Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

梅崎司カウンター

2022-05-31 23:15:16 | マッチレポート22’


ワンクラブマンと言われる1つのクラブでキャリアを全うする選手もいれば、司のようにキャリアの晩年に育ったクラブに戻ってくる選手もいる。長く1つのクラブをサポートしていればどちらの存在も嬉しいもんだ。偉大なストライカーが在籍するクラブのサポーターがお手製のゴールカウンターをスタジアムに掲げる光景は日本でも海外でもよく見かけるわけだけど、本当に何となく司が最後に大分トリニータでゴールを決めてからどれくらいの期間が経過しているんだろうとふと考えた。それで梅崎司カウンターを回してみようかなと思った次第。







司が最後にゴールを決めたのは2007シーズンの第24節ホーム甲府戦(9月2日)。4-1で快勝した試合で、15年も前なのに右サイドの角度のないところから決めた豪快なゴールを今でも鮮やかに思い出すことが出来る。甲府唯一のゴールはこの試合から8年後に助っ人として加入してくるラドンチッチというのも歴史を感じる。もし今週の町田戦で司がゴールを決めることがあれば「5,390日ぶりのゴール」という何ともセンセーショナルな数字。今の司のキレならすぐにでもカウンターが止まりそうな気もするけど、一方でもっともっと数字を伸ばしてもっともっとセンセーショナルな数字にしてからカウンターを止めてほしいなという気持ちもある。







おじさんと呼ばれるにはまだ早い。
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下田北斗不在の90分(19節群馬戦)

2022-05-31 01:46:51 | マッチレポート22’
前節から中3日かつ大分からのアクセスの悪い群馬でのアウェイゲームということを考えれば勝ち点3にしか意味はなかったと思うからこのゲームには100点を付けたい。この状況において内容を語る意味はあまりないと思う。


今シーズン初の下田北斗が全くピッチに立たない試合で今シーズン初のウノゼロゲーム。この事実をどう評価するかだと思う。シーズン序盤の横浜FCだけが独走していた時期ならまだしももうシーズン半分が終ろうとしているこの時期に3チームを走らせてしまった時点でもう今シーズンの自動昇格はなくなったと見るのが冷静な見方だと思う。であればもうここまでやってきたことを全て白紙に戻して少しくらい狂気を帯びたくらいのチームマネジメントでやっていかなきゃ昇格を掴み取るのは難しいと思う。結局北斗を外したって勝つ時は勝つし、下平監督が決めた序列なんてないに等しいってことだよ。少々乱暴な決めつけ方だとは思うけど、もう開き直りとも思えるくらいのことをやらない限り昇格は難しいと思うよ。


決勝ゴールは新太。昨年8月の天皇杯群馬戦でもPKを決めているのでこれで2年連続で正田醤油スタジアムでのゴールとなる。本人も試合後のインタビューで話していたけど、2節前の岡山戦のヘッダーがあってのこのゴールだと思うわけで、改善したと評価するべきなのか、最初から決めておけよと評価するべきなのか悩むところだ。岡山戦のチャンスの方がはるかに易しかったと思うからこんなところも今シーズンのチグハグを象徴している。


勝ったことはとても大事なことだけど、この勝利がこの先の何かを担保してくれるわけでもなく、勝ち点3はそれ以上でもそれ以下でもない。今シーズンもしJ1昇格にチャレンジ出来るだけの力が我々にあるのだとしたらそれは1巡目最後の対戦となる現在自動昇格圏にいる新潟に勝った時に初めて高らかに宣言出来るのではないだろうか。


次は中3日で天皇杯。ディフェンディングファイナリストとして受けて立つ今大会、相手はFC神楽しまね(旧松江シティFC)。地域リーグへの降格危機にあるチームだけに誰が出ても勝てるとは思うけど、しっかりとリーグ戦に繋がる試合をしてほしい。特にチームが混乱しているこの状況でのし上がりたいと思っている選手たちは絶好のアピールの場であることを強く認識してほしい。出てこい、次の弓場将輝!
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やってるサッカーが間違っている(18節秋田戦)

2022-05-26 01:24:39 | マッチレポート22’
18節終って勝ち点22って2011シーズンの田坂監督1年目(勝ち点24)よりも下だよ。さすがに受け入れられないよ。「ケガ人が多いから勝てない」みたいなことほざこうもんなら11年前の田坂さんに成り代わってオレがぶん殴るぞ。


5月のリーグ戦5試合で奪ったゴール4つ。

①大宮戦・ネット → セットプレー

②山形戦・ペレイラ → パワープレー

③熊本戦・藤本 → セットプレー

④秋田戦・健太 → セットプレー

で、この間の5試合全てで失点。1ヶ月間流れの中からのゴールがないうえに全試合で失点って.... もうどんな切り口で評価したっていまやってるサッカーは間違っているよ。もっと言えば下平監督を監督のポジションに置いていることが間違っているよ。どんなに崇高なことを言おうが勝てない監督に価値はない。とっとと勝つか、とっとと去るか。早よ決めてくれ。


チームも決壊寸前な気がするね。前節の試合終了後に審判に噛み付いてイエローもらって、サポーターにも噛み付こうとして北斗に諌められて、今日は味方のミスに幼稚園児みたいなリアクションをピッチ上で見せて、もう三竿さんのメンタルが限界に来てると思うから一度休ませてあげた方がいいと思うよ。別に三竿さんは聖域じゃないから。


