Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

天王山を制する(39節松本戦)

2018-10-29 23:25:05 | マッチレポート18’
試合後の反町監督のインタビューで話された「恐がってしまった」という一言に尽きる試合だったんじゃないだろうか。スコア以上の完勝だったし、文句のつけようのない首位奪還ゲームだった。なぜ松本の選手たちは恐がってしまったのか。プロレスでは最初のロックアップで相手の力量が分かるとよく言われる。松本の選手たちも反町監督から大分の攻略について十分に情報は入れられてたはずだとは思うけども、キックオフの笛が鳴り、いざ手合わせをしてみて感覚的に「恐いな」と感じてしまったのだと思う。これこそがまさに今の我々の強さを象徴する現象だと思う。間合いで相手をビビらせ、腰を引かせる。戦う前から戦わせない。いよいよホンモノかもしれない。


トリテンを読むと、松本はリトリートしてきたと書いてあったけど、試合を観ていてあまりそういう印象はなかった。ただプレスのかけ方が中途半端だなと思ってた。そこそこ高いところから前の3枚が圧力をかけに来るけど、奪いに来る勢いはないし、自信をつけつつある今の我々のパスワークの前では、それくらいのプレッシングならむしろ好都合だった。結局それが相手陣内に張り付かせる要因になったと思うし、それがリトリートということなのかなと解釈してる。ただこれも前節千葉の突撃プレッシングを体感して、それをいなせてたからこそ感じられることなのかもしれないね。そう考えると本当に1試合1試合成長してると思うよ。


当日のスタジアムが本当に素晴らしい雰囲気だったんだろうということは画面を通してでも伝わってきた。選手たちが頑張っていい成績を残す→お客さんが増えてスタジアムの雰囲気が良くなるっていうのは本当に好循環だと思うんだよね。日曜開催の14時キックオフでその日のうちに松本まで帰るのがほぼ無理な中で800人が襲来する松本サポーターの動員力もさすが。何度か書いたけど、ゴールが決まった瞬間のリプレイで背景のスタンドが爆発する様子の映像が好き。ピッチとスタンドが連動するあの瞬間が大好き。さんぺーのゴールの瞬間にバックスタンドを埋めたお客さんが総立ちになるあの感じがたまらなく好き。6年前に昇格したシーズンのホーム最終節山形戦は確か17千人入った記憶がある。金沢戦は出来ればそれを超えたい。皆さんがあまりにも「まだ何も決まってない」とか、「目の前の試合に集中」とか言うもんだから逆張りしてみて、皮算用of皮算用をしてみる。次節、大分(大分勝利)横浜FC、松本(ドロー)東京V、町田(ドロー)福岡という極めて現実的な結果に終わったとすると、次々節金沢戦に勝てば自動昇格決定というシチュエーションになる。今週末何とか頑張ってこのシチュエーションに持ち込んで、ホーム最終戦は2万人集めたい。ここまで頑張った選手たちへのご褒美として素晴らしい雰囲気でやらせてあげたい。微力だけど2万分の1のお手伝いはするつもり。


こう毎週末ごとに刺激的な試合が用意されてて、そしてその都度喜ばせてくれるもんだから、幸せすぎるわけですよ。でも不思議と満腹にはならない。まだまだ刺激物を食べ続けたい。昇格、そしてJ2優勝という最高のメインディッシュにたどり着くまで食べ続けたい。今週も腹を空かせてスタジアムへ。ニッパツのアウェイ席パンパンにして選手を後押ししようぜ!!






(正直何を書いていいのかよく分からなくなってきてる。やっぱ当日中に書かなきゃダメだ。)
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2018 Jユースカップ 時之栖セントラル開催

2018-10-29 00:39:24 | トリニータ
個人的にユース年代の大会がセントラル開催されるのがたまらなく好き。全国大会感があって好き。だからクラ選が好きだし、Jユースカップも3回戦まで上がってくると毎年時之栖でのセントラル開催になり、ここまで大分に上がってきてほしいといつも願っている。そして今年3年ぶりに大分トリニータU−18が2回戦を突破し、ここまでたどり着いた。まずはそのことに「ありがとう」と言いたい。九州に住んでないとなかなかユースの試合を観ることが出来ないし、今季はこれで3試合目。これだけたくさんの試合を観られるくらいに勝ち上がってきてくれたことにお礼が言いたい。



対戦相手はアルビレックス新潟U-18。来季のトップ昇格が発表されてる本間至恩(既にJ2デビュー、初ゴール済)、岡本將成、藤田和輝全員が先発してくるという本気度。大分はキックオフから一気にラッシュをかけ、ビッグチャンスを何度も作り出し新潟を押し込んだ。右からのクロスに三好くんがダイレクトで合わせてクロスバーを叩いたシュートが一番惜しかった。しかしゴールを決め切れないと、徐々に大分の運動量が落ちてくる。さらに今日は素晴らしい天然芝だったわけだけど、見た目にやや深そうに感じた。大分が飛ばして入った影響もあったとは思うけど、重そうに走る選手が多かったし、パスが短く止まってしまってカットされるシーンは結局90分間通して改善することは出来なかった。新潟が普段どんなピッチで練習してるかは分からないけど、天然芝へのアジャストは新潟の方が出来ていた。結局は0-1で敗れるんだけど、その決勝点もスルーパスが一瞬流れそうだと思ったのに追いつかれて逆サイドのポスト内側を叩く見事なシュートを決められてしまったというもの。力量の差自体はそこまで感じなかったので、やっぱりもったいなかったという印象が残ってしまった。



