goo blog サービス終了のお知らせ 

Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

俺ら大分、九州の誇り?(23節鳥栖戦)

2025-07-12 22:21:01 | マッチレポート25'
誰かが戻ってくると誰かが離脱。この状況はもちろん大分だけではないけど、ベストメンバーを組めない中でどれだけ出来るかがここまでのシーズンでどれだけ積み上げてこれたかの証明のように思う。そういう意味ではもう今シーズンは諦めるしかないかなと思う。徳島、大宮、長崎、鳥栖と現実的に昇格を狙うチームと対峙してもそこまで見劣りすることはないわけでチーム力は上がっていると思うけど、それでもこの4連戦で勝ち点1、得点1。ただそれよりも離脱者が多い中で掴めるチャンスを目の前にしながら、生かせないどころかサポーターにため息しかつかせてくれない選手たちにもうこれ以上の可能性を感じないんだよね。残り15試合でPO圏まで勝ち点11差、自動降格圏まで勝ち点6差。現実的にターゲットは残留かなと思う。せっかくデビュー戦でグレイソンが素晴らしい能力を見せてくれたタイミングでこんなことになって申し訳ないけど、昨シーズンのことを考えても現実的になるべきだ。



鳥栖とのホーム戦の時にも書いたけど、決勝点を決めた新川志音は現在高校3年生。大阪の強豪街クラブのエースで有名銘柄だった新川を鳥栖がスカウト出来たのは当時鳥栖のアカデミーに優位性があったからなのは明らか。アカデミーのプリンスリーグやクラブユース選手権に興味のないサポーターは多いと思うけど、こうやってアカデミーの差がモロにトップチームの結果に直結するくらいにアカデミーというのはクラブの総合力を示すバロメーターだと思う。うちから獲得した選手が代表デビューした福岡、新スタを手にして札束で明確な差を見せつけられている長崎、そしてアカデミーで明確な差をつけられてしまった鳥栖。俺ら大分、九州の誇り?


今日一番がっかりなパフォーマンスだった松尾。淡々とプレーするのが彼のスタイルなんだろうけど、チームがこういう状況だとそれだけで物足りなく感じてしまう。アカデミーの状況よりももっと深刻だと思うのは大卒選手の獲得戦略。松尾、ヒョンウ、小酒井、宮川、有働。ここ3年の大卒選手。残念ながら期待以上のパフォーマンスを見せられていると言える選手は1人もいない。ハマタローと宇津元がやっと4年目にして戦力化出来てきたけど、今のJリーグで大卒選手の開花をそこまで待っていたら確実に勝てないチームになっていってしまう。大卒選手に求める水準は明確に「即戦力」。ここ数年の選手を獲得してきたGMもスカウトもいなくなったのでここからは期待したいけど、在学中に特別指定で活躍出来るレベルの選手を獲得出来なければ下降し続けるクラブの地盤沈下を止めることは出来ないと思う。


5年ぶりの鳥栖遠征。行ったばかりの長崎よりも久しぶりの鳥栖ということで飛行機もホテルもチケットも全部準備してたけど、昨晩全部キャンセル。22時くらいまでパンパンに仕事していたら何となく土日フルで遠征するのがしんどくなってしまい、用事が出来たわけではないけど行くのをやめてしまった。キャンセル料だけでしめて2万円。もったいないよりもしんどいが勝る今の大分トリニータ。10年くらい前まではお金も時間も何とか都合をつけて遠征に行ってたけど、数年前から都合が合えば行く、そして今や都合があっても行かなくていいかなと思うようになってしまった。やっぱりフットボールクラブである以上強くなければ面白くないし、そこを満たしてくれない大分トリニータにはあまり魅力を感じない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勝ちたい気持ちは見えたけど惜敗(22節長崎戦)

2025-07-06 01:27:45 | マッチレポート25'
えーと、吉田真那斗様は移籍ですかね?移籍期間を前にした主力選手の突然のメンバー外にただただ震えて待つしか出来ない負け組クラブのサポーターです。


良い試合だった。そして熱い試合だった。正直そんなに期待してなかったし、やれるとも思っていなかった。大宮戦とセットで評価して良くなってきていることは間違いないと思うんだけど、勝つには明確に足りていないこともある。どれだけ押し込んでも大事なところのリスクマネジメントが甘かったり、守備に難があることなんて我々が一番良く知っているはずの奎汰のサイドを徹底的に狙わないような強かさが足りなかったりとか、あとちょっとだと思うんだけど、そろそろ間に合わなくなってしまう焦燥感も感じたりと。


気温28.7°、湿度63%のコンディションでやる戦い方じゃないとは思うけど、球際の厳しさはダービーらしくそして先にバテることもなくとても良かった。よく転んだし、せっかく奪ったボールをすぐに返しちゃったりとドタバタ感は否めなかったけど、それでもこの試合に対する気持ちの入れ方とチームとしてのまとまりを感じた。本当にあとちょっとだと思うんだけど...


個人でも、有馬、茂平、デルラン、キョンゴンあたりは素晴らしかったと思う。真相は知らんけどもし万が一真那斗が移籍してしまったとしても大丈夫だなと思えるくらいに茂平は素晴らしかった。長崎のストロングでもある増山相手に一歩も引かず、ノムのシュートに繋がった突破は鳥肌もんだった。もう目一杯気持ちも入っていたし、見ていて気持ち良かった。昨年のこのスタジアムで試合を壊してしまったキョンゴンが最後まで試合を壊さずに耐えてくれたからこの試合は面白かったと思う。そして体を張りまくって存在感抜群だった有馬。最近「有馬には点を取らせることに集中させてあげたい」みたいなご意見見かけるけど、これはさすがに有馬に対して失礼だし、もっとサッカーを勉強した方がいい。FWに1stディフェンダーの仕事をやらせるのは世界中のどんなビッグクラブでも当り前だし、今時そんな王様サッカーやってるクラブなんてどこにもないよ。チャンピオンズリーグの決勝でウスマン・デンベレがどんなプレーでインテルを圧倒したのか知ってるのかな。点が取れないことは有馬自身が一番分かっているだろうし、そこに他のタスクが多いからなんてことはないと思うよ。有馬は素晴らしいストライカーだと思うし、ゴール数が全てではない。


次節は中断前ラストゲームとなるアウェイ鳥栖戦。今日くらい気持ちの入った試合を見せてくれれば良い結果も期待出来る。鳥栖も好調みたいだけど、良い雰囲気で中断期間に入りたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする