Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

悩める兄と溌剌な弟(26節愛媛戦)

2012-07-29 23:38:12 | マッチレポート12’
んー、正直よく分かんねえ。自分の中でこの試合を消化出来ない。

田坂さん頑固だなぁとも思うし、結果が出れば何でも良しとも思うし、それにしたって内容が一向に改善しないなぁとも思うし。他の上位クラブも簡単に勝ち点を取ってるわけじゃないから結果が出てることはいいことなのは間違いないんだけどね。

一つ気になるのは、夏場になってから相手のチームよりも走れてないこと。ホームスタジアムだけの特殊な問題かなと思ってたけど、今日の試合を観ててどうやらそうではなさそう。田坂さんを含めてどういうサッカーをしようかで迷いがあることで無駄に走っちゃってるような気がしてならない。今日は前節試合後の田坂さんのインタビューで言ってたようなマイナーチェンジをしてくるのかなというところが見られた。どんなサッカーでもいいと思うけど、迷うのだけはダメだ。

次節はモリシが出場停止。週明け早々にも噂の練習生の獲得発表があるかもね。

<前半戦との勝ち点比較>(26節終了時点・残り16試合)

○対戦相手別勝ち点差 -2

○試合消化数勝ち点差 -1



さて、今日はトップチームの試合前はユースのクラ選の応援に群馬に行ってきました。

2年前に出場した時もJヴィレッジに応援に行きましたが、それ以来2回目です。2年前はその後その足でケーズにトップチームの水戸戦に行って、あの雷雨に遭遇した忘れられない日です。

今年は札幌、横浜FM、養和という強豪揃いのグループに入ってしまい厳しいかなと思ってたけど、3日目の今日まで1勝1敗と大健闘。今日勝てば自力突破というところまで来てました。













対戦相手の札幌ユースはプレミアEASTで上位争いを演じる強豪。今日も序盤からハイプレスを発動させて、15分までで超決定機を3つほど作られましたが、運もあって何とか凌ぐ。すると前半の給水ブレイクを挟んだ辺りから形勢が変わり始める。迫力満点だった札幌の9番が単独でプレスに行ったのをかわされて振り返ると誰も付いてきてないのを見て、「上げろよぉ」と大きな声で不満を漏らしたのを聞いて、これはイケるかもと思った。札幌のプレスが機能しなくなり大分のパスが回り始めて主導権を握ると、そこからはずっと大分ペース。さすがにどこかでもう一度札幌が巻き返してくるかなと思ってたけど、結局終始札幌のペースは上がらず、完全に走り勝った。お兄さんたち、もう一回言うけど、弟たちは強豪相手に完全に走り勝った。






結局は4-0の圧勝だったんだけど、4ゴール全てが11番の高山くん。ユースの試合でこんなに感動出来るんだってくらい感動させてもらった。トップチームの試合で勝った時と何ら変わらないくらい嬉しかった。


ユースのラインダンス。最初ユースの試合ってどんな風に観てればいいのか分からなくて、何となく中途半端に写真を撮りながら観てたんだけど、最後の「使者」だけは歌っちゃいました。


3年生の集合写真。試合が終わった後に選手たちが口々に「歴史変えたぞ!」って言ってるのが印象的でした。多分大分ユースとして初の決勝トーナメント進出なんだと思うけど、スゴいよ。よく頑張ったよ。決勝まで上がってきてくれたらもう一回観に行けるんだけど、それは贅沢言い過ぎだろうか。

試合途中まで岡中さんが観に来てましたね。お眼鏡にかなう選手はいたんだろうか。それと試合後にtwitterでフォローさせていただいている「かてな」さんにお声がけいただいた。選手はもちろんしんどいんだけど、立って観てるだけでもしんどいコンディションの中、2日続けて群馬まで応援に行く情熱は素晴らしいと思います。今後とも楽しく絡ませていただければと思います。
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高校野球・西東京大会・決勝の応援に行ってきました