先日負傷してしまった高畑くんのユニフォームを掲げる日高くんかな。















前半はきっちりと封じ込めた本間至恩も、後半にスペースが出来始めると恐さを発揮。何度かゴールに迫られた。もう既にトップチームでもゴールを決めてるわけだけど、サイズ感からいって当面目指すのは讃岐の佐々木匠みたいなプレースタイルかな。





この試合を引き締めた内容にしたのは大分の木戸くんと新潟の藤田くんの両GK。大分は後半前がかりにならざるを得ず、その代償としてビッグチャンスも作られた。そこで飛び出した2つの木戸くんのビッグセーブ。この2つのうち1つでもなければそこで試合は終わっていたと思う。そして本当に素晴らしかった新潟の藤田くん。トップ昇格するだけあって安定感が抜群。特にクロスボールの処理が的確でミスがない。少し緩めのクロスを入れようもんなら全てキャッチされてしまう。前半にキックを引っかけてしまうミスが2本ほどあったけど、セービングの部分では素晴らしいプレーぶりだった。





敗戦は残念だったけど、今年のチームは本当にいいチームだったと思うよ。キックオフ直後に3バックの右(トップチームだと岩田の位置)の三木くんが攻撃時に猛烈にオーバーラップを仕掛けるシーンがあって、「それだよ、それそれ!!」と思わず力が入った。Jユースのメリットってやっぱり素晴らしいお手本がすぐ近くにいることだと思う。そういうところがしっかりと落とし込まれてるチームだなと感じた。もうこのチームでやる試合も数えるほどだと思うけど、悔いの残らないようにやり切ってほしい。そしてもし大学でもサッカーを続けるのなら、成長していつか大分に帰ってきてくれたら嬉しい。選手の皆さん、お疲れさまでした。そして、ありがとう!




2試合目は隣のピッチで札幌−長崎を観た。長崎が思いのほかいいチームだった。札幌のCBに誰が見ても一目でいい選手だと分かる選手がいた。メンバー表もプログラムもないので、帰ってきてから調べたら中村桐耶くんのようだ。札幌で1人トップ昇格する選手がいるのは気付いていたんだけど、なぜか勝手に前目の選手と思い込んでたのでまさか大型CBだったとは。ただプレーを見れば昇格内定は大きく頷けるものだ。186cmとサイズ感で圧倒するシーンも多数あるけど、それよりも良かったのは決勝点となったPKに繋がった中距離のフィードの精度。スピード、高さ、距離全てがパーフェクト。このサイズであの水準のフィードが常に出せるようだと相当いい選手になりそう。若干線が細いけど、まあそこはこれからの部分だ。



長崎の10番も良かった。弾けるように動き出す躍動感が魅力的。



時之栖で2試合観て、その後東名の大渋滞に巻き込まれながらも、何とか帰宅。試合は見逃し配信で観ましたが、ちょっとこの時間からまとめる自信はないので、マッチレポートは明日に。
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今シーズンJ2最大のビッグマッチを迎えて

2018-10-27 22:21:42 | トリニータ
何かに書いてあったけど、何の誇張もなく今シーズンJ2最大のビッグマッチであることは間違いない。残り4試合のタイミングでリーグ最小失点の首位・松本とリーグ最多得点の2位・大分が勝ち点1差で直接対決。そして我々のホームゲーム。こんな素晴らしいシチュエーションを用意してくれたスタッフ、選手たちにまずは感謝したい。結果は恐れず、ノビノビと思い切ってやってほしい。こんな試合がお住まいの街でやってるのにテレビで観てる場合じゃないですよ、そこのアナタ!明日は大銀ドームに駆けつけましょう!


予想通りと言えば予想通りだけど、ク◯メガネこと通称反町監督は情報戦を仕掛けてきた。地元記者を使って前田大然とセルジーニョに大分戦欠場の可能性との情報を出してきた。エルゴラの予想スタメンも一応前田とセルジーニョがスタメンになってるけど、( )で岩上と石原としている。上等だよ、反町監督はそうじゃなきゃ。首位としての堂々たる姿勢なんてク◯食らえ、相手を欺くためなら何でもやる。そうじゃなきゃ。ただ反町監督の仕掛けが残念なのはセルジーニョはよく分からんけど、前田については出てきてもらった方が大分としては良さそうだということ。これは後述。反町監督の情報戦ばかりがクローズアップされるけど、エルゴラのプレビュー書いてるひぐらしさんもこういう特別な試合に限らず、常に今節の予想スタメンと前節のスタメンがイコールだからね。「おい、ちゃんと情報くれよ」という思いもあるけど、見方を変えればこれも高度な情報戦の一つ。「ハイハイ、反町反町」と鼻で笑ってしまうような情報戦の松本と、メディアまでを巻き込んだ一体感を示した大分。既に前哨戦では大分が圧勝だ。


