Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

北関東全敗(20節群馬戦)

2014-06-29 00:42:55 | マッチレポート14’
そもそも去年のシーズン中から首尾一貫して田坂監督続投絶対反対派なので、これくらいの惨状は十分に予測してたから今さらバタバタするわけもなく。前節があのシチュエーションでアレでしょ。今日の試合もこんなもんでしょ。むしろ今までDF陣がギリギリで踏ん張って対症療法的に問題を先送りしてきただけの話であって、選手たちもうっすらとまずいことは分かってたんじゃないの。


20試合で19得点。うちセットプレーから5得点、PKで4得点、流れの中からはわずかに10得点。PKも仕掛けて奪ったものは2つで、残りの2つはセットプレーのもみ合いの中でもらったもの。別にセットプレーの得点が悪いとは言わないけど、ボールを動かして主導権を握るサッカーを目指してるチームが2試合に1ゴールしか流れの中からゴールを奪えないのなら、チアゴ・シウバとウーゴ・ロリスでも補強してこない限り後ろは耐えらんないよ。


ゴールが奪えないことの原因なんて挙げ出したらそれこそ星の数ほどありそうだけど、一つ思うのは何をしたいのか全く伝わってこないこと。今日は同点にしたすぐ後くらいに全員が連動してボールを追いこんでって相手に苦し紛れにパスを出させてセンターサークルあたりでボールを奪ったシーンがあったけど、全員の動きに意図が感じられたのって本当にそのプレーくらいで、あとはいつも通りアタッキングサードに侵入してからみんなで考え始めて、ボールをコネコネしてロスト、もしくは適当に真ん中に放り込んでは跳ね返されるの繰り返し。あれじゃゴールは奪えないよね。J2の場合は偶発的なチャンスが転がり込んでくることが多々あるから、それをドキドキワクワク待ってる方がよっぽど期待出来る。


あと、やっぱり今季のチームには自分の気持ちがうまく乗っかっていかない。ちょうど2年前の敷島での試合って、タメがゴリゴリサイド破って折り返したボールに高松が体ごと突っ込んでゴール奪ったりとか、すげぇいい試合だった記憶がある。もちろん負けた試合と比較しても意味はないけど、それにしても今季本当に気持ちがチームに乗っかってったなあっていう試合は福岡戦くらいなもん。みんな大人しそうだもんなぁ。シーズン前の編成段階でそういうのって考慮しないのかな。何だかんだ言ってもスタジアムで一番感じたいのってこの部分だから、今年のチームはホント残念。








次節は千葉戦。千葉はうちと勝ち点が3つしか差がないのに監督を解任。負ければ順位もひっくり返るし、進退かけていただくにはいいタイミングなんじゃない。まあやらんだろうけど。順位が下のチームにはきっちりと勝ててたから、内容がイマイチでも問題が表面化することはなかったけど、ここ3試合は全て順位が下のチーム(それも18位と2試合)にもかかわらず奪えた勝ち点わずかに1、奪われたゴールは何と8!本当に昇格を目指すのなら千葉戦に進退をかけてくれよ、つーかそれくらいの気持ちでやってくれよ。一緒に降格した磐田と湘南がきっちりと自動昇格圏をキープしててうちだけ蚊帳の外。何でこんなに差が付いたのでしょうか。同じような予算規模でやってるであろう湘南とたったの20試合で勝ち点27差、GDは44ですよ、44!!「勝ってこそスタイル」、やっぱ重たい言葉だなぁ。




改修後の正田醤油スタジアムは今回が初。今までは通り道でしかなかったゴール裏にスタンドが出来た。行く前は平塚みたいなのをイメージしてたけど、ボチボチ高さもあって見やすかった。




群馬はとにかく随所でお金がないアピールをしてた印象。このキャンペーンのサブタイトルもなかなか強烈だけど、驚くべきはその協賛企業全てが自動車ディーラーであること。さすがは世帯あたりの自動車保有台数が全国ナンバー1の群馬県だけはある。


