Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

大学サッカーシーズン本格開幕

2018-03-31 22:58:56 | トリニータ
来週から大学サッカーの新シーズンが本格開幕しますが、今年は日韓定期戦、東京都サッカートーナメント学生系の部4試合とプレシーズンからたくさん試合を観られた。関東大学リーグのシーズンパスも今年で3年目。今年も楽しみです。



まずは先々週日韓定期戦を柏の葉に観に行った。大学サッカー界のスターがズラリ。もちろん岩武くんも選出。



鈴木大誠(筑波・4年) サイズもあってプレースタイルも正統派。CBでは今季最注目銘柄でしょうな。



日韓定期戦で一番の発見が安部柊斗(明治・2年) つぶしとつなぎでめちゃくちゃ効いてた。今日の駒澤戦で明治に全くいいとこがなかったのは、安部柊斗の不在が大きかったんじゃないかな。





もう当たり前のように全日本選抜に選出される岩武くん。






今季は名門明治大学サッカー部の主将も務める。関東大学リーグ優勝、総理大臣杯優勝、ユニバーシアード優勝、その全てを主力として経験していて、大学サッカーでほとんどのことを成し遂げたと言っても過言ではないくらいの活躍だ。今季はいよいよ大学サッカーラストイヤーに臨み、そしてもうじき進路も決まる。もちろん帰ってきてくれたら嬉しいけど、ここまでの注目銘柄に育ち上がってしまったのも事実。J2の中堅クラブが相応しいかどうかは何とも言えない。





加藤威吹樹と加藤陸次樹のツインズ。どちらも両チームの主力に成長。



小野雅史(大宮ユース・4年)


小柏剛(大宮ユース・2年)


松崎快(大宮ユース・3年)

大宮ユース勢が続々と各大学の主力に。特に東洋の松崎快は東洋の攻撃の核になっていて、今日の法政戦での劇的逆転ゲームでもゴールシーンに続けて絡んだ。



今シーズンの関東大学リーグで旗手怜央と並んで注目のFWは上田綺世(鹿島学園・2年)。






彼が最も違いを見せるのはハイボールの競り合い。181cmとそこまで大きいわけじゃないけど、滞空時間の長いジャンプでとにかく競り勝つ。今日は思わぬ敗戦を喫したけど、ディサロ、上田、紺野の3枚看板で今シーズンの法政は面白そう。





その紺野和也(武南・3年)。日韓戦では途中出場で韓国の左サイドをズタズタに。今日も先制点と相変わらずのキレで目立ちまくってる。ボールをラインのギリギリのところに残して自分の体はラインの外から仕掛けるアタックが本当に見事で、あそこからえぐり込んでるくるドリブルの期待感はハンパない。



噂の中野小次郎(徳島ユース・2年)。去年のU19日本代表選出に驚かされたけど、今日初めて生で見られた。一言でとにかくデカい。199cmで身のこなしもそこまで固くないし、素材としてはかなり期待出来ると思うけど、現時点ではまだまだという印象。対戦相手の東洋は当たり前だけど1試合を通してアーリークロス気味のボールをほとんど入れなかったので、見せ場もなく、キックやセーブでこれはというプレーはなかった。ちなみにこの写真は最近撮った中でも特にお気に入り。これだけのサイズの選手が見せる躍動感はやはり見る者に期待感を抱かせる。長い目で見ていきたい選手。



今日は見事な試合運びで明治を破った駒澤の10番・中原輝(ルーテル学院・4年)。ゴリゴリ系の選手が多い駒澤の中で1人異質のプレースタイル。「効いてる」という言葉がピッタリのプレーぶりだった。去年までは全く印象になかっただけに今シーズンはしっかりと見ていきたい。



非常にフォトジェニックな高橋潤哉(山形ユース・3年)。もう一伸びで一気に突き抜けそうなレベル。プレースタイルはとても好き。



負けた明治で印象に残ったのは岩武くんとCBを組んだ佐藤瑶大(駒大高・2年)。彼も全然知らなかったので、落ち着いていて体も強くて気になった。橋岡や上夷とライバルは多いけど、ポジションつかんでもおかしくないなとは思った。



ということで来週は関東大学リーグ開幕戦。今年はどの大学がくるか、誰が印象的な活躍をするか、そして誰がどのクラブに入団するか、色々と楽しみです。
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見えてきたチームの形(6節讃岐戦)

2018-03-26 23:44:04 | マッチレポート18’
昨日は八王子まで大学サッカーを観に行って、ダッシュで帰ってきて夕方から子どもが所属する少年チームの親子サッカーに参加。35分間フル出場するもなかなか楽しくてあっという間だった。しかし・・・、そう甘くはなかった。ご飯を食べて帰ってくると一気に疲労が押し寄せてきて、何とか気合いを入れて讃岐戦を観るまでで限界。試合に関することは新鮮な当日中に出来る限り書きたいと思ってるんだけど、昨日はもう疲労困憊で無理だった。そう考えると、90分走り切った後に笑顔でサイン書いたり、写真撮影に応じたり、インスタ上げたりと選手たちはプロだなと思うわけですよ。


