Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

残念な試合(15節東京V戦)

2014-05-24 21:43:08 | マッチレポート14’
「長いシーズンだし、こんな試合もあるよ」って後々言える試合にしてもらいたいもんだ。まあ、一言で言えば残念な試合。

前節の記事の最後に点は獲れないけど獲られないヴェルディの現状を考えると、スコアレスドローが濃厚だと書いたけど、前半早々にそんなチーム相手からややラッキーな形で先制出来たにもかかわらず、この結果、内容はいずれも残念の一言。なかなか点が獲れないチームが早々に失点して攻めにいかざるを得ない状況になれば、普通はバランスが崩れて大量失点ってパターンがよくある話だと思うんだけど、アウェイとはいえ何だったんでしょうか、今日の試合は。

あれだけ各所で簡単に1対1に負ければ、そりゃ思い通りに試合は進められないし、よく勝ち点1獲れたなって気もする。奇しくも今週のブロゴラで木村が「球際に行けてる時は良いゲームが出来ている」って言ってたけど、もうまさにそんなゲームだった。球際ユルユルで最後バテバテ。やっぱ勝ち点1はラッキーだったかも。前節は圧倒的な試合内容で進めながら結局とどめを刺すゴールを決められなかった。それでも横浜FCに全く覇気がなかったから勝てたものの、今日みたいに相手が勝ちたい気持ちを強く出してくれば、簡単に勝ち点を失う。同点にされたゴールは後半頭から頻繁にサイドから好機を作られてて、ヤバそうだなと思ってた流れの中からだったから、入った瞬間に納得感あったよね。「そりゃそうなるよね」って。ああいう局面をピッチ内の選手だけで修正出来るようになってほしいけど、まあ今日は修正云々の前にそもそも全然走れてなかったってのもあるけど。

ライバルクラブの勝敗というチーム外の状況、ここで連勝出来れば波にノっていけそうだというチーム内の事情、どちらを考えても今日はどうしても勝っておきたい試合だったけど、自滅感あふれる内容で勝ち点を忘れてくるという本当にまだまだなチーム。

次節はホームで勝ち点2差の山形。ここから上位に食らいつけるのか、下位に引きずり込まれるのかを占うのにはちょうど手頃な相手じゃないだろうか。

せっかくの土曜日なのにビールが全然うまくない。来週は頼む。

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『フィット』してたというよりは『ムーヴ』してた西(14節横浜FC戦)

2014-05-19 00:07:48 | マッチレポート14’
あのゴールはスタジアムで見てこそと思うわけですよ。テレビではボールの動きと西にエンジンがかかって加速していく様子は同時には見られない。ピッチを広く使ったダイナミックな攻撃は全体が見渡せるスタジアムで見てこそ。7千人はやっぱ少ない。ホームでの前の試合がしょぼかったから仕方ないけど、こんな素晴らしいゴールが見られる(かもしれない)スタジアムに大分の人はもっと足を運んでほしい。

磐田戦の時に負けてもいいと思ったと書いたけど、それは下位に沈むこの横浜FC戦と次の東京V戦に勝つことが前提だったわけで、実際にきっちりと勝ったからそれでいいと思う。もちろん相手の低調さに助けられたとか、もっとゴール獲れただろっていう思いもあるけど、今の混戦状態からもっとチームが振るい落とされて1敗や2敗で順位が激変するような状態じゃなくなるまでは、順位通りに勝ち点を拾っていって、PO圏に食らいついていくことが最優先だと思う。ちなみに折り返しの21節までの残り7試合は全て大分より順位が下のクラブ。ということは・・・。

西のSB起用については1試合だけでは判断出来ないというところかな。あのランニングからのクロスは本当に素晴らしかったけど、そもそも田坂さんがどういう意図で起用したのかが、今日出てるコメントとかだけだと分からない。1番手の岩武くんがベンチ入りしてたからケガというわけではないし、2番手のジョンハンも他のポジションで先発してたから、あえて初めての西を起用するという勝負に出る必要があったようには思えなかったから、結果オーライ感は拭えない。ここ何試合も頑張ってた岩武くんを外して西を継続するのなら、もう何試合か見てみないことには評価は出来ない。あえて言うなら、今日はSBにフィットしたというよりも1人のプレーヤーとしてキレてたという印象の方が強いし、最近の試合では最悪レベルに不安定だった最終ラインの要因が西だったかもしれないというのは本人コメントからもうかがえるしね。(そもそもダイハツサンクスデーで「フィット」とか言えるかいって話。)