2012-07-28 23:10:52 | みる




神宮球場に高校野球の西東京大会・決勝の応援に行ってきました。今年は母校の佼成学園が決勝に進出したため甲子園出場を後押しするべく気合十分で乗り込みました。が、13時プレーボールの暑いこと暑いこと。外野席で観てましたが、若い人はほとんど上半身裸でビーチ感覚で野球観戦してましたね。


相手は言わずと知れた日大三高。ディフェンディングチャンピオンですよ。


結果は負けました。9回2アウトまで勝っていましたが、最後の最後にこの日初めての長打で逆転されるという信じられないような展開でした。


日大三高の監督が試合後のインタビューで涙を流しながら、監督人生でこんな試合をしたことはないと言っていた。それくらい壮絶な試合だったってことだね。悔しいし、残念だけど王者をあそこまで追いつめたことは誇っていいと思う。





多分実力は全国に出ても恥ずかしくないレベルは十分にあると思った。ピッチャーの磯崎くん、キャッチャーの越後くん、ショートの吉田くんあたりは強豪大学でも十分にやってけると思うよ。去年はベスト4で三高に負けた。今年は決勝の9回2アウトから三高に負けた。全国レベルには十分にあると思うけど、三高を倒さない限りは甲子園の切符は掴めない。間違いなく差は縮まってる。来年また神宮に応援に行けるのを楽しみにしてるよ。打倒三高!三度目の正直だ!


9回が始まる前に勝利を確信してこの日2杯目の生ビールをオレが飲み始めたのが敗因ということにしておこう。球児諸君には何の責任もない。こんなダメな先輩を許しておくれ。
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後藤優介選手、HOYOへ移籍

2012-07-26 22:28:50 | トリニータ
これは移籍ではない派遣である。

そう、大分トリニータがJ1に昇格するシナリオを完遂するための派遣なんである。

(失礼なことも言いますが、妄想なんでご容赦ください)


・オレたちのごっちゃんがJFLでその得点能力を如何なく発揮。

        ↓

・準加盟クラブである長崎、讃岐を立て続けに撃破。

        ↓

・準加盟クラブが昇格圏から転落。

        ↓

・降格危機から脱したJ2下位クラブが油断。

        ↓

・前半戦と同様、大分トリニータが下位クラブから勝ち点を荒稼ぎ。

        ↓

・めでたく大分トリニータJ1昇格!


こんな感じかな。だからごっちゃんの移籍は移籍でなく派遣なんである。J1に昇格するための人材の適正配置とでも言いましょうか。千葉が鳥取にしたような同じカテゴリーに選手を派遣出来るほど選手層は厚くない。前半戦ではきっちりと取れてた下位クラブからの勝ち点が折り返し以降ポロポロと取りこぼすようになった。そんな現状をしっかりと分析した上で出した答えが「後藤優介のHOYOへの派遣」である。もうそういうことだ。そう思うことにした。だから悲しくなんかない。来季、満を持してJ1で後藤優介という才能をお披露目してやろうぜ!

がんばれ、ごっちゃん!
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よく追いついたと思う(25節岐阜戦)

2012-07-22 20:47:33 | マッチレポート12’
よく追いついたと思う。よく追いついたとは思うけど、下位に沈むクラブ相手にホームゲームでそう感じる時点ですなわちそれは昇格争いに絡んでいくことの限界を示してると思う。

前節はあれだけ示唆に富む敗戦であり、それを活かさなければならなかったはずなのに、それらしいプレーや局面は一切見ることが出来なかった。本当に残念。同点にされても、逆転されてもなかなかスイッチが入らないのはフィジカルの問題と見るのが妥当だと思う。1人で1.5人分くらい走ってたドンミョンの離脱も一つの要因だと思うけど、間違いなく全体的なフィジカルコンディションは落ちてると思う。固定されつつあるメンバーの再考には絶好のタイミング。今日の試合でもパスが出てから走り出すことが多いし、自分に出されたパスに対して「え、オレに出すの?」みたいなリアクションをする選手が多かった。

