Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

勝つために策が施されていたのか?(34節長崎戦)

2014-09-28 16:38:01 | マッチレポート14’
まあ、ひどい試合。

一つでも勝ち点を上積み出来ればデカいという思いがかろうじてオレの睡眠スイッチを切ってくれてたけど、単純なサッカーの試合として観てたら、間違いなく寝た。飛んだかどうかは知らんけど、「昇格する気あんのか!」的なヤジはナンセンスだよね。昇格する気はあっても、こんなひどい試合しか出来ないのが現実だから。だけど、諦めちゃいけないのは、我々が戦ってるコンペティションは「強者選抜」の自動昇格ではなくて、「弱者救済」のプレーオフ制度なわけだから。弱くても昇格出来るかもしれないのがプレーオフ制度であって、こんなサッカーしか出来ないチームにも光を差してくれる素晴らしい制度なんだ。だからこの制度に感謝しつつ、盲目的に前を向けばいいだけ。抜群に調子の良さそうなクラブもないし、相手なりのサッカーはするだろうから磐田も松本も千葉も岡山も大して怖くないよ。運さえあれば、そこそこ勝ち点積めるんじゃないのかな。


個人的にはあまり予想してなかったけど、連戦の疲労が残ってたことと、13時キックオフの暑さが凡戦に影響したようだ。もう08年くらいから「9月のデーゲーム廃止論」を唱え続けてるけど、何でなくならないのかね。そもそも日本には10月に衣替えをするという季節行事があるわけで、先人の経験によって9月までは夏だとされてるわけでしょ?Jリーグもプラスクオリティプロジェクトとかわざわざやらんでも、9月を全部ナイトゲームにするだけで、よりスピーディーでタフな試合になるよ。話が逸れた。連戦の疲労についてはもう何も語ることはないね。田坂さんだもん、変えるわけないよ。どんだけ選手の体が動かなくて停滞するかもしれないという予測が出来ても変えるわけない。最近、昇格はしたいという思いと、昇格するとまた来季もこの監督かという思いが強烈に葛藤して、その度に複雑な気持ちになる。


失点シーンと後半のクロスバーを叩いたシーンに象徴されるように今日はSBに西を置いたのは明らかにミス。長崎がサイドで攻撃を作って、ファーで勝負したいのなんて素人でも分かる。ちなみにアウェイ長崎戦の記事。もちろん身長があまりない西を置いて狙われるリスクを分かっていても西を使いたい理由があったのかもしれない。しかし、実際に失点シーンは西の上から叩かれたものであって、後半のクロスバーを叩いたシーンも身長のある選手ならヘディングが届いたかもしれないし、DFの経験のある選手なら最初から対人に対応に行ってたかもしれない。攻撃面でも違いを見せるシーンは皆無だったわけで、選手起用のミスは指摘しておきたい。


いいとこが何もなかったので、試合に関してはこれでおしまい。ところでラドンチッチや高松はなぜベンチにも入らないのでしょうか。ケガをしてもなかなか発表しようとしない公式はいつも通りだから期待しないけど、メディアを通じても何も聞こえてこないのは不思議で仕方ない。高卒ルーキーが試合に出なくなったわけじゃなくて、攻撃の軸として考えられていた選手が突然試合に出なくなったにも関わらず何ら公にされない状態が不思議だし、気持ち悪い。アウェイの地にいるから分からないだけなのかな?合同とかには書いてあるわけ?
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現状を越えて(33節横浜FC戦)

2014-09-23 23:39:11 | マッチレポート14’
まあ8割方は試合前に思い描いていた通りの試合展開だった。

勝負に出てほしかったというのが正直な感想。京都戦もそうだったけど、今日も最後に粘り強く勝ち点1を取れるところがこの位置に居続けられてる最大の要因だとは思う。ただそこまでのガッカリ感というか、期待外れ感は今季のトリニータそのままだなとずっと思いながら試合を観てた。

相手の前プレにポゼッションを放棄して質の低いフィードを前線に送り込んで攻守交代。両者がこの繰り返しでサッカーの質は極めて低かった一戦。ただ諸々のシチュエーションを考慮すればそれは仕方がないと思うし、そんな中で大分の選手たちが見せた質の高い集中力はそれだけで見応えがあった。だからこそどんな形でも、どんな手を使ってでも勝ち点3を取ることが大事だった。もう毎度の愚痴になるけど、フレッシュな選手を使ってほしかった。ただそれだけ。

