Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

高松にはモリシが必要

2012-08-30 22:04:04 | トリニータ
総力戦・甲府戦プレビューです。

いよいよ来ましたよ。偶然なのか、必然なのか本当に天下分け目の合戦になりましたね。ここ最近でこれほどまでに興行面、成績面の両面で重要な意味を持つ試合があっただろうか。ただ冷静に考えると天下分け目と思ってるのはきっと大分側だけだと思う。自動昇格圏外とは勝ち点差6とセーフティリードを持つ甲府にとってこの試合を勝ち点1で締めくくるという選択肢は十分に合格点と言える。13試合も負けてないクラブがそういうスタンスで試合に臨む中で、それを打ち破るのは容易なことじゃない。前にも少し書いたけど、ダヴィを除けば甲府はそんなに圧倒的なサッカーをやっているわけじゃない。ただ首位にいながら勝ったり、数的不利になっても勝ち点を取ってきたり、逆転勝ちがあったりとオレたちには出来ないことを次々とやってのけているチームには目に見えない自信がみなぎっているんだと思う。繰り返しになるけど、このチームに勝つのは簡単なことじゃない。

まず試合のポイントとなるのは試合の入り。もうこれは甲府戦に限ったことじゃないけど、特に甲府戦では先制点を取られてしまうと勝ち点3の可能性は限りなくなくなってしまうと言っても過言ではないと思う。ダヴィの脅威にさらされながら、残り時間で複数ゴールを奪いに行くというのは非常に困難なミッションになる。甲府が湘南のように突っ込んで試合に入ってくることは考えにくいけど、受けてしまうような試合の入り方になると試合展開は厳しいものになってしまうと思う。

このどうしても勝たなければならない試合でやってほしいのは高松とモリシの先発同時起用。まあ、このブログでもずっと言い続けてきてるし、目新しいもんでもないけど、いま大分が誇れる最大のストロングポイントってここだと思う。大分の実家に帰ってる奥さんから「大分はずっと雨」というメールが来た。そうなるとピッチ状態の改善は望めない。であれば、攻撃はロングフィードに徹した戦い方をしてほしい。徹するに当たってターゲットはモリシ一人じゃなくて、高松というターゲットもあれば、相手DFも的が絞りにくい。何よりシンプルなサッカーをやることによって頭が整理されて、集中して試合に臨めると思う。

もう一つの同時起用の効果は高松のゴール。高松は今季ここまで5ゴールしてるけど、注目したいのは高松がゴールをした時は必ずピッチにモリシがいるということ。5ゴール全てで。これはモリシという個にDFが引っ張られて高松が仕事しやすい環境になってることの何よりの証拠だ。最近はモリシ→高松の交代が多くなってしまい、なかなか二人が同時にピッチに立つことがない。村井や西が悪いというわけでなく、高松やモリシの個をより活かすためにはここは田坂さんに動いてほしいと思う。まあ、もうさすがに期待はしてないけど。

ただね、甲府に勝つにはいつも通りのことをしてたら絶対に勝てないよ。卑屈になる必要はないけど、オレたちはアンダードッグなんだから、アンダードッグになりきるしたたかさが大事だ。高松を絶対に先発で使ってくれなんて言わないけど、せめて「お、田坂さん勝負に出たな」ってとこを見せてほしい。この日くらいは教えたことをきっちりと出させる「先生」ではなくて、「勝負師」であるところを見せてほしい。

最後に。この試合が終われば残り10試合。いよいよ最後の直線に入る。この段階でオレが望みたいのは「ジョーカー」の出現。チームに勢いを持たせるような「ジョーカー」の出現こそラストスパートの原動力になるはずだ。その役回りを演じるのは新戦力の林なのか、ジョンハンなのか。オレは別に誰でもいいと思ってるけど、秘かに期待してるのはキジ。シーズン序盤のような輝きをもう一度取り戻して、チームを前に進めてほしい。「ジョーカー」という「ラストピース」をはめ込んで、「昇格」というパズルを完成させたい。

さあ、決戦!絶対に勝つ!
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本当に勝ち点1でOK?(31節岡山戦)

2012-08-27 22:44:29 | マッチレポート12’
今回は色々あって試合当日の朝は大分にいました。なので合同新聞が読める環境でした。合同新聞にタメが前線起用なんて話が出てました。本当にそうであればボランチにはフレッシュな選手が入るし、楽しみだと思ってたけど、結局田坂さんは田坂さんのままだった。

昨日の岡山は本当に暑かった。ヴェルディ戦は参戦していないので分からないけど、水戸戦と比較すると比べ物にならないくらい暑かった。今回は岡山も大分も前節から一人もメンバーを変えてこなかった。ただ田坂さんも言ってる通り、岡山はホーム連戦で移動の負担がなかった。ここ数試合を観ていて他チームに比べてフィジカルが明らかに劣っていることは隠しようがない。さらに田坂さんの試合後のコメントを読むと、「前半に押し込まれるのは想定の範囲内」と言ってる。うーん、これって分かってたのに手を打たなかったように思えてしまうんだけど、考え過ぎだろうか。正直スタメン発表を見て、いつもの田坂さんと変わりがないのを確認して少しテンションが落ちてました。で、試合が始まってまさに田坂さんもオレも想定通りの試合展開になって、サポーターであるオレはどうしたらいいのよという思いで試合を観ていた。

そりゃ、しんどいよ。走れない選手を責めるつもりなんて毛頭ない。昨日の大分側のスタンドで熱中症の手当てっぽいことをしてる人を何人も見た。それくらい過酷な環境で走り続けることが容易でないことは十分に分かる。それもたった4日前にも死にもの狂いで走ったばかり。週1の試合間隔ならそんなにこだわらない。過酷な連戦だったこの日の選手起用には本当に注目してただけに、残念だった。もっと控えの選手を信頼してあげてほしかった。

「『選手にはよくやった』と言った」というメディア用に出してるコメントを全て額面通りに受け取るつもりはないけど、北九州、水戸、岡山と中位のクラブから今月だけで勝ち点8も落としたことを田坂さんはどう評価してるんだろうか。

