Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

ロドリゴ “スーパー” マンシャ!(8節C大阪戦)

2013-04-28 07:27:10 | マッチレポート13’


やって参りましたゴールデンウィークにゴールデンバード(金鳥)スタジアム。

金曜日に仕事を終えてから3時間ほど仮眠を取って、朝の2時30分に自宅を出発。早くに出たのが奏功して、10時過ぎには長居公園着。試合が終わって、ご飯を食べて、ホテルに帰ってきて多摩川クラシコを観てたらそのまま寝てた。多分20時半ごろには寝てた。相当疲れてたんだろうと自分でも思う。ということで朝の5時には目が覚めてしまい、こんな時間に更新。

もう結果が出なければ、大した評価は出来ないというのは百も承知で、それで勝ち点1だったわけだから、昨日はそれなりの結果だったということだ。でもオレは「走る」「球際で戦う」そういった部分で今季一番の試合だったと感じたし、実際に今季ベストゲームだったと思う。


昨日のキンチョウのピッチの上にはマンシャが2人はいるんじゃないかと思うほど、その存在感は際立ってた。水曜日のFC東京戦から見せてるSBへのプレッシング(丸谷のコメント読むと、やはり田坂さんから指示が出てるっぽい)。セレッソのビルドアップでSBにボールが入って、マンシャが潰しにいくとまず攻撃は成立しないだろうなと思えるほど、効いていた。攻撃時にもどんどんボールに絡んでいって、精度のいいパスでチャンスメイクに貢献した。ただ裏を返すと、どうやっていい状態でマンシャにボールを持たせるかっていうところが今の大分の課題だと思う。昨日もビルドアップをしっかりとやろうという意図だと思うけど、タンタンは児玉か若狭にボールを渡すことが多かった。でもさすがにスカウティングをしてるからだろうけど、セレッソはそこを猛然と潰しにくるので、結局蹴るしかないという攻撃が何度も繰り返された。終盤に展開がオープンになってくるとマンシャや宮さんがいい形でボールを持つ回数を多くなって、自然と攻撃の形も作れた。逆順で考えて、中盤の選手が前を向いてボールを持つためにはどうしたらいいかというアプローチが必要かなと思う。




あと少し。本当にあと少しだったよ。前半の高松の2本、後半のモリシ、丸谷の連続バー。シュート数では劣ったかもしれないけど、決定機は少なかったし、あと本当に少しで勝利は手繰り寄せられる。気持ち切らさず、ここまで溜めてきたうっぷんを大宮戦で爆発させてやろう。普通に勝つより、注目される時に勝つ。09年ホーム川崎戦の再現だ。


試合後、タンタンはクルピと握手。モリシもセレッソのスタッフの人たちと握手してた。








キンチョウスタジアムはこの日がリニューアル。今まで芝生席だったアウェイ側ゴール裏に座席が設置された。個人的には座席の設置よりも傾斜を作ってくれたことが見やすくて、嬉しかった。アウェイ側は若干ピッチまで距離があるけど、それでも専スタに近いものがあり、とてもいいスタジアム。長居でやるならこっちでやってほしい。


バックスタンドの裏側を電車が走る。電車の車窓から見えるスタジアムはけっこう多いけど、スタンドから電車が見えるのはここと夢の島くらいしか知らない。それもここは走る本数がやたらと多い。スタンドの中から撮るのはあんまりないだろうから撮り鉄にもおススメだ。







リニューアルを記念して行われた試合をやってました。ジャニーズを呼んだらしく、スタンドはおよそJリーグの試合が行われるとは思えない雰囲気に。あの黄色い声援を飛ばしてた子たちが試合終了までスタンドにいたのかがとても気になった。セレッソとしてはああやって新たな層の掘り起こしを狙ったのか、そもそも単発で有料入場者数を増やしたかったのか。


大体よ、その子たちにオレは言いたい。君たちは声援を飛ばすポイントを間違ってる。こういうシーンにこそ野太い声援を飛ばすべきだ。モリシに俊哉だよ。おじさんはちょっと感激しちゃったね。柿谷のようにヨーロッパに行っても活躍出来るのが折り紙つきのような選手が、こんなスポーツ刈りの男に「セレッソでやってくれ」と言われれば、残っちゃうんだから。中年の渋みにこそ男の魅力が宿ることを知るべし。知らんけど。




このマラドーナの人、誰なんだろ?役回り的に多分芸人なんだろうけど、サッカーはうまかった。キックの質とか素人な感じじゃなかった。パンツのパツンパツン具合がもう完全にディエゴ・マラドーナ。







ニータンとロビーの共演。得意の筆談もあり。ゼロックスの全マスコット集合の時もロビーはあんまり人気なかったみたいだけど、完全に大阪を意識した役作りは好きだし、売り出し方次第ではもっと人気が出ていいマスコットだと思う。この筆談は爆笑とは言わないまでも、必ず笑いは引き出せる鉄板芸。


ということで初めてのスタジアムだったので写真多めでした。試合後に奈良に移動してきて、今日は奈良観光です。一日仏像オンリーの予定で、早朝より少々興奮気味。
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俺たちがこけら落とす!