残り9試合で1,2,3,5,7位との対戦を残してるわけで、どこかで「現状」を越えてかないと、そのままの自分を出してるだけで掴み取れるほど「昇格」は簡単なものじゃない。

今日目の前で見てて思ったことが一つ。プレースキック、特にCKは伊藤よりも木村の方が断然いいボールが来る。今日もそうだけど、直接対決の場合、負けたくない意識から試合展開が固くなることが多いと思う。そうなるとセットプレーの重要性はより高まる。高木、ダニエル、若狭、ヤス(ここにラドンが戻ってくれば相当恐い)と中は揃ってるから、後はいいボールを供給するだけ。ゴールシーンだけでなく、その前の若狭の決定機の時もかなりいいボールだった。スタメンがダメなら少しでも早く投入するのも一つの手段じゃないだろうか。






お初の生ダニエル。今日はロストも多かったし良くなかったね。まあコンディションの問題でしょう。



キングさん。



これは常設なのかな。



宏矢と小野瀬。





しかし武田は男前よのぉ。



さて、これで今季のスタジアム成績は1勝7分7敗。これはひどい。何もたまに観に行ってことごとく勝てないわけじゃないんだから、これはちょっとひどい。もうスタジアムに行く度にデジャブのように勝ち点を落とすから、このチームが昇格PO圏内にいるってことがにわかには信じられないわけよ。まあこのまま勝利を見せてくれないままでも、昇格してくれるっていうのならそれでもいいけどさ。もうそろそろ何とか頼むよ。

監督、選手の皆さん、次の参戦予定はアルウィンです!もう一度言います、アルウィンです!!よろしくお願いします!!
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最強のもやし(32節福岡戦)

2014-09-20 22:46:39 | マッチレポート14’
福岡県のクラブから都合勝ち点10。福岡県、あざーす。

ダニエルがデビュー。正直に前半20分までは完全に想像の上をいった。CBのイメージしかなかったから、予想スタメンでアンカーとなってた時は少々意外な気もしたけど、今日の試合を観ている限り、アンカーが適正ポジションに思える。ボールを奪取する強さ、視野の広いパスあたりが良かったかな。ただ、福岡が攻勢に転じた前半20分以降は試合の流れの中に埋没してたし、90分戦えるフィジカルはまだないのかなという感じなので、本格的な評価はもう少し先にする。まあでもデビュー戦で大事な時間帯にゴール決めたりするのとかホントすごい。いい補強の香りはプンプンする。

ちょっと気になったのは、1アンカーシステム攻略の定石であるアンカー脇にパスを通すのを平井を中心にやられてズルズル下がるシーンが前半に何度かあった。福岡の前プレが厳しくて、カウンター中心の攻撃にならざるを得なかったことも影響してるとは思うけど、4-1-4-1の4と4の距離がかなりあったように見えたし、いわゆるマークの受け渡しの部分はもう一回確認の必要があるように思う。ダニエルがややボールに対して食いつきたがりな傾向があることを周囲が理解することも大事。


目の前にDFがいても力強く振り抜いてニアをこじ開けちゃう。ふんわりとゴール前に上がったクロスにDFの視野外から猛然と突っ込んでくる。もう林のことを「もやし」とか呼べない。もやしはもやしでも「最強のもやし」である。大根くらいぶっとくて、ほうれん草くらい栄養抜群の「最強のもやし」。それこそ伊佐に食べさせたい「最強のもやし」。ラドンチッチ獲得後に続けて林の獲得が発表された時は正直に言って、「いる?」って思った。さらに最近は2列目のアウトサイドで起用されてるけど、それもあんまり適してないんじゃないかとこの試合が始まる前まで思ってた。まあ、サイドが適正かと言われるとそうでもないんじゃないかと言うのは今日の活躍を見せられても変わらないんだけど、いずれにしてもそのエネルギッシュなプレースタイルが前線のアクセントになってきてるのは間違いない。今日の林のゴールは2つとも好きなんだけど、それよりも後半に末吉の決定機で出したラストパスの角度と強さが一番の好物。末吉に対応しにいったDFが林に背を向けてカット出来ないことを感じて、DFのギリギリ横を通して、末吉がシュートを打ちやすい抜群のパスだった。あんな感じのポストプレーをしてほしいとも思うから、個人的には最前線で起用してほしいと思ってるんだよね。


前半の内容を考えると、3-0は出来過ぎな感があるけど、何よりも大事なのは勝ち点3だし、さらに得失点差を詰められたのは大きい。そしてやっとこさ無失点で終えることも出来た。さらにさらにライバルクラブたちの結果も悪くないものだった。とてもいい節だったからこそ、これを次に繋げたい。中2日で1,000km離れたアウェイなんて誰の目にも厳しいのは明らか。ついでに相手の横浜FCはなぜか昨日試合を済ませてて中3日で臨んでくる。調子も悪くないし、この状況で勝つのはかなり難しい。快勝の次だけにいじりづらいところはあるかと思うけど、連戦で重たくなるのは間違いないだろうから、宏矢、土岐田、木村、昌也あたりの違和感なく試合に入れる選手たちは思い切って使ってほしいと思う。特に宏矢は使ってほしい。特段悪くなった感じもないままにポジションを失って、さらに林の活躍に触発されて、うずうずしてるはず。宏矢の爆発力に期待したい。


あー、勝ちてえ。ニッパツで勝てないとオレの未勝利記録も半年にもなっちゃうよ。あんなに勝てなかった昨シーズンでも3回も勝ちを見られたのに、なぜ今季はこんなに勝てない。あー、勝ちてえ。
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田坂さんらしい負け方(31節富山戦)

2014-09-16 01:47:12 | マッチレポート14’
負けだよ負け。

田坂さんは手を入れるタイミングがいつも急過ぎるんだよ。伊佐も木村もジョンヒョンも西も、それぞれの選手の起用に異論を唱えるつもりはさらさらないけど、それまで交代での出場もほとんどない中で突然4人も同時に使うから負けるんだよ。

前にも言ったけど、個人的には4-1-4-1が最も合理的なシステムだと思ってる。でもそれは屈強なポストプレーヤーと優秀なリンクマンがいることが前提。ジョンヒョンには期待してるけど、1アンカーを任せられるほどの信頼感はまだない。実際に昨日はビルドアップ時にDFラインからジョンヒョンにパスが通るシーンはほとんどなかった。受ける側のポジショニングが悪いのか、受け手と出し手の信頼感の問題か、富山のDFがハマってたか、要因は色々とあるけど、結果としてラドンチッチのいない前線にボンボン放り込んではロストしての繰り返しで、組織として全く機能していなかった。でももっと問題だと思うのは、あの低調な前半を見ても後半に何も手を入れてこなかったこと。先制点は奪ったかもしれないけど、悪いが相手はぶっちぎりの最下位。事故のようなプレーで勝ち点を失う状況のまま試合を進めてる時点でやり方がまずい。言い方は厳しいかもしれないけど、1点獲って満足してるようだからあんな結末を招く。



これも何度も言うけど、土岐田を先発で使わずにSBでカードを1枚無駄使いするの、ホントやめてほしい。久しぶりに試合に出た選手が試合終盤に足をつるかもしれないなんてこと素人でも分かる。冒頭の話に戻るけど、いきなり4人も使うからこういうことになる。はっきり言って、この勝ち点2を失ったのは田坂さんの「チョンボ」。前節も交代選手の起用で迷いを見せて勝ち点を失った。シーズンが終わってPO圏までの勝ち点差が3以内だったら、それは。。

試合後のこのコメントは選手に対してのメッセージだと受け取ってる。逆に言えば、昇格を目指しているクラブの監督が外向けに本気でこんなことを言ってるとすれば、それはもう終戦を意味している。アウェイとは言え、相手は今季2勝、10試合勝ちなし、2試合連続での勝ち点獲得なし、そんなクラブなんだから。「満足」という言葉は外に向けられた言葉ではないと信じてる。練習場でどんなことが行われ、起用されるメンバーが決められてるのかはサポーターからは分からない。そもそもその部分は我々があずかり知るところじゃないし、監督の権限だ。だからこそ本当はどう見たって監督の采配で負けた時は潔くそう言って欲しい。田坂さんはそもそも逃げたりするくらいだから、ああいう場で本音を言う監督でないことは分かってるけれど、このコメントの真意を次節以降で見せれくれ。じゃなきゃ、あんな試合見せられて、「満足」と言われる側はたまらない。