オレは率直に言ってこの勝ち点1はやれることをやり切ってないという観点から不満。

大事な総力戦を前にネガティブなことばかり言ってても仕方ないからこの記事の投稿ボタンを押した瞬間から切り替えるけど、優勝を狙うなら甲府戦で求められるのは勝ち点3のみ。岡山戦を勝ち切ってれば、試合展開によっては勝ち点1でもという選択肢もあっただろうけど、もうその選択肢はなくなった。負けは言わずもがな、引き分けたら直近5試合の勝ち点は5だからね。1試合勝ち点1は残留を目指すクラブの目標であって昇格を目指すクラブのそれではない。この試合が終われば少し時間がとれる。文字通り総力を結集して勝ち点3を取りにいきたい。田坂さん、総力戦だよ総力戦。

岡山戦はさぼったので、甲府戦のプレビューはきっちりと書こうと思う。


<前半戦との勝ち点比較>(31節終了時点・残り11試合)

○対戦相手別勝ち点差 -5

○試合消化数勝ち点差 -4
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正に漢!チェ・ジョンハン!(30節東京V戦)

2012-08-22 23:27:28 | マッチレポート12’
気持ちの見えるいいゲームだった。

内容は百点とまでは言えないものの、得意のセットプレーで先制、少しミスも絡んで失点してしまったものの、選手交代で流れを取り返して、その交代選手が決勝ゴールを奪うという流れは良かったと思う。そして繰り返しになるけど、何よりも90分を通して気持ちが見えた。同点にされた後に全体的に重くなって、今までであればそのまま盛り返せないことが多かったけど、もう一度自ら流れを手繰り寄せられたことが大きかったと思う。モリシのコメントを聞いていれば、今日は全員が強い気持ちで試合に入っていたことがよく分かった。これをスタンダードにしていこう。残りたったの12試合。時間にしてたったの1080分。気合いで全てを片付けたくはないけど、今日は気持ちで勝てた部分が大きかったと思う。

今日はまず先発を3人入れ替えた。これは今までの田坂さんのやり方からすると大きな変化だと思う。日曜日まで続く連戦。さらに1ヶ月後にも連戦がある。それを考えてもこの成功は大きな収穫だ。個人的には岡山戦にはキャプテンを復帰させてほしいと思っている。これはタメや丸谷が悪かったということではなくて、これだけ厳しい環境下で試合を続けている以上、わずかな個人の出来の差ならフレッシュな選手を入れた方がより効果的だと思うから。あとは前の3人もタレントが揃ってるだけに替えてもいいと思う。

今日はマツケンが今季初先発。1対1の対応で若干不安定なところを見せたけども、やはり上がりはいいものを持ってるところを見せてくれた。チームでなかなか出番がない若手選手が年代別代表に選ばれて自信を付けて帰ってきて、その経験をチームに還元する。これは好循環だね。ルーキー時代のモリゲを思い出す。モリゲも大分ではなかなか出番がなかったもののワールドユースのメンバーには常に選ばれて、自信を付けて帰ってきて、そしてワールドユースの本大会後には大分でレギュラーに定着した。マツケンにはモリゲみたいになってほしいと思う。今日久しぶりに見たマツケンは体から発せられるオーラがそう見せるのか、体がデカくなってるように感じた。もちろんサクや土岐田もそう簡単に譲るつもりはないだろうし、バンバン競ってほしい。

そして待ちに待ったぜ、俺たちのナンバー10!崔正漢!この大事な試合のあの場面で決められるのは、文字通り、正に漢だぜ!ケガはあったにせよ、10番を付けて30節まで無得点だったのは苦しかったと思う。チーム事情でサイドをやらされることが多かったけど、やっぱりジョンハンは前の選手。もっともっと点を取ってほしい。ジョンハンに使えるメドが立つと、ジョンハン、高松、林、キジとカードも豪華になる。もちろん全員レギュラーを張るだけの力もあるし。個人的には今のピッチには今日のようなサッカーがいいと思ってるけど、それならばモリシと高松を並びたててほしいとずっと思ってる。モリシ⇔高松の交代がずっと続いてるけど、もったいないと思ってしまう。FW陣が充実してきた今だからこそやれると思うんだけど、田坂さん、どうでしょ?

やっと果たせた上位クラブ越え。でもその前は2連敗しているわけで直近3試合で考えれば3試合連続引き分けと勝ち点数では同じ。浮かれられるのは今夜だけ。今日の勝ちに本当の価値が生まれるのは岡山戦に勝った時だ。今日の成功イメージを大事にして、残り12試合がんばろう!!


<前半戦との勝ち点比較>(30節終了時点・残り12試合)

○対戦相手別勝ち点差 -3

○試合消化数勝ち点差 -2
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次節ジャッジメントゲーム(29節水戸戦)

2012-08-20 02:01:06 | マッチレポート12’
結果論じゃなくて追いつかれると思ってた。作田が退場した時点じゃなくて、その後のベタ引きした布陣を見て、そう思った。去年のアウェイ富山戦とやってることが全く同じ。あそこまで引いたら耐えられないことは一年経って忘れてしまったのだろうか。ただまさか逆転までされるとは思ってなかった。もう予想を超えるところまでチーム状態の悪化は進んでしまってるのかもしれない。

相手が10人になっても負ける、自分たちが10人になっても負ける。もう救いようない。四国で連勝してちょっと現実から目を逸らしてしまったけど、その後の愛媛と徳島の結果を見れば、運が良かっただけだということは誰でも分かる。

それにしても走れない。確かに今年は去年に比べて、厳しいフィジカルトレーニングをしているという情報が聞こえてこなかった。当たり前の光景になって、聞こえてこなかっただけかもしれないけど。走れない理由として、フィジカルをサボったかもというのともう一つ、メンバーを固定しすぎていて、特定のレギュラーに疲労の蓄積が集中しているとも考えられる。個人的にはどちらかというと後者だと思ってる。冷静に考えて、田坂さんはメンバーをいじらなすぎだと思う。さすがに次節はそこそこメンバーを変えてくると思うけど、これでいつも通りのメンバーでいって負けるようなことがあったら監督としての手腕を疑うよ。

