Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

勝負はこれから(5節岡山戦)

2014-03-30 21:10:15 | マッチレポート14’
今日は所用があったためリアルタイムで観られず、結果を知った上で録画を観たけど、それでも純粋に面白いと思えた試合だった。今季一番の試合だったんじゃないだろうか。

オレのヤス復帰、岩武くんデビュー、キジ先発、後藤を2トップで起用と個人的には大好物な布陣で臨んだ試合。ボールを繋ぐことに終始し過ぎてなくて良かったんじゃないだろうか。色んなことが出来るメンバーだと思うし、繋げるし、飛ばせるし、裏にも飛び出せる。そんなバランスのとれたサッカーが一番いいと思う。

まずは岩武くん、いきなり右SB先発でデビュー。毎回言ってるけど、ジョンハンはがんばってるし、与えられた仕事に必死に食らいついてると思う。だけどやっぱり彼の適性ポジションはSBじゃない。そういう意味で本職SBの選手たちがんばれって思ってたんだけど、まさかいきなり2種登録の岩武くんがその座を奪い取るとは驚きだった。去年の8月にプリンスリーグで見た時に確かにいい選手だと思ったけど、あれからわずか半年とちょっとでプロデビューを飾るとは、あの時は思ってもいなかった。改めてユースの充実こそ最強の補強だと感じたし、どんなにお金がなくても、そこへの投資だけは続けてほしいと思う。

そして待ちに待ったキジの先発起用。完全なサイドハーフでの起用だっただけに100%キジのいいところが出たとは思わないけど、もらったら高確率で勝負をしかける姿勢は変わらず。今日もCK獲得に貢献してた。90分もつ選手でないことは十分に分かってるけど、前目の選手は充実してるから、最初から60分一本勝負で走りまくって、仕掛けまくってほしい。もしくはラスト20分くらいのジョーカー起用でもいい。田坂さんは点を獲りにいきたい時でも交代のFWに5分くらいしか時間を与えないから、それだとさすがに結果を残すのは難しい。キジは練習からもっとアピールして、田坂さんの腰あたりに巻かれてる“重し”を取り払ってやるといい。

もちろん勝てた試合だと思ってる。岡山にやりたいことをほとんどさせてなかったと思うし、同点に追いつかれてから伊佐の超絶惜しいシュートがあったりと、前向きに捉えられる勝ち点1だと思ってる。だけど昇格を狙うなら、それじゃいけないとも思ってる。一昨年の序盤はこんなんでいいのかという試合内容にも関わらず、勝ち点3をどんどん積んでいった。シーズン終盤に思うように勝ち点が伸びていかなくても前半戦の貯金でPO圏に滑り込んだ。見るポイントによって評価の難しい試合。

5節まで終わって2勝2分1敗は悪くない数字だと思う一方、対戦相手を考えると勝ち点は十分に落としてると考えるのが妥当かもしれない。ただ、大分トリニータは伝統的にリアクションサッカーのため、相手なりのサッカーをする習性があるので、今の状態でも次の5試合であたる強豪とそれなりのサッカーはするんじゃないかなと思う。しかし今年は強いかどうかは別として、近年の大分トリニータの中でも最も自らアクションを起こすサッカーを展開しているので、湘南あたりには中途半端に臨んでボコられるイメージも十分に沸いてくる。

今シーズンは当初から6位クラブと勝ち点5差以内という設定を個人的にしてるので、湘南、磐田が走ったとしても、PO枠は1つも埋まらないわけだから、少し余裕を持った方がいいかなと思い始めてる。可もなく不可もなく、そんな第1クールだった印象。まあ、勝負はこれから。
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叩き一変

2014-03-29 09:35:00 | トリニータ
昨晩は金曜日の夜にも関わらず1滴もアルコールを飲まず(もっと言うと飯すら食わず)に寝てしまった。年度末に文字通り忙殺されてたここ数週間。それでも土日しっかりと休めるだけまだマシ。

岡山戦のプレビュー書く前に、キジ先発で岩武くんデビューなら万難排して岡山行ったのにー!早よ言ってよー。楽しみすぎるやろー!

ということで岡山の前2節、群馬戦と水戸戦を録画でチェックした。ちなみに岡山はシーズン前の順位妄想でJ2優勝に予想した。周囲の評価もそこそこ高かったと思うし、そんな中で1勝1分2敗の16位と序盤はうまくいってないようだ。

前節のアウェイ水戸戦で今季初勝利を手にしたが、その時の戦い方が自陣に11人が完全に引き切ってスペースをなくした上でガッチガチの泥仕合に持ち込むというもの。そして後半に相手の一瞬のスキをついてゴールを決め、逃げ切るというある意味で見事な試合運び。試合後に影山監督も言ってたけど、開幕から調子が上がらずうまくいってない中で苦渋の選択だったと思われるリトリート戦術を忠誠心高く遂行しきった選手たちはなかなか素晴らしいと思う。