2013-04-26 00:47:30 | トリニータ
セレッソ戦プレビューです。

でもその前に9節の話をちょっとだけ。セレッソ戦が終われば、次はホームで大宮戦。今や大宮の代名詞と言えば、「残留争い」ではなく「無敗記録」。けっこう長いこと負けてないらしいけど、その間うちとはやってないからね。その記録を誇るのはうちに勝ってからにしてくれ。こちとら成績じゃ目立てないんだから、こういうところくらいは目立たせてもらうぜ。シーズン未勝利(多分セレッソ戦で脱却するけど)のクラブがリーグ無敗記録を持つクラブを破る。やっぱ大記録が途切れる時ってこれくらい刺激的な方がいいよね。うちはビルドアップはJ2レベルかもしれないけど、空気を読まないことに関してはワールドクラスだから。覚悟しとけよ。

大宮は他のクラブより一足先に明日、第8節を柏とのアウェイゲームで迎える。記録が途切れれば、大宮もただのクラブだから、5月3日はうちの集客につなげるためにも是非、付加価値を備えたままご来分願いたい。明日だけは応援してやっから、ぜってー、負けんなよ!

本題に戻ります。大宮の記録云々の前にとりあえず、自分たちの未勝利街道に終止符を打たないとね。注意したい選手は柿谷を筆頭に、山口蛍、扇原、杉本健勇と挙げ出したらキリがないくらいセレッソはいいチームだけど、今節あえて警戒したいのはエジノだ。前節の試合後のクルピ監督のコメントを紹介。

『ブラジル人の助っ人選手としては非常に物足りない内容です。今のパフォーマンスを続けている限り、同じポジションにいる日本人選手を上回っているとは言えない状態なので、奮起を促したいと思います。』

確かにここまでエジノはリーグ戦7試合全てに先発しながら、未だノーゴール。セレッソにFWがいないのであれば、エジノが使われ続けるのは分かるが、杉本健勇もいれば、柿谷だってFWをこなせる。であれば、指揮官からこれほどまでにハッキリとパフォーマンスについて不満を言われれば、エジノが相当な危機感を募らせて次節に臨んでくることは想像に難くない。うちとのナビスコでもいいアシストをしてたり、決して能力が低いわけではないので、そういう選手ががむしゃらに来るとしたら、これほど恐いものはない。もちろん柿谷はとてもいい選手だ。個人的には徳島時代から五輪代表に選出した方がいいと言い続けてたくらいにいい選手だと思ってる。だけど、柿谷ばかりに気を取られてると、窮地に追い込まれたブラジル人にやられかねない。文字通り「一瞬」たりとも隙を見せずに勝ち切りたい。大丈夫、ゴールならモリシが取ってくれる。

キンチョウスタジアムは今節からリニューアルらしい。リニューアルとか言うのは面倒くさいので、この際「こけら落とし」ということにしよう。こけら落としと言えば、アレですよアレ、NACK5スタジアム。雨中の前田俊介伝説ゴール。あの日のゴール裏には「俺たちがこけら落とす!」ってダンマクが掲げられてたよね。そう、こけら落としは俺たちにとっては相性いいわけよ。だから今回もモリシなのか、高松かはわかならいけど、どっちにしろ「俺たちがこけら落とす!」わけよ。すなわち「俺たちが絶対勝つ!」ってことよ。

ということで、ちょっと遅くなったけど、俺たちの反転攻勢は大阪から始まる!
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今季初完封(ナビスコカップ5節FC東京戦)

2013-04-25 01:14:16 | マッチレポート13’
帰宅後録画で観戦。もうかなり眠いですが、簡単に感想を。

結局勝てはしなかったものの、やっと今季初完封。危ないシーンはもちろんあったものの、一方的に押し込まれたわけではなく、特に後半はイーブンの展開だったんじゃないだろうか。まあ、FC東京が平山じゃなくて渡邊千真を使ってきてたらあっさりやられてたような気もするが、そこはそこだ。

個人的にはリーグ戦7試合で勝ち点2になってしまった時点で、ナビスコカップの勝敗の優先順位はずっと下がったので、もっと大幅に選手を入れ替えてほしかったのが、正直な感想。少なくともマンシャか宮さんかどっちかは完全に休ませてほしかった。昌也が見たかったってのもあるけど。

今日はFC東京のSBにボールが入るとマンシャがマメに潰しにいってるシーンが多かったように思う。流れの中というよりはオートマティックに行ってる感じを受けたので、多分田坂さんから個別に指示が出てたんじゃないかと推測。昨シーズンの終盤にこの3-5-2システムが機能した時って2シャドーの選手が豊富に動くことで守備にも攻撃にもリズムを生んだと記憶してる。ビルドアップが上手くないのは今に始まったことじゃないし、仕方ないと思う。急に上手くなるもんでもないとも思う。それでも豊富な運動量って組織的なサッカーにとっての潤滑油みたいなもんだし、下手なら下手なりの対策ってあると思う。連戦できついとは思うけど、セレッソ戦でもしっかりと動いてリズムを作りたい。