松本は前節20位の岐阜とホームで対戦してスコアレスドロー。キックオフから猛然と襲いかかりゴールは時間の問題と思われるような勢いだったけど、ギリギリで凌がれると前半の終盤頃からは岐阜も盛り返し、そこからは試合終了まで一進一退。松本がバテたのか、岐阜が慣れたのかは判別しにくいけど、いずれにしても「松本強し」の印象の残る試合ではなかった。J2のクラブを大きなカテゴリーで分けると、大分と岐阜は同じカテゴリーに属すると思う。その岐阜と大分相手に反町監督の今季の対戦成績は1分2敗。つまり勝っていない。簡単に言えば我々は反町監督が苦手にしているタイプのチームということが出来る。さらに相性という点で付け加えれば、片野坂さん自身にもダブルも被ダブルも多いという傾向がある。つまり得意なタイプには付け入る隙を与えずキッチリと2つともモノにする一方で、苦手はなかなか攻略出来ないという。ということは前半戦で完勝を収めてる松本には大分側から見ても、松本側から見ても、我々の勝利で終わりそうなベースがあるということ。もちろん首位でいながら奇襲を仕掛けることくらい反町監督なら何とも思わなそうだから、これまでとは全くテイストの違う試合になったとしても不思議ではないけど。


ということで前述の前田大然だけど、分かりやすい特徴として「速い」。これに尽きる。水戸在籍時代にもうちはやられたけど、本当にそれだけで武器と言えるくらいに速い。その速さを活かすためにはやっぱり前から激しくプレスをかけてくることが予想される。ドローはともに順位を下げる可能性があるからどちらも避けたいところだけど、順位を下げても自動昇格圏の松本と順位が下がれば自動昇格圏から弾き出される大分とではその意味合いは大きく異なる。予想は難しいところだけど、やはり前から来てくれる方が大分としては勝つ可能性は高まると思う。そう考えれば前田大然は出てきてくれた方が大分にとってはいい。つまり反町ダサいということ。


町田戦の前も、千葉戦の前もそれなりにドキドキしながら待ってたけど、今週はやっぱりそれらの比じゃないくらいにソワソワしてた。正直仕事に支障が出るくらいソワソワしてた。ただ何と言うか心配でソワソワしてるわけじゃなくて、楽しみでソワソワしてた感じが強い。それはやっぱりチームの充実の仕上がりを目の当たりにしてきてるからだと思う。「うちの子たちやれるかな?」じゃなくて、「うちの子たちのサッカー見てよ!」そんな気持ちが強いかな。もちろん「勝ってほしい」とか、「勝ったら◯◯位」とか、「勝てば◯◯」とか色んな自分の思いはあるけど、もうここまで来たら選手たちは自分のために戦ってほしい。サポーターとしては21回も勝ってくれてもう十分に楽しませてもらった。ここから先はおまけ。頑張ってきた選手たちが最後どうしたいか、悔いが残らないようにはどうしたらいいか、そこだけを考えて自分のためにやってほしい。その先で選手たちが喜ぶ姿が見られたら、嬉しさを共有してもらえたらどんなに素晴らしいだろうか。


明日はユースの応援に時之栖に行ってるので、リアルタイムでは観られない。ユースっ子たちの後押しをしながら、富士の麓で吉報を待ってる。今日は寝られるかな?
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27番による27秒弾(38節千葉戦)

2018-10-22 00:05:09 | マッチレポート18’
千葉に!

ダブルを!!

食らわせて!!!

昇格出来ないわけがない!!!!


千葉からシーズン2勝をもぎ取ったのは2012年以来ですよ。そして2012年のフクアリも第38節、今季もフクアリは第38節。もうそういうことですよ。







ヒメ以外は誰も予想しなかったであろうキックオフ27秒での先制ゴール。数日前にtwitterに流れてきた「先制を奪った試合での平均勝ち点」が大分は2.72点でJ2トップらしい。そのデータが証明するようにこのゴールで試合は一気に楽になったし、その後一度は追いつかれるもののこの大事なゲームでの何となく嫌な重苦しい雰囲気は吹き飛んだように思う。相手のGKのミスは確かにあったのかもしれないけど、さんぺーの様子見ではない気持ちのこもった試合の入り方でこのゲームの流れを一気に呼び込んだ。


2点目はもう完全に藤本の「個」。千葉の近藤に関してはホームでの対戦の時からもう機動力が抜群に高いうちのFW陣の対応は難しいと思っていたけど、その通りのプレーを見せてくれた。相手GKにイエローを出させたシーンといい、さんぺーへのアシストといい出色の出来だった。