ただし今節は岡山ホームであり、ああいった試合はしてこないものと思われる。そうなると水戸戦よりも参考になるのは、ホームでやった群馬戦。試合開始から前線の3枚がハイプレスを敢行するも全体的な連動があまりなく、落ち着いた群馬のパス回しに効果的なボール奪取は出来なかった。時間の経過とともに前線のハイプレスの勢いも弱まり、群馬がアウェイにもかかわらず主導権を握る展開に。後半早々に立て続けに2ゴールを決めた群馬が楽に試合を進めて、勝利を掴んでいる。

全体的な印象として今の岡山は元気がないというか、勢いがない。声を出していれば、防げるようなミスも散見され、うまくいってないチーム特有の雰囲気を醸し出してる。3番後藤、4番近藤、5番植田、6番竹田、このあたりで形成する3バックはもう数年固定されてるようなイメージがあって、かなり熟成されてるだろうと思ってたけど、これが意外と安定感がない。放り込まれたボールに対してバタつくし、クロスを上げられた時に中でマークを外されてることが多々ある。うまくいってないチームに共通して感じられることかもしれないけど、今の岡山も基本的にボールホルダーに対してのチェックが甘いので、相手選手が自由にプレー出来て、なかなか主導権を握り返せない。うちもうまくいってはいないけど、抱えてる課題はちょっと質が違うかなと思う。どちらが先に課題に対しての答えを見つけているかで結果が左右されるんじゃないかな。

岡山は3バックなので、その脇を狙うというのが定番の戦術としてある。新聞報道通りでキジ先発なら、その意味でも効果的な選手配置だと思う。サイド深くに飛び出して、3バックの1枚を引っ張り出せたら、中での勝負の選択肢はかなり広がる。それと前節いわゆる“覇気”の部分について書いたけど、どんな戦術、戦略を採用しようと絶対に欠かせない部分であり、選手のパーソナリティを超越させてでも見せてほしい。

対戦相手の並びによってはここまで勝ち点1とか2も十分にあり得たであろう今の大分トリニータ。ここで同じくうまくいってない岡山と対戦出来ることはラッキーだと言っていいと思う。月が明ければ、強豪との対戦が続く。ここはどうしても勝ち点3を掴んでおきたい。

色々と書いてきたけど、最も警戒すべきは、形はどうであれ、岡山が前節今季初勝利をもぎ取っているということ。ほんのちょっとしたことで、うまくいっていたチームが崩れ落ちたり、ギクシャクしてたチームが滑らかに動き出したりということがサッカーの場合よくあることだ。そのちょっとしたことが、一人の選手なのか、結果なのか、外的要因なのか、理由は様々だ。そういう意味で、苦しい状況の中、形にこだわらず勝利をもぎ取った岡山が今節に激変してくる可能性は否定出来ない。どのチームも目標達成に対して必死だし、我がクラブの選手たちには是非とも“覇気”ある戦いでそれらを払いのけてほしい。
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淡々淡々淡々淡々(4節熊本戦)

2014-03-22 18:57:03 | マッチレポート14’
この内容で勝ち点1を持ち帰れることを前向きに捉えないと、と思うわけですよ。湘南、松本、磐田あたりが走り始めたので、自動昇格を狙うなら食らいついていきたいところだった。だから勝ち点3は必須だったけど、あの内容のサッカーで勝ち点1をいただけるのなら、それはOKとしておかないと。


ただ思うのは、果たしてこのまま今のサッカーの熟成を信じて待ってていいのだろうかということ。シーズンは長いし、序盤でサッカーが完成している必要はないとは思うけど、今やろうとしてるサッカーが熟成した時、本当に勝てるサッカーなのかどうかは疑問を感じる。2連勝したとはいえ、北九州戦のPKは限りなく黒に近いグレーだし、讃岐にいたっては、岐阜3点、磐田4点、松本5点と勝ち点3で争うのではなくて、何点獲れたかで争う相手だったことが明るみになりつつあって、ホームでPK1点のみって実は絶望的な結果だったんじゃないかと思われる。最近パッタリと「走る」という言葉も聞かれなくなっちゃったし。


ここまで今季のチームを360分観てきたけど、正直どうやって点を獲りたいのかが全く見えてこないし、これじゃ点は獲れんわなという試合しか見せてもらってない。今日は2人スタメンを入れ替えてきた。伊佐は可能性のあるシュートも打ってたし、起用も分かるんだけど、結局チーム全体としての印象はほとんど変わらず。で、次に田坂さんが打った手が、前の3試合でほとんど機能しなかった布陣に戻すための2枚替え。当然ながら、試合の流れは変わらず。最後に押し込んだのは、熊本が勝ち点3を目の前にして、全体に下がったからだと思う。勝負の後半で流れの中からほとんどシュートが打てず、元に戻す策が第一手って、本当にこのサッカーの熟成を待っててもいいのでしょうか。正直もう斜めからしか田坂さんのこと見られないから、期待もしてないし、勝ちゃ何でもいいとも思うけど。