6位キープはけっこうなことだけど、前節も今節もライバルたちはどんどん厳しいカードを消化していっての話だからね。巡り合わせでしかないし、ラッキーで片付ける話じゃない。仮にPO圏まで6差の栃木までを直接対決としたら、残り11試合中8試合が直接対決。チームの状態が良ければ、「6ポインター」がたくさん残っててよろしいことと受け取れるかもしれないけど、ここ数試合を観てたらどんなに強がってもそんなこと言えない。個人的には群馬戦からこの富山戦までの4試合をボーナスステージと捉えてたけど、その目論見はもろくも崩れ去った。セーフティーリードを保って、ライバルクラブに引き分けでもOK的な試合運びをしたいとこだったけど、そんな余裕は作れなかった。福岡も横浜も勝てば圏内突入の可能性もあるし、目の色変えてかかってくるのは火を見るより明らか。もう何が何でもやるしかない。

しかし、長崎が一つ挟まるけど、ここからの7試合ホント痺れる。こんな厳しい日程今までなかったよ。しつこいけど、ここ2試合で落とした勝ち点が響いてくる気がしてならない。





先週は翌日の空港行きバスで岡さんに遭遇、昨日は試合後にファミマで日高さんに遭遇。J2の審判の方々がどの辺りのホテルに宿泊してるか分かってしまったような気がする。昨日の日高さんのジャッジは、まあ普通だったかな。







富山と熊谷は設計者が同じなんじゃないかと思うくらいに構造が似てる。






今日は本当につい数時間前まで富山観光をしてた。


富山地方鉄道に乗って、


黒部峡谷鉄道に乗って、


都合6時間くらい電車に揺られてた。十分過ぎるくらいの鉄分補給になった。


黒部峡谷を見てきた。渓谷じゃなくて、峡谷という言葉がピッタリくる険しい山々が印象的だった。黒部ダムも黒部峡谷鉄道も発電事業のために作られたことを考えると、素晴らしいと思う反面、ここまでしないと電気って作れないのかとも思った。



来年はここに新幹線が入ってくるわけで、富山の鉄分はなかなかのもの。しかし、富山まで2時間で行けちゃうとか、新幹線ってホントすごいよね。さてさて来年は北陸新幹線に乗って、富山に行くのか、金沢に行くのか、それともどっちもないのか、どうなることやら。


来月の松本もまたもや3連休。今度はこの険しい山々の丁度裏側に遊びに行こうかなと計画中。
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総力結集ならず(30節熊本戦)

2014-09-07 18:51:44 | マッチレポート14’
全ての試合に勝ってくれなんて言うのが無理なことは分かっているつもり。それでもさ、これだけ大事な試合でサッカーの内容も、結果も、気持ちの面でも、何一つ満足させてもらえない試合をしちゃうのってどうなのよ。大分に住んでないから今週一週間(厳密にはもっと前からだけど)の現地での盛り上がりを感じることは出来なかったけど、少なくとも当日別府や大分の街を歩いただけで、かなりの数の総力戦ポスターが貼ってあったことは分かった。クラブスタッフやサポーターが一生懸命にやって、そしてクラブとして少なくないお金を使ってやってるわけでしょ。その意味を選手たちが理解してないのなら、総力戦なんてやめてしまって、試合後の駐車場渋滞解消のための人件費にお金を割いた方がリピーター創出に効果があると思うよ。これは割とマジで思ってる。


戦術や選手起用についてもよく分からない点が多かった。熊本がプロレスサッカーを仕掛けてくることは分かってたわけでしょ。試合前の練習でも武田が長いパントキックの練習を入念にやってて、これはラドンチッチ中心に割り切ってやってくるなと思ったし、それでいいと試合前は思ってた。しかしいざ試合が始まってみると何がやりたいかさっぱり分からず、ラドンチッチに放り込む数もそれほど多くなく、何となくポゼッションしては反則まがいのタックルにタジタジになってあわやのシーンを何度も作られる。前半はそうでもなかったけど、後半の流れからは失点は必然だったし、采配で流れを引き戻せなかった田坂さんも全然ダメだった。

サイドハーフの位置で全くいいところのなかった林を90分引っ張った意味が分からないし、その林がタメとのカウンターであっさりオフサイドポジションに取り残されたのを見て、田坂さんは後藤を呼んだのに、直前で逡巡して末吉に変えた。結局その末吉のパスミスから決勝ゴールを奪われたわけで、田坂さんホントこれくらいのこと言えないかな?