支援募金お願いのチラシはアウェイ側にも配られてたけど、ブラジル人を2人も保有してたり、アウェイでフルベンチだったりとそこまで困ってるわけではなさそうなので、協力するつもりはない。
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ブラジルW杯優勝妄想

2014-06-27 23:50:15 | トリニータ
W杯による累積寝不足でなかなか体調不良から抜け出せない。W杯の試合のないこの週末のうちに万全に戻したかったものの、明日の敷島は雨予報。あそこの新しいゴール裏は屋根全くなかったような。。


大会前にやろうかなとも思ったんだけど、32ヶ国だと大変だし予備知識も薄いので、決勝トーナメントの組み合わせが決まったこのタイミングで優勝妄想やろうと思います。昨シーズンのオフから「予想」じゃなくて、「妄想」を使うのがお気に入りです。


まずは、ブラジル、チリ、コロンビア、ウルグアイの山。ここはスアレスの出場停止によって妄想がしやすくなった。ということで順当にブラジル。チリの試合は1つも観てないのでちょっと怖いけど、コロンビアは日本が惨敗してて言うのもアレだけど、あんまり強いという印象は受けなかった。ブラジルもめちゃめちゃ強いという印象は受けなかったけど、さすがに母国開催だしベスト4までは意地でも上がってくるんじゃないかな。


続いて、フランス、ナイジェリア、ドイツ、アルジェリアの山。1つ目の山が南米の山ならば、ここは有無ジェリアが同居するという奇跡のような組み合わせ。ここはフランスの勝ち上がりを妄想。というよりもフランスが優勝妄想です。ドイツはミュラーがあまり好きではないので外し。世の中はペペの愚行ばかりを取り上げるけど、ああいう大袈裟な痛がり方にもゲンナリです。そういう意味ではいま西村さんに向いてる矢印がもう少しフレッジに向くべきとも思う。今季スパーズで唯一の光だったベンタレブにもがんばってほしい。決勝トーナメントに勝ち上がった中で10代でレギュラー格なのってベンタレブくらいじゃないかな。


次は、オランダ、メキシコ、コスタリカ、ギリシャの山。死のグループDをいち早く抜け出したコスタリカには心から拍手を送りたい。この組を見てて真っ先に思い出したのは日韓のグループF。あの時も抜け出したのは下馬評の低かったスウェーデンだった。でも一番印象に残ってるのは、そのグループF1位とグループA2位がベスト16で対戦する会場がビッグアイで、戦前の予想では、「アルゼンチンVSフランスとかあり得る!」なんて盛り上がってたのに、ふたを開けてみれば、スウェーデンvsセネガルという地味なカードになっちゃったこと。カード決定から試合までの数日間で大分の町に一気にチケットがあふれ出して、自分のもとにも流れ着いてきたのをよく覚えてる(結局祖父の葬儀で行けなかったけど)。話は逸れたけど、ここはファンペルシーがんばれでオランダ。実はファンペルシーかなり好き。


最後は、アルゼンチン、スイス、ベルギー、アメリカの山。ここはアルゼンチン、ベルギーで迷うところだけど、ベルギーにしとく。アルゼンチンはイラン戦しか観てないんだけど、あの試合はイランが良かったこともあるけど、優勝出来るチームの試合運びじゃなかったかなと。メッシの「何の脈絡もない」ゴールで勝ったものの、決勝トーナメントはPK戦もあるだけにより厳しいかな。ベルギーは「ヤン&ムサ、がんばれ!!」もっと輝けると思うぞ、特にデンベレは。


準決勝はブラジルが16年前の雪辱を果たせずフランス、もう一方はベネルクスの隣国対決を制してベルギーと妄想。そしてフランス語圏対決を制してフランスが優勝と妄想。(ちなみに3位オランダで地理的に超一極集中決着!)