それともう一つ、今季のチームを見てて気になるのは、とても淡々とサッカーをやってるように見えてしまうこと。もちろん勝ってるなら、落ち着いて試合を進めてそれが淡々とサッカーしてるように映るのならOKだけど、水戸戦も今日も負けてるのに、淡々とサッカーをしてるようにどうしても見えてしまう。選手の気持ちやプレースタイルのことだから、実際のところは分からないけど、サポーターとしてじっくりと試合を観てて、そう思わせてしまうのはどうなんだろうか。シーズンに入る前に似たような選手が多いことがちょっと気になってたけど、それが手詰まり感に繋がってるように思うし、周りを鼓舞出来る選手がいないんじゃないかなと思ってる。今日も一番声を出してるのは高木だというスカパーのリポートがあったけど、キャプテンとはいえ最年長の選手だけがやっててそれでいいのかな。こういう状況を一番分かりやすく打開してくれるのって多分土岐田だと思うんだけど、復帰はまだまだだろうし、そう考えるとタメやヤスあたりに期待したいのに、2人ともベンチにすらいない。どうなんでしょ、この状況。

それと今日も「元に戻すくらいならキジ使ってよ」って思ったけど、これは田坂さんに一番期待しちゃいけないことだってのを2年かけて学んだので、すぐに頭の中で打ち消した。



4節終えて勝ち点7は悪い数字ではないと思うけど、対戦相手を考えるともしかすると後々じわじわと影響してくるかもしれない。岡山戦はさすがに少しはいじってくるだろうから、それを楽しみに待ちましょうかね。

最後は結果だから。さ、坦々麺食べ行こっと。
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結果か、内容か(3節讃岐戦)

2014-03-17 22:18:49 | マッチレポート14’
昨日はスカパー観戦後、ちょこっとお出かけして帰ってくると、寒気が止まらなかったので、こりゃ風邪だなと思ってプレミアも観ず(結果的には観なくて良かったけど)に寝た。朝起きても風邪っぽい症状は継続中だったのに、仕事してるうちにいつの間にか回復しちゃうんだよね。この現象、毎年数回ある。こういう都合のいい身体に会社って支えられてるとつくづく思う。

さてPKのみウノゼロでホーム連勝。今回は文句なしのPKだったし、あの流れはいい崩しだったからあのまま伊藤にシュートを打たせて気持ち良くゴールさせてほしかった思いがある。相変わらずうまくいってない感が充満してるんだけど、讃岐が思いのほか元気がなかったので、試合としては楽な印象だった。

今季のJ2は3連勝が既に湘南のみと混戦になるのは間違いないから、対戦相手がどうのこうのじゃなくて勝ち点が取れてることを素直に喜びたい。ただ、今の完成度のサッカーのまま京都、札幌、湘南の3連戦に臨むのは、かなり恐い。とは言ってもそこまでに試合はもう2つしかないわけで、内容は徐々に伴っていけばいいみたいな悠長なことも言ってられない。早くもPO圏内に入ったわけで、贅沢な悩みではあるが、大分トリニータの苦悩は続く。


今の大分トリニータ同様、シーズン序盤にPKのみウノゼロで勝ち点を積み重ねてそこそこの順位に付けていたクラブがある。そのクラブこそプレミアリーグで自分が贔屓にしている今季のトッテナム・ホットスパーだ。ご存じの方も多いかとは思うが、その後のスパーズがどういうシーズンを過ごしたかと言うと、下位クラブからはきっちりと勝ち点を稼ぐも、上位クラブには徹底的にボコられ、惨敗を喫するという試合を繰り返し、年越しを待たずに監督のアンドレ・ヴィラス・ボアスは解任された。ちなみにヴィラス・ボアスの戦術の特徴は高いDFラインの設定と徹底したポゼッションだ。うん、そうだね、田坂さんと似てるね。そしてつい昨晩、(観てないけど)ノースロンドンダービーでアーセナルに敗れたことで今季の大目標であったCL出場の可能性は果てしなく遠くなってしまった。

贔屓にしてるクラブはこの世に2つしかない。そのたった2つのクラブで同じように残念なシーズンは過ごしたくない。勝ちながら誰もが明確に課題や問題を認識出来ているというのは恵まれた状況だと思う。だからあえて今のスタメンをいじってみるっていうのも一つの手段としてありなんじゃないかなとは思う。

「結果」が途切れるのが先か、「内容」が伴うのが先か。もちろん後者を期待してる。
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ホーム全勝

2014-03-15 11:11:37 | トリニータ
前節今季初勝利をあげた大分トリニータ。今節はJFLからの昇格クラブであるカマタマーレ讃岐をホームに迎える。

讃岐の第1節岐阜戦、第2節磐田戦を録画で観た。大まかな印象は2連敗、計7失点という数字からイメージするほど弱くないというもの。岐阜戦でも磐田戦でも自分たちの時間も多く作ってるし、先制点とか試合の進め方とかでガラッと変わってきそうな雰囲気は十分にあると思う。

讃岐の基本はじっくりとボールを保持するスタイル。全体的な意思の統一がしっかりとしていて、逆サイドにフリーの選手を作ったりするのがうまい。トップの我那覇とトップ下の高木が軸となるチームだけど、その後ろのボランチの岡村もなかなかいい選手。目立ったプレーをするわけじゃないんだけど、気付くと25番の選手がボールに関与しているということが多い。サイドまで顔を出してプレーエリアが広いので、しっかりとここを潰して前線へのボールの供給を断ちたい。後半からはCBに入ったりと器用さも持ち合わせている。