最終ラインの不安定さからの話の派生になるけど、完封出来た大きな要因として武田の2つのビッグセーブは外せない。磐田戦でも前に出るセーブで2ついいのがあったけど、今日のは特に素晴らしかった。相変わらずキックやDFとの連携では今一つなところがちょいちょいあるんだけど、セーブ面では本当に頼りになるGKだ。磐田戦の時に選手バスがスタジアム入りするところで入り待ちをしてたんだけど、バスがスタジアムに着いて選手たちが降り始めても一人だけずっと読書を続けてる選手がいた。それが武田だったんだけど、その姿を見て何となく武田に興味がわいてきた。正直に最初は覇気を感じない選手だなと思ってたんだけど、今はこんな雰囲気のGKがいても面白いかなと思い始めてる。あんなにも中断するのが惜しいと思える本は何だったんだろうか。とても気になる。

さて次節は東京V戦。シーズン前に色々とゴタゴタし、現在も18位に沈んではいるものの、実は侮れない相手だ。現在は勝ち点13で18位ではあるものの、4月以降に限定すると今日までの9試合で何と4失点しかしていないという隠れたDFの固いチームなのだ。1試合1ゴールを切ってる大分がゴールを決めるには中々難しい相手だ。ただし今日の熊本戦でも1試合で2本しかシュートを打ててなく、ゴールを決められる可能性もかなり低そう。データ通りならスコアレスドローで終わる可能性が極めて高い試合になりそうだけど、西の継続起用も含めて田坂さんはどう手を打つのだろうか。

ここらでポンと連勝出来るようなら自動昇格圏もそんなに遠くはない。来週から土曜日開催が続くけど、土曜日に勝つとアフターゲームが日曜開催の倍は楽しいから、ここから『連勝サタデーシリーズ』の開幕といきたいもんだ。
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ぶらりムサリク

2014-05-18 00:59:14 | トリニータ
今日は朝起きて天気が良かったので、特に予定もしてなかったけど、ぶらりとムサリクへ。ムサリクは全国リーグが行われるスタジアムでは多分自宅から最も近くにあるスタジアム。数は少ないけど、スタジアム内に駐車場もあるし、周りの雰囲気もいいし、今日みたいにぶらりと横河武蔵野の試合を観に行くのはけっこう好き。

行く道すがら今日の対戦相手が佐川印刷であることを確認。直近の試合結果を見てみると池田達哉はベンチ入りはしてるものの、ずっとサブという状況のようだった。いざスタジアムで姿を探すとやっぱりサブ組でボール回し。出場機会があることを祈ってましたが、残念ながら今日もなし。







大分にいた頃からイケタツは期待してたし、好きな選手だった。2010シーズンにレギュラーを掴みかけた時は本当に嬉しかったなあ。



佐川印刷はオーソドックスな4バックを採用。


3バックなぞやらせてみたらイケタツいい仕事しますよ、辛島監督。

試合は1-0で佐川印刷が勝つわけだけど、佐川印刷はこれで4連勝で暫定4位に浮上。まあ手は入れんわな。レギュラー奪取目指して、がんばれイケタツ!




横河武蔵野の小山選手はこの日の出場でJFL最多記録となる334試合出場を飾った。初出場が2000年らしいので、足かけ15年で記録を樹立。J1でもJ2でもない、JFLという変化しやすい難しいカテゴリーで出場し続けた見事な記録だと思う。奥さんからの花束贈呈に緊張したのか、試合ではイージーなミスがちょいちょいと。


もういじられ尽くされたであろう、横河武蔵野の本田圭佑選手。これから1ヶ月くらいが本番でしょうか。


現在のJFLはHONDA、ソニー仙台、佐川印刷と企業系のクラブが上位を占めつつあり、J3とのカラーの違いが出てきてる。今日はスタンドで試合を観ながら、シーズン終盤にJ3チャンピオンとJFLチャンピオンでチャンピオンシップなぞ出来たら面白そうだなとか考えてた。これから時間の経過とともにJ3とJFLに力の差は付いていくとは思うけど、今季に限れば企業系クラブとしては唐突に屋上屋を作られたような気分だろうし、やってみても面白いんじゃないかな。特にJFLを企業系クラブが制した場合は。


