Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

『昇格クラブ勝ち点5のジンクス』について考える

2013-03-31 22:23:08 | トリニータ
「前田遼一の呪い」はNHKで報道されたり、Wikipediaに掲載されたりとすっかり全国区の知名度になったけど、この『昇格クラブ勝ち点5のジンクス』はまだ知名度も低く正式になんて呼べばいいのか分からないけど、とりあえず『昇格クラブ勝ち点5のジンクス』にしておきます。

このジンクスについてはオレも今シーズンになって初めて知った。それくらいまだ市民権を得たもんじゃないってことだと思うけど。まずはどんなジンクスなのか調べた。

簡単に言うと、「J1に昇格してきたクラブが開幕から5試合までに勝ち点5を取れないと降格する」というもの。前田の呪いについては確かに根拠がなくて都市伝説の域を出ないわけだけども、このジンクスについてはそこそこ理にかなってると思う。1年で降格してしまうクラブの大半はそもそも力不足でJ1で戦うだけの戦力が揃っていなかったということが多いけど、ただ稀にいいサッカーをしていながら、結果がついてこないで、時間の経過とともに焦りが生まれて、サッカーの内容自体も崩壊していくというパターンも見かける。前者は仕方ないにしても、後者についてはうまいこと序盤戦で勝ち点が拾えてれば、助かったんじゃないかなとも思う。そういう意味でも、このジンクスは昇格クラブが残留するにあたっていい目安になると思う。

J1が18チーム制になった05シーズンから昨シーズンまでJ1に昇格したクラブはのべ22クラブ。うち勝ち点5未満だったクラブがのべ9クラブで、その全てが降格。詳細は以下の通り。

※チーム名・5節までの勝ち点・最終順位

【2005年】
・川崎   勝ち点8   8位
・大宮   勝ち点7   13位

【2006年】
・京都   勝ち点2   18位→降格
・福岡   勝ち点4   16位→降格
・甲府   勝ち点5   15位

【2007年】
・横浜C  勝ち点3   18位→降格
・柏    勝ち点13   8位
・神戸   勝ち点5   10位

【2008年】
・札幌   勝ち点3   18位→降格
・東京V  勝ち点4   17位→降格
・京都   勝ち点8   14位

【2009年】
・広島   勝ち点7   4位
・山形   勝ち点10  15位

【2010年】
・仙台   勝ち点10  14位
・C大阪  勝ち点5   3位
・湘南   勝ち点4   18位→降格

【2011年】
・柏    勝ち点12  1位
・甲府   勝ち点3   16位→降格
・福岡   勝ち点0   17位→降格

【2012年】
・F東京  勝ち点12  10位
・鳥栖   勝ち点7   5位
・札幌   勝ち点1   18位→降格


このジンクスがスゴい(当事者としては恐い)なって思うのは8年間にわたって一つの例外もないってこと。さらに根拠の裏付けじゃないけど、降格したクラブの逆の勝ち点5を獲得出来た13クラブ全てが残留してるというまさにパーフェクトなジンクス。もうここまでいくとジンクスとは呼べないと思うんだよね。事実に基づいた立派なデータだよ。

で、今回さらにスゴいと思うのは、日程くんがこのジンクスを知ってか知らずか、第5節に大分-甲府という昇格クラブ同士の対戦を組んだこと。そしてお誂え向きの結果として、両クラブが仲良く勝ち点2で第4節までを終えてしまったこと。

ここまで諸々の事情が重なることってそうそうないし、この試合をクラブとして何とかプロモーション出来ないかなって思うんだよね。ガチで勝ち点が絡む試合そのものをプロモーションしにくいことは十分に理解出来るんだけど、「J2天下取り物語」よりもよっぽど盛り上がるよ。滅多にないチャンスだと思うんだよな。前田の呪いを利用しようとして相手への根回しを忘れた某クラブのようになってはいけないけど、集客のためにこんないい材料はないと思うよ。

ということで、せめて幣ブログだけでも前のめりで甲府戦に臨みたいと思う。年度末も終わったので、今週一週間はプレビュー記事を頻度高めに更新していきたいと思う。突発的な飲み会が入れば、更新は出来ないだろうし、あくまでもゆるい決意表明。安っぽ過ぎて絶対に使いたくないフレーズだけど、甲府戦は「絶対に勝たなくてはならない試合」。そう、引き分けでもダメ。痺れるね、仙台戦やPO決勝を思い出す。さてさて、怒涛の1週間が始りますよ。

決戦まであと「6日」



※余談ですが、2008年に『前田の呪い』と『勝ち点5のジンクス』のダブルしばりで降格した東京ヴェルディが5年経った今も昇格出来ないでいる理由は何となく分からないでもない。
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信じていい(4節柏戦)

2013-03-31 00:03:32 | マッチレポート13’


1-3で負けた試合をいい試合だったと評するのは選手や監督に対して失礼だと思う。ただ、それでも今日の試合を観て、このチームの今後の成長を信じてみていいと思えた。内容ややれてることに胸をはってほしい。自信をなくす必要はこれっぽっちもない。

低調だった前半。失点はミスからで何とか無失点で乗り切りたかった。ハーフタイムを機に運動量という面でスイッチが入った。大部分の時間帯で押し込めたし、その攻撃も迫力のあるものだった。特に相手の右SBのところを徹底的に狙って、そのエリアに入れ替わり立ち替わり選手が侵入してチャンスを作り出した。3節までの防戦一方になってしまう内容からは明らかに改善が見られる。

ただ、内容が改善したことよりも良かったと思うのはミスをした選手が取り返そうという気持ちを持って試合に入ってることだ。外す方が難しいくらいのシュートをミスした松本怜もそれから数分でゴールという結果で取り返した。(ちなみに松本怜もJ1初ゴール。これで4試合連続初ゴール者が出た。)前半の失点の起点になってしまった木村も後半から躍動した。粘り強くキープして局面を打開してチャンスに繋げたり、西へのラストパスも素晴らしかった。一人一人がこういう気持ちを持ってれば、初勝利はそんなに遠くないと思える。決して楽観視してるつもりももちろんない。

早く西にゴールを取らせてあげたい。今日もポスト直撃のシュートをはじめいいシーンをたくさん作ったんだけど。。今日は特にスペースへのランニングでもチームへ貢献したと思う。柏が3バックに切り替える直前くらいにライン際まで西と増嶋が競争になるシーンがあった。結局はオフサイドだったんだけど、引き返す時に増嶋が明らかに嫌そうな顔をして西のことを見てた。あたかも「お前、ナンボほど走んねん。。」とでも言いたげに。次こそ、次こそは西がJ1初ゴールをあげる番でいいでしょ!