内容は相変わらず伴わないまま、結果も付いてこなくなったわけだから抱えてる課題はかなり重たい。優勝争いや昇格争いから離脱するチームの典型が夏場の失速。まさに崖っぷちにつま先立ち状態。ここで踏ん張るというか、やられた倍以上の反発力を見せられないようでは次にホームに戻ってくる前に今シーズンが終了してしまいかねない。

唯一の光明がアウェイゲームならいいゲームが出来るかもしれないというサッカー界の常識を根底から覆す希望的観測なのが、あまりにも悲しい。3年前の悲劇のシーズンの過ちをまたこんな大事なところで繰り返してしまうのは、それもあまりにも悲しい。

田坂さん、芝のコンディション不良は突然降ってわいたわけじゃないんだから、ホームチームの監督がホームスタジアムの文句を言うのはみっともないよ。アウェイチームの監督はケガをするリスクの高いこんなスタジアムで試合をすることに対してもっと不満に思ってるよ。

<前半戦との勝ち点比較>(25節終了時点・残り17試合)

○対戦相手別勝ち点差 -2

○試合消化数勝ち点差 -1
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仕切り直せるか

2012-07-21 01:02:33 | トリニータ
岐阜戦プレビューです。

正直に言って今週はプレビューとか要らないかなと思ってましたけど、一応岐阜の前節もチェックしたので、少しだけ書きたいと思います。

とりあえず岐阜はけっこうやります。3月の対戦時のイメージで臨んだら痛い目にあうのは間違いない。前節の富山戦ではチームとしてしっかりとビルドアップしようという姿勢が感じられた。ただまだミスが非常に多いので、前線からのプレッシングはきっちりといきたい。富山も前半に岐阜のビルドアップを2回ほど引っかけてビッグチャンスを作っていて、そこで決めてれば、十分に前半で試合を終わらせられてた。この試合はお互いにゴラッソを繰り出し合って2-2で終わったんだけど、最後は完全に岐阜ペース。ラスト15分でチーム全体がガス欠を起こした富山に対して、岐阜はほとんどの選手が走り切った。3節前のホームゲームで富山相手に最後まで押しきれなかった大分としては試合終盤をリードした状態で迎えられなかったら、かなりの確率で勝ち点を落とすと思っておいた方がいい。湘南がいいお手本を見せてくれたよね。試合の入り方に注目。

要注意選手は染矢選手と服部選手。

染矢選手は2011シーズンの開幕戦でマツケンをチンチンにしたあのサイドアタッカー。しばらく活躍の声を聞いてなかったけど、富山戦を観る限り絶好調とみる。仕掛ける姿勢を全面に打ち出してくるあのプレースタイルは間違いなくDFからしたら嫌なタイプ。それも90分間を通してプレーの質が落ちることがない。試合終盤にも前半と同じようなキレで勝負してくるのは正直恐い。1対1の局面を出来る限り作らせないことがポイントだと思う。

それから服部選手。スカパーの解説の人も感心しきりだったけど、服部選手にはちょっと感動すら覚えるね。3月の時点ではチームの完成度の低さの中に埋没してる感じだったけど、現在はボールを大事にしようとするチーム戦術の中でしっかりと存在感を示している。で、この人も90分間走り抜く。もう38歳にもなる日本代表経験者が試合終盤に鬼のような形相で帰陣してる姿を見て、心揺さぶられた。岐阜のCKのキッカーは完全分業制で左足がインスイングになるサイドしか服部選手は蹴らないけど、これが恐るべき精度で飛んでくる。まぁ、うちの伝説さんには及ばないけど。終盤に足が止まってしまうと服部選手のシンプルな散らしに染矢選手や樋口選手がバンバン走り込んでくるので、運動量で負けることだけは避けたい。

ちょっとネガティブな話ばかり書きましたが、もちろん穴は十分にあると思います。上記の通り、まだビルドアップは粗さを残してるので、相手のミスに乗じたショートカウンターのチャンスは必ず来る。そのチャンスで岐阜の息の根を止められなかった富山は最後は何とか勝ち点1を拾う形となった。そこで決めきれるかどうか。繰り返すけど、勝負は前半。それと3月の対戦時は鳥人さんのヘッド2発で快勝したわけだけど、相変わらずセットプレーのディフェンスに難がありそうなところを見せていた。さんぺーも帰ってくることだし、ここは大きなチャンスになると思われる。

