Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

圧倒的に支配するもドロー(23節富山戦)

2016-09-25 23:37:14 | マッチレポート16'
YSCCに2点取られたチームと3点取られたチームのどっちが強いのかを決める試合でした。違う。


後半を圧倒的にコントロールしながらもゴールだけは割れずという昨日のU18と同じような試合展開に昨日の分もまとめて手に汗握ったそんな試合だった。ハッキリ言って大分の方がチーム力は上だったし、セットプレー以外でのゴールを後半から完全に放棄したチーム相手だったわけだからアウェイだろうが仕留めておかなくちゃならなかったわけだけど、逆に言えば相手の腰があそこまで引けるチーム力がこの時期に出来上がりつつあることを自信にすればいいと思う。

後半の最初のプレーがきっかけだったように思う。後半開始の笛からさんぺーとごっちゃんが一気に富山DFラインにプレッシャーをかけ、面食らった富山は危うくボールをロストしそうになる。前半はまだサイドから崩そうと意図を感じた富山の攻撃も圧力の強まった後半からは機能しなくなったというよりも攻撃することを放棄したそんな印象を受けた。完全に閉じこもられた富山陣内にスペースはなく、スタンドから見ててもこれをこじ開けるのは困難だなとずっと思ってた。姫野や岩田が何回か見せてくれたけど、もっと持ち場を捨ててでも動かしに行ってほしいとも思ったけど、最低でも勝ち点1は取らなければいけないという思いが少しでもあれば、慎重にならざるを得ないのかなとも思いながら観ていた。

そんな中でもビッグチャンスはあったわけで、監督や選手も言ってる通り、そこの精度なんだろうね。確かにごっちゃんが外したかもしれないけど、そんなことくらいでギャーギャー言いなさんなって。今季の得点王はごっちゃんが絶対獲るから。2年連続でJ3得点王は大分ユース出身者になるから。本当の最後の最後でチームを救うゴールを決めるのはごっちゃんだからさ。

今日の試合を観てからちょっと気になったのは、今後の対戦相手が中断明けのうちの試合を観て、スカウティングをした結果どういう戦術を採用してくるんだろうかということ。ボールの動かし方、ボール保持者以外の選手の動き方がぎこちなかった中断前はアグレッシブにディフェンスしてくるチームが多かったけど、八反田定着以降かなりスムーズに動かせるようになりボールを保持する時間が長くなったうちを相手に特に目標感が薄れてきているチームは割り切ってリトリートして前線に長いボールを入れてセットプレー勝負。なんていう戦い方をしてきてもおかしくないなと思った。今日の後半のような試合になったとして、それでも絶対にこじ開けないといけない局面が来た時に選手たちはやれるのか。昇格出来るか否かはそこにかかってくるように思えた。課題は常に変化していく。事前準備もチーム全体で万全に。

セットプレー対策という観点からも最終ラインは右から、岩田(山岸or山口)、鈴木、ダニエル、福森が一番いいかな。特に鈴木、ダニエル、福森が並んだ時の安心感はかなりのものがある。



前半のさんぺーが外したチャンスは昌也が中盤でテクニカルなパスで1枚剥がしたところからだったはず。スピードがないから華麗にマークを外すことは出来ないけど、ごちゃごちゃっとした中から何とか抜け出すドリブルも何度か見せたし、2列目がかなりしっくりくるようになってきた。



ごっちゃんのビッグチャンスを演出した伊佐の飛び出しは見事だった。あのスピード感と力強さは伊佐ならでは。スペースがないエリアで活きるタイプのFWではないけど、そろそろだよね?期待していいよね、そろそろだよね?