今日の試合を観てて、完全にイメージが変わった選手が一人いる。それはヤス。今までも本当に成長著しくて、見ててワクワクする選手だったけど、そこからもう一つステージが上がったように思う。左サイドにボールが行くと、自然とヤスの姿を探してる自分がいることに気付いて少し戸惑った。「期待出来る選手」から「頼りになる選手」になったなぁってしみじみ思った。ヤスのことだからこれからもきっとずっこけたくなるようなミスをするかもしれないけど、もうそんなのでも目をつぶっていいと思えるようになるんだろうな。ヤスが素晴らしいのは言うまでもないんだけど、夢も希望もなかった2010年のオフシーズンにこの選手を連れてきたうちの強化部マジ最強!!


比較的ポジティブに書いてはみたものの、それでも例の「勝ち点5」のことを考えると、追い込まれたと言わざるを得ない。今の大分と甲府が置かれたシチュエーションを考えると、序盤戦とはいえ、今季最大の大一番になるかもしれない。こんなことになるなら開幕戦取りやめてでも甲府戦に行くんだったと今さら激しく後悔している。ホームでやれること、甲府がミッドウィークにカップ戦があること等諸々の追い風はうちに吹いてると言ってもいいと思う。ただこういう試合ではそんなちょっとしたアドバンテージなんてないに等しいことはうちが一番良く知ってるはず。こういう試合を制するのは、例え前近代的だと言われようが、結局は「気持ち」なんだ。またヒリヒリする1週間が始まる。
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次のJ1初ゴールは誰だ!

2013-03-29 23:19:18 | トリニータ
柏戦プレビューを書くつもりでしたが、柏がACLに出てることをうっかり失念しており、直近の試合の録画をしてなかったので、書けません。というより録画してても年度末の忙しさで多分観られなかったと思うので、結果は同じです。なので、今回は大分側からの視点のみです。

ナビスコカップセレッソ戦でケガをしたジョンハンはどうやらお休み。相変わらずうちのオフィシャルからは何の発表もありませんが。エルゴラの予想スタメンでは松本怜が左に回って、辻尾が右。最初見た時は「おや?」と思ったけど、これはこれで面白いんじゃないかなと思う。どちらも攻撃的だし、変に引いてしまうよりはずっとワクワクする。辻尾はセレッソ戦でも縦にどんどん仕掛けるタイプだったし、松本怜も右にいるとカットインしたがる傾向にあるけど、左にいれば縦に仕掛けるんじゃないかな。サイドの選手が縦に仕掛けるとCKが取りやすいというメリットがあると思う。今季はなかなかCKが取れず、セットプレーからのゴールが期待出来ない状態にある。最終ラインの3人、マンシャ、高松(森島)と狙える選手がたくさんいるだけに、サイドの選手にがんばってもらってセットプレーを増やしたい。

なかなか勝利が掴めない現状だけども、5試合全てでゴールをしてることはとても素晴らしいことだと思う。ゴールすることには正直もっと苦労すると思ってただけに。開幕戦→ジョンハン、2節→ヤス、3節→丸谷とここまでリーグ戦の全てでJ1初ゴールが生まれてる。ということで4節でもJ1初ゴールの選手が出てくることに自然と期待してしまう。

じゃあ誰が取るか? 西でしょ!

もう西しかいないでしょ。開幕からキレキレでいつゴールしてもおかしくない状態にあると思うけど、最後の精度の部分でゴールを奪うところまでいけてない。まあでも、そろそろでしょ。

一つ希望があります。

明日は日立台に3年ぶりの参戦です。日立台は07年~10年まで京都に住んでいたにもかかわらず4年連続で参戦したなぜか縁深いスタジアム。さらに個人的には明日の柏戦で今月5試合目の参戦。長いトリニータサポ歴の中でも公式戦に月間5試合参戦したのは今回が初めてだと思う。贅沢だと言われるのは百も承知で言いますが、今まで参戦した4試合全てでゴールしてくれてます。これってホント素晴らしいことだと思う。だけどなぜか、4試合5ゴール全てが反対側のゴールに決まってるんだよね。もちろん偶然だとは思うけど。日立台はホントに臨場感のある素晴らしいスタジアムです。多分後半になるとは思うんだけど、オレたちに向かって西が柏DF陣をドリブルで切り裂いてきて、こっち側のゴールにスーペルゴラッソをぶち込んでくれることを期待してる。

4バックでくれば、柏はそう簡単には勝たせてくれないでしょう。でもね開幕から1ヶ月。うちだってどんどん良くなってきてる。ここで勝てば、第5節を待つことなくジンクスも打ち破れる。もうそろそろだって思ってる。今季J1初勝利を目撃出来るのはそろそろだって思ってる。
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よし、うちも女子マネのオファーを出そう!

2013-03-27 22:05:17 | トリニータ
今日は湘南がしょこたんに名誉ベルマーレクイーンに就任要請とか、岡山が女子マネを任命とか、その手のニュースが多かったので、この流れに乗ってうちも女子マネのオファーを出そう!どっかの移籍オファーじゃないけど、オファー出すだけならタダだぜ!