下平監督の試合後インタビューから推測するにゲームプランは2-0だったと思うんだよ。例え失点してゲームプランが変わったとしても2点目を取って勝つというゲームプランだったと思う。ただ運良くセットプレーから点が取れたとしてもそれ以上を取る力がないという自己分析がちゃんと出来ていれば失点を防ぐことにもっと注力すべきだと思うんだけど、それがなかなか出来ない。あれ?ここまで書いててよく分かんなくなってきちゃったんだけど、点を取らせることも出来ないし守備の構築も出来ないって下平監督って何なら出来るんだっけ?何かもうどうでもよくなってきたな。


今日は熱い大学サッカーを観て戻ってきてから試合を観たので、パッションの部分にも訴えかけてくるものが微塵もなく、何かつまんねーチームだなとしか思えないんだよな。


残り24試合。20勝2分2敗だぞ。やれんのか?本当にやれんのか?出来ないなら目標を下方修正するか、監督解任するかどっちか。去年の「監督を信じる」というお気持ち表明は6月5日。それで結局残留は達成出来なかった。今年も「監督を信じる」のお気持ち表明は通用せんぞ。中断期間のない今シーズン。このタイミングで何もしないのは卑怯。
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何度目かの失望の準備(17節岡山戦)

2022-05-22 01:36:05 | マッチレポート22’
♪あなたのことが好きなのに

私にまるで興味ない

何度目かの失望の準備♪


「あなた」の部分は「大分トリニータ」と解釈しても「勝ち点3」と解釈してもどっちでもスッと歌詞が入ってくるよ。



下平監督、僕なら大丈夫です。あなたのことまるで信用していないので今日のいつもと代わり映えしないスタメンを見た時点でこれくらいの失望の準備はしていたので、まあさもありなんくらいの心持ちです。


♪止められないこの連敗

勝てん勝てん勝てん勝てんシモタイラ

早よ勝ってよ♪



下平監督、名指しで詰めたという厳しいミーティングの効果はありましたか?厳しいミーティングをやって結果が出なかった場合は次はどんなアプローチをお考えですか?まさか也真人の復帰が切り札とか考えてないですよね。それなら誰が監督でもいいんじゃないでしょうか。



負けた試合の後の運転はバキバキに目が冴えるのでずっと考えごとをしながら帰ってくる。今日は個人的な印象としてはスタッツほど押し込んだかというとそうは思っていない。大分側から見た今日最もホットだったエリアは健太と岡山11宮崎智彦のマッチアップだったと思う。極めてシンプルに健太に預けて1対1の勝負をさせ続けた。ここからたくさんのクロスが上がったにもかかわらず1度もゴールネットを揺らすことが出来なかったことから2つポイントがあったかなと考えた。

1つ目は岡山が明らかに宮崎のところがやられていることを分かっていながら明確な手を打ってこなかったこと。これは岡山はあそこからクロスが上がっても大分の中の枚数が少ないから高さと強さのあるバイスと柳ではね返せるという自信があったからじゃないだろうか。大分がシンプルなパスだけで1対1の局面を作れたのは前を3枚にして両ワイドを張らせていたから。裏返せば中は呉屋1枚ということ。実際に健太のクロスはほとんど先にバイスと柳に触られている。

2つ目は宮崎智彦さん(35)が最後まで健太の仕掛けに耐え続けたこと。スピードでは健太が圧倒し続けたけど体力的に先にへばったのは健太の方だった。宮崎は最後は高さ対策で退いたけど、あれだけ仕掛けられながらも足をつることもなく35歳にもかかわらず耐え抜いたことに驚きと同時に明確に大分の選手とのフィジカルコンディションの差を感じた。奎汰は仕方ないにしても試合終盤に足をつる選手が続出して最後の最後でパワーが出し切れないことがここ4試合で勝ち点2という悲惨な状況を招いていると思う。ケガ人が後を絶たないことも含めてシーズンイン前の体作りがもう間違っていたと結論づけると今の状況が一番しっくりとくる。



今週のミーティングで名指しをされたのは呉屋だったんじゃないかと思っていた。根拠はないんだけど何となく。いずれにしてもこの後サムエルにどんどんチャンスが与えられていくのはもう極めて自然なことなので呉屋も伊佐も結果を残すのはより難しくなってくる。ここ4試合でわずか3ゴール。セットプレーが2つとパワープレーが1つ。言い訳出来る余地は1mmたりともない。FW陣だけじゃない。これだけ勝てないんだからレギュラーなんて概念は必要なくて高木もペレイラも三竿も北斗もどんどんスタメンから外すべき。外した方がいいではない、外すべき。勝てないんだから当り前。


これで順位はボトムハーフの15位まで後退。明日の試合結果次第でまだ下がる可能性もあり。今シーズンの目標を「J1昇格」にしたのはクラブ。さらにそこに被せて「大分はJ1にいるべきクラブ。だからJ1昇格じゃなくてJ1復帰」と言ったのは下平監督。独走していた横浜FCが完全に失速したにも関わらず自動昇格圏とは既に勝ち点11差も離されてしまった。どうするおつもりなんでしょうかね。面白くない試合が多すぎて何かもうものすごく客観的に見られるな。毎試合同じこと言ってるような気がするけど、早よ勝ってよ。もう既に今の時点で色々なことに目をつむっているんだから。
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輝いた保田堅心(ルヴァンカップGS6節セレッソ戦)

2022-05-18 23:36:27 | マッチレポート22’
前からのプレスがよくハマり押し込んで試合をひっくり返した一方で、将輝が高い位置まで潰しに行って潰しきれなければあっさり逆転ゴールを許すという結果度外視の試合展開だったわけで、そんな点からもやはり消化試合感は否めないんだけど試合は面白かった。この試合を消化試合以上のものとするかどうかは出ていた選手たちが何を感じて、週末に出る選手が何を感じたかだと思う。サポーター目線だけで言わせてもらえれば「めちゃくちゃ面白い試合」だったんだよ。監督も選手もそこんとこ分かってくれ。


2種登録の保田堅心は今シーズンのルヴァンカップ6戦全てでメンバー入りし今節ついにプロ初先発。結論から言うと本当に見事なプレーぶりだった。そのプレーぶりは若い選手に経験を積ませるためというレベルは既に超えていて純粋な戦力として起用されたと言い切っていいと思う。圭介の好セーブに阻まれたシュートも見事だったけど、抜群だったのがトラップ→ターン→ドリブル→ミドルレンジパスの一連の流れ。特に前半9分のプレーはターンの後に寄せてくる選手をはがすドリブルと健太への鋭いパスが気持ち良すぎて、もうこれだけでこの試合を観ていた価値があると思ったくらいだ。スパーズでの例えで恐縮だけどウルグアイ代表のベンタンクールを見ているようだった。3月5日生まれなのでほんの2ヶ月前まで16歳だったことを考えると本当に驚きのプレーばかりだった。180cmのサイズも魅力的だし、当たりでもJ1の選手に負けていなかった。足元を狙われたシーンもあったし、J2リーグ戦ならもっと狭いスペースともっと速い判断スピードが求められると思うけど、まずはプロのスピード、強度で90分やれることは証明出来た。保田堅心、君は大分トリニータの未来だ。哲平さん、分かってるよね?







サムエルが大分初ゴール。ストライカーらしい素晴らしいヘディングゴールだった。サムエルの動き出しを見逃さずに正確なクロスを送った怜さんも見事だった。ゴールから離れていく動きにもかかわらずニアにヘディングでねじ込んでしまう力強さはやはり外国籍選手らしいものだし、馬力系という印象の山下達也と終始やり合い続けた大相撲は見応え抜群だった。ただ下平監督のコメントを読む限りまずは体脂肪率を下げなければ序列は上がらないらしいので、そこはもう頑張ってくれとしか言えない。このゴールでホッとせずに自分を追い込んでほしい。ポストを叩いたヘディングシュートまで含めて今後が楽しみだと思える活躍だった。


小出の良さを引き出すなら小出と上夷の位置は逆がよかったんじゃないかとか、やはりサイドバックの三竿も捨てがたいとか、西川の積極性は買いたいけど立ち位置の高さには無駄を感じるとか、色々あるけど全ては消化試合だからというエクスキューズが付いてくるのでまあ感想程度に留めておく。


新太やサムエルは言わずもがな、他にも怜さん、健太、藤本と躍動感を見せた選手はたくさんいること、ここまでリーグ戦3試合連続で勝ち点を落としていること、ここからリーグ戦3連戦であること、名指しで詰められるほど厳しいミーティングがあったらしいこと。もうありとあらゆる角度から見てレギュラー争いが白紙に戻っているのは明らか。この期に及んで責任感を感じないプレーをする選手がいるとは思えないけど、岡山戦に出場する選手は相当な覚悟を見せる必要がある。もしその気合いが空回りをして退場をしてしまうようなことがあったとしても個人的にはそういうプレーなら支持したい。


これで4年連続で出場したルヴァンカップは終ってしまった。世界中のどんなアンセムよりもルヴァンカップアンセムが一番高揚するし大好きだ。来年もルヴァンカップに出場するためにも昇格しようぜ。
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開始16秒の失点が全て(16節熊本戦)

2022-05-15 23:14:45 | マッチレポート22’
昨日は所用で終日外出していたため試合は今朝起きてから観た。日曜日だけど出勤なので5時に起きて観た。試合内容もさながら会場の集音マイクが熊本ベンチの怒声を拾いまくりでこの上なく不愉快な朝でした。


今シーズンになってペレイラが日常的に試合に出るようになってずっと気になっていたのがファールのもらいたがり。9節徳島戦の記事で既に指摘していたけど、こんなにも早くそしてこんなにも最悪の形でその懸念が形になるとはね。素人の指摘にあっさりと「だから言ったろ?」みたいに言われるの情けなさすぎるし、ビルドアップの技量にも不満があるし、個人的にはディフェンダーとしてのペレイラはあまり信頼していない。我々がJ2リーグで無双出来る存在ではないことはもう明らかなわけで、0-1から試合が始まって勝てるほど甘くはないんだよ。それだけに開始16秒での失点の意味はあまりにも重い。後半ATのパワープレイの時にもゴール前でもらいたがりにいったペレイラには明確に指導の必要がある。それがチームとしてやるべきこと。


