Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

2013シーズン順位予想

2013-02-27 23:38:30 | トリニータ
去年はJ2の6位まで予想してみましたが、今年はJ1,J2ともにやってみますかね。

スカパーの特番やらエルゴラで色々な予想を見てましたが、うちの評価はまあ妥当かなというとこ。半数以上は最下位での降格。まあでも、プロのライターさんも競馬と違って予想することが仕事じゃないんだから、ちょっとは面白みを持って出してほしいと思うわ。降格3クラブを甲府、湘南、大分とかしてるライターさんけっこういるけど、それで外したら盛大に笑ってやりたいわ。

それじゃ、J1から。中位は予想してもほとんどが根拠なしになっちゃうから割愛。ACL圏内と降格に絞る。

1位 ジュビロ磐田
基本的にジュビロは好きなクラブ。前と後ろにリーグを代表する大黒柱がいて、U25に伸びそうな選手が多い。特に今年は山田大記の年になるとみてます。去年も一時期突き抜けかけたし、監督も2年目で戦術の浸透が期待出来る。


2位 鹿島アントラーズ
各媒体でも1番人気の鹿島。補強が一番うまくいったクラブだと思う。ジュニーニョ出して、ドゥトラ残してれば、優勝予想だったんだけど。ちなみに浦和がダヴィのみの補強だったとしても優勝予想にした。徐々に世代交代も進みつつあるし、やるでしょ。


3位 川崎フロンターレ
風間監督が「戦術レナト」に思いきって舵を切れれば、もっと上もあり得ると思ってる。去年の終盤の爆発ぶりはジュニーニョの全盛期を彷彿とさせるものがあった。あとは大島選手もブレイクしそう。とにかく躍進出来ないとすれば、それは風間監督の哲学が障壁になった時だと思う。


4位 大宮アルディージャ
こんなにも大宮がオフの主役とならなかった年も最近じゃ珍しいし、だからこそ逆に不気味。PSM観にいってノヴァコヴィッチ選手はマジでいい選手だと思ったし、中央から入ったルーキーの今井選手も良さそうだった。シーズン途中から来て劇的に改善させた監督の翌年って、順位がジャンプアップする印象。ACL行けるかどうかは天皇杯次第。


16位 名古屋グランパス
FC東京→浦和(最終的には残留)→ガンバと恒例になりつつあるサプライズ枠は名古屋を予想。もうピクシーにはこれ以上名古屋を良くさせる引き出しはないと見た。それと主力が順調に三十路入り。強豪クラブが必ず迎える世代交代の波に飲み込まれるのはそろそろなんじゃないかと。補強も単純数値化したらマイナスとみてる。


17位 アルビレックス新潟
08年千葉、10年神戸と劇的に残留したクラブって結局降格してるケースが多い。川又選手がどれくらいやるのかには興味があるけど、田中達也は一年を通じての稼働は期待出来なさそうだし、残留争いに直面させられるようなクラブで活躍するタイプではないような気がする。


18位 湘南ベルマーレ
ブレのなさは称賛に値するけど、あの大宮戦を観てしまうとここ以外を予想するのはちょっと無理。本当にどうしようもない出来なら、改善するのかなとも思うけど、去年からの積み上げで早くも仕上がってそうな雰囲気だったにも関わらず、45分で4失点。3年前と同様残留は厳しいと予想。


続いてJ2を6位まで。

1位 ジェフユナイテッド千葉
我々の歓喜の向こう側でJリーグでどこも体験したことのない類の悔しさを体感したクラブの逆襲。それはPOでリベンジをすることではなく、POに進まないことだと実感してるだろうし、経験をしたクラブは強い。単純に補強にも成功してるということも要素の一つ。


2位 ガンバ大阪
代表でヤットさん、今野といなくても、レアンドロに家長でしょ、そりゃ上がるよ。FC東京みたいに序盤苦しんでも、そんなに遅くない時期に事もなげに自動昇格圏にいそう。DFラインはケガ人が出たら、シジクレイが現役復帰すればいいと思う。


3位 京都サンガ
さんぺーにソンホと大分サポから見るといい補強をしてると思う。W杯のパラグアイ戦で駒野がPKを外した直後に映し出されたベンチで微動だにしない岡ちゃんの横でオーバーリアクションをしてた大木さんの姿を見て、あんまり監督向きじゃないのかなとあれ以来思ってる。今年もいい順位にはくると思うけど、昇格してくるかどうかは大木さん次第な気がする。


