Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

この状況を楽しむ(40節福岡戦)

2012-10-29 23:17:17 | マッチレポート12’
モリシの試合後のインタビューで出た「この状況を楽しむ」って言葉は本当にその通りだなと思った。プレビューにも書いたけど、選手たちは極限のプレッシャーを感じてるだろうし、普段通りの力を出すことがまず難しい状況。例え強がりだとしても、「この状況を楽しむ」って思えなきゃ、この厳しい昇格争いを勝ち抜くことは出来ないと思う。シャムスカもナビスコのファイナルの前に同じようなことを言ってたなと、ふと思い出した。前田日明の「選ばれし者の恍惚と不安」も広義では同義だよな。



福岡戦のポイントは何と言っても土岐田と永芳の先発起用だったと思う。タメも村井さんも若狭も、鳥取戦は負けてしまったけど、即スタメン落ちというほど悪い出来だったとは思わない。それでも田坂さんが思わず「使いたい」と思ってしまうほどにこの大事な局面でコンディションを上げてきた中堅選手二人に嬉しくなった。千葉戦でプロ初先発だった若狭。試合後のコメントで「ヤザー対策はトキさんに教えてもらいました」って言ってて、地味に泣きそうになったのを思い出した。永芳がこれまでのチームの雰囲気作りにどれだけ貢献してきたかは今さら言うまでもない。そんな二人がこの大事な試合で久々の先発。

結果は大成功だったと思う。

二人とも気持ちを見せてたことはもちろん、それぞれのポジションで素晴らしい動きを見せてチームの力となってた。次も期待出来る内容だった・・。それだけに土岐田のイエローは本当に痛い。大体、土岐田のがイエローなら、古賀がジョンハンにやったのにもイエロー出せよ、河合さんとやらよぉ。でもね、土岐田が本当にプロフェッショナルだと思ったのは、イエローを出されてからもグングンとパフォーマンスを上げてきたこと。ここまで満足に出場機会を得られずに鬱憤は相当に溜まってたはず。地道にコンディション向上に努めてやっと掴んだチャンス。チームが迎える一番大事な局面に選手としてやっと絡んでいけると思った矢先に突き付けられた今シーズン終了を意味する黄色いカード。腐ってもおかしくない場面だったと思う。でもそこからの土岐田は素晴らしかった。オレの大好きな、相手選手とボールの間に低い姿勢から「グイッ」っと体をねじ込ませてマイボールにするプレーも何度も出た。惜しいシュートシーンにも絡んだ。本人は相当に悔しいと思う。その思いは計り知れないものがあると思う。もしだ、本当にもしの話で、色々と不幸な要素が絡んで、万が一にプレーオフに回るようなことが多分ないとは思うけど、あったとしたら、その時は土岐田がやるぜ、絶対に。来季土岐田とともにJ1で戦うために絶対に自動昇格してやろうぜ!

さて、試合ですが、内容で圧倒、さらに13試合連続ゴール中だった福岡を完封しての勝利。田坂さんの言葉通り、「結果と内容の伴った勝利」だったと思う。あれだけサイドでチャンスが作れたのに、クロスから先の精度が悪くてゴールに繋がらなかったのはやっぱりプレッシャーなのかなとも思う。次節の山形も福岡とほとんど同じ布陣だと思うので、さすがに福岡ほどキャプテンをフリーにはしてくれないとは思うけど、同じコンセプトでいいと思う。

そのキャプテン。モリシの得点に繋がったクロスバー直撃のFK。ゴール裏から見てて、入りそうな雰囲気がプンプンしてた。永芳が倒れてたこともあったとは思うけど、早々にボールを確保して、「絶対にオレが蹴る」オーラを放出しまくってた。成岡の抗議等で時間が空いたけど、ずっと集中してた。それまでも特にジョンハンへの中距離パスがバシバシ決まってて気持ちもノってたと思うし、これ絶対に入るぞとワクワクしてたんだけどなぁ。オレは昇格のための最後のガソリン注入として最適なことの一つがキャプテンのゴールだと思ってる。もう大分在籍5シーズン目が終わろうとしてるのに、未だノーゴール。柔和な雰囲気と秘めたる闘志でチームをけん引する最年長選手。そんなキャプテンがゴールを決めれば、絶対に昇格出来ると思う。次こそはオレたちの思いでゴールに吸い込ませてあげたいと強く思う。







昨日は特別な動員がかかってたわけではなかったと思うけど、1万人を超えた。そしてやっと1万人超えの試合で勝つことが出来た。福岡戦を観に来た人のほとんどが山形戦も観に来てくれるんじゃないかなと思う。それくらいいい試合だったし。


コーポレートカラーを変えた看板出すってけっこう大変なことだと思うけど、それだけに大分銀行の本気度も感じる。


昇格バナー越しのソニック。(とうとう古い駅舎なくなっちゃったのね。)

山形戦にはたくさんの人に来てほしいと心の底から思う。素晴らしい雰囲気で山形を倒して、最高の雰囲気で松本へ送り出してあげたい。マジで15,000人くらい来ないかな。

最後はちょっと余談を。




このダンマクが引き金なのかはよく分かりませんが、その日の晩に前田監督解任。ハーフタイムに撤去してたとこを見ると色々とあったんでしょうな。しかしこの時期に解任して誰が得をするんだろうか。サポーターの思いは「続投反対」なんでしょ。「辞めさせろ」なんて言ってないのにね。財産であるはずのOBとの間に無駄な溝を作ってしまって、何がしたいんだか。