5位?もう関係ないよね。PO圏外まで勝ち点差1だからね。次節ヴェルディ相手に勝ち点1を取れたとしてもPO圏外への脱落もあるわけだ。ここからの4戦でヴェルディ、甲府、京都と当たることを考えれば、もう脱落してるくらいの気持ちでいてもいいくらい。

あー、それにしても書けば書くほど希望がない。何とか勝ち点を稼いでいたアウェイの連勝もストップ。もうポゼッションの質についてはJ2で一番下といっても全く過言ではないと思う。録画も含めて今季相当のJ2の試合を観てるけど、大分より拙いボール回しをするチームはこの時期にはもうないよ。ポゼッションを志向するサッカーを目指して、それが出来ませんでしたというのは仕方のない部分もあると思う。選手たちの能力にも限界があるし、監督だけの責任だとは思わない。だけどオレが田坂さんに不満なのは、いつまで経っても踏ん切りをつけられずにズルズルと来てしまったことだ。「少しはサッカーを変えないと」と方向性の修正を匂わせたのは確かホーム岐阜戦の後。さっきも書いたけど、四国で運良く連勝してしまったことで、結局課題は先送り。その間に失った勝ち点6は途方もなく大きい数字だよ。

70時間後にやってくるホーム・ヴェルディ戦は今季の「ジャッジメントゲーム」になると思う。乱暴に言うと、負ければ今季の昇格についてはもう終わり。勝てば昇格なんて甘い話じゃなくて、勝ってやっとこの後昇格争いをしていく資格がある程度の話だ。乱暴にと言ったけど、実際にそれくらい重要な試合だよ。いや、自ら重要な試合にしちゃったよ。鬼気迫る試合をしてくれ。審判に抗議する暇があったら、一歩でも二歩でもいいから早く帰陣してくれ。全てを出し尽くしたんなら、試合終了後スタンドへ挨拶に回れなくても誰も責めないよ。文字通り全身全霊の試合を期待する。



それにしても今日の審判(名前も覚えてないけど)下手だったな。あんなのに裁かれたくなかったり、パンチとかエルボーとかすることを戦ってるってはき違える監督と試合したくなかったら、J1に上がる以外にないんだってことを今日つくづく感じた。


<前半戦との勝ち点比較>(29節終了時点・残り13試合)

○対戦相手別勝ち点差 -6

○試合消化数勝ち点差 -2

(この数字ももう書くの止めようかな。絶望的な気持ちになるだけだ。)
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「勝ってチャラ」にならないように

2012-08-16 23:47:36 | トリニータ
ちょっと早めですが、水戸戦プレビューです。

前節で全日程の3分の2を消化。ここからいよいよ終盤戦に突入していくことになる。未だホームスタジアムの攻略法(本来こんな変な言葉ないはずなんだけど)を見つけられず、迷走する大分トリニータ。順位こそ自動昇格圏まで勝ち点差1の5位だけど、この目の前の数字のマジックに騙されたらダメだ。全体の3分の2が終わったということは、折り返してからも早くも3分の1が終了したということ。折り返してからのホームでの結果を並べてみると、

22節 富山戦(21位)  △

24節 湘南戦(3位)   ●

25節 岐阜戦(19位)  △

28節 北九州戦(13位) ●
※( )内は現在の順位

改めて書くまでもないけど、下位クラブ相手にもう既にこんなにも勝ち点を落としている。言い換えれば、残りの14試合にほとんどの上位クラブとの対戦を残した状態で今の順位だってことだ。もちろん直接対決を残していることはいい方に捉えることも出来るけど、ハッキリ言って今のチームの状態ではそんな強気なことは言えない。ただもう本当に崖っぷちまで来てることをみんなで認識しないといけない。よく「残りの試合は全て決勝戦のつもりで戦います」っていうコメントを聞くけど、こういうことを言ってる人が最終的に目標を成し遂げるのを見た記憶がない。今の大分がそこまで追い詰められてるとは思わないけども、そうなる前に早急にチームの立て直しが必要だと思う。時間はあまりない。

あと3日で水戸戦。いつもであればスタジアム観戦が近づいてくれば、ウズウズしてくるけど、今回はあんまりテンションが上がってこない。理由は多分「勝ってチャラ」という思いが心の中にあって、それが負の緊張感を運んできちゃってるんじゃないかなと自己分析してる。これだけホームで勝てないチームがこの順位にいられるのは当然のことながらアウェイでパーフェクトな成績をあげているからに他ならない。だけど逆に言えば、北九州戦のような試合の落とし方をしていると、もはやアウェイでは絶対に勝たなければならないという状況に陥り始める。これは選手にとってとてつもないプレッシャーになるだろうし、サポーターである我々にも上記のような暗い影を落とすことになる。勝てている今はいい。でもこれが一回でも負ければまさに「負のスパイラル」に一直線。

