけど、リスクを背負ってまでフィジコを入れ替えてハードメニューに切り替えた効果を今こそ見せてくれよ。特に次節は、5日間で栃木→岡山→栃木→大分の長距離移動を強いられてる栃木SCが相手。これは絶対に負けらんないよ。末吉が累積で出場停止になるけど、どうせどこかで消化しないといけないわけで、連戦で休ませられるのは不幸中の幸い。今のメンツで誰がボランチに入るかは分からないけど、それだけに誰がアピールしてくるかも楽しみ。


急な坂道をダッーと駆け上がって昇格争いという頂上に登り切れるか、それとも踏ん張り切れずに転がり落ちるか、の局面をいま迎えてると思う。信じてるというよりも、丁半博打の結果を待ってるような気分に近い気もするけど、とにかく結果。それも今すぐに。
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反撃の狼煙は上がったか(22節札幌戦)

2014-07-21 03:15:30 | マッチレポート14’
非常に評価の難しい試合だったと思う。失点の仕方があまりにもひどくて気持ちが完全に萎えてたので、正直同点ゴールもそんなに前向きな気持ちでは受け止められず。少なくとも、折り返しを迎えて本気で昇格を掴み取りに行くのであれば、「アウェイで勝ち点1だから上出来」なんて評価で締めてしまってはいけないと思う。


ラドンチッチを迎えたことで完全にサッカーが変わった大分。個人的には、この世の中に数多あるフォーメーションの中で、屈強なポストプレーヤーと優秀なリンクマンさえいれば、4-1-4-1システムが一番合理的だと思ってる。前半は自らの変化に自らが戸惑ってる感じでギクシャクしてたけど、後半からは変わった。末吉のところからサイドに大きく散らせる展開が増えて、相手を押し込む時間を増やせた。もちろんそこから先の崩し等にまだ課題はあるものの、やってることとして可能性は感じるやり方だとは思った。ただまだ録画もチェックしてなくて、ゴール裏から観てた感想だけなので、伊藤の自由度が高まったことや宏矢のプレーエリアが下がったことくらいしか分からなかった。何度もこだわって恐縮だが、ああいう役回りのポジションなら木村にもっと可能性が出てきてもおかしくはないと思う。真ん中の狭いプレーエリアでシンプルにやらせたら、絶対にいい仕事するはずだから。



さて、お披露目となったラドンチッチ。最初に見た印象はそのまんま「デカイ」なということ。攻撃面での効果はもちろん、序盤はセットプレーのディフェンスでその「デカイ」効果は表れたと思う。前半、札幌に相当数あったCKを小野がことごとくショートコーナーを選択したのは、やはり中でのラドンチッチの存在感に気圧されたんじゃないかと思ってる。実際に放り込まれてもキッチリと跳ね返してくれてた。ラドンチッチ、高木、阪田あたりがいればそうそう高さに屈することはなさそうに思える。なので、阪田が軽症であることを祈るばかり。

デビュー戦で自らのストロングポイントで勝ち点をもぎ取ってくるあたりはまさに助っ人の風格。試合中で印象に残ったのはあんまりイライラしないなということ。ファールを取ってもらえなくて、審判に確認に行ったりすることはあっても、少なくとも味方からのパスが合わなくて大きなジェスチャーで不満を示すようなシーンはなかった。むしろ絶好のクロスのチャンスをJAXAしてしまった阪田に対して、「いいぞいいぞ、どんどん入れてこい!」みたいなジェスチャーをしてるシーンがあって、ストライカーとして好感が持てた。今日は周囲との連携の息が合わないことが相当あったけど、逆に言えばこれが合ってくればもっと期待が持てるわけで、ラドンチッチのデビュー戦は上々だったと言える。


ラドンチッチの韓国歴の長さを象徴するようなシーン。モンテネグロ国籍の選手と韓国籍の選手が日本のピッチ上で再会。サッカーって素晴らしいなと思う。



やっぱりこの男の復帰は大きいよ。土岐田がいい選手だと思うのは、高いテクニックを持ちながらも、そこに頼らずにタフに走ったり、熱さを試合にぶつけていけるところ。今日は攻撃時に右サイドが相手陣内でふんづまることが何度もあった。アレはスペースに走り出したい土岐田と、サイドに張ってから勝負したいタメの相性が悪かったように思える。タメには中に向かって思い切って勝負する気持ちを失ってほしくないんだけど、土岐田の飛び出せる魅力を引き出すことを優先するなら組み合わせが違うかなと今日は観てて感じた。フラフラ~と中に入っていくフリをして土岐田のプレーエリアを作り出してあげられるような気の利いた選手。今日だと伊藤あたりなのかな。