前日の土曜日は新潟で用事があったので、帰りにビッグスワンで新潟-鳥栖を観てきました。ここでも「残留」幕が。




この3本のメッセージ幕は1本で33mあるそうだ。てことは合計99m。サポーターの思いの強さを感じる。ただこの試合を観ると、勝ち点差等の新潟が置かれた状況というよりは、試合内容の方が絶望的だと思った。さすがにここから奇跡の残留はないと思う。J1にいた期間はうちが7年、新潟が9年。親会社を持たない地方のクラブの限界がこの辺りなのかなとも思わされてしまう。でも大事なのはここからだよ。偉そうなこと言える立場じゃないけどさ。

この週末に色々なメッセージの幕を見た。そのどれもが悲愴感ただようものばかり。前向きなメッセージを発せてるだけうちはいい。だからこそ、「この状況」にいられることに感謝して、「この状況」を楽しまなくっちゃってことだ。モリシの言う通りだ。
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このヒリヒリする展開もあとたったの3試合+α

2012-10-25 23:56:57 | トリニータ
福岡戦プレビューと今節のライバルクラブの展望です。

まあ、徳島は残念でした。やれないことはないと思ってたけど、やっぱり京都は強かったと。ただ週末の北九州戦に向けて確実に疲労は溜まっただろうし、ヤっさん頼むぜ。徳島も今節、最終節とまだ仕事が残ってるから切らさず、コバちゃん頼むぜ!

ただ現実的には今節京都がコンディション面で不利にも関わらず、一つでも勝ち点を積み上げるようだと、自動昇格は消滅と思っといた方がいいね。まあでも、そこはしゃーないよ。これだけ負けてんだから。後は運を天に任せて、自分たちのやることやって、最低でもPOホーム開催だけは死守しよう。

さて今節は福岡戦。自分たちのことで精一杯で昇格も残留も関係ないクラブを注意深く見てられないってのもあるけど、福岡は現在何と18位。下にはもう残留を争っている4クラブしかおらず、ミドル層のボトムに位置している。さらに9試合勝ちなしと昨年J1にいたクラブとは思えない泥沼状態。前節の甲府戦と4節前の横浜FC戦を観たけど、成績ほど悪いサッカーをしてる感じではない。降格組だけあってメンバーはいいし、侮っては絶対にダメだ。特に注意したいのはルーキーの石津選手。小柄ながら仕掛ける姿勢とドリブルのキレは抜群。ちょっと話は逸れるけど、この石津選手を含め、最近の福岡大学の好選手の輩出率がハンパないよね。詳しいことは小澤一郎さんが書いてたりするから、省くけどもせっかく隣県にこんなにいい大学があるんだから、もうちょっとコネクションを強化しときたいとは思う。福大つながりでいくとボランチの末吉選手が累積になってくれたのはラッキー。この選手もいい選手だなと思ってたし。成績は伴っていないものの、福岡は現在13試合連続ゴール中。これはなかなか出来るもんじゃないと思うだけに、今の順位が何なんだとなおさらに思ってしまう。一方うちも現在6試合連続で失点中。データからすると最低1失点は覚悟しといた方がよさそうだね。大事なのは失点した後の戦い方。引き分け以下はもう絶対に許されないわけだから、失点したとしてもそこからどれだけ巻き返せるか。戦術、戦略の前に気持ちの部分が試される。

鳥取戦は本当に不甲斐ない試合だった。正直に言って、この時期にまさかあんな内容の試合になるとは思ってもいなかった。他の試合の結果を知ってから試合に臨むという今季なかった展開に自らガチガチになってしまったメンタル面の失敗と、足元にガツガツ来られると対応出来ないという今季ずっと抱えてる課題に対して未だに答えが見つけられていないという戦術面での失敗と、どちらもだったんだろうね。じゃないとあんな試合にはならないもんね。結局のところ、もう相手よりも走るしかないという結論に達しちゃうんだよね、いっつもいっつも。もうそんなもんプレビューでも何でもねえだろって言われてしまうと、「ごもっとも」としか返しようがないのでございますが、それでもやっぱり「走る」しかないんだよ。

今年のJ2は各所で語られてる通り、過去2年(それより前は詳しく見てないので分からない)に比べてやっぱりレベルが低いと思う。3位で昇格した10年の福岡、11年の札幌のどちらもシーズン終盤は今の2位以降のクラブよりもしっかりと勝ち点を取ってた印象がある。だからこそ今年のJ2なら「走る」ってことだけで優位に立てると思うんだよ。ベタ引きだろうが、縦ポンだろうが、何と言われようがいいと思う。相手よりも走れば絶対に勝てる。

選手起用については大きくは変えてこないとは思うけど、唯一左WBは悩ましいところ。ジョンハンか、ガミさんか。ジョンハンのコンディションが良さそうなのと、勝ち点1ではダメで必ずゴールをしなければならないことを踏まえると個人的にはジョンハンの方がいいかなと思う。ガミさんのプレースキックが警戒されてるのか、最近は得点源になり得てないのも一つの判断材料かなとは思う。

さてライバルクラブの展望。まず2位の京都は上記の通り、中2日で北九州と。北九州は勝ってくれると思うんだけど、さすがに大目標がもう目前に迫ってるだけに京都に火事場の馬鹿力的なもんが発生しちゃっても何の不思議もないよね。その時は堂々と諦めましょう。