まずは宮阪の超ロングシュートから触れないわけにはいかないでしょ。何だありゃ。宮阪の加入が決まった時、確かに直接FKからのゴールを期待した。でも想像してたんと全然違った。それも全く違う方向にとんでもなく突き抜けた形で想像してたんと全然違った。何となくイロモノっぽいゴールに扱われがちだけど、集中力、アイデア、視野の広さ、キックの精度、キックの強さ、そして少しの運とプロとしての様々な要素が凝縮された素晴らしいゴール。この類いのシュートってけっこう色んな選手がトライするけど、なかなか決まらないもんだし、それだけに宮阪のゴールには本当に価値がある。アレを全てが見渡せるスタジアムで目に焼き付けた人は一生もんだよね。羨ましい。


そして馬場さん。前節に続きこの試合でも広範囲に動き回り、攻撃を活性化させてた。そして決勝ゴールの一撃。決して簡単な角度じゃないし、フカさず引っかけず、見事なシュートだった。古巣に対して決めるゴールのことを一律で「恩返しゴール」と呼ぶことに対して自分は否定的なので、アレは単なる超絶価値のある決勝ゴールでしかないと思ってる。それ以上でもそれ以下でもない。本人が試合には感情は持ち込まないと言っている以上、アレは単なる超絶価値のある決勝ゴールでしかない。


連続ゴールはならなかったものの、林も続けて高水準のプレーを見せてくれた。林のプレーは本当に信頼が出来ると思っていて、それは昨日の試合でキックオフから7分足らずで2度もオフサイドを取られたことに象徴されてる。水戸戦の試合後のコメントで、
「何本かウラも見せたかったのだが、ちょっと出せなかったので、そのメリハリをつけていきたい。」
と言っていて、まさにそれを実行するような序盤からのウラ抜けのウラ返しが2度のオフサイドだったと思ってる。自分の最大の長所がポストプレーだということを理解した上で、それを最大限に活かすためにはウラ抜けも見せておきたいという理詰めの仕掛け。林のこういうところが本当に信頼出来る。それと個人的に大好物なのが56分頃の左サイドに流れてきて2人に囲まれながら奪われず中央の丸ちゃんに戻したシーン。かなり地味かもしれないけど、あそこで1人で踏ん張ってくれるおかげで、丸ちゃん→怜さんと繋がってビッグチャンスを作り出せてるわけだ。林の復調はデカいぞ。そして何よりもイサスタグラムでの場違いなくらいの明るい表情が本人の復調を物語ってる。


色々と好プレーを見せた選手が多かった試合だけど、昨日のMOMは丸ちゃんしかいない。最終ラインに下がっての攻撃の構築、縦パス、スペースへのパス、球際の強さ、水を運ぶドリブル、前線まで顔を出す積極性、ゴールに繋がったシュートと昨日はまさに獅子奮迅の活躍だった。良くない時は淡々とプレーしてるように見えてしまう典型のような選手だけど、昨日の躍動感は12シーズンの終盤に永芳との2シャドーで見せた躍動感そのものだった。川西と比較するとスピード感に欠けるし、宮阪のような派手な飛び道具もないかもしれないけど、攻撃でも守備でもあらゆる局面で80点以上のパフォーマンスを出せるのが丸ちゃんの魅力だと思ってる。昨日は本当に素晴らしいパフォーマンスだった。


もう何年も連戦は勝ち点を取ることのみに価値があると思ってきてるので、中3日の試合を2つとも勝ったのは素晴らしいの一言。DAZNのクソ低画質の映像からだとそこまでピッチコンディションが悪いようには見えなかったけど、色々なコメントを読むと相当悪かったようだ。前節のピッチコンディションと比較すると落差が激しかったと思うけど、それでもきっちりとボールは動かせてた。もちろん連戦で讃岐のプレッシングにキレも勢いもなかったっていうのはあると思うけど、それでも丁寧に動かせてた。ただ本当に真価が問われるのは、きっちりと1週間の準備期間の取れる今週以降の試合だ。平時と連戦ではプレスの質が同じチームでも全くと言っていいくらいに変わってくるし、そこでどれだけやれるかだ。千葉、京都あたりは腕試しをするのに手頃なチームじゃないかな。


今からこんなんで大丈夫かなと思うくらいに各所で激しいつぶし合いが始まってる今季のJ2。岡山がやや突き抜け出したけど、もはや風物詩のごとく夏頃には失速するだろうし、何の心配もいらない。讃岐は最下位で勝ち点3はマストだったかもしれないけど、こういう試合をキッチリとモノにし続けていくことがサバイバル感の強いシーズンでは特に大事だ。千葉に勝てば自動昇格圏も見えてくるので、序盤でとりあえず一度は圏内をのぞいときたいね。試合は4月1日だし、「今までの全部ウソでしたー!弱いフリでしたー!」って軽く犬っころ蹴っ飛ばしてやるのも面白いんじゃないかな。週末が楽しみ。
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有言実行の男(5節水戸戦)