この試合は滑川市、魚津市、黒部市の市町村サンクスデー。3体とも色味が一緒。日本人のゆるキャラ好きもここまでいくとちょっと気持ち悪い。













この試合は審判が6人制。今日は今季唯一らしいJ1〜J3まで一斉開催にもかかわらず何でJ3の試合に松尾さんが来てるんだろうと思ったけど、そういうことだったんだね。






+2名の効果が感じられるようなシーンはなかった。セリエAで真横の審判が完全に見誤ってるのとか見たことあるし、ないよりはいいのかもしれないけど根本的には否定派。カテゴリーに関わらずゴールラインテクノロジーが導入される日が一日も早く来ることを望みます。



前の記事でも書いたけど、今回は東京→名古屋→富山と三角遠征。試合後せっせと車を走らせてると朗報が。ガンバ、セレッソありがとうはもちろんなんだけど、栃木の調子落ちてきた説がかなり現実味を帯びてきたんじゃないかな。中断明け3試合が◯→△→×だもんね。19節が終わった時点で9あった勝ち点差がたったの4節で5も縮まった。やっぱり天皇杯県予選準決勝で敗退するようなチームがJ2に自動昇格しちゃダメだと思うんだよね。去年のJ3最終節はとりぎんバードスタジアムと南長野の試合の行方で劇的に自動昇格が決まった。今季の最終節のとりぎんはうち、そして南長野は鹿児島。そんな要素も含めるといよいよ次節が今季のJ3を占うビッグゲームになるはず。7月まではシーズン終盤のホーム遠征は鹿児島戦にしようと思ってたのに、栃木に負けて入替戦の可能性が強まったからそこまで遠征は控えとこうと思って飛行機を予約しなかったあの時の自分をぶん殴ってやりたい。10月2日は午前のU18の神戸戦、午後のトップチーム鹿児島戦と、大分トリニータというクラブの今季の総決算のような一日になるはず。大事、マジ大事、クソ大事。大事of大事。
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U18残留への大一番はドロー

2016-09-24 22:37:34 | トリニータ

今週末は富山に行く前に名古屋に寄ってU18の応援に。東京→名古屋→富山の三角遠征。一筆書きの旅好きとしてはたまらない行程。



U18は現在プレミアリーグ最下位。名古屋はすぐ上の9位なので残留のためには絶対に勝たなくてはいけない相手。



序盤の試合に入り切る前に簡単に失点。京都で見た感じではこのままズルズルいっちゃうかなと思ったけど、今日のチームは違った。前半のうちにワンチャンスを活かして同点に追い付いて、後半は45分間圧倒した。特にラストの15分は決定機につぐ決定機の展開。何でこんなに入らないんだろうと思うような内容で、でも鳥肌が立ちっぱなしになるような観る者をグイグイと引き込むような魅力的な試合だった。結果はドローで残留のためには勝ち点2足りないわけだけど、こんな試合が出来れば残り4試合まだ可能性はある。あとは自分たち次第だ。



前半に1つ、後半に1つビッグセーブでチームを救った真木くん。トップ昇格させていいと思うんだけど。





経験がなせる業なのか、終盤の苦しい時間帯での頼もしさはさすがの戸高くん。





同点ゴールの靏くんをはじめ前線の2年生カルテットが今日はよく奮闘した。みんな決して大きくはないけどしっかりとハイボールを競ることで押し込めるシーンが多かった。交代で出てきた村井くん、津守くんも終盤は相手陣内で寄せて奪い切ってショートカウンターがたくさん出せたし、球際で勝てた試合だった。



個人的に今日のMOMはボランチの藤野くん。正直に言って、京都の時も物足りないと感じたし、今日の序盤も良くなかった。でも後半から激変した藤野くんはもう「縦横無尽」という言葉がしっくりとくるほどにどこにでも顔を出し、ボールに触りまくった。決してうまいタイプの選手ではないけれど、今のチームにはああいうプレーが出来る選手が必要なんじゃないかな。



キャプテン中畑くん。終盤のCKからのドフリーヘッドはもう絶対に入ったと思うくらいに際どかった。残りの4試合ではああいうのを絶対に決め切る何かもう神がかったようなものを見せてほしい。















名古屋でダントツに恐かった杉浦文哉くん。前半に1本、後半に1本、彼1人でこの試合2回ポスト直撃のシュートを放ってる。後半の早い段階で足をつって交代してくれたのは、大分にとっては本当に有り難かった。あの交代でカウンターの脅威が薄れ、一気に前がかりになれる態勢が作れたような気がした。まだ2年生。本当にいい選手。



試合終了直後の大分の選手たち。まるで負けたような雰囲気。あれだけ攻めたもんね。失敗を恐れず、自信を持ってやれれば、まだまだやれる。こんなおじさんを震えるような思いにさせてくれる君たちなら絶対にやれる。残り4試合がんばれ!全身全霊で!