突如ベンチ入りした感のある鈴木くん。プレーを見ることは出来なかったけど、その精悍に日焼けした姿から一生懸命に練習してるんだろうなという感じは伝わってきた。一つ不思議に思うのは、まだ獲得を決めていない鈴木くんを遠征に帯同させる一方で、早々に正式獲得した福森くんを特別指定しないのは何か意味があるんだろうか。ただ鈴木くんのベンチ入りを見て、いやもっとがんばってほしい選手がいるだろという思いがあるのは間違いないから、その選手の奮起を期待したい。





さて、今日の札幌ドームは小野一色だったわけだけど、いきなり2万人を超える動員が出来たことで、もうある程度の成功はしたと言えるんじゃないだろうか。




プレーに関しては、プレビューにも書いたけど、あんなもんでしょ。今日早速結果が出たように、分かりやすく獲得効果がサッカーに出るのはラドンチッチのようなプレーヤーだよ。小野は左サイドで先発したので、目の前で見ることが出来たけど、正直に言って5月にヤマハで見た松井大輔の方がずっと恐かったし、これからも札幌が小野効果で爆発的に勝ち点を上積みしていくことはないように思う。ただ野々村社長はそこまで見越してるからこそ、今のタイミングでプロモーションに必死になってるんじゃないかな。J2であれだけ動員出来て、あの雰囲気作り出せれば、もう戦略としては当たりだと思うけどね。



北海道遠征3度目にして初めての札幌ドーム。所詮野球場だし、そんなに期待はせずに行ったけど、思った以上に見やすいスタジアムだった。バックスタンドからはやや遠そうだったけど、両ゴール裏は近くて高くて傾斜があるので、とても臨場感があった。


今回試合前にどうしても見てみたかったのが、人工芝と天然芝が入れ替わるシステム。で、多分使ってない方が出されているであろうスペースに行ってみたらこんな感じだった。野球の時に使ってる人工芝はどこにあったのでしょうか?



数年前に仙台の菅井選手がゴール後に落下したのはこの落差。2m以上は余裕でありますな。ちなみ試合中はこの段差の壁に背を付けるようにしてボールボーイが待機してるので、当時のボールボーイはボールじゃなくて菅井選手が降ってきた時はたまげたでしょうなあ。



札幌ドームには有料だけど、展望台があってこんな角度からピッチが見られます。


高さは53m。


近未来チックな長いエスカレーターで上がっていくんだけど、もうこの時点でけっこう恐い。


外から見るとこんな感じ。最初は本当に足がすくむくらい恐いけど、あんな角度からスタジアムを見渡せる施設はそうそうないので、一見の価値はある。ちなみに試合中は入ることは出来ないんだけど、作戦ボードのように真上からサッカーの試合を観てみるのも面白そうだなとも思った。

前節のレポートに引き続き今節でもLCC賛歌を少々。今回は初めてバニラエアを使って成田-新千歳を往復した。北海道のハイシーズンである夏で、しかも3連休。にもかかわらず往復で1.5万円しかかからなかった。何なんでしょ、この価格破壊ぶりは。去年JALで釧路まで行った片道のほぼ半分でしかない。ジェットスターは有料だけど、バニラエアは20kgまでなら荷物も預け入れられる。機内がちょっと古いかなくらいしか不満もないし、LCCマジで素晴らしい。今回は札幌滞在25時間で、ジンギスカン(300g)、深夜のおにぎり、スープカレー、寿司(約20カン)をいただいた。もう札幌には10回くらい行ってるけど、いつ行っても美味しいものがある。でもその一方でどんどん値段が高くなってる印象も受ける。LCCの就航とか、中国人の大量襲来で、観光地色が強まってるからなんだろうけど、特にジンギスカンなんかは安いのが魅力だったわけで、一葉さんがお一人逝ってしまわれるくらいなら東京でも食べられるかなと思っちゃったね。