我那覇にはやはり特に注意が必要。オシムジャパン時代、間違いなく日本のFWの先頭を走っていた選手だし、その実力は33歳になった今も衰えはみせていない。岐阜に一矢報いた我那覇のゴールまでの一連の流れは個人的に大好物なプレーだった。後方からのパスをゴールやや左で粘り強くキープして前を向く→左サイドにはたいて、自らはゴール前に走り込む→リターンのクロスをワンタッチでゴールに流し込む。これぞセンターフォワードという王道ゴール。90分間ずっと存在感を放ち続けてるわけではないけど、ゴールを獲りにいく瞬間の獰猛さや鋭さはやはり恐い。

あとはアンドレアもしっかりとケアしたい。岐阜戦を観ていて噂のナザリトよりも印象に残ったのがアンドレア。去年南長野で長野-讃岐の試合を観た時にも出てたと思うんだけど、その時はあまり印象に残らなかったんだけど、この2試合ではいいプレーをしてる。主にスタートポジションは2列目の左。崩してない状態でボールを預けられることが多いので単独突破をせざるを得ないケースがほとんどなんだけど、抜けなくても無理な体制からクロスを上げきったり、DFを背負った状態からターンで振り切るプレーも多い。磐田戦のオウンゴールも右コーナーの一番深いところからアンドレアが強引に上げたクロスから起こった。クロスの対応を誤った菅沼も来るとは思ってなかったから反応が一瞬遅れたと思われる。マッチアップするのは若狭が予想されるけど、上がりを控えてでもアンドレアのケアには万全を期してほしい。CBの選手がサイドに入るメリットはこの試合で十分に発揮されるものと思ってる。

7失点のうち、3失点がサイド攻撃、3失点がセットプレーと失点の傾向は偏り気味。今の大分はCKから全くゴールのにおいがしないだけにちょっと期待は出来ないんだけど、直接FKは期待したい。岐阜戦のナザリト、磐田戦の駒野と讃岐GKの瀬口は2試合連続で直接FKをぶち込まれてるので、FKを直接狙える場面が来たら、その時にかかるプレッシャーは相当なものがあると予想される。なので前の4人はどんどん仕掛けて伊藤が狙える場面を作ってほしい。またサイド攻撃からの失点は、クロスを上げられた中の対応がまずいというよりもその前のサイドで決定的に抜かれてしまってるというものなので、サイドのユニット、特に西とジョンハンにはどんどん仕掛けて突破することが求められる。

そろそろ各チームもスカウティングをする材料が揃いつつあるので、その試合ごとに十分な対策を立ててくるものと思われる。讃岐は磐田に対し、キックオフからガンガンプレッシャーをかけ、序盤は主導権を握った。飛ばし過ぎた前半のツケが後半の連続失点に繋がってしまったという見方も出来るけど、もし序盤に先制点を讃岐が奪っていたらどうだろうかとも思う。北野監督が大分の2試合を観てどう評価をするかにもよるけど、アウェイでもあり、まずはJ参入後最初の勝ち点が欲しいと思えば、ベタ引きで勝ち点1を拾いに来る可能性も否定出来ない。

昇格のライバルになるであろう磐田がアウェイで勝ち点3だけでなく、得失点差+3も取ったことを考えると絶対に負けてはいけない試合。結果だけでなく、ボールの保持率のわりにゴールに迫れない現状の攻撃面での課題に対する答えも求められる讃岐戦。高松さん曰く「ホーム全勝」するわけだから、早々にこけるわけにはいかない。必勝。
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長過ぎたトンネルを抜ける(2節北九州戦)

2014-03-10 01:08:50 | マッチレポート14’
トンネルを抜けるとそこはJ2だった。

やっと勝てた。本当にやっと勝てた。もう今日は結果が全てだと思ってたから勝てたこと以外はどうでもいいかなと。CKからゴールのにおいが全然しないこととか、アタッキングサードでのアイデアも精度も不足してることとか、得点後に目を覆わんばかりにバタついちゃう感じとか、そんな諸々を含めて今日はいいかなと。とにかく勝ったから。

田坂さんも言及してたけど、ピッチの状態は良さそうだった。田坂さんの目の前あたりで少し砂が飛んでるような感じはあったけど、全体的には素晴らしい仕上がりに見えた。ボールを保持するサッカーを目指すには良好なピッチコンディションは必要不可欠だから、これは本当にありがたいサポート。あとは真夏の根腐れ防止を何卒お願いしたい。ただ、今季はJ2である以上、前節のケーズのようなピッチコンディションで試合をすることがこれからもあることは念頭に置いておいて、その時にどういう戦術、戦略を採用するのかは非常に大事だと思う。真正面から行って手を焼いた水戸戦を教訓にして、賢く戦わないと。少なくとも今日ハイライトで観た正田醤油はひどそうだった。