前節の甲府-水戸をチェックしました。水戸はもちろん甲府とも2週間後には大きなターニングポイントになるであろう総力戦での対戦が控えているので、両方の目線で観ました。観る前の水戸の印象は鈴木隆行が出場停止で塩谷が移籍。チーム力としてはかなり下がってるだろうなという感じだったんだけど、どうしてどうして。小瀬のピッチが素晴らしかったこともあるとは思うけど、それを差し引いても水戸のポゼッションはとてもいい。リズム感が良く、ボランチにもボールがどんどん入る。これで最前線で鈴木隆行がさらにポイントを作るようになると、手に負えなくなりそう。確かに塩谷の移籍は痛手だとは思うけど、その代わりと言っては何だけど、前線の補強には成功しているイメージ。ガンバから移籍してきた星原選手は50mのタイムが五輪代表の永井選手と全く同じ5秒8らしい。確かにこの試合でも素走りが速いところを何度も見せてた。合流からまだ間もないこともあってフィットしてるとは言いづらいけど、同じく鈴木隆行が入ると、機能しそうな気がして、ちょっといやだ。さらに明治大学からの強化指定で入ってきた山村選手も2列目でレギュラーで出てる。こちらもスピードがあって、思い切りもいい。既にゴールも決めていて、凍傷が来季水戸に加入してくれるかどうかを今から心配するほどの逸材。シーズン当初2列目のレギュラーだった小澤選手や島田選手はケガなのかメンバー入りしてないにも関わらず、吉原選手や岡本選手をベンチに置いておける布陣。さらに今週はDFラインの補強も発表。かなり難しい試合になるのは間違いない。だから試合に思いを馳せれば馳せるほど、気持ちが下がっていく。こんなチキンっぷりで、万が一プレーオフにでも出ようもんなら心臓がもつかどうか本気で心配。

一方の甲府。現在6連勝中。この日はダヴィがいなかったにも関わらず、曲者・水戸を退けた。何とシュート3本で勝ち点3を獲得してる。前半の早い時間帯にファーストシュートで先制するとその後は一方的に水戸に攻め込まれるも、決定的なシーンは作らせず。シュート数が少ない一方、被シュートも4本と少なく抑えている。「これが首位か」というような圧倒的なサッカーをしてるわけじゃないんだけど、逆にその落ち着いた試合運びが一ランク上のチームだという印象を持たせる。押され気味だった前半を受けてハーフタイムに城福監督からフォアチェックの指示が出ると、後半は前線がそれを忠実に実行して、またすぐに機能する。DFラインの4枚は福田・盛田・津田・佐々木と決して名前で守りきれるメンツじゃない。それでもけっこういいサッカーを展開してきた水戸をシュート4本で完封してしまう。かと思ったら、終盤にフェルが途中交代で出てくるという層の厚さも持つ。甲府はクラブ全体がうまく回ってるなと思う。シーズン当初はダヴィ頼みのサッカーで、最もチームが崩壊しそうな印象だったのに、城福監督がうまくチームを作ってるんだろうなと思わされる。6連勝は千葉、東京Vも含んでのものだし、この後1試合挟んで、山形、横C、大分と3連戦。ここでそこそこの成績を残すようなら、早々に1抜けの雰囲気をプンプンとさせているのが、今の甲府だと思う。総力戦、文字通りクラブの総力を結集してぶつかっていかなきゃならん。で、必ず越えなきゃならん。

最後に我が大分トリニータについてはポゼッションでちょっと思うことがあるので、水戸戦で最終確認してから一つの記事として書きたいと思います。

全日程の3分の2が終わったということは、攻撃に例えれば、ここからアタッキングサードに侵入していく段階だ。ここまでの大分トリニータの試合といえば、自陣では何となく攻めて、いったんアタッキングサードに入れば、尋常じゃないくらいの勝負強さと決定力の高さで勝ち点を拾いまくってきた。エリアの最後の3分の1だけじゃなく、シーズンの最後の3分の1でもあの勝負強さと決定力の高さで勝ち切っていきたい。現実を見せつけられるんじゃないかという思いは本当に怖い。でも最後はチームを信じるしかない。強い決意とともに、週末は水戸へ。
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走力戦どこいった?(28節北九州戦)

2012-08-12 20:04:21 | マッチレポート12’
辛辣に書きます。

とりあえずいったん昇格について語るのやめた方がいいと思う。こんな試合してるクラブに昇格について語る資格はない。

ボロクソに書こうと思えば、いくらでも書ける。ただそんなこと書いても何の意味もないから控える。ただ繰り返すけど、ホームで下位相手にこんな試合をしてるクラブに昇格を語る資格はない。

勝負強くなった一方、本当に走れなくなった。いや、走らなくなったかな?走れないじゃなくて、走らない。そんなクラブに昇格を語る資格はない。

次の水戸戦はアウェイだし、こんな試合の後だから当然勝つんだろうけど、そこにあまり意味はないと思う。いい加減ホームで結果出せよ。ここまでホームで不甲斐ないクラブに昇格を語る資格はない。

以上、早く昇格を語るにふさわしいクラブになりましょう。



<前半戦との勝ち点比較>(28節終了時点・残り14試合)

○対戦相手別勝ち点差 -3

○試合消化数勝ち点差 -1
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手は打ってくるのか?

2012-08-11 23:30:02 | トリニータ
北九州戦プレビューです。

今回は北九州の前節・町田戦をチェックしましたが、相手の研究はあまりしません。簡単にまとめると6月の対戦時と比較するとかなり調子が上がっていると思われるということ。攻撃に積極性があり、押し込まれ続ける展開は避けたい。

今節のポイントは一にも二にも、ピッチ状態がどうなのかということと、そこに対して田坂さんは具体的な策を打ってくるのかということに尽きる。キックオフ時間が18時以降になった第19節横浜FC戦以降を夏の試合とすると、そこから9試合。ホームとアウェイ別に成績を分けるとその差は歴然。ホームが4試合で勝ち点5に対して、アウェイは5試合で勝ち点15。ホームとアウェイのどこに違いがあるのかと言えば、明らかにピッチ状態の違いである。ホームスタジアムのピッチに手を焼いているのは間違いない。ロンドン五輪の男子サッカー・3位決定戦の韓国戦を観ていて、日本代表に大分トリニータを重ね合わせて微妙な気持ちになったのはオレだけじゃないはず。デコボコのピッチとうまく折り合えず、立て続けにパスミスやトラップミスでボールをロストしてしまう。シンプルなサッカーを徹底して得点を重ねる韓国代表を目の前にして、自滅で苛立ちを募らせる日本代表は、ここ数試合の大銀ドームで苦しむ大分トリニータそのもの。