3位湘南は富山と。富山は残留争いをしてたけど、残り3試合で最下位町田と7差と完全に抜け出した感がある。モチベーションの低下が心配され、湘南あっさりが濃厚。得失点差を広げられるのだけは避けたい。湘南の残り試合が鳥取、町田であることを考えると、今節の町田-岐阜、熊本-鳥取も秘かに注目しておかなければならない。とにかく鳥取と町田のモチベーションを最後の最後まで低下させないために、町田と熊本に勝ってもらわねば困る。

5位横浜FCは草津と。草津は副島監督の今季限りでの勇退を発表したけど、この順位のクラブがこのタイミングで監督の進退について発表することが選手たちにどれくらい影響するもんなのか予想もつかないので、ここも横浜FCあっさりが濃厚。

6位千葉は8位山形と。山形はもう終わったかなと思ってたけど、前節ホームで勝って何とか食らいついてる。勝ち点を落とし続けて次節大分に来る時には終戦状態で来てくれるのがベストシナリオだったんだけど、さすがにそこまでうまくはいかず。ここは千葉を足止めしてもらう意味でドローを願いたい。千葉も勝負の3連戦と位置付けた大分、湘南、山形戦で勝ち点が1~2で終われば、さすがに雰囲気は沈むでしょ。ただちょっと怖いなと思うのが、前節湘南戦で「オーロイ大作戦」が投入後のファーストプレーでゴールに繋がったこと。千葉の選手がアレに自信を持たれると爆発力はあると思うんだよね。これから千葉と対戦するチームは阪田がどういう対応で「オーロイ大作戦」を食い止めたのか、映像で確認して反復練習をした後に試合に臨むように。

ということで残り3試合を勝ち続ければ、ほぼ間違いなくPOホーム開催は守れるわけで、運命は自分たち次第だってことだ。サポーターである自分でさえ毎日のように週末のことを考えては緊張してる状態なわけだから、選手たちの心境や推して知るべしだよね。いい雰囲気を作り出して、選手が気負い過ぎないようにしてあげる。もうこれしかないね。

勝ち点計算をしてはため息をつき、週末の試合のことを考えてはソワソワし、最近は家族にも職場にも申し訳ないくらい完全に魂抜けた状態。もはやトリニータ以外のことはほとんど頭に入ってこないと言っても過言ではないくらい。これがあと1ヶ月弱は続きます。すいません、ホントすいません。オフになったら家庭でも仕事でも全力で取り返しますから取り返しますから。今だけは許してください。

もうこんな幸せな状況に身を置いておけるのもあと3試合(とちょっと)だけだから。
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それでも前を向く(39節鳥取戦)

2012-10-21 23:36:53 | マッチレポート12’
やっぱり心のどこかに「勝てるんじゃねえの」っていう思いがあったことは否定出来ない。猛省してるけど、オレは正直あった。千葉相手にあれだけいい試合が出来たんだから、いくら相手が残留を争ってるとは言え、勝てるだろうと思ってたところは大なり小なりあった。

だから選手にあれやこれや文句言う暇があったら、自分のメンタル鍛えなアカンなと。

でもね、選手たちには分かってほしい。みんな心折れそうなんだよ。それでも残り少ない試合を全力でサポートするために必死で前を向こうとしてることを。ホーム2連戦。意地を見せてくれ。


オレたちの頭の上に垂れこめてきた暗雲をオレたち自身の手で払いのけてやろう。






これは出さない方が良かったかな?





もうこれっぽっちの文章をひねり出すだけで限界。今日はとことん落ちます。明日になったらちゃんと切り替えますから。
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まだ千葉戦は終わっていない

2012-10-19 23:12:16 | トリニータ
感動のフクアリの余韻が冷めやらないうちにもうアウェイ鳥取戦が近付いてきた。鳥取戦プレビューおよび昇格ライバルたちの39節の展望です。

素晴らしい結果と内容だったアウェイ千葉戦だけど、本当の意味での千葉戦は終わっていないと思っている。鳥取には千葉からレンタル移籍で今季途中に加入した久保裕一選手がいる。選手層の厚いクラブで出場機会がなくレンタルで出るというケースはよくあると思うし、きっと久保選手もそう意味合いで移籍したとは思う。ただ久保選手が移籍する際に同時に千葉から藤本選手(今は試合に出ていない)も一緒に移籍したのを見て、千葉にはそれ以上の思惑があると感じてた。「君たち、出場機会を掴んで経験を積んでくるのと同時に、我々(千葉)の昇格ライバルたちから勝ち点を奪ってくるんだよ」っていう思惑。だからせっかく千葉に勝ったのに、ここで鳥取から勝ち点を落とすようなことがあると、ましてや久保選手のゴールでやられてしまうようなことがあると、千葉を再び勇気付けてしまう可能性もあり、振り出しもしくはそれ以下に戻ってしまう気がする。さらに言うと去年のホーム千葉戦で決められた久保選手のゴールは彼にとってのプロ入り初ゴール。きっといいイメージで大分戦に臨んでくることでしょう。先週のフクアリでのゲームはシーズン後に振り返った時に「あれがあったから」と思えるくらいの意味を持ったゲームになり得ると思ってる。そんなゲームを無駄にしないためにも鳥取戦でいい結果を掴みたい。

