Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

こんな試合もある(21節徳島戦)

2018-06-30 23:05:38 | マッチレポート18’
前半戦最後の試合は予想もしない展開で徳島に大差で敗戦を喫することに。まあ、こんな試合もあるという割り切りでいこう。試合後前向きに選手たちを迎えたゴール裏。竹内は一歩前に出てそれに「ありがとう」という意思表示(に見えた)の拍手で応えてくれた。これが勝ってるチームの好循環。

あ、でも丸谷さんは猛省ね。1枚目はやむを得ないけど、2枚目何あれ?ぶっちゃけビックリしたよ。見にくいポカスタのスタンドからはまさか1枚もらってる人があの位置であんなにアグレッシブに行くはずがないし、審判もすぐにレッドカード出さないから「アレはきっとコテがやったんだ、そうだコテだ、コテに違いない・・」ってずっと信じてたんだぞ・・。マジでビックリしたぞ。


なぜかリカルド・ロドリゲス監督には勝てない片野坂さん。前半最初のプレーで徳島の腰が引けてるのを見て、「あ、これ勝ったわ」と本気で思ったんだけどね。何でJ2の監督たちはみんな揃いも揃ってこうなんだろうともう半分にやけながら試合を観てた。まあ、スペースもないし、前半はずっと押し込んでおけばいいかなと思ってたけど、星のミスから全てが狂い始めた。スタンドからはそのミスからの被カウンター時に何でボールホルダーにコテが当たらないんだと思ってたんだけど、徳島の右サイドの選手の上がりに星が置いていかれてて同時に両方を見なければいけない状態だったわけで、映像観て納得した。星の精彩のなさが気になった。よく選手交代をせずに3バックから4バックにフォーメーション変更が出来ると片野坂さんは言うけど、今日の試合を観る限りでは星の左SBはない。自分が監督なら、ターゲットマンタイプのFWをファーで星と高さで勝負させて全勝する。攻撃面でも怜さんほどの機動力がないからスタート地点が低いSBは正直きつい。精神論に走りたくはないけど、数的不利になってからも何とかしよう感が伝わってきた右サイドと比較して、左サイドからは何も生み出されなかった。失点のきっかけを作ったのは自分だからくらいの気概は感じ取らせてほしかった。

フクの復帰はまだかいね。もう1ヶ月になるよ。ウン(ケガしてます)とか、スン(もうすぐ復帰です)くらい何か言いなさいよ、毎度毎度うちのクラブは。



ボランチだろうが、フォメ変して2列目に上がろうが、数的不利になろうが、ずっと本当にずっと存在感を出し続けた川西さん。次節マルちゃん出場停止でも何も恐くない。この和製ムサ・デンベレの変態的なキープ力からどれだけ押し込めたことか。試合終了後も最後までしつこく審判団に食い下がってた川西さん。飄々としてそうで諦めの悪いこんな熱い一面も魅力的だ。











前半戦を首位でターン出来るかは明日の山口の結果次第となったけど、2位に落ちたとしても勝ち点40は素晴らしい中途経過だと思う。けっこう長いこと首位にいるのに、勝っても負けても首位っぽさがないから慢心することがまずない。だから連敗しない、故に順位がズルズルと下がっていくようなことがない。残り半分もこんなシーズンを続けられて、最後に昇格が摑み取れたら最高のシーズンになる。まずは過密日程でヘロヘロであろう甲府にアウェイでの悔しい借りをきっちり返して、景気良く後半戦のスタートだ。
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再び奪首!(20節福岡戦)

2018-06-24 01:22:50 | マッチレポート18’
ちょいとW杯の話を。

連日面白い試合が目白押しで寝不足気味。会社から帰ってきて毎晩21時キックオフの試合がある生活は本当に最高。今回のW杯での大きな話題と言えばやはりVAR。納得感があり、そこまで試合の流れを妨げるものでもない印象なので、この導入は成功と言えるんじゃないかな。決定的な場面であらゆる角度から監視されることとなるVARの導入は「マリーシアの死」に直結すると個人的には思っていて、今大会で南米各国がこぞってうまくいってないのと無関係とは言い切れないと思ってる。今後試合数を重ねていく中で、運用面での問題や選手側の対応にも色々と変化が出てくるんだろうからその辺は注目していきたい。


