Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

今さらの感想(30節C大阪戦)

2015-08-27 22:30:22 | マッチレポート15’
録画していたアーセナル-リバプールを観たい気持ちをぐっとこらえて観たよ。ただ苦痛でしかない90分。


天皇杯はあるけど、ここで3週間の時間が取れることは本当にラッキー。フィジカル面での疲れをとることはもちろん、メンタル面での疲れを十分にとってほしい。こんな状況でずっとサッカーをやり続けるのは心身ともに本当に辛いと思う。


サッカーの面に関しては色々と思うところもあるけど、目指す方向は正直どっちでもいいと思ってる。監督、コーチ、選手みんなで考えて、こっちだと決めた方向ならどっちでもいいと思ってる。とにかく残留することが全てだから、どんな勝ち点の拾い方だって構わない。そういう意味では、8月のプレーヤー・オブ・ザ・マンスにオ・ウンゴル選手が選ばれて最下位を脱出した某クラブがいい例だと思う。何だっていいんだ、今は勝ち点こそが正義。


サポカンをやるようだけど、個人的にはサポカンには参加したこともないから効果の実感もよく分からないし、何よりもこの時期にやって何かクラブにとってのプラスになるのかなと思う。余計な精神的ストレスは出来る限り排除する方が勝ち点を取るためには今は効果があるように思う。


とにかくこの3週間で残りの12試合(+α)にベストの状態で臨めるようになっていけばいいなと思う。結果が出ないのも辛いけど、辛そうな選手の顔を見ることの方がもっと辛い。
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ロンドン遠征記

2015-08-26 22:25:10 | 遠征記
今年の夏休みはロンドンに行ってきた。

勤続15年で会社から長い休みをもらったこと、スパーズのホームスタジアムの今のホワイトハートレーンがもう数年で新しくなってしまうこと、転勤しそうなタイミング、子どもの年齢等々、このタイミングしかないということで行かせてもらった。


念願のホワイトハートレーン。


スパーズの新しいホームスタジアムの完成予想図。素晴らしいんだけどね。


スタジアムの最寄り駅。ロンドンの中心部からは少し離れていて、普通の住宅街の中にある。柏とか大宮みたいな雰囲気。


グッズショップはめちゃめちゃデカい。英語は堪能ではないんだけど、今回の旅で一番通じなかったのが、このショップでの店員さんとの会話。ユニを試着して、番号選んで、その場でプリントしてもらうんだけど、言いたいことが全く伝わらなかった。汗をタラタラかきながら、ケインの10番ユニを購入。


スタジアムに入るゲートがとにかく狭い。普通の大人でも体を横にしないと入れない。昔のフーリガン対策とかそんなのかな。




どんなスタジアムでも初めて入るときは気分が高揚するもんだけど、ずっと行きたいと思ってたスタジアムはやっぱり格別だった。





試合が始まったらカメラはダメだぞと釘を刺されていたので、試合前に激写しまくり。


目の前にケイン。




間に合うか心配してたロリスも無事先発。スーパーセーブも危なっかしいパスもどっちも見られた。


今季好調のデンベレ。




スパーズサポからも大きな拍手で迎えられたクラウチ。しかし足細い。


0-2から追いついて勝ち点を持ち帰れて大満足であろうストークサポ。ど真ん中にスイス国旗。シャチリへの期待が感じられる。


この試合の後に、もう1試合消化してもまだ今季初勝利を手にしてないので、今季のスパーズはヤバそうだけど、この日に限っては勝敗は全く気にならずに試合を観てた。試合の状況に応じて立ったり座ったりするのも思ってたより快適だったし、何よりもビッシリと埋まるスタジアムの雰囲気の素晴らしさを堪能した。新しいデカいスタジアムももちろん素晴らしいだろうし、スパーズがクラブとして大きなスタジアムが欲しいのもよく分かるんだけど、3万人規模でピッチとの距離がほとんどない今のホワイトハートレーンのようなスタジアムも捨て難いなぁと訪れてみて改めて感じた。



せっかくロンドンまで来たので、翌日もプレミアリーグを観戦。






ホワイトハートレーンはロンドンの北部だけど、翌日は一番南のクリスタルパレスのホーム・セルハーストパークへ。ホワイトハートレーンに輪をかけて古いスタジアムだったけど、ここも味のあるいいスタジアムだった。