田坂さんがかなり頑固なのは、今までの選手起用を見ていればよく分かる。でもそれは選手に対する信頼の裏返しでもあるし、悪いとは思わないけど、ここまで数字で出ていることに対して、手を打たないのであれば、それはただの意地っ張りでしかない。この北九州戦である程度の方向性を示して、出来れば結果に結び付けておかないと、この後大銀ドームに迎えるのは東京Vと総力戦の甲府。後半戦に入って、もう十分に勝ち点を落としているので、前半戦と同様に上位チームに勝てなくても昇格圏やPO圏に居続けられる状態ではなくなっている。

ということで、明日の試合は北九州がどんなメンバーで来るとか、どんなサッカーを展開するとかよりも、田坂さんが選手に対してどんな指示を出すか。興味はそこ一点。

「縦ポン」とか「放り込み」なんていうネガティブに聞こえがちな表現をするからうまくいかないんだと思う。前線にモリシという明確かつ強固なターゲットがいて、そこに対するロングフィードであると考えればいいだけだよ。放り込むんじゃない。パスの距離が少し長いだけだ。今節はCBのコモが出場停止のため、予想ではそこに宮本選手が入るようだ。宮本選手は非常に身長が低い。少々アバウトでも何度もモリシと競らされるストレスを考えれば、それだけで効果的だと思う。モリシへのロングフィードを見せておけば、DFラインが下がり気味になって中盤にスペースも生まれる。そしたらパスを回して崩していくことを狙っていけばいいと思う。もちろんそんなにうまくいくことばかりじゃないのは分かるけど、どうもシンプルなサッカーに対する考え方がネガティブ過ぎると思う。本当によく思う。猛烈にプレスをかけられてやむなく前線に蹴るんじゃなく、狙ってロングフィードを出すんだ。

長々と書きましたが、岐阜戦から3週間も経ったので、ピッチ状態が劇的改善をはたしてくれれば、こんなことを考える必要もないんだけど、まあそれは無理だろうね。むしろ悪化してると思っといた方がいいね。
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森の巨人たち百選

2012-08-11 23:28:55 | スタンプラリー
林野庁認定「森の巨人たち百選」


1.浜益の千本ナラ(北海道石狩市)


2.自生北限付近のクリの巨木(北海道江別市)


3.七尺ニレ(北海道下川町)
【枯死】


4.ピンネシリの千本しな(北海道中頓別町)


5.美瑛の森の神様カツラ(北海道美瑛町)


6.置戸の三本カツラ(北海道置戸町)


7.オホーツクのヤチダモ(北海道網走市)


8.標茶のミズナラ(北海道標茶町)


9.十勝三股のニレ(北海道上士幌町)


10.洞爺湖中島のアカエゾマツ(北海道壮瞥町)
【枯死】


11.乙部の緑桂(北海道乙部町)


12.コブ杉(秋田県上小阿仁村)


13.きみまち杉(秋田県能代市)


14.白神のシンボル(秋田県藤里町)


15.めおと杉(秋田県秋田市)


16.日本一のブナ(秋田県仙北市)


17.日本一のクリ(秋田県仙北市)


18.オブ山の大杉(秋田県大仙市)


19.法内の八本杉(秋田県由利本荘市)


20.あがりこ大王(秋田県にかほ市)


21.上倉山のクラベ山形県朝日町)


22.女甑山の大カツラ(山形県真室川町)


23.滝の沢の一本杉(山形県真室川町)


24.岩神権現のクロベ(山形県大蔵村)


25.吾妻のミズナラ(山形県米沢市)


26.飯豊山のヤチダモ(山形県小国町)


27.大鰐の神木(青森県大鰐町)


28.馬場山のアカマツ巨樹(青森県青森市)


29.脇野沢千年ヒバ(青森県むつ市)


30.おぐり(青森県むつ市)


31.重茂の大ケヤキ(岩手県宮古市)


32.和賀仙人姥スギ(岩手県北上市)


33.えぼし千年杉(宮城県蔵王町)


34.剣桂(福島県西郷村)


35.御鍋神社境内のサワラ(福島県天栄村)


36.峠路のケヤキ(福島県昭和村)


37.杓子ヶ入メグスリノキ(福島県喜多方市)


38.越代の桜(福島県古殿町)


39.イロハモミジの巨木(栃木県那須塩原市)


40.太郎モミ(栃木県日光市)


41.奥利根のブナ太郎(群馬県みなかみ町)


42.嫗仙の滝のカツラ(群馬県草津町)


43.菅名岳大トチ(新潟県五泉市)


44.見倉の大トチ(新潟県津南町)


45.御岩山の三本杉(茨城県日立市)

2012.8.19踏破


46.天城山太郎杉(静岡県伊豆市)


47.シラヌタの大杉(静岡県東伊豆町)


48.森太郎(長野県飯山市)


49.茂来山トチノキ(長野県佐久穂町)


50.弘法大師のさかさ杖(長野県東御市)


51.ジャンボカラマツ(長野県塩尻市)


52.ブナ平立山のスギ(富山県立山町)


53.神坂大檜(岐阜県中津川市)


54.宮の大イチイ(岐阜県高山市)


55.平湯の大ネズコ(岐阜県高山市)


56.天保林大ヒノキ(岐阜県下呂市)


57.荘川のヒメコマツ(岐阜県高山市)


58.荘川のヒノキ(岐阜県高山市)


59.笠木(岐阜県恵那市)


60.大悲山の三本杉(京都府京都市)


61.上津灰のミズメ(京都府綾部市)


62.持経千年桧(奈良県十津川村)


63.コモチカツラ(石川県白山市)


64.岩谷のトチノキ(福井県南越前町)


65.桃木峠の大杉(福井県大野市)


66.一本杉(三重県大台町)


67.大又のカツラ(三重県熊野町)


68.弘法杉(和歌山県田辺市)


69.安蔵寺山の大ミズナラ(島根県津和野町)


70.大山のミズナラ(鳥取県大山町)


71.臥牛山のアベマキ(岡山県高梁市)

2012.8.26踏破


72.四本杉(広島県広島市)


73.三本杉(山口県山口市)