鳥取は久保選手ともう一人のFWである住田が累積で出場停止。まあ諸々の思いがあるし、やられるわけにはいかないので、複雑な気持ちだけど、対戦出来ないのはやっぱり残念。前節愛媛戦でも残り15分くらいからの鳥取の時間帯は間違いなく住田が作り出した流れだったし、大分にいた頃よりもかなり体が出来上がった印象に見えた。丸谷とのピッチ上での再会はお互い楽しみにしてたんじゃないかな。

ちなみに再会という意味では鳥取の三浦修選手は同志社でヤスの一つ下。右SBでもあり、ヤスとマッチアップする可能性もありますね。出場してくるかは不明ですが、前節愛媛戦は先発でした。

そのヤスですが、千葉戦の勝利に大きく影響したのが、ヤスの復帰なんじゃないかなと思ってる。走力という点でガミさんを上回るヤス。さらにそのプレースタイルはサポーターとしてとても感情移入しやすい。多分田坂さんもあんまり期待してなかったであろうパス出しという部分でも決勝ゴールに貢献。ヤスの不在時の成績が1勝3敗と負け越しだったこともヤスの存在の大きさを物語ってるんじゃないかな。本来であれば、調子のいいジョンハンの累積は大きな痛手のはずだけど、それもヤスの復帰によって、左WBにそのままガミさんが入れるし、大きな問題にもならない。右サイドがマツケン→若狭になったことで今度は攻撃面で左サイドに求められる役割が大事になってくる。マツケンがスタメンの間はヤスは上がりは控えてたと思うので、ここからは遠慮せずにガンガン上がってってくれ。

さて、ここからは昇格ライバルたちの今節を展望。

まずは2位京都サンガ(勝ち点67)。今節はホームで岐阜と対戦。前節はコンディショニングで富山に対して劣勢だった京都は終了間際に失点をして敗れた。しかし今節は逆に岐阜が木曜日に未消化分を松本で戦ってきたばかりなので、大きなアドバンテージがある。ホームでもあるし、今節に勝ち点を落とす可能性は低そうだ。勝ち点1でいいから、頑張ってくれ岐阜!ただ冷静に考えても、大分が残り4試合を全勝でいったとしても京都が1つの負け、もしくは2つの引き分けをしてくれなければ、自動昇格はない。不利だと分かっていても今節の岐阜や北九州、甲府に期待せずにはいられない。

続いて3位湘南ベルマーレ(勝ち点64)。湘南は千葉と直接対決。今までは上位陣の直接対決は引き分けがいいと思ってきたけど、試合数もここまで少なくなってくると少しでも勝ち点が多い方が負けてくれた方がいいような気がしてきた。もう自分たちが絶対に勝つという前提での話になるけど、自力での自動昇格がない以上はこの試合は湘南に負けてもらった方がいいはずだ。千葉も前節うちに負けて完全に尻に火が付いただろうから死闘になるのは間違いない。カードが乱舞する荒れた展開を期待。

6位横浜FC(勝ち点61)はアウェイで熊本と。神様、仏様、武富様!以上。

7位以下はとりあえずうちと1ゲーム差以上ついたので、割愛。

「油断」「慢心」「寝言は寝て言え」・・、どんな罵詈雑言も甘んじて受けます。ただ個人的にこの鳥取戦に期待してるのは2点差以上の勝利。分かってます、分かってます。順位に関係なくいま一つ勝つことがどれくらい厳しいことか。それは十分に分かってます。それでも千葉戦の勝利を観てたら、ちょっとは期待しちゃうじゃない。勝ち点差1の湘南とは最終的に勝ち点が並ぶ可能性は非常に高いと思う。だからどうしても得失点差は稼いでおきたい。千葉戦のようにバランスのいい戦い方が出来れば、2点差以上の勝利も出来なくはないと思ってる。モリシ、キジ、頼む。

それと今節のポイントになるのはうちのキックオフが19時だということ。岡山を除いて昇格ライバルたちの試合は全てキックオフ前に終了している。積極的に知りに行こうとしなくても、選手たちもきっと結果を知った上で戦うことになるでしょう。結果を知ったことで固くなったりすることがないと信じたいが、どうしてもそういうところも出ちゃうでしょう。それが本当の昇格争いというものだと思うし。そして19時のキックオフと同時に、北は山形から西は岡山まで日本全国津々浦々からとりぎんバードスタジアムの大分の選手たちに向けておびただしい量の「負の念」が飛び込んでくることでしょう。その日本全国から飛んでくる「負の念」を叩き落とすためだけに鳥取に行きます。サポーターが「負の念」を叩き落として、選手たちがのびのびと普段通りのサッカーが出来るようにするためだけに鳥取に行きます。正直に言って、シーズン後半の日程が発表された時に日曜19時キックオフのアウェイ鳥取はさすがに無理だと思ってたけど、いまチームがこういう状態にあって、死ぬほど大事な意味合いを持つ試合をどうしても諦められなかった。町田戦に勝った時に「もしかしたら行くかもしれない」と奥さまに土下座をし、千葉戦に勝った勢いで会社に土下座して、月曜日の半休を取得してきた。正しいことしてるかどうかはもう分かんないけど、ここまでの気持ちにさせてくれるチームとクラブに本当に感謝。

勝ちたい、心の底から勝ちたい。
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遂に来た、ビッグゲーム!(38節千葉戦)