2018-03-21 22:47:25 | マッチレポート18’
岡山戦の後に「もっとエネルギッシュな試合を」と語った男の有言実行なパフォーマンス。喜怒哀楽が表情に出やすい林のプレーは観てる側として気持ちが乗っけやすい。見事なまでに効果的なポストプレー。そして2014シーズン最終節で痺れさせられたワンタッチゴールを彷彿とさせる素晴らしいゴール。これこそが見たかった林。淡々と試合を進めてるように感じた岡山戦、前3枚のメリハリのなさにガッカリさせられたヴェルディ戦、その両方のフラストレーションを一発で解消してくれた。林にはもっともっとFW陣を刺激してほしい。そうなって初めて選手層が厚くなったって言えるはずだ。年初にも書いたけど、そのシーズンで誰よりも早く一番最初に契約を更新する選手は覚悟が違う。今季の林はもっとやるはずだ。


大分デビューとなった馬場も良かった。ボールが入った時にもっと前を向いてもいいんじゃないかと思うことが何回かあったけど、流れやリズムを意識したのか、ワンタッチではたき続けて自軍を前に押し出した。林とごっちゃんとの距離感やタイミングも初の公式戦とは思えないほどスムーズだった。そして林と同様、プレーにエネルギッシュさがあふれてるからチームにリズムをもたらしてくれる。水戸、讃岐と古巣戦が続くこのタイミングでコンディションを上げてきてるのは偶然じゃないと思う。週末も期待したい。


連戦のアウェイということもあって水戸ちゃんさんがドローやむなしくらいのスタンスで臨んでくれたことが今日の結果に繋がったと思う。試合前の長谷部監督のインタビューでもそんなニュアンスが感じ取れたし、間違いなくもっと前からガツガツ来られた方がうちとしては手を焼いたと思う。ただ2点取って完全に試合の主導権を握られながらもあっさりと1点返して「これは分からないかも?」と思わせるところが今までの水戸ちゃんさんと違うところだ。しかし、大分側から見て、あの失点は大いに反省する必要がある。最悪じゃなく最軽な失点だ。ハイボールに競らない、ボールホルダーへの寄せが甘い、あっさり決められる。ちょっと軽すぎる。


ヴェルディ戦から好調感を漂わせてた星も移籍後初ゴール。個人的にはゴールのシーンよりもシュートはヒットしなかったけど、怜さんのクロスに逆サイドから侵入してきてダイレクトで合わせたシーンの方が良かったと思ってる。ああいう侵入の仕方をしてくるサイドの選手をあまり見たことがなかったし、非常に効果的だったと思う。ワンフェイク入れてからの縦への突破もどんどん鋭くなってきてる印象だし、怜さんの機動力が高すぎるが故に発生していた左右不均衡が、星の出現で一気にバランスが整うかもしれない。いや、整うどころか槍を両方に構えられれば相手は対策を立てづらいし、大きな武器になるはずだ。


林も言ってるとおり、今日の流麗なパスワークは濡れたピッチに助けられてる面があるから、2割減くらいで見ておく必要はあると思う。ただ岡山戦の後半くらいから徐々に動かし方にぎこちなさがなくなってきて、リズム感が生まれてきてると感じる。特に今日は少しずつ相手をずらして前線へ縦パスを入れるという意図がよく分かる動かし方だったし、前3枚が有機的に絡んでボールを引き出すと一気にシュートチャンスまで繋がる。今日の水戸ちゃんさんの守り方がオーソドックスだったとすると、こういう攻撃の作り方がスタンダードになってくるかなと思う。残念ながらテレビ画面だと前3枚が相手DFとどういう駆け引きをしてボールを引き出してるかの部分がほとんどのシーンで見えない。今日何度も唸らされた林のポストプレーの確かさ。受ける前の駆け引きの醍醐味はスタジアムで見てこそ。引いてきた林の足元にピタッと縦パスが収まるタイミングをスイッチにチーム全体がグッと前に出る瞬間がたまらない。


さてまた中3日でアウェイ讃岐戦。今節首位との対戦で、次節は最下位との対戦ということでなかなか振り幅が激しいけど、昇格を狙うなら勝ち点3はマスト。やっぱり今日の水戸ちゃんさんの戦い方を参考に、例えアウェイであろうとアグレッシブに入ることが大事。中3日だけにまたメンバーが変わるかもしれないけど、この首位撃破をターニングポイントに矢印をグッと上向きに上げていきたい。
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水戸ちゃんさんの快進撃は続く

