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Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

再びのクラウドファンディング

2022-06-12 00:54:15 | マッチレポート22’
新潟戦の結果がどうであれ書こうと思っていた記事です。




このツイートも最初は「ラウドファンディング」になっていて、ハッキリ言うけど本当に大分FCのSNS運用は嫌い。ちょっと前にSNSのアドバイザー会社が入るみたいな話あったけど、あれどうなったのかね。そもそもこんなレベルの低い話までは面倒見てくれないのかもな。全部パーフェクトにとは言わないけど、間違いの回数多いわ、センスないわ、よりによって1億のクラファン募るツイートで誤字るわ、もう救いようないよ。

話が逸れました。クラファンについての個人的な思いです。今回のクラファンには反対。基本的には見送ろうと思っています。選手着用ユニとか大好物なものが出てくれば買うかもしれないけど、趣旨に賛同してお金を出すことはしない。まず昨年のクラファンとの決定的な違いは集まった資金の使途。

2021年
「クラブ運営費及びチーム強化費」・「クラブハウス・選手寮の環境改善」

2022年
「クラブ運営費及びチーム強化費」


昨年は趣旨の後半の部分に賛同してお金を出した。伊佐が毎朝のように出してくれる動画に映るトレーニングルームのあまりの簡素さにもっと設備が充実すればなと思ったし、将来的にもインフラがより整ったクラブに人は集まると思ったからお金を出した。何よりもアカデミー大好きおじさんとしてはその趣旨なら毎年でもやってくれというスタンスだ。趣旨の前半部分については残留争いもしていたし一定は理解するもののそこがメインになってしまうのは違うよなと当時から思っていた。2012年の「J1昇格支援金」は明確に成績向上(もしくは目標達成)を約束する趣旨だったけど、クラファンは違うと思っている。昨年と比較して「クラブハウス・選手寮の環境改善」の文言が消えた今回のクラファンにはまず趣旨の部分で賛同が出来ないというのが大前提。





「クラブ運営費及びチーム強化費」の部分については公式HPの本文だと明確な狙いの部分が「次のステージに向かう飛躍の年にするため」と曖昧に書いてあるので分かりにくいけど、榎社長のツイートでは明確に「J1復帰」と触れている。


クラブがこのスタンスであるならばやはり賛同は出来ない。意図を持ってお金は出さない。2年連続でサポーターから1億近い資金を集めなければ昇格出来ないのであれば、まず「J1昇格」という目標設定の段階で明らかに間違っている。これでは我々が身を切られるほどの痛みとともに学んだはずの溝畑時代と何が違うのか。繰り返すけど、チームの成績とクラウドファンディングという支援は別に考えなければいけないと思う。クラブが言うことなら何でも支援するという人もいるだろうし、シンプルにグッズが欲しい人(自分もこの部分はある)もいるだろうから資金が集まること自体に何かを言うつもりはないけど、ただチームの成績と出資を切り分けない人も必ずいるだろうからこのクラファンをきっかけにチームを取り巻く雰囲気に良くない影響を及ぼさなければいいけどと思っている。


今シーズンが始まる前にも書いたけど3度目のJ2降格を経験してこのタイミングでクラブの体質強化を優先するフェーズに入ってほしいと個人的には思っている。片野坂さんほどの巡り会いがあってもJ1にいられるのは3年が限界なわけでもうこの規模で背伸びしてJ1昇格ばかりを狙うのは違うんじゃないかと思うから。もちろんJ2にずっといた方がいいと言いたいわけじゃないし、狙えるなら狙うべきだと思うけど、いつもギリギリの強化資金で行ったり来たりを繰り返すくらいならどっしりと腰を据えてクラブ(チームではない)を根っこから強くしていく方が大事なんじゃないかと思うわけだ。それでこのタイミングでのチーム強化のためのクラファン。賛成は出来ない。他のやり方を模索してほしかったのが正直な思い。
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グランドファンテイングの実施について (山住人住人)
2022-06-12 15:10:29
 現在の成績から考えてJ1復帰は難しい状況だと思います。以前から思っていることなんですけど、すべて財政が逼迫するとサポーターへの財政支援を求める姿勢は疑問に思えます。ここ数年年間シートについては値上げを行っているものの、コロナ禍でもあり観客動員の数は低い水準で推移しており、クラブの柱である観客の入場収入が増えていなく、危機感がないのでしょうか。他クラブ、昨日対戦した新潟については、ホームゲームについては平均13,000人程度の観客が訪れており、またクラブ側も後援会会員等へ観客動員の要請行動を行っております。コロナ禍以降大分FCについては全く観客動員への取組がなく、怠慢であるといわざるを得ません。まずはGFを行う前に、職員の取組が必要ではないかと考えます。
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雲伯油屋トライベック (元鉄鋼商社関係)
2024-12-15 15:05:58
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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