なぜ今週はプレビューは要らないかなと思ったかというと、この試合は究極の精神論が求められる試合だと思うから。前節のマッチレポートにも書いたけど、この試合をモノにすることがいかに大事なことかというのは自分たちが一番よく分かってる。だからそこに相手の研究とかは要らないかなと思ったわけですよ。ただ少し冷静になることも大事だし、いつも通り書きました。

あとはピッチコンディションが少しでも改善されてることを祈る。岐阜戦が終われば梅雨も明けるし、時間も3週間とれる。何とか今節いい状態になっていないかなと願ってやまない。
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ここから何をするか。オレたちは知っている。(24節湘南戦)

2012-07-15 20:27:40 | マッチレポート12’
この絶望的な敗戦の後に何をするか。オレたちは1ヶ月前に自ら実行することで知ったはず。一度冷静に分析して、すぐに切り替えよう。これくらいのもんすぐに取り返せることも知っている。

試合に負けたことはもちろん悔しいんだけど、もっと悔しいのは野々村に言われることがことごとくその通りだと思うことだ。

結果論にはなるが、試合前に既に負けていたと言って過言ではない。試合に入り込む前に試合を決められてしまって、自ら試合を壊した。精神的に普段通りに出来ていなかったのは圭介の信じられないような中途半端な飛び出しが象徴してる。残念だけど、首位というプレッシャーに自らつぶれた。だけど、繰り返すけど、重要なのはここからだ。

プレビューに書いた通り、「個」を活かす戦術への切り替えは緊急かつ必須の課題だと思う。野々村も何度も言っていたけど、あのピッチでさらにリーグで下から2番目の数しかパスを回せないチームがボールを保持しながら崩していくのは至難の業だ。これは感覚ではなく、数字が表わしている事実。残念だけど、夏場に少なくともあと5試合はここで試合をしなければならない。残り試合を考えてもチームの理想を追うよりも現実的に勝ち点を追うことの方が重要だ。

これもプレビューに書いたけど、重心を後ろに置く戦いが守備に安定をもたらす。攻撃については「個」を活かしていけば、下位クラブからは勝ち点が確実に取れる。で、上位には開き直って勝ち点1を狙いにいく。守備を重視した戦いを意識すれば、今の大分ならどのクラブだろうときっちりと勝ち点1は取れると思う。

もう選手がピッチに足を取られるだけでなく、クラブがピッチに足を引っ張られるのを見るのはたくさんだ。自分たちが何に優れて、何が足りないのかを冷静に考えて、勝てるサッカーをしようよ。

最後に本日のTOS。4点目のカウンターのシーンで馬場選手が飛び出したシーンでアップ映像に切り替えた瞬間にもうシュートが入るかどうかなんてどうでも良かった。あの類のプレーでシュートを打つ瞬間にGKが画面に映ってないってどういうことよ。TOSで唯一まともと思ってた小笠原さんも今日は間違い連発だったし。そろそろ自ら限界を認めてほしい。

<前半戦との勝ち点比較>(24節終了時点・残り18試合)

○対戦相手別勝ち点差 ±0

○試合消化数勝ち点差 +1
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ホーリーくんにほれた

2012-07-14 01:48:01 | トリニータ
湘南戦プレビューです。

いきなりですが、本題から逸れます。プレビューを書くために前節の水戸-湘南を観ました。今日水戸のオフィシャルからこんなのがリリースされてます。ちなみにこの騒ぎは中継にも映ってて、最後の最後で追いつかれた試合展開にロメロ・フランク(以下ベロカル)が周囲に制止されながらも激怒しまくっているというシーンだけど、怒りが収まらなくなったベロカルは、スタンドのお客さんに挨拶に回る選手たちの集団から離れ、列の一番後ろに移動してきます。そこで「まあ、気持ちは分かるよ」的な感じでベロカルの腰あたりをポンポンと叩いてあげるのが、他でもないマスコットのホーリーくん。たった一瞬だったけど、あんなにもシュールかつハートウォーミングなシーンをオレは今まで見たことがないね。その後も、お客さんへの挨拶は選手の誰よりも深くそして長く頭を下げてたホーリーくん。もうマスコットにキャーキャー言う年齢でもないんだけど、ホーリーくんのあの紳士的な行動にはちょっと感動した。来月ケーズに行く楽しみが一つ増えたよ。