それと今季の大きな変化は中継の担当がOBSに変更になったこと。個人的にはTOSの中継が見づらいので、嫌いで仕方なかった。それももう5年じゃきかないくらいずっと感じてたんだけど、その思いが通じたのか今季ようやくTOSが中継担当局から外れた。で、そのOBSがどうだったかと言えば、まあ普通に見やすかったと思う。普通に試合の流れをちゃんと見せてくれればそれでいいので、今日みたいな感じでいい。TOSが嫌だったのは、とにかく色気を出すことだったから、普通にシンプルにしてくれるだけでいい。実況は初戦ということもあって若干緊張感が伝わってきた。これから慣れてくるんだろうけど、末吉のことを「本吉(もとよし)」と呼んで、焼肉屋に秒殺で訂正されてた時にはさすがにずっこけざるを得なかった。ホームクラブの選手名を間違えるのはさすがにまずいぜ。


特に去年から在籍してる選手を中心にこの勝利で重たい荷物を降ろしてくれたらと思う。水戸戦も北九州戦も多くの場面で主導権を握りながらも、どうも思い切りが足りない印象を受けるんだけど、これをきっかけにしてほしい。課題が山積みなのは間違いないから、次節からチームが変貌してくれることを願う。引きずってきた負の要素はここで一度断ち切って、新たなチームを見せてほしい。


大混戦、大激戦の今季のJ2リーグ、今のままじゃ勝ち抜けない。





※個人的には120%PKじゃないと思ってる。でもこれがJ2だとも思ってる。
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記念すべき明治安田生命J3リーグ開幕

2014-03-09 23:23:30 | トリニータ
いよいよ明治安田生命J3リーグが開幕。試験的な取り組みがあったり、ロゴが違ったりと純粋に3部リーグという感じはしないんだけど、とにかくJ3の火ぶたは切って落とされた。




記念すべき開幕戦は長野-福島@西が丘をチョイス。ここ5年ほど長野は定期的に観察してるけど、ホーム開幕戦が運良くご近所開催だったため、観戦出来た。新しいものが始まる高揚感みたいなものが感じられて、雰囲気もとても良かった。


この日の動員。同日に開催されたJ2の群馬や長崎よりも多い。それもホームタウンから約200km離れた場所で開催されたにもかかわらず。去年南長野に行った時にも感じたけど、長野のサポーターも確実に増えてきていて、クラブの総合力が上がってきていると感じる。もともとサッカーはいつでも強い印象のあるクラブだけに、新スタジアムが出来上がったら、松本と切磋琢磨しながら、一気に駆け上がってきそうだと前から思ってる。


個人的に長野と言えば大橋。地域リーグで初めて見た時からずっと出てる。今季同じポジションに大型補強があったにもかかわらず、開幕スタメンは譲らなかった。それともう一人のボランチである有永。今日初めて認識した選手だけど、この選手もなかなかいい。国見出身らしいんだけど、大橋とのバランスが抜群で、長野の組織的守備のまさに中枢という感じだった。


その大型補強の伊東テルは途中出場。今年40歳になる大ベテランもまだまだ健在。


シンプルながらも、伝えたいことはきっちりと伝わる秀逸なゲーフラ。


シーズン前に100万円を寄付したという大空翼への感謝幕。オレもBIGが当たったら「岬太郎」名義でトリニータに寄付しよ。





そして両監督。美濃部さんについてはもう既にその仕事っぷりに安定感があるんだけど、栗原監督は新人監督だけにこれから福島ユナイテッドがどうなっていくかを注視していきたい。試合中のアクションは控えめ。美濃部さんがオーバーなだけかもしれないけど。そう言えば美濃部さん最近テクニカルエリアで小銭拾ってないのかな。


福島ユナイテッドの試合を観たのは初めて。そんなに悪いとは思わなかったけど、特にディフェンス面での長野の完成度が高過ぎてやりたいことを出す前に負けてしまったような印象。盛岡や秋田との東北ダービーを是非とも盛り上げてほしい。


この選手が大分出身で、今季JFAアカデミーから湘南に加入後即福島に修行に出された安東輝。途中出場だった。チームが劣勢だったからインパクトの残るプレーは出せず。提携クラブということで、長崎まで行けなかったと思われる湘南サポもチラホラと見かけた。


ということで試合は長野が1-0で勝利。まさに点差以上の内容での勝利でさすがは昨季JFLチャンピオンというサッカーだった。J2経験クラブである町田や鳥取を抑えて優勝候補筆頭なのが納得の出来だった。初代J3チャンピオンの座は長野を中心に戦いが繰り広げられるのは間違いなさそう。


先ほど、スカパーのJ3ハイライトを観た。J1にもJ2にも負けない熱戦が繰り広げられてた。とりぎんのアウェイゴール裏に5人ほどいた盛岡の猛者サポとか、MCのライセンス井本もいじってたけど『行ける』ゲーフラ出してた相模原サポとか、クラブもスタジアムも広がったことで楽しみ方が色々と増えると思う。全体を見渡せば、クラブ数が増えて大変なこともあると思うけど、個人的には3部リーグ創設は大歓迎なので、今季はJ3も楽しんで行きたいと思えた開幕戦観戦だった。
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勝ってこそスタイル