90分を通してラドンチッチが封じ込まれたことは、この試合を落としたこと以上にその攻略法をこれからの対戦相手に晒してしまったことの方が痛いと思う。熊本のCB、特に4番の選手は粘り強く、細かくラドンチッチに体を当てて自由にプレーさせなかった(審判によってはファールを取るかもしれないけど)。1試合で何回かは外せるだろと思ってたけど、結局最後までラドンチッチを経由した有効な攻撃はなかった。正直に言って、これくらいの攻略法はラドンチッチ加入前から分かってたけど、予想以上にJ2のDF陣が苦労するのを見て、いけそうだと思ってた。でもやっぱり昨日の試合をちゃんと観てれば、セオリー通りで封じ込められるとスカウティング担当は報告するよね。



ねえねえ、両チームの関与した選手が同じだから比較して聞きたいんだけど、前半3分に土岐田が齊藤にやられたプレーと、前半40分に土岐田がイエローを出されたプレーのカードを出す判断基準を教えてください。明らかに前半3分はまだカードを出すテンションじゃなかったってだけでしょうがよ。そんな基準もない、軸もブレブレの審判を信用出来るわけがないでしょ。毎回思うけど、このレベルの審判に当たりたくなかったらJ1に上がるしかない。ホントそれしかない。今朝まだ7時前にエアライナーに乗ろうと荷揚町のバス停で待ってて、後から彼が姿を現した時は本当にナチュラルに舌打ちしてしまった。

でも山ほどブーイングされてた失点直前のリスタートが認められなかったのは正当なジャッジだと思うし、あれくらいで集中切らしちゃう我が軍の選手たちも大いに問題ありだよ。



ちょっと気になって数えてみたら、リーグ戦は13試合連続失点中。若狭や高木が特段悪いとは思わないけど、そろそろ阪田さんの復帰に期待したい。



あれだけの豪雨だとさすがに「やめとこ」って思う人が出てきちゃうよね。ちょっと運がない。



くまモンを探せ。くまモンとロアッソくんじゃ天と地ほどの知名度の差があるのに、それでもロアッソくんの持ちネタすら自分のものにしてしまうくまもんハンパないっす。



真ん中の白部分は大分県だったのね。斜めからだとちょっと分からなかった。バックスタンドのお客さんも選手入場が近付くとそそくさとカメラを構え出して、入ってくる選手そっちのけでバシャバシャとコレオの写真を撮ってた。コレオがこんなにも素晴らしいものだっただけに、その後の試合のしょぼさが余計に際立った。ちなみに「大分」は「山口」に次いで47都道府県の中で2番目に画数の少ない県。それこそ「熊本」とかコレオで表現するのまず無理だろうね。



今節は大分以外の上位陣が全て直接対決という夢のようなボーナス節だった。複数のチームが勝ち点を落とすことが決まっていたわけで、こんなチャンスはなかったはず。それなのに勝ち点獲れなかったのはうちと北九州だけという本当に目を覆いたくなるような絶望的な結果に。結果として6位にまだ残ってるのは上位陣との直接対決がほとんど未消化という巡りあわせによるもんだと思うから、ラッキーとか言ってる場合ではない。再来週の福岡、横Cとの連戦で無様な結果に終わって、決戦だと思ってた10月にすら辿りつかずに終戦だって十分に考えられる。

これくらいのネガティブ思考を導いてくるのに十分過ぎるくらいに不甲斐なかった総力戦。もう勝ち続けるしかないんだよ。12年シーズンのように昇格争いに絡み続ければ、総力戦で負けても最終戦には17千人が来てくれる。勝ち続けるしかない。
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ラドンチッチを巡る心理面の攻防(29節愛媛戦)

2014-09-01 00:55:37 | マッチレポート14’
勝ち点68を目指すオレの「スーパー皮算用」を早くも2も上回った。これはひょっとするとひょっとするかもしれんぞ。


