Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

またも6ポインター落とす(3節ガンバ戦)

2021-07-28 01:28:16 | マッチレポート21'





ノム、呉屋、司のベンチ入りで極限まで上がった試合前のワクワクと試合後のガッカリ感との振り幅がデカすぎて簡単には消化出来ないよ。ここまでことごとく直接対決にきっちり負ける監督を続ける意味なんてもうどこにもないと思うけど、クラブが決めちまったことは仕方ないから、まあ何とかこの後も頑張ってよくらいにしか今は思えないな。正直ちょっと冷めた。


この期に及んで甘っちょろいことも言ってられないからハッキリ言うけど、呉屋にはガッカリした。伊佐や髙澤が出来なかったことをやってもらうために途中から加入してきた選手がそれ以前のシュートすら決められないのは本当にガッカリ。セットプレーで先制、その後相手が前に出てくるところを健太の走力で裏を取り、あとは決めるだけのカウンターを成立させて2−0。ゲームプランとしては完璧だった。加入からまだ数十分の出場だし、「呉屋で負けた」とまで言い切ってしまうのはさすがにかわいそうかと思うけど、まあほぼそうだよ。自分が監督なら次節はメンバー外にする。これでは新太をメンバー外にした説明がつかない。そんなチームがまとまるわけがない。呉屋はこれを取り返して信頼を掴むのは相当難しいということを感じ取ってほしい。それくらいの覚悟を持って移籍してきていると信じてはいるけど...


2失点ともこぼれ球に寄せきれずに決められるという同じような形でやられた。1失点目はドリブルで侵入されてやや形が崩れていたところに相手にとって良いところにこぼれてしまったから仕方ないように思うんだけど、2失点目は2つの点で疑問が残る。1つはやっぱりエンリケがラインを上げきれていないのではないかということ。何度か映像で見返してはみたけど、少しでもラインを上げようというアクションは見られなかった。まあどこまで上げればいいとか正解がないだけに何とも言えないところだけど、一般的にこぼれ球を拾えないのはラインが深すぎることを疑っておいた方がいいと思うけどね。ただそれより前にロングボールの出所に対して全くプレッシャーがかかっていないことの方が問題かなと思う。もう長沢のスタミナは完全にゼロであのシーンは追うのを諦めていた。長沢と呉屋の2トップを試したかったというのがあるかもしれないけど、特段問題があったとは思えない上夷を刀根に代えるくらいなら司なり藤本を前の3枚のところに投入して前線にエネルギーを再注入しておくべきだった。司はどこで使うつもりなのか注目してたんだけど、試合前のアップで司が左から藤本が右からクロスの練習をしていてどっちをWBの控えとして考えているのか分からなかったけど、結果的に司が起用された。個人的には2列目で終盤に前への圧力を出したい時に使いたいなと思っていたけど、ここは変わっていくのだろうか。







やっと帰ってきたノム。まあノムに関しては心配していない。ケガさえしなければ間違いなくチームを底上げしてくれると思ってる。ただもう既に手遅れだったかもという思いも少なからずある。


今日のガンバに運動量で圧倒出来ないどころか終盤に連続失点するとかやっぱり冷静になって考えれば考えるほど酷いと思う。ベンチメンバー見ても後半勝負というプランだったんだろうなというのは分かるけど、あんなにしんどいスケジュールでやってるガンバに走り勝てないのはシンプルに酷い。今年のチームは見ていて弱いなとか、力が明らかに足りないなと思うことはほとんどないんだけど、大事な試合はことごとく勝てないからこういう順位にいるわけだ。清水戦ほど酷かったとは思わないけど、苦しい状況の相手を叩き潰しにいけない「優しさ」が垣間見えたかな、今日の試合は。そんなもん勝負の世界じゃ1mmたりとも要らないことは分かってるとは思うし、どの立場で余裕ぶっこいてんだって話だよ。とにかくユアスタ、アイスタ、パナスタと3ヶ月連続で直接対決を落とすところを目の前で見させられて気持ちは冷めた。まだまだ残留は現実的に手の届く位置にあると思うし、別にサポーターをやめようってわけでもない。誰に頼まれて応援しているわけじゃないけど、自分は思わず応援したくなるようなプレーや試合を見せてくれるチームや選手たちだから応援をしている。もうライフワークみたいなもんになってしまったから応援は続けるけど、熱を入れて応援をしたいと思えるようなチームではないよね、今は。ま、頑張って残留してよ。
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この試合で今シーズンが決まるくらいの気持ちで