2018-03-20 00:09:19 | トリニータ
正直に告白すると、今の水戸ちゃんさんの快進撃には好感を持っていて、心の中では「いいぞ、もっとやれ!」って思ってます。明後日の対戦を抜きにすれば。


今日のエルゴラは最終面から3ページぶち抜きで全部水戸ちゃんさんの記事ですよ。水戸ちゃんさんハンパない、そんなん出来ひんやん普通。絶対にみんな深層心理では水戸ちゃんさんのこと応援してるんだよ。どんな時でも慎ましく、じっとJ2の座を守り抜くことかれこれ19年目。これ多分全Jクラブの中で最長だよ。うちみたいにいい時はJ1行くけど、ダメな時はJ3まで落ちちゃうみたいなそんな突飛なことはしない。品行方正なクラブ。それが水戸ちゃんさんだ。


まあ、最悪のタイミングでの対戦だよね。想像するにいま水戸ちゃんさんの周囲は最高にいい雰囲気だと思うよ。開幕前から感覚的には「オレたちはいいサッカーが出来てる」という思いはあったと思うけど、その思いを裏付けするように結果がついてきて、まだ4節とはいえ全勝の山口を叩いて満を持して首位浮上。今まであまり成績面で浮上することのなかったクラブだけに、当事者たちの充実感たるや推して知るべし。


このブログでも書いたけど、開幕3週間前にいばらきサッカーフェスティバルで鹿島と対戦した試合を現地で観た。結果的には3−4という撃ち合いで負けたものの、内容は鹿島を上回るものだった。それも去年までの2トップ頼みのようなサッカーではなく、鹿島相手に試合をコントロールしながら、しっかりと崩した素晴らしいゴールばかり。全く関係ない自分がなぜか同じJ2クラブのサポーターであるというだけで、鹿島のサポーターだらけのスタンドで、「どうだ、見たか!」と叫びたくなってしまうくらいにいいサッカーをしていた。だから今のこの成績は決してフロックではないと思うし、納得の首位浮上だと思うわけだ。


じゃあ、なぜ水戸ちゃんさんが強くなったのか?

・外国人が当たった。
・借りてきた若者が掘り出しものだった。
・長谷部茂利名将説。

と、色々と考えられると思うんだけど、どれも正解だと思うんだよね。でもその中でも一番説得力があったのは、先週金曜日のエルゴラに載ってた今年2月にオープンした水戸ちゃんさんのトレーニング施設についてのコラムだ。簡単に言うと、選手たちが体のケアが出来る施設があること、選手たちが試合の映像を観られる施設があることの2つ。強化部長から厳しく言われてその2つで約束事を実行した伊藤涼太郎が2週間ほどでコンディションを爆上げしたというものだ。結果を出し始めたクラブの番記者さんが書くこんな記事には納得しないわけにはいかない。実際にどんな施設か見たことはないけど、水戸ちゃんさんの強化に一役買ってることは間違いない。


それともう一つ個人的な思い。ここ数年大学サッカーをしっかりと観るようになって、一番最初に注目したのは、現在川崎所属の長谷川竜也(順天堂大学)で、その次に注目したのが今年水戸に加入した平野佑一(国士舘大学)だった。その平野は前節山口戦でデビューして早速プロ初ゴールを決めた。相手ゴール前で一人集中を切らさずに相手の不用意なパスをかっさらって決めたシュートだった。大学時代に何試合も観て注目してた選手だけにやっぱりちょっと嬉しかった。


2年の時の平野。


4年の時の平野。名門国士舘大学の主将。

今は2列目をやってるようだけど、適性はアンカーだと思うし、中盤の底からでもどんどん得点を狙いにいく貪欲さもいい。もっともっと大成してほしいと思ってる。



水曜日は今季初めての連戦だし、運動量が生命線の水戸ちゃんさんのサッカーがどうなるかは分からない。我らが片野坂さんにもしっかりと迎撃してほしいと思う。本当にただ単純に試合が楽しみ。

そして誤解を恐れずに言ってしまうと、「水戸ちゃんさんのようなクラブに強くなってほしい」と素直に思ってる。
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ホームの観客動員が減り続ける理由(4節東京V戦)

2018-03-17 17:44:42 | マッチレポート18’
悪くはなかったけど、この試合が勝ち点1で終わってしまうところにホームの観客動員が減り続ける理由が凝縮されているように思う。土曜日の14時KOで62百人はちょっとヤバい。


システムのかみ合わせというよりも単純にヴェルディの選手が億病だった前半は圧倒した。ただこういう展開をユルく受け止め試合を決めに行かずに後半グダグダの展開に持ち込まれるというのは去年イヤというほど見せられたわけだけど、今日はロティーナ監督が施してくる戦術変更にも何とか対応し、試合は終盤まで見応えのある内容だった。ただ勝ってない。そりゃ観客動員が減って当然。個人的にはなぜこんなにホームで勝てないかについての分析がオフシーズンの間になされるかと思っていたけど、分析はもちろんのこと明確な手を打ってるようにも見えないので、残念の一言。そろそろ本気でこの部分を改善しないと、片野坂さんの決定的な評価につながりかねないと思ってる。


