Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

さんぺー、おかえり!(4節磐田戦)

2015-03-30 00:37:19 | マッチレポート15’






さんぺー、おかえり!

状況が状況だけど、今日はさんぺーが大分のユニフォームを着て戦ってくれてるのがまた見られて本当に嬉しかった。まだ短い時間だったけど、そのゴールへ向かう姿勢は必ずこの停滞するチームの後押しをしてくれると確信した。別に伊佐が悪いというわけじゃないけど、いまキレまくってる西と復帰したさんぺーを両翼に配置したらワクワクするだろうなと試合を観ながらふと感じた。



全体感としてはよく戦ってたと思うし、悪くはない試合だった。ただ今日の結果をもって、J2で唯一の未勝利クラブとなってしまったわけで、前々節の最下位とは意味合いが違う。これはもう堂々と最下位だ。岡山に負けた時も、群馬に勝てなかった時も、そして今日も、それぞれの試合を単品で評価すれば、そんなに悪くない。でもまだ1回も勝ててないのは逃れようのない事実。正直運がないなとも感じる。今日のオフサイド(というよりもそもそもの審判の割り当て)なんて酷過ぎてお話にならないし、だからと言って結果が変わるわけでもなし。運がないなとも感じるけど、それも田坂さん自らが呼び込んで来たようなところもあるから、あんまり言い訳にもならない。一つだけ確かに言えることは、「強くない」ということ。「優勝」とかマジでおこがましい。今日のように必死になって走って初めてスタートラインだ。今日の戦えた部分をスタンダードにして、あとは真摯にサッカーの神様がこっちを向いてくれるのを待つだけ。前向いてやるしかねえよ。


ルール詳しい人は教えてほしいんだけど、小林のFKが決まった時の伊野波のポジションってオフサイドなんじゃないの?もちろん永井のアレをちゃんと判断出来ないレベルの線審には微塵も期待してないけど、少なくともキーパーの視界に入る位置で、蹴る瞬間にボール方向に寄っていってるのはプレーに関与してると思うんだけどな、キーパーの集中を逸らすという観点から。

それにしても今日は阪田退場のあたりからスタジアムの雰囲気最悪だったし、本当に何とも言えない気分になった。冷静に振り返る気力もあんまないわ。あとダニエルはどれくらいで戻ってこられるのでしょうか?そもそもの欠場理由もエルゴラのわずかな文章から推測するしかないし。








クラッチにベアリングにギア。さすがは二輪メーカー所有のスタジアムという看板群。ヤマハスタジアムは一昨年から、POの煽り動画のBGMとして定着しつつあるPRIDEのテーマをスタジアムのBGMに使い出して、そしてそれに呼び込まれるように自動昇格を逃してPOに回るという壮大なネタを仕込んでたわけだけど、今日よくよく聞いてたらハーフタイムから選手が戻ってくる時のBGMがトレーニングモンタージュ(高田延彦の入場テーマ)だったので、選曲担当がただのプヲタだっただけというオチにずっこけた。




元気そうだったモリシ。ATのコーナー付近のドタバタは見苦しかった。ああいうダサいことをやらなくなって君は成長したと思ってたから少し残念。試合中も何度もジョンヒョンに競り負けてた。





モヤモヤとした気持ちのまま帰ってきたわけだけど、新幹線の中で見た永井のツイートで気持ちが前向きになった。ここまでの結果は振り返っても覆らないし、ここからやるしかない。90分間見せてくれたプレーも含めて永井には本当に期待したい。



前は向かなきゃだけど、監督についてはもう岐阜戦で評価を下していいと思う。というよりも自分の中では下す。そういう試合だと思う。「優勝」という看板を下げないのなら。
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名波浩の逆襲

2015-03-27 00:08:15 | トリニータ
名波浩はうちに対してはらわた煮えくり返ってると思う。


シーズン前の確か「Jリーグラボ」だったと思うけど、J2でのシーズンで何が難しかったかと問われた名波監督は真っ先に大分、正確にはター坊(田坂監督)の名前を挙げて、明らかに磐田(もしくは名波監督)との対戦でチームを豹変させてきたと語った。それはター坊がオレに絶対に負けたくなかったからだ、とも。この話は確かにうなずけるところがあって、名波監督の監督第2戦となった昨季の35節は個人的にシーズンベストゲームに挙げたくらいに(大分側から見て)素晴らしい試合だった。しかしその1節前のホーム長崎戦はダニエルのゴールで何とかドローに持ち込んだものの、内容自体は目を覆いたくなるくらいにひどい試合だった。その長崎戦を参考に名波監督がスカウティングをしてたとしたら、自分たちとの試合で豹変した大分トリニータを見て、「ふざけんなよ、◯◯が!」とお下品な言葉の一つも吐き捨てたくなるってもんでしょう。その後のジュビロがどんなシーズンを過ごしたかは誰もが知るところだし、そんなうまく行かなかったシーズンの振り返りで真っ先にター坊の名前を挙げた名波監督がどんな思い入れで今節に臨んでくるか、火を見るより明らかだ。名波監督はただでさえクールに装ってはらわた煮えくり返ってそうな監督だから、逆襲の鬼と化した名波浩にハンパな気持ちで向かってったらヤケド程度じゃすまないはずだ。うちとしても田坂トリニータがワンランク上にステップアップするきっかけとなった大事な試合だったわけだから、あの試合をもう一度思い出して、田坂さんのモチベーターとしての手腕に期待する。