2021-07-27 11:14:05 | トリニータ
いよいよ中断からの再開。次節まで1週間半ほど時間が空くけど、ここからシーズン終了まで中断はなく一気に17試合を戦い抜くこととなる。今日のガンバ戦は福岡に勝って中断入りからの札幌戦という流れだった前回の中断とシチュエーションが非常に似ていて、約半月前の浦和戦勝利を受けての中断再開となる。となるとどうしてもあの厚別での悲劇的な試合を思い返さないわけにはいかない。あんな試合は繰り返さないと信じてはいるけど、自分たちがどんな試合をしたから浦和に勝てたのかすっかり忘れちゃったなんてことがないようにしてほしい。「球際とゴール前はアグレッシブに」。もうこれに尽きる。試合の結果はもちろんめちゃくちゃ重要だけど、それよりもこの戦い方、考え方をこの中断期間にいかに刷り込ませることが出来たか、その部分に一番注目している。万が一今日の試合が望んでいたような結果にならなかったとしてもその部分さえ見られたなら残り16試合に希望が持てるから。今日のガンバ戦で今シーズンが決まるくらいの気持ちを見せてほしい。


対するガンバ。かわいそうな部分もあるけど第三者から見ても大変な状況に追い込まれていることは間違いない。超過密日程の中、ウズベキスタンまで遠征して日本勢唯一の敗退、帰国後休む間もなく未消化のリーグ戦に中2〜3日の連戦で臨む。福岡には勝ったもののその後の神戸、鹿島に連敗。その鹿島戦から中2日で今日の試合となる。ここまで聞いただけでも申し訳ないけど、今日のうちがどれだけ有利な状況なのかが分かる。これを活かさずして残留なし。この3試合全てに先発しているフィールドプレーヤーは三浦弦太と黒川のみ。あとはローテーションして疲労を溜めないように苦心している感じが伝わってくる。ちなみにうちとの試合の3日後には札幌とのアウェイゲームもあり本当に地獄のような日程のため、今日の試合でも温存してくる選手は何名かいるはず。3試合のスタメンを比較すると宇佐美、レアンドロ・ペレイラ、山本悠樹、矢島、倉田が1セットになっているようでこのセットは今日はベンチスタートになりそう。そうなると一美、パトリック、ウェリントン・シウバあたりが前線では先発してきそうだ。ガンバはこの中断期間中に水戸から柳澤を獲得。藤春、高尾あたりが試合に出ていないところを見るとサイドバックのやりくりに苦労しているであろうことが分かる。本職の人材難となればそこを突かない手はない。WBに誰を先発させてくるかで片野坂さんがどこに活路を見出そうとしてくるか分かりそうだ。


色々と有利な状況だけど、一つ心配な部分をあげるとすれば暑熱順化の部分。梅雨明け後の本格的な暑さの中でもう何試合もやっているガンバと違いうちはデーゲームでも気温24度とかなり涼しい環境での浦和戦が最後。吹田市の19時頃の天気予報を見ると気温27度と3度も高くなっている。暑さに慣れるまでの試合の入りの部分は特に注意したい。


移籍期間中に獲得した呉屋、司は使ってくるのかも注目ポイント。合流してから時間もなく湘南でも出番が限られていた司は普通に考えてもう少し待つんじゃないかな。一方で十分な準備期間があった呉屋にはいきなりでも期待したい。何があったかくわしくは分からないけど、呉屋は柏のチーム内得点王だったわけで、そんな選手を獲得出来たのはホントにデカい。実際昨シーズンのアウェイゲームでは呉屋自身にやられているのでその得点能力は実感済み。課題は一つではないんだけど、シーズン前に期待した前線の選手たちがことごとく不発に終ったことでチームが得点力不足に陥ってしまったのは紛れもない事実。そんな選手たちに奮起してほしかったのが本音だけど、そうは言ってもいつまでも待っているわけにはいかない。呉屋にはチームを取り巻く空気感を変えるような救世主的な存在になってほしいと期待している。ちなみに補強は2〜3人と明言していたわけでもしかするとあと1人あるのかもしれないけど、今シーズンの新加入選手たちがこぞって慣れるまでに時間がかかったことを考えるともう今からの獲得では遅いかなと思う。あとは野村の復帰がどのタイミングになるか。野村についてはそもそも昨シーズンの離脱時も痛みの原因が不明と言っていたくらいだから復帰の時期も読みにくいのかなとは思っているけど、復帰出来たのならそれはもう補強以上にチームに力を及ぼすことは間違いないから過度な期待は抑えつつ楽しみに待ちたい。


ということで今日明日と連休なのでこれから吹田に向かいます。選手たちにサポートの意思を示せないのはつらいけど、逆襲の狼煙をそばで見届けたいと思う。
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プレッシャーをかけ続ける(22節浦和戦)