話を戻します。いやー、今週一週間は本当に気持ち良く過ごさせていただきましたよ。だって首位だもんね。首位ってこんなに気持ちのいいもんなんだってホント忘れてたね。こりゃ、そんなにすぐに明け渡すわけにはいかないね。ましてや湘南さんは春先にしばらくこの位置に居座ってたわけで、やすやすとは渡せないよ。

さて、個人的に考えるこの試合のポイントは「個」だと思う。試合に大きく影響を及ぼしそうなのが、ピッチコンディション。2週間前の富山戦の時点でモリシ曰く「ねちゃねちゃ」の状態。あれから大分ではかなりの雨が降っているようで、その時よりもピッチコンディションが悪化していることが十分に考えられる。ちなみに前節のケーズデンキスタジアムはテレビで観る限りにおいてはそこそこピッチコンディションは良さそうに見えた。少なくとも大銀よりは間違いなくいい。しかし湘南のチョウ監督はハーフタイムのコメントで「ピッチの状態が良くないが・・」といったコメントを出していたので、今節大銀に来たら、多分ビックリするレベルなんじゃないかと思う。そうなってくるとしっかりと繋いで組織で崩すというのは難しくなってくる。湘南のスタイルは5月の頃から大きく印象は変わってなく、とにかく縦パスが多い。バイタルエリアに入れる縦パスの数は多分大分とは比較にならないくらい多いと思う。不可抗力とはいえ、その長所をピッチコンディションが消してくれるんじゃないかと思っている。

一方大分は今日のエルゴラに掲載されているスタッツを見れば明らかだが、紛れもない「個」のチーム。前節の試合後のインタビューで草津の選手が口を揃えてモリシや高松の個の能力に屈したと言っていた。二人だけでなく今季の大分には個の能力の高い選手が揃っていると思う。田坂さんは理想としては試合の主導権を握って崩していくサッカーをしたいんだろうとは思う。ただもうここまで来ちゃえば腹の中では「結果が勝てば、過程は何でもいい」と思ってるんじゃないかと個人的には勝手に思っている。乱暴に言えばですが。重心をやや後ろ目に置いて守備を安定させて、あとは個で仕留める。勝ち点をしっかりと拾うには最も合理的な戦術だと思う。ましてや毎節のように上位クラブが勝ち点を落としていく現実を見せつけられれば、そういうマイナーチェンジは大いに「あり」だと思う。もはや、内容が良くなく勝てるサッカーは、田坂さんがいつまでも選手たちに慢心させないために演出しているものだとさえ思っている。

湘南はスタメンが非常に読みにくい状態。ケガで戦線離脱していた岩上選手や遠藤選手が続々と復帰を果たしている。前節は永木選手の出来が良くなく、交代で出てきた岩上選手がプレースキッカーにロングスローに、最後は劇的決勝弾のアシストとなるクロスと大活躍。ここはスタメンが変わるんじゃないかなと思う。また遠藤選手は離脱前までは3バックのセンターを務めてたけど、前節はボランチ。存在感を示すまでには至らず、ここはどうなるかな?「個」の勝負と書いたけど、狙ってほしいと思うのは右のCBの鎌田選手。SBのイメージのある選手だけど、湘南では3バックの一角に入っている。いい選手だとは思うけど、身長が低い。名鑑で調べると172㎝。高松と11㎝差、モリシとは14㎝も差がある。水戸戦でも鈴木隆行選手に競られてかなり苦労しているシーンが散見された。もちろんそんなことくらいは湘南も手は打ってくるとは思う。真ん中の大野選手なり、ボランチの選手が戻ってくるなりするんだろうけど、ただそれだけで相手のバランスを崩すことが出来るわけで、チャンスが作りやすくなる。特に前半は相手が嫌がるくらい徹底して突いていくのもいいかもしれない。