で、今日の試合。福岡の39番の彼は「J2の試合なんてカメラの数も少ないし、どうせ映ってないだろ」くらいのなめっぷり。そう思ってなければ、蹴った選手の胸ぐら掴んで立ち上がらせるような下品な真似出来ないもんね。残念だけど、キミの愚行はバッチリ映っちゃってたね。本業のサッカーじゃ死角から前に入り込まれてきっちり決勝ゴールを奪われる。悔しいね。気持ちは分かる。でもアレはダメ。その後の行為はもっとダメ。キミの愚行の前じゃあの岩下さんでさえ聖人に見えてきたからね。名前覚えたからな。


不甲斐なかった愛媛での敗戦からわずか2節で再び首位の座を奪い返した。素晴らしいことなんだけど、このチームとどう付き合っていけばいいのか、いい意味で距離感を掴み損なってる。そういう人は他にもいると思うけど自分も「山口すごいなー」とかすぐに思ってしまうんだけど、その山口からわずか2節で首位の座を奪い返す我がチームの方がよっぽどすごいんじゃないかと、もっと自信を持って「大分最強!」とか叫んでしまっていいんじゃないかと思うんだよね。でも心の底からそう思ってるかと言うと、今日のような試合に代表されるように我々のサッカーから「これが首位のサッカーです!」感が微塵も溢れ出してこないから、そうも言い切れない。本当に愛し方の距離感が難しいチーム。でも勝つ。それだけが事実。愛って難しい。


そんな我々のサッカーに井原監督は必要以上に(無駄にと言ってもいい)敬意を払っていただき、前半は楽々試合が進められた。結果的にはその前半の中で決まった唯一のゴールが決勝点になったわけで、井原監督の弱気がこの結果を招いたと言っても過言ではない。我々がどんなサッカーをされると手を焼くのか、他チームのスタッフはもっと研究した方がいいよ。寝る時間を惜しんで1試合でもたくさんチェックすればすぐに分かる話だよ。敬意を払っていただけるのなら、もっと準備の段階で。こんな与し易い首位なんて他のリーグじゃ考えられない。


松本戦での負傷の影響かごっちゃんがメンバー外。予想スタメン通り伸太郎が先発。前半2度ほどボールの受け方で見事なシーンがあり、好調さがうかがえたけど、それよりも後半の決定機でシュートが打てなかったことが残念だった。練習試合で積み重ねて勝ち取ったスタメンの座。慎重になっちゃう気持ちも分からなくはないけど、伸太郎に求められてるのって絶対に結果で応えろとかそういうことじゃないと思う。あそこで決められなくても構わない。でもシュート打たずにロストは最悪の結果。めちゃくちゃ応援してるからこそ、今日の出来には及第点は出せない。もっともっと頑張れ!


フク、ごっちゃんと徐々に怪我人が増えてきた。ここまでほとんど怪我人もなく来ただけにこれくらいは想定内と言えなくもないけど、やっぱりこれ以上は増やしたくない。ごっちゃんの離脱は痛くないはずはないんだけど、それ以上に前線の3枚の競争激化がピークを迎えてるような状況なので、その刺激で今日なんかうっかりごっちゃんの存在を忘れてしまっていた。それくらいに今の前線の充実度がすごい。一方で右からマル・ノリ・トネの並びになってから2連勝の最終ライン。失点は相手のシュートがディフレクションした松本戦の1点のみ。刀根の左は愛媛戦で初めて見た時にぎこちなさがハンパなかったわけだけど、徐々に違和感がなくなってきた。今日は後半の耐える時間によく体を張って存在感があった。こういう展開の時に、放り込まれるボールをはね返せる、シュートに体を投げ出せる刀根のような選手は本当に頼もしい。ただやっぱりフクの左足のフィードは捨てがたい。トネ・ノリ・フクの3枚が一番安定感があると思うので、フクの早い復帰を期待したい。


後半の最初は主導権を握られるのはやむを得ないと思ってたけど、どこかで握り返せるだろうと思ってた。ただ結局やり返せたのは何本かのカウンターのみで基本は耐えっぱなしだった。そのカウンターも今ひとつキレがなく、決定機だった藤本と星のシュートはいずれも弱々しかった。片野坂さんが数試合前から心配してた「終盤のパワーダウン」は多分こんなとこだと思うんだけど、前半あれだけ好きにボールを動かせてもらったわけだから本来であれば先に相手をへばらせないといけないはず。最後まで足が止まってないなと感じるのは怜さんとコテくらいかな。全体のコンディションが落ち気味なのかなというのは本格的な夏の到来を前に少し気になる。