そんな名波ジュビロは2連勝とこの上ないスタートを切ったものの、前節讃岐に破れて早々に勝ち点3を落とした。讃岐との試合については讃岐がやりたいゲームプランに完全にハマっての敗戦だから、そんなに気にはしてないんじゃないかな。で、全体感としては「今年のジュビロはいい」というのが大まかな評価でしょう。ただ京都戦も観たけど、そこまで恐れる必要もないんじゃないかと個人的には思ってる。京都戦での先制点は年に1回決まればいいくらいの美しいサインプレーだし、2点目なんて京都DF陣がお粗末過ぎて参考外。前半も半分くらいで試合が決まってしまったから、決して「ジュビロ強し」の印象は受けない。まあ、ジェイとアダイウトンの新外国人コンビもいいし、手強いには違いないけど、リスペクトし過ぎる必要はないレベルということ。

その評判の高いジェイ。いい選手であることは間違いないんだろうけど、『実は右足はおもちゃなんじゃないか説』を提唱しておきます。やられると恐いので、深くは語りません。浮き球を空振りしたり、自分の左側にディフェンダーを置いて左足で強引にシュートしてミスしたり、そんなとこ。対策は十分に立てられるよってこと。

シーズン前の熊本とのPSMを観た時は、小林祐希の存在感が圧倒的だったけど、上記の2人に隠れる形でうまい具合に存在感を薄めているのがむしろ恐い。


ジュビロの基本フォーメーションは4-2-3-1だけど、ビルドアップ時には両SBを高い位置に上げて、さらに両CBの間に上田康太が下がって、最終ラインが3枚になる3-4-3に変形する。ジェイの頭を狙って速い攻撃を仕掛けてくることもあるけど、基本はしっかりとつないで攻撃を構築してくるので、4バックで迎え撃ってもいいんじゃないかな。もちろんしっかり守る意味で3バック(5バック)っていうこともあるのかもしれないけど、3バック(5バック)でいったら多分完全に押し込まれて攻撃は形をなさないと予測する。今季は3バックと4バック併用と言っていたから練習も十分にしてると思うし。そして何よりも昨季のいい時を思い出すためにも。


新加入の永井龍については、先発とは言わないけど、絶対に使ってほしい。使うために獲得したわけだから。間違いなく今が一番モチベーションの高い時期だろうし、それを利用する意味でも今節の起用に意味がある。「なぜアルメイダを放出したのか」とはオレも思った。それは使えると判断したから獲ったんだろと思うから。だから使えると判断して獲った永井は早々に使おうよ。フェリペは情報がないからまだよく分からん。




サイドの選手がスピード感のある上がりでえぐってきてクロス。最前線の選手がそのクロスに対してニアに飛び込んでつぶれる。ファーに流れたボールを逆サイドの選手が詰める。

スタジアム(特にゴール裏)で観ている時に一番好きなのはこんなシーンだ。勝ててないのは様々な理由があるし、やむを得ないと思うところもある。だけどまずは原点に立ち返って、ワクワクドキドキさせてほしい。サイドを駆け上がってくるジワジワとした期待感、ニアに飛び込む時の瞬間的なドキドキ感、そしてファーで詰める瞬間の歓喜の爆発。そんなシーンを見せてほしい。ヤマハスタジアムはそんなシーンを観るのに本当に最適なスタジアムだ。そして、約1年前そのスタジアムでそんな高揚感あふれる試合を見せてくれたじゃないか。絶対に出来るはず。ここから逆襲だ。逆襲するのは名波浩じゃない、オレたちだ。
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迷走・・してないよね?

2015-03-23 23:36:55 | トリニータ
まあ、世間一般ではこういう状況を迷走っていうんだろうね。迷走の末に早い段階で出口が見つかるのなら、迷走するのもよしと思えるけど。


永井龍選手 セレッソ大阪より期限付き移籍加入のお知らせ

アルメイダの突然の放出の報を聞いた時に、近いうちにこういうことがあるんだろうという予測はついた。シーズン途中に加入して、シーズン途中に戻ることがあらかじめ決まっている。セレッソは2012年にも杉本健勇を同じようにヴェルディに出したけど、アレは五輪代表との兼ね合いがあったからで、今回の永井は多分フォルラン等の外国籍選手の動向に左右されてのことなんだろうと思う。そう考えると、随分と足元を見られた交渉だったんだなと推測される。うん、やっぱり迷走感ハンパない。


ただ、選手個人としてはもちろん応援するよ。というよりも、マジで頼むわ。永井は昨季のJ1最終節・大宮-セレッソ@NACK5で観た。多分生で観たのはこの時が最初で最後じゃないかと思う。この試合は実質2015シーズンJ2第0節だったから、大分と対戦した時にどうだろうという見方で観てたからけっこう印象に残ってる試合。一言で言うと「粗いFW」という印象。ただどちらかと言うと良い意味での粗さの方が印象に残ってる。この試合で2トップを組んだ南野がもう「心ここにあらず」みたいなプレーに終始してたから余計に永井がよく思えたのかもしれないけど、とにかく積極性の光るゴリゴリしたFWだ。FWらしいFWということも出来るかもしれない。ただ一方で、悪い意味で「粗い」と感じたのは、プレーの正確性。ポストプレーヤーとしてボールがなかなか収まらなかった印象が強い。恐さはあるけど、もったいない、そんな印象。

細かいところまでは分からないけど、田坂さんは昨季でいうところの林や末吉の役目を担ってほしくて獲得したんじゃないのかな。攻撃の構築に貢献するのは厳しそうでも、スイッチャーやフィニッシャーとしては十分に期待出来そうだ。

ただ、活躍してほしいと願いつつも、チーム戦術にフィットするようなら、7月に離れ難くなるから本当に微妙な気持ち。まあ、ラドンチッチのようなこともあるから、少しでも勝ち点獲得に貢献してくれればと思う。後のことは後になってから考えればいいや。

それにしても、セレッソさんは同カテゴリーのクラブに選手を貸し出すなんて余裕ですよね。というより、うちが昇格のライバルとしてセレッソから認められてない何よりの証拠だよね、この移籍は。早よ勝って見返すしかないわな。
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昨季終盤のようなサッカー(3節群馬戦)

2015-03-21 21:23:09 | マッチレポート15’
ちょっとイメージと違ったけど、結局タンケのJ初ゴールは大分から。これで3人目。そろそろ大分から群馬にTC請求してもいい頃。でもPKになった場面でアバウトに放り込まれたボールを強引に収めたり出来るところに将来性を感じるのは事実。まぁ、これをきっかけに飛躍してください。


前半18分に最終ラインの山口がボールを保持していて、前線にフィードを送るもミスになり、直接ラインを割ったシーンがあった。その時、群馬ベンチから服部監督が勢いよく出てきて、ピッチに向けてオーバーアクション気味に拍手を送っていた。もちろんマイボールになったことに対してではなく、守備が完全にハマっていることに対して。前半は本当に動きがなかった。ビルドアップの場面でも後ろから見ていて、膠着した状態をどうにかしようと動きを見せる選手が皆無だった。本当に文字通り、誰もいなかった。試合後の田坂さんのコメントを読むと、どうやらただのサボりだったようだけど、今のチームの状況でどうしたらそんなことになるのか、首を傾げざるを得ない。だってたった2試合とはいえ、1つのゴールすら奪えずに最下位のチームなんだよ。後半始まってすぐのダニエルのドリブルを見て、ロッカールームでどんなやり取りがあったかの想像はすぐについたけど、本当にそれでいいんですかね?オレだって仕事したくない時とか死ぬほどあるけど、少なくとも自分が所属する部署の成績が悪い時くらいは必死こくよ。


昌也起用の意図は前節の反省を活かして、相手ゴール前での連携を高めたかったというところにあったと思うんだけど、前半は論外として後半でも昌也が良かったのってそういう部分じゃなくて体を張るとか、球際戦うとかそういうところだったと思うから、いまいち起用が当たってたようには思えなかった。でもシーズン前の昌也のインタビューを読んでて、今季の昌也に期待したい部分ってそういうところだったから、起用の意図とかは別にして良かったと思う。相手ゴール近くで夛田から奪い返したシーンとか良かった。


いよいよ謎めいてきた「縦に速いサッカー」という言葉。今日のようなゴールが意図したゴールなんだろうか。ダニエルが相手ボールを奪い返してすぐに前線に供給したのは効果的な攻撃として分かる。でも結局はあのシーンもエヴァの単騎突破で組織的な攻撃とは言いにくい。ああいうプレーを徹底するなら獲得してくる外国人選手のタイプが違うような気もするし。もはや「縦に速いサッカー」よりも「昨季終盤のようなサッカー」を目指してほしいと思う。手始めに4バックにしてみてはどうだろうか。3バックよりも4バックの方が戦術的に優れてるとか、よりチームにフィットするとかそんなことじゃなくて、ただ単純に「昨季終盤のようなサッカー」にするために。長いこと田坂さん続投反対を唱え続けてきたにも関わらず、昨季最終節後の続投宣言を前向きに捉えられたのは、昨季のラスト8節のサッカーが素晴らしかったからだ。メンバーは一部変わってるとはいえ、個の力量としては変わってない、むしろ上がったくらいだから、あのレベルのサッカーを開幕から体現してくれるものと期待してたからだ。もちろんチームは生き物みたいなもんだから、そうそううまくいくわけがないことは分かってはいるつもりだけど、それにしてもあまりにも劣化が激しすぎやしないかということ。そんな状況を打破すべく手っ取り早い方法として4バックにしてみてはどうか。繰り返すけど、4バックの方がいいと思っているわけではないし、それくらいに今のチーム状態が酷いと思っているということ。



もうほぼ個人チャント分からなくなってしまった。エヴァのはシンプルで歌いやすくて良さそう。


試合直前のコールでヤスがエンブレムをポンポンするのずっと狙ってたけど、今日やっと撮れた。






試合後の首脳陣。今日の試合後のインタビューでも言及してたけど、田坂さんって試合後のサポーターの反応をよく見てる。とっととロッカールームに引き上げちゃう監督もいるけど、田坂さんは心配そうに見てることが多い。


敷島に行ったら必ず食べるかつ丼。今まで敷島には5回行って、6回食べてる。何年か前にスタジアムでこのかつ丼食べて、帰りにこれを作ってるお店に行って出来立てを食べたこともある。超絶うまいかと言われると、まあうまい程度なんだけど、何故か条件反射的に食べちゃう一品。


3節にして既に全勝クラブがなくなって、軽く見渡してもここには勝てなそうっていうクラブもいなくて、出遅れた我がクラブにとっては幸運な状況ではあるけど、現在のチームの状況を見て「今に見てろよ」と素直に思えないところが悩ましいところである。次節アウェイ磐田戦。去年の対戦を考えると、いい試合は出来そうだけど、勝てるイメージまではわかない。初勝利はいつになることやら。
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群馬の新外国人選手

2015-03-19 00:50:27 | トリニータ
今季の群馬は好感度の高いチームだ。


さて、週末は群馬戦。今節はJ1が週中にナビスコ杯を開催している影響でJ2が土曜開催。やっぱ土曜開催の方が好きだな。1週間仕事して1日空けてから試合があるのと、週末にすぐに試合があるのとじゃやっぱ違う。J1に上がりゃいいのかもしれないけど、以前のように土日ミックス開催に戻してほしいよ。