2012-10-15 01:57:45 | マッチレポート12’
今季なかなか出来なかった逆転ゲーム、天敵千葉にアウェイで勝利、待ちに待ったエースの2ゴール!これをビッグゲームと呼ばずして、何をビッグゲームと呼ぶ。昇格するクラブというのはこういうゲームからノっていく。これを残りの4試合に活かしていこう。慢心せずに自信を持ってやれば、必ずやれる。「行こうぜ、J1!」

結果論じゃなくて、今日随所で勝てる予感がしてた。それはもちろん選手たちが戦ってたということが大前提だけど。

まず最初は完全に雰囲気的なもんだけど、千葉に勝てない勝てないっていうけど、初めて勝った09年もそうだったように、シーズン終盤の試合だと勝てる気がしてたんだよね。あの時も勝って順位が入れ替わったし。もう一つは試合展開。矢澤選手に先制されて、前半のうちに選手交代。もう嫌でも去年の国立思い出しちゃうよね。前半のうちに同点に追いつけなかったのはちょっと誤算だったけど、ハーフタイムになっても勝てそうな予感が消えることは全くなかったね。

その前半の交代だけど、マツケンはあんまり責任を背負い込まないでほしい。慣れないWBでの先発ということと、対面の渡邊選手が90分通して素晴らしい出来だったことが要因だと思う。自陣右サイドを突破されるという現象面がマツケンのところに出てしまっただけで、全体の責任だと思うから。ただ交代後マツケンがゴール裏の前を通る時にコールをしたゴール裏もタイミングが素晴らしかったし、ちょっと不貞腐れてそうだったマツケンを促して田坂さんに握手させにいったスタッフの心遣いも素晴らしかったと思う。

そのマツケンに代わって右CBに入ったリーグ戦プロ初先発の若狭。こんな大事な試合が初先発で間違いなく緊張しただろうけど、十分に戦力になることを証明してくれた。それどころか、あのフィードの質は今の大分のDF陣の中でも最も上じゃないだろうか。失点シーンには若干絡んでしまったが、なぜここまで出場機会がなかったのか不思議なくらいだ。

さて天敵の千葉ですが、上記の通りずっと勝てそうだと感じてたからかもしれないけど、正直そんなに怖いと感じるシーンがなかったというのは少々強がりでしょうか?試合後のインタビューで選手やさらには監督までが、前半の出来を素晴らしかったと言い切っている。田中選手にいたっては「やられる気がしない」とまで言い放っておられる。まあ、これは負けた悔しさ紛れに飛び出しちゃったコメントだとは思うけども、キジが投入されてさんぺーがいつもの右ワイドに戻った時点で試合の流れは間違いなく変わっていたわけで、それをピッチ上の選手や監督が感じられてないわけだから、やっぱり恐さを感じる以前の千葉ではなかったと思う。前半だけで2度完璧にキジがラインを突破していて、千葉の最終ラインは確実にキジに恐怖心を抱いていたはず。それはまさに2点目のゴールが象徴していて、田中選手をはじめ前線の選手がそれを感じてあげていられないのだとすれば、それでは同じく恐いチームになり得ないとやっぱり思うわけだ。正直に言って、渡邊選手以外に恐いと思う選手はいなかった。

田坂さんは今日のスタメンを大幅にいじってきた。うまくいかなかった部分とうまくいった部分と両方あったと思うけど、この大一番で勇気を持って動いてきたことをオレは称賛したいと思う。ジョンヒョンも若狭もそういう監督の思いをくみ取って必死にやってるのが手に取るように分かったし。ただやっぱり今日の試合を持って、2トップはモリシとキジで動かせないことが誰の目にも明らかになった。サイドに流れてからのキジのドリブルはJ2のDFじゃそうそう抑えられないし、モリシの決定力は今日の結果を見れば、文句のつけようがない。この2人は相性もいいと思うし、昇格に向けてゴール量産を頼む!

今日の勝利を語る上で一つ大事だったなと思うシーンがあった。57分、自陣右サイド深くから上げられたクロスはファーに流れ、そこに待っていたのは田中選手。まさに横浜FC戦の2失点目と同じような形になってしまったけど、そこに猛然とジョンハンが戻ってきて体をぶつけながら何とかシュートは阻止した。横浜FC戦でカイオに競りに行けずにゴールを許してしまったジョンハン。あそこで体を投げ出せたのは間違いなく横浜FC戦での高い授業料が活かされている証拠。カウンターを食らいそうになったシーンで大外から一気に駆け上がってクリアしたシーンや、惜しかったロングシュートと今日も見せ場を作ったジョンハン。次節お休みになるけど、そこはガミさんがいるから心配いらない。ゆっくり休んでな。

何かチャカチャカと調子良く書けてたんだけど、さすがにこの時間になってきてまぶたの重さとあくびの回数が異常なので、この辺で切り上げます。あと本当はヤスのことを書きたかったんだけど、明日この記事読み返してみて書き足りないなと思ったら書きます。いまとにかくヤスに惹かれつつある自分がいることに気が付いた。