大分にお住まいの大分サポーターの皆様にお願いです。10月2日(日)、14時キックオフの鹿児島戦行くでしょ。どうせ行くなら2時間前に出て10時キックオフのU18の応援していただけませんか。は?ユースの応援でこのレベルありなの?ってくらいの人数で圧倒的なホームの雰囲気を作っていただけませんか。個人的にはこのプレミアの舞台でリーグ戦を戦えることにはとてつもない価値があると思ってる。大分トリニータの未来のために、どうぞよろしくお願いします。
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チーム全体の成長を感じる惜敗(天皇杯3回戦清水戦)

2016-09-23 00:33:05 | マッチレポート16'

問題。この中でトリニータの選手はどれでしょう?

対戦した清水とアップ着が全く同じで、試合前のアップがちょっとしたカオスに。




試合は残念ながら負けました。ある程度のターンオーバーは予想していたものの、11人マルっとターンオーバーするとは思わなかった。それでも先発に並んだメンツの豪華なこと。掛け値なしで期待出来るメンツだったし、そこまで層が厚くなってきたってことだね。そして清水相手にしっかりと戦えていた。3日後の大一番にはフレッシュなメンバーで臨むことが出来るし、天皇杯の勝ち上がりが昇格への足かせになることもなかった。負けたけど、今日改めて3週間前に甲府に勝てて良かったと思い直したところ。


選手個人としてはこの試合で活躍することで富山への参戦権を獲得したいという思いがあっただろうし、単純に天皇杯がもう1試合増えれば、試合に出られる可能性も増えるとも思っていたと思う。選手を総入れ替えしたものの、試合中のアクションを見ていれば監督が勝ちに行ってたことは明白。そんな思いの集結だったのか、連携がイマイチの部分はありながらも、可能性を感じる試合をしてくれた。この熱が大分で富山との大一番に備えて英気を養っているメンバーたちに伝播してくれればと思う。







昂洋は沖縄でベンチ入りした時に見たけど、吉丸とエガちゃんは公式戦で初めて見た。こういう機会を作れるという意味合いだけでも、天皇杯は意義ある大会だと思う。




そして昂洋とエガちゃんはプロデビューおめでとう!まだ何かを出来るほどの時間は与えられなかったけど、一歩前進したのは間違いない。これをモチベーションにもっともっと成長してほしい。





馬の話ではないんだけど、伊佐は休養明けは使われていくうちに叩き一変でどんどん良くなるタイプの選手のように感じてた。5月に復帰した時もそうだったし。だから今日あたりに爆発するんじゃないかなと期待してたんだけど、今日は不発だった。ただ今日も相変わらず自分よりも身長の高いCB相手に何度も空中戦で競り勝ってたし、持ち味は出しつつあった。爆発は勝負の3連戦の大事な場面までとっておくつもりかな。伊佐、頼むよ。





今日一番気になった選手はヤング山口。前回の小瀬では途中出場だったから印象を持つほどではなかったけど、今回はフル出場。特に序盤はミスが多くて、山口のところからピンチを招く事も何度かあった。ただ後半にメインスタンド側に来てからじっくり見て、なかなか面白い選手だなと感じた。まずディフェンス面はやや危険な感じも受けるんだけど、ただ寄せるだけでなくボールを奪いに行き切る姿勢がいい。後半にチームが3バックに移行してからは左のワイドに上がり、場面によっては最前線で対角のボールを待ってるシーンが何度もあって、実際にボールが仕上げの場面で回ってくることも多かった。写真にもある通り、何度もつりそうな足を伸ばしながらやっててヒヤヒヤもしたけど、最後までクロスを上げ続けた。天皇杯が終わり、このまま出場機会がなくなってしまうとしたらちょっともったいない選手だなとは思った。



怜のスピードは単純に武器になるなと改めて感じたし、大将もこの試合では良かった。本人もサポももどかしいシーズンになってるわけだけど、J3よりは清水のようなJ1の香りのするクラブとの対戦の方が彼には合ってるのかもしれないね。雨でボールが走ったこともあるとは思うけど、特に前半はサイドに早めに散らしてチャンスを作り出してた。前を向いた時の期待感はやっぱり常にあるし、何とか今のチームの布陣の中でも自分が輝ける場所を見つけ出してほしい。代表もがんばれ!





彼とは降格の日以来かな。別に彼が悪いわけじゃないけど、相性が悪いね。実際に彼のジャッジは好きじゃないし。



清水の応援は本当に耳に残るし、帰りの運転中にうっかり口笛で吹いちゃってることとかよくある。久しぶりに聞いたいつものノリのいい応援は変わらず良かった。3週間前の甲府サポより人数来てたし、やっぱりJ1に相応しいクラブだと思いますよ。早くJ1に復帰してください。八反田は返せませんけど。


敗退してしまったことは残念だったけど、ポツンとあった祝日に真剣勝負を楽しませてくれたことだけでも感謝したい。そしていわゆるレギュラーとされる選手が一人もいなかった中で手応えを感じる試合をしてくれたことはチーム全体がうまく回ってることの何よりの証左なんじゃないだろうか。今日の試合を観て、富山戦への期待がさらに増したし、自信を持って戦ってほしいと思う。たった1日仕事に行けばもう週末がやってくる。いよいよ今シーズンのクライマックス突入だ。ここを誰よりも速く力強く駆け抜ければ、待っているのは「最高の年末」だ!!
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3連休のサッカー

2016-09-19 22:40:26 | トリニータ
U16の快勝で始まった3連休、U16の快勝で終わった。このまま本大会まで行こう。中学年代に見たことある選手が多くて今大会は楽しい。


夏休みに調子に乗って散在し過ぎたので、この3連休はおとなしくしとこうと。休みの日は近場にサッカーを観に行くのが一番お金を使わなくて済むと最近思ってる。


ということで初日は千葉県は白井市で関東大学リーグ。白井といえば競馬学校があるくらいのイメージしかない街。沿道で梨を売ってる店が多かった。



1試合目は桐蔭横浜−専修の神奈川対決。大学サッカーってこんな子が直接手渡しでマッチデープログラムくれたりするんすよ。最高っす。試合は下位で低迷するチーム同士の対戦らしくじれったい試合に。この試合で印象に残った選手は2人。



1人は桐蔭横浜の8番・佐々木俊輝(4年・厚木北)。数は少ないけど、オーバーラップに破壊力がある。


もう1人は杉山雄太(1年・札幌U18)。最後はヘロヘロだったけど、体が強くて技術もあってこの後さらに成長したら楽しみな素材。しかし札幌のユースもいい選手多いよな。





2試合目は慶應と順天堂。関東1部は明治の独走でもう既に優勝が決まりかけてるけど、その下のインカレ出場権をかけた争いはヒートアップしている。ちょうどその真っ只中にいる両校だけにピッチだけでなくスタンドも含めて試合の熱量がすごかった。結果は終盤に一瞬のすきをついた決めた慶應のゴールが決勝点となったけど、緊張感の高いとても面白いゲームだった。去年から思ってるけど、順天堂は結果にかかわらずハズレの試合が少ない印象。堀池さんいい仕事してるね。







この試合で何と言っても目を釘付けにされたのは旗手怜央(1年・静岡学園)。旗手を初めて見たのはゼロックスの前座試合のネクストジェネレーションマッチ。当時まだ高体連代表として出場してたと思うけど、「あ、こりゃスゴい」と1プレーでしびれた。あれから半年も経たないうちに順天堂のレギュラーに収まり、この日大学生としての旗手を初めて見た。とにかくプレーがファンタジック。個人的に去年の関東大学リーグで一番好きだったのは順天堂の長谷川竜也(現・川崎フロンターレ)だったけど、1年にして既にその領域まで踏み入れつつあるように感じた。静学の大先輩のようにもっと楽しませてほしい。完璧に相手を抜き切るために相手を懐に飛び込ませようとボールをチラつかせる間の取り方が鳥肌もの。何と言うか、狩猟っぽいんだよね。