後半戦の1試合目が終わってPO圏まで勝ち点差2ではあるものの、順位は12位。近い順位の中ではGDでぶっちぎりで置いていかれてるわけで、徐々に追い込まれてきてる感がある。そしてこのタイミングで超重要な3連戦がやってくる。9日間で北九州、栃木、山形と対戦するクラブの全部がいわゆる「圏内」。ここでの結果が今季を大きく左右することは間違いない。ポジティブな面を挙げれば、補強したストライカーがいきなり結果を出したこと、そして90分という時間帯に追いついたように走力で相手を上回れてきてる感があること。ネガティブな面は、確か今回の遠征も1日早く出発したと何かに書いてあった気がしたんだけど、そうだとすれば遠方アウェイでいい試合が出来たのってヤマハもそうだけど、必ず1日余裕を持って出発してるわけだ。それ以外の成績は惨憺たるもの。クラブのお財布事情を考えたら、毎回そんなことしてるわけにもいかないはずだし、そういう点から考えて札幌の次に遠い山形遠征の結果がどう出るかは非常に重要かつ、今までの流れで考えれば非常に恐い。そして、新しいやり方に手応えを感じ始めてる中で今日のような失点の仕方は絶対にしてはいけないということ。CBはミスが失点に直結するポジションだから、厳しいのは十分に理解してる。サッカーに「絶対」はないけど、それでも田坂さんの言う「発展」を目指すなら、「絶対」にやってはいけないミス。試合後の「気持ち」は伝わってきたし、次節以降に期待したい。それだけ。
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ラドンチッチ加入、そして札幌戦

2014-07-18 00:45:02 | トリニータ
完全に乗り遅れた感があるけど、我が大分トリニータにラドンチッチが加入。このお知らせを聞いて一番に思ったのは、「シーズン終盤に向けて外国籍選手を補強するなんていう、そこら辺のJリーグクラブみたいなことが出来るようになったんだなぁ」ってこと。青野さんがいるから、お財布的に無理な買い物じゃないだろうし、ある意味では当たり前のことが出来るようなクラブになったんだなぁと、ラドンチッチが活躍しようがしまいがもう既にちょっと感慨深いものがある。


さて、そのラドンチッチといえば、真っ先に思い出すのは甲府時代のあの愚行。それと今回の獲得を機に知ったのは、あの時のゴールが甲府時代唯一のゴールだったということ。まあ彼も若かったということだ。名前を聞いて最初に思い出すのが7シーズンも前のことというだけあって、観てはいるんだろうけど、プレーの印象はあまりない。193cmという身長から察するにポストタイプのプレーヤーなんだろうということくらい。出場記録を調べて清水時代の昨シーズン25節に大銀ドームで先発してたことが分かったので、その映像を引っ張り出してきて観てみた。

まあおおよそのイメージは間違ってなかった。印象に残ったのは、

・やっぱり強くて、収まり方がハンパない。

・運動量は極めて少ない。

・このタイプに持つ一般的なイメージよりも足元がうまくて、ヘディングが下手。

この試合で3バックの真ん中で先発したのは若狭で、ほとんどの局面で若狭がマッチアップしてた。若狭がどれくらいやれるかということを分かってるだけに、ラドンチッチのポストプレーヤーとしての屈強さがより一層分かった。1試合を通して若狭は対応に四苦八苦してたし、実際にやむを得ないファールも多かった。特に浮き球を胸で収めるプレーの安定感とか個人的に大好物で、今のうちのシュートが打てない悩める子羊ちゃん達の救世主になりそうな雰囲気は十分にある。

改めて観ていいプレーヤーだなと感じたのに、何であんまり印象に残ってなかったのかを考えてみたけど、清水時代はバレー、大宮ではノヴァコと、比較される前任者のレベルがちょっと高くてかわいそうだったのかなとは思った。本人もJ2でのプレーは初めてだし、大暴れして何ら不思議はない。それともう一つ魅力的な武器は左足でFKを直接狙えること。今のトリニータのプレースキッカーは右利きばっかりだったから、これでバリエーションが増える。それも遠目の位置からドッカンだけじゃなくて近い位置から柔らかく蹴れるので、ゴールのとてもいい香りがする。