首位になって初めて迎える試合が上位との直接対決。何度も言うけど、やっと手にしたこの位置だから簡単に明け渡すわけにはいかないんだよ。ずっと首位、首位とばかり言ってて気付いたんだけど、残りの試合を全部勝てば相手の成績に関係なく優勝出来るんだよね。今はそういう順位にいるってことなんだよね。うぉー、ますます譲れなくなってきた!オレたちはここにずっと居座ってやるんだ!絶対勝つ!


最後に、連休で飛行機代の高い中、遠く九州までお越しになる猛者の中の猛者の湘南サポーター様にお願いです。ご存じの通り、現在九州北部地方は甚大な大雨被害に遭っています。大分トリニータは大分県全土をホームタウンとするクラブであります。今回特に大きな被害に遭った竹田市ももちろんホームタウンです。そこで日曜日の試合ではクラブとして救援物資収集を行います。かばんの中に1枚で構いませんから未使用のタオルかぞうきんを入れて、スタジアムまでお越しいただければ幸いです。何卒ご協力よろしくお願いいたします。
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奪首!(23節草津戦)

2012-07-09 01:59:22 | マッチレポート12’

ナイスゲーム!プレビューは「過ちを繰り返さない」というタイトルを付けましたが、今年のチームは良くなかった試合の次の試合できっちりと修正してくる力を持ってると思う。それがこの順位にいられる要因でもあると思う。首位ですよ、首位。暫定でも、同率でもなく単独首位。

行ってきました正田醤油競馬場。うん、競馬場に行ってきた気分です。あそこってあんなに馬のう○このにおいしましたっけ?試合前にザッと雨が降りましたが、そのおかげでにおいが落ち着いてくれましたが、始まるまではかなり気になりました。

さんぺーと村井二人が同時に抜けるスクランブル状態で迎えたこの試合。田坂さんが送り出したメンバーは右WBにジョンハン、前線は久々に高松・モリシが揃い踏み。結果は両エースがそれぞれゴールを決めて快勝。特に前半は内容も良く、文句のつけようのない勝利だったと思う。首位になったことは嬉しいけど、これはがんばったおまけ程度に考えておくくらいがいいのかもしれないね。実際にいまのJ2の首位は本当に週替わりだし、受けて立つなんてことは考えずにじっくりと目の前の試合に臨むというスタンスは変えたくない。


久々のゴールおめでとう。泥臭かったけど、ファインゴールだったと思う。ちょっと記憶が曖昧だけど、確か去年高松がケガをしたのって敷島だったような気がするんだけど、違ったかな。もしそうであれば、悪夢を振り払うようなゴールになったかもしれないね。


試合後、ラインダンスすらきつそうだったタメ。今日の前半は出色の出来だったと思う。特に得点シーンの突破は素晴らしく、あれが標準になれば、こんなに怖いボランチはいない。いまのタメなら初ゴールは時間の問題だ。大袈裟じゃなく、09年まで28番を付けてた選手に近付きつつあると思う。


この写真のガミさんが男前すぎて震える。今日は目の前でサイドプレーヤーとは何たるかをじっくりと堪能させていただいた。飛び出すタイミングや後ろの上がりを促すタメの作り方。右サイドに比べて左サイドから多くチャンスが生み出される理由が今日の試合でよく分かった。次節このアシスト王がいないことがやっぱり本当の正念場なんだと今日の試合を観てて改めて感じた。


試合後も元気いっぱいのヤス。ヤスの躍動感あるプレーがドンミョンショックで荒んだ大分サポの心を癒してくれていると思う。1試合に1回くらい必ず出る変なキックミスは何とかならんのかね。

それではここからはタクマナガヨシによるヲタ芸ショーをご覧いただきましょう。


モリシと鳥人の怪力二人に押し出されそうになるも必死に抵抗。


「よっしゃ、やったるか!」もう完全に開き直った表情。




抜群のキレ!まさにオンリーワン!