74.大屋敷のケヤキ(香川県高松市)


75.猪伏の大トチ(愛媛県久万高原町)


76.四万十の檜仙人(高知県四万十市)


77.四万十源流の大モミ(高知県津野町)


78.さおりヶ原の巨人たち・イヌザクラ(高知県香美市)


79.さおりヶ原の巨人たち・トチノキ(高知県香美市)


80.千本山橋の大杉(高知県馬路村)


81.立花山大クス(福岡県新宮町)


82.若スギトウダの二又(福岡県篠栗町)


83.鬼杉(福岡県添田町)


84.大王杉(行者の父)(福岡県東峰村)


85.萱瀬スギ(長崎県大村市)


86.小松神社御神木(熊本県山都町)


87.尾鈴大山神(宮崎県都農町)


88.鬼の目杉(宮崎県延岡市)


89.吹山のコウヤマキ(宮崎県西都市)


90.青井岳のカヤ(宮崎県都城市)


91.御池野鳥の森の巨木(宮崎県都城市)


92.エドヒガンザクラ(鹿児島県伊佐市)


93.三州谷の大ケヤキ(鹿児島県大口市)
【枯死】


94.紫尾山のアカガシ(鹿児島県出水市)
【枯死】


95.スダジイの巨木(鹿児島県鹿屋市)


96.縄文杉(鹿児島県屋久島町)


97.弥生杉(鹿児島県屋久島町)


98.紀元杉(鹿児島県屋久島町)


99.サキシマスオウノキ(沖縄県竹富町)

2012.8.10踏破

100.ウダラ川上流ヒルギ(沖縄県竹富町)


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日本の滝百選

2012-08-11 22:24:15 | スタンプラリー
1.羽衣の滝(北海道東川町)


2.インクラの滝(北海道白老町)


3.飛竜賀老の滝(北海道島牧村)


4.流星・銀河の滝(北海道上川町)
【踏破済・未スタンプ】


5.アシリベツの滝(北海道札幌市)


6.オシンコシンの滝(北海道斜里町)

2013.8.22踏破

7.くろくまの滝(青森県鰺ヶ沢町)


8.松見の滝(青森県十和田市)


9.不動の滝(岩手県八幡平市)


10.秋保大滝(宮城県仙台市)


11.三階の滝(宮城県蔵王町)


12.七滝(秋田県小坂町)


13.茶釜の滝(秋田県鹿角市)


14.法体の滝(秋田県由利本荘市)


15.安の滝(秋田県北秋田市)


16.滑川大滝(山形県米沢市)


17.白糸の滝(山形県戸沢村)


18.七ツ滝(山形県鶴岡市)


19.乙字ヶ滝(福島県須賀川市)


20.三条の滝(福島県南会津郡桧枝岐村)


21.銚子ヶ滝(福島県郡山市)


22.袋田の滝(茨城県大子町)

2012.8.19踏破


23.華厳滝(栃木県日光市)
【踏破済・未スタンプ】


24.霧降の滝(栃木県日光市)
【踏破済・未スタンプ】


25.吹割の滝(群馬県沼田市)


26.常布の滝(群馬県草津町)


27.棚下の不動滝(群馬県渋川市)


28.丸神の滝(埼玉県小鹿野町)


29.払沢の滝(東京都桧原村)
【踏破済・未スタンプ】


30.早戸大滝(神奈川県相模原市)


31.洒水の滝(神奈川県山北町)


32.七ツ釜五段の滝(山梨県山梨市)


33.北精進ヶ滝(山梨県北杜市)


34.仙娥滝(山梨県甲府市)


35.鈴ヶ滝(新潟県村上市)


36.苗名滝(新潟県妙高市)


37.惣滝(新潟県妙高市)


38.称名滝(富山県立山町)


39.姥ヶ滝(石川県白山市)


40.龍双ヶ滝(福井県池田町)


41.米子大瀑布(長野県須坂市)


42.三本滝(長野県松本市)


43.田立の滝(長野県南木曽村)


44.根尾の滝(岐阜県下呂市)


45.平湯大滝(岐阜県高山市)


46.養老の滝(岐阜県養老市)


47.阿弥陀ヶ滝(岐阜県郡上市)


48.安倍の大滝(静岡県静岡市)


49.浄蓮の滝(静岡県伊豆市)


50.白糸の滝・音止めの滝(静岡県富士宮市)


51.阿寺の七滝(愛知県新城市)


52.布引の滝(三重県熊野市)


53.赤目四十八滝(三重県名張市)


54.七ツ釜滝(三重県大台町)


55.八ツ淵の滝(滋賀県高島市)


56.金引の滝(京都府宮津市)


57.箕面滝(大阪府箕面市)


58.原不動滝(兵庫県宍粟市)


59.猿尾滝(兵庫県香美市)


60.天滝(兵庫県養父市)


61.布引の滝(兵庫県神戸市)


62.双門の滝(奈良県天川村)


63.不動七重の滝(奈良県下北山村)


64.笹の滝(奈良県十津川村)


65.中の滝(奈良県上北山村)


66.那智滝(和歌山県那智勝浦町)


67.桑ノ木の滝(和歌山県新宮市)


68.八草の滝(和歌山県白浜町)


69.大山滝(鳥取県琴浦町)


70.雨滝(鳥取県鳥取市)

2012.10.21踏破

71.壇鏡の滝(島根県隠岐の島町)


72.龍頭八重滝(島根県雲南市)


73.神庭の滝(岡山県真庭市)


74.常清滝(広島県三次市)


75.寂地峡五竜の滝(山口県岩国市)


76.大釜の滝(徳島県那賀町)


77.轟九十九滝(徳島県海陽町)


78.雨乞の滝(徳島県神山町)


79.雪輪の滝(愛媛県宇和島市)


80.御来光の滝(愛媛県久万高原町)


81.龍王の滝(高知県大豊町)


82.轟の滝(高知県香美市)


83.大樽の滝(高知県越知町)


84.観音の滝(佐賀県唐津市)