ボールをどちらが握るかの分かれ目って立ち位置だったり、止める蹴るの技術だったり、運動量だったりと微妙なものが合わさった結果だと思うんだけど、結局はプレスをかける側に「行ったら外される」という感覚を植え付けられるかにかかっていると思っている。後半の熊本の落ち具合から見て前半の熊本がオーバーペースで前に出てきていたことは明らかでもっとシンプルに耐えたかった。チーム全員で熊本の圧はいつかは止まるという共通認識さえ持てれば別に特段悪い前半ではなかったと思うんだよ。ただ既に失点してしまっていたことがチーム全体を焦らせ相手のペースで試合が進んでいるような錯覚に陥ってしまいそして最悪の2失点目を招いてしまったと思う。後半の猛攻はある意味必然でそこでたったの1ゴールしか奪えない時点であまり評価には値しない。


連戦だから平常時のサッカーが出来ない、0-1のハンディキャップマッチだから勝てなかった。下平監督、次は何を言い訳に勝ち点をロストしますか?ここまで勝ち点を落とすと逆に勝てた試合に共通の理由が見出せてきてしまう。岩手と千葉。シンプルに相手が弱かったから勝てただけ。シーズン中ずっと勝ち点を順調に積み上げられるほど簡単なことではないことは分かっているけど、順調じゃない時でもこういう理由があってうまくいってないとか、ここを磨き上げていけば他でもない下平監督の言う「連勝が止まらない」状態になるという一つの芯みたいなものを感じさせてくれれば負けてもここはこらえようと思えるけど、今のチームからそういうところを感じることがほとんどない。試合中に実況の南さんからも指摘されてたけど、連戦の言い訳がなかったはずのこの試合で勝ち点が1つも取れないのは下平監督がシンプルにダメなんじゃないかという思いになりつつあるのが正直なところ。下平監督、次は何を言い訳に勝ち点をロストしますか?


寄っているテレビ画面でしか観ていないので分からない部分が多いんだけど、いまチームが目指そうとしてるビルドアップの方向性が本当に正しいのかという思いがある。48分に自陣で三竿がドリブルで2枚はがしたシーンがあった。本来であればドリブルで1枚でもはがせれば相手の陣形にズレを生じさせることが出来て崩していくきっかけになるはずだ。ただ引っかけられて裏返されることもあるから自陣での積極的なドリブルというのはほとんどの選手が控えるわけだ。ただこのシーンで三竿は2枚もはがせたにも関わらず結局センターサークル付近でバックパスを選択。何事もなかったように試合は進んでいった。前線の立ち位置はテレビ画面だと見えなかったので問題点がどこなのかは分からないけど、果たして相手を崩すことを目的にボール保持出来ているのかという根本のところに心配をせざるを得ないようなプレーだったと感じた。大丈夫かな?


この試合で唯一及第点を出せるプレーを見せた藤本。チームがシーズン序盤に不振だったことで4-3-3から4-4-2へフォーメーション変更したことに伴い自分の居場所がなくなり序列が一気に下がったと自らコメントしていた藤本。それを裏付けるかのように今日は久しぶりの3トップのワイドで躍動した。1対1を完璧に制した突破が2つ、惜しいシュートも2つとただ1人意地を見せた。藤本にはずっと期待しているんだけど、その根拠はポテンシャルよりもメンタリティ。悪く言ってしまえば独善的な雰囲気すら感じるところもあるけど、突き抜けるチャンスが来たと思うよ。このチャンスを絶対に逃すな。


まあ何だ、やっぱり勝たな面白くないわけよ。監督も選手もそれは分かってくれてるとは思うけど、来週は激変したところ見せてくださいよ。やってくれるなら誰でもいいんだよ。
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何とも微妙な今季のチーム(15節山形戦)

2022-05-08 23:52:25 | マッチレポート22’

見逃さなかったよ。「もっとこっちに寄りな」と呉屋が自らニータンの手を引いた瞬間を。




ダメだよ〜、もう呉屋も三竿も優しいパパの表情しちゃってんじゃん。これから戦いに向かう漢の表情じゃないよ。ニータン、骨抜きにするのはサポーターだけでいいの。選手までメロメロにしなくていいんだよ。



と、ホッコリと入ったところで本当に負けなくて良かった今日の試合。何が負けなくてよかったかって言うと今日はずっとイライラしていた。


何にイライラしていたかと言うとクラモフスキーにずっとイライラしていた。アイツずっと文句言ってんだよ。本当にずっと。ファールやジャッジの度に全部文句言ってんの。


確かに今日のジャッジは双方にフラストレーションの溜まるものではあったけど、それでもさすがに言い過ぎ。挙げ句の果てにはオフサイドのジャッジにまで文句言い出して、さすがに頭おかしいのかなと思った。あんなヤツを喜ばせてたまるかという一点のみにおいて負けなくてよかった。


序盤は大分ペースだったものの山形が呉屋と伊佐の間を通してボランチにパスを付けられるようになってからはずっと山形ペースだった。結局最後まで試合の主導権を奪い返すことは出来なかった。ただ山形にもキレはなく連戦の最後らしい重たい展開がずっと続いた。ドローが妥当の内容だっただけにまあこれでいいんじゃないだろうか。


連戦の最後なので内容を語ることにあまり意味を感じないんだけど、ちょっとケガ人が多すぎるね。試合前にこれだけテーピングを巻いている伊佐を先発で起用せざるを得ないチーム状況がまずい。程度の大小はあれど現在ケガをしていると思われるのは、刀根、長沢、朝陽、成豪、也真人、ノム、香川あたりかな。ここからは1週間空くので急激に内容が改善することも考えられるけど、今月中にまたリーグ戦の連戦があるからいずれにしても今の選手層のままじゃまずい。