話題作りだからネームヴァリューがなくちゃダメだし、全然縁もゆかりもないのもちょっとね。ということで何人かピックアップ。出馬表形式で。


【1枠:あだっちー】
まさかのJリーグ女子マネから一クラブへの電撃移籍。サッカーやJリーグへの理解と愛情も申し分なく人物的には120点。さらに前代未聞の強奪劇で話題性も十分。ただし、今までも精力的にスタジアムを回ってきたあだっちーだけに新鮮味という点だけは若干マイナス。


【2枠:指原莉乃】
呼べるのなら、この人が一番いいのは間違いない。「マグノを応援していた」等のトリニータサポ的側面をメディアで披露済みであり、繰り返すが、呼べるのならこの人を呼びたい。シーパスの特典に握手会の券を付けたら完売するんじゃないかという夢のようなお話も、指原ならあり得る。


【3枠:トリンドル玲奈】
「トリ」繋がりで、ダメもとでオファー出せないだろうか。かわいいし、サッカーに全く興味のなかった若い男子層をスタジアムに呼びこむという面では爆発力のある人選。でも、こういうダジャレ的な部分ではうちのフロントははっちゃけられないかな、川崎みたいには。


【4枠:藤田義明の嫁】
大分在住経験もあり、さらに旦那が元トリニータ選手という環境面では抜群の人選。bayfm(千葉のFM局)を聞いてると未だにこの方のお名前が出てくるくらい局地的には知名度も高い。子育てが一段落した頃にオファー出してみるか。ついでに旦那もトリニータ復帰なんていう副産物がついてきたら嬉しい。


【5枠:西川周作の姉ちゃん】
お金のないクラブは家族も総動員。上の4人が非現実的なので、この辺でそこそこあり得そうな人物をエントリー。本人自体は全然知らないし、そもそも今でも宇佐に住んでるのかすら知らない。でも周作なら何となく姉ちゃんを説得してくれそうな気がする。


ということで、どうせ「ダメもと」です。やることに意味があるんです。断られ続けた某関西のクラブがいつしか断られなくなったように、「ダメもと」でオファーを出し続けてたら誰かがうっかり引き受けてくれるかもしれない。お金がないなら、「アイデア」と「情熱」で勝負だ!!
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下を向く必要は全くないぞ!(ナビスコカップ2節C大阪戦)

2013-03-23 16:54:54 | マッチレポート13’
現状の最大の課題は後半の試合内容向上だと思ってた。それはもちろんペース配分の問題じゃなくて、前半の質は保ちながら。今季初めて先制されたことも少しは影響したかもしれないけど、後半も主導権を握りながら試合を進められてたし、トータル90分でみて、今季ベストゲームだったんじゃないだろうか。さすがにリーグ戦3連勝で2位のセレッソは勝ててるクラブっぽい点の取り方をしてきたけど、柿谷を除いては決して恐いとは感じなかったし、これで3連勝ならと逆に安心出来たくらいだ。結果はついてこなかったけど、下を向くような試合内容じゃなかったし、むしろ自信を持ってほしい。やってることに不安を感じることも全くない。

辻尾の投入が大きく試合を動かした。辻尾は投入されるとすぐに縦に仕掛けて、さらに少々低い位置からでもクロスを入れ続けた。質の部分は置いておいても、あの積極性がセレッソの最終ラインを押し込んでくれたと思うし、実際に同点ゴールも辻尾のところから生まれた。ただし失点も辻尾のところから。ちょっと飛び込みが軽かったし、もう少し大事にいきたかった。2試合続けてベンチにも入れてないところからすると松本怜はケガなのかな。キジを2試合続けてサイドで使ったり、早い時間帯から辻尾を投入したことも松本怜の状態が影響してそうな気がする。

そしてマンシャはアンカーでいきなりの先発。簡単に言うと「ボールを失わずシンプルにさばいてリズムを作っていくタイプ」。こんな感じでしょうか。まだ手探りだっただろうし、思い切ったプレーはなかったけど、それでもかなり良かったんじゃないだろうか。ミスは少ないし、あのサイズだったらセットプレーでもターゲットになれると思う。柏戦で田坂さんがキャプテンとマンシャとどっちを選択してくるかは分からないけど、間違いなく戦力の増強には成功した。

戦力の増強といえば、モリシがフル出場。まだまだこれから上がってくるんだろうけど、いいシーンも作ったし、まずは一安心。エースに元気がなきゃ、やっぱり勝てない。完全復活を待つ。それと今季やたらと田坂さんが使う西の2列目起用。今までは前線でかなり走ってから2列目に下がってたから運動量の面で機能しなくても仕方ないかなと思ってたけど、今日は余力十分で下がったけども、やっぱり機能したとは言い難い。終盤に相手DFのプレゼントパスを丸谷にちゃんと繋げなかったのを見て、あそこで西が輝くのは難しいなと改めて思った。

ナビスコは結果的に2試合で勝ち点1と予選を突破するのには大きく出遅れてしまった。それでもこの2試合で色んな選手が試せたり、戦術の熟成が図れたりと収穫は少なくなかったと思う。ブレずに行こう。進んでる方向は間違ってない。
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初勝利は持ち越し(ナビスコカップ1節新潟戦)

2013-03-20 23:09:55 | マッチレポート13’


田坂さんの言葉を借りれば、「彼ら(リーグ戦に出場していない選手たち)の気持ちを察することもあった」。うん、やっぱこれだね。ナビスコの最大の醍醐味ってリーグ戦じゃなかなか見られない選手たちがどんな思いで試合に臨んでくるのかを見られることだよね。ナビスコの試合が出来るだけで、J1に上がってこれて良かったなって思う。

高木と高松といういわゆる「背骨」を抜いて、大幅にメンバーは変わった。圭介、土岐田、マツケン、昌也、キジあたりが今季初出場かな。結論から言うと、けっこうやれてたと思う。ガラっとメンバーが変わったにも関わらず、リーグ戦と同じサッカーが出来てたと思う。全体で日頃からいい練習が出来てる証拠だと思う。結果はまたもや先制して追いつかれる今季のお決まりパターンとなりつつある展開だったけども、いいんじゃないだろうか。後半はやっぱり押し込まれちゃったけど、やられそうな空気はなかったし、まだ90分フルパワーで戦えるフィジカルが出来上がってないんだろうね。

今日の試合を観てて、新潟は残留を目指す上でライバルとなりそうだなと改めて思った。今季未勝利の現状や、手合わせをしてみての感覚で、あんまり間違ってないと思う。昇格同期や新潟あたりに直接対決で勝てるかどうかにかかってると思う。5月にまたビッグスワンで対戦するまでにはしっかりと90分戦える体を作って必勝で臨みたい。

西とキジのキレ方がハンパない。二人ともサボらずチェイスするし、キジは初めて入ったポジションでいきなりゴール。ちょっとベンチに座らせておくのがもったいないくらいのコンディションに映った。西&キジの「ちびっ子2トップ」なんてのも見てみたいぞ。スタートから二人でかき回しまくって、ガス欠のタイミングで「ツインタワー」と2枚替えなんて、ちょっと魅力的じゃない?