3点目は今季のベストゴール(組織編)候補にノミネート決定。勝負の縦パスを出すまで最終ラインで大きく左右に2往復くらいさせて少しずつ千葉のスライドをズラしつつ、藤本が落としてからの前3枚の崩しは本当に見事だった。決まった瞬間に比喩ではなく、猛烈に鳥肌が立った。相手CKからのシュートを高木がキャッチしてDFラインにスローイングで付けてからさんぺーのシュートまで繋いだパスの数は18本。片野坂サッカー結実の瞬間と表現しても決して言い過ぎではないゴールだったと思ってる。今日の馬場とコテの不帯同の理由は分からないけど、町田戦(馬場・コテ・伊佐)から千葉戦(さんぺー・藤本・伸太郎)は前の3枚が総取っ替えとなった。負けはしたけど町田戦も2ゴール決めていて決して悪くはなかった。本来であればそんな状況で総取っ替えになったら不安を感じるものだけど、何なんだろうかこの層の厚さは。少しの移籍もあり人数は変わったけど、「30人全員で」という言葉はただのスローガンではなくなり、今季の大分トリニータを端的にかつ正確に表現するフレーズになったと思う。これは本当にすごいことだと思う。


4点目は「走力」。怜さんからの優しさの欠片もないドSパスにCBの岩田が猛然と追いかける。長い距離をフォローしてきた伊佐についてこれる千葉の選手は1人もいなかった。そして仕上げは大外を一気に駆け上がってきた星の触るだけのシュート。80分を過ぎてからこれだけ多くの選手がこれだけ激しく走れるチームは強いよ。やっぱり恐かったタメの途中投入。スペースをなくさせるというチーム戦術によりタメのいいところを出させなかったのが一番大きかったけど、それでもユースの大先輩であるタメをきっちり抑え、そして今日も爆走し続けた岩田。その躍動ぶりに感動すら覚える。


それにしても相手GKのミスによる先制点とか、伊佐アシストの星ゴールとか、4ゴールとかホーム千葉戦とあまりにも似過ぎていてちょっとびびりますな。ただこれは偶然ではなく、今の千葉がやってるサッカーと片野坂さんが目指しているサッカーの相性によるところが大きいと思う。ホームゲームの時もボールを保持する時間は千葉の方が長くどちらかと言えば主導権は千葉が握っていた。今日も千葉が60%を超えるボールポゼッションだったけど、結局は完勝。千葉以外でうちからこれだけ主導権を握れるサッカーをやっているのって岐阜くらいなもの。その2クラブから今季〆て勝ち点12。これは相性と力量以外の何物でもない。もう変なジンクスも気にする必要なんてない。ここまで積み上げてきたサッカーを信じて突き進むだけ。オレたちはやれる!!


今日の試合で勝利数は全試合数の半分にあたる21勝に到達。J2で2番目にゴール数の多い千葉に打ち勝って決めた4ゴールを上乗せして総ゴール数も71まで伸びた。もちろんJ2で堂々のNo.1だ。今季の結末がどうなるかは分からない。それでもこの数字を見るだけで、今季はクラブとしてのチーム作りは成功だったと言っていいと思う。例え昇格出来なかったとしても、その事実だけでこれらの素晴らしい数字を腐す理由にはならない。もう結果を恐がる必要なんてない。ここまで積み上げてきたサッカーを信じて突き進むだけ。オレたちはやれる!!












本当に何なんスかね、この人の面白さはww



熊谷千葉市長と書くとややこしい。千葉市の熊谷市長。twitter上でもちょこちょこお見かけしますが、挨拶が分かりやすくてとても上手。頭の良さそうな市長ですな。




タメとヒメ。


タメと伸太郎。


タメと吉坂コーチ。


マルちゃんと菅原コーチ。


高木と矢田旭。こっちは明大の先輩後輩かな。

ちなみにDAZNの中継で熊谷アンドリューと星が試合後にしゃべってるシーンが映ってたけど、2人はマリノスユースで一緒だったんだね。2010シーズンのアウェイ水戸戦(落雷で試合途中で中止になったあの試合)の前に当時のJヴィレッジにクラ選を観に行った。その時の大分の対戦相手がマリノスで当時の中心選手が熊谷アンドリューだったからもしかしてと思って調べてみたらやっぱりいた。星も伸太郎も茂平も喜田拓也も高野遼も鈴木雄斗もいるね。


そして今日はユースも遂に遂に念願のセレッソ越えを果たす。このJユースカップの組合せが決まった瞬間から運命的だと思ってきた。やってくれると信じてはいたけど、遂にやってくれた。3年前のあの0−7の大敗から見事な成長だ。3回戦はアルビレックス新潟。本間至恩は出てるのかな。3年前のシュンツバ世代も時之栖→カシマ→味スタ西と一気に駆け抜けた。あの快進撃をもう一度。来週の松本戦は間違いなく大事なゲームになるだろうと思ってたし、実際にそうなったんだけど、2ヶ月ほど前にチケットを買おうとした時にちょっと高くてホーム最終戦にしてしまったために不参戦。かわりにユースを応援してきます。またこの世代のセントラル開催が見られるのは本当に嬉しい。