「よく追いついた」とは絶対に言わない。それを言うなら大宮戦でちゃんと勝っとけという話。大宮戦で何としてでもこじ開けて勝ち点3を取ったチームにならこの試合の展開で「よく追いついた!」と賛辞を送りたいけど、どっちも似たような試合で自分たちのホームではこじ開けられなかったにも関わらずアウェイではこじ開けられてんだから、それで「よく追いついた」なんて評価にはならないよ。大宮戦で勝ち点3取っておけば、この試合はATに決勝ゴールを決められてても合計勝ち点は3なんだから。悪くはないとは思うけど、何となく今シーズンのチームは気持ちを乗っけにくいなという印象。もう長いことサポーターをやっているので勝つことでしか納得感を得られないわけではないんだけど、今シーズンのチームからは納得感を得られにくいというのが一番近い表現なのかなとも思うけど、違うかもしれない。ただ気持ちが熱くなって勝ち点落としても一緒に悔しがるような気持ちにもならないし、何なんだろうか。もうシーズン序盤という時期は過ぎたわけで、この微妙なモヤモヤとした感じは早急に払拭してほしい。



それにしてもよく追いついたよね。特に後半はゴールの香りは極限まで無臭だったから、本当ああいう何の脈絡もないところからゴールが生まれるのがサッカーの面白いところであり、恐いところでもある。こうやってゴールを決めたペレイラに将輝が真っ先に到達しているのを見ると半年前の国立を思い出す。でもね、劇的かもしれないけどDFが大事なゴールを決めてばかりのチームはうまくいかないという思いがあって、それは阿部吉朗が引退時のインタビューを読んだ時からずっと思ってる。チームが前に進むにはやっぱりゴールを決めるのはアタッカー陣であってほしい。まあ、それにしてもよく追いついたよね。



前半はずっと伸太郎を中心に見ていた。このブログでもずっと書いてきたけど、個人的に伸太郎には大きな期待をしていたし本当に好きな選手。レンタルはまだしも完全移籍が決まった時は残念な思いと同時にクラブへの怒りも感じるくらいだった。だから対戦相手としてだけど、こうやってもう一度伸太郎が走っている姿を見られたのは本当に嬉しかった。




伸太郎が北九州に移籍したのが2018シーズンのオフで、奎汰の入団が2019シーズンなのでプロとして一緒にやったことはないけどアカデミーの先輩後輩でマッチアップ。どっちがより強く意識してたかな。


もはや恒例とも言えるアカデミー卒業生による吉坂さんとの両手握手。


奎汰よりも2つ下の将輝なんてもっと繋がりが薄いだろうけどそれでも挨拶にいくアカデミー卒業生の繫がりが嬉しいね。



山形は山田康太のチームになりつつある印象。ただ加藤大樹が再三左サイドからアーリークロスを入れてたけど、中で待ってるのがワントップなので我々としては楽々はね返せた。山田康太があそこに飛び込んでくるようなら相当恐いけど、もっと10番的立ち位置で振る舞いたそうだったからチームとして最適な配置をまだ探っている感じなのかな。栃木戦の決勝ゴールもそうだし、今日の先制ゴールもそう。終盤のゴールで勝ち点を動かせるチームは勝負強いからこれが続けられるようなら山形はまだ上がっていきそうだ。ただクラモフスキーだけは絶対に認めん。



交代で退いた後、伊佐から下平監督に立ち位置の説明みたいなことを手振り付きでやっていて下平監督もそれに耳を貸していた。片野坂さんの時には見なかった光景だなと思いつつ、どんなことを話していたのかが気になる。



ご要望でしたので試合終盤を必要以上にドラマティックにしておきましたけど、お気に召していただけましたでしょうか?





スタジアムによって自動散水のところもあれば、手動散水のところもあるけど、山形はついに秘密兵器・自動車型散水マシーンを投入してきた。試合前もハーフタイムもかなり入念に散水していた。我々もパスを回したいので有難かったけど、途中で北斗だったかがすっ転んでいてさすがに撒きすぎではと思ったよ。



フィジコの佐藤さんと野田裕喜。


これはフクアリでの千葉戦の時だけど米倉とも仲良さそうに話していた。ガンバ中心だとは思うけど、意外と交友関係の広い佐藤さん。



あの歓喜の昇格から3年半ぶりのNDスタ。山形も3年後には新しい専スタが完成することが決まった。サッカーに全然興味のないタクシーの運ちゃんでも概要をスラスラとしゃべれるくらいで県民の期待感は高いのかなと感じた。雨後の筍のように各地にクラブが出来たフェーズはもう落ち着く。次は間違いなくスタジアム(出来れば専用)を軸にしたクラブ運営が中心となるフェーズがやってくる。昭和電工ドームも完成から21年が経過。これまでの経緯を考えれば難しいのは分かってはいるけど、2002W杯仕様の陸上競技場が時代遅れとなるのはもう遠い未来の話ではない。





今回は初めて空路で山形入り。どこに行っても新緑が美しくて歩くのがとても楽しかった。









いつもは車で来てパッと帰ってしまっていたので気付かなかったけど、NDスタのある天童市はとにかく将棋推しがすごい。ただタクシーの運ちゃんも言ってたけど、天童市は将棋の街ではなくて将棋の「駒」の街。あくまでも駒を生産しているだけで、盤は作ってないし将棋の名人を何人も輩出しているわけではないそう。ただイオンモールでさえ天童市だとこんな感じになっちゃうくらいに将棋の駒を推している。