不安点を挙げるとすれば、やっぱり運動量が少ないこと。この試合ではまだコンディションがベストじゃなかったらしいんだけど、それにしてもあんまり走らない。攻撃面ではくさび役でどっしりと構えててもらえばいいんだろうけど、守備面のファーストディフェンダーとしては物足りない。あと清水時代に膝、大宮時代にはハムストリングをやってたらしくケガがちなのかもしれないのも不安材料ではある。

いずれにしても早くピッチで見たい。



そのラドンチッチがデビューするかもしれない札幌戦。あちらさんは小野伸二のデビューで盛り上がってるようで。以前に似たようなシチュエーションがあったなと思い出したのが、06'シーズンのアウェイセレッソ戦。確か中断明け1発目の試合だったと思うんだけど、スペインから凱旋帰国した大久保の復帰戦がこの試合だった。結果は高校時代の盟友・松橋章太とあの頃もうブレイクし始めてた司のゴールで完勝。あの試合で波に乗ったトリニータは「快進撃の夏」を迎えて、確か4位くらいまで順位を上げたはず。周作と司のA代表選出も重なってとてもいいシーズンだった印象がある。てことで、今年も小野を踏み台にして飛び立たせてもらいましょう。札幌の皆さまには、我々が出来る限り高く飛べるように、試合までは一生懸命に盛り上がっていただき、あとは・・・。

ただ真面目に考えても、J2は小野のようなファンタジスタが住みづらい世界だと思ってる。自分たちの色を出すことよりも相手の色を消しにいくことを優先するチームが多く、接近戦や肉弾戦もJ1より多い。プレーエリアや時間も極めて限定される中で果たして小野伸二が輝けるのかどうかはとても注目してる。徐々にフィットしていってくれる分にはうちはもう試合がないから大歓迎。


水戸、平塚、東京、栃木、群馬、今季の関東以北での試合で低調なパフォーマンスが続いてることや、直近の4試合で1分3敗12失点の惨状ぶりを考えれば、ラドンチッチ効果があったとしても楽観なんてとても出来ない。それでも新フィジコ就任からもうすぐ1ヶ月。そろそろその効果の予兆くらいは見られるんじゃないかという期待はしてる。


最後に余談を一つ。ラドンチッチの予習用に観た昨シーズンのホーム清水戦だったけど、最後の方は自然と目が別の選手ばかりを追ってた。それは木村祐志。ボランチの梶山とトップ下の木村の関係性が抜群で、後ろからのボールをどんどん引き出して攻撃を構築していく木村は輝いてた。もちろん今季は梶山はいないけど、伊藤や末吉で十分にその代役は務まるはず。それなのになぜ今季の木村はあのプレーが出来ないのか。小野がJ2で輝けないんじゃないかと予測したのと同じ根拠かもしれないというのは薄々分かってはいるけど、それでも木村にはこのまま終わってほしくないし、そんな選手じゃないはず。直近のリーグ戦の千葉戦ではベンチからも外れてしまった木村。巻き返してこい!今の停滞する大分トリニータの攻撃陣にはお前の力が絶対に必要。

「オレは木村祐志をあきらめない」
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間に合うのか?(21節千葉戦)

2014-07-06 23:16:52 | マッチレポート14’
昨日は今季2度目のホーム参戦。


この人が新しいフィジカルコーチの土斐崎さんかな。6月になってから突如として勝てなくなってきた大分。試合前に読んだマッチデーのプレビューも新しいフィジカルコーチ就任に関することでほとんどが占められてた。昨日も目を覆わんばかりに単純なパスミスや連携ミスが発生してたし、「言い訳を探すな」と田坂さんは言ったらしいけど、シーズン途中からハードな練習メニューに切り替えたことがこの不調の最大の要因と捉えるのが一番しっくりとくる。

リスクを負って変革に踏み切ったわけだから、落とした勝ち点を取り返すだけの効果をもちろん期待したい。田坂さんが言うには、「現状と未来を考えて会社と協議した」とのこと。湘南や松本が好調なことを見るまでもなく、J2はフィジカルがより重要なリーグだと言える。この変革による効果は、大なり小なりはあっても、間違いなく出るとは思う。ただし、それが間に合うのかということ。昨季史上最低の成績で降格した監督を続投させてるわけで、今季の目標を「昇格」以外に設定することはあり得ないし、クラブもそう言ってる。そう考えると、効果が出るのが「将来」では遅すぎる。田坂さんも「言い訳を探さずに」、「現状」で結果を出してほしい。しばらくは信じて、お付き合いをする覚悟。