ちなみにカードはアーセナルとのロンドンダービー。チケットを入手するのにスパーズの試合の倍近い金額がかかった。前日よりも日本人の数も圧倒的に多かったし、日本でのアーセナル人気を実感した。


パレスエールというオリジナルっぽいエールビールがあったので飲んでみた。この旅で数えきれないくらいのエールビール飲んだけど、このエールが一番うまくなかった。久々にビールを苦いと感じるくらいに苦かった。ホワイトハートレーンもセルハーストパークもスタグルはうまいものはなかった。基本的にみんなスタジアムに行く前にパブで腹とアルコールを満たしてから行くんだね。朝の10時過ぎからパブにいい大人が群がってみんなでビール飲んでる光景はとても良かった。




セルハーストパーク名物の鷲。けっこうデカくて驚いた。鷲をモチーフにしたクリスタルパレスのエンブレムは世界中で見ても、いけてるエンブレムの一つだと思うけど、グッズショップにエンブレムのピンバッチが売ってなくてガッカリした。ほとんどJクラブのだけど、エンブレムのピンバッチ収集してるんだよね。




とにかくド迫力だったパレスサポ。いわゆるコアサポがゴール裏のはじっこにいるんだけど、自分が座ってるバックスタンド側を煽る煽る。バックスタンド側も負けじと返すもんだから、どんどんいい雰囲気になっていく。選手入場の時に歌う「Glad all over」というチャントが素晴らしくて、帰ってきてからもyoutubeでずっと観てる。


ニューカッスル時代から好きだったキャバイエ。去年のW杯はキャバイエとポグバの中盤躍動でフランスを優勝予想にしたくらいに好きな選手だったから見られて嬉しかった。派手じゃないけど気の利いたいい選手。


スタジアムに行くまでパレスにいるって知らなかった李青龍。1点ビハインドでのゴール前での絶好機で切り返して、引っ掛けられたのは悔やまれる。李青龍ユニ着た韓国人っぽい人も多かった。


パーデュー&ヴェンゲル。


試合後は騎馬警察も登場。迫力もさることながら、馬糞も大量発生で危うく踏みそうになった。


試合後、最寄りの駅まで続く人の波。この光景は万国共通ですな。



残りの日はベタだけどロンドン観光。


リバプールストリート駅。


ユーロスターが出るキングズクロス駅。

ヨーロッパのターミナル駅が醸し出す旅情あふれる雰囲気が好き。


ビッグベン。


タワーブリッジと聞くとロビンマスクしか出てこないキン肉マン世代。


空に突き刺さるようなシャード。


ウォーキートーキー。

ロンドンは高い建物が少ないけど、たまにある高い建物は大体個性的な形状をしてる。




何かのガイドブックにロンドンで行くところに迷ったらコンラン卿の店に行っておけば間違いなしと書いてあったので朝ごはんを食べに行ったお店。ここを筆頭にロンドンはマジで物価が高い。もともと物価が高いところに円安なもんだから、金銭感覚をマヒさせてから行かないとコーヒー1杯飲むのにも気合いが必要なレベル。



リージェンツストリートはまるで銀座。いや、銀座がまるでリージェンツストリートなのか。


ハロッズはとりあえず行っちゃう。


リバティでお土産買ったけど、まあ高い。



自分用にフライフィッシング用品を購入したFarlows。


店の前に輝くロイヤルワラントマーク。お店の雰囲気も置いてある商品もロイヤルな香り漂う素晴らしいものばかりだけど、お値段もそれなりにロイヤル。



ナショナルギャラリー。半分くらいの部屋がクローズしてて、「ターナーの機関車」が見られなかったのが残念。


大英博物館。




アッシリアの壁画が素晴らしくて、めちゃめちゃ重たい図録みたいなのを勢いで買ってしまったけど、持って帰ってくるのがたまらなくしんどかった。冷静になれば、あとでネットで買えたかなと。


最後の夜は「レ・ミゼラブル」を観た。シャフツベリーアベニューに星の数ほどある劇場の中でも「レ・ミゼラブル」だけは満員。コゼットのお母さん役をAKBのリーダーに似たアジア人顔で背の低い女性が演じてて、映画と違って最初は違和感あったけど、歌がうまくて最後はガッツリ引き込まれた。