昌也も良かったね。緊張してそうな素振りやプレーなんて皆無だったし、最後に足つったシーンで、後ろから来たボールのトラップが完璧でちょっと声出ちゃったもんね。小松も言うほど悪かったとは思わない。移籍後初先発なわけだし、いくらベテランとはいえ、いきなり結果を求めるのは少々酷かと。マルチロールな感じにむしろ「なるほど」と思ったくらいだった。キャプテンのアシストは意地みたいなの感じたね。外国籍選手の加入でポジションが脅かされそうになってるけど、簡単にはやらないよってね。前線も中盤もGKもいい競争環境になりつつあるよ。


今日の試合は何と言っても、「辻尾軍団」を抜きには語れない。





噂通りに400人来た。長いこと大分のアウェイ戦に足を運んでるけど、今日ほど異様な雰囲気だったスタンドはかつてなかったと思う。もちろんいい意味での「異様さ」ね。もう色んなところに画像が出回ってると思うけど、お揃いのTシャツに大旗、個人バナーとこれでもかの「辻尾推し」。でも素晴らしいのはその存在感だけじゃない。試合前の集会にわけも分からず集められても、みんなちゃんと跳ねて、声出して、手を叩く。試合が始まれば、しっかりと席を詰めて立ち応援。試合の最終盤までお目当ての辻尾が出てこなくても、慣れない大分のチャントで応援してくれる。試合が終われば、スタンドのゴミ拾いまでしてくれてる。もちろん中には「めんどくせ」って思ってる人もいたと思う。でもそんな素振りは全くみせずに一生懸命応援してくれる。ホントに素晴らしいと思ったよ。

でもさらにスゴいと思ったのは帰り道。てっきり辻尾軍団は新潟だけから来てるのかと思ったら、帰りの関越道で辻尾軍団バス(確証はないんだけど、社名も入ってたし多分そう)に遭遇。最初は新潟県内にいくつか事業所があるのかな程度に思ってたんだけど、並走しながら行けども行けども高速を下りない。最後は埼玉県内のSAに入って別れたんだけど、あれ多分都内まで帰ってきてるんじゃないかな。あとで軍団の会社のHPを見たら、どうやら都内にも事業所がある。てことは、新潟県以外からも招集がかかってるってわけだ。東京→新潟って空いてても3時間以上はかかるからね。

いやー、ホント恐れ入る。自分の会社が同じようなことしたら、耐えられるかなって思っちゃうもん。辻尾、愛されてるな!この愛に応えないとな!

集会でたくさんの19番が飛び跳ねてる後ろで、軍団のボスと思われる方とブルーノ浩志が名刺交換してる姿が面白かった。

5月のリーグ戦にも来てくれるかな。軍団の皆さま、今日は本当にありがとうございました。次回は辻尾の活躍とチームの勝利でもっと盛り上がりたいですね。
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オレたちのナビスコカップ開幕!初戦はブルーノダービー!

2013-03-19 23:18:32 | トリニータ
オレたちのための大会、ナビスコカップがいよいよ開幕。初戦はいきなりあのビッグスワン。いやー、ビッグスワンでしょ。特にナビスコ予選のビッグスワンなんていい思い出しかないじゃん。コバヒロゴールもここだし、あれだけ勝てなかった09年もここでは勝てた。そもそもビッグスワンだけじゃなく、新潟との相性が抜群だから、明日今シーズンの初勝利が目撃出来るのは間違いないでしょう。いやー、楽しみ。

まあ、その辺の相性の良さとかを置いといたとしても、それでもナビスコは大好きな大会。何よりもリーグ戦でなかなか出場機会を掴めない選手が見られることが多いのが好き。シャムスカは選手の序列をハッキリとつけるタイプの監督だったから、ナビスコで活躍してもなかなかリーグ戦の出場機会には直結しなかったけど、田坂さんは違うんじゃないかな。そしてJ1開幕から4バックのチームに対してまだいいサッカーが出来ていないので、この実戦2試合でしっかりとシミュレートしてリーグ戦に戻りたい。

ということで、明日の希望スタメンはこれだ!(予想じゃないよ、希望だよ。)



ベスメンとかよく分かんないけど、とりあえずまだ見てない選手を中心に組んだ。ボールを運ぶという面で土岐田のアンカーはちょっと面白いんじゃないかなと思ってる。それと最終ラインの深谷、阪田、マツケンというルックス的にアンバランスな組み合わせに、自分で組んでおいてニヤニヤ。ポゼッションを熟成させることを主眼に置いたので、あえて前線にハイタワーは置かなかった。

そして明日は「ブルーノダービー」。新潟さん、うちのヒロシとおたくのロペス、どっちが本当の「ブルーノ」なのかを賭けて明日は戦いましょうよ。勝った方が「ブルーノ」を名乗って、負けたら「青野」を名乗るってことで。うちが勝ったら、「ブルーノ浩志」と「青野ロペス」だ。

明日は家族で行く予定にしてたんだけど、子どもが熱を出したため、急きょ一人で行くことに。一人で車は割高だから高速バスにしようかなとも思ったんだけど、調べたら片道5時間5千円とあまり魅力的でなかったので、やむなく一人運転で。7時には出たいので、この辺で寝ます。


最後に本日飛び込んできたビッグニュースに触れときます。

ロドリゴ・マンシャ選手 新加入のお知らせ

開幕前にも別のブラジル人選手の名前があがってたけども、まさか本当に来るとはね。もちろんメチャクチャ期待してるんだけど、心の片隅に引っかかるような気持ちがあるのも偽らざる思い。やっぱり心配になってしまうお財布のこと。今の大分には例えJ1とはいえ、残留することよりも大切なことがあると思っている。それだけに、久々のブラジル人選手の加入にももろ手を挙げては喜べない。でも社長以下、今のフロントには絶大なる信頼を寄せているので、無理までして獲得したわけじゃないと信じてる。ポジションはどこが適性なんだろうか。早く実戦で見てみたい。
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若狭の若さ(3節浦和戦)