カレンダーと状況を見れば、チャンスは十分に残されてると思う。次節の札幌戦までリーグ戦は1週お休み。天皇杯を軽んじることは避けたいけど、リーグ戦の現状を考えたら、札幌戦に照準を合わせたトレーニングをしてほしい。その弊害としてヴェルスパに負けたとしても、オレは我慢する。そしてJ2の状況。ここ4試合で1分3敗12失点の惨状にも関わらず、POホーム開催の4位まで勝ち点3差。これをラッキーと言わずして何と言う。せっかく周りが待ってくれてるわけだから、置いてかれる前に何とかハードトレーニングの成果を形で出していきたい。札幌、北九州、栃木、山形と連戦を含むここからの4試合は全て勝てば順位をひっくり返せるポジションのクラブ。間に合うのか、このまま沈没していくのか、ギリギリの痺れる局面を迎えたと思う。



GKの交代はどういう意図があったのだろうか。確かにここ数試合は失点は多かったものの、交代の必要を感じるほど武田の出来が悪かったとは思わなかったし。まあ室にとってもチーム状態がこんなだけに割を食ったような大分デビュー戦だった印象。2ndGKが使われることの多い天皇杯、そして札幌戦はどういうチョイスになるのかな。









今月末に行われるクラ選の壮行会。ホントがんばってきてな。プリンスリーグでも首位だし、楽しみ。トップで使わないなら、坂井くん出せばいいのにと思う。



今回の遠征は行きも帰りもジェットスターだったんだけど、どっちも機内は千葉サポだらけ。近所からLCCがバンバン飛んでて羨ましい限り。千葉の選手たちの帰りの便とほぼ同じ時間だったけど、選手たちは羽田便なんだね。ちなみに今回はジェットスターのセールで予約したんだけど、往復で1万円というちょっと信じられないような価格。LCCだからって別に不自由を感じることもほぼないし、ネックは成田までのアクセスくらいだけど、スカイライナーに乗っちゃえば日暮里から35分だから羽田と大差ない。昨日はホテル代まで含めてソラシドの最安値とほぼ同じ支出だった。LCC使い勝手が良すぎて九州クラブの多いJ2に千葉が居座り続けてるのかとも思ったけど、多分違う。



初出場の室を撮ろうと思ってシャッターを切った1枚なんだけど、その室の向こう側で豪快な跳躍を披露してる男が一人。



出場させたかった。。


昨日の試合後の挨拶で、高木がバックスタンドを大幅にショートカットしたことについて。確かに昨日は4失点目の後、バックスタンドのお客さんはゾロゾロと帰っていった。4失点目と言ってもまだ後半の30分だからね、そんな行動取らせちゃうような試合をしてることがまずまずいんだけど。ただそれにしたってもピッチから向かって右側のA席はおろか、SB席すらも無視して左側のA席前でしか挨拶をしなかったのはまずいと思う。年に数回しかホームでの試合が観られないからいつもどうしてるかは分からないけど、いつもあそこから始めてるとしたら、お客さんに対する態度としてはまずいよ。たかが挨拶だとは思うけど、されど挨拶だよ。イライラしてる感じが見受けられるけど、昨日の2失点目の対応を見てもハードトレーニングの影響を一番受けてるのは高木なんじゃないかと思う。ヨタヨタしてる感じが常につきまとうし、前半にバックスタンド側でケンペスと競り合った時に、ケンペスの手が高木の顔にヒットしてたのかもしれないけど、その後のリターンをもらうケンペスのスプリントについていけないのを見て、大量失点は十分に予測がついた。そもそも4試合で12失点だし、休ませるのもアリだとは思うけどね。1試合2失点までに抑えるなら若狭でも十分やれるでしょ。



昨日はドイツ-フランスを観てから90分睡眠のみで大分へ。午前中に大分空港に着いてから試合までの間に永石→浜脇→東蓮田と別府の温泉を3つハシゴ。温泉のおかげかは分からないけど、極度の睡眠不足だったにも関わらず夜まですこぶる体調が良かったことと、初めて食べた友永パンのあんパンが超絶美味しかったことだけが収穫の週末。札幌ではどうか試合を収穫と言わせてください。
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