今回の旅でとにかく気に入ったイギリスのパブ文化。ちょっと歩いて汗をかいたら街中どこにでもあるパブでハーフパイント。時間が空いたらパブでハーフパイントと、本当に何杯飲んだか数えきれないくらい。日本のビールも成熟してて美味しいから、ロンドンで飲むビールが全て美味しいとは思わなかったけど、平日の昼間でも罪悪感なく飲めるあのパブの雰囲気は本当に最高。










帰ってきてからまだ何日かしか経ってないけど、もう既にまた行きたい。セルハーストパークに行く電車の中からチラッと見えた3部のミルウォールのホームスタジアムのザ・デンも外観だけでも良さそうなスタジアムに見えた。イギリス中にはあんなスタジアムが数えきれないくらいあるんだろうから、今度はロンドンだけでなく色んな土地のスタジアムを巡ってみたい。まあ、いつになるかは分からないけど、またそんな旅が出来るように仕事頑張ろうかねと思えたから、今回は多分いい旅が出来たんだと思う。ロンドン、ホントいいとこだった。
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ACL QF 柏レイソル-広州恒大

2015-08-26 01:17:28 | トリニータ
今日まで長い夏休みでした。

海外行ったり、家族で旅行行ったりと充実してた夏休みだったけど、締めにACLを観に行ってきた。


お目当てはほぼ「パウリーニョ」。この夏に広州恒大に移籍してくるまでの2シーズンはもう一つのご贔屓クラブのスパーズに在籍してたブラジル代表MF。スパーズでの出番は限られてたし、移籍はするんだろうなと思ってたけど、プレミアのクラブからお声がかかってた中で、まさかの中国移籍。

いわゆる「ベイルマネー」で移籍してきたたくさんの選手の中でも一番期待してたのが、パウリーニョだった。この移籍が決まった直後から絶対にこの試合に行きたいと思ってた。


ただチケット発売日に買いに行ったにもかかわらず、もうビジター席のチケットしかなく、広州側のシートへ。まあ、予想はしてたけど、やっぱり赤一色の中国人だらけ。問答無用で赤いユニ渡されたり、指定席にもかかわらず誰かれ構わず座ってて、そこかしこで座席トラブルがあるしで、まあ色々と中国感を感じさせていただきました。ただ試合が始まっちゃえば、マナーのいい応援で、いいプレー(特に頑張る系)には敵味方関係なく拍手をしてたのはとても良かった。


パウリーニョに話を戻すと、何と言っても衝撃のFK。スパーズ時代はそんなにプレースキックを蹴ってた印象がないんだけど、距離、スピード、弾道と文句のつけようのない一撃。まあ、多くのスパーズサポが「それをプレミアでやっとけよ」と思っちゃっただろうね。それ以外でもボール奪取の局面で強さを見せてた。やっぱいい選手だったんだよね。ソルダードも早々にゴールしたらしいし、パウリーニョも躍動してるし、こんなの見ちゃうとラメラも早く移籍しちゃった方が良さそうだね。



今日一番良かったと思ったのは、FC東京にいたキム・ヨングン。ポジショニングも読みも良くて、工藤や武富がほとんど仕事出来なかった。Jリーグをよく知ってたってのもあったと思うけど、こんなにいい選手だと思わなかった。



最後に柏が意地の1点を返すも、結果は完敗。アウェイで2-0でも敗退という厳しい状況に。広州は確かに外国籍選手も素晴らしいけど、思ってたよりも中国人選手がいいのに驚いた。一体感のある守備に柏は何度も引っ掛けられてたし、アタッキングサードに入ってからも、持たされてる感が強かった。状況も厳しいけど、そもそも広州対策を考え直していかないと、奇跡は起きないかなと感じた。



さて、明日から2週間ぶりの仕事。早く寝なきゃだけど、寝たくないような。。
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会心、逆転勝利!