ダブルボランチを中心に「攻→守」の切り替えは抜群に良くて、相手陣内ですぐに奪い返すシーンも何度もあった。前半のリズムが良かったのはこの部分の影響が大きいと思ってて、基本的に攻撃が続くという試合展開に持ち込めた。一方で「守→攻」の切り替えの部分で前3枚の反応が異常に悪く全く速い攻撃に持ち込めず、押し込んだ割には得点のニオイはしなかった。藤本・ごっちゃん・コテのユニットだと揃いも揃って速い攻撃に転じようという意識がなく、アレではダメ。遅攻だけで攻めきれる技量があるならいいが、そうじゃないわけで、即時奪還で奪い返したボールが前3枚に入って一呼吸置かれる度に今日はイライラした。3人とも何をしたいのかの意図が全く伝わってこなかった。伊佐はもちろんのこと、今日は途中投入から積極的にシュートを放っていった清本あたりもスタメンで見てみたい。


今日はヴェルディのインサイドハーフの2人のポジショニングが良くなかったので、左右CB→左右WB→ボランチのパスコースが通りまくって、ヴェルディの第一波、第二波くらいまでを何度も突破出来た。ただし今のノリにノってる水戸のプレッシングには虐殺されるイメージしかわかない。中途半端にだけはいかないこと。4試合で勝ち点5は及第点にはもちろん届いていない。前向きになれる要素はほとんどないよ。
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去年よく見た試合(3節岡山戦)

2018-03-11 22:18:43 | マッチレポート18’
『ミスも多かったし、見ていてエネルギーも感じられなかった。ミスしてもいいからエネルギッシュな試合をしなくてはならない。』
(林容平の試合後コメント)

オレのモヤモヤとした気持ちをたったの一文で全て代弁してくれたわ。ここに尽きる。

毎度毎度じゃなければ、ミスが多いのはやむを得ない部分もある。ガッチリとマッチアップすれば、スペースはなくやりにくさもあったとは思う。でもそれで「練習してきたことをご披露しました」で終わっていては幼稚園生のお遊戯会と何ら変わらない。こういう試合は去年もよくあった。うまくいかない中で持ち場を離れてでも、対面の相手をぶん殴ってでも局面を打開しようとしたプレーがいくつあったか。約束事に縛られ過ぎてエネルギッシュな部分が全く見えてこない。サポーターとして一番ガッカリする試合。林はベンチから冷静にかつフラストレーションを溜めながら見てたと思うよ。


同じことは片野坂さんにも言える。「練習場で良かった選手を使う」というのは理解出来る。でもこの2戦の選手起用はあまりにも下手くそ過ぎませんかね。点を取りにいかなければならない局面でベンチのFW選手に与えられた時間は山形戦0分、岡山戦10分。これ全FWの延べ数字ですからね。いつもの敗戦コメントのコピペじゃなく、この敗戦は明確に片野坂さんの責任。「木を見て森を見ず」状態になってませんかね。今季は勝つためのこだわりを見せていくみたいに言ってたことが裏目に出てるのかな。


まず竹内⇔ノリの意図を分かりやすく説明してくださいよ。何かに書いてあった気がするけど、わざわざする必要があると感じるほど端的には説明してくれなかったと思う。で、明らかに竹内もノリも2人とも去年より安定感ないよね。バタつく感じを見てるとポジションに対する不慣れさだとしか思えないんだよね。誰かが移籍等でいなくなってしまってやるのなら分かる。繰り返しになるけど、「わざわざ」やる必要ある?


今日もボランチのスタメンには変更なく、そして停滞した。前記事でも川西スタメン復帰のベストタイミングだと書いた。結局それをせずに停滞して負けた。もしかすると川西のコンディションがまだ万全でなく90分もたないとかなのかなとも思ったけど、それでも投入が10分遅い。今日は当然後半頭から動いてくるだろうと思ったけど、それもなく最初の交代が竹内→翔平という、イギリスのブックメーカーが「今日の大分トリニータの最初の交代」という賭けをやってたら間違いなく万馬券級のビックリ交代。で、また最後に伊佐を使えないっていうね。もう栃木戦の前半はなかったこととして考えなくちゃいけないから、今の宮阪&丸谷コンビは大いに物足りない。でもここにあっさりとポジション明け渡してるヒメや前田はもっと物足りない。このレベルの先輩だったら軽く押しのけてほしい。これも去年も書いたけど、停滞した時に宮阪&丸谷になくて川西にあるのは「短いドリブル」。これを見せないから相手は守りやすいし、宮阪なんて前半はずっと「縦パス出します」って大きく顔に書きながらプレーしてるもんだから、藤本やごっちゃんに縦パスが入ると相手は全部チャレンジしてきた。だから収まらなかった。3〜4タッチの距離にして10mも進まないドリブルで0.5人かわせばいいだけのドリブルだ。1人かわす必要なんてない。それだけで十分に出しどころの選択肢は出てくる。後半の途中から宮阪は少しずつドリブルも使ってたけど、最初からやらないと。