来週はトップチームもユースもビッグマッチ。どっちも大きな目標に向かって、ここまで積み上げてきたサッカーを信じて突き進むだけ。オレたちはやれる!!
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立ち上がれ、伊佐耕平!(37節町田戦)

2018-10-14 23:39:04 | マッチレポート18’

町田はサイバーエージェントの傘下に入ってお金持ちになったらまずスタジアムの時計を買ってもらってください。試合時間が見えない席があるスタジアムとかマジ終わってるから。しかし町田もいつまでもお客さん少ないね。


この試合のキープレイヤーは伊佐になるとずっと言い続けてきた。そしてその通りになった。町田は町田のままで、大分は大分のままだった。だから伊佐がキープレイヤーとなる試合の流れは必然だった。そしてキープレイヤーとなった伊佐が決定機を2つ続けて外したことで町田に勝ち点3が入ることとなった。厳しい言い方になるけど、伊佐の決定機逸がこの試合の趨勢を分けたことは間違いない。1本は仕方ないにしても、2本外したらダメだ。そしてその後取り返したのなら話は別だけど。それも出来なかった。伊佐が決めていれば勝っていた。本人もそれは痛感していると思うけど、伊佐が決めていれば勝っていた。そういう試合だった。



試合前のアップの時に町田の相馬監督はピッチレベルに出てきて、大分の練習をずっと見ていた。それはそれは嫌らしい目つきで食い入るように見ていた。ギリギリまで相手を徹底的に分析してやろうというその姿勢を「ちょっと嫌だな」と感じたし、そしてそれは後半からの町田の修正に見事に表れたと思う。最後はベロカルの個に屈した形となったけど、後半キックオフからセカンドボールの回収率が劇的に落ちて明らかに押し込まれ続けた状況を片野坂さんはどう打開するつもりだったんだろうか。答えは「我慢」だったんだろうか。自分もスタンドではそうだと思っていた。どこかで町田の圧力は弱まるはずだし、もう少しの辛抱だと思ってた。でも結局は一度も押し返すことのないままにベロカルの個に屈した。そしてそれが決勝点となった。スローイン1本でやられるマルちゃんの淡白すぎる守備にも多いに問題はあるけど、それは今に始まったことじゃない。片野坂さんがあの20分くらいの苦しい状況をどう考えていたのか知りたい。


片野坂さんは練習場では本当に素晴らしい指揮官なんだろうと思う。自分の信じたやり方を辛抱強く落とし込み、そして求心力も保ち続けている。それは3年目の今季にこうやって花を開こうとしていることが何よりの証左だ。ただスタジアムでちょっとクセのある相手指揮官との駆け引きになると少し見劣りする感があるのは否めない。あまりにも愚直すぎるというか、正攻法すぎるというか。これも度々言ってるけど、だからこその自動昇格なんだ。トリッキーな化かし合いが横行するプレーオフのような試合にオレたちの大事な指揮官を引っ張り出しちゃダメだ。オレたちの指揮官が素晴らしいということを証明するために自動昇格しかないんだ。このサッカーを信じて昇格したいと思ったわけだから、たった1つの敗戦くらいで心折られてたまるか。


前半のスッカスカのライン裏をズッタズタのボッコボコにされても45分は手を入れようとしない相馬監督からも少々の狂気を感じるわけだけど、現代サッカーにおいてCK等のセットプレーをチャンスと捉えず、ただのリスタートとしてしか考えていない片野坂さんからも狂気を感じる。ごっちゃんも宮阪もスタメンから外れるようになって期待感のあるキッカーがいなくなった大分のCKやFKから得点のニオイは消え失せている。自陣でほんのわずかな接触でファールを取られただけなのに、「入るかも」という期待感のあるチャンスに全てしてくる町田とはそこが決定的に違う。さらにセットプレーがストロングポイントという対戦相手のスカウティングを逆手に取るサインプレーで劣勢の試合であっさりと先制してしまうそのスタイルには「幅と奥行き」を感じる。選手の物理的な立ち位置では「幅と奥行き」のないサッカーを展開するのに、監督の思考の中では「幅と奥行き」を感じるサッカーを展開している。もう残りたったの5試合だけど、やっぱり今日の試合は今季ここまで感じてきたプレッシャーとは1つも2つもレベルが違ってたように思う。選手もそう感じてたんじゃないかな。それがこの後も続くわけで、そんなヒリヒリとした状態で相手のわずかなスキでも手繰りよせるような戦い方をしなければならないのに、大事なセットプレーを「捨て」同然に扱ってるのはどうかと思う。試合前のアップで宮阪のFK練習を見てたけど、狙っているところへの精度がやっぱりすごい。別に「宮阪を使え」ということが言いたいわけではないんだけど、今日の試合を観てて、大事に崩してギリギリのところで町田が体を投げ出してCKになってもそこで攻撃が終了したも同然の大分と、まだ何も攻め込んでない場所でちょっとしたファールをもらっただけでチャンスにしてしまう町田との格差に少しの理不尽さを感じたから。まあ、でももう今さら遅いか。