2021-07-10 22:50:17 | マッチレポート21'
同じ過ちを繰り返さないために我々がこの後やるべきことはとにかくチームに対してプレッシャーをかけ続けること。あの絶望的だった札幌戦の悲劇を忘れないためにチーム全体にプレッシャーをかけ続けること。この勝ちで中断期間にチームが緩まないようにプレッシャーをかけ続けること。幸いにも17日には練習見学が再開する。見学に行かれる方は全員鬼のお面着用で行ってください。少しはふざけてますけど、ほぼほぼ大マジです。この中断期間に大分トリニータの中期的な未来がかかっているわけだからそれくらいの緊張感は必要だということ。


勝ったことはもちろん素晴らしいけど、同じ勝ち点でも清水戦◯、浦和戦×だったら順位表上3倍は効果があったことは肝に銘じておかなければいけない。今日の躍動感のあるサッカーを見て、ここまではやっぱり片野坂さんの試合へのアプローチが間違っていたと思う。今日の試合前のインタビューで「ゴールに向かう迫力を出す」と言っていた片野坂さん。今日の試合でハッキリ言ってそこにしか興味は持っていなかったので、これを聞いて少し安心したし、それを選手たちが体現していたのがもっと嬉しかった。象徴的にそれを感じたのは前半10分の香川のプレー。多分それが香川のファーストアタックだったと思うけど、単騎で仕掛けて結果的にショボいクロスで終わってしまったけど、これまでであれば100%バックパスしていた場面で仕掛けた。この試合の決勝ゴールがその2分後に香川のサイドから生まれたことは偶然かもしれないけど、片野坂さんが試合前に強調していたであろう「ゴールに向かう迫力を出せ」という指示が功を奏したことは間違いない。勝てなければやっていることに疑心暗鬼になって策が裏目裏目に出るのは理解するんだけど、誤解を恐れずに言うと「どうせ負けるんだから」思い切ってやれよというのが清水戦で感じた最大の不満。今日の試合は守る時間も長かったけど、相手が保持するボールに厳しくいけたし、ボールが奪えなくても突っつき続けて自由にさせなかった。そして何よりも相手陣内でアグレッシブにゴールに何度も迫った。清水戦を受けての試合としては満点の回答をもらえたと思ってる。だからこそ繰り返しになるけど重要になるのは明日から。「まだ何も成し遂げていない」という空気を大分トリニータの中に充満させなければいけない。選手の出入りも続いていて自然とそうなっているかもしれないけど、サポーターもその空気を出していきたい。


いい前半でも後半から立ち位置を変えてくる相手に対応出来ずにひっくり返される試合を今季は何度も観てきたわけだけど、今日もご多分に漏れず後半キックオフからの15分はそうなりかけたし、実際に決定機も複数回あった。そこを何とかしのげたことで息をつけたか、両WBのポジションを少し下げることで後半は使われまくっていた3バックの横のスペースを消すことが出来た。何かすごいと噂だったユンカーがどう見ても日本の夏の暑さを嫌がっているようで普通のプレーヤー並みだったことや、田中さんが三竿さんにド突かれて萎縮気味だったことでヒヤヒヤしながらも何とか逃げ切ることが出来た。望んだ試合運びではなかったかもしれないけど、時折攻撃も見せることで守備陣に息をつかせることも出来たのは良かったんじゃないだろうか。ただ長沢のプレー精度がちょっと落ちてきているのは少し気になる。


ハセがやっと戻ってきた。それもハセの最もストロングな部分である長い球出しではなく球際という彼が最も課題とする局面でいいプレーが続出した。相手陣内で浦和の攻撃の芽を潰すボールへのアタックは2回くらいあったかな、そこをドリブルで破られたら危ないってところでも2回くらいいい潰しがあった。本当に待ちくたびれたどころじゃないんだけど、まあ慣れない育児で疲れてたんだろうってことにしておくからガンバ戦からもマジで頼むぞ。北斗ですら交代したこのタフな試合でフル出場したことに誇りを持って。


休み明けで明らかにキレてた三竿、今日も走った香川、突貫小僧の自覚が出てきた健太、スーペルゴラッソが飛び出すんじゃないかとワクワクさせてくれた成豪、こうやって良いとこ探しが出来るのが嬉しい。そして也真人。埼玉に生まれ、浦和からゴールすることを生業とする漢。「小さな巨人」「かわいい大黒柱」、何かこのアンバランスさに絶妙なネーミングを考えたいところだけど、もう本当に頼もしい限り。迷いながらもリミユニの背番号を8にした数日前の自分を全力でハグしてあげたい。すごいぜ、也真人!オレにはあのシュートはファーサイドに決まってたようにしか見えなかったぜ!