さて、群馬。今季の群馬は例年通りにブラジル人選手を獲得。一気に3人も獲得して、そして3人ともが開幕から試合に絡んできてる。昨シーズンから練習参加させていたにも関わらず、開幕からわずか2週間で放出してしまった九州方面の某クラブとは大きな違いだ。そして群馬の新外国人選手といえば、伝統的に大分トリニータである。過去にラフィーニャ、ヘベルチと2人も大分戦でJ初ゴールを決めさせてあげて、前者はガンバへ、後者はセレッソへとそれぞれステップアップしていった。選手がステップアップしていったことはもちろん、クラブにもいくらかのお金を落としていっているだろうから、しっかりと群馬の転売ビジネスに貢献してきたってわけだ。そして今季の3人の中で、その匂いをプンプンとさせているのは一番若いFWのタンケだ。タンケは絵に描いたような荒削りな選手。うまくいかないとイライラとしてるところをすぐに見せてしまって、相手DFのいい標的にされてしまうし、試合終盤はもうヘロヘロでなかなかシュートがヒットしない。ただ間違いなく「ポテンシャル君」だ。能力はまだ顕在化してないだけで、絶対に持ち合わせている。土曜日の試合でスーパーなシュートを決めて、それをきっかけに才能が開花。そして夏頃に甲府盆地あたりに引っ越ししてたとしても、オレは全く驚かない。イメージ的にはガンバのパトリックっぽい。荒削りとはいいながらも後ろからのボールを収めて、はたくポストプレーはとてもうまい。ボールを収める能力だけならエヴァよりもかなり上。ラフプレーを審判に注意されて、合掌ポーズで謝っちゃうとことか、異文化にまだ馴染めてなくてとても初々しい。でもその初々しい感じに騙されたらダメだ。ボールを収められそうになったら、ダニエル先輩の激しいプレスバックで日本のサッカーの厳しさをきっちりと教えてやってほしい。ちなみにエルゴラ選手名鑑によると、群馬の外国人選手は3人とも「影響を受けた指導者」という質問に「呂比須ワグナー」と答えている。何か関係あるのかなと思ってたら、3人とも13年シーズンにグアラティンゲタという同じチームに所属してて、そこで呂比須と繋がりがあったのかもしれないね。

熊本戦で直接FKを決めたアクレイソンはベテランボランチ。ボランチの相棒である松下とは年齢も見た目もプレースタイルもみんな似てる。松下がキャプテンマークを巻いてるからかろうじて見分けがつくけど、なければ分からないくらいに本当に似てる。そしてアクレイソンは多分めちゃめちゃいい奴。長い距離を走って相手のドリブルを止めた選手のプレーを奇声を発しながら褒め称えたり、イライラしてるタンケを宥めにいったり、試合終了後に全員とハグする時の態度とか、エジを思い出すくらいにいい奴オーラ。でもこのいい奴オーラに騙されたらダメだ。アクレイソンがいい奴オーラを出し始めたら、ダニエル先輩がアクレイソンを上回るいい奴オーラを放って応戦だ。

もう一人のオリベイラもいいプレースキックを持ってて終盤に投入されるとイヤな存在だ。

今季の群馬は新外国人選手以外も大分と縁のある選手が多い。いずれも1年しか大分に在籍しなかったけど、右の夛田と左のコバリョウ。両SBが大分在籍経験者だ。コバリョウはもう32歳になったらしいけど、試合終盤でもまだガンガン上がってくるし、熊本戦の最終盤に回ってきたミドルのチャンスはフカさずに叩きたかったね。でもそれも最後まで走ってるからこそ巡ってきたチャンス。この2人にも注意が必要。

で、中でも一番注意したいのはルーキーでサイドハーフのレギュラーポジションを掴んでる江坂。彼は流通経済大卒業で、年末にインカレの決勝で関西学院大の福森と対戦してる。その試合は西が丘まで観に行ったけど、福森ばっかり見てて、この江坂って選手があんまり印象に残ることはなかったんだけど、確か延長に入る雰囲気が漂い始めた終了数分前に決勝ゴールを決めたのが彼だったはず。2節熊本戦で始まって5分でプロ初ゴールを奪うと、目に見えるくらいに自信を付けていって、思い切ったプレーを連発。フカさないシュート、柔らかいボールタッチ、読みにくいタイミングで出してくるパスと非常にセンス溢れる選手だ。慢心せずに頑張り続けたら、去年の熊本の澤田みたいに1年で個人昇格しても不思議じゃないくらいの能力があると思う。左SHなので対峙するのは流経の大先輩である西だ。ピリッとしないチームの中で一人キレキレのプレーを見せてる西だけに、先輩の風格を見せつけてやってほしい。「てめー、後輩のくせにオレより身長高いとか生意気なんだよ。」


感じのいいブラジル人に、将来性豊かなルーキー、縁のある両SB、そして帰ってきた群馬の象徴・松下裕樹。松下やアクレイソンといったボランチが声を出して鼓舞するから、ヘロヘロになりながらも最後までチーム全体で戦ってる。見ていてとても気持ちのいい、好感度の高いチームだ。


サッカーの仕上がりとしては試合中に二面性を見せる印象。攻撃時はしっかりとボールを持って、厚みのある攻めで相手を押し込める。支配してる時間も長いし、攻撃面での完成度はけっこう高いと思う。一方で守備に回るとバタバタ感が突如として表に出てくる。特に熊本戦の前半は完全に試合を支配しているにも関わらず、もったいないミス2つであっさりと逆転されている。この「ワンチャン決められちゃう感」は開幕からの2試合いずれもそうなので、早々には改善しないと思われる。なので、大分の今季初ゴールは敷島で生まれそうな気もするけど、失点もしそうだなというのが正直な印象。勝つためにはあとはゲームマネジメントだと思うから、そこはベテラン選手も多いわけで何とかしてねって感じ。

うちはスタメンはいじる必要はないと個人的には思ってる。あるとすれば点を獲るために少々手を入れる程度か。2連敗で最下位という状況で否が応でもチームを包み込んでるであろう危機感という空気。この危機感がチームを前に進めるためのガソリンになるのか、それとも足枷になるのかは始まってみないと分からない。決して勝てないとも思えないけど、あっさりと3連敗しても不思議ではない。そんな予想という予感がしてる。