今日のゴールは個人的に「ベストゴール(組織編)」にノミネート決定。中→外→中でワンタッチゴールとか大好物な要素が全て詰まってる。しかし藤本は見事な復活劇で2試合連続決勝ゴール。やれることの幅は広くはないかもしれないけど、「これがオレの生きる道」を見つけたストライカーは間違いなく強い。そして相手DFにとって嫌な存在のはず。蹴っとばしたくなる気持ちも分かる(しつこい)。このチームのポジション争いの厳しさを最も身をもって体感してるのってもしかすると藤本かもしれないと思ってる。だからこれで慢心することはないだろうから、より自分の武器に磨きをかけてほしい。


これぞ解説というものを見せてくれたコバちゃん。誰との比較というわけじゃないけど、とてもいつもと同じ料金で観られる中継とは思えなかった。ただコバちゃんの素晴らしい解説と引きかえになのかと思わせるくらいに今日の画面のスイッチャーがひどかった。数年前まで国内最低レベルだった大分の中継チームが復活したのかと思うくらいに素人感丸出しでひどかった。高木がクイックにスローイングしようとしてるタイミングでなぜ画面を切り替える。クロスに届かずシュートすら打てなかったFWの選手のアップ画像がそんなに大事か?片野坂さんが目指してるサッカーを少しは勉強してこい。試合観てれば、いま何を映すべきか分かるでしょうよ。オレは言いたい。解説の人はいつもの人でも我慢するから、スイッチャーを元に戻して。もうあの暗黒の時代に逆戻りは本当に嫌だ。


次節徳島戦で折り返し。昨シーズンの躍動感はなく、17位に沈む徳島。スペイン旋風は今シーズンは収まると予想してたけど、それにしてもここまで徳島が順位を落とすとは思ってなかった。リカルド・ロドリゲス監督はその名の通り、本当に普通の監督になってしまった。ここはキッチリと獲って首位で後半戦を迎えたい。
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監督の差(19節松本戦)

2018-06-17 02:23:33 | マッチレポート18’


ただでさえ最高な試合だったのに試合後に他でもない反町監督がさらに素晴らしい味付けを施してくれちゃったもんだから、あえて刺激的なタイトルにしてみましたよ。今日の試合のポイントは反町監督vs清水主審ではなく、反町監督vs片野坂監督の視点で見るべきと思うわけですよ。


反町監督の気持ちも分からんでもないけど、どうせ一晩明けたら後悔するんだから、大人ならグッと我慢しないと。清水主審が多くカードを出す主審だから選手たちに気をつけろと指示を出すのはいいことだね。でもカードを多く出す主審だからオレたちに出されたカードはおかしいって論法は明らかに破綻してる。カードを多く出す主審が裁いた試合がカードを多く出すべき試合だったのではという検証はどこにいってしまったんでしょうか。奈良のPKの話とか、日大のタックルの話とか、もう「反町さん、どうしちゃったのよ?」としか言えない。岩間も浦田も議論の余地のないファールであり、一発レッドが妥当かどうかなんて知ったこっちゃない(これはオレたちが対松本限定で言うことが出来る特権)。それを選手が良い悪いの観点で話をしてる時点で、「ハイハイ」で終わらしていい話。



今日の試合を分けた大きなポイントに散水があった。最近の松本は以前の「戦術飯田」のようなサッカーからの脱却を図ってるらしいけど、それでもパスを多用するサッカーには我々に一日の長がある。今日はボールが本当によく走ってストレスなくボールを保持出来た。気持ち良くパスが回せるから試合の入りからイケイケになり、それが前田大然にマルが食いつき過ぎて振り切られてしまうという現象として表れちゃったとも思ってるんだけど。ピッチ状態でいったら今季やったスタジアムの中でも最高だったんじゃないだろうか。反町監督ともあろう方がなぜにそんなに我々に有利に働くことをわざわざやってくれたのか。例えば勝敗に直結するプレーじゃなかったかもしれないけど、4点目の川西からごっちゃんへのパスは水を撒いてなければ届かなかったと思ってる。本当にありがとう。