2014-03-06 23:44:12 | トリニータ
ホーム開幕戦・北九州戦プレビューです。

よもやの黒星スタートとなった我が大分トリニータですが、今週末はいよいよホーム開幕戦。迎えるは「柱谷シリーズ」第2戦・ギラヴァンツ北九州。北九州は開幕戦・ホームで京都と対戦した。その試合を録画でチェックした。

内容や結果よりもまず「キ」になるギラヴァンツ北九州の選手たちの名前。

京都戦に先発した選手の下の名前を並べると、コウキ、コウキ、コウキ、マサキ、ユウキ、カズキ、トモキと何と「キ」で終わる名前の選手が7人もいる。我らが小手川宏基と同じコウキにいたっては3人もいる。途中からダイキも出てきたので、計8人の選手が試合に出たことになる。選手名鑑によれば、他にもタカユキ、ユウキ×2、アヤキといて、「キ」だけでスタメンを作れる陣容になってる。「キ」になる北九州。

はい、どうでもいい話でした。


その「キ」になる北九州。今うちが対戦するのにうってつけのチームだと京都戦を観てて感じた。その理由は2つの特徴。2トップによる清々しいまでの裏狙いと常時7人以上で守るディフェンス。北九州の今季の補強の目玉でもある原一樹とエースの池元の2トップはとにかく徹底して裏狙い。もしかすると対京都用の戦術だったのかもしれないけど、実際に2人同時に裏に走ったところにサイドバックからいいパスが出て、前半8分という早い時間帯に先制点が決まった。ただ本当に裏狙い一辺倒なので、京都DF陣も前半の中頃にはすっかり慣れて、その後はほとんど攻撃らしい攻撃はなかった。この徹底した裏狙いのチームと対戦することがなぜうってつけと思ったかと言えば、水戸戦の特に前半に高木は思ったようにオフサイドが取れなかった。1失点目は辿れば高木がオフサイドを取り損なった(オレは絶対ににオフサイドだと思うけど)ところから始まった。だから北九州の攻撃的な裏狙い2トップをきっちりとオフサイドラインで管理出来るかは、今季の4バックがどれくらい熟成されてるのかのいい目安になると思う。ここまで述べた通り、攻撃は2トップ+コテか井上のサイドハーフくらいなので、攻められた時に大体7人以上の選手がしっかりと自陣ゴール前に張り付いた状態になってる。同じく水戸戦の特に後半に圧倒的にポゼッションしながらも、崩しきるアイデアとスキルを見せられなかった大分トリニータ。水戸戦で感じたものが、「手応え」なのか、「勘違い」なのかがハッキリすると思う。このようにオフェンス面でも、ディフェンス面でも開幕戦で出た課題の改善状況を知る意味でうってつけの相手だと思う。

「キ」を付けたい選手はコテはもちろんのこと、途中から出てきた川島大地も要注意。動きにキレがあり、思いっきりもいい。昨季ケガをしていたらしく、気持ちの面でも「やってやる」感が伝わってくる選手。


さて、タイトルにした「勝ってこそスタイル」という言葉。この言葉を発した主は湘南の曹監督。湘南(の曹監督)は今季うちと置かれた状況が非常に似通ってる。どちらも1シーズンでJ2に出戻ってきながらも、監督を続投させた。その曹監督は昇格候補として挙げられることの多い今季の山形を開幕戦で退けた後の会見でこう言ってる。『湘南スタイルは勝ってこそスタイルであって、走るとか若いとか元気があるなんてことは、所詮気休めに過ぎないみたいなことを、今年ずっと言ってきた』。湘南は開幕戦で前半のうちに数的不利に陥りながらも、リードを守り切り、泥臭く勝利をもぎ取った。第三者から見て、「湘南スタイル」と「大分スタイル」という言葉を並べられた時にイメージしやすいのは、「湘南スタイル」だと思う。監督が言うように若さにに任せて走って走って走ってというスタイル。そのスタイルを築き上げた監督ですら「勝ってこそスタイル」だと言う。個人的には今の日本のサッカー界は「スタイル」とか「自分たちのサッカー」という言葉を使えば、負けたことの免罪符になりがちな傾向があると思う。結果を犠牲にしてそういうことを優先させることが重要な局面ももちろんあるとは思う。でもことプロのサッカーにおいてはそういうことは少ない。

湘南を引き合いにあれやこれやと言ったけど、結局言いたいのは、「勝ってこそスタイル」という言葉を田坂さんに言ってほしかったということ、そして結果も出してほしかったということ。曹監督は「去年の8月にホームで仙台に勝って以来何ヶ月もホームで勝っていない」とも言う。さっきうちと湘南は似通った状況と言ったけど、このコメントを読めば、決定的に違っていることを痛感させられる。うちは半年どころじゃない。もう490日(継続中)もホームで勝っていないんだから。水戸戦が終わってすぐに田坂さんが試合後に発するコメントの予測はついたし、その通りのことを言ってた。極論になるけど、この試合に限っては内容のことなんて一切語ってくれなくていいと思ってた。徹底的に結果にこだわってほしかったから。それこそ「勝ってこそスタイル」だから。