誰が出てようが、「くさびのパスもあります」「裏のスペースもあります」「サイドもあります」「ドリブルもするかもよ」。色々と見せていかないと今日みたいにスペースのない固い試合展開でスコアを動かすことなんて出来ない。今日はとにかくあまりにも分かりやすく縦パスに固執し過ぎてた。


そして誰もが固い試合展開になることが分かっていたのに、失点があまりにも軽かった。押し込まれるきっかけとなったスローイン時のミスと、クリアミスとセットで怜さんは要猛省。前半のチャンス時にドリブルが大きくなってラインを割ったミスもあったし、今日はボロボロ。


これで今季のリーグ内での大体の立ち位置は掴めた。いま時点ではかなり弱いけど、抜けた存在が一つもなく、毎節のようにつぶし合いが発生して相当な混戦になることが予想されるから、そこそこのところで付いていければ問題ないと思ってる。ただいま時点では弱いからね。このタイミングでヴェルディ、水戸と調子のいいクラブとホームタウンディスアドバンテージのある大銀ドームで中3日の連戦はいかにもキツいね。
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逃した魚

2018-03-10 11:22:29 | トリニータ
明日は第3節・岡山戦。山形戦をきっちり勝っておけば、連勝同士の対戦でもしかすると首位争いみたいなシチュエーションだったかもしれなかったけど、大分がやや自爆気味に勝ち点を2つ落としたので、残念ながら岡山さんに挑戦させていただく立場となった。


岡山は開幕から連勝。徳島に1−0、栃木に3−0と未だ無失点。素晴らしいと思う一方で4ゴール全てセットプレーで流れの中からのゴールも未だなし。栃木は我々も手合わせ済みで実力のほどは分かってるし、徳島は第2節も熊本に負けてるので、相手関係的に浮上してる感は若干あると見てよさそう。岡山の試合を観てて、無失点と同時に試合をコントロール出来てるところに感心した。セーフティリードを取った後にバタついた我々と違い、岡山は3点リードした後は食いつきにこない(食いつきにいけない?)栃木をあざ笑うかのように丁寧にパスを回し続け試合をコントロールした。これは昨年10月の対戦時では出場停止だった喜山や久しぶりに岡山に復帰した上田康太の存在が大きいように思われる。


ボランチが躍動した栃木戦前半、ボランチが完全に埋没した山形戦前半ではあったけど、現象面だけを捉えるのではなく、ボランチがどうやったら数多くボールに関与出来て、そこから展開させるられるかという組み立てから考えていくのが良さそう。岡山もうちもボランチの選手にどれだけボールを入れられるかが試合の流れを決めるポイントだと思う。栃木戦では見事な直接FKも決めてさすがの質の高さを見せた上田康太だけど、終盤にかなり危険なボールの失い方をしてたし、最後はベンチに下がった。若い頃からいいプレーを見せ続けてきた彼も31歳になり、シーズン序盤はまだトップコンディションではなさそう。うちもここが川西スタメン復帰のベストタイミングだと思うし、両軍のボランチの攻防に焦点を当ててこの試合を観ようと思う。


岡山とはガッチリとマッチアップして固い試合展開になることが予想されるけど、イーブンスコアであればアウェイだし止むなしとその状況を受け入れてると、岡山得意のセットプレーでとどめを刺されてしまうような結末が見えてくる。とにかくアグレッシブに。選手が戸惑うような下手な手は加えずにとにかくアグレッシブに。そんな試合が観たい。


2018年のJリーグが開幕して2週間。今季の特徴として外せないのが「ルーキー(2種登録選手含む)の活躍」でしょう。そういう主旨のルヴァンカップ・グループリーグは除いても今年は本当にルーキーがよく試合に出てる。名古屋の菅原由勢、ガンバの中村敬斗、徳島の藤原志龍あたりの新高3は別格としても、高卒ルーキーで出場機会を得ている選手が本当に多い。第2節の岡山−栃木には東京五輪の森保監督も視察に訪れていて、その世代で注目したい選手がいたんでしょう。その岡山は栃木戦の終盤には阿部海大(東福岡)、福元友哉(市立船橋)と2人の高卒ルーキーが同時にピッチに立った。昨年くらいから高卒、大卒の選手を積極的に獲得している岡山。先行投資の意味合いではなく、こうしてシーズン序盤から戦力として使われていて、その方針はうまくいっていると言える。今季新卒選手の入団ゼロだった大分の方針とは大きく異なる。森保監督のお目当ても2人のうちのどちらかだったんじゃないかな。