キジは短い時間ながら相手CBとのやり合いで2つ見せ場を作った。特に手前側のライン際でターンから相手を振り切ってイエローを出させたプレーはキジの真骨頂だったね。去年のフクアリでモリシにアシストした時のドリブルとか、プレーオフ準決勝の先制点に繋がったバヤリッツァを振り切ったドリブルを思い出した。サイドじゃなくて、FWでもっと長い時間見たい。オレの中では今FWの交代選手1番手評価。

モリシについてはもはや何も言うことはない。古巣のホームに乗り込んでの試合で気合が空回りしなきゃ絶対にやってくれるでしょ。今日は小松の出来が良くなかったこともあって、後から出てきたモリシの存在感がより一層際立ってた。

何かもうあんまり思考回路が働いてないので、この辺にしときます。

あ、もう一つだけ。今日はマツケンも良かった。今季のベストパフォーマンスだったんじゃないでしょうか。入る入らないは別としてあのゴール前のシーンでシュートを選択してたら、6.5点付けて良かったと思ってる。


最後は今日の最大のずっこけシーンを。

試合がもうアディショナルタイムに入ろうとする頃、FC東京のヴチチェヴィッチ選手が足を痛めてピッチの外に出るシーンがあった。しばらくしてFC東京のメディカルスタッフが駆けつけて、中継でもそのシーンがアップで映し出された。通常、こういう時に視聴者(特にケガを心配するFC東京サポーター)が見たいのって、メディカルスタッフがその選手のケガの状態についてベンチに送るサインが「○」なのか、「×」なのかだと思うんだよ。













おーい、TOSさんよーい。一番大事なとこだけ映ってねー。「○」か「×」か分かんねー。。まあ実際には実況と解説が「×ですね」って言ってたから分かったけど、何度も言ってる通り、サッカー知らない人が画面のスイッチをしてるとしか思えない。

TOSへの改善要望はこのブログのライフワークみたいになってますが、今日も村井さんがオフサイドを取られたシーンで、なぜか村井さんのアップ映像が使われてて、オフサイドのシーンなのにDFラインの選手が一人も映ってないなんてこともあった。あの映像で視聴者はオフサイドかどうかをどう判断しろと。FC東京のサイド攻撃のシーンでも、クロスを上げる選手にどんどんズームしていくもんだから、肝心の中でクロスを受ける選手が全く映ってなかったりと、本日もTOSクオリティ全開でございました。

もう、ホンマ勘弁して。。。
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リスクマネジメントなきリスクテイク(7節湘南戦)

2013-04-21 00:19:46 | マッチレポート13’
また勝てず。

7試合で勝ち点2。それも残留争いのライバルとなりそうな同じ昇格組の甲府、湘南にご丁寧に勝ち点3を献上してれば、例のジンクスを持ち出すまでもなく、そりゃ降格するよ。もちろんこんな早々に諦めるつもりなんて毛頭ないし、やり続けるだけだけど、この状況でそれでも監督や選手を信じるだけだとか、内容はいいなんて言うのは「盲信」以外の何物でもないし、冷静に見なきゃいけないこともあると思う。

だからこそ、今年J1で戦えてることは去年がんばったご褒美であり、全力で楽しんで、あわよくば残留っていう基本スタンスは崩さずにいきたい。結果が付いてこないと気持ちが揺らぐし、しっかりと軸を持って。




J1としては初めての平塚へ。J2時代はバックスタンドの一番端っこでしたが、J1ではゴール裏へ。高さのない陸上競技場だけに反対側でやってることはほとんど分かんない。これで前売り2500円。。


タイトルは結果的に決勝点となった2失点目のシーンのことなんだけど、あまりにも軽率な失点で少々脱力した。右サイドからのリスタートに対して左サイドにいた松本怜がかなり長い距離をダイアゴナルに走ったものの、決して相手の裏をかけたような動き出しじゃなかっただけにそこにボールを入れなくてもいいんじゃないかなと思った矢先に、(誰だか分かんなかったけど)キッカーが蹴る瞬間にスリップしてキックミス。奪われたボールは松本怜が空けた広大なスペースに持ち出された。最終的にクロスを上げたのは古林だけど、さらにその外を一人上がっていけるくらいに大分の左サイドには誰もいなかった。バランスを崩した守備陣形は後手後手バタバタの対応になり、結局大外を詰められて失点。

リスクを冒して攻撃することが悪いことだとは思わないけど、攻め上がった後にあれだけ広大なスペースが空くということは、そのリスクを冒した攻撃が味方の選手に理解されてないんじゃないかと思う。攻撃する回数は多くはなかったものの、今日もモリシと高松にはゴールの香りがプンプンしてただけに、あそこで軽率にビハインドを背負っちゃったのは痛かった。