優勝:フランス

準優勝:ベルギー

3位:オランダ


フランスは組織的でとてもいいサッカーをしてると思う。確かスイス戦だったかで、センターサークル付近で相手のボールホルダーにボランチがプレッシャーをかけた瞬間にベンゼマがバックパスのコースを読んでかっさらってゴールに繋げたシーンがあったんだけど、それがオフェンシブなディフェンスで強烈に印象に残った。キャバイエ亡き後のニューカッスルの沈没っぷりを見れば、その存在感の大きさは分かるし、全然タイプの違うポグバがミッドフィールドに同居してるのも面白い。最後はロリスがいつも通りに神がかれば優勝しちゃうでしょ。そして何よりも予選リーグで見せてる“不自然な”結束が果たして本物なのかどうかが見てみたい。ゴール後の歓喜の輪の中に喜びもそこそこに率先して選手を呼び寄せてるのが、4年前にヤンキースタイルでスタッフに絡んでたあのエブラだからね。


さてさてどうなりますやら。仕事的には7月は例年忙しい月だけど、社会人としての常識と一サッカーファンとしての欲求が毎晩のようにぶつかり合う日々があと半月は続くんだなあ。まずは体調をベストに戻しとかないとね。
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20周年記念『塩』試合(19節愛媛戦)

2014-06-21 22:15:35 | マッチレポート14’
何じゃこりゃ、しょっぱい試合しくさりおって。


終了の笛が鳴った瞬間、開幕戦後に次いで今季2番目の怒りがわいてきた。クソみたいな試合をした前節よりも強い怒りがわいてきた。裏切られた気分だ。長いシーズンこんな試合もあると前節我慢したことを裏切られた気分だ。

田坂さん、あなたが前節の試合後に言った言葉を2週連続で貼っておくよ。

『それと、もっとベースのところですよね。球際とか戦うところ。栃木は前回の試合を踏まえてそのあたりを全面に出してくるだろうと。それは予想していたし、今週口酸っぱく言っていたけど、まだまだ選手の中で温度差があったことが動かせないことにつながった。戦術的なことも諸々あるけど、ベースのところをもう少しやり直さないといけないなと。』

どこにあったかな、そんなプレーが。同点にされたゴールなんて、典型的なあと数十cm寄せてれば防げたゴールだよね。今日はそういうプレーを見せることが一番大事なことだったんじゃないの。4点は無理でも3-0くらいで勝つと思ってたけど、百歩譲ってスコアはいいとしても、球際を圧倒するとか、相手が戦意喪失するくらい走り倒すとか、そんなの全然なかったじゃん。何なんだよ、前節目の前で栃木がどういう試合をしたのか、見てなかったのかよ。

いやホント1週間何してたの?W杯ばっか観てて寝不足?冷静に考えても求心力の低下は疑っといた方がいいよ。



前節の後は、今節での反発を期待してグッとこらえて何も書かなかったけど、ゴール数が決定的に不足してることに対して一つ書こうと思ってたことがあった。それはジョンハンの欠場がケガだと思ってたから、「決定力不足の解決策が再びジョンハンの復帰であってはならない」ということ。ところが、復帰どころか退団。もうジョンハンが前線の起爆剤になってくれることはなくなってしまったわけだ。今日少し光明が見えたことと言えば、高松のコンディションが上がってそうだったことくらいで、輝希はそもそも試合に絡めないし、後藤も一皮むけるどころか、逆にもう一皮かぶっちゃった感じだし、どうやって点を獲るおつもりなんでしょうか、監督は。


ここが今季のターニングポイントだと思うよ。

1.記念試合でたくさんのお客さんが入って圧倒的ホームの雰囲気で行われた試合

2.前節惨敗の反発補正があった(はずの)試合

3.高松の神通力

これだけのプラスの要素がありながら、ヨレヨレのドロー。明らかに気温が上がった前節から突如として勝ち点が獲れなくなってきたことを考えれば、ここで動かなければ間違いなくズルズルいく。ベンチに90分戦えるSBを置きながら、2試合連続でSBにカードを1枚無駄使いして、得点力不足を解消させられない監督が有能だとはとても思えない。むしろ新しいフィジカルコーチに期待したい。