これで今季もJ2、J3、JFLをまずは観戦をしたけど、なぜかJ1をまだ観に行ってない。どっか観に行こうかなとふと思ったけど、今週で中断に入っちゃうことに遅ればせながら気付いたとさ。J1よりも山口、鹿児島、八戸、沼津あたりのJFL新規参入クラブの方が観たいのが本音。
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ハードルを下げて臨む(13節磐田戦)

2014-05-12 01:19:21 | マッチレポート14’
今季も10試合以上を経過して段々とチームの傾向が掴めてきた。実力通りというか、上位にはきっちりと完敗して、そこそこには引き分け、下位クラブには勝つという、言ってしまえば当たり前の結果が出始めてきていた。だからというわけでもないが、今日は負けるだろうなと思って磐田に向かっていた。シーズン前の戦力比較や半年前の対戦を思えば、アウェイ磐田戦が最も難しい試合になるだろうという考えは間違っていないと思う。

そして前半はその通りの試合展開となった。予想外だったのは、磐田の中盤のプレッシングが素早くかつ厳しかったこと。そのためロングフィードで活路を見出すくらいしか攻め手はなかった。多くのタレントで構築する攻撃の質は予想通り高く、よく1失点で凌いだし、またそれが勝ち点が取れたことの大きな要因となったように思う。松井大輔は思ったよりも断然動けて視野の広さとかボールタッチの柔らかさとか、J2のレベルの選手じゃないなと思い知らされた。そんなこんなだからハーフタイムでの印象としては湘南戦の時よりも勝ち点が取れるイメージはなかった。ただ、いざ後半が始まってみると、見事なまでに磐田の足は止まった。うちがよく走ったとも言いたいけど、アレは磐田が自滅したという方がしっくりくる。結局のところ、磐田ってあんなに中盤からプレッシングの強度を上げるようなチームじゃないんでしょ。前半からうちを圧倒して戦意喪失を狙ったのかもしれないけど、前半1ゴールに終わったことで後半頭からうちが「戦う意志」を見せられる余地を作ってしまい、そこでシャムスカのゲームプランは崩れてたように思う。

だけど、高木のPK、後藤のミドルシュート、シャムスカのコメントに「敗因」という言葉が出てくること等を勘案すると、妥当とまでは言わないけど、十分に勝てた試合だったと思う。結果は勝ち点1だけども、試合前に思い描いていたイメージに対して内容が伴った上での勝ち点1だったから納得の試合ではあったけど。帰りは勝ったような気分で家路につかせてもらった。




この二人ってよく考えたら南アW杯パラグアイ戦の後に肩組んで美しい涙を流してた同級生コンビだね。繰り返しになっちゃうけど、松井の前半のパフォーマンスは敵ながら存分に楽しませてもらった。世界を知ってるプレーヤーの繊細なプレーをあの見やすいスタンドから見られるのは本当に素晴らしい。J2サポーターは絶対にヤマハ行くべしですよ。ただし日本のこの環境下ではもうフルタイムやれるプレーヤーではなくなってしまったけど。







今日の右サイドは岩武→昌也→後藤の流れでフィニッシュまでもっていくシーンもあったりとかで、生粋の大分っ子たちの躍動を堪能させていただきましたよ。岩武くんは今日も素晴らしいパフォーマンスだった。ヤスがガンガン上がるもんだからやや上がりは抑えてた感はあったけど、90分を通して安心して見てられる。目測を誤って失点に繋がったのは明らかに岩武くんのミスだけれども、ああいう大外に振られるシーンは長崎戦でも気になってた。長崎戦ではことごとくああいうボールに触れるかもしくはすぐに体の向きを変えてシュートコースに入って失点を未然に防いでいただけに、今後のことも考えて組織で対応出来るようにしておきたい。SBだけの責任ではない。






ヤスのゴールは、伊藤がFKを蹴ったポイントとヤスのヘッドを結んだ線のちょうど延長線上あたりで見てたので、ボールがゴールに吸い込まれていく軌道がバッチリ見えた。ヤスがボールに触れる強さが絶妙で、「チッ」と音がしそうなくらいにキレイに薄く当てて軌道を変えた。富山戦のゴールの方がヤスっぽいんだけど、このビューティフルゴールは休まず上下動を繰り返してチームの活性化に貢献したご褒美だと思うよ。ニアで勝負出来るところを見せておけば、次は真ん中で高木、阪田が活きてくる。高木で思い出したから、しつこいけどもう一回だけ言っとくけど、高木のは100%PKだからな。