2013-03-16 22:56:37 | マッチレポート13’
くっそ、真面目に書いたつもりだったのに駄洒落になっちまった。




今日の試合についてはよく守り切ったという評価をしてはいけないと思う。本人も言ってる通り、勝ち点が取れたのは興梠のおかげに他ならないわけで。何とか跳ね返してたのならいいんだけど、あのシーンはもう誰も止めようがないところまで崩されてた。そろそろ試合運びという面でも進歩を見せていかないと勝ち点3は取れない。

1失点目は完全に若狭のミス。よく観直してみないと分かんないけど、何であんな競り方になってしまったんだろうか。その後もビルドアップの場面で完全な凡ミスからピンチを招いてた。その場面を何とか守った後に、遠目だったけど、高木が相当怒ってたように見えた。DFラインはずっと高木におんぶに抱っこなわけにはいかないんだから、ヤスや若狭には成長してもらわなくちゃならない。だからちょっとのミスくらいは授業料と割り切らないといけないとも思う。若狭、がんばれ、大事なのは次で失敗を繰り返さないことだ。

後半が始まってすぐ、ホントに1プレーか2プレーくらいで田坂さんは林を呼んだ。推測だけど、後半の入りが前2試合と同じになりかけたことに危機感を感じたんじゃないかな。後半始まって相手チームにスイッチが入ると途端に腰の引けたサッカーになってしまうのは開幕からの3試合全てで同じ。これがメンタル的な問題なのか、フィジカル的な問題なのか、はたまた戦術的な問題なのかは分からないけど、毎試合凌ぎきることは出来ないだろうし、勝ち点33じゃ多分降格だ。

あとはもうそろそろセルフジャッジで動きを止めちゃうのはなしにしてくれ。もう開幕から3試合。審判団が意図的にコンタクトについて流そうと必死なのは見てて分かると思う。セルフジャッジしちゃってるのはうちの選手だけじゃないから、そこを他所より先に改善出来れば、それだけでビッグチャンスを作り出せると思うんだよね。言いたいことははプレーが切れてから言えばいいだけの話。

高松、ゴールおめでとう。開幕からコンディション良好そうな高松を見るにつけ、昨シーズンは大変な状態のままプレーさせちゃってたんだなと申し訳なく思う。今日も長いボールに必死に食らいついてたけど、もっと高松の良さが出るサッカーにしたい。高松がくさびに入ってくれる時はやっぱり足元にボールを入れたいし、ハイボールよりも起点になれる可能性は飛躍的に上がるはずだ。選手たちもJ1のスピードに慣れてきたと言ってるし、もっとポゼッションがんばろう。

丸谷もゴールおめでとう。ただし、オレは個人的には今日はあまりにも守備が軽かったから、ゴールと相殺という評価。槙野の言ってる「ズバズバ抜けたし」っていうのは丸谷のことを言われてると思うぞ。あまりにもファーストディフェンスが軽すぎるからラインが下がらざるを得なくなって苦しかった。広島の先輩で遠慮したのかもしれないけど、繰り返しやられたあの守備はいただけない。あのポジションにはゴールよりも大切な仕事があるとオレは思うし、そういうことが出来ることを去年の丸谷は見せてくれてたはず。

ちょっとネガティブモードになったけど、結果として2試合続けて勝ち点が取れたことは良かったと思ってる。これで5節までに勝ち点5のメドが立ったし。『昇格クラブの開幕5試合で勝ち点5の法則』を考えると、第5節に大分-甲府を組んだ日程くんの残酷さに言葉を失う。もちろん日立台で一抜けしちゃえばそれがいいんだろうけど、そううまくはいかないだろうし、序盤戦でいきなり裏天王山、剣が峰、崖っぷちダービー、あとは何だ、それくらい重要な試合になるってことだよ。日程くん、何てことしてくれたんだよ。。ちなみに現在勝ち点2の湘南はこの後、A名古屋、H川崎。あれ?、何か抜けちゃいそうじゃない?







オレは「マスコットにPK戦をやらせるの反対論者」です。絶対危ないって。命落とすよ



むむ、カッコいいぞ。


今日は結局16千人。開幕のFC東京戦より少なかった。最大の原因はTOSの生中継なんだろうけど、あれだけアウェイ側を埋めてもらってこの数字はちょっと寂しかった。浦和戦でこれだと1万を切る試合も出てきちゃいそうだ。今日は待機列の長さから2万超えを期待してたんだけどな。せっかくのJ1なんだし、アウェイクラブに頼らず自前で2万人動員したい。あとはやっぱ結果だな、結果。



あー、勝ちてえ!
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勝てんじゃね?

2013-03-14 23:41:10 | トリニータ
タイトルのイントネーションは若い子がよく使うやつっぽく読んでください。

浦和戦プレビューです。

浦和はACL初戦は完敗だったものの、そこからは3連勝で波に乗ってきている。ちなみにリーグ戦3位だった昨シーズンはリーグ戦2連勝が3回あったが、いずれも3連勝に失敗している。今シーズンが始まっていきなり昨シーズン達成することが出来なかったリーグ戦3連勝のチャンスが巡ってきているのが、今週末のうちとのアウェイゲームという状態。つまり、モチベーションは高い。

開幕戦の広島戦と2節の名古屋戦をチェックした。昨シーズン就任したペトロビッチ監督の指揮のもと、ポゼッション重視のサッカーを展開しているのは周知の事実。どちらの試合も主導権を握って、能動的に勝ち切ったいいゲーム。ただ、しっかりとポゼッションしつつ穴を探す広島のようなサッカーではなく、もっと縦に速いサッカーだと感じる。これがまだポゼッションサッカーが成熟しきってないからなのか、意図的に縦に速い要素を入れようとしているのかは、判断しかねた。