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行き着くところはハードワーク

2012-10-13 00:08:08 | トリニータ
ぶっちゃけ、ハードワークすれば勝てると思うよ。

以上、千葉戦プレビューおしまい。




少し冗談で、8割方本気です。少々パスワークが拙かろうが、フィニッシュの精度が悪かろうが、死に物狂いでボールに食らいつけば絶対に勝てると本気で思ってる。サッカーに絶対はないのかもしれないけど、絶対に勝てると思ってる。ハードワークは潤滑油。たくさんの武器を持っていても歯車が回らなければ何も機能しない。試合開始のホイッスルから試合終了のホイッスルまで潤滑油を流し込み続ければ、絶対に勝てる。

もうここ数週は週末が近付いてくるにつれての緊張感の高まりがハンパない。楽しみというよりも緊張感が高まるという表現の方が近い。これがあと1ヶ月も続くんだもんね。幸せだよ。

ただ真面目な話、周りも見ながら戦っていかなきゃならないのも事実で、大分のプレビューと同時にライバルたちの状況も書いていこうと思う。

佐々淳行じゃないけども、準備は悲観的に行う方がいいと思うので、ここでは京都の未消化試合は京都が勝つという前提で話を進める。ということで順位表の上から順に。

まずは2位の京都(勝ち点67)。今節はホームで富山と対戦。京都は水曜日にほぼフルメンバーでヤマハに乗り込み120分を戦ってPK負け。対する富山は天皇杯がなかったため1週間ぶりのゲーム。ここのコンディションの差がどう出るか。富山は最下位町田との勝ち点差が4に開き、1ゲーム以上差がついたので、少し気が緩んでるかもしれない。9月以降は町田との直接対決には敗れたもののそれ以外は4勝1分と抜群の成績で、高いモチベーションのままこの試合に臨めれば、京都食いも決して高いハードルだとは思わない。安間さんの師匠叩きと、千葉戦で古巣相手にゴールを決めた黒部選手の同じく古巣である京都にもぶち込んでくれることを期待。

次は3位湘南(勝ち点64)。ここからは得失点差を加味しても今節での逆転が可能になる位置。湘南はアウェイで甲府戦。もうこの試合は湘南が100%負けると見てます。甲府は勝てばホームで昇格決定、湘南は水曜日にフルメンバーで日立台に乗り込み後半アディショナルタイムに決勝ゴールを許し敗退、甲府は中6日、そして公式戦直近1分4敗。これだけの要素が絡みながら甲府が勝ち点落としたら、マジでJFK一生呪う。その肌の色が真っ白になるまで呪う。

4,5位は飛ばして6位横浜FC(勝ち点61)。横浜はホームで北九州。今節一番読めないカードがここ。横浜は天皇杯でサポにあれこれあって何だか変な感じになってますが、まあ選手たちに影響が出るほどのことじゃないんだろうね。それよりも気がかりなのは北九州。ラスト5試合で当事者以外で昇格戦線の最もポイントとなるクラブは間違いなく北九州。今節の横浜を皮切りに山形、京都、栃木との対戦を残してる。そして先週、J1のライセンスが与えられなかったことを受けて意味深な発言をしたヤス監督。お盆にうちに勝ったあたりから数週間はJ2で最も勢いがあったにもかかわらず、ここで2連敗と完全に失速。そして監督があんなことを公式の場で言ってしまうクラブが再度まとまることは出来るんだろうかという思いが強い。まとまってもらわなければ困るんだが・・。あんまり贅沢は言わないから横浜と京都だけは叩いてくれ。ヤスさん、どうぜ来年はいないんだろうから、最後に九州に置き土産してっておくれ。

7位東京ヴェルディ(勝ち点60)はアウェイで岡山。どちらも天皇杯を戦っておりコンディション的にはイーブン。意外と長い時間調子が戻ってきてないのがヴェルディ。前節もホームで町田相手に勝ち切れず、その前は千葉、山形といずれもアディショナルタイムに同点に追いついた。勝ち点1をとったというよりもライバルクラブから勝ち点2を剥がし取ったという方が適切かもしれない。この2試合を負けてたらもう今頃絶望的だったと思われるし、山形戦での同点は奇跡に近い形だったことを考えるとここで岡山に負けてくれると流れからして脱落ムードが漂うんだけどね。岡山自身もまだ諦めてないだろうし、キム・ミンキュンあたりの一発に期待。

8位山形(勝ち点57)まで見ていこうと思う。山形はアウェイで岐阜。水曜日に大阪で天皇杯を戦った山形は多分山形に帰らずそのまま岐阜入りしてるんじゃないかな?山形は前節の熊本戦を観たけども、熊本がいま絶好調だということを差し引いても相当に弱い。0-2というスコアは武富選手の個に屈した形なので、あまり悲観するものでもないけど、シュート数の3-15はショッキングな数字だと思う。ホームで2点ビハインドの状況だったにも関わらず多分最後の20分間でシュートは1本もなかったと思う。何が何でもゴールに迫るというガムシャラ感もあまりなく、個人的にはこの岐阜戦で勝ち点を落とすようだと山形は脱落と見ています。岐阜は最近好調でさらにホーム。天皇杯もなくコンディション面でもアドバンテージがあることを加味すると山形はギリギリまで追い込まれたといっても過言ではないと思う。岐阜さんにトドメを刺してもらってうちとのホーム最終戦にはもう魂抜けた状態で来てもらいたい。今節注目のカード。


さてフクアリ。楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで、そして恐い。もうこれが偽らざる思い。

いざ、決戦!
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よっしゃ、いっちょ奇跡起こしたるか!(37節横浜FC戦)