コイントスで勝ってエンドをチェンジするような古典的な揺さぶりすらも徹底してた片野坂さん。しかし何よりも今日の試合で最大の揺さぶりは藤本の先発起用でしょう。リーグ戦の出場は序盤の4試合とGWの大宮戦に少し途中出場しただけ。天皇杯ですら途中出場でサポである我々ですら驚かされたわけで、まず間違いなく反町監督は藤本に対しての分析はしてなかったはず。スタジアムに着いてからバタバタと藤本の映像を探したりと大慌てしたことが予想される。当然ながらその短時間の中で選手に特徴を落とし込むことはほぼほぼ不可能なわけで、それがあの裏抜けに繋がったと言える。反町監督に言いたいのは、主審の傾向を分析して文句を言う準備をしてるくらいなら相手チームの全てのFWの分析を行っておいたらどうかということ。主審に噛み付いたのは、片野坂さんの揺さぶりについていけなかったことが悔しいのを隠すためではとすら思っちゃうくらいの動揺ぶりですよ、試合後は。





しかしそんな反町監督の動揺ぶりよりも、藤本がただの奇襲の駒で終わらなかったことが素晴らしかった。シーズン序盤はレギュラーだった藤本。しかしボールを受けにいっても収まりが悪く、チーム全体がスピード感を損なう要因の一つとなっていてメンバー外になってしまったのも納得な出来だった。しかし今日の藤本はそれから3ヶ月悩んで苦しんで自分を追い込んできたであろうことがよく分かる進化ぶりだった。とにかく裏狙いを徹底し、ボールが出てこなくても何度も何度もやり直して、そして相手DFの精神をすり減らした。先制点を奪われた後もサイドによくボールが入り我々が優位に試合を進めてた状況を嫌がった反町監督が2シャドーの前田前田を守備時に一段下げて怜、星にぶつけてきた。当然松本の後ろの枚数が増え、誰かが仕掛けて崩しにいかなきゃチャンスは来ないぞと思ってた矢先に裏へ仕掛けたのが他でもない藤本だった。それが嬉しかった。愛媛戦の試合後に、試合終盤のパワーダウンが気になるとコメントしてた片野坂さん。その解決策が伊佐のベンチスタートだったと思うんだけど、藤本の進化によって質を落とさず1試合を通して裏を狙い続けることが出来た。もう前3枚のポジション争いが激戦of激戦。もうこれしか言えない「みんな頑張れ!!」





ごっちゃん心配。ごっちゃんがケガしてしまうくらいなら4点目なんて要らなかった。今日でフクの欠場が2試合目。違和感があることが分かっていながら引っ張った熊本戦の判断が間違っていたのではないかと疑っている。そんなことであってほしくないけど。


正直に言って今日の試合前はちょっとどころじゃなく心配だった。上で書いた愛媛戦後の片野坂さんのコメントや、川西が「ちょっとビルドアップがうまくいっていない」とこぼしていたことからチームの調子は下降気味かなと心配だった。そして早々の失点。嫌な予感は的中しちゃったかなと思ってたけど、思い返すとよく持ち直した。白星黒星が交互になりオセロ状態に突入しちゃったわけだけど、これをどっちに振らすかが本当に重要。今日良かったのがアルウィンのピッチ状態の良さによるものだけでないことをホームでも勝って証明してほしい。



どこかの新興宗教的なやつでしょうか。


さすがのキレと躍動感。さんぺー、ゴールおめでとう!素晴らしい走り込みでした!


試合後に永井が来てくれた。永井が輝く試合展開ではなかった。


栃木、新潟、松本と今日で3試合目の参戦でした。いま猛烈に言いたくて、ここに書きたくて仕方ないことがあるんだけど、言ってしまうと効力がなくなってしまうような気がして、全力で我慢してる。そんな自分の次回参戦は前半戦ラストの徳島戦の予定。

「◎△$♪×¥●&%#?!!!!」


猛烈に言いたい!!
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首位陥落(18節愛媛戦)

2018-06-10 20:15:12 | マッチレポート18’
今の大分が首位に相応しいサッカーをしていないのは今に始まったことじゃないけど、まさに今日の試合に象徴されるようにとっとと首位の座は他のチームに渡しておいた方がいい。サポーターとしては十分に楽しませてもらったし、J2は全18節で終了するわけじゃない。大事なのはこれから。余計な肩の荷はおろして、もう一回てっぺん目指して仕切り直し。