強いのは間違いないと思うけど、「勝てんじゃね?」ともハッキリと思う。いや、「勝てなくはない。」くらいにしとくかな。。

うちの開幕から2試合・計180分を観てて、一番いいサッカーを展開してたのは、まず間違いなく川崎戦の前半。これは言うまでもなく、川崎が3-4-3の布陣を敷いてた時間帯。うちの3-5-2は3-4-3対策として生まれたフォーメーションだけに、中盤で1枚余る状態を生み出し、主導権を握ることが出来る。浦和は相手によってサッカーを変えてくるようなことはしないだろうし、自分たちの3-4-3に徹してくると思う。そうすれば、そこそこ守れると思うんだよね。気を付けたいのは、リズム変化を起こされるタイミング。例えば、単調なパスワークの中にワンタッチパスを盛り込んで、緩から急にスイッチが入る瞬間だとか、槙野や森脇といった両CBが上がって、フォーメーションを崩してでも点を取りに来る時だとか。平常運転では数的に有利なシチュエーションを作り出しやすいので、集中して厳しく人にいければ、そんなに負けることはない。ただ上位クラブだけにその状態で手をこまねいてるわけはなく、強引にでもねじ込んでくる。そんな時にしっかりと対応したい。

注意したいプレーヤーは「鈴木啓太」。個人的にはこの選手のことをかつては酷評してた。特にオシムジャパンの常連だった頃は、いくらオシムさんといえど、鈴木啓太を重用することだけは理解しかねるくらいに、どこがいいのかさっぱり分からない選手だと思ってた。その印象はその後もほとんど変わらず、男前だけどプレーは凡庸なボランチというイメージしかなかった。しかし、ペトロビッチ監督就任以降、浦和の中で最も変わったのは彼なんじゃないだろうか。もうベテランと呼ばれる年齢にも近付いてきてるけど、かつては最も手近な選手にパスをさばくことしかしなかったのに、今は縦にくさびのパスをバンバン入れるし、サイドチェンジまでズバッと通しちゃうスーパーボランチに変貌を遂げている。名古屋戦の宇賀神の決勝ゴールも鈴木啓太から興梠への縦パスがスイッチとなって決まっている。今の浦和のゲームメーカーは柏木から鈴木啓太へと移ってると感じる。特に今の柏木はコンディションが良くないのか、らしくないミスが多い。火曜日のACLで柏木は先発したものの、お休みをした鈴木啓太は万全のコンディションで大分に乗り込んでくると思われる。木村、丸谷がどれだけ彼から自由を奪えるか。試合の流れを決める大きなポイントだと思う。

さて、大分側のメンバーですが、基本的には川崎戦のメンバーの継続でいいんじゃないかなと思ってる。川崎戦ではほとんどCKがとれなかったけど、高木、ヤス、若狭、高松(森島)にさらに阪田をゴール前に送り込めるのは守備面を切り離して考えたとしても、大きなメリットだと思う。ホーム浦和戦と言えば、セットプレーで拾ってきた試合も多かったからね。

あとはやっぱり田坂さんが対浦和の秘策を練ってて、何かを仕掛けてくる気がしてならない。去年から浦和の試合は全てチェックしていると公言していた田坂さん。開幕からの2戦を経て、普通にやればどうしても押し込まれてしまうのは目に見えてる。メンバーの入替も含めて予測はつかないけど、ここは楽しみに待ちたいと思う。

最後に観客動員。まず間違いなく今週の試合が今シーズン最多の動員数になるでしょう。やっぱ2万超えしたいね。浦和サポーターにもいっぱい来てほしいし、その浦和サポーターを見に来るだけでいいから、大銀ドームから遠ざかってる大分の人たちにも来てほしい。

色々なことを勘案しても、今シーズンのポイントとなる試合が今週の浦和戦のような気がする。ACLで疲弊しているビッグクラブをホームで迎えて、勝ち点を奪う。せこいと言われようが、何と言われようが、これがプロビンチアの生きる道。2万人で攻めて、2万人で守る。究極の全員攻撃・全員守備で絶対勝とう!
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まずは一歩(2節川崎戦)

2013-03-10 00:11:42 | マッチレポート13’
後半の最後に木村のシュートからCKを奪った流れあたりのゴール裏の雰囲気が最高だった。サポーターとして選手を盛り上げていくのはもちろん大事だと思うけど、選手に乗っけられて一体になるゴール裏の雰囲気も大好き。あの雰囲気は、うまくいかないながらも最後の最後で踏ん張って逆転されずに粘っていた選手たちの頑張りをゴール裏がしっかりと感じてたから、生まれたもんだと思ってる。

もちろん満足してはいけないと思うけど、今日は勝ち点1が取れたことを素直に喜びたい。開幕戦とほぼ同じ展開になりかけたけど、先制後すぐの失点は避けた、同点で踏みとどまった、そして何よりも勝ち点が手元に残った。これらはこの1週間で課題を修正してきた証拠じゃないだろうか。

今の3-5-2システムが3バック相手の時にやっぱりハマるのは今日の前半で証明された。明らかにDFがハマってたし、開幕戦は4バックだったのに、わざわざ3バックにしてきてくれた風間監督に感謝の気持ちしかない。ただし、FC東京戦と同様に後半に入って相手がギアを上げてくると途端に苦しくなってしまう。もっと成長するには、この辺りやあとは監督が言ってるように追加点を取ることなんだろうね。

ヤスは初ゴールおめでとう。J2の2年間ではゴールなしだったのに、J1出場2試合目にして、いきなりゴールとは「持ってる感」ハンパないな!ヤス+若狭の左の縦ラインは決して頼もしいとは思わないけど、とにかく熱い気持ちにさせてくれる。若狭も大久保相手に一歩も引かなかったし、良かったと思う。





これで2試合ともWBがゴールしたわけだけど、そろそろFWにゴールさせてあげたいね。


放水越しの川崎サポってどうしてこんなに素敵なんだろう。


何か異様な光景。ホームスタジアムではないとはいえ、なぜこうなった?