高卒ルーキーにも関わらず開幕から2試合続けてスタメンフル出場。しかも無失点で、栃木戦では早々にプロ初ゴールも決めた阿部海大。ご存知のとおり、彼は別府のスマイス・セレソンの出身。もちろん大分県出身。高校進学時に東福岡に進み、U18日本代表にも選出され、今季岡山に入団した。数年続いた大分U18からの昇格が途切れた年に阿部海大、安藤瑞希と2人の大分県出身選手(県外所属)からU18日本代表選手が生まれたのは皮肉な感じがする。県内の優秀な人材をもれなくトリニータの下部組織で受け入れられる環境作りはしてほしいなと思う。


無失点試合を継続して阿部海大が地元クラブを踏み台に一流選手への道をひた走るのか、プロ入り後初めての苦い思いを地元クラブから教えられるのか、逃した魚(そもそもうちが3年前に魚として認知してたかどうかは分からない)は大きかったのか、はたまた新たなタイプのカムバックサーモン人事として数年後の獲得を目指してるのか、彼を巡る攻防からは目が離せない。





ただ何となく悔しいので、トリニータのアウェイユニと全く同じデザインの日本高校選抜ユニを着てプレーする阿部海大の写真を貼っておきます。
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采配ミスで勝ち点ロスト(2節山形戦)

2018-03-04 18:02:37 | マッチレポート18’
相手DFのミスで何とか勝ち点1を確保出来たものの、実質負けに等しい試合。ホーム激弱体質の改善は微塵も感じられなかった試合。オフシーズンは何をやっていたのかと言いたい。


片野坂さんの采配ミスの一つ目は言わずもがなのフォーメーション変更。お互いの開幕戦の内容と結果を見て、手を入れる必要があったのか。選手交代をせずにフォーメーションを元に戻せるのなら、そもそも3バックスタートで何か問題があったのだろうか。怜さんが不慣れな中央寄りのポジションでボールをもらい、いつもは受けない類いの寄せられ方からあっさりボールロストしてPK献上。全くやらなくていい先制点をあっさりと与えてしまった。少しは辛抱したものの、結局はフォーメーションを元に戻して連携がスムーズになった。片野坂さんも色々と考えたんだろうけど、シンプルに考えればやらなくていい策をチームに施して失敗した。


2つ目は選手選考。今日は暑かったこともあったとは思うけど、90分戦い切れない選手をスタメンに多く使い過ぎ。ホームで勝ちにいかなきゃいけない局面で伊佐を使えない状況に陥るとか、愚策にも程がある。ラスト20分ほとんど試合に絡めなかった藤本を伊佐に代えられてたらどれだけ攻勢に転じられたのかは言うまでもない。そもそも伊佐はその決定力の高さからジョーカー的に使いたくて戦略的にスタートはベンチに置いているだけで、本来であればスタメンで出るべき選手だ。それがカードの使い方を間違えて最後に使えないような初歩的なミスを犯していては勝ち点を落として当たり前だ。


動く必要のない局面で動いて失敗するのは、去年のホーム岐阜戦での失敗に共通する。怜さんの同点ゴールが決まった時の表情を見れば、自らのミスを悔いてるのは間違いないと思うので、この失敗はしっかりと次に活かしてほしい。


不甲斐ない試合は監督の責任だけではない。片野坂さんの2つ目のミスについては選手にも問題がある。藤本、宮阪、丸谷は前節も今節もいい時間帯と悪い時間帯の出来の差が激し過ぎる。栃木戦の時は攻勢に転じた栃木に押し込まれて良さが消えたと思ってたけど、その原因がガス欠だとするとちょっと話は違ってくる。少なくとも藤本に関しては90分パフォーマンスを継続するのが無理なのであれば、しばらくはベンチスタートの方がいいと思う。


試合後のインタビューでごっちゃんが「前から早めに来られて・・」というのをうまくいかなかった理由として挙げたけど、我々がやろうとしてるサッカーに対して相手がそういう対策を立ててくるのは何も今に始まったことじゃないし、それに対応した試合は去年もいくつもあったはず。それよりは自らミラーゲーム的にガッチリとマッチアップする試合を仕掛けにいったにも関わらず、全くボランチにボールを入れられず、ピッチ上を「U字形」にしかボールが動かなくさせてしまったことの方に問題があると思う。去年4バックを採用した代表的な試合は岐阜戦だったと思うけど、岐阜のように特徴的な戦術を採用してくるチームに対しては対策としてはまだ分かるんだけど、「The Standard」とも言えるような戦い方をしてくる山形相手にどうして動いたかな。繰り返しになるけど、自ら勝ち点落としに行っちゃった感が強くてもったいない。本当にもったいない。


栃木戦で本当に良かったさんぺーがベンチ入りしていない理由は分からないけど、対応力の高いさんぺーが不在だったこともこの試合の出来を左右したことは間違いない。もうフル稼働出来ないことは織り込み済みとはいえ、いきなりのケガでないことを祈りたい。それと大分だけではなかったけど、とにかくミスが多かった。また今年もアウェイでいい思いをして、ホームは低画質なDAZNと低クオリティな中継チームにイライラさせられるのかと思うとこぼれたため息は1回じゃなかったよね。