ということで今日のタイトルは球際に厳しくいけた今日の試合への評価と、この中断期間にチームを緩ませないためのダブルミーニングということで。そうは言ってもまずは体を休めて、ここからの逆襲を楽しみに待ってるぞ。
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勝てばいいのよ(天皇杯3回戦福井ユナイテッド戦)

2021-07-08 01:09:29 | マッチレポート21'

平日、雨、コロナ、北陸、カップ戦。大半のサポーターにとって観戦するには様々な障壁があったこの試合ですが、4月から滋賀県の水曜日が定休日の職場で働く自分にとっては逆に条件が揃いまくっていたので当然ながら観戦してきた。前からテクノポート福井には行ってみたいと思っていたんだけど、なかなか機会がなかった。5月に福井ユナイテッドの試合を観に行った時も越前大野市開催だったため別会場だった。スタジアムは一応球技場なんだけど、縦がやたらと長く多分ゴール裏からだと陸上競技場と見え方はほとんど変わんないんじゃないかな。自分が座ったメインスタンドも高さがないため前の方は意外と見にくくてちょっと専スタと呼ぶには物足りないかなという感想。福井市内からも、最寄りのインターチェンジからもかなり遠いし、総合点を付けるとしたらかなり低くなりそうなスタジアムだった。



「天皇杯は勝てばいい」。もうこの一言に尽きるかな。他のJ1クラブもバタバタと姿を消しているし、どんな大会だろうが勝ててないチームにとって勝ち星ほど薬になるものはない。危ないシーンも1つや2つじゃなかったし褒められた内容じゃないけど、まあ勝てばいいのよ。本当にそう思う。


シチュエーション的にも今後もあまりなさそうな試合になりそうだということで今日はファインダーをのぞいていることが多かったので、試合はあまり見られていないです。なので、試合の総評は割愛します。勝てばいいのよ。



生西川を初めて見た。近くで見るとムチムチとしていてなかなかいい体をしていた。



ボランチコンビは試合前に弓場の方からペレイラを呼んで、村松通訳を交えて入念に確認をしていた。ルーキーながらこういうところに責任感が垣間見える。





新太と伊佐は週末に備えて45分分業といったところでしょうか。それにしても新太にゴールが生まれて本当に良かった。個人的に早く報われてほしいと思っていた筆頭のような選手だったから。



久しぶりの高木。前半のビッグセーブは試合の流れを渡さないという点でマジでビッグセーブだった。



まさかのCB起用となった奎汰。見てる方もヒヤヒヤしたけど、何とかやり切った。しかしそんな必死の奎汰の横で見る羽田健人の頼もしさったらないよね。メインスタンドにはご両親(多分)がいらっしゃっててお母さん(多分)と2ショットで写真を撮ってる姿が微笑ましかった。



髙澤、必死のクリア!


今日高澤がスタメンじゃなかったらもう移籍は確定なんだろうなと思ってたけど、プレーの熱量も含めてまだまだやれると思えた。背番号9にこのまま終わってほしくない。









5月に見た時にこれは警戒だなと思ってたんだけど、やっぱり27賀澤陽友が厄介だったね。スピードに乗って侵入してくるプレーに何度も肝を冷やした。


天皇杯なのでマスコットもスタンドで応援するスタイル。



ワタナベエリさんと大分サポーター。皆さん、お疲れさまでした。



どんな大会だろうが勝てば喜ぶ。この姿は正しい。高木、率先してくれてありがとう。


4回戦は約1ヶ月後。九州大学リーグ→地域リーグ→J2残留争いクラブと正直かなり恵まれている感はあるけど、またこの3回戦と同じようなスケジュールなのでやりくりは大変だと思われる。しかし今日見てて、黒﨑みたいな馬力のあるドリブル出来る選手がいたら良かったのになと思ったので、1ヶ月後にはまた少し戦力も出入りがあるだろうから、現段階では何とも言えないね。個人的には順天堂大との試合が見てみたかったけど、今日の感じだとボコられる予感しかしないので、群馬みたいに他に大目標があるJクラブの方が良かったかもね。

それとヴェルスパもベスト16進出。これはマジですごいと思う。昨シーズンJFLチャンピオンになって掴んだシード権でJクラブ連破、そして今大会の台風の目であったお京都も難なく退けてもはや貫禄すら感じさせる勝ち上がり。ヴェルスパの次の対戦相手は磐田。これ準々決勝とかでもしかするともしかするよね。HOYO時代も含めて公式戦での対戦ってあったかな。いずれにしてもいよいよ大分県を代表するクラブですみたいな面で余裕かましていられなくなるかもしれないね。対戦することとなれば恐くもあり、楽しみでもあり。