18位の愛媛にこの程度の試合しか出来ないわけで、油断なんてしてる余裕ないだろうけど、群馬全然弱くないからね、18位でも。
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勝ち点3は関門海峡を越えず(18節栃木戦)

2014-06-14 19:49:49 | マッチレポート14’







言いたいことはもうそれこそ山のようにある。

でもこんなクソみたいな試合をしてしまったら、その後どうすればいいかは今日栃木から教わったばかりだから、ここはグッと我慢する。


『それと、もっとベースのところですよね。球際とか戦うところ。栃木は前回の試合を踏まえてそのあたりを全面に出してくるだろうと。それは予想していたし、今週口酸っぱく言っていたけど、まだまだ選手の中で温度差があったことが動かせないことにつながった。戦術的なことも諸々あるけど、ベースのところをもう少しやり直さないといけないなと。』

田坂さん、この言葉信じるよ。



















分かっているとは思うけど、もう18位相手にホーム1-0の勝利じゃ宿題の回答としては認めないし、北関東から持ち帰った宿題の回答は北関東でしか受け取らないから。勝ち点6とGD+4までが宿題だから。
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いくらまでなら出す?(17節岐阜戦)

2014-06-07 23:32:56 | マッチレポート14’
「内容が悪くても勝てばいい」のではなく「内容が悪いからこそ勝たねばならない」のだと試合中ずっと思ってた。

一向に上向く兆しを見せないサッカーの完成度に反比例するように勝ち点は積み上がり、ついに単独の4位にまで順位も浮上してきた。今季の大分は順位なりに勝ち点が取れる傾向がずっと続いているから、ここ5試合ほどの結果はある意味で予想通りで、かつこれをずっと続けていけば悪くてもPO圏内は確実にキープ出来るということ。受け入れるべきなのかなとも思う。

ジョンハンがいないとゴール前の迫力というか、相手にとっての恐さのようなものがかなり落ちるように思う。代わりに出る選手の奮起を期待したいところだけど、今日の試合で判断するならジョンハンの早期回復を待つ方が先決だと思ってしまう。ゴールに迫る形がどうにも少ない。そんな中でも今は1点はきっちりと獲れてるからいいものの、これがスコアレスで終わる試合が出てきた時に途端に迷宮入りしそうな気がしてならない。攻撃陣にはもっと貪欲にゴールに迫って、こっちを熱い気持ちにさせてほしい。


それにしてもミスが多過ぎて、観ててちょっと萎えるレベルだった。もちろん両軍ともに。ミスでもらったボールをミスで即返すとか、冒頭にも書いたけど、こんな内容だからこそ意地でも勝ち点3を掴まなきゃと願って観るしかなかった。相手の長所を消し合うJ2っぽい戦い方とも言えなくはないけど、昼間に観た岡山-松本はお互いの長所をガンガンぶつけ合ってスイングしてたし、第三者の自分が観ていてスコアレスドローにも関わらず面白い試合だったから、その数時間後に観たマイチームの試合がしょぼく見えちゃったのは必然でもあり、何とも残念。松本や岡山あたりを最終的には殴り倒さないとJ1には上がれないわけで、今のままなら勝てないよ。「内容が悪いからこそ勝たねばならない」でじっと我慢して、早く目指すべきサッカーの完成度を上げていかないと。


そろそろ西を岩武くんに戻してもいいんじゃないだろうか。試合後の若狭のインタビューによれば、西→若狭の交代は西が足をつってたことによるらしいし、若狭があそこで押し込めたのは結果論的な要素が強い(交代策が的中したという意味ではない)し、点を獲りにいかなければならない時間帯で3枚目の交代が消極的なSBの交代は痛い。横浜戦のフリーランニングは確かに鮮烈だったけど、その後はああいうプレーもないし、西でなければならないというプレーはほぼない。少なくとも岩武くんが出た9試合で消極的なカードの切り方になった試合はなかったはず。これ以上この状態が続くなら、900分出場を目の前にした岩武くんの契約に関する大人の事情と勘繰らざるを得ない。こういうことを言うとカズに怒られちゃうけど、将来性を考えても岩武くんをわざわざベンチに置いておく必要はないと思う。


大分市民優待ということで、ワンコインで観戦出来た今日の試合。何とか9千人台まで動員も戻した。J2に降格したとはいえ、今季はホームゲームでは7勝2敗と好成績を収めていて観客動員がジリ貧になる理由はちょっと分からなかった。ただ今日のワンコイン優待でトリニータのホームゲームの価値が奇しくもある程度掴めてしまったんじゃないだろうか。とにかくどうしても行けない場合を除いて皆勤なのは約5千人。5百円なら行く人が約5千人。ここに無料なら行くという人がどれくらい乗るのかというレベル感が今の大分トリニータの動員ポテンシャルだ。J2なら常時1万人動員すればトップクラスなわけで、そこを目指すとして今評価されてる大分トリニータのホームゲームの適正価格は約5百円だということ。今季はやるのかどうか分からないけど「総力戦」の3万人も3年続けて達成してないわけで、今季の平時の状況から判断して3万人を掲げるのは無謀だし、そろそろ観客動員を真面目に考え直さなければならない段階に来てると思う。かく言う自分も今季はまだ1試合しかホーム参戦出来てないので、もっと貢献せねばと、チラッと奥さまの機嫌をうかがってみたりなんかして。


今日のスタメン表を見てて、ふと思ったのが、高木、ヤス、末吉ともう3人も累積にリーチがかかってること。もう17節で守備的な仕事を担う面々ばかりだから溜まってくるのは仕方ないけど、今は固定したメンバーで何とか踏ん張ってるものの、今後は少しずつ顔ぶれを変えないといけない試合がすぐにでもやってくる。その時に対する備えは必要だし、勝負所の試合でバタバタっと重なるのだけは避けたい。高木のところもヤスのところも若狭が入るのかな。

次節は、前節うちが完封で退けた山形に6失点で惨敗を喫した栃木。6失点もする試合ってそうそうないと思うんだけど、なぜか去年6失点したチームを不思議と知ってるんだよね。でもね、そのチームは6失点した次の試合でもあっさりと負けてたから、栃木のリバウンドメンタリティーとかそんなに恐れる必要ないと思うよ。注意すべきはFWの瀬沼、狙うべきはボランチの岡根。あとデカいの多いから今日みたいなダサいセットプレー繰り返してたらあっさりとやられちゃうぞ。数少ない関東での大事な試合なのに、当日は子どもの参観日と重なってしまった。午前中で終わるらしいので、諦めきれないし、例えラスト10分しか観られないとしても、グリスタ目指して東北道をぶっ飛ばす!3連勝やったってくれ!!
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武田で勝ち点3(16節山形戦)

2014-06-01 00:23:14 | マッチレポート14’
試合終盤に押し込まれまくってキーパー大活躍なんてヒヤヒヤドキドキの展開もスタジアムで観てこその醍醐味だからさ。大分の人もっとスタジアムにサッカー観に行ってよ。耐えて耐えて最後に勝ち点3を掴んだ時の爽快感は他のことじゃそうそう味わえないよ。運動会なんだったら、上がったテンションもそのままに体操服のまま走って丘の上のスタジアムまで行っちゃえよ。内容は別として、去年J1で今年もPO圏内で踏ん張ってるチームに5千人台はかわいそうだと思うよ。