今日の湘南はJ2時代よりもよりアグレッシブに前線からプレスを仕掛けてきた。特に先制点を取ってからその傾向が強くなった。例えボールが奪えなくても、ある程度うちの最終ラインに精神的なプレッシャーをかけたいという狙いがあったと思う。サッカーでこんなことあり得ないとは思うけど、スコア度外視で開幕からの7試合を内容のいい順に並べたら、下の2つは甲府と湘南だと思う。これはうちがJ2のように前線から厳しいプレッシングに晒されると途端に慌ててしまうという去年からの課題を克服出来ていない何よりの証拠だと思う。J1常連クラブの方がどーんと構えて自陣までスッと引いてくれるから、うちの選手も落ち着いてやれる。ただしJ1常連クラブは受け切った上で試合に勝ち切る力を持っているから、結局うちは7試合やってまだ1つも勝てていない。突き付けられてる現状は限りなく重く厳しいと感じざるを得ない。さらに結果が出ないことで、サポーターはもちろんのこと、監督も選手もやることに対してどんどん疑心暗鬼になっていくだろうし、この局面を打破していくのは簡単なことではない。


今日はCKの数はそこそこあったけど、ほとんど先に触ることが出来なかった。流れに関係なくゴールすることが出来るセットプレーは、弱いチームが強豪チームに立ち向かっていくのに絶対に必要な武器だからここは何とか改善してほしい。追加点が欲しかったっていう試合展開が多いだけに、セットプレーで試合を決められるようにしたい。高さは十分にあるだけに、あとは工夫と精度だろうか。


J1初先発となった圭介。丹野からポジションを奪ったからには野沢のFKとほぼ同じ位置からだった永木のFKは意地でも止めてほしかった。次節からGK選びは相当難しそうだし、正解もなさそう。


こうなってくるとやってる方も観てる方もどうやって勝てばいいのか本当に分からなくなってくる。まずは次節のセレッソ戦を何が何でも獲りにいくという決意の現れとして、誤解を恐れずに言うけど、ミッドウィークのナビスコFC東京戦は全力で「捨て」にいってほしい。ちなみにセレッソは水曜日がお休みの順番でまともにやれば、コンディション面でアドバンテージをとられかねない。ほんの3週間前に全く同じシチュエーションでなりふり構わずリーグ戦を優先させて、勝ち点3を大分の地からもぎ獲っていった監督がいた。そこで波に乗ったそのクラブはその後も勝ち点を積み重ねて、順位表では遥か上までいってしまった。あれを目の前で見て田坂さんはどう感じたのか。田坂さんがどう采配してくるかも注目。

そしていよいよゴールデンウィークの連戦に突入。セレッソ戦から、中5日→中2日→中4日とどれだけチーム状態が悪かろうが、迷走しようが試合は待ってくれない。連戦中はコンディショニングの回復が優先になるだろうから、あんまり戦術練習も出来ない。迷い出したら、あれよあれよと負のスパイラル一直線だ。でも一方で歯車がかみ合えば、現状の勝ち点差くらい一気に帳消しに出来るくらいの試合消化数でもある。いずれにしても、中断までの最大の山が来週から始まるということだ。

這い上がるか、叩き落とされるか。もう待ったなし。
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あえて言おう、「これから」であると!(6節鹿島戦)

2013-04-14 02:04:11 | マッチレポート13’
辛いなぁ。勝てないなぁ。

でもこの感覚が懐かしいなぁとも試合終了と同時に思った。08年を除けば、J1ってこんな感じだったよなって。

悪くはないと思うけど、予想通り鹿島の選手のコンディションが悪そうだったことを考えれば、そこまで評価は出来ない試合かなと思う。ただ、本当にあとちょっとだとも思う。難しいけど、やっぱりこの期に及んでは、勝ち点3を取ることが何にも優先されるんだろうね。


いくつかいいこともあったけど、中でもやっぱりモリシの復調が何よりも大きい。中2日で連続フル出場、先制点のクロス、同点ゴール。随所にいいプレーが出たけど、オレが一番良かったと思うのは同点ゴールの後で、岩政を背負ったまま反転して枠内に放ったシュート。モリシにあれが出始めれば、相手のラインも下がるし、他の選手も活きてくる。高松のコンディションも引き続き良さそうだし、しばらくはこの2人で固定していいんじゃないだろうか。タイプ的に似てそうな2人だけど、けっこう相性もいいしね。

キジも復帰してきて、ちょっと西の取り扱いが難しくなってきちゃったな。ちなみにさっき千葉サポの兄と話したら、去年のフクアリでの躍動の印象が強いらしく、「何で木島使わないの?」が第一声でした。





現実的に考えて、残留するにはどこかでまとめて勝ち点を稼げる時期を作り出さないといけないと思うんだけど、それにはやっぱり今のサッカーを熟成させて、いかに早く結果に結びつけるかにかかってる。毎試合失点をしてるわけでまずは守備の整備ってのは最もなんだけど、それで今の攻撃的な姿勢を失ってしまえば、それこそ迷走状態の陥ってしまうと思うし、とにかくみんなが同じ方向向いて我慢するしかないと思うんだよ。苦しいけどね。

その他の感想をいくつか。

辻尾の左起用はどうなんでしょ。辻尾の最大の魅力ってアーリークロスだと思うんだけど、左だとそれが出ない印象。切り返して結局バックパスとか囲まれるシーンが多かった。迷いなく縦に仕掛けてスピードに乗ったまま上げるアーリークロスを活かすためにも、右で起用してほしい。