名古屋内定の宮地元貴(4年・ヴェルディユース)とマッチアップ。


後半途中から選手交代に伴い順天堂は旗手と浮田健誠(1年・柏U18)の1年生2トップに。浮田は去年のJユースカップでうちと対戦した時に高くて強い選手だと印象に残った。ただ柏があまりその浮田のストロングポイントを前面に出してこなかったのも印象的だった。おかげでうちが勝ち進めた気もしたからね。



順天堂のCBは坂圭祐(3年・四日市中央工)と村松航太(1年・清水ユース)の2人。2人とも高校生の頃、いい選手だなぁと思ってた選手だけにレギュラーで出てるのは嬉しい限り。





慶應で印象的だったのは愛媛FCから復学した近藤貫太(3年・愛媛ユース)。コーチングとか仲間へのゲキが周りとは一味違って、さすがはプロ生活を経験してきただけあるなと感じた。シーズン途中からこういう選手が入ってきた慶應は大きいよな。



日曜日も千葉県へ。この日は船橋のグラスポへ。この日は子連れ、雨降り、さらにアクセス最悪で席の少ないグラスポということでなかなかに劣悪な観戦環境だった。カードはプレミアEASTの頂上対決、市立船橋−青森山田。かなり楽しみにして行ったけど、それを全く裏切らない好ゲームだった。雨の人工芝で難しかったと思うけど、最初から最後まで熱量の高さは続いた。

この2校の何がすごいって何よりもタレントがすごい。翼も選ばれた先月のSBSカップのU19日本代表のメンバーがピッチ上に同時に4人もいるという豪華さ。ベンチまで含めるともう既に5人もJクラブに内定してる。





市船のCB原くんと、




杉岡くん。

この2人はもちろんCBとしての能力は素晴らしいと思うけど、プロに入ったら2人ともSBやらしたら面白いんじゃないかな。サイズもあるし、この年代だとフィジカル活かしてCBに置きたいところだけど、2人ともかなり走力がありそうだし、もっと動くポジションでも面白そうだなと思った。市船は攻撃時はCB2枚の間に4番の金子くんが下がってきて3枚で最終ラインを形成するんだけど、ワイドに開いたCBの2人がドリブルで持ち上がるシーンが何回かあった。パスのセンスもなかなか良さそうだし、適性ポジションはサイドかなと個人的には感じた。1点リードされて、試合の最終盤に杉岡くんがゴール前まで強引にドリブルで入っていったシーンは絶対に負けたくないという気持ちの強さを感じた。



青森山田の10番。高橋壱晟くんは千葉内定。去年から神谷に劣らず存在感のあった選手。うまいしサイズもあるからもっとゴリゴリ行っても良さそうに思えた。



市船の12番矢野くんと山田の5番三国スティビアエブスくんのエアバトルはめちゃめちゃ迫力があった。矢野くんの強烈なフィジカルでガンガン押し込んでくる攻撃は高校年代だとちょっと反則級。ある程度のレベルまでは彼のフィジカルだけで勝ち上がれそう。





この試合で一番印象に残ったのは山田の8番嵯峨理久くん。この試合で唯一のゴールを決めた選手。印象に残ったのはゴールよりもチャンスメイクの部分。技術があって、周りがよく見えてる。サイズが小さいだけに潰されてしまうことも何度かあったけど、人も使えて単独でもいける面白い選手。