伊佐、馬場、伊佐、コテでホームの時と同様に町田が立て直す前に前半で試合を決めておけば良かっただけの試合だったと思ってる。もっと平時の試合であれば、伊佐が決め切れなかった部分を周りで取り返してやればいいだけの話で、それだけの得点力もあるチームだ。だけど、今はもう平時じゃない。可能性のあるチーム全てが目の色を変えて昇格を掴み取りにきている「有事」だ。あれだけの決定機で決め切れなかったら、そりゃ相手も勝たしてくれない。優しい言葉で擁護するつもりはないし、次節からもう出場機会もないかもしれない。でもオレは最後まで信じる。残り5試合、もっともっと苦しい局面がやってくるはず。その時にこの試合を帳消しにする、そしてチームを救う、J1昇格を決めるゴールを決めてくれ。立ち上がれ、伊佐耕平!


そしてまたソワソワする1週間が始まる。とりあえず町田をボロボロの状態にしておいたから、中2日のホームゲームだし、頼むよ山口さん。




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小島亨介選手、ようこそ大分へ!

2018-10-13 23:11:27 | トリニータ
早稲田大学 小島亨介選手 来季新加入内定のお知らせ

仕事の移動中にこのニュースを見た瞬間の素直な感想は「驚き」だった。プレースタイルやら、スタッツやら評価するポイントは色々とあるから実力面での評価は人それぞれだろうけど、実績面でいったら何の文句も付けられないレベルで今季大学No.1GKだ。関東大学リーグはかなりしっかりと見ていると自負しているけど、小島選手に関しては正直に言ってリーグ戦での印象が極めて薄い。それは試合に出ていないというよりも、代表の活動が忙しくてそれどころじゃないという印象だった。今年はエースGKとしてしっかりとリーグ戦に絡んでるけど、2部だった昨季はほとんど見かけなかった感じがする。去年はU−20W杯とユニバーシアード、今年はアジア大会とアンダー代表のほとんどの大会に選出されてきた。そんな周囲からの注目を集めまくっていたであろう選手が大分に来たわけだから、喜びよりも先に驚きが来た。



唯一あった2部時代(3年)の写真がこの国士舘・鶴川グラウンドでの国士舘大戦の試合。この試合は確か現甲府の荒木翔に決められて負けた。







3年生時で一番印象に残っているは個人的にはやっぱりユニバーシアード。大学とはいえ、日本代表の試合を初めて海外で見たからこのユニバ代表には思い入れが強い。そんな代表の選手が新卒で大分に加入してくれて本当に嬉しい。2枚目の整列写真のメンバーの豪華なこと。右から重廣(京都)、鈴木(ドイツで修行中という噂)、松田(湘南)、旗手(川崎内定)、岩武(浦和)、小池(シントトロイデン)、小島(大分)、戸嶋(新潟)、宮(神戸)、守田(川崎)、中野(磐田)。やっぱこの中の選手が来たのすげぇわ。





今年の春に行われたデンソーカップ日韓定期戦。上田綺世とアピアタウィアと並んでる写真は確か何かの代表選出の紹介だった記憶。ちなみにキョンゴンはこの1年前の大会に韓国選抜として選出されてたはず。



これは多分今季の前期の試合。





先月の後期開幕戦・明治戦。今季の早稲田の主将は町田に内定している岡田優希なんだけど、この試合はベンチスタートだったためゲームキャプテンを小島選手がやって、明治の主将の岩武くんとがっちり握手。ちなみにこの試合は6ゴール決められて惨敗するんだけど、次の試合以降持ち直して、残り6試合で2位に勝ち点9差をつける独走状態の早稲田。2部・1部連続優勝はほぼほぼ手中に収めたと思われる。早稲田の今週のリーグ戦は今日終わっているので、明日の町田戦はもしかすると岡田と一緒に観にくるかもね。


小島選手が何を思って、どういう考えで大分を選んだのかは分からないけど、本人が名言している東京オリンピックの代表には絶対になってほしいと思う。それは本当に心の底から応援したい。ただ少し気になるのは、名古屋サポーターとか、大学サッカーファンの人たちの発言でちょこちょこ見かける「大分だったらすぐに出場機会あるだろうし」というもの。「なめんなよ」と言いたいし、本人だってそんな甘い考えはまずないはず。ただ一つ言えるのはリーグ戦が延々と休みなく続くJ2よりはルヴァン等もあるJ1の方が出場の可能性は高そうだということくらいだよ。J2屈指の攻撃型GKをなめんなよ。


ということで明日は大一番・アウェイ町田戦。本当に久しぶりにこの1週間はそわそわしながら週末を待った。前日から早くも緊張してると言っても過言ではない。こんなのがあと1ヶ月半も続くのかと思うと、嬉しい反面しんどい反面、でもやっぱり嬉しくて楽しみ。多分興奮気味でしばらく寝られないと思うけど、明日に備えよう。勝ちたい。
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高畑くん、トップチーム昇格おめでとう!