名古屋戦、鹿島戦と中盤の圧力の弱さに少し拍子抜けしてる。これがJ1のスタンダードなのか、連戦がゆえなのか、判断が付かないけど、そんな中で90分通してキャプテンがアンカーで存在感を示し続けた。モリシと同様、キャプテンも中2日での試合だったわけで、今後マンシャとの併用になるか、同時起用になるかは分からないけども、大きいと思う。

徐々にベストメンバーがどれなのか分からなくなってきたのは、選手層が厚くなってきた証拠だと思うし、そう考えるとまだまだ全然やれると思ってる。まあでも、色々と考えてはみるけれども、結局は結果を出すしかないわけで、信じて応援していくしかないんだよね。ガックリとしてるわけではないんだけど、とってもモヤモヤしてる不思議な気分だ。





これはニータンが太鼓を叩くマネをしてたんだけど、これがめちゃくちゃかわいかった。帰りの飛行機の中で「徹マガ」を読んでたら、どうやら宇都宮さんがマスコット本を出すらしく、それにニータンが出てくるのが決定的らしい。宇都宮さん、期待してまっせ!


今の自分の気持ちを象徴するように全くまとまりのない記事になってしまったけど、やむを得ない。あー、選手の喜ぶ顔が見たいし、使者歌いたい!
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2013-04-12 00:03:15 | トリニータ
鹿島戦プレビューです。

田坂監督「相手のストロングポイントやウイークポイントはあるが、一瞬のが勝負の分かれ目になる」

高松「勝てない要因は色々あるが、自分たちの力不足や一瞬のを見せなければ、いい試合が出来るが、見せればやられてしまう。」

阪田「前半から後半途中までゼロで抑えていたが、最後の最後にを与えてしまってとても悔しい」


このコメントはいずれも前節甲府戦の試合後のコメント。3人のコメントで「隙」という言葉が共通している。まあ、高松と阪田については田坂さんが試合後に話した内容に引っ張られてるんじゃないかなと思うけど。あれだけ大事な試合を一瞬の隙で落としたとすれば、これほど悔しいことはないけど、逆に考えれば、取り返すこともそこまで難しいことではないのかなとも思う。いずれにしても節目の大事な試合を落とした後のゲーム。鹿島戦の結果次第で中断までの流れが大方決まってくるような気がしてる。

相手の「隙」をつくということにおいて、鹿島アントラーズほど印象的なクラブはないんじゃないだろうか。相手が「隙」を見せれば、容赦なくついて、したたかに勝ち切る。どんな時代もそんな勝ち方でタイトルの山を築き上げてきた。甲府戦のあまりにも高い授業料を一発で取り返せるとしたら、これほどうってつけの相手はいない。

鹿島のリーグ戦前節・セレッソ戦と水曜日のナビスコ新潟戦をチェックした。

試合の一つのポイントになるのは鹿島のコンディショニングにあると思う。鹿島は4節大宮戦→ナビ鳥栖戦→5節セレッソ戦→ナビ新潟戦→6節大分戦と5連戦の最終戦を迎えようとしてる。一方でうちは先週のナビスコがお休みだったことや水曜日の試合をほぼフルでターンオーバーしたこともあり、レギュラー組のコンディショニングはいいと思われる。しかし、何よりスゴいと思うのは、鹿島はこの連戦のメンバーをほぼ固定して戦っていること。フィールドプレーヤー10人のうち、西、岩政、青木、小笠原、柴崎、遠藤、野沢、ダヴィの何と8人もの選手が全4試合に先発している。驚くべきは大迫やジュニーニョ、中村充孝らをベンチに置き続けてだからね。初戦の大宮戦は落としたものの、その後3連勝。そして勝ち方はまさに相手の「隙」をつくもの。セレッソ戦はダヴィがGKにプレッシャーをかけ、ミスを誘い奪ったゴールを守り切って勝利。新潟戦でも、セットプレー時の新潟のお粗末な守備陣形を見逃さずに奪ったゴールとまたもやダヴィがGKに詰めて直接押し込んだゴールの2つで逃げ切り。内容で圧倒する時間帯もそれほどなく、しかし終わってみれば勝ち切ってるというもの。

一言で言ってしまえば、「鹿島っぽい」のである。

何となく、「勝ち点5の壁を越えられなかったクラブが残留したきゃ、これくらいの試練越えてみろ」と日程くんに試されてるような気がしないでもない。

水曜日の遠征メンバーを見れば、この試合でスタメンを大きくいじってくることはないと思われる。代わるとすれば、最終ラインと木村のところでしょう。ただ、結果だけでなく内容も不甲斐なかった甲府戦と、ナビスコとはいえそこそこ内容の良かった名古屋戦を比較すると、現在のスタメン組のポジションが約束されてるのは今節までなんじゃないかな。ここでいいものを見せることが出来なければ、さすがの田坂さんも大幅に手を入れざるを得なくなってくると思う。そういう意味ではレギュラー組に結果はもちろん過程でも必死なところを見せてほしい。