85.見帰りの滝(佐賀県唐津市)
【踏破済・未スタンプ】


86.四十三万滝(熊本県菊池市)


87.栴檀轟の滝(熊本県八代市)


88.数鹿流ヶ滝(熊本県南阿蘇村)

2012.9.17踏破


89.鹿目の滝(熊本県人吉市)


90.東椎屋の滝(大分県宇佐市)
【踏破済・見スタンプ】


91.原尻の滝(大分県豊後大野市)


92.震動の滝(大分県九重町)
【踏破済・未スタンプ】


93.西椎屋の滝(大分県玖珠町)


94.関之尾滝(宮崎県都城市)


95.矢研の滝(宮崎県都農町)


96.むかばきの滝(宮崎県延岡市)


97.真名井の滝(宮崎県高千穂町)


98.龍門滝(鹿児島県姶良市)


99.大川の滝(鹿児島県屋久島町)


100.マリユドゥの滝(沖縄県竹富町)
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徳島いいとこ、でも来年は行かないと強く決意(徳島遠征記)

2012-08-06 12:28:33 | 遠征記
今週から夏休みに突入したため、日曜ナイトゲームでも当日に帰ってくる必要がないので、徳島遠征に行ってきました。メインイベントの試合は本当にこれ以上ないくらいの快勝だったわけですが、ここでは試合までの遠征記を書いておこうと思います。帰宅してから書こうかなと思ってたんだけど、今帰りの新幹線の車中で隣のオヤジとの真ん中の肘掛争奪戦に負けたので、何か他のことしようと思ったわけです。

今回は行きは夜行バスで行きました。夜行バスは寝られないとひたすらに時間が長いので、当日はなでしこで夜更かしをしたにも関わらず、9時には起きて、さらに昼寝をしないようにして、万全の体調で乗り込んだので、かなりよく眠れました。

さて、朝7時に徳島駅に放り出されましたが、とりあえずやることもなし。


何となく眉山方面に歩きだしました。正面に見えるのが眉山です。ただ山頂に行くロープウェイの始発が9時ということで、いきなり時間を持て余すことに。


何とか時間をつぶして始発で山頂に。素晴らしい見晴らしでした。


眉山山頂から望む大鳴門橋。橋の向こうが淡路島ですね。




徳島の街は来週から始まる阿波踊りの準備の真っ最中でした。去年だったか、一昨年だったか阿波踊り開催中に徳島戦に当たった水戸の凍傷が徳島市内で宿が確保出来なかったって文句言ってたのが思い出される。まあでもそれくらい人が来るんだろうね。一度は生で見てみたい。


さて、下山してきてもまだ9時半。次はラーメン食べようと思ってたんだけど、「いのたに」は食べログによると10時半開店になってたので、またもや時間を持て余すなと思って、ダメもとでお店に行ったら、10時前からやってたので、「ラッキー!」と入店。


今回は「いのたに」に行くと最初から決めてたんだけど、京都在住経験者からするとどうしても「ますたに」と混同してしまって名前がスッと出てこない。イメージからもっとこってりかと思ったんだけど、そうでもなく意外とさっぱり。お肉がやけに塩辛いのが気になりました。


徳島駅。ヴォルティス、認知されとりますな。


徳島駅でちょろっと撮影会をして、鳴門に向かいます。


途中、池谷という駅で鳴門線に乗り換えます。線路がY字状に分岐してて、そのY字の真ん中のところに駅舎があるというユニークな造り。




左端にも右端にも電車が停車してるのが分かりますかね。真ん中の建物が駅舎です。


アンパンマンデザインの車両。アンパンマンの電車が走ってるのは高知だと思ってたんだけど、徳島にも走ってるんですね。


鳴門に着いてすぐに鳴門海峡の渦潮を見に行きました。




まずは「渦の道」という大鳴門橋の道路の下を歩いて、渦を上から見る。まだ大潮まで1時間以上ありましたが、かなり潮の流れがあり、迫力ありました。


続いて観潮船に乗って、海の上から渦潮を見ます。周りは穏やかなのに、橋の下だけしぶきが上がってるのが、分かりますかね。






残念ながら本当に渦になってるところまでは見られませんでしたが、それでも迫力のある潮の流れを見られただけで満足でした。まさに海の中に川が流れてる感じで、ああいうのを見ると潮の満ち引きがよく分かります。


試合後はお肉で祝勝会。こういう時ってお店も当たりを引くもの。0時の位置から、ホソさん、ハラミさん、カルビさん、レバーさん。西日本に来るとメニューに「ホソ」があるんだよね。徳島は関西圏に近いから牛を選んどけば間違いないという読みが当たった。

ということで徳島を十分に堪能したので、もうしばらくはいいです。徳島はいいとこだし、お得意様だし、これからも末長くお付き合いをしたい先ではありますが、徳島ヴォルティスがPO圏まで勝ち点差15という現状を考えると、来季は別のカテゴリーにいたいもんだ。お得意様との決別こそ、大分が一つ上のステージに上がり、成長するってことだと思う。いつまで経っても甘やかしてくれるオレたちと別れられない千葉を見ててそう思う。
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鳴門でイオンサプライ(27節徳島戦)

2012-08-06 00:07:09 | マッチレポート12’
夏場にサッカーの試合などの屋外でのイベントに行くと「水分をこまめに取り、熱中症に気をつけましょう。」的な注意放送が流れたりしますが、鳴門はさすがポカスタを名乗るだけあって、「水分と電解質を取りましょう。」なんて放送が流れてました。ここ鳴門の地で勝ち点3と得失点差4というこの上ないイオンを充填していただきました。お得意様、あざーす!