2018-10-09 21:49:57 | トリニータ
大分トリニータU-18 高畑奎汰選手 トップチーム昇格内定のお知らせ


高畑くん、トップチーム昇格おめでとう!時期的に発表があるとすればそろそろかなと思ってたけど、また1人下部組織からプロ選手となることが出来て本当に良かった。厳しい世界だとは思うけど、たくさんの先輩たちと切磋琢磨して大分を代表するような選手になってほしい。


高畑くんは1年の頃から左SBとしてコンスタントに出場機会を得ていたので、年に1〜2試合程度しかユースの試合を観られない自分でも何度もプレーを見ることが出来た。高畑くんが1年の頃は大分U−18もプレミアリーグに所属していたから、早くから試合に出ることでいい経験が積めたんじゃないかな。トップチームの左WBのレギュラーが右利きであることに代表されるように全体的に左利きの選手が手薄気味だし、左サイドのスペシャリストとしての期待がかかる。



【中学3年生】





高円宮杯 全日本ユース(U−15)選手権大会 1回戦 VS大宮アルディージャ ジュニアユース

中学年代の写真が全然なかった。セットプレーのキッカーの8番が高畑くん。この試合の先制点を決めたのが高畑くんで、歓喜の輪の中心にいるオレンジ色のスパイクの選手のはずなんだけど、主役の顔だけが見えない....



【高校1年生】



プレミアリーグWEST 第11節 VS京都サンガ U-18




プレミアリーグWEST 第14節 VS名古屋グランパスU18


【高校2年生】







日本クラブユースサッカー選手権大会 グループリーグ VS川崎フロンターレU-18


【高校3年生】











日本クラブユースサッカー選手権大会 グループリーグ VS横浜F・マリノスユース  VS名古屋グランパスU18

背番号8が高畑くん。


こうやってつぶさに成長を追えるのも下部組織を応援する楽しみの一つ。ということで今週末はJユースカップ1回戦・VSツエーゲン金沢U-18戦。高校3年生にとっては最後の全国の舞台。金沢はプリンスリーグの下の県リーグの所属ながら既に石川県リーグを無敗で優勝を決めている。さらに先週まで行われていた国体・少年の部で得点王となった駒沢くんは金沢U-18の所属だ。まだ1年生なので出場するかは不明だけど、見られれば個人的には結構貴重な機会だと思う。そしてその1回戦を突破すればシードで待つのはセレッソ大阪U-18。もうこの年代は全国の舞台でことごとくセレッソに苦杯をなめさせられてきた。でもこの組合せには運命的なものを感じる。とは言え、まずは1回戦。土曜日なので、町田遠征に行かれる方でも応援に行けますよ。

大分の未来たちを「しらしんけん」応援しましょう!
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5連勝で首位浮上(36節京都戦)

2018-10-08 01:00:57 | マッチレポート18’
きたぞ5連勝、そして残り6試合のタイミングで首位浮上だぁぁぁぁぁ!!!!

しかし5連勝ってJ3で優勝決めた時のラスト5以来かな。


試合前に心の中では「絶対に勝てる」と思っていたけど、前の日から上位クラブがボロボロと勝ち点を落としていく様子を見ていて、「これがプレッシャーなのかな」とも思い始めていた。だから思っていたよりも難しい試合になったなというのが正直な感想なんだけど、そのプレッシャーをはねのけた選手たちの力強さを賞賛したい。


こんなにもチームとしての力の差がありながら、最後はヒヤヒヤもんで逃げ切るような試合になることに若干のモヤモヤを感じずにはいられないんだけど、これがサッカーにおける「個」というものだと自分を納得させるという作業を試合後に何度か繰り返して、いまはスッキリと受け入れている。闘莉王の使い方には賛否両論あるんだろうけど、京都はもう一度「パンドラの箱」を開けてしまったわけだから、このままやり続けるしかないんだろうね。前半38分頃に我々のパスワークで軽くプレスを外された後に膝に手をついて休んでる姿を見て、思わずニヤニヤしちゃったよね。よそのことだからどうでもいいけど、カイオの1トップの下に小屋松、仙頭、岩崎の橘三羽ガラス並べたらどれだけ面白いか。その後ろで重廣が支えるとか最高と言い切っても過言じゃないくらいなのにね。「落ちひん」そうなのだけは良かったね。今日の大分と京都で最も差があったのは「FWによるプレスバックの質」。「行け」と言われるからとりあえず追いかけるFWと、本気でボール奪取にいき、そして何度も奪い切るFW。どっちがどっちとは言わないけど、明確にして決定的な差があった。