甲府戦がなぜあんなに内容がよくなかったのか、もう一度録画を確認してみようかとも思ったけど、さすがに平日にそんな時間的な余裕はなかったし、あんな試合をもう一度観るほど精神的な余裕もなかった。自分では全く気付かなかったけど、解説の三浦アツが言っていた「いつもより最終ラインが低い」というのは確かにそうなのかなと思った。マンシャをはじめとした中盤の選手たちが埋めるべきスペースがやたらと広いと感じたし、最終ラインとの距離感に問題があったのかもというのは言われて初めて気付いた。確かに高木は試合中に両手を広げて「ラインを上げろ」というジェスチャーをよくしてる。その高木が初めて最終ラインからいなくなった試合(リーグ戦)が甲府戦だった。今週高木が戻ってこれるかは分からないけど、もしダメなら阪田には甲府戦の教訓を十分に活かしてほしい。ダヴィの監視もこなさなければならないわけで、相当に忙しい試合になるとは思うけど、『洋モノ大好き阪田さん』ならやれると信じてる。

今まで大分トリニータをずっと観てきて、「あー、マジで強ぇ。。」と思った試合が2つある。で、「いつかはこんな強いクラブになりたい。」と思ったクラブが2つある。それが03年ホーム磐田戦と08年ホーム鹿島戦だ。もちろん今でも手の届かないクラブだ。それでも絶対に勝てないクラブかと言われれば、そうじゃないと思うし、10回やれば1回くらいは勝てるんじゃないかと思う。可能性は低くても、その10回に1回の試合を土曜日に持ってくるという強い気持ちが必要だ。90分間を「隙」なく戦えば、もしかするとたった一度かもしれない「隙」を名門が見せるかもしれない。息が詰まるような痺れる試合が観たい。
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一つ先の段階へ(ナビスコカップ4節名古屋戦)

2013-04-10 22:13:10 | マッチレポート13’
いい試合だったと思う。エースの復活弾も出たし、しっかりと守れてたし、ミスは多かったもののボールを動かすことも出来てた。

ただ、もう一つ上の段階に全員で進まないとリーグ戦では勝ち点3が取れないということを先週学んだ。ここはあえて反省材料にしっかりと目を向けて厳しくいこう。

今日はよくボールを動かせてたとは思うけど、リーグ戦ではあんなにプレッシャーの緩い中ではやらせてもらえない。土岐田以外のフィールドプレーヤーを総取替えしたうちに対して、名古屋は4日前のリーグ戦と半分は同じメンバーで来た。うちの選手たちはここでアピールして、リーグ戦のレギュラーを狙いにいく立場の選手たちがほとんどだったわけで、もっとがむしゃらに運動量で名古屋の選手を圧倒してほしかった。

それとやっぱりイージーなパスミスが相変わらず多いこと。ああいうのって単純に攻撃する回数が減るだけでなく、相手DFの精神的ストレスも軽減させてあげちゃう逆効果があるから、絶対に少なくしてかなくちゃいけないと思うんだよね。今日は特に受け手側のポジショニングが良くて、スムースに動かせてたように見えたから、出し手側の精度をもっと高めていこう。

いずれにしてもこの試合が本当にいい試合だったかの判断をするのは鹿島戦が終わった後だ。この試合を観た、現時点でレギュラーとされている選手たちが週末にどんな動きをするのか。ましてや鹿島は今日の試合をフルメンバーで戦っている。いま新潟にいることを考えれば、もしかすると明日そのまま福岡経由で大分に来るんじゃないかな。城福監督の英断で甲府戦ではそこまでフィジカルコンディションでメリットを得ることは出来なかったけど、今週ばかりは断然有利な状況を作り出すことが出来た。最下位という現状ではあるけれど、メンタル面でもフィジカル面でもこれ以上ない状態で鹿島戦を迎え撃つことが出来る。期待してる。


でも、本音では今日の試合は楽しかった。

モリシのゴールは痛快だったし、何より無駄な感情のブレなくやれてる今のモリシを見てると完全復活もそんなに遠くないと思える。

モリシのゴールをお膳立てした児玉のフィードは田中さんの頭を越えていやらしいところに落とす絶妙なものだった。日立台で児玉を初めて観た時は、正直「こんなもんか」と思ったけど、とんでもなかったね。

辻尾のプレースキックも良かった。CKの時に突然蹴りに行った時は驚いたけど、スピードもあって鋭く落ちるボールの質は木村よりも村井さんよりも林よりもいいと思った。ちなみにジョンハンと辻尾の左右を入れ替えた田坂さんの狙いは何だったんだろう。

名古屋の中盤が緩かったとはいえ、水を運べる選手であることの片りんを見せた昌也。木村離脱後は昌也を思い切って使うのもアリなんじゃないかなと思ってる。


ということで少し本音を隠しつつ書いたけど、週末こそはもろ手を挙げて完全ノーガードで勝ち試合の記事が書きたい。いや、きっと書けると思ってる。試合までもうあと3日。
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ジンクスは破るためにある(5節甲府戦)

2013-04-06 16:38:56 | マッチレポート13’
と強がってみる。

ヴァンフォーレ甲府の皆さん、残留おめでとうございます。

さて、これで8年間にわたって、たった一つのクラブでさえ成し遂げられなかったことをやり遂げなければ、残留という目標を達成出来なくなった。ただ今日の試合を観る限り、悔しいけど降格が妥当だと言わざるを得ない内容だった。いや、内容だけじゃなく、采配、選手層、気持ち、全てかな。ちょっとフォローするところが見つからない。たんたんと阪田以外で5点以上つく選手いないでしょ。