もちろんたったの1試合で評価を決めることは出来ないけど、昨季からの流れで考えればたったの1試合じゃないから。この北九州、讃岐のホーム連戦で勝ち点合計で3以上獲れなかったら、即解任でいいと思ってる。まあ、しない(出来ない)だろうけど。

「勝てば官軍」じゃないけど、負け続けるから重箱の隅をつつくようなことまで言いたくなってしまう。田坂さん、頼むから勝ってくれ。もう本当それだけ。





※ちなみにホーム開幕戦で誰よりも期待してるのはOBS。OBSの実力のほどは分からないけど、TOSが外れてくれたというだけで期待しちゃうわ。普通でいい。チャカチャカと画面をスイッチしなければ、それでいいから。ボールがオンの時に選手のアップ画像使わなければ、それでいいから。
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そういえば、今年も心中?(1節水戸戦)

2014-03-03 01:07:39 | マッチレポート14’
2014・J2リーグが開幕した。

レフリーの下手くそっぷりにJ2に戻ってきたことを嫌でも痛感させられる。J1は辛くて辛くて辛かったけど、レフリーにストレスを感じることが少ないから、そこだけは良かった。

昨シーズン15位のクラブ相手に黒星スタート。J1であれだけ「個で負けた」とおっしゃってた監督は、J2の開幕戦で「The・J2」の戦い方にハメられて負けたことをどうお感じなのだろうか。そう考えてたら、そう言えば大分トリニータは成績がどうであれ、今季も田坂監督と心中なのだろうかということが頭に浮かんだ。恐い、そんなの恐すぎるから、その考えは暗闇の奥の方に葬っておいた。ずっと言い続けてるけど、誰がどう見ても求められてるのは結果なんだから、たったの1試合とか悠長なこと言ってないで勝ってくれよ。『昨年にはなかったようなゴールに圧倒的に攻めるということが出来たと思います』って、昨年出来なかったことで出来てほしいのは、ただ一つ『勝つこと』だから、ポイントずれまくってるよ、監督。




ということでやっと全貌が分かった新チーム。変わったところで一番大きいのはやっぱり心臓部分であるボランチをそっくり入れ替えたことかな。新戦力分析で書いたそのボランチの2人と田中輝希は大いに可能性を感じさせてくれた。個人的には特に伊藤が良かったと思う。ポゼッションは60%超えてたんじゃないかと思うんだけど、味方が手詰まりになった時にタイムリーに顔を出しにくることが多くて、苦し紛れのクロスとかでボールをロストする回数が減ってたように感じた。ただ全体感としてスマートに戦う選手が多くて、スタンドから観てて「うわ、こいつ戦ってんな」って感じる選手が少ないと思う。それがエンジンのかかりの遅さの要因になってる気もした。本来ならそういう部分を土岐田とかヤスにやってほしいんだけど。ヤスはどした?

うちと水戸がどの辺りの位置付けかがまだ分からないけど、もしこういう押し込む時間帯が長い試合が多くなるのなら、フォーメーションごと変えちゃった方がいいんじゃないかと思う。がんばってはいたけど、あれだけ相手選手が密集してる中で後藤に1トップをやらせるのは負担感が大きいと思う。後藤は縦パスの1タッチ目をスペースに出して走る時の方がいい。密集地帯でも力強くポイントになってくれるのは田中輝希だと思う。後半に高木のフィードをDFを背負いながら胸で収めて、右サイドの西にはたいて、そのまま真ん中でクロスにヘディングで飛び込んだシーンがあったけど、あれを見て田中輝希1トップの方が2列目が活きそうだなと感じた。もしくは2トップにして、2列目をインサイドハーフっぽく絞り気味に置いてSBの上がりを促す。ジョンハンをSBに置く効果も上がるだろうし、本業左SBのユングやヤスも見たい。しかしまた西は2列目で埋没気味だったな。もどかしいくらいに仕掛けないし、去年からこれだけチャンスがもらえてなお変わらないのはメンタル的な弱さなのかなと思い始めた。2列目は入りたい選手いっぱいいるだろうから、あんなんじゃあっという間に飲み込まれると思う。奮起に期待。





武田はキックがけっこう不安定で、正直に「今年もかいな」と思わざるを得なかったんだけど、今日に限れば風とかピッチ状態とかを言い訳に出来ると思うから、次からビシっと頼むよ。キャッチングは安定してて、安心感がある。


これが林GKコーチかな。


黄色のアップ着は新鮮。


「ガルパン」が何なのか、未だにいまいちよく分かってない。とりあえず、通りかかった時にコラボユニ(18,000円)のテントにはお客さんは一人もいなかった。


予定ではこの後のスタジアム参戦が1ヶ月以上先になるので、ちょい寂しい。大分トリニータは特殊だからアレだけど、本来であれば田坂さんに残された時間は少ないはず。早急に結果を。無理ならば決断を(こっちはクラブに)。来月のホーム参戦までに田坂さんが信頼を取り戻している状況になっていますように。
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2014・J2開幕&順位“妄想”