4位 栃木SC
毎年いいと思うんだけど、なかなか上がりきらない栃木。今年もいい面子を揃えたと思う。今年は間違いなくJ1のクラブにいると思ってたパウリーニョ選手が残留。昇格出来るかどうかは分かんないけど、これくらいの順位には来るんじゃないかなと思う。栃木に限らず、今年は初昇格のクラブが出てほしいと思う。


5位 徳島ヴォルディス
毎度のコバちゃん推し。去年も優勝予想にしてたんだけど、今年こそはやると再度PO圏に予想。去年はコバちゃんがチーム作りに失敗したというよりも柿谷選手が抜けた穴を埋めるのに時間がかかったんじゃないかなと見てる。柴崎、千代反田、高崎とJ2上位争い向けの補強に成功してる。


6位 愛媛FC
去年もここに躍進組として富山を入れて大外し。まあでも一つくらい狙わないと面白くない。今年は愛媛FC。監督が全くの未知数なのが不安要素だけど、補強は大成功。トミッチ選手と吉村選手で作る中盤は面白そうだし、フィニッシャーの層も厚い。後ろさえ踏ん張れれば、いいとこ行くと思うんだよね。


あとは熊本の吉田監督がどれくらいやるのかに注目してる。大分の監督候補にも何度となく噂されてたし、そういう意味でも気になる。城福さんと比較して見ても面白そう。


ということで以上で終了。競馬と同じで予想してる時間が一番楽しいので、結果にはあんまり興味ない。どうせ当たるなんて思ってない。だって優勝するのはオレたちなんだから。
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【新戦力分析・その6】児玉新選手 ~+α

2013-02-25 22:54:18 | トリニータ
やっとこのシリーズも最後。深谷も書こうかと思ったけど、誰よりも我々が一番深谷のことをよく知ってるし、いいかなと。

さて児玉選手。キャリア的にはベテランの域に入る選手ですが、一番強いイメージはやっぱり清水エスパルスの左SB。ナビスコファイナルの先制点の時も、負ければ降格の09年H清水戦の逆襲の狼煙をあげるゴールの時も、清水の左サイドには児玉選手がいた。

昨シーズンはその清水からセレッソへと移籍をした。出場記録を見ると、10年シーズンまではコンスタントに出場していたものの、11~12年シーズンは2年で5試合しか出場出来ていない。これは11年シーズンにじん帯断裂の大ケガをしたことが影響してるようだ。昨シーズンも位置付けは丸橋選手のバックアッパー。丸橋選手が出場停止だった2試合での先発のみだった。そのうちの28節鳥栖戦を観た。

本人も言うように全体的なプレーの印象は「堅実」そのもの。非常にスタンダードなSBのイメージ。光るプレーは何と言っても、低い位置から左足で巻くように入れるクロス。いわゆる「アーリークロス」。堅実なだけにガンガン上がるSBではない。タイミングを見計らって、サイドハーフと連携しながら上がってくる感じ。かと言って上がり切るかというとそうでもない。そこで威力を発揮するのが、アーリークロス。精度は高いし、受け手側がしっかりと理解してあげれば、大きな武器になると思う。

そこでポイントになるのは、児玉選手がどこで使われるかということ。長いこと左SBをやってきたけど、今の大分で使われるなら、ヤスのところか、ジョンハンのところ。個人的には1試合を観た限りにおいてどちらがいいというイメージは湧いてこなかった。まさに一長一短。サッカーにおいては、「堅実」ということと、「一長一短」ということはニアリーイコールで語られることが多いと思う。児玉選手のこの記事を書くにあたって、副題を「+α」にした。堅実というのはDFの選手にとって、非常に大切な要素だと思う。でもオレが児玉選手に期待したいのは、その堅実さに上乗せされる+αだ。

正直に言って、ケガやアクシデントがなければ、左サイドはヤス+ジョンハンでいってほしいと個人的には思ってる。昨シーズン終盤にこの左サイドが見せた充実ぶりは素晴らしいものがあったし、実際にチームのストロングポイントになってた。もちろん二人と児玉選手の経験の差は比べようもないんだけど、それでも二人のアグレッシブなプレースタイルに現時点では心惹かれてしまうのが正直な思い。