Jリーグ20周年がなんたらとかで、ふろん太くんが聖火ランナーに。引いて見ると何かちょっとシュール。





いやー、何なんだろこれ。このあとすぐにサッカーの試合があるスタジアムの光景にはとても見えない。微笑ましかったけどね。


今日は天気が良くて気温も暑いくらいだった。1週間前はあんなに寒かったのに、日本も色々だよね。そして何よりも今日は花粉にやられた。今までは完全に花粉症だと認めたわけじゃなかったんだけど、今日はダメだった。いつもよりも中心から離れて少し静かめに観戦させてもらった。暖かくなるのは嬉しいけど、長時間屋外にいるサッカー観戦に花粉は最悪だな。明日はJFLの開幕戦かJ2を観に行こうかと思ってたけど、今日と同様天気がいいらしいので、ちょっとやめとこうかな。今日はいまいち集中しきれなかった。来週はがんばる。
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負ける要素が見当たらない

2013-03-06 23:30:30 | トリニータ
ホームスタジアムで迎えるは最下位。負ける要素がどこにあるのだろうか。


はい、とりあえず言ってみたかっただけ。川崎戦プレビューです。

開幕戦の柏ー川崎をチェックしました。噂では相当一方的にやられたと聞いてたんだけど、観てみるとそんなにひどくもないなと感じた。直前の体調不良で欠場した中村憲剛。胃腸炎らしいから、今週は出てくるんでしょう。憲剛クラスになると一人入ってくるだけで、チームが全く別物になるから、この開幕戦も参考にならないかもしれない。それでも開幕戦から感じたポイントをいくつか。

川崎は順位予想で3位にしたんだけど、このチームはレナトと風間監督次第と見てる。レナトは自由にやらせれば全盛期のジュニーニョくらいのポテンシャルがあると思う。開幕戦でもCKを直接決めたように個として圧倒的。うちはこういう選手に伝統的に弱いところがあるから、あっさりやられちゃうかもしれないという恐怖心はちょっと拭い去れないね。ただ川崎は脇を固める選手たちも豪華。大久保あたりもコンディション良さそうで、レナトをしっかりとケアしてるところを大久保にさらっと持ってかれるなんてシーンも容易にイメージ出来てしまう。SBに入った増嶋が厳しめにプレスにいったところをターンで軽く振り切ったシーンとか大久保やっぱいい選手だなって思わされる。

結論、「川崎全然弱くない」ってこと。

あえて弱い部分を探すとすれば、中澤+井川の30歳CBコンビのところかな。裏への反応がちょっと遅そうだし、西あたりが開幕戦のように積極的にスペースを狙えばチャンスは生まれるんじゃないかな。今まで「足元に欲しい西」と「スペースに出してほしいキジ」というイメージで、チーム戦術としては「キジ>西」という序列がオレの中にはあった。ただ開幕戦を見ると、西は相当ライン裏を狙ってたし、あれでいいんじゃないかなと思う。また川崎は左SBに登里をコンバートさせていて、ここもしっくりと来るまでは狙い目かなと思う。工藤のダイアゴナルランについていけず、完全にゴール前でマークを外したりしていた。

あとはどこまで風間戦術が浸透しているかというところ。開幕戦の3失点目、途中交代で中盤に投入された山本真希が周囲の選手に「お前はあっちで、お前がこっち」みたいにポジションチェンジの指示をしていた。これは選手交代時によく見るシーン。で、その直後にCB2枚の間にアンカーの稲本が下がってきて3バックのような形でビルドアップが始まった。ただポジションチェンジを選手たちが理解してないのか、動きがギクシャクしていて、稲本が保持するボールを誰も受けに来れずに、少々強引にくさびに入れたパスをカットされて、そのままカウンターから試合を決定付ける3ゴール目を許すこととなった。こんなシーンを見るとどうも監督の意図が浸透していないのか、理解されていないのか、チグハグ感がある。オレは風間監督をいい監督だと思ってないし、つけ込むところはそこだと思ってる。

対戦相手以外で注意することは、やはり審判の意図に早い時間帯に合わせておくこと。J1を3試合、J2を2.5試合観たけど、相当に流す。柏の2点目なんて典型だろうし、ファールだったかは別として去年までだったらほとんどの審判がクレオのファールを取ってたと思う。ちょっと参考になるかは分からないけど、イエローカードの数も去年の開幕戦の32枚から21枚へと大幅に減ってる。そして何よりも、ケガせず、ケガさせず。

大分側からの観点も少し。開幕戦を観てて、気になったのは、判断の遅さ。マイボールにも関わらずプレーの選択を決断する前に奪われてしまうシーンが散見された。奪われてしまうくらいなら、思い切ってシュートなり、縦に仕掛けるなりの決断を勇気を持ってしてほしい。布陣では松本怜がダメだろうから右WBに誰が入るか。聞こえてくる数少ない情報から推測するに、辻尾か後藤か。それともジョンハンを右に持ってきて、左WBに児玉かヤスなんてのもあるんじゃないかな。ケガは不幸な出来事だけど、それを「不幸中の幸い」と言えるような次の選手が出てこないと長いシーズンで結果を残すことは出来ないと思う。誰がこのチャンスを活かすか。

「昇格組の開幕5試合で勝ち点5」はジンクスではなく、理にかなったデータだと思う。開幕戦で漠然とやれるかもという感触を掴んだけれど、結果がついてこないうちにやれてたこともやれなくなってしまうという負の循環も簡単にイメージ出来てしまう。泥臭かろうが、オウンゴールだろうか、とにかくゴールを勝ち点に直結させたい。結果が欲しい。
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毎節が総力戦(1節FC東京戦)

2013-03-03 14:30:25 | マッチレポート13’
試合の前の晩に去年と同様、プレビューを書こうとして、FC東京と鳥栖のPSMの録画を観てた。だけど不思議なことに何のイメージも湧いてこなくて、書くのを断念しました。J2にいた3年間もテレビやスタジアムでJ1の試合を観てきたけど、所詮は他人事としてしか観てなくて、うちと対戦した時にどうなるかなっていう尺度で観てないから、想像以上にJ1が分からなくなってることを痛感した。だから開幕戦もふたを開けてみないとどんなもんか分からないなという気持ちで臨んだ。

で、ふたを開けてみてどうだったかと言うと、残留が「雲を掴む」ような難しいタスクだとも感じなかったし、かといって「やれる」という確信も得られなかったというところでしょうか。

判断に迷うポイントとしては逆転された後の試合展開をどう捉えるかというところにあると思う。ラスト30分はカウンターの脅威にさらされながらも、主導権を握って試合を進められた。これが、残りを守りきれると判断したFC東京がペースを自ら落としたのか、それとも強度を上げてうちが自らペースを握り返したものなのか。ここがどっちなのかというところで今後の展望も大きく違ってくるんだろうなと思う。後者であってほしいと願ってはいるけど。