2012-10-07 16:32:25 | マッチレポート12’
さすがにここまで負けるクラブが昇格したら奇跡でしょ。どうせ昇格するならドラマチックに上がったろうよ。もうここまで弱かったら覚悟決めるしかない。

いつも通り、ふわっと試合に入って、何となくしのげたらいいなと思ってたけど、さすがに昇格を争うクラブはそんなに甘くはなかった。ほとんど栃木戦と同じ感想になっちゃうんだけど、勝てた試合だったと思う。もったいないなと思うのは2失点目を喫した時点でも残り30分以上あったにもかかわらず、その後の20分以上を何となく過ごしちゃう。で、勝ってるアウェイクラブは80分を過ぎればしっかりと守りに入って、逃げ切られる。試合中盤からグッと前に出られないのは、気持ちの問題なのか、スタミナの問題なのかは分からないけど、あそこでうちの監督が動かないことだけは知ってるから、ピッチにいる選手たちだけで何とかしてほしかった。決定機もあったし、やれたと思うけど、運もなかったと思う。

ただ冷静に考えてもアディショナルタイムに入ってからの時間の使われ方はあまりにもひどかったと思う。阪田のミスでボールロスト→ガミさんのキックミスで相手にコーナーに籠られる→3分近くボールを奪えない。もう実力が上から3番以内にないことは十分に分かってるけど、さすがに負けてる試合でパワープレイにもいけないのは救いようないよ。

もうどんな結果に終ろうとも覚悟は出来たからさ。試合の内容なんてどんなんだっていいから、気持ち出して勝とう。次の千葉はアウェイだけど、日程面でアドバンテージがあるから、走って走って走り勝とう。もうオレたちが光明見出せるのは「走ること」と「気持ち」だけだぜ。でもそこはまだ見せてもらってないと思う。だからこそまだまだやれるとも思う。まだ6位以内にいるのに諦めることなんて出来るかい。ぜってー、諦めねえぞ、最後の最後まで。

おらぁー、愛媛、草津、町田、熊本、頼むぞーー!!
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全力で一喜一憂

2012-10-05 00:10:02 | トリニータ
横浜FC戦プレビューです。

残り6試合で昇格候補同士の直接対決。勝ち点差が3、得失点差が5なので0-3で負けると順位が入れ替わる。ここまでくると全てが正念場だから、わざわざ正念場だという言葉は使いたくないんだけど、やっぱり正念場だわ。

横浜FCの前節福岡戦を録画でチェックしました。率直な感想を言うと、あまりいいサッカーをしてはいない。こんなんあるんかいなっていうようなラッキーなオウンゴールで勝ち点1を獲得したものの試合としては完全に福岡のものだった。むしろ3節後に対戦する福岡の出来がかなりいいので、そっちの方が恐い。まあ、そこはまた福岡戦が近付いてきたら書こうと思う。

6月のアウェイではさんぺーのゴールで勝ちはしたものの、押されまくって苦しい試合だった。連動というところでうまく機能していない感じではあるけれども、カイオ、野崎、寺田、武岡と個の能力の高い選手たちは健在で、一人で何とかされてしまう可能性は十分にある。現在6試合連続で勝敗にかかわらず1ゴールしか取れていない横浜FC。1試合1ゴールは試合を決定づけるゴールが決められないという反面、DFさえしっかりとしていれば、勝ち試合に持ちこめるゴール数でもあるからちょっと判断に迷うところではある。ただこの福岡戦に限れば、最後の最後に何とかオウンゴールが取れただけであって、チーム全体の調子としては下降気味と捉えていいと思う。

町田戦を観てて、強く思ったのは、やはりうちは大分対策をバッチリと練ってくるようなクラブに対して滅法弱く、一方で相手が自分たちのサッカーに徹してくれるようだと実力差に関係なくいい結果が付いてきてるということ。勝ち慣れていないというよりは、守備からリズムを作っていく戦い方があってるんじゃないかと思う。まずは中盤で厳しくボールホルダーに当たること、そしてボールへの集中を切らさないこと。こういう基本的なことに集中出来ている時に個が輝き出してくるように感じる。果たして横浜FCがアウェイでどんな戦術で臨んでくるかは分からない。山口監督も福岡戦を終えて、ちょっとまずいぞという感覚は間違いなく持ってるだろうし、それでしっかりと相手のスカウティングをして、相手を消すサッカーでくることも十分に予想される。苦手だ苦手だと言っていても始まらないので、相手が中盤で激しく削りにくるなら、それを超えるくらいの激しさで応戦すればいいだけの話。もうこの時期、気持ちだけで戦術なんて軽くいなせるはずだ。