それぞれに色んな特徴があって、その上でポジション争いが繰り広げられるのが、チームにとって一番いい状態だと思う。ヤスやジョンハンに期待しながらも、児玉選手が「おっ!」と言いたくなるようなベテランらしからぬ殻の破り方をしてくるシーンなんかも一方では期待してるのがサポーターってもんだ。指揮官が児玉選手をよく知る田坂さんだけに、コンバートがあってもいいと思うし、プロ12年で1ゴールの選手が、わずか1シーズンでその記録を抜いてしまう得点能力を開花させるなんてのも魅力的だ。

今までは大分トリニータにとっての印象的な試合の右サイドにいつも児玉選手がいた。でも今シーズンからは児玉選手のアーリークロスから大分トリニータにとっての印象的なシーンが描かれることを期待する。児玉選手が+αを見せることは、それはすなわち大分トリニータにとっての+α。さんぺーがいなくなった右サイドが注目されてるけど、左サイドも秘かに熱い!



※このシリーズでは新加入選手を「○○選手」と呼んでいましたが、開幕からは一緒に戦う同志なので、敬意を持って、呼び捨てに変更します。
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フジゼロックススーパーカップ

2013-02-24 00:20:03 | トリニータ
いよいよ開幕まであと1週間。フジゼロックススーパーカップを観に国立へ。


風もなくて暖かくて蹴春の到来を感じる。ただ19時キックオフは絶対に寒い。




対戦は広島-柏。





広島は大きな補強が出来なかったものの、相変わらずのサッカーで今年もそこそこやりそう。ただACLがあるにしては選手層が薄い感じがする。ケガにだけは気を付けたいところ。

一方、柏はどうしちゃったんでしょう。先週のちばぎん、今週のゼロックスと2試合続けて完封負け。まずいのはスコアだけでなく内容も。なぜ3バックにしようとしてるのかは分からないけど、さすがにコンディションが良くないだけではないような気がする。出来ればこの調子を来月末まで続けてほしい。

あとはこの試合の大きな意味として、今シーズンのジャッジの基準が分かるということがある。この試合で顕著に感じたのは、コンタクトに関する判断。今までの感覚で見てると相当に流すなという感じ。レドミあたりは相当イライラしてたけど、間違いなくこっちの方が試合が面白くなる。




その他イベントによる集客もあったか思うけど、35千人も入った。広島、柏どちらも関係ない人たちもかなりいたと思われる。この時期の風物詩として完全に定着した感がありますな。


さて、ここからはスタグル編とマスコット編。無駄に長いので、興味のない方はここでそっと閉じてください。

まずはグルメパーク。各クラブの名物グルメが大集合で大盛況。






炎のカリーパンは6種類ほど出品されてた。柏餅入りを食べてみたけど・・。まあ、ネタとしてしか成り立たない味だね。


富山のブースはスカパーのリポーターの豊田さんが売り子さんをしてた。近くで見るとめちゃめちゃかわいい。スムージーとかが売ってて、特にひかれたわけじゃないんだけど、豊田さんとおしゃべりしたくて、とやまスムージーを買った。けっこううまかった。




角煮まんじゅうと角煮バーガーは大行列。


これもうまそうだった。今年小瀬行ったら食べよう。


大分のとり天はその他大勢のブースで売ってました。


そしてマスコット編。ホントに年甲斐もなくはしゃいで写真撮りまくってました。なかなかニータンが見つけられなくて、国立のコンコースを2周してしまった。40近いマスコットが大集合すると壮観で、思いのほか楽しかった。これは普段Jを観ない層にもいいアピールになると思うし、継続してほしいイベント。






さすが関西マスコット。


オーレくんには「笑え!」と野次るのが鉄板なんですか?




ミーヤに襲撃されたと噂の湯友。






やっぱり№1は我らがニータン!!


新たな遺恨勃発か!開幕戦は注目!




今回Jデビューとなった長崎のヴィヴィくん。とにかくかわいい。ピースしてる姿とか愛らしすぎる。大人気でした。










完全に芸人枠を狙ってるヴォルタ。







ということで、女子、子供に混じって堪能させてもらいましたよ。また行きたいね。


最後に、コンコースに飾ってあった今年のユニ。なんだかんだで開幕まであと1週を切っても結局ユニ発売のリリースがない。色々な事情があるとは思うけど、さすがにふざけ過ぎだと思うよ、大分FCは。
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【新戦力分析・その5】松本怜選手 ~有言実行か、口は災いの元か