ラドンチッチの投入がこの試合のターニングポイントだった。ラドンチッチの存在をより特別視し過ぎた方が敗れた。そんな印象。解説も実況もオーバーすぎるくらいにラドンチッチの投入に反応してたし、投入直後のアーリークロス2本で確実に愛媛DFの腰は引けた。45分で1G1Aの選手にこんなこと言うのは何だけど、今日のラドンチッチはそんなによくなかったと思う。コンディション面が大きいとは思うけど、今まで見てきた中でも極端に運動量が少なく、ボールも足についてなかった。だから愛媛DFは辛抱強く体を寄せていれば、ラドンチッチに好き勝手にやられることはなかったと思う。ただスカウティングや前評判がそうさせたんだろうけど、愛媛はラドンチッチに対して神経質になり過ぎて、結果として混乱した。でなければ、あんなバックパスは理解が出来ない。

一方で大分はラドンチッチ不在の数週間で自ら「ラドンチッチ依存」から脱せていたと思う。不在中のリーグ戦2試合で1勝1分、4ゴール。「ラドンチッチいなくても、オレたちやれんじゃん。」とまでは言わないけど、少なくとも「いなければならない」存在ではなくなっていた。あくまでも武器の一つとしてチームが捉えられるようになったことで、心の余裕にも繋がったんじゃないだろうか。45分で1G1A、もちろんとてつもなく強力な武器であることに異論は全くないけども。


タメ、ナイスゴール。素晴らしいシュートだった。待ちわびた今季初ゴールだったわけだけど、まさにそういう役回りを期待されてのボランチ起用だったと思われ、早々に結果が出たのはチームとしてもいい流れだ。ただ今日も前半に河原のシュートでフィニッシュされたカウンターは伊藤とタメが同時に上がったところの裏を堀米に突かれたものだった。京都のように昇格争いをしてるクラブなら決めてくるし、決められないから下位に沈んでいるという違いだけで助かったようなシーンだったので、そろそろあそこの連携とリスクマネジメントはしっかりと考えていきたい。いやらしい監督なら確実に突いてくる。

タメの試合後のコメントにもあったけど、前半の低調なサッカーはいただけない。自らで戒めたということだから、次節以降は期待したい。もう今となってはアウェイはドローでいいわけだから(独自の乱暴な理論に基づく)、ホームのようにアウェイでも飛ばして入ればいいと思う。アウェイだから様子見で試合に入って結果的に緩くなっちゃいましたなんて普通のことやってるから先制されて危うくいつも通りに勝ち点を落とすところだったんだよ。もうアウェイでの勝ち点の落とし方は普通じゃないんだから、試合の入りくらい普通じゃないくらい飛ばしていって、相手びびらしたったらいいよ。そしたら「スーパー皮算用」を楽勝で上回ってうっかりPOホーム開催権とか獲れちゃうかもよ。


連勝、苦手のアウェイ克服と素晴らしい流れで総力戦を迎えることが出来る。これは興行面を考えても大きいよね。熊本は今節はホームで監督交代のあった札幌に0-2で完敗。だけど、次節はエースの齊藤和樹が累積明けで帰ってくるから気は抜けない、と言うよりも今まで一度も勝ったことないという究極の相性悪い相手。勝てばクラブ全体でノッっていけるけど、ハードルはとても高い。表原の最後のプッシュがクロスバーに弾かれた時に、何となく色々なもんが動き出したような気がした。普段だったらあんなの卒倒しそうなくらいのはずなのに、なぜか今日は冷静に「奇跡だ」とつぶやけるほどの余裕があった。動き出した何かを確固たるものにするのが、総力戦だ。過去3回と比較しても、最も素晴らしいタイミングでの開催と言っても過言ではない。大観衆で熊本ぶっ倒して、昇格を手繰り寄せる!総力戦、行くで!


最後に一つ。試合後にゴール裏で使者が終わって、選手たちが引き揚げていくところでカメラはタメとラドンチッチを映してた。その後ろで宏矢が何かタイミングがあったわけじゃないのに、天を見上げて両手で何度かガッツポーズをしてるのがチラッと映った。何と言うか、勝利をじっくりと噛みしめるように。ああいうの嬉しい。「あぁ、選手たちもアウェイで勝つことにこんなにも渇望してたんだな」ってのが伝わってきて、応援する側としてとても嬉しい。ピッチ上でも2試合連続フルタイム出場。自分の中での宏矢への信頼感が日に日に高まってきてる。
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