そして天童市と言えば世界を震撼させる奇祭・人間将棋の開催地。開催地は山の上にあるということで野生のカモシカと遭遇しながらも息を切らして登ってきた。




いざ行ってみると思ってたよりも全然小さい。むしろショボい。山の上でこんなに広い敷地があるのに何でこんなにコンパクトにまとめてしまったのか。もっと奇祭であってほしかった。天童市よ、もっとエキセントリックであれ。


微妙な戦績の続く我が軍ではあるもののそれでも自動昇格圏までわずか勝ち点8差。シーズン序盤を考えるとまさか第15節で横浜FCが自動昇格圏から脱落しているとは思わなかったので、これからもどうなっていくか全く読めない。ただ一つ言えることは今のチーム状況のままでこの大混戦から力強く抜け出すことは絶対に無理。戦術のブラッシュアップなのか、選手の入れ替えなのか、さらなる新戦力の補強なのか、はたまた監督の交代なのか。ナメてたわけじゃないけど、想像していたよりもJ1昇格は遥かに難しい。
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まとめて稼げない勝ち点(14節大宮戦)

2022-05-05 12:08:06 | マッチレポート22’
昨日は遠方で仕事だったため帰宅した時には日付が変わっていてさすがにそこから試合を観る気力もなく就寝。先ほどディレイ視聴。


試合単品としてはやむを得ない範囲の引き分けかなとも思うけど、順位表を見ながらの評価になると物足りないという印象に変わってきてしまうかな。まあ、それくらい評価が難しいと感じた試合。徐々に調子を上げてきた徳島にも抜かれて現在降格4クラブの中で一番下の順位。これでは評価は出来ない。


守備時は表記通りの4-4-2、ビルドアップ時にはネットが2CBの間に入るいつものサリーダ。ただ前節から北斗が2列目に入ることで少し立ち位置がイレギュラーになっている。特にこの試合はネットの前で将輝と北斗が並んで明確にダブルボランチの立ち位置となり全体が3-2-3-2となっていた。この恩恵を一番受けているのが奎汰。ほぼWBのような位置取りとなり前への推進力が出しやすい状況となっている。特にネットのゴールに繋がったCK獲得の際のドリブルでの持ち上がりは圧巻であれでクロスが2トップに合っていたらサイドバックとしてパーフェクトな仕事と言っても良かったと思う。ただ一方で気になるのが「左右間格差」。三竿、奎汰、北斗と左利きが並びスムーズにパスが回る左サイドと比較すると主にペレイラの技量不足を要因とする右サイドのパス回しのぎこちなさ、前への推進力の足りなさが気になる。ただ決して左右均等の必要はなく左サイドがストロングならやや左肩上がりの陣形となり右は固さを保ってくれればそれでいいとも思うんだけど、この試合唯一の失点は右サイドを破られて喫したものでやはり右サイドの物足りなさは否めないところだ。ペレイラは伊東の方に向かってドリブルをするしか選択肢がなく相手からするとパスコースが読みやすい。三竿のように縦に少しドリブルをして相手を動かすことでパスコースを作り出すとか出来ないとこのままずっと手詰まりだ。この課題をクリア出来る選手がいるのならペレイラを一回外すのも十分にありだと思う。


決めきれない試合がちょっと多くないかという不満はあるものの連戦の重さも感じさせずに相手ゴールに何度も迫った。栃木戦で物足りなかった後半に入ってから攻撃の強度を上げる部分も呉屋と新太の投入で明らかに前半よりもゴールに迫る回数も増えた。大宮のゲームプランとしては終盤まで何とか頑張って最大のストロングポイントである左サイドの柴山で一発くらいしかなかったと思う。一度だけ危ないシーンがあり相手のゲームプランにハマりかけた部分はあるものの、相手のボール保持を3割に抑え込み、シュート3本に抑えて一方的に押し込む試合展開自体は良かったと思う。後半序盤の奎汰のシュートを相手DFがブロックしたのはVARがあれば100%ハンドなのでツキもなかった。それとちょっと気になるのは新太のインアウト。決して悪くなく途中出場の選手として十分にゴールに迫る仕事をしていた新太をわざわざ下げる必要はあったんだろうか。試合後のインタビューで下平監督は「パワーを出したかった」と言っていたけど、それなら将輝の交代の時に小林裕ではなく司でよかったんじゃないかと思う。決めきれない試合が多いのはバランスを変えてでもゴールに迫るという指揮官の覚悟のようなものが見えないのも一つの要因じゃないかと思っている。グズグズしていた栃木戦のような展開ならまだしも大宮に反撃の余力はほとんど残されていなかったこの試合のような試合展開ならやってほしかったし、選手との信頼関係に禍根を残すかもしれないようなことをわざわざする必要はなかったんじゃないのかな。