これから対戦する横浜FC、千葉、山形あたりは今季もう一度対戦する可能性も十分にあるわけなので、苦手意識を作ってしまわないためにも勝っておきたい。

いよいよ残り6試合。泣いても笑ってもレギュラーシーズンはあとホームで3つ、アウェイで3つ。今週の月曜日の夜は台風で延期されてた湘南-熊本の試合が行われてた。会社帰りにtwitterを開けるとTLが熊本の奮闘で沸騰してた。大分の試合の時でもここまではってくらいに盛り上がってた。そんな状況を見て、「あ、これはこの状況を楽しまなきゃ損だな。」って感じた。今シーズンも始まってもう8ヶ月目にも入るのに、まだこんなにも痺れる状況に身を置かせてもらってるのって本当は幸せなことなんだってことに改めて気付かされた。本当に勝てなくて泣きそうだった(いや、実際に泣いてたんだけど)09年や、「無為に」とまでは言わないけど、一体どこに向かってるのかすら分からなかった10年に比べたら、今のこの充実ぶりは比べ物にならない。選手や監督だけでなく、クラブを取り巻く人たち全てで作り上げたこの状況を楽しまなきゃ損だし、もったいない。昇格争うクラブがゴールを決められれば、踊り出さんばかりに喜んで、大分が勝ち点を落とせば、まるで明日世界が終わってしまうかの如く落ち込んでみる。そうやって「全力で一喜一憂」を楽しんでやるって心境にやっとなれた。もっと早く気付くべきだったと悔やむ気持ちもあるけど、気付いただけ自分をほめてやりたい。だから、あそこが悪いとか、ここをこうするべきだとか、もうそういうのは要らないかなと。少なくとも今シーズンが終わるまでは究極の精神論ブログに模様替えをしてみようと思う。試合後に記事を更新すれば、一応数百人の人が読みにきていただける幣ブログではございますが、今までより一層つまらない内容になるかもれしません。どんなフィナーレになるかは分かりませんが、どうぞ最後までお付き合いいただければなと。幸せな結末を願いつつ。
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POホーム開催圏に再浮上(36節町田戦)

2012-10-01 00:49:59 | マッチレポート12’
まず最初にちょっと自慢させてください。

今日はバックスタンドで観戦してました。


この角度で観てました。これは3点目の後のCKのシーンですが、この角度からだったんで、伝説さんの左足からボールが放たれる瞬間から弧を描いてネットを揺らすまでの全てがバッチリと見られました。ちょっと大袈裟だけど、ふわりと風に乗る微妙な軌道の変化も分かりました。伝説さんがまた一つ伝説を作った。いいもん見せてもらった。トリニータでCKから直接ゴールした人っていたっけか?




まあでも今日の勝利の立役者はやっぱりこの人でしょう。前節十分にやれるところを見せて、次節すぐに先発起用されて、即ゴール。いい流れだ。こういうの求めてた。これがあれば、ベンチの選手たちにも勇気がわくと思う。モリシが強烈なくさびとなれるだけにパートナーは足元でもらいたがる選手よりもスペースに飛び出せるキジのような選手の方が相性がいいと思うんだよね。キジはDFを背負ってからも反転とかで勝負が出来るタイプだけにまだまだいける。西不在のピンチを十分過ぎるくらいにカバーしてくれてる。

今日はキャプテンをベンチに追いやって丸谷、タメ、村井さんが先発。正直に言って、ここまで丸谷を見てて物足りなかった。広島から来ただけあって散らしとかにはセンスを感じるんだけど、大分のボランチとして伝統的なガツガツとしたディフェンスをしないので、物足りないと感じてた。ただ今日はキャプテンに代わってアンカーに入って(多分1アンカーは初めてだよね?)ガツガツと体を入れていいディフェンスを見せてた。特にしゅーととの新旧33番のマッチアップは見応えがあって面白かった。タメとともに運動量豊富で存在感のある中盤だった。で、途中投入されたキャプテンも気合十分。まさに若いもんには負けられんとばかりにボール奪取を見せて、3点目に繋がったミドルも豪快だった。キジのところでも書いたけど、こういう相乗効果が大事だと常々思ってる。田坂さんはそういうマネジメントが出来る人望を持ってると思うので、もっともっと活かしてほしいと思う。


「行こうぜ、J1」の幕も出て、サポーターもいよいよ最終局面だという雰囲気を作り出してた。声もめちゃめちゃ出てたし、台風にも負けず素晴らしいサポートだった。

町田が最下位だから勝って当たり前という話はナンセンス。この数節だけで一体どれだけの順位と勝敗の逆転現象が起きたか。この最終局面に入って、相手がどこだろうと1勝することがどれだけ大事か。熊本で支払った授業料を町田で取り返したってことでいいんじゃないだろうか。


さてその町田ですが、いよいよメインスタンドも完成に近付いてきた。このスタンドの完成で今まで苦しんできた障壁がいよいよなくなるって時に今度は成績面でJ2史上初の降格の危機が忍び寄るという本当に紆余曲折の多いクラブだなと思う。ただお客さんがJFLの頃と比べて横ばいかむしろ少なくなてるんじゃないかというのがちょっと気になる。


けっこう話題を集めてるこの企画。町田の場合は一にも二にも、アクセス面での問題が大きいとは思うけど、こういう企画をどんどん出していって町に支えてもらうしかないよな。今日も実際に分厚い卒業生名簿みたいの持ってきて、500円でチケット買ってる人いたし。ちなみに石田良輔の母校・大分東明高校のOB・OGも500円だったみたいですよ。オレOBじゃないけど、東明高校の隣に住んでたんだよな。

めちゃめちゃ嬉しいんだけど、ここからは昇格候補との直接対決2連戦になるからすぐに切り替えていこう。横浜FCと千葉。どっちも難しい相手だ。でも今日のように球際厳しく、高い集中力で、基本に忠実なサッカーをやってれば、やってやれない相手じゃない。選手も今日大分に帰れず大変だと思うけど、明日きっちりと休んで、ホーム戦に向けて最高の準備をしよう。

さ、寝る。明日は熊本頼むぜ。マジ頼む。
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