先に1本でも決めていればあっさり勝ってたかもと思うところもあったけど、それにしても全体的に精彩がなかったのは気になる。ピッチが濡れていたからプレー精度が低かったのは仕方ないにしても、それと引き換えに得られるであろうスピード感にも全く欠けていたのは何でなんだろう。これは前にも書いたけど、片野坂さんは交代選手の準備をしている最中に失点することが本当に多い。実際にカウントしてるわけじゃないけど、本当に多い。今日も宮阪の交代準備をしている最中にその宮阪がハンドでPK献上という最悪の流れ。後半はミスしかしてないと言っても過言ではないくらいに全くフィットしていなかった馬場の交代も遅い。良くない試合と片野坂さんの動きの遅さは大体連動してるから、もう少し改善の余地はあると思う。


上下動における強度と質の高さはずば抜けてはいるものの、怜さんは左に回ると極端にクロスの精度が落ちるので、サイドを入れ替えてまで使い続ける必要はないかなと思う。となると今のチーム内でこの選手は絶対に外せないという選手はいない。いったん首位から陥落したのをいい気分転換にして、再度ポジション争いを激化させてほしい。ここ数試合で出場時間を増やし始めた伸太郎なんかは今日の試合でも一発かましてやりたくて仕方ないという感じだった。他にもそういう選手はいるだろうし、疲弊し始めた感のある選手に固執する必要はない、個人的にはボランチとシャドーが一番に手を入れる必要があると感じてるポジションだ。絶対的な選手がいないというのはこのレベルにおいてはプラスの側面の方が大きいと思う。


まあハッキリ言って今日は取りこぼしだよ、愛媛には失礼な言い方になるけど。この試合で勝ち点1すら取れないのは、いただけない。熊本戦ではリバウンドメンタリティを見せてくれた勝ったものの、直近3試合で2敗。明確にシーズンのターニングポイントに差し掛かっていると言っていいと思う。ここでのチームマネジメントを間違うとこのままズルズルと順位を下げ続けるようなことも十分に考えられる。それだけ勝ち点も差がなく詰まってるし。そしてこのタイミングで、じわじわと粘り強く勝ち点を積み重ね始めた松本と、うちと入れ替わって首位に立った福岡との連戦。松本も福岡も直近の試合を観ていて、絶好調というほどではない。いくらでもやりようはあるレベル。さあ、重要な局面がやってきたよ!シーズンはこれから!
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取り返す力強さ(17節熊本戦)

2018-06-04 00:06:48 | マッチレポート18’
試合前は実はけっこう心配していた。前節の失敗を取り返したいという気持ちはあるものの、うまくいかない局面が出てきた時にその気持ちが空回りして、悪い方向に転がるんじゃないかなという想定をしていた。しかし、蓋を開けてみれば、2−0の快勝。8戦負けなしが止まった大宮戦の後の新潟戦の時も同じように心配してたけど、今年のチームは頼もしく力強い。


強い気持ちはキックオフしてわずか数分で明確に分かった。前半4分にデュエルの局面を迎えた宮阪がゴリゴリに体を入れてボールを奪いにいったシーンを見て、「今日は違う」と感じた。前線から運動量多めに、球際厳しくがずっと徹底されてたから前半はほぼパーフェクトな試合運び。確かにハンドっぽかったけど、見事な先制点も決め、文句のつけようのない内容だった。しかし甲府戦をチェックしていたとは思えない試合の入りをしてきた熊本も前半は熟睡していただけに、後半は元気一杯。15分耐えて選手交代で流れひっくり返せば楽勝でこの試合いただきくらいに見てたけど、なかなかペースを奪い返せない。黒木さんちの晃平くんの方のヘッダーがクロスバーを叩いた時は口から心臓が飛び出そうになった。ただアディショナルタイムに突入してからだったけど、待望の追加点も理想的な形で仕留めた。文字にしてしまうと理想的な試合運びにしか見えてこないんだけど、実際は後半の耐える時間が長かったからそこまでの楽勝ではなかったけど、この試合に臨む状況を勘案すればこういう試合がきっちりと出来たチームを賞賛したい。最後はヘロヘロだったかもしれないけど、それはこの試合にかける気持ちの強さの裏返しとプラスに捉えておきたい。