2013-02-17 23:46:58 | トリニータ
とりあえずまだ恥ずかしくて「レイチェル」って呼べない。

実を言うと、移籍が決まるまで松本怜という選手のことを全く知らなかった。今シーズン、ちょうど同じタイミングでマリノスから愛媛に移籍した松本翔選手のことなら、ユース時代に試合を観たことがあったので、知ってたんだけど、怜選手の方は全く知らなかった。極力情報の漏えいがないようにしている我が大分トリニータですが、それでもさすがに始動から1ヶ月も経つと少しずつは噂が聞こえてくるようになる。色々な媒体から開幕スタメン予想が発表されてるけど、どうやらさんぺーが抜けた右WBの最有力候補はその松本怜選手のようだ。

昨シーズンの松本怜選手出場試合の中から、25節、27節、28節を録画でチェックした。いずれも試合のラスト10~20分の出場で、マリノスが点を取りにいきたい場面での投入だった。まず最初に目につくのは、やはり足の速さ。素走りはとにかく速い。ただ一方でドリブルは若干拙い。表現が難しいんだけど、最短距離じゃないというか、ボールが左右に動きながら進む感じで、素走りのスピードをそのままドリブルのスピードに活かせてない。最初のパッと見のイメージから昨シーズンまでの同僚の狩野健太選手(現・柏レイソル)のような選手なのかなと思ってたんだけど、そこは全然違ってて、けっこうガツガツいくタイプ。25節の浦和戦で70分に右SHで投入されると、マッチアップする司に対して投入直後からガツガツと仕掛けた。司がちょっと対応に手を焼いてるところを見せると、すかさずペトロビッチ監督は宇賀神選手を投入して守備的な布陣にチェンジした。やはり攻撃的な選手としてスピードを持ってるのは非常に有利。例えドリブルがそんなに上手くなくても、3回に1回突破出来れば、チームとしては大きいわけで。そういう印象を試合に出てすぐに敵将に抱かせられるのは大事なことだと思う。

ただ果たして適性ポジションはWBなのだろうかと思う。高橋大輔やさんぺーのように、このシステムでWBに求められるのはとにかく「タフさ」。ガツガツと仕掛けていく姿勢にそういったメンタリティは感じられるものの、フィジカル的な「タフさ」はどうなんだろうかと思う。プロ入り後はスタメン出場もなく、ゲーム体力にも現時点では疑問符がつく。我々は今まで幸運なことに、右サイドに目をやれば、全身全霊で上下動を繰り返す本当にタフな選手を間近で見続けてきた。タフに走れて、得点力もある。そんな前任者たちと比較されるのはとても酷だとは思うけど、そこはプロの世界。前任者たちのように走り倒すのか、それとも自分なりの色を出していくのか、どんなプレーをするのか知らないだけにより一層楽しみだ。ただ一応、去年のプレーだけで判断するならFW向きだとオレは思ってる。


最後に、松本怜選手といえば、やはり入団発表時のtwitterでの「こんなとこ」発言。個人的にはこの発言を120%支持しています。もし万が一、「こんなとこ」が大分を意図したものだったとしても、それでも松本怜選手を支持する。それくらいの強い気持ちで臨まなきゃ、J1で一番弱いチームで成功することなんて出来ないと思うし。「踏み台」大歓迎。でもそのためにはさ、早くこのおっさんが周りの目も気にせずに「レイチェルゥゥゥーー!!」って叫びたくなるようなゴールを見せてくれ!
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プレシーズンマッチ・大宮-湘南

2013-02-16 22:54:17 | トリニータ
2ヶ月ぶりのスタジアム観戦。





近場同士の対戦ということもあって、お客さんも多くプレシーズンマッチとは思えない盛り上がり。やっぱスタジアムの生の雰囲気はいいね。今年も始まるって気持ちにさせてもらいました。まぁ、気温はめちゃめちゃ寒かったけどね。

正直に言って、この2チームはいい目安になるからという思いで観に行った。残留を目指す上で、やはりこの2チームあたりからしっかりと勝ち点が奪えないと厳しい。大宮は近年になく、控えめな補強で昨シーズンから大きな印象の変化はない。湘南も補強は主にJ2からで大きな戦力アップの印象はない。