今季始まってまだ不甲斐ない試合しか見せてもらってない現状で週末を楽しみに待っているとはとても言えない。重苦しくはないけど、少しの緊張感を持って週末を待ってるそんな気分。早く勝って、こんな気持ちから解放してほしい。
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未だ幕は開かず(2節岡山戦)

2015-03-16 23:52:49 | マッチレポート15’
これが開幕戦なら何てことないんだけどね。むしろ明るい方向性でこの敗戦を捉えたかもしれない。



サッカーは不確実性が高くて「紛れ」の多いスポーツだと思う。だから「ジャイアントキリング」なんて言葉が存在するわけで、絶対に勝てなんていうことが所詮無理だってことは分かっているつもり。だけど、プロの世界にはそんな諸々を排除してでも絶対に勝たないといけない試合があると思うし、そういうところで勝てる監督や選手が評価されていくと思う。

田坂さんはPOに勝ったことで世間一般において「勝負師」としての評価を受けているように見える。でも個人的にはPOがある前から全く逆の評価で、戦術家やモチベーターとしての手腕は評価しても、「勝負師」としては全くもってダメな監督だと思ってきた。特にここ数年は「ここぞ」という試合にことごとく勝てない。昨季の最終節もそういう試合だったと思うけどさすがにそれは除いたとしても、総力戦未だ未勝利に象徴されるように、0-4の惨敗を喫した栃木戦の翌週の20周年記念試合にも勝てなかった。「優勝」を公言して臨んだ新シーズン。誰もが目を疑いたくなるような敗戦を喫した翌週のホーム開幕戦。この試合は勝つこと、それだけが大事だったはず。そこでは「内容は良かった」等のいかなるエクスキューズも受け入れられるものではない。個人的にはそういう思いでこの試合を観てた。だから試合後は「がっかり」という感想以外何も湧きあがってこなかった。



「善戦はするが、得点力が課題となり、上位に食い込むのは難しそう。」

これは開幕前のエルゴラの順位予想で番記者さんが担当クラブの短評で書いたコメント。的確。あまりにも的確。岡山戦の後に読み返すと、言霊かと思うくらいに的確。シーズン前に番記者さんが懸念してた状況を、勝ち点6を無駄にして再確認しただけ。それが今の22位という状況。ホントがっかり。


プロサッカークラブなんだからエンターテインメントの部分が重視されてしかるべき。だから「優勝する」と言い切って自らハードルを上げる行為自体を否定するつもりはない。実際にその言葉を信じて、この数ヶ月期待してきたわけだから。だからこそ社長や監督がガッと上げたハードルを、そっと下げるのは自分自身がやらなくちゃいけないことなんだなと改めて感じてる。



今季もキレイだったコレオ。

コレオ直前になっても空席があったゴール裏。開幕戦でも段々人が集まらなくなってきてる。ホーム開幕戦の動員数は上から12番目。遂にボトム11入り、そして平均動員数も下回った。もうJ2の中でもお客さんの入るクラブではなくなった。色々とヤバい。



動きの入った選手紹介。これはイイね。



個人サポでしょうか。岡山サポが意外と少なかったことに驚いた。



ピッチ練習に入ってきてすぐにスタッフを呼び寄せてロッカーから別のスパイクを持って来てもらって履き替えてた伊藤の大ちゃん。現時点では山口や岡本、兵働よりも大銀のピッチを知っているわけだもんね。あまりにもピッチの仕上がりが良くて驚いたかな。入念なアジャスト。


少しくらいはいいとこ探しを。

エヴァは2列目の方が良さそう。ドリブルは確かに迫力あったけど、あまりにも直線的過ぎて強引に止められてもファールはもらえないし、一工夫ないと恐さはない。開幕戦でも思ったけど、鈴木がやっぱりいい。あのずっこけクロスさえなければ、6.5くらいあげたい出来だった。西との連携がもっと良くなれば、早々にゴールに絡むプレーも出来そうだ。2試合通して一番ゴールの期待が出来たのが宏矢。岡山戦での積極性を見るにつけ、開幕戦のスタベンがどうしても理解出来ない。何人かの選手がコメントしてる通り、前の選手の連携がまだ全然成熟していない。それが呼吸だけの問題なのか、それとももっと構造的な問題なのかは分からないけど、兵働のようなスペシャルなパサーがいながら、勝負の縦パスの数が全然少ないように思う。宏矢や岡本はそういうパスを受けられる動きが出来る選手だと思うから、もっとチャレンジをしてほしい。とにかくまずはゴールレスの状況から脱却を。




うだうだ言ってももう勝ってかなきゃいけないわけで、群馬戦はホント頼みますよ。昨季の湘南は別格としても松本くらいの勝ち点を積み上げないと優勝は出来ないわけで、勝ち点83がターゲットになる。昨季の大分トリニータが勝ち点63なので、ちょうど昨季よりも勝ち点20上乗せしないといけない。さらにアウェイ讃岐とホーム岡山は昨季どちらも勝っているので、もう既に勝ち点26もビハインドを背負ったことになる。うん、もうヤバいね。


このまま行くと自分達で言い出した「優勝」という言葉に縛られすぎちゃうように思うから、これからはいっそのこと大分トリニータ界隈で「優勝」という言葉をNGワードにするってのはどうでしょう?だって全然いいよ、昇格してくれるなら、優勝なんかしなくたって。
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さぁ、いよいよJ2開幕!!