実は個人的にはこれでスタ観戦4連勝です。それも失点ゼロ。もうホンマたまりませんわ。何か他に色々と書きたいことがあった気がするけど、眠過ぎてこれで限界。当日中に更新した自分をちょっとほめてあげたい。

<前半戦との勝ち点比較>(23節終了時点・残り19試合)

○対戦相手別勝ち点差 +1

○試合消化数勝ち点差 +1
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過ちを繰り返さない

2012-07-07 23:08:06 | トリニータ
草津戦プレビューです。

「過ちを繰り返さない」というタイトルを付けましたが、後半戦の開幕戦である前節早速同じ選手にやられてしまっているので、開幕戦の過ちを繰り返さないということと、前節の過ちを繰り返さないという2つの気持ちを込めました。

草津の前節徳島戦をチェックしました。今年はプレビューを書くために対戦相手の試合を中心にJ2の試合を相当観てるんだけど、この徳島-草津戦はその中でも群を抜いて見どころのない試合だった。ザスパ草津の研究というテーマを持って観てなければ、間違いなく前半のうちに寝てたと思う。0-0というスコアもさながらシュート数が両チーム合計で10本と少なく、試合の主導権もどっちが握るでもなく非常につまらない試合だった。富山戦のプレビューでも書きましたが、熊本の試合を2試合続けて観てて、いいサッカーしてるなと思ってたらやっぱり千葉に勝つし、直前の試合をチェックしておくのは意味があると思う。ということで草津に勝てる可能性はかなりあると感じている。ちょっと引っかかるのはここ7試合で6試合完封と守備は非常に安定してること。焦れる展開に持ち込まれることは想定しておいた方がよさそうだ。

まず草津の基本戦術はトップの金成勇選手にロングボールをぶつけてくるシンプルなもの。これはけっこう迷いなく、早めにぶつけてくる。それをもう一人の小兵FW小林選手が拾いに来るのが基本。サイド攻撃の際も基本的にはファーサイドに流れる金選手に当てて、折り返す。もうほぼこれ。うちはラフに放り込まれてくるハイボールに対しては鳥人がある程度高確率で跳ね返してくれるので陣形をコンパクトに保ち、セカンドボールを拾える準備をしておきたい。そうすればかなり攻撃のターンが増え、自ずとチャンスを作る数も増えてくると思う。あとはやはり草津のチームの中で一人リズムが異次元の熊林選手は注意したい。非常に単調な攻撃が続く中、熊林選手から出されるパスだけは全くリズムが違う。集中を切らすと一発でやられる怖さがある。フィジカルに長けた選手ではないので、タメあたりがしっかりとつぶしてくれることを期待したい。ボランチの松下選手のミドルシュートにも気を付けたい。J2でも屈指のパンチ力のあるミドルシュートは既に有名ですが、ここも寄せを早くして、圭介のためにコースを限定してあげたい。

ということで草津に対して注意することはハッキリ言ってそんなにないと思う。それよりもこの試合のポイントはやはりさんぺー、村井の不在にどう対応するかということに尽きる。村井についてはタイプは違えど十分に代役を務められる人材がたくさんいるので心配はないけど、2試合続けて欠場するさんぺーの代役探しは大きな課題だ。右WBに配置されながらチーム得点王であるさんぺーはアウェイ湘南戦を除いてここまで全試合出場。その湘南戦では藤川が代役を務めて無難にこなすもゲームはドロー。しかしその藤川は16節千葉戦のベンチ入りを最後に6試合1ヶ月以上もベンチ入りすらしていない。他に考えられるのはジョンハンや夛田。はたまた田坂さん必殺のコンバート組の投入ももしかするとあるかも。とにかくここは1試合しのげばいいのではなく、次節の上位直接対決になる湘南戦までをイメージした選手起用になるわけで、明日のメンバー発表が楽しみだ。