シーズン序盤でまだフワフワしてた時期を除くと負けたのは大宮と甲府。大宮と甲府がどういうサッカーでうちとの対戦に臨んだかを思い返せば、もう明確すぎるほどに明確。大宮と甲府が前年J1クラブとかは関係ない。むしろ新潟がどういうサッカーをしてうちに負けたかを加味すればより明確になる。もう隠したってどうしようもないから堂々と言い切ってやる。「前から来いや!死ぬ気で前から来いや!」もうこれだよ。うちに勝ちたきゃ前から来い。温存じゃなくシモビッチを下げて、富山を鉄砲玉として使った石井監督の采配は思い返すとやっぱり素晴らしかった。そして甲府戦はもう言うに及ばず。うちもそういう戦い方をしてくるチームを乗り越えていかなきゃ昇格が掴めないことは十分に分かってるからもう堂々と言っとくわ。前から来い。大変失礼な言い方になっちゃうかもしれないけど、今まで積み上げてきたサッカーをいったん横に置いて付け焼き刃でいいので、とりあえず前からガンガンいくサッカーでいった方が勝ち点3を取れる可能性は1%でも上がると思うよ。表現(#TashimaOut)はふざけてるけど、本気でそう思ってる。相手チームの徹底度が上回るか、我々の熟成させるスピードが上回るか。そんなシーズンの進め方が出来たら面白いなと本気で思う。


今日はフクについて書きたい。今日の試合の最後に少し足に違和感を感じてたようで心配だったんだけど、イサスタグラムでの明るい表情を見てると大丈夫そうだね。今季のフクの成長は見逃せない。チームとしての失点が少ないわけではないからDFとしては手放しでは喜びにくい状況かもしれないけど、随所に見られる成長の跡が今の大分の好調さを支えてると思ってる。今季は特に左足から放たれるフィードで幾度となくチャンスメイクをしている。新潟戦(フク→伸太郎→林シュート)、岐阜戦(フク→伊佐ゴール)、甲府戦(フク→馬場ゴール)、熊本戦(フク→ごっちゃん→馬場シュート)と思いつく限りでもこれだけフクの斜めに入れるフィードからチャンス(もしくはゴール)シーンを作り出している。去年あたりからかなりチャレンジはしてたと思うけど、今季からは精度が伴いつつあったり、受け手側に認識されてたりと、武器に変わってきた印象。縦方向への鋭いパスを見せておけば、ボランチや星にも付けやすくなるし、去年のようにプレスの狙いどころとされるようなこともなくなった。何よりも本人が自信を付けてるのがよく分かるし、その象徴のようなプレーが古橋を股抜きでかわした遊び心なのかもしれないね。ディフェンス面ではとにかくよく声を出してるシーンを目にする。今日も一気にラインを上げたい時に大きな声を出しながらチーム全体を押し上げてたし、セットプレーの直前にも周囲に注意を促すように声をかけてた。力みがなく落ち着いてることにも成長の跡が窺える。今日もあったけど、クロスで放り込まれたボールのクリア一つとっても、大きくクリアしたいがために頭を振り過ぎて失敗することもなく、真後ろに詰めてるであろう相手選手の頭を越せばいいだけという冷静な判断が出来てるからバックヘッドで軽く突き上げるだけで事なきを得る。見ていて安心感がある。フクとノリ。入団初年度がいきなり修羅場でたくさんの経験を積んできた大卒4年目コンビが大分の最終ラインを支えている。


今日は直接的には熊本戦と関係のないことばかりを書いてしまったけど、とにかく一番に思っている感想は、難しい状況で迎えたこの試合を見事にクリアしたチームのたくましさに感動しているということ。フラフラとしながらもこれで7節連続首位の座を守った。首位の座に相応しいサッカーが出来てるわけじゃないし、いつでもこの座はくれてやるなんて思ってたけど、ちょっと明確に折り返しまでは首位の座を守りたいなと今日の試合後ふと思ってしまった。折り返しの21節まで愛媛、松本、福岡、徳島の4試合。なかなかの難敵を残してるわけで、ここまで守り通すのは難しいとは思ってる。ただ何となくこの難しい局面を乗り切ったこのチームならやれるんじゃないかとも思い始めてる。


そしてその前にミッドウィークには天皇杯・山口戦がある。片野坂さんの手腕の確かさを物語るのに、個人的には天皇杯でいい試合が出来るというのがある。一昨年の甲府戦、清水戦、昨年の町田戦とリーグ戦からメンバーをほぼ全取っ替えしながらも面白い試合をし、そして結果も出す。これは日頃からレギュラークラスに入れていないメンバーたちのモチベーションを落とさずにやらせている何よりの証明だと思うし、特に今季頻繁に使う「30人全員で」というフレーズを何よりも裏付けしている。近場であれば、平日でも何とかして現地に行きたかったけど、さすがに山口は無理なんで職場で吉報を待つ。そしてフクの言うように勝ち上がって昌也と試合がしたい!
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