しかし大宮は弱くなりましたな。2013年シーズンもしくは1年でJ1に返り咲いた2015年シーズンをピークに大宮がJリーグ内でのポジションをズルズルと下げているのは誰もが知るところだけど、そういうのと全く関係なく何となく大宮には個の能力だけでぶん殴られてしまうという印象があってそれは我々が昇格した2018シーズンですらダブルを食らったことからも分かる。だから昨日の試合ほど大宮が弱いなと感じたことは本当に初めてで残酷な時間の移り変わりを実感したというのが率直な感想。大宮にはどのクラブにも負けない優秀なアカデミーの存在があるわけでまずはその人材をどうトップチームに取り込むかを考えるべきだと思う。松崎快がいい例で、大卒でオファーしたのかどうか知らないけど水戸に取られてわずか2年で同県ライバルの浦和にステップアップ移籍されるとか松崎の能力を一番知っているはずの大宮強化部はどこに目を付けてんだって話だよ。


この記事だけで何度「物足りない」と書いたか分からないけど、こんな物足りない内容のままなら4連勝中の山形には絶対に勝てない。シーズン序盤は完全につまずいたけど4月から完全復調。我々がこじ開けられなかった大宮もホームでサクッと2-0で退けている。金沢は我々に勝った後から3試合で勝ち点1、栃木は我々と引き分けた後から2連敗。千葉は連敗。順位が下の絶対に勝ち点を取らないといけないクラブとの3連戦で勝ち点5しか取れなかった状況でここからはPO圏内の山形、岡山、そしてついに横Cを止めた熊本。課題は山積みだし、悩みのタネは尽きない。日程が発表された時にはGW最終日ということもあって全く飛行機の席がなくて山形遠征は諦めてたんだけど、最近見直したら飛行機の席は十分にある。大宮戦の結果で行くかどうか決めようと思っていたら何とも決めがたい試合をしてくれちゃってどうしようかなと迷い中。東北に行くと直接FKからのゴールが必ず見られると噂だしな、どうすっかな。
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初物づくしの快勝(13節千葉戦)

2022-05-01 01:11:36 | マッチレポート22’
「人生を変えるゲームにしよう」

なかなか言える言葉じゃないと思うし、でもその言葉は確実に奎汰の心に刺さっていた。




大きなポテンシャルを感じながらも良い時と悪い時の振り幅が大きすぎて片野坂さんの下では継続的に出場機会を得ることが出来なかった。ただ今日の好パフォーマンスを見るにつけポイントは気持ちの持ちようだけだったんじゃないかなと思う。指揮官から刺激的な言葉で送り出された、試合の早い段階で思い切って振り抜いたシュートがゴールマウスを捉えた。これらのことが奎汰の気持ちを軽くさせ他のプレーにもどんどん良い影響を与えていった。今日はそんな風に感じながら見ていた。鹿島戦のプレーぶりから予感はあった。でもまさかJ2初ゴールまで取ってきちゃうとは予想を軽く超えてきたよ。






今日の奎汰の好パフォーマンスを引き出したのに北斗の存在があると思う。今季初めてだと思うけどサイドハーフの位置に入った北斗。試合前にスタメンを見た時にこのメンバーで本当に点が取れるんだろうかと思ったけど、本当に土下座で詫びたい。久しぶりのリーグ戦先発で多かれ少なかれ奎汰にも不安な気持ちもあったと思うけど、前を見たら北斗がいてくれたことにかなり救われていたと思う。外側のレーンをキレイに開けてくれて奎汰の前への推進力を最大限に引き出してくれたプレー中の助けもさることながら、試合中に奎汰と北斗はずっと話をしていた。それこそゴールを決めた直後もハーフタイムで引き上げる時も。しゃべってすり合わせをすることでどんどんプレーへの迷いがなくなっていったように見えた。奎汰のゴールはもちろん素晴らしかったんだけど、前半に伊佐のヘディングシュートに繋がった裏抜けからのクロスこそが奎汰に最も磨いてほしいプレーなのでアレが出て今日は本物だと確信したよ。あの裏へのパスも北斗だったね。ただこれでレギュラー定着なんて甘いもんじゃないことは分かっている。今日奎汰がした一番いい仕事は香川のケツに火を着けたことだ。







インパクトという意味では奎汰以上だったのがリーグ戦初スタメンだった将輝じゃないだろうか。



今日の実況だった原大悟さん(ハラヒロミjr)の言葉を借りるまでもなく多くの人にインパクトを残した。個人的にずっと今シーズン出場しているボランチに物足りなさを感じている中でまさにその足りない部分を存分に見せつけてくれた。鹿島戦のプレーぶりから予感はあった。でもまさかネットを食っちゃうくらいの存在感を見せつけてくるとは予想を軽く超えてきたよ。ただこれでレギュラー定着なんて甘いもんじゃないことは分かっている。今日将輝がした一番いい仕事は小林裕のケツに火を着けたことだ。




試合終了と同時に尻もちをついてやり切った感を出した将輝。そこに高木や三竿が真っ先に労いに来た。将輝自身が話していた司のメッセージもそうだし、若者のチャレンジをしっかりサポートしてあげる大人たちホント素敵。

片野坂さん、もしかすると深読みしすぎなのかもしれないけど、あなたが大分の未来として天皇杯等々力→国立とずっと一番近くで大事な試合を見させてきたあの高卒ルーキーがいま大きく羽ばたこうとしています。先日パナスタで対戦した時に一番早くにこの躍動を予感していたのは片野坂さんかもしれないね。本当にありがとう。