普通にクリアすればスローインに出来たのをCKにしてしまったヤス。

フリーのクリアボールをミート出来なかった西。

危険なエリアで簡単にボールをロストしたジョンヒョン。

完全にボールウォッチャーになったマル。

これだけのミスが続けば、そりゃゴールされる。

さすがに今日は田坂さんにジョンヒョン起用の説明責任があると思う。多分今頃だと思うけど、記者の皆さん、ちゃんと突っ込んでくださいよ、よろしくお願いしますよ。村井さんがベンチにいなかった理由、今日に限って西を2列目に下げなかった理由、とかその辺。J1の試合に出すレベルに達してないでしょ、今のジョンヒョンは。

しかし、こんな大事な試合でこんな程度のサッカーしか出来ないのは悲しくなるな。どこが作ってんのか知らないけど、サッカーのルールを知らない奴が作ってるとしか思えないような中継だったから、何とも言えないけど、少なくとも気持ち入ってんなっていうシーンはなかったように思う。スタジアムにいても拍手はしなかったと思うけど。

「勝ち点5のジンクス」がかかってたから個人的には必要以上にナーバスになったけど、冷静に考えてみれば、これくらいの勝ち点しか取れないことくらいはシーズン前から覚悟してたし、ジタバタすることでもない。相手なりの試合をするのが伝統の大分トリニータだけに、鹿島が相手でもそこそこの試合をするような気もする。あとはどれだけ貪欲に勝ち点を拾っていけるかだ。

この時期にどん底に突き落とされたことを幸運と思って、一つずつ階段上がっていくしかねえな。
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甲府戦プレビュー② ~甲府予想スタメン

2013-04-04 22:11:28 | トリニータ
ナビスコカップの甲府-湘南は観てないけど、出場選手を見ると完全にローテーションしてきた。同じ昇格組の湘南を相手に今季初勝利も欲しかっただろうけど、それよりも週末のうちとの試合が優先ってことなんだろうね。

てことで、甲府の予想スタメンを考えてみた。



川崎戦と一緒です。水曜日の選手の温存の仕方や、川崎戦の前半はいいサッカーをしてたことを考えると、多分変えてこないでしょう。


まずはGK。開幕から荻がスタメンだったけど、第3節の名古屋戦の最後の最後でハイボールをファンブルして、決勝点を献上。次のナビスコから河田にスタメンが変わった。去年の圭介からタンタンに変わったきっかけもそうだけど、たった一つしかないGKというポジションを職業にするのは本当に大変だと思う。最終的には同点に追いつかれたものの、川崎戦ではPKストップもしており、城福監督の信頼は厚いと思われる。河田と言えば、とりあえず何はともあれ大分県人。カティオーラ→鶴高だもんね、バリバリの大分県人。前節の川崎戦がJ1初出場。2試合目にして地元凱旋。本人も感慨ひとしおだろうね。でも申し訳ないけど、泣きながら帰ってもらうよ。


CBコンビは盛田と青山。昨シーズン、昇格した時のレギュラーCBは盛田と津田だった。盛田が36歳、津田が32歳。正直に言って、あれだけ強かったチームのレギュラーCBが最終的にこの二人に落ち着いたのは驚きだった。盛田はJ1に上がった今年もレギュラーの座を明け渡していない。でももっと驚いたのはシーズンオフに補強したのが、38歳の土屋だったこと。ただでさえCBの年齢高いなと思ってたのに、まさかさらに年長の大ベテランを獲るとはね。でもこれだけに留まらず、緊急補強したのが、35歳のブラジル人ボランチっていうね。何なんだろね、これね。城福さんの趣味?それとも佐久間さんの趣味?一昨シーズンの失敗を繰り返さないためにベテランを増やしてるんだろうか。興味深い戦力構成だとは思うけど。SBは右の福田は昨シーズンから不動。左の優についても前記事で書いたので、ここでは割愛。


ボランチは佐々木と保坂。佐々木はJ2だった昨シーズンは左SBをやってたけど、今シーズンからボランチにチャレンジ中のようだ。川崎戦を観た限りにおいては可もなく不可もなくというところかな。保坂はいったん出てたりしたけど、前々回のJ1を知る数少ない選手だよね。テルさんをおさえてレギュラーを掴んでいるところを見ると、信頼は厚いんだろうけど、正直よく分からない。

2列目は右に柏、左に羽生。羽生は前記事の優のところでも書いたけど、やっぱりいい選手。昔のようにエネルギッシュに走ることはなくなったけど、ポジショニングなんかがとてもいやらしい。密集したエリアでも仕事が出来るだけにアンカーと最終ラインの間あたりはケアが必要だと思う。逆に柏はよく走ってチャンスに絡んでくる。逆サイドで作ったチャンスに飛び込んでくるプレーなんかはかなり恐い。