明日の群馬県南部は50%ながらも雨予報。敷島にはJ2では山形のいも煮の次に好きなソースかつ丼がある。雨がざあざあ降りでなければ、3年連続であれを食べたい。7月はスタジアムで観戦出来る試合がこの試合のみの予定。この後の1ヶ月以上のブランクに耐えられるように明日は絶対に勝たせてきたいと思います。オーレも使者も必ず歌う!
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やっぱり昇格するって厳しいし、難しい(22節富山戦)

2012-07-01 22:56:46 | マッチレポート12’
もう完全にびびってます。21位相手にホームで勝てなかったことや、それでも3位に上がっちゃうこととか、ほとんどのゲームで現在の順位に関係なく拮抗したゲームが展開されていること等全てにびびってます。あと20試合もあるのに、こんなハラハラする状態に果たして自分が耐えきれるのか。びびってます。

点は取れたし、失点は仕方のないレベルのものだし、悪い試合だったとは思わないけど、何かちょっとね。残り20分くらいから全体的にパワーダウンを起こした。湿度が90%近くあるコンディションだし、それは仕方ないと思うんだけど、あそこで3枚目を使ってほしいと思ってた。流れも悪いと思ってたし。で、高松のパスミスにさんぺーがたまらずイエロー。まあ、最悪ですな。草津戦で村井が清算、湘南戦でさんぺーが清算でうまく回していけば、カードトラブルともうまく付き合っていけそうだと思ってた矢先に。木島やジョンヒョンは使えなかっただろうか。単純にフレッシュな選手を投入するだけで、相手に対するプレッシャーは相当なもんだと思うけど。

もうこの時期の恒例行事ではあるんだけど、ピッチコンディションの悪さが気になった。これも毎年のことだけど、ホームスタンド側は特にもうボロボロ。途中投入の高松に全く精彩がなかったのはピッチコンディションと無関係ではないと思う。どうしようもないことと分かってはいても、この時期は極端にホームアドバンテージが感じられなくなる。2週間に一度あのピッチで試合をすることが負担になってるような気がしてならない。

さて、東京V以外の上位チームが全て勝ち点を落とす結果に。湘南が試合終了間際に松本に追いつかれたところくらいまでは、喜んでたんだけど、千葉が熊本に負けたり、京都も岡山に追いつかれたりしてるのを見てるうちに、段々不安になってきた。熊本はプレビューにも書いた通り、確実にチーム力が上がってきていると思うから千葉から勝ち点取っても不思議はないし、松本も試合終盤は湘南を押し込み切ってもぎ取った同点ゴールだった。要するに現在の順位は何のアドバンテージにもならないってことだ。前半戦以上にディテールにまで魂こめて戦わなければ、このし烈な昇格争いは勝ち切れないってことだ。

もう前半戦はそこそこやれたっていう考えは捨てないとね。一度リセットされて、また新たに勝ち点を積み上げていかなければならないと考えよう。

ここからは前半戦のレギュラーが常に2~3人いない状態で戦わなければならない。次節万が一、モリシがイエローもらうようなことがあると、もう湘南戦は目も当てられない。いきなり正念場が来たと言っても過言ではないと思う。試合後のインタビューで田坂さんはバックアップメンバーがモチベーション高くやってくれているとコメントしてたけど、だったら今日何で3人目投入しなかったのよというのが正直な思い。次節、次々節の右WBはジョンハンか、夛田か。昇格するチームってこういうチームの危機を救うようなラッキーボーイが出現することが多いイメージがある。その役回りを誰かに掴み取ってほしい。そしてチームに推進力を与えてほしい。

今季の昇格レギュレーションは前例がないので、自動昇格ラインやPOラインがどれくらいになるのか分からないが、上位陣は前半戦ほど勝ち点を稼げないと思うので、勝ち点80あれば自動昇格出来るんじゃないだろうか。大雑把にそこを前提とすると、大分は前半戦と同じだけ勝ち点を取ればいいわけで、これから試合が終わる度に前半戦と比較した対戦相手別の勝ち点差と試合消化数の勝ち点差を最後に書いていこうと思う。

<前半戦との勝ち点比較>(22節終了時点・残り20試合)

○対戦相手別勝ち点差 -2

○試合消化数勝ち点差 +1
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