試合が終わった瞬間、「よし、10人相手でけっこう楽して勝てたぞ」って思ってました。するとバタバタと倒れていく大分の選手たち。ちなみにこの写真は試合終了後の土岐田だけど、しばらく立ち上がれなかった。4点差の圧勝と言えども、選手たちは必死に走ってたんだね。ヤスが出場停止で、ガミさんもバスに乗り込む姿を見てたら正直次節は厳しいかなという感じ。まあでも、これからはカードトラブルなり、ケガなりで思い通りのメンバーで戦えることの方が少ないだろうから、チャンスが回ってきた選手には思い切ってプレーしてほしい。






もうこの二人のエンタータイナーぶりにには脱帽するしかない。さんぺーはこの日のゴールでもう12ゴール。リーグ得点ランキング単独3位に浮上してきた。しかしさんぺーのスゴいところはPKも蹴らず(もっと言えば、自分で取ったPKも蹴らず)、FWでもトップ下でもなくスタートポジションはゴールから遠く離れたWBなのにこのスコアということだ。もはや実質J2日本人得点王といって何ら差し支えない。気が早いけど、来年さんぺーを大分に繋ぎとめるには「大分昇格+湘南残留」以外にないと思う。やきもきしてもどうなるもんでもないけど、何とかしたい。

これで3位に浮上。順位が上がったのはいいんだけど、京都が復調してきたので、以前よりもPO圏外も近付いてきてしまった。山形のようにたった3試合引き分けを続けただけで圏外に落ちてしまうんだから6位以内を争う戦いはし烈で、なおかつ恐い。

チームはアウェイ5連勝を達成。さらに個人的にはスタジアム参戦5連勝を達成しました。それもその間、11得点0失点という驚異的な好成績。実はもう丸2ヶ月以上も目の前でトリニータが失点するところを見ていません。それにしても4得点なんていつ以来だろ。けっこう3得点は頻繁にあるけど、4得点を観た記憶ってないな。スタジアムで観た4得点って05年のビッグアーチくらいまで遡らないと思い出せない。今日初めてSEE OFFもう無理って思っちゃった。こんな贅沢な話はないんだけど、一日に4回もSEE OFFやると死ぬほどきついってことを今日初めて知りました。でも今季もう一回くらいならSEE OFFで死んでもいいかなって思える。それが最終戦のアルウィンだったりすると、これまた面白いことになるんだけどね。そんな最終戦を是非ともいい順位で迎えたいもんだ。


<前半戦との勝ち点比較>(27節終了時点・残り15試合)

○対戦相手別勝ち点差 ±0

○試合消化数勝ち点差 -1
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アウェイは4連勝中

2012-08-04 13:46:27 | トリニータ
徳島戦プレビューです。

いまいち波に乗り切れていない感がある大分ですが、アウェイに関して言えば、現在4連勝中。その間のホームでの4試合で勝ち点が5しかあげられていないことを考えれば、まあそういうことなんでしょう。基本的に2試合に1回は試合をしなければならないホームが鬼門になんてなっちゃったら昇格への道はいばらの道どころじゃ済まされない。チーム戦術だけじゃなく、色々なことを早急に何とかしたい。

ということで現状ではアウェイの試合では絶対に勝ち点3を取らなければならない。今節対戦するのは徳島ヴォルティス。今季の順位予想で個人的には優勝に挙げたクラブだけど、名将コバちゃんの戦術が前半戦ではなかなか浸透せず、昇格争いに絡むことが出来ていない。ただここ5試合は負けなしの2勝3分と復調気味。ケガをしてた選手の復帰と夏の補強で陣容はかなり豪華になっており、そこが調子の上がってきた要因じゃないかなと思う。前節の熊本戦ではジオゴ、ドウグラス、アレックスのブラジリアントリオが揃って遠征に帯同しなかったにもかかわらず、ベンチに太田や杉本がいるという状態。エルゴラのスタメン予想では3人とも今節は試合に出られる状態のようなので、J2トップクラスの陣容で臨んでくるといっても決して過言ではない。頑なにスタメンをいじらず、レギュラークラスに疲弊感が見られる大分に対し、この夏場に高いレベルでローテーションが出来る徳島が主導権を握るような試合になると思われる。

ただ前節を観る限りでは、3-0の快勝と言えど、シュート数はわずかに5。効率がいいという言い方も出来るけど、そんなにいいサッカーをしてるわけではない。シュート数については1試合で5というだけでも少ないけど、流れの中でのシュートに限定すると前後半それぞれ1本ずつとほぼ打てていない。快勝とは言え、内容が良くないので、コバちゃんがメンバーを大幅に変えてくることも予想され、正直読みにくい。まとめると陣容は豪華だけど、強いのか弱いのかよく分からないといったところ。

ただチーム状態が良いとは言えない大分の現状を考えて、先制点を奪われるとかなりの確率で勝ち点が取れないと思った方がいい。熊本戦のメンバーならセットプレー時の守備もそんなに強そうじゃないし、ストロングポイントを全面に打ち出したサッカーで対抗していってほしい。

相手チームのことをつらつらと書きましたが、今節は大分がどういうサッカーをするかということの方が興味深い。前節愛媛戦で少し方向性を変えたのかなと思われるようなところがあったが、あれが狙ったものなのか、何となくそういうサッカーになったのか、この試合でしっかりと見極めたい。田坂さんが頻繁に使う言葉で「ボールを動かす」というのがあるけど、もうシーズンも3分の2が終わろうとしている。出し手に問題があるのか、全体の動きに問題があるのかは分からないけど、効果的にボランチの位置の選手にボールを入れることがいつまでも経っても出来ていない現状を考えると、少なくとも今季はそういうサッカーにこだわることはやめた方がいいと思ってる。モリシが出場停止になったこのタイミングで林選手の獲得が発表されたわけで、今節の林選手の遠征帯同は間違いないものと思われる。千葉や京都在籍時には単純に速い選手というイメージだったけど、田坂さんの評価は「賢い選手」のようだ。そういう選手が入ることで、血が巡るように突然組織が機能し始めることもあるし、こだわり続けるのなら、林選手のそういう働きぶりに期待したい。

色々な側面から試合を予想し始めるとキリがないんだけど、結局は相性の良さで何とかなんねーかなというのが正直なところです。勝ちてぇ。
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