FWはウーゴと平本。平本は何だか少しイメージが変わったね。力強さはあるけど、スピード感のないFWってイメージだったけど、かなり動くようになってる。川崎戦のゴールもDFより先に触るワンタッチゴールで素晴らしい動き出しだった。ウーゴはよく分からない。川崎戦はほとんどの時間で空気だったため本当によく分からない。評判は良さそうだけど、さすがにあそこまで消えてると評価しづらい。


後から出てくる選手としては水野晃樹あたりか。でも水野も全盛期の頃のイメージで見るとかなり恐さがなくなってる。ケガ明けのようで、万全じゃないのかもしれない。うちのマンシャと同じくらいの時期に獲得が発表されたオルティゴサ選手はナビスコカップで先発したようだけど、ボロボロだったようで、多分大分には来ないんじゃないかな。


出場してきそうな選手はこんなもんでしょうか。実際には明日のエルゴラでも見れば分かるでしょうから、それを楽しみに待ちましょう。昨シーズンは2敗した甲府だけど、J1ではきっちりと勝って、言ってやろう。「オレたちは甲府に負けたんじゃない。ダヴィに負けただけだ」と。



(あ、こんなこと言っちゃダメだ。来週はダヴィが来るんだった。。)



決戦まであと「2日」
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甲府戦プレビュー① ~川崎-甲府戦を観て

2013-04-02 00:20:50 | トリニータ
とりあえず甲府戦プレビュー第1弾。何か一人ではしゃいでる感があるけど、甲府戦に向けてもう気持ち入ってます。

甲府の直近の試合である第4節アウェイ川崎戦を録画でチェックした。川崎はうちも第2節にアウェイで対戦しているので、いい目安になる対戦相手だ。結果は1-1のドロー。

まずは前半12分の甲府の先制シーン。開幕から左SBのレギュラーを掴み取ったのは何と松橋優。先制点はその優が羽生とのパス交換からダイレクトで上げたアーリークロスを平本が合わせてゴールというもの。優はこのクロスを含めて前半に3本ほど羽生とのコンビネーションでいい崩しを見せてた。攻撃に関してはもう立派なSBっぽい動きを身につけてる感じ。クロスの質も素晴らしいし、甲府の攻撃が左偏重気味なのも優の影響なんじゃないかと思ってしまうくらいに優の動きはいい。特にシンプルなパス&ゴーの動きには気を付けたい。多分城福さんから徹底されてると思うけど、優はパスを出したら、必ず動き出す。一瞬でも対応が遅れるとスピードがあるだけに置いてかれる。またそのパスを主に受ける羽生のポジショニングが絶妙で、質のいいリターンパスが返ってくる。この二人を中心に形成される甲府の左サイドは要注意。

試合はまるで国立でのうちとの試合を観てるかのような展開。甲府が前半でリードを奪うも後半は一方的に攻め込まれる。うちもそうだったと思うけど、甲府も後半はセットプレーからのシュートが1本のみ。結果は同じ1-1なんだけど、早々に同点に追いつかれて、その後ドローのまま粘り切ったうちと、後半43分までリードしてて、最後に追いつかれた甲府。どちらがいいとは言い切れないけど、甲府は第3節の名古屋戦でも数的不利になりながら、94分まで粘ったのに最後でGKが痛恨のファンブル。勝ち点1を失ってる。ナビスコが途中に入ってるとはいえ、リーグ戦2試合連続で終了間際に勝ち点を失ってる甲府は間違いなくナーバスになってるはず。だから例え終盤までリードされていたとしても諦めずに攻め込めば、慌てる可能性は十分にある。今の甲府のメンタルコンディションは選手もベンチもしっかりと頭に入れてしたたかに戦いたい。

甲府の弱点を探してみた。この川崎戦を観る限りにおいては、クロスに対しての真ん中のディフェンスがかなり甘い。この日は盛田と青山がCBを務めてたんだけど、クロスに飛び込んでくる選手に寄せきれず、シュートを許すシーンが続出。同点に追いつかれたシーンとその直前の矢島のポストを直撃したヘディングシュートはいずれも左からのクロスに真ん中で誰も競れていなかったというもの。柏戦の後半のようなサイド攻撃を継続すれば、甲府のCBが混乱するというシーンが簡単にイメージ出来た。ニアに西、ファーに高松、さらに真ん中を開けて、丸谷、木村の2列目が飛び込んでくる。もしくはWBのクロスに大外の逆サイドWBが詰めてくるなんてのもいいと思う。とにかく攻撃はサイドからの崩しを徹底したい。田坂さんがずっと志向してる攻撃の形でもあるし。

サッカーは生き物だし、単純には比較出来ないけど、うちは川崎に押し込まれてしまう状態は数週間前に脱したと思いたい。今はもっと能動的に試合を作れてるし、より長い時間フルパワーで戦えるようになってる。だからこの一つの試合をとっても、甲府は十分に倒せる相手だと思ってる。

とりあえず、前節を観た感想を思いつくままに書いてみた。第2弾は水曜日のナビスコカップ・甲府-湘南を観てから、甲府のスタメン予想をする予定。明日が飲み会のため、あくまでも予定は未定。


決戦まであと「5日」
コメント (6)
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