ただ同点にされた渡邊千真のシュートは「違い」を感じさせられた。もともと個人的に評価をしてた選手ではあるけれど、あのシュートはJ2ではちょっと飛んでこない弾道だった。シュートした瞬間は枠から外れてたけど、吸い込まれるようにゴールマウスに向かってくるのを目の前で見せつけられた。その他でもいいプレーしやがるなと思うと大体が黄色いスパイクを履いた選手だった。今年はいよいよ本格化ですかな。

タンタンのミスは絶対にやってはいけない類のミスだとは思うけども、タンタンのせいにだけは出来ないとも思う。都筑や権田もやったミスだけど、受け手側の集中力や周囲の声出しで防げた部分もあるプレーだし。それに少なくとも3つはタンタンの素晴らしいセーブで失点を防いでくれていたし、そもそもタンタンを批判する前に、オレ自身がタンタンのチャントをもっと上手に歌えるようにならなきゃならん。圭介云々ではなく、出来れば今後も選手たちがミスを恐れずにチャレンジしていくという雰囲気を作り出すためにも次節もタンタンでいってほしいと個人的には思ってる。

新加入選手の印象を少し。

開幕までに新加入選手の記事を書いてきたけど、事前に持ってたイメージと一番違ってたのは高木。ピッチ上での存在感が抜群だったし、代表選手のマークを完全に外したセットプレーからのヘッディングシュートも今季の大きな武器になりそうだ。高木自身ビルドアップの面でもっと出来ると感じてるようだし、ヤスと若狭が自信を持ってやれるように真ん中でドーンと構えててほしい。

木村はイメージ通りでいい選手。ただちょっと気になったのは、2シャドーの木村、丸谷のタイプが似てて、アクセントが付かない感じを受けた。去年の終盤は永芳がスペースに走り込んだり、村井さんがキープでタメを作ったりともうちょっと色が出てたと思うんだよね。もちろんこれからだとは思うけども。

松本怜については残念としかいいようがない。1対1の仕掛けるシーンは期待が持てるものだったし、経験のないポジションで慣れていくうちにどんどん良さが出てきそうだと思ってたのに。予測はついたものの、家本のように無駄に使命感が高い主審のシーズン1発目に当たったことが、このケガを引き起こしたと思ってる。言うまでもなく、ゼロックスの前科がある審判であり、「流す」「カードは出さない」といった意図を押しつけようとしていたのは明らか。そのこと自体が悪いことだとは思わないけど、少なくとも先週の国立で東城さんが裁いた試合でケガ人が出ることはなかった。ケガをした場面の少し前に大分のベンチ前でヤスが長谷川のちょっと危険なタックルを受けた際にも、彼はタックルした側を注意する(もちろんカードを出す)のでなく、怒る大分側を抑えるようなジェスチャーをしていた。このシーンに代表される主審の言動を見て、今日は少々いっても大丈夫と選手たちが感じとったのは間違いなく、ボールにいっていたとはいえ、あれだけ激しく軸足を巻きこんだタックルをした高橋が松本怜に対してすぐに立つことを促すような行動をしたことを見れば推測がつく。あのタックルを称賛する昌邦さんもどうかと思うが。もうこれは彼がこれまでに積み重ねてきた歴史とパーソナリティとしか言いようがない。繰り返すけど、ホント残念。人災だよ、これは。個人的に彼は下手くそな審判だとは思わないけど、その鼻くそみたいな使命感がこういうことを引き起こすんだということに早く気付いてほしい。松本怜の1日も早い復帰を全力で願う。


ちょっと書き過ぎました。ここからは試合以外のことを。




今年もキレイに決まったコレオといい、この辺の新加入選手のダンマクがすぐに出来たりすることとか、中心になってやってる人たちにはホントに頭が下がります。

昨日は開幕戦ということで選手たちも意気込んでたと思うけど、サポーターの意気込みも凄かった。全体的にチャントが速かったり、コレオ時のアレオが輪唱になってたりと、前のめりな感じが気持ちが出てて良かった。


こっから始まって、


こうなって、


こうなって、


最後はズバーンとハンコを押して、


余分な墨を吸い取って、


グル―ンと回して、


はい、ドーン!!

書道パフォーマンス初めて見ました。カッコいいね。背番号がついてたり、いっぱい人数が出てくるんだけど、実際に筆を握るのは3人だけみたいに、もう普通のスポーツみたい。昨シーズンはシーズンを通して、このスローガンの「書」をホームスタジアムに掲げ続けて、目標を達成したから、これからも恒例にしたいね。


乃木坂46。二人とも大分市の出身らしい。


J1に上がるとこの辺のボードも違う。


昨日もいつも通り、朝一のソラシド便で行ったんだけど、まあ東京サポの多いこと多いこと。J2時代にはなかった。昨日来てた東京サポのほとんどが大分に宿泊して、都町にお金を落としてくれただろうし、やっぱりJ1に上がると経済効果も違う。かつてはアウェーの街に行って、マイクラブのグッズを身に付けて堂々と闊歩してるのを見ると、自己顕示欲の表れみたいで嫌いだったんだけど、ちょっと考え方変わった。やっぱりああやって「自分はアウェーサポーターです」って分かる格好で大挙して来てくれるとサポ以外の市民も経済効果を実感出来るもんね。行政や企業に支えられてやってる以上、サポーター以外にも昇格のメリットを感じてもらわないといけないわけだから。というわけで、浦和サポの皆さま、再来週はどうぞ赤いもんで身を固めてお越しください。Jの盟主・浦和さまが東京に負けるわけにはいきませんよね。14時キックオフは日帰り出来る時間ですけど、是非宿泊して、久々の大分をご堪能くださいませ。


全く歯がたたなかったわけじゃないけど、決して簡単ではない。タイトルにもしたけど、選手、スタッフ、フロント、サポーター、まさに全員で「毎節が総力戦」の気概で臨まなければ、来季もJ1でやることは出来ないんだろうなと気持ちを新たにした。昨日はすげぇ悔しかったけど、「やったるわ!」という強い気持ちもみなぎっている、そんな開幕戦翌日の午後。
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