今日の審判はここ何年で見た審判の中でも最も下手だったかもしれない、線審も含めて。高木のPKはコーナーに近付き過ぎる松井大輔に気を取られててゴールから遠い位置で見てたのが原因だと思うし、終盤に速攻に移ろうとしたGK八田のクイックのスローイングを手で止めた高松にカードを提示しないのは自軍の選手がやったプレーとはいえ、全く理解出来ない。インテンショナルなプレーなのは明らかだったし。同じく終盤にピッチ中央で高松のハンドと相手選手の足が高く上がったプレーが同時に出た時は、ファールを取られた磐田サポーターとシャムスカが怒ってて、さらにその後のクイックリスタートを認められなかった大分サポーターと田坂さんが怒ってるという、もう本当どうしようもない瞬間もこの審判は作りだしちゃってて、ついでに認められなくて思いっきりボールを叩きつけたジョンハンもおとがめなしという、こんなにもダメな審判は久しぶりだった。ジャッジが偏ってて特定のチームから叩かれる審判はJ1にもたくさんいるけど、単純に技量が決定的に不足してて試合がまとまらないってのはJ2っぽいなと思った。



お久しぶりです。シャムスカと大分の関係はこのスタジアムで終わったわけだけど、再会の場所がまたこのスタジアムというのは不思議な縁ですな。今日は勝ち点をいただきましたが、ちゃんと自動昇格してくださいよ。自動昇格して当たり前の戦力です。あなたが本当に評価されるのは来季J1でどういう結果を残すかだと思うので、松本あたりとデッドヒート繰り広げてる場合じゃないですよ。




「プレーオフプレーオフ」。同じ言葉を2回もダンマクにするくらいにプレーオフ進出に対する熱い思いを見せつける磐田サポーター。ちなみに去年の最終戦でも例の煽り動画ですっかりプレーオフのテーマとして定着した感のあるPRIDEのテーマをスタジアムでガンガン流してたジュビロ磐田。これで今年マジでプレーオフに回ってきたら、その呼び込む力に最大限の敬意を表したい。

半年前にヤマハスタジアムを訪れた時はそんなに感じなかったけど、ジュビロの運営スタッフさんたちの挨拶の徹底されっぷりがすごかった。相手サポーターの骨抜き作戦なのかもしれないけど、ちょっと気持ち良くなるくらいに皆さんが挨拶をしてくれる。ジュビロはこの日の試合でリーグ戦の累計入場者数が500万人を突破したということで、試合後には紅白餅が配られてて、これがきっちりとアウェイ側にも配られるという配慮まで。ちなみに我が家は累計で5百万分の10くらいは貢献しました。


選手たちは本当にしんどかったであろう連戦がこれで終わった。ここまでしんどい連戦はこの後はないし、長崎、松本、磐田と強豪も並んだ日程を2勝1敗2分の勝ち点8というまあまあの結果でクリア出来たことは良かったと思う。この連戦はローテーションもしながらだったので、前の4人については田坂さんの中でどういう序列になってるのかが今は全く分からない。特に今日から高松もジョンハンも戻ってきたので、層は相当に厚みを増した。今週からは1週間の準備期間を持てるので、特に前線の選手たちはポジションを掴むためにバンバンアピールしてほしい。1週間後にどういう組み合わせの選手たちがピッチに立ってる今からとても楽しみ。

ということで冒頭にも書いた通り、試合前までは負けてもいいと思ってた。それは順位通りの結果を出し続ければPO圏には食らいついていけるだろうという予測をベースとしている。この勝ち点1を価値あるものとするには、来週からの19位横浜FC戦、18位東京V戦に必ず勝つことだ。
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We are on the Mr Sorimachi's hand!!(12節松本戦)