2015-08-23 23:46:11 | トリニータ


ユースのプレミアリーグを観に、トヨタスポーツセンターに行ってきた。今日のセレッソとの試合はまだ観てないけど、トップチームの状況を考えると、浮かれてらんないのは十分に承知の上だけどね。。



序盤にキャプテンの宮地くんがいきなり負傷。治療中で人数が少ない間に失点してしまい、さらに宮地くんはそのまま交代という最悪の流れのまま試合は進んでいき、勢いのままにさらに失点してしまっていた。GWに神戸に観に行った時も岩田くんが救急車で運ばれる事態になってしまい、正直に言って「オレ来るとあかんなぁ」とも思い始めていた。ただ神戸の時も思ったけど、このチームは絶対に諦めない。例え負けても観る者を納得させるサッカーが出来るチームだと思う。前半左サイドを崩して、1点を返してから折り返せたのがデカかった。



勝負のポイントは後半の入りにあった。「絶対に逆転する」という強い気持ちで後半に入った大分はキックオフから猛ラッシュ。15分間はほぼハーフコートゲームで押し込んで、いつゴールしてもおかしくない流れの中で、浅原くんの2ゴールで逆転した。この時間帯のスピード感のある攻撃はホントたまんなかった。



特に右サイドの「鷺原&宮原」のユニット、通称「鷺ノ宮」の縦に速い仕掛けは名古屋側のギャラリーをも唸らせていた。



今日の逆転勝利の要因は総合力だったと思ってる。今までだったら、「エースの翼が代表でいないから」とか、「キャプテンの宮地くんが負傷交代しちゃったから」とか個人的には考えちゃってたけど、今日目立った選手は、スピードで前線かき回した岡くんだったり、いやらしくポイントになった野上くんだったり、チャレンジの縦パスを何本もインターセプトして前線まで顔を出しに来た江頭くんだったりと、今まではそこまで注目してこなかった選手たちだった。夏の悔しい思いを経験にして、チームが強くなってる感触があった。名古屋の2ゴールを決めた森晃太(10番)の存在感は抜群で、特に2ゴール決めた後の余裕が出来てからのプレーぶりは憎たらしいくらいだった。でも、その森を後半は「いたの?」と思わせるくらいまでに消した両CBと両ボランチも素晴らしかった。それと駿が何本も出した右サイドへのロングフィードに名古屋側のギャラリーは明らかに怯えていたよ。


宮地くんのケガは心配だけど、マジで首位も狙えなくはない。来月のセレッソ、ガンバのアウェイ2連戦が山になりそう。ガンバ戦の日はトップチームの岐阜戦と同日。先に終わるユースの吉報を聞いてから、ダブル勝利でクラブ全体で勢いに乗りたい。

とりあえず、J2J3入替戦は11月29日(日)、12月6日(日)、プレミアリーグのチャンピオンシップは12月12日(土)だ。今年の晩秋は毎週刺激的で、最高だオラー!!
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終盤の試合運びに課題(29節京都戦)

2015-08-20 08:17:10 | マッチレポート15’
今年の夏休みは海外遠征を敢行していたため、京都戦を今頃チェック。時差ボケなのか4時に目が覚めてやることがないので、こんな時間に負けが分かっている試合を観るという苦行を自らに課した。夢のようだった海外遠征から一気に現実に引き戻されるのが、愛するチームの低調な試合内容というのも何だかなと思わざるを得ない。


前節の愛媛戦で柳田体制で最低の試合内容だったトリニータ。今節期待したかったのは、その低調な内容からの反発力だったわけだけど、そう思わせてくれるようなシーンは皆無だった。残念に思う一方で、もうシーズンが始まってからずっとチーム全体が必要以上の緊張を強いられるような状況で時間を過ごしてきてるわけだから、反発力が期待出来るほど、下方向に向かって力を溜めることも難しいのかなと思う。ただそう思うと、予想はしていたけど、もう21位を死守して、入替戦で生き残るというイメージでシーズンを進めていくのがいいと思う。あそこもここもと気にするよりは岐阜だけには絶対に抜かれないことだけに集中した方がいいと思う。


前節もそうだったけど、試合を通して一番気になるのは、リードを許した状況で終盤に差し掛かっても、能動的にゴールを狙いに行けていないことだ。それは単純にパワープレーですら出来ていないという意味まで含めて。この部分はもう采配がまずいという1点に尽きると思う。今節最後に最終ラインに並んだのは、3番、5番、15番、16番。余裕のある時間帯ならまだしもこれだけコンディションが厳しい中での試合の最終盤にこの4人に試合の組み立てを要求するのは酷だ。兵働、昌也にも受けにいくエネルギーは残っていない。守り切る意図が明確で、ラインを下げることにためらいのない相手に対して、裏抜けを得意とする加入2試合目の選手だけが前線でフレッシュな状態では、上記のような状況になるのは必然と思われる。「少なくとも」という言葉には若干違和感はあるものの、少なくともパワープレーにすら行けないのはやはり問題があると思う。