カイオの先制ゴールについてはシュートをほめるしかないかなというところだけど、時間が早かったのが不幸中の幸い。自分もそう思ったくらいだから選手たちもそうだったと思うけど、「十分取り返せる」雰囲気だった。それがその後の猛攻へと繋がった。13年シーズンを最後に大分を去った圭介が久しぶりに大銀ドームに帰ってくるとなれば、ネタ的には「背中達也」を期待しちゃうわけだけど、まさかまさか、も一つついでにまさかそれが実現するとはね。同点の喜びと苦笑いのちょうど間くらいの感情で中途半端に喜んでたわけですよ。圭介については、室蘭まで行ってプロデビュー戦を見たから今でも他人事じゃなく、頑張ってほしいと思ってる。さんぺーのニアのシュートを片手で止めたセーブとか、ボールへの反応は素晴らしいから、キック死ぬほど練習してルーキーにレギュラー取られんなよ。しかしコテと圭介ってどっちも大分でプロキャリアをスタートさせてるけど、いじられキャラ風の圭介とクールなコテのイメージで何となくそう思えないけど、圭介の方が1つ先輩なんだよな。そんなイメージが全くない。


2点目は美しかった。しかし一つ聞きたいんですが、あの伊佐のイニエスタばりのラストパスは本当にミスなんでしょうか。ゴール直後に息子に、「今の伊佐のパス見たか、軸足の前じゃなくて後ろを通しただろ!あっち通したらディフェンダーは対処のしようがないんだよ!素晴らしいパスだ!」って興奮気味に解説しちゃってたんですけど。伊佐選手、うそでもいいから「あのパスは狙った」と言ってください。ワタクシが息子に対して父親としての威厳を死守するには、あれがミスであってはならないんです。だって今日もアナタは素晴らしいプレーの連続だったじゃないですか。あんな素晴らしいプレーを出来る選手だったら、「あのパスは狙った」はずだ。絶対そうだ。そうに違いない。真実は本人のみぞ知ることだけど、とにかく2試合連続のアシストおめでとうございます。


そしてコテがドッピエッタ。夏まではシステムについてアレやコレやと盛んに論じられてきたわけだけど、最近はコテの存在とプレースタイルによってもはや「3-4-3」でも「3-5-2」でもどっちでもよくなってしまった印象だ。個人的な見方としては3センター気味なら誰か1人がもっと前線に絡んでほしいと思っていた。まさに今日の2点目のように。それと今日も圧倒的にボールを保持していたわけだけど、どこから崩そうかとペナルティエリアの外側をパスがゆっくりと回っている時に「中の枚数が少ないな」と感じてると、大体の場合でコテがスーと密集に入っていく。こういうところがコテが「気の利くプレーヤー」と呼ばれる所以かなと思う。万能補修部品なんて言い方は失礼だと思うけど、本当に足りてないところにスーと入っていく。


今日もゴールシーンに岩田智輝が絡んだ。これまで走力は申し分ないものの、「あとはクロス、本当にクロス」とラストパスの精度に課題があったのがここ1〜2年の岩田智輝。しかし讃岐戦の藤本へのドンピシャクロス、今日の決勝ゴールの前の縦パスとその課題の精度がグングンと改善してきている。確かに今日も何本もほんの少しだけズレるというクロスはあった。でもそれはそれだけ多くのチャンスに絡んでることの裏返しと捉えたい。こじつけになるかもしれないけど、今日のイサスタで「クロス合わせてほしかったら、もっとご飯連れてけ」と大胆に言い放てるメンタリティこそ岩田智輝の魅力であり、成長だ。


片野坂さんのカード使いも今日は冴えた。なかなか試合が決めきれない中で、今日は選手交代が遅めだなと思ってた。しかし京都がレンゾ・ロペスを切ったと同時に岡野を投入した片野坂さん。なるほど、相手の出方を待っていたのかと納得。そして地味に効いたのが那須川の投入。最後数分の交代で時間稼ぎかなと思ってたけど、その残り数分だけで多分3回はハイボールの競り合いがあって、その全てでファールをもらうかはね返すかで全勝だったはず。冒頭にも書いたけど、こんなんで試合を振り出しに戻されるのは納得出来んと思いながら、ロングボールの連続に祈るような気持ちで見ていたわけだけど、決して高さ勝負の仕事が本業でないにも関わらず地味にいい仕事をした那須川はもっと評価されていい。イサスタで伊佐の言ってる「助かりました」はそこそこ本音だと思う。


ということで5連勝で満を持して首位浮上。個人的には未消化試合全てで勝ち点3がつくわけじゃないんだから、ご丁寧に「暫定」なんて付ける必要ないと思ってる。堂々とオレたちが首位。日程に余裕がなく週中に試合をこなさなきゃならない他でもない町田自身がそう感じてると思うよ。そして次節からいよいよ「勝負の4連戦」がスタート。いきなり自動昇格圏を賭けた町田との直接対決。ずっと言い続けてるけど、この試合は伊佐に期待してる。山の上にあるロケーションが野生の本能を呼び覚ますのか、とにかく「野津田が大好物」。去年は途中出場のリーグ戦と天皇杯の2試合で3ゴール2アシストと大暴れ。野津田ではないけど、今季のホームでの対戦でも序盤に深津を退場に追い込み早々に試合を決定づけ、そして最後にはゴールも決めた。次節はこれまでと試合の重みが格段に違うけど、必ずやってくれると信じてる。
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