試合は前半に怒涛の4ゴールで大宮が早々に試合を決めてしまった。後半はお互いに6人交代のレギュレーションと試合が決まってしまったことからダラダラとした試合展開に。

全体的な印象からすると、やりたいことをやれてたのは湘南。昨年までの縦にガンガン来るスタイルよりややポゼッションの時間を増やして、崩しのアイデアも豊富だった。昨年のスタイルを同じ方向性でブラッシュアップ出来てる印象だった。一方大宮は全然サッカーの完成度が上がっておらず、ほとんどがライン裏へのロングフィードのみ。それだけに湘南としては、攻撃する度にゴールされてしまう前半は衝撃的な内容だったと思う。


一つ原因をあげるとすると、今季川崎から移籍してきたGKの安藤選手の出来があまりにも悪く、DFラインがおっかなびっくりプレーをしてる印象だった。さすがにあの内容だと開幕は他のGKでくると思うけど、それだけで大きく改善すると思われる。ただこうなると遠藤航選手の離脱は相当痛いんじゃないかな。


個人的に今季の移籍先を最も注目してた武富選手。湘南を選んだのはけっこう意外だった。今日はまだいいところを出し切れてなかった。


後半から途中出場したエジバウド選手。「湘南も金がないくせに無理して外人獲りやがって」なんて思ってたけど、多分そんなにスペシャルな選手じゃない。


インカレ決勝で豪快なゴールを決めてた早稲田卒ルーキーの富山選手。かなり広範囲に動き回るFW。


PKの助走がやたらと長いノヴァコビッチ選手。


ノヴァコビッチ選手、いい選手だなぁ。つうか、やだなぁ、この選手とやるの恐いよ。

ということで試合自体のレベルはそんなに高いと感じなかったので、少し安心したのと同時に、虐殺されていく湘南を大分に重ね合わせて震えてみたりと、色々と感じた試合だった。


スタジアムからの帰り道に選手名鑑買って、帰宅すると、シーパスと後援会特典が届いてた。で、来週ゼロックス観に行ったら、もう開幕。いよいよ。
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【新戦力分析・その4】小松塁選手 ~サカ場放浪記

2013-02-12 00:12:36 | トリニータ
昨シーズン、セレッソから川崎へ移籍した小松選手も、その2、3で書いた辻尾選手、高木選手と同様、シーズンを通して十分な出場機会に恵まれなかった。川崎は昨シーズン途中で、相馬監督から風間監督に変わり、小松選手は特にその監督交代の影響を受けたようだ。風間政権下での21、25、26節を録画でチェックした。いずれも試合終盤の15分程度の出場。

もうこれも3本続けてになるので、もういいかなと思うんだけど、小松選手もこの50分程度の出場でインパクトを残すようなプレーはなかった。その短い出場時間の中で途中出場途中交代(ケガが原因ではあるけれど)という屈辱的なことも味わっている。唯一、26節FC東京戦でコーナー付近で日本代表の高橋秀人選手と繰り広げた「相撲」を制したシーンは印象に残った。体の軸が強そうという印象で。

もう少し観点を変えないとなということにやっと気が付いたんだけど、強化費がJ1の中(もっと言えばJ2の中でも)でも特に限られている大分には前年十分に出場機会を得て、存分にアピールしたような選手が来てくれることはないわけで、その少ないサンプルで分析をしようとすると、どうしても乏しい内容になってしまう。だから、サカマガの特集じゃないけど、いいポテンシャルを持ちながら近年それを発揮出来ていないような選手を田坂さんが蘇らせることに期待するのがいいんだろうね。そういう意味では小松選手はまさに適した素材だと思う。

21節鳥栖戦の中継の中で、途中投入された小松選手のポジションについて監督とコーチの言い分が違うみたいな、信じられないような情報がピッチリポーターから報告されていて、小松選手は難解な風間戦術の被害者なんじゃないかなという印象も個人的には持っている。

分析するサンプルが少ない以上、記憶を頼りにするしかないんだけど、J2のセレッソ時代の印象が強い。そこまで圧倒的な存在感があるわけでもないのに、シュートがうまくてけっこうゴールを決めるっていうイメージ。実際にJ2在籍3シーズンで34ゴールを決めていて、ストライカーとして十分な結果を残している。ただその後のJ1での印象があまりないってところに小松選手の課題があるんでしょうな。