2人のアカデミー出身者に関することから始めたけど、一言で言ってこういう試合を待っていた。スコア的な完勝よりも大きくメンバーを変更しても変わらないサッカーが表現出来た。むしろフレッシュだった分より躍動感があった。何度も書いてしまい申し訳ないけど、下平さんの良かった選手は使う、良くなかった選手は一回外すの単純明快なやり方は非常に信頼している。若手がベテランのケツに火を着けてまたベテランが必死に走る。これこそが強いチームのポジション争いだ。4日後の大宮戦はまたガラッとメンバーが変わると思うけど、それでいいと思う。チームが勝ち続けているのならまだしも勝ったり負けたりが続いている間はどんどん選手を入れ替えればいい。ポジションを掴む気持ちの強い選手が勝ち残るのが正しい姿だと思っている。



今日はネットも良かった。千葉のプレッシャーが緩かったこともあるけど、この水準でやってくれればボランチがポジション争いの最大の激戦区になる。みんなタイプも違うから組合せの楽しみもあるしハイレベルな争いを期待したい。



北斗のFKが決まった瞬間の伊佐の雄叫びで毎朝起こしてもらえたらスッキリ起きられそうだ。呉屋を60分で休めて伊佐は今日も足をつるまで前線をかき回してくれた。これで大宮戦で長沢が頑張ってくれればチームとして良い方向に回っていくと思うんだよな。



写真に他意はございません。加入後最も良いパフォーマンスだった伊東。昨シーズン在籍した千葉の関係者からしたら「何だよ、こんなに出来んのかよ」ってきっと思ってるよ。今日は上がりよりも球際でしっかりと戦えるところを見せてくれた。伊東も連続して先発だったので大宮戦は休むと思われるが、果たしてここは誰がポジション争いをかき回してくれるのか楽しみだ。



藤本もリーグ戦初ゴールおめでとう!これでリーグ戦、カップ戦、天皇杯全てでゴール決めたね。あのシーンはパスの選択肢もあったと思うけど仕掛けてこその藤本だと思う。このゴールは間違いなく健太の心に火を着けたと思う。いい仕事だ。





北斗のFKが決まる直前に宇津元がファールを受けたプレーでピッチ上が少し殺伐とした時に、少し離れたハーフウェーライン上でペレイラとサウダーニャが雑談してたのとてもホッコリした。
「ミンナ、イライラシテルネ」「ソウダネ」



もう最近はこういうシーンを見るとネタかなと思ってしまうようになってきた。しかしほとんど同じ位置で見事に2本目に調整してきた北斗の直接FK見事だよ。まだ4月なのにもう目の前で3本も直接FKが決まるのを見せてもらったんだけど、今シーズン果たして何本決まってしまうのか。北斗は大分トリニータ史上最も多くの直接FKを決めた選手になりそうだね。





下平さんが指導者として注目されるきっかけとなったのが柏U−18でのクラ選優勝。その時のメンバーだったのが中川寛斗であり、小林祐介だ。尹監督がそれを知っていたのかどうかは分からないけど、先発機会があまり多くない小林が下平さんとの対戦でスタメンというのを見た時に意図があるのかなと疑ってはみたけど、そこまではなかったかな。



今シーズン千葉のNo.10を背負う見木友哉。昨シーズンオフの個人昇格人気No.1だと言っても過言ではないくらいの活躍だったし実際にオファーはあったと思う。千葉はこの逸材をよく見つけてきたと思う。彼は武蔵野のU−18出身なので個人的には注目して見ていたけど、そうでなければ大学4年間ずっと2部だった選手がここまでになるとは想像出来なかったと思う。順天堂大とか千葉県の大学なら練習試合で目に留まるなんてこともあったかもしれないけど、神奈川県の大学(関東学院大)だからね。本当によく見つけたと思う。



川崎、千葉と在籍クラブも似通っている高木駿と新井章太。背番号も同じ1で今日は色まで被った。この笑顔はそんなこと話してるのかもね。



3年半ぶりのフクアリ。本当に好きなスタジアム。なかなか北九州のスタジアムに行けないので「好きなスタジアムベスト10」の記事が書けないんだけど、フクアリはまず間違いなくエントリーする。



明日からフクアリ周辺でフェスがあるらしくコンコースからステージが丸見えだった。昨今の音楽事情に疎い自分でも分かる有名どころが出演リストに名を連ねてた。スピッツは見てみたかった。



犬っころ。どうして犬っころと呼んでしまうのだろうか。犬っころかわいい。





フクアリ名物サマナラでは宏矢とのコラボメニューを食べた。美味しかったけどサマナラはやっぱりナンかな。ちなみに一般開場から20分で売り切れてた。こんな写真じゃなくてピッチ上で宏矢を見たかった。



呉屋と田口は流経大柏高の先輩後輩。ちなみに2人とも流経大には進まず。



伊佐と末吉塁は大阪体育大の先輩後輩。末吉が4年生でNo.10だった時の大阪体育大は菊池流帆(神戸)、田中駿汰(札幌)、林大地(シント・トロイデン)、浅野雄也(広島)などがいてめちゃくちゃ強かった。



吉坂コーチと福満。意外な組合せのような気もするけど、ヴェルスパの時に繋がりがあったんだろうね。







楽しい試合後でした。さあ、これで大宮戦はメンバー発表から楽しみになってきたよ。ケツに火の着いたベテランたちが必死に戦うのがチームとして理想。若手が作り出した良い流れ。ここで乗らなきゃいつ乗るんだい。
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