2015-03-14 01:20:08 | トリニータ
長い冬が終わっていよいよJ2が開幕する。今年はどんなチームになるのか、全く分からないのでホントにドキドキする。記念すべき開幕戦の相手はファジアーノ岡山。先週行われていた岐阜とのプレシーズンマッチが何故か放送されていたので、スカウティングを兼ねて観てみた。

今季ビッグネームを補強して前評判の高い岡山は岐阜をプレシーズンマッチで3得点の完勝で退けた。ただちゃんと試合を観てみると、スコアほどの完勝感はない。70分まではほとんど岐阜のゲームだった。キーパーの意図しない顔面ブロックだったり、クロスバー直撃だったり、中林が高木に顔面パンチをお見舞いしたのはPKが妥当だと思うし、クリーンシートは相当な幸運に恵まれた結果。開幕戦で対戦するとしたら、能動的に試合を進められてる岐阜の方がイヤだと感じた。去年から片鱗あったけど、ヘニキなんてもう完全にミニダニエル。ストライカー不足の感は否めないけど、岐阜もなかなかいいチームになりそう。

岡山が優れていると感じたポイントは2、3点目の形である高い位置で奪ってのカウンター。キレ味は鋭い。岐阜のDF陣がモタついた時にタイミングよく一気に奪いにくる様はよく訓練されていると思う。先制点を奪う→相手の時間帯を耐える→カウンターで仕留める。試合の進め方としてはパーフェクトだった。ただ先にも書いたけど、失点しそうなポイントは多くあったし、相手の時間帯もちょっと長過ぎたように感じるし、何よりもサッカーがやや受け身に感じた。展開がハマらない時にどれくらいやれるのかが、今季の岡山の順位に大きく影響してくるんじゃないかな。

いずれにしても鋭いカウンターを持つ相手に対して、先制点だけは絶対に与えたくない。

選手個人として気を付けたいのは伊藤の大ちゃんと交代で入ってきた染矢。岐阜時代からキレのあるいいプレーヤーだったけど、よりキレ味を増してる感がある。大ちゃんは序盤にいいパスを数本通した後は劣勢のチームに埋没して存在感があまりなかった。染矢は投入から10分で自身のゴール含む2つのゴールで試合を決めてしまったように、終盤に投入されるとかなり厄介な存在。大ちゃんの70分より染矢の20分の方が圧倒的に存在感があったから、オレが監督なら染矢を先発で使うけど、エルゴラの予想スタメンでは大ちゃんになってたから変わらないんでしょう。まぁ、アレに後から出てこられるのもイヤだけど。出来れば大分がリードした状態で染矢の投入という形にしたい。ちなみにビッグネームの2人だけど、加地はもう普通の選手の印象。往年のスピード感のある上下動はないし、かと言って卓越した技術があるわけじゃないから、あれならケガしちゃったらしいけど、去年輝いてた田中奏一の方がいいと思う。岩政もあまり目立つシーンがなかったけど、岩政の場合はポジション的に目立たない方がいいのかもね。


まぁ、岡山にとっては先週のプレシーズンマッチは100%うまくいった試合。一方で先週のプレシーズンマッチが100%うまくいかなかったのが、我が大分トリニータ。

正直観たくなかったけど、気持ちを奮い立たせて録画をチェックした。いくつかのシーンを振り返ってみると、最大の失敗はボランチを兵働&ジョンヒョンにしたことだと思う。まずは1失点目。我那覇が落としたボールを拾った永田に対して最初に寄せていった兵働のディフェンスはやっぱり軽いし、それをカバーにいくジョンヒョンも詰め切れずにほぼフリーでシュートをさせてしまっている。それから武田のファインセーブに救われたけど、24分の沼田のシュートに繋がったシーンは兵働が、53分の永田の切り返しからシュートに繋がったシーンはジョンヒョンが、いずれも簡単にぶっこ抜かれたところから始まってる。最後に、CK時にマークを振り切られた2失点目も兵働。もちろん兵働もジョンヒョンも攻撃面でスペシャルなものを持っていて、魅力的な選手であることは間違いないんだけど、今の時点で3バックの前に並べて2人を同時起用するのはバランスを考えても少し危険だと思う。今季のチームが「戦術ダニエル」になるとは微塵も思わないけど、兵働やジョンヒョンのウィークポイントを消しつつストロングポイントを前面に出せるためにも、ダニエルと組ませたいと思う。特に岡山のミッドーフィールドに配置される選手は小柄な選手が多いので、ダニエルが圧倒してしまうことも十分に考えられる。

とにかくまずは今季の大分トリニータのスタンダードが何なのかを早く見たい。それが見られるのが岡山戦なわけだから、冗談でも何でもなく、岡山戦が開幕戦なんだ。おら、J2クラブども、ハンディならもうくれてやったぞ。「はい、大分消えたー」とかぬかしてた他サポどもよく見とけよ。一週間遅れで真打ちの登場だわい!
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縦に速いサッカーとは?(1節讃岐戦)

2015-03-09 02:05:33 | マッチレポート15’


そもそもこの遠征には乗り気じゃなかったんだよ。今季は3年ぶりの徳島と個人的に5年ぶりの愛媛に行きたかったから、行ったばかりの讃岐は優先順位としては極めて低かった。開幕戦じゃなかったらまず間違いなく行ってなかっただろうし、そもそもを言えばオレは長野の新スタに行きたかったんだと、だから言わんこっちゃないんやと、ブツブツぼやいてみる。


始動から8週間だっけ?