高身長の割には、高さだけじゃなくて足元の仕事もそつなくこなすという評判があって、映像を見てると確かにそんなところも見せる。ウイング的な仕事もするから、大分に来たらWBもあり得るんじゃないかという噂もあったけど、個人的にはそれはないと見てる。さすがにそこまで走れるタイプじゃないし、あくまで「190cmの身長の割には」という前提がついてしまう。さすがの田坂さんでも、FW起用しか考えてないと思う。モリシ、高松あたりとポジションを争うことになるんだろうけど、何もFWの2枠をターゲットマンタイプとスピードスタータイプで組み合わせる必要もないわけだから、モリシと小松選手のツインタワーなんかも面白そう。モリシとはセレッソ時代に一緒にもやってるだろうし。

プロ選手として実質初めての移籍だった昨シーズン。シーズン途中で監督が代わり、その新しい監督が一緒に連れてきた自身の息子に出場機会を奪われるという、普通にサッカーをしてたらまずしないであろう経験を昨シーズンの小松選手はしている。まあ、常識的に考えれば、相当悔しいでしょう。その監督との対戦は開幕後すぐにやってくる。まずはチーム内でのポジション争いに勝って、古巣にその力を見せつけるチャンスを勝ち取ってほしい。国立で川崎相手に小松選手が躍動する姿が見たいぞ!
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【新戦力分析・その3】高木和道選手 ~役割分担

2013-02-05 22:58:42 | トリニータ
代表歴のある30代のDFの移籍。よくある移籍だと思うけど、いざ大分が移籍を受け入れる側になると何とも違和感を感じるのが正直なところ。

高木選手は昨シーズンリーグ屈指の豪華補強を行った神戸の目玉選手の一人としてガンバから神戸へ移籍した。序盤はレギュラーとして出場していたものの、その後出場機会が減少。後半戦で先発したのは20節名古屋戦と22節札幌戦の2試合のみ。その2試合を録画でチェックした。

高木選手のプレーを見てて、一番最初に思い当った言葉が「役割分担」というもの。タイプ的にはまさにDFリーダーという感じ。この2試合はいずれも北本選手とCBコンビを組んでいたんだけど、2人の関係はまさに「飼い主」と「忠実なる犬」。ラインの高さを細かく修正する高木選手と、その高木選手のコーチングを聞きながらボールに必死に食らいついていく北本選手。とてもバランスが良く、こういうのがスタンダードなDFラインって言うんだろうなあと感じた。それぞれがそれぞれの役割を全うするというスタンダードなサッカー。またどんな場面でも落ち着いていて、経験の豊かさも随所に垣間見せる。最後の局面では相手のラストパスのコースに立ちはだかったり、シュートブロックするシーンも多い。こういった「読み」がいいのも経験のなせる業だと思う。

冒頭にも書いた通り、前回のJ1時代も含めて今までの大分にはいなかったタイプだけに、どういうことに期待したりすればいいのか正直に判断に迷う。いま書いた2試合についてもいいところは見られるものの、実はこの2試合計で7失点も喫している。1シーズンを通して、北本選手、伊野波選手からレギュラーを奪えなかったことや、ここ2シーズンをフルで稼働していないことも考え合わせると、1つしかないCBの真ん中のポジションのスタメン最右翼と言いきることは出来ないのかなと思う。

あとはその「役割分担」という観点から田坂さんのサッカーにフィットするかなというのが少し心配。昨年から「全員攻撃・全員守備」というコンセプトを継続してる田坂さん。自分のポジションの仕事に徹していればいいという選手は一人としていないサッカーだけに、清水→ガンバで本当に正統派のCBとしてやってきた高木選手がある意味で「イロモノ」っぽいこのサッカーを理解して、体現出来るのかなとも思ってしまう。

少し懐疑的に見てしまうところもあるけど、チームに経験が注入されるのが間違いなくプラスになることは、昨シーズン村井さんや高松が加入したことで大事なところで我慢出来るチームに成長したことを見るまでもなく明らかだ。そしてこんなこと言っちゃ、この手の素人の分析なんて元も子もないんだけど、J1で200試合以上の出場実績のある選手をたかだか2試合で判断するのは無理があるねってこと。さらには、もしかするとこれだけ実績のある選手ですら田坂さんはコンバートとかしちゃうかもしれないしね。

昨シーズン、MVP級の活躍だった阪田がポジションを守るのか、高木選手が元代表の実力を見せつけるのか、はたまた深谷か。DF陣は補強も充実してただけに誰が3月2日の最終ラインを統率してるのか予測がつかない。期待して注目したい。




※このシリーズも3本書きましたが、けっこう苦しいことに気付き始めました。でも始めちゃったので、最後まで書こうとは思います。ただ想像力にも限界があり、練習を見たいなと切実に思います。
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