2014-03-02 02:45:59 | トリニータ
あけましておめでとうございます。

去年は年末近くまでシーズンがあったせいか、あっという間にオフシーズンが終わったような気がする。さていよいよJ2開幕。大分トリニータとして3度目のJ2の戦いの始まりとなるわけだけど、シーズンが始まっちゃえば、J1だろうが、J2だろうが高揚感にあまり変わりはない。特に最近のトリニータに関して言えば、事前情報が全然ないから、開幕戦の高揚感は非常に高い。

シーズンが始まるので、順位予想でもしようかと思う。数日前にNumberの記事を読んでたら、同じように順位予想をやってたんだけど、その中で「こんなもんは予想じゃなくて“妄想”だ」みたいなことが書いてあって、それいいなと思ったので、丸パクリさせていただきました。確かにこれだけ不確定要素だらけの予想なんて所詮妄想。妄想上等。

それでは今季の妄想です。

優勝・ファジアーノ岡山
前線にいい補強が出来たというのが最大の理由。ただ一番注目してるのは新加入選手じゃなくて、清水慎太郎。昨シーズンの途中に来てからの活躍はなかなかのもんだった。正直よく大宮が延長認めたなと思った。基本的にはDFラインはずっと同じメンバーでやってれば、熟成していくという風に思ってるんだけど、昨シーズンの失点がその前よりも増えてるのが少し気になる。ケガなくやっていけば、サプライズを起こせるくらいの陣容になったと思う。もう一点気になるポイントがあるんだけど、そこはまとめて後述する。


2位・ジェフユナイテッド千葉
オフシーズンに存在感のなかった千葉が不気味。ケンペスは計算出来るだろうから、森本次第だと思う。ダヴィが復帰初年度にコンディション不良で全然ダメだったのに、スタートからいた翌シーズンに爆発したあんなイメージに森本がなるなら、十分自動昇格圏内でしょう。現時点で大きな補強もしてないから、夏頃にいい位置に付けてれば、第二エンジンの点火も間違いないだろうし。


3位・京都サンガFC
ここにしか妄想出来ないね。で、多分今年もプレーオフ敗退。普通に見て、戦力はアップしてるけど、監督が未知数。「クラシコ」の印象しかないから、ひょうきんなおっさんくらいのイメージ。ガンバとのPSMを少しだけ観たけど、まあ普通に強かった。監督がハマれば、自動昇格も十分あり得る。


4位・ジュビロ磐田
戦力の足し算なら一番強いのは間違いないけど、今の磐田からはそう言われながらもずっこけそうな典型クラブの匂いがする。エルゴラの磐田番の南間さんは去年相当厳しくクラブやチームの問題点について書いてた。詳しい内情を知ることは出来ないけど、問題の根は深い気がする。それでもさすがにプレーオフを外すことはないと思うけど。


5位・カターレ富山
前にも一度富山を躍進枠に推して、大外ししたことがあるけど、懲りずにもう一回。今季J2で清水慎太郎と並んで注目してるのが、白崎凌兵。もう既に十分注目されてるけど、特に今季は中島翔哉というパートナーを得て、さらに躍動すると見てる。安間監督の要望に補強で応えたクラブの本気度が結実するかが見もの。「汗をかき、アグレッシブに、いずれ美しく」という合言葉は分かるようで実はよく分からない。


6位・大分トリニータ
これは妄想ですらなくて目標。高木が言うように昇格するならどんな形だっていいと思う。シーズン中は6位クラブとの勝ち点差5というのをベンチマークにしていきたい。一番重要だと思うのは、ホーム開幕戦の勝利を含む5節あたりまでのスタートダッシュ。田坂さんを中心にもう一度まとまってシーズンを進んでいくために早い段階での結果は必須。それくらいのギャンブルをクラブはしたと思うから。


昇格を考える上で一つ気になって調べてみたのが、監督の就任年数。

田坂さんを含めて昇格した監督というのは意外とそのクラブに就任してからの年数が若い。戦力が抜きん出てたガンバ、神戸、FC東京、柏を除いて過去5年の昇格監督の年数は以下の通り。

・1年目(チョウ監督、城福監督、ユン監督、内田監督、反町監督)
・2年目(小林監督、田坂監督、篠田監督、手倉森監督、)
・3年目(石崎監督、クルピ監督)

こうやって見ると、優勝妄想した岡山の影山監督が5年目で、富山の安間監督4年目、田坂監督4年目にとってはちょっと気になるデータ。ちなみに今季新しい監督を迎えたのは山形(石崎監督)、栃木(阪倉監督)、磐田(シャムスカ監督)、岐阜(ラモス監督)、京都(バドゥ監督)、熊本(小野監督)の6クラブと意外と少ない。

さてさて、どうなることやら。ま、妄想ですから。外れて当たり前。


水戸戦のプレビューも書きたかったけど、鹿島とのPSMが大雪の影響で中止になり、分析する情報が十分じゃなかったので今回はパス。恐そうなのは、左SBの田中雄大。鳥取時代にCKからのボールを豪快にボレーで叩きこんだゴールが目に焼き付いてる。飛び道具に要注意。

さ、寝るぞ。もう12時間もしたらキックオフだ。
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