8週×7日×24時間×60分=80,640分。

8万分以上の時間をかけてコツコツと積み上げてきた期待感をたったの90分でなかったことにしてしまった。そんな負の破壊力抜群の印象しか残らなかった試合だった。


まだスカパーの録画を観てない(この後も観る気力が起きるか微妙だけど)ので、TLに流れてきた情報を参考にするわけだけど、何でも3日前に田坂さんに神のお告げがあって、このフォーメーションにしなさいと言われたらしいけど、この指揮官の気の迷いが唯一にして絶対の敗因であったと思いたい。いや、そうでなくてこれが今の素のトリニータの力なんだとしたら、開幕戦にしてもう優勝は諦めざるを得ない。そんな試合だった。

田坂さんのせい(あえて)でただでさえ少ないシーズン前の情報をまとめてみても、武田-山口-ダニ-エヴァのセンターラインに変更が生じてる情報は一度もなかったはず。それが急にこの布陣。そして完全なる機能不全。誰がどう考えたって田坂さんが悪いよ。もちろんそんな指揮官という足かせがあったとしても、ピッチにいる選手たちで何とか試合にしちゃうくらいでないと優勝はおろか、POすら危ないとも思うけどね。

で、結局のところ「縦に速いサッカー」が何なのか、さっぱり分からなかった。ラスト30分は讃岐のなりふり構わぬうんこ守りがあったから参考外だけど、前半を見て、まさかあんな精度の低いフィードを、さほどボールを収める能力に長けてるとは思えないエヴァにバンバン送り込むのが、「縦に速いサッカー」っていうわけじゃないよね?シーズンの早い段階で、「こういうサッカーのことを言うのね」ってのを見せてほしい。曖昧な言葉で包み込んで、結局何がしたいのか分からないのが、見てて一番ストレスを感じる。そこんとこはよろしくお願いしますよ、田坂さん。

今日は大卒ルーキーが揃って先発。福森はWBという少し特殊なポジションでの起用だったから少し割り引いて見てあげないととは思うけど、それにしてもクロスとかフィードの質が悪過ぎた。ただストロングポイントはそこじゃないだろうし、TMで見せてた積極性を前面に出してやり続ければ、全く問題なくJ2水準。個人的には鈴木がとても良かったと思ってる。試合終盤には疲労が原因かなと思われるイージーなミスをポロポロしてたけど、試合を通して厄介なアンドレアによく対応してたと思う。ブロックされたけど浮き球をフカさずに叩いたボレーとか、今のうちのDFであんなの打てるのちょっと思い当たらない。デビュー戦だから緊張して当然だと思うし、出来れば山口の隣でやらせてあげたかった。使って使ってもっと磨き上げたい素材だ。

讃岐に対してちょっとフィジカルが負け気味だったのが気になった。どっちつかずのボールに対しての体の入れ合いで負けるシーンが散見されたし、もしかすると讃岐を讃えるべきポイントなのかもしれないけど、コンディション面も含めて改善していきたい。去年の結果を見るまでもなく、ここが他クラブよりも優れていなければ優勝なんて絶対に見えてこない。

いずれにしてもサッカーは連動あっての組織スポーツ。一つ手を加えるだけで全体が激変することは十分に考えられる。だからこそ余計な手を入れてチームを混乱に陥れた田坂さんの罪は重いし、ホーム開幕戦では十分に反省して、普通に臨んでほしい。普通でいいんだから。


讃岐の最初のセットプレーの時にバニシングスプレーをいったん取り出してすぐに戻した小屋さん。どう見たって使うポイントだったにも関わらず使わなかったのは、初めてで封を切って来るのを忘れたように見えた。ちなみに今日の試合は線審含めてかなり大分寄りのジャッジだったように感じた。


優勝をするなら、少なく見積もっても昨季よりも10以上の勝ち点を積まないとならない。そんな中で、昨季勝ち点6、得失点差+2だった讃岐に対して早くも勝ち点3(得失点差-2)を失ったことは極めて重大なことだ。いやホント、思いつきでメンバーいじって勝ち点落としてる場合じゃないよ。切り替えるよ、切り替えるけど、優勝するってことはそういうことだってことをもっと強く意識してくださいよ、田坂さん。自分が言ったことなんだから。
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2015・J2順位妄想

2015-03-05 00:43:09 | トリニータ
1ヶ月も放置してしまった。こんなに長く放置したのは多分心が完全に折れてた09年のオフ以来じゃないだろうか。今回は特に理由はないんだけど。


去年から使い始めた「順位妄想」というワード。こんなにも不確定要素の多いことを予測するのは予想ではなく、妄想だというスタンスなわけだけど、去年の順位妄想を振り返ると、昇格した湘南、松本、山形のうち1チームも6位以内に入れてなく、さらにはぶっちぎりで降格した富山を5位妄想にしたりと妄想もいいとこだったので、今年もそのスタンスを崩さず妄想の世界にどっぷりと浸って我が道を行くとしよう。

でもね、舌の根も乾かぬうちにとはまさにこのことなんだけど、今年は固いと思うのよ。少々の混乱はあったとしても、最終的には固いとこに収まるように思うんだよね。それでは、世界的にスタンダードな1シーズン制では国内最高峰リーグである明治安田生命J2リーグの順位妄想いきます。



1位・大分トリニータ
昨季のトリニータの順位妄想は6位なので、かすってはいるんだよね。自分のことは自分が一番分かるというか。社長も監督も優勝すると公言してるからとか、戦力を冷静に分析してやっぱりいけると思ったからとかではなく、単純にこの順位になってほしいという純粋な思いだけ。今季のJ2は魑魅魍魎という言葉がピッタリとくるようなリーグだと思うし、冷静に見てたら心がもたない。だからそれこそ妄想してやるんだ。現実なんて見ないで、バラ色のシーズンを妄想してやるんだ、そんな気持ちでこの順位にした。今年は絶対に優勝するんだ!!エルゴラのスタメン予想によると、どうやら最終ラインでは鈴木がスタメンを掴みそうとのこと。2月初旬の熊本戦でしかプレーするところを見たことがないけど、体がしっかりとしてて競り合いに強いなという印象が残ってた。あれから1ヶ月、阪田さんや若狭を退けてルーキーが開幕スタメンを掴もうとしてるのは、純粋にワクワクする。怜が1列上がってケガをしたタメのところに入るという情報も入ってきたけど、エルゴラでは両翼はそのままで、2列目には宏矢が入る予想になってた。この辺りは始まってみないと分からないし、意外な選手の台頭なんかがあっても面白いんだけどな。何よりも気になるのは、1ヶ月前に既にピークを思わせる身体のキレを見せてた西のコンディションが下がってやいないだろうかということ。あの時のキレを持続出来たら、今季の西は相当やると見てる。