2014-05-06 16:07:11 | マッチレポート14’
試合が終わってから前節の試合後の反町監督のコメントを読むと乾いた笑いしか出てこない。ハハハ。。

試合が終わった直後はせっかく前節いい試合をしたのに続かないなと思ったんだけど、冷静に考えると完敗なわけで続きようがなかったってそれだけのことだ。まだ3分の1も終わってないし、しっかりと目指すべき順位を見つめ直して、次節からもう一度やり直すだけだ。

反町監督の采配を見てて、適切な評価をするということが監督にとってとても大事だということを思い知らされる。前節の試合後のコメントをかいつまむと、

・我々が力を発揮するのは4連戦の最後の試合。

・残り15分で差が出るから、そこで我々の強みをみせなければならない。

で、今日の得点が後半37分と40分。もう感服せざるを得ない。今日だけを見ればハッキリ言って大したサッカーをやってないけど、勝ち点を取るために自分たちと相手を適切に評価して、試合でそれをその通りに実行されると、悔しさを通り越して納得感すらあるよ、やられたのが贔屓のチームだとしても。連戦は結果が全て。それを松本はやり切った。秋の平時に対戦する時に反町監督がどう手を打ってくるのか、今から楽しみ。対戦は36節。出来れば昇格を争ってるようなシチュエーションで迎えたいもんだ。


相手を褒めるだけで終わりたいところだけど、我が軍の不甲斐なさにも触れないわけにもいかない。セットプレーという相手のストロングポイントに屈したことはそれほど問題ではないと思うけども、たったの1失点をしただけで、残り10分以上もあったにも関わらず、簡単に切らすメンタリティはどうしようもない。特定のクラブを応援してて、最も見たくないシーンと言っても過言ではないのが「切れたチーム」だよ。あそこで怒鳴り散らせる選手やキャプテンがいないことなんてのは今に始まったことじゃないけど、決して諦める試合ではなかったはず。塩沢のヘディングが武田の足に当たったのは偶然だろうし、武田が相手選手と接触したのはどう考えてもPK→レッドカードが妥当だったと思うから、反町監督が狙った残り15分で4失点だよ。どう考えても切れ過ぎ。完全に予測だけど、ピッチ上にそういう選手が出てこないのって、田坂さんが独裁過ぎるというか、干渉し過ぎるというか、そんな気がする。サッカーの部分についてはまた平時に戻った時に冷静に見直さないといけないと思うけど、メンタルの部分は何とかなるもんなのかどうかは分からんけど、何とかしないと終盤の痺れる時期にこの『メンタル弱過ぎ集団』じゃ到底勝ち切れんだろ。(そもそも昇格に絡めるかどうかも分かんないけど)

タメにはあえて個別に苦言を呈したい。みんなが苦しい中でしっかりと1週間の休みをもらって臨んだホームゲームでのパフォーマンスがこれでは話にならない。後半頭のシュート以外は完全に試合から消え続けた。消えただけならまだしも、あまりにも軽いボールロストも多いし、周囲を助けるどころか、迷惑かけっぱなし。普通に考えれば、次のチャンスはしばらくないだろうから、しっかりと準備して次のチャンスに備えてほしい。

期待してるからこそあえて言いたい。

『おい、何やってんだよ、タメ!!』


GWの連戦は4連戦と言われてるけど、今日は火曜日で日曜日までは中4日。アウェイであることを考えれば、個人的には次の磐田戦までが連戦だと思う。万全のコンディションで試合に臨むことが期待出来ない上に相手は磐田。半年前に完敗を喫していて、さらにここ最近は調子も上向き。簡単に勝てる相手ではないことは明白で、反町監督に教えてもらった「適切に評価すること」を活かすのなら、泥臭く勝ち点1を狙いにいくのも悪くはないと思うが、果たして我が軍の指揮官は今の状況をどう「評価」するだろうか。
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采配で掴んだ大きな1勝(11節福岡戦)