試合を通して、チーム状態が悪いとは思わない。選手たちはもう頑張るしかないわけで、前半から飛ばし気味に試合に入ることは悪いことだとは思わない。特に1失点目は、そのほんの5秒前には「今日の伊佐いいなぁ」とつぶやいていたくらいだったから。伊佐のいいフォアチェックでほとんどボールを奪いかけていて、それに連動したからこそ兵働は2ステップ前に出ていた。その前のめりになったところへのパスがずれたからこそ、相手のショートカウンターを食い止めきれなかった。仕方がないとは思わないけど、割り切っていいとは思った。伊佐については頑張っていたとは思うけど、64分で足をつってしまうようだと、高松との差別化はないに等しいし、他の貢献度で考えれば、伊佐の方が評価は低いわけだから、もうちょっと粘ってくれないとスタメン奪取は難しいと思う。そして、むしろ「大黒だから仕方がない」で割り切ってはいけないのは2失点目の方だ。スローインからのボールホルダーへの若狭の寄せ、クロスを上げた選手へのヤスの寄せ、大黒のマーカーだった阪田の寄せ。結果論かもしれないけど、全員があと1歩ずつ寄せていれば、大黒のシュートを上福元が触れてたかもしれない。勝ててないチームだからこそ、そういうところは頑張ってほしい部分だ。


バタバタしても仕方ないので、今週のセレッソ戦はホームの意地でどんな形でもいいから勝ち点をもぎ取りたい。そうすればなぜかラッキーなことに今季は3週間の中断があるし、それまでに気温や湿度も落ち着いてきて、今のサッカーでの粘りももう少し我慢出来るようになると思う。何とかいい状態で、天王山オブ天王山の岐阜戦を迎えられるようにしたい。


さて、対戦相手の京都。個人的にスカパーのピッチレポーターの中で最も質が高いと思っている京都の和田さん。審判としての経験もさることながら、この試合でも伊佐の学生時代の話を盛り込んできたりと取材量の多さから来ると思われる質の高いリポートを披露してくれた。相手チームの準レギュラーの選手の学生時代の話まで持ち出せるリポーターなんてそうそういないと思う。あとフェホ。このコンディショニングの選手の獲得を決断出来る京都の資金力を羨ましく思いながらも、それよりも気になったのは前所属の「新疆天山雪豹」というクラブ。新疆ということはウイグル自治区かと思い、調べてみるとスーパーリーグの下の甲級という2部リーグに所属しているようだ。リーグの所属クラブを見てみるとソウルの対岸くらいに位置する青島から、もうほとんど中央アジアの新疆までとエリアが驚くほど広い。札幌から長崎までとJ2もなかなか広いけど、陸続きでそれよりも広い中国という国の広大さに改めて驚かされる。チーム創設の翌年には早速資金難に陥っているようで、中国っぽいアバウトさだなと思いながらも、移動費用だけでも大変だろうなとは思う。1ヶ月前まで新疆で生活していたブラジル人が今は京都に住んでいる。サッカーというスポーツの奥深さを垣間見るような移籍だなと感じた。


先月のヴェルディ戦を最後に来月の岐阜戦まで2ヶ月以上スタジアム参戦の予定がないので、ここで書くことも何となくぼやけている気がしないでもないけど、まぁ継続することが何よりも大事ということで、まずは書き続ける。
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いつかはあるだろうと思ってたダメ試合(28節愛媛戦)

2015-08-08 21:53:37 | マッチレポート15’
完敗ですな。プレミアリーグの開幕戦のハーフタイムにサクサクっとブログが書けちゃうくらいに完敗。


この数ヶ月で対戦相手の前節を観て、これは厳しい試合になるなと思ったのはセレッソと徳島と愛媛。だからこの完敗はさほど驚いてない。むしろ前半の愛媛に歯応えがなさ過ぎて、そっちに驚いた。前節の愛媛はあの河原が「もうディフェンスに戻れなかった」というくらいのノーガードの打ち合いをセレッソに仕掛けて、あの河原が試合後に涙を流すくらいに劇的にセレッソを葬り去った。普通にやってたら、これは勝てないなと思ってた。