2位・セレッソ大阪
最近はJ1っぽいクラブがJ2に落ちてくるケースが多くなってきたので、分析のしがいもあると思うんだけど、ちゃんと1年で帰れるクラブってそれなりのことをしてると思うんだよね。FC東京とかガンバって、おいおいそれを去年やっときゃ落ちなかったんじゃないのレベルの補強を普通にJ2でもやってたし、文字通りJ2をなめなかったクラブがちゃんと戻っていったように思う。今季それが当てはまるのが、セレッソじゃないかと思う。外国籍選手で構成する3トップはもちろん恐いし、蛍、扇原、アーリアのセントラルのトライアングルなんて嫌らしさの極みみたいなユニットだと思う。唯一の懸念材料は国籍問わず人材の海外流出だろうね。まぁ、普通にやりゃ優勝。


3位・徳島ヴォルティス
一言で言うと、コバちゃんが好きなんですわ。コバちゃんのことだから名の通ったDFがいなくてもきっちりとした守備組織は作れそうだし、エステバン、木村、濱田あたりでクリエイティブな中盤が作れると、前にはエース津田、復帰した佐藤、コバチルドレンの長谷川悠がいる。津田と長谷川悠とか相性良さそうだもんな。広瀬&内田の若い両翼がレギュラー掴んだりしたら、かなり面白いチームになる。POは3年連続でチームカラーが青、かつ監督が大分トリニータ監督経験者のクラブが勝ってるわけで、もうこの条件満たすの大分と徳島しかいないから、うちが優勝すること考えたら、PO勝者は徳島しかないじゃんよ。


4位・ジェフユナイテッド千葉
前からの続きになるけど、そのチームカラーが青で、監督が大分トリニータ監督経験者のクラブに3年連続で食われてるのがジェフであって、今季のPO決勝カードは徳島-千葉だと思うよ、ネタ的に。冗談はさておき、去年の終盤は関塚さんはいいチームを作ってた。シーズン途中の就任であれだけのチームを作れるのならシーズン頭から指揮すればもっと強くなるだろうというのが根拠で4位とした。ただメンバーを見ると、現状維持がいいとこかなと。ペチュニクが活躍したとしてもそれはケンペスと相殺だし、パウリーニョがシーズンを通して稼働するイメージもないし、そう考えると去年と同じくらいの順位なのかな。


5位・大宮アルディージャ
強いとは思うんだけど、セレッソのところで書いたように、大宮は素で臨んで失敗する典型的なクラブのような気がする。メンバー見ると、バランス良くていいチームだと思うけど、上がりたければそうじゃないんだよとも思ってしまう陣容。大宮が順位を上げていけるかどうかのポイントの一つに家長がどれだけやれるかにあると思ってる。毎度言ってるけど、J2はファンタジスタには住みづらい世界で、ごちゃごちゃっとした中盤に埋没するのか、そこを切り裂いて広大な前のスペースで輝くのかによって大きく変わってくると思うんだよね。正直家長がどっちなのかは予測しづらい。そもそも家長はファンタジスタじゃないだろうという指摘もある。まぁ、ムルジャ、泉澤、家長あたりの個が炸裂して、あっさり上がることも普通にあると思う。


6位・コンサドーレ札幌
ジュビロ磐田は外した。理由は色々ある。札幌のこの順位はいい補強が出来たことが根拠。小野が輝けなかったのは予想通りだけど、稲本はけっこうやるんじゃないかな。普通に使い続ければナザリトも10点以上は計算出来るだろうし、都倉とうまくハマれば波に乗りそう。奈良が抜かれちゃったのはかわいそうだったけど、その他の生え抜きたちも順調に成長してるし、荒野あたりはバーンと来るかもね。開幕戦の予想スタメン見てて、都倉、ナザリトあたりが補強されてきてもスタメンから外れない内村を誇らしく思った。最後の一席は大激戦になるだろうから、経験のあるベテランの多い札幌が少し有利かなと考えた。


番外編で「躍進枠」には熊本を推しておきます。群馬には大変失礼な話だけど、このオフにJ2からストライカーを補強出来るなら平繁がいいと思ってた。彼のストライカーとしての姿勢(精神的にではなくて文字通り姿形)がとても好きで大分に来てくれたらなと思ってた。熊本に決まったと聞いて、獲れなくもなかったんじゃないかなとも思ったけど、どうやら小野監督との広島ラインみたいだね。DFラインが若干不安だけど、躍進出来るだけのメンツは揃ったと見てる。

逆に「低迷枠」には横浜FCを挙げておきます。GK出身という未知数の外国人監督、あまり魅力的でない補強、そして何よりも先日のスカパー特番の順位予想で、去年まで監督をしてた山口素弘が低い評価をしてたということが根拠。

片手間だけど、J1の順位妄想もやっとく。優勝はFC東京。夏に外国籍選手を補強するんじゃないかと思うんだけど、そこで当たりを引けば行けなくもないと思う。この前のシンガポールでの代表の試合の印象が良かった中島翔哉の大ブレイクを予想。ACL枠はガンバと新潟。降格は清水、山形、松本を妄想。


さあ、あと4回寝ればいよいよJ2開幕。金曜日に仕事面で大きなイベントがあるので、それが終わるまでは気が気じゃないってのもあるんだけど、とにかく早く来い来い日曜日。
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