成尾「後藤選手はスペインのプレミアリーグの試合を観て研究してるそうです。」

増田「すごいですね。意識が高いですね。」

さすがに試合中に公共の電波を通してこんなやり取りをされるとリモコン投げつけたくなる気持ちを抑えるので一杯です。勘弁してください。


まあ、昨シーズンの2節終了時点よりも勝ち点積んだし、上位に行くだろうと思われたクラブも順調に勝ち点落としてるし、まだまだここからだよ。アウェイで全勝すればいいんだよ、全勝すれば。簡単なことだ。
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開幕連勝を目指して・リターンズ

2018-03-03 01:25:58 | トリニータ
タイトルがなぜリターンズなのか。実は去年も開幕戦の劇的勝利に浮かれて第2節の前にこのタイトルの記事を書いてるんですわ。結果はご存知のとおり。今年こそ、今年こその思いを込めてまた同じタイトルで書きます。


日曜日はホーム開幕戦。相手は昨年何とか被ダブルは免れたものの勝てなかったモンテディオ山形。木山体制も2年目を迎え昇格に向けて本気モードに入っていると思われる。ただし、開幕戦の放送の中でも紹介されてたけど、2月の中旬から千葉県内で合宿を現在進行形で継続中で合宿先からアウェイの遠征に向かうというかなり厳しい状況。毎年やっていることとは言え、これはなかなかきつい。


さらに各所で話題になり始めてるけど、開幕戦で水戸に完膚なきまでに叩きのめされるという予想外の開幕を迎えている。今季の山形がどんなサッカーを目指してるのかすら分からないくらい水戸に押し込まれ続け、何の誇張もなく「全くいいところがなかった」開幕戦だった。もちろん水戸が良かったというのが前提にあるけど、それにしてもピッチ上での対応力も見せられずに、いいようにやられた山形は今後に不安の残す内容だった。惨敗の翌週なので、その反発力に警戒をする必要はあると思うけど、少なくとも激変することは考えにくく、開幕戦の栃木に引き続きこのタイミングで当たるのに格好の相手だと言える。


あまり話題にならなかったけど、今季の山形は地味に主力が流出してる。鈴木雄斗は人気銘柄だったと思うけど、それ以外にも菅沼、高木jr、瀬川、佐藤優平とけっこう移籍してる。そして山形のフロントがその状況に対する「解」として出したのが、複数の外国籍選手の獲得だ。ジャイロ・ロドリゲス、アルヴァロ・ロドリゲス、フェリペ・アウヴェスと一気に3人のブラジル人選手を獲得して主力流出の穴を埋めようとしている。しかし開幕戦のピッチに立ったのはフェリペ。アウヴェスのみ。もう1人はケガ、もう1人はよくわからないと、開幕戦ではうまくいったとは間違っても言えない。さらにその唯一出場したフェリペ・アウヴェスも水戸のジェフェルソン・バイアーノと比較すると全く存在感がなく、あれなら頭から阪野や瀬沼を出された方が遥かに嫌だ。「外国人頼み」のチーム作りをするクラブは数多いし、それで成功した例も少なくないから、お財布的にそれが出来るクラブはすればいいと思う。ただ失敗した時に取り返しがつくくらい潤沢なお財布事情ならいいが、山形はそうじゃないだろと言いたい。もちろんこれからフィットしてくる可能性はあるだろうけど、個人的に勝手に思ってる山形の良いイメージに合わないチーム編成だと思ってる。木山さん就任時に愛媛からごっそり引き抜いて(それでも愛媛に勝てなかったけど)みたりと、最近の山形にはあまりシンパシーを感じなくなってきているので、ここは叩きのめしたい。


うまくいってない中でも最終ラインはかなりやばそう。そのブラジル人選手を主力として考えてたんだろうけど、どうやらケガをしてるようでやりくり状態のようだ。水戸の岸本武流の仕掛けにズタズタにされたCBには是非出てきてほしいと思う。ケガ人も復帰しつつあるようだけど、何とか不安定なうちに昇格のライバル候補を一つなくしておきたい。



ということで対戦相手をボロクソに書いてみました。まあ別に煽りでも何でもなく、材料があの開幕戦しかないわけで、あそこからポジティブ要素を見つけるのはちょっと難しい。うちは栃木戦と同じように臨めばいいと思う。恐いのは山形よりも大銀ドーム。打ち克つべきは相手チームではなく、ホームスタジアムである大銀ドームだ。昨年のホーム激弱体質をどう分析し、どう対応するのか。その「解」を楽しみにしてる。これは対山形の分析よりも遥かに重要な位置付けだと思う。ホーム開幕戦はそこを楽しみにしてる。
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