3試合連続の先制。前の2試合でその先制後の試合運びに問題があり、順位がかなり下のクラブからも勝ち点を落とした。そういう意味では今日は先制してからどんな試合が出来るのかがポイントだと思ってた。結論から言えば、課題はほぼ100%次節に持ち越し。及第点は与えられないと思う。田坂さんは試合後のコメントで「暑い中よくがんばった」というようなことを言ってるわけだけど、そんなもんは1000km以上も離れた地から移動してきた相手も全く同じなわけで、何を今さら感が120%。もっと早い時間のキックオフのゲームは軒並み30℃を超えてたらしいし、そんなとこに言及してる場合かよと思わざるを得ない。


積極性もあって今季一番いいんじゃないかなと思ってた松本怜を田坂さんは後半頭から替えてきたわけだけど、シュート0に終わった低調な前半にさすがにまずいと思ったんだろうと推測する。交代で出てきた木村も抜群に良かったわけではないけど、後半頭からは若干エンジンがかかり、相手のアクシデントも重なってこの時間帯にその流れのまま先制点を奪えたことが勝ち点3の何よりの要因だと思う。その後カウンターからジョンハンのクロスバー直撃もあったけど、結局追加点は奪えず、主導権は奪われるという毎度の展開。フラフラしながらも最後の最後はやらせないという点で特にDF陣のがんばりは評価出来るけど、チーム全体としてはどうなんでしょという状態がずっと続く。前節のヴェルディ戦は明らかにフィジカル面で劣ってたからあんな試合になってしまったというのは分かるんだけど、今日についてはそこまで走り負けてる感じもない中で最後は押し込まれっぱなし。それも引き切っても受け止められるという読みに基づいたディフェンスじゃなく、もういっぱいいっぱいのディフェンス。今まではあまり見られなかった最後に高さを投入するという交代策を採ったところにもギリギリ感が伝わってくる。今の大分が目指してるサッカーは、相手のプレッシャーをボールを動かして外して攻撃を構築、そして試合も支配するというものだから、本来であれば走るのがしんどいこれからの季節に本領を発揮するものと予測してたわけだけど、夏本番を感じさせる気温の試合でいきなり見せた低調な内容は今後が心配になるものだ。今後はほとんど夜のキックオフになるけど、一つだけポツンと13時キックオフにされてるアウェイ栃木戦はちょっと気になる。

選手個人を見ていくと、使われ方の問題なのかもしれないけど、高松のコンディションが上がってきてないように見えるのが、少し気になる。復帰以降、そこそこの出場時間がありながら、「さすが高松」と唸ってしまうようなプレーは見せてもらってない。ベテランだし、徐々にだろうと思いたいところ。同時に気になるのは、そんな高松に序列で先を行かれてしまう後藤、伊佐、輝希、キジあたり。キジについてはもう言ってもしゃあないと割り切ってはいるけど、後藤には「とっとと実力でポジション掴みやがれ!」と言いたい。もどかしい、もどかしすぎるぞ!

武田のセービング面における活躍はもはや「安定」の域に入りつつあるんじゃないだろうか。ぶっちゃけ今日は武田で勝たせてもらったと言っても過言ではない。WGあたりで武田の読書感想文的なコーナーを作ってほしい。「今回の遠征のお供はこれです!」みたいなの。黙々とファインセーブを連発するGKがオフは読書家ってキャラクター的に面白いと思うんだよね。ちなみに武田のチャントは最近の個人チャントの中でも一番好き。


松本に完敗を喫した後、4試合で勝ち点8はPO圏を照準とすれば十分な成績。ゴール数が試合数をなかなか超えないとか、未だGDマイナスとか、気になる要素はいつまでも解決されずヤキモキとはするわけだけど、順位表上で食らいついてることは素晴らしいし、嬉しい。つい先日開幕したばかりって感覚だけど、気付くと折り返しまでもう残り5試合。2年前は折り返し一発目の試合を終えて首位に立ったわけだけど、それでも最後はギリギリ6位。そう考えると、不安とか心配しかないわけだけど、まあやり続けるしかないね。スタジアムでスカッとした試合が観たいよ。

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