2014-05-04 00:10:03 | マッチレポート14’
今日はまずスタメンを見た時に「おっ」と思った。Jリーグには年に何回か連戦があって、GWの連戦はその中でも特にキツい。この時期は気温も徐々に上がりつつあるし、2試合目以降にいい内容のサッカーをしようというのはそもそも無理があると常々思ってる。だから連戦の時は普段にも増して「結果>内容」だと思ってるし、どんな手を使ってでも結果を勝ち取るようなサッカーをしてほしいと思っている。「どんな手」の最たる手段がローテーション。そしてその考えと全く合わない采配をするのが、他でもない田坂監督だった。そんな田坂監督がまあまあ内容の良かった前節から4人もスタメンをいじってきた。特に長崎に連れても行かなかった阪田さんの復帰、前節一番躍動してたタメをベンチに下げたこと、そして何よりも今スタメンの中でも最も外せない伊藤でさえもベンチに下げたことで、これは明らかにローテーションさせてきたと確信して、期待せざるを得なかった。メンバーを固定することの意味やメリットも十分に理解出来るけども、個人的な考えでは、連戦こそフレッシュな選手にチャレンジさせることでチーム全体の底上げが図れると思ってる。レギュラーが一人もケガや出場停止なしで1シーズンを過ごすのなんて絶対に無理なんだし。結果的に前半はチグハグで失点もしてしまったけど、ハーフタイムを迎えた時点で悲観的な感じはほとんど受けなかったし、選手交代でさらにフレッシュな選手を投入することで完全に試合の主導権をモノにして、うちでは滅多にお目にかかることの出来ない逆転勝利を掴み取った。今日は監督の采配で勝ち切った試合という評価でいいと思う。


今日ほど現地にいられなかったことが悔しかった試合もそうそうないし、宏矢のゴールが決まった瞬間にその向こう側で弾ける青い塊が心底うらやましかった。でも本当にナイスゲーム。ファンタスティックでラブリーでマーベラスでファビュラスかつブリリアントなゲームだった。


今日の試合の流れを変えたのは間違いなく後藤。先制点のきっかけとなるFKを奪った仕掛け。決勝ゴール前のライン裏への飛び出しと、閉塞感のあった試合に思いっきり風穴を開けた。ヤスのパスから放った左足シュート、左からスライドしながら放った右足シュートとFWなら決めなきゃいけないシーンがあったことも事実だけど、今日は途中投入された前線の選手が何をすべきかを体現し続けた。次節のスタメンはこれで確定なんじゃなかろうか。「オレがこのチームの9番なんだ」ってくらいにエゴイスティックでいいんだぞ。昌也も宏矢も無視してシュートを選択した判断をオレは100%支持する。

そして宏矢は初ゴールおめでとう!ここ数年の大分トリニータの中でもベスト3に入るくらいの美しいボレーだった。後藤のクロスが上がった瞬間にちょっと後ろ過ぎかなとも思ったけど、あれをフかさずに叩いた技術力は確かなものがある。ここ数試合いいなというパフォーマンスを続けてるところにこうやって結果が付いてくると本人もノっていけるだろうし、ここからの量産に期待。

それにしても宏矢の後ろからのアングルでボールが天井のネットを揺らした瞬間にゴール裏が弾けるシーンは何度も観てもいい。今日は俯瞰のアングルでもゴール裏の端っこが映ってたんだけど、後藤の惜しいシュートにその端っこの人たちが素晴らしいリアクションしてて、それもめっちゃ良かった。チャンスになりかけて腰を浮かして、シュートが外れた瞬間にのけぞるみたいな、それも全員同じタイミングで。自軍の攻勢と一体化するスタンドの雰囲気はやっぱ最高ね。返す返すも今日は福岡に行きたかった。でも長崎をチョイスしたことにも後悔はしていない。


素晴らしい結果を掴むことが出来たけど、もう中2日で次の試合がやってくる。次は松本。去年はPOまであとちょっとのところまで上りつめ、現在も堂々の3位。もうJ2では立派な強豪と言っていいと思う。ただ今日の試合後サクっと2時間ほどで自宅まで帰れてホームゲームを待つうちと、GWの連戦の真っただ中に松本から遠い遠い大分まで来て、アウェイゲームを戦う松本とではコンディショニングに大きな差があると思う。先月の札幌とのホームゲームの時にもアウェイチームの精彩のなさを見たばかりなので、そこはアドバンテージが期待出来る。さらに今日の試合で、タメや伊藤を温存出来たことも大きい。出た選手ががんばる、そして次の試合ではやるべき人がやる。これがローテーションの最大のメリットだと思う。ここで松本を叩ければ団子の頂点も見えてくる。

泥っ泥でも、バッタバタでも、息も絶え絶えでも、何でもいいからとにかく結果掴もう。ポゼッションもハイラインも磐田戦まではひとまず置いといて、結果最優先のサッカーを。
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