やっぱりカップ戦は楽しいね。
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片野坂さんもう無理かもなぁ(21節清水戦)

2021-07-05 00:58:22 | マッチレポート21'


タイトルの通り思わざるを得ない夜でした。


今日の試合が面白かったとか口が裂けても言えない。負けてもそう言える試合はあると思うけど、もし今日の試合でそう言えるとするのならば先に点を取りに行ってその裏をやられたとかそういう負け方でしょ。いつまでも勝負に出ていかずに先制されて、そこから慌てて前に出て4バックが機能したとか、いい試合だったとか、それはもはやLove is blind. でしかないよ。


鹿島戦シュート1本でもそれなりにやれたと評価したのはその前の札幌戦が奇襲が不発に終わるわ、全然戦えないわであまりにも酷かったからそこからの立ち直りという面も含めてだったわけだ。これからも順位表で上に位置するクラブとは球際を潰し合って塩試合に持ち込んで勝ち点1を泥臭く取りにいくというのは当然ありだと思う。ただ今日の相手はどこなのよ、片野坂さん?残留争いの直接のライバルの清水が相手でもアウェイなら勝ち点1でOKなの?現在の勝ち点が13で、今日の試合を入れて残り19試合。全部引き分けで勝ち点32。降格だよ。前半は慎重すぎるなとも思ってたけど、それは後半に勝負をかけるために大事に進めているからだと信じていた。でも10分経っても動かない、20分経っても動かない。オイオイと思い始めた矢先に失点。あのタイミングで新太が準備していたけど、新太が呼ばれたのはCKを取られた後だからね。タイミングが悪かったとか言い訳は絶対に認めないよ。これだけの要素が満載だったにも関わらずあんな腰の引けたサッカーさせるのなら片野坂さんもう無理かもしれんなあ。順位表と日程表から練り出す戦略も稚拙、目の前の盤面の戦術は不十分なだけでなくパッションも感じない。申し訳ないが、これではいくら片野坂さんでも支持することは出来ない。今季降格をしたとしても片野坂さんがこのクラブにとっての功労者であることは変わらない。今季は「主力がごっそり抜けたから」というのが言い訳として成立しそうな雰囲気だけど、でもこのままだと「主力がいたからいい順位だっただけ」という評価を最後にクラブに去ることになるの寂しすぎるでしょ。



今日は三竿の出場停止に伴い左CBに入った上夷がやはりポイントだったと思う。ただいつまでも試合に入ることが出来ず、攻撃面では横パス以外しなかったと言っても過言ではないくらいに無難なプレーに終始した。ここまで十分な出場機会のない上夷。レギュラー選手が1試合とはいえ不在になって出場機会が巡ってきたからここは千載一遇のチャンスと思い切ってプレーしてほしいのに、もう恐がっているとしか思えないくらいに何もチャレンジしなかった。これって冷静に考えるとチームがそういう萎縮させる雰囲気になってしまっているんじゃないかと思う。「チームを勝たせたい < ミス出来ない」この公式がほとんどの選手の中で成立している。同じようなことで、後半にファールされた後に西澤に突っかかっていった井上健太。結してほめられる行動ではないけど、みんな能面でも付けて試合してんのかなってくらいにつまらない試合を見させられてる身からすれば、そんな気持ちの見せ方ですら嬉しいよ。でもいざこざが収まった後に健太に近づいていった長沢が健太の頭をはたいてたしなめてる様子を見た時はさすがにズッコケそうになったよ。「あ、このチームの一致団結はもう死亡してるな」と思ったよ。結果がチームを内部から蝕み始めて、気付いた頃にはもう手遅れみたいな。


慣れたくはないけど、負けることや降格することにはある程度の耐性はあるつもり。でもこんな覇気のないサッカーを見せられることに対しては声を大にして文句を言い続けたい。それは片野坂さんだろうが、どんな選手だろうが。個人的には5月のユアスタでの敗戦があってのこの試合と位置付けていた。まさかアレよりも酷い試合を見せられるとは本当に夢にも思っていなかったから、今日でガッカリ感のステージは危険水域まで上がったなって印象。


もうとにかくやれよ。お前らまだ何にもやってねえよ。弱いとは思わない、ただつまらないだけ。猛烈につまらない。もうそれに尽きる。つまらないサッカーしか出来ないサッカー選手や監督はダサいとしか思えない。そんなもんいつまでも応援出来るほどオレの心は広くないし、懐にも余裕ない。
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