ただ、いざ蓋を開けてみるとやりようはいくらでもあったように思った。後半に完全に主導権を握られたのは、ボールホルダーへの寄せが甘くなったことに尽きると思う。前半愛媛のDFラインは寄せればミスるくらいにバタついていたのに、後半はうちがバテたのか、愛媛を甘くみたのか、いわゆる近付くだけのディフェンスでやりたい放題にやられた。まあ、上福元のチョンボは目を覆いたくなるレベルのプレーだったけど、それがなくてもいずれはやられたと思う。失点した後の70分頃にパスを下げられても下げられてもタメが食らいついていって、マイボールにしたプレーがあって、「それだよ、それ」と思ったけど、結局その後誰もそのプレーに感化されることなく、同じ水準のプレーを続けて敗戦。何も考えずに普通にやってたらシュートも打てんよ。つまり勝てんよ。


でもむしろこういうダメダメなレベルの試合がよくここまで出なかったよなと思う。こういう試合必ずあるからね。一晩反省したら、この試合のことは忘れて、次が大事だからね。ホントに今日は監督も選手も何もやってないよ。そういう試合。
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ポジティブな勝ち点1(27節福岡戦)

2015-08-02 23:54:45 | マッチレポート15’
試合が終わってから丸1日以上経ってから録画で観たので、ライブで観た場合とは感じ方が違うんだろうなとは思う。それでも個人的にはグッドゲームの部類に入る試合だったんじゃないかなと思った。後半も押し込まれはしたけど、しっかりとカウンターの刃は福岡の喉元に突き付けながらの守勢だったし、十分に期待感のある試合展開だった。総力戦の勢いを継続しながらホームに戻って、次は勝ちたい。


後半の入りから前線のプレッシングの強度を明らかに高めたように見えた。相手陣内の深めに位置するボールホルダーにもさんぺーや西がスプリントで追いかけ回し、何度かは精度低く蹴らせることにも成功したけど、ちょっと無理し過ぎじゃないかなという感じも受けた。さんぺーが足をつったことや西が足を痛めたこととも無関係ではないように思えるし、どういう意図があったのかな。リードした状態で、普通にいけば福岡が巻き返してくることが予想されるから、主導権を明け渡さないように、入りの強度を上げたということなのかな。そうであれば、意図は分からなくもないけど、気温、湿度ともに高くて、ピッチコンディションも良くなさそうだったことを考えると、少し飛ばしすぎたのかなとも思う。


中継の中で話が出てて、少し気になって調べてみたんだけど、柳田さんが監督(代行時代を含む)になってから前節の群馬戦でちょうど10試合。最初は引き分けが多くてなかなか勝ち点が積み上がらなかったけど、徐々に軌道に乗り始めて10試合で積んだ勝ち点は14。この数字を今季の田坂さんの成績と比べようとは思わないけど、この10試合で勝ち点14というのは、今季田坂さんが続投になった最大の要因とも言える昨季終盤10試合の勝ち点と全く同じ。2年連続で目標を達成出来なかった田坂さんが今季も続投出来たのは、一にも二にも昨季終盤に完成度の高いサッカーを展開したということが大きい。自分もそうだったけど、そうでなければ一般的にはあり得ない続投だったと思う。で、柳田さんは色々はありながらも、まずは結果を出さなければならない状況でその時の田坂さんと同じ成績を出せているわけで、もっと評価されてしかるべきだと思う。もちろん監督業以外の色々もあるし、正直自分も新しい監督が来ないと分かった時はガッカリしたけど、その後J2で監督を解任した水戸も京都も札幌も内部から後任を出していることを考えると、今の大分のクラブの力では高望みすぎたのかなとも思う。だからこそ純粋に結果だけを評価して、もっと監督を盛りたてていくような雰囲気が出ればいいなと思ってる。もちろんこの後どうなるか分からないし、これはあくまでもスクランブル状態だから出来る話であって、例え今季J2に残留出来たとしても、来季も柳田さん続投っていうのは、それはオレもいや。


完全に福岡戦の感想から逸れたけど、今のトリニータはとにかく見てて熱くなれる。チーム状態もいい(ように見える)。このままジリジリとでいいから順位を上げていって、何とか残留したい。それでもう一回、一からクラブを立て直す時間と余裕を作りたい。とにかく残留しないと何も始まらない。
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