この試合では出番のなかったガンバ内定の市船10番の高くん。ケガかな?見たかった。



試合は1−0で青森山田が勝ち、プレミアEAST首位に浮上。



プレミア絡みでいくと大分U18は今週末大事な直接対決で大津に0−3で完敗とのこと。未だ最下位から脱出出来ないわけだけど、東西の違いはあれど同じプレミアリーグの試合を観て感じるのは、今のチームは上手い下手の前に試合に対する熱量が圧倒的に足りてないと思う。1試合しか観てないで偉そうなことは言えないけど、試合後に当人たちもそう言ってるからそうなんでしょう。京都、大津と立て続けに6ポインターを落とし、絶望的な状況だけど順位表を見ればまだ諦める必要はない。次節はすぐ上の名古屋。さすがに直接対決3連敗したらもう無理でしょう。どれだけ気持ちを見せられるか。杉岡くんの終盤のドリブルは鬼気迫るものがあった。ああいうのをどれだけ見せられるかで結果なんていくらでも変わるとオレは思う。今週末は絶対に勝とう。



そしてトップチームは本当に夢のような週末に。樋口さんさえしっかりしてくれれば言うことなしとかは贅沢すぎるので封印しておこう。特にガンバU23には中元歳暮を贈りたいレベルで感謝感激雨霰。鹿児島を勝ち点0に抑えてくれただけじゃなく、今節だけでうちとの得失点差が7も広がった。この段階までくると得失点差7なんて勝ち点1に等しいからね。ここまでやってくれると明確に片野坂監督への掩護射撃としてやってくれたんじゃないかとすら思えてくる。本当にありがとうございます。次が栃木らしいけど、さすがに2匹目のどじょうは期待しちゃいけないかなと。今節はトップチームが名古屋でゲームの翌日にU23がホームゲームという巡り合わせだったからあれだけのメンバーが組めたけど、普通に考えても西野、呉屋、藤本、堂安は栃木には行かないわけで、そううまくは行かない。。。 とか言いながら引き分けてくれないかななんて心の隅っこで考えてはいるわけで。。 パトリックやってくれないかなとか考えてはいるわけで。。

ごっちゃん2ゴールで3連勝!小瀬でも相模原でもゴールこそなかったけど状態は良さそうだったし、何の不思議もない。これだけチーム状態が良くて層が厚くなってくると天皇杯もそんなにハンデだと思わなくなってきた。上福元、W山口、ダニエル、ソンス、千明、大将、怜、パウ、伊佐、翼、ドンウクとパッと考えただけでマルっとターンオーバーしてもそれなりにやれそうなメンバーが組める。まあ、そこまではしないだろうけど、それくらいに層は厚くなってる。富山は3点差を逆転して最高の雰囲気かもしれないけど、こっちは清水ぶっ倒してもっと最高の雰囲気で富山に乗り込んでやろうよ!さあお膳立ては整ったよ。勝負の3連戦だ!!
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再開初戦、快勝!(21節相模原戦)

2016-09-11 22:44:42 | マッチレポート16'

先週の天皇杯・甲府戦の勝利で気持ち良く迎えたリーグ戦の再開初戦。片野坂監督がチョイスしたのはこの11人だった。サブまで含めてほぼほぼ納得の人選。


その中で唯一この中断期間中にポジションを自ら獲得した感があったのはボランチの姫野。中断前から昌也と八反田のボランチコンビは良かったので、なかなか付け入る隙がなかったけど、昌也を2列目に追いやってでも使いたいと思わせるレベルにまで今の姫野は上げてきている。今日は相模原の菊岡がけっこうキレていて恐かったんだけど、前半にその菊岡が保持するボールがほんのわずか足から離れた瞬間を見逃さずかっさらって、慌てた菊岡が手を使って姫野を止めてしまいイエローが提示されたシーンは姫野の集中力とボール奪取能力の高さが凝縮された素晴らしいシーンだった。姫野いいぞ、どんどんいったれ!



試合は3−0の完勝だったわけだけど、ボールをしっかりと保持して能動的に崩していくサッカーが出来ていたかと言えば、そうではなかった。天皇杯・甲府戦の記事でも書いたけど、J3のリーグ戦ではあの試合のように楽にボールを持たせてくれることはない。今日は特に相手の相模原が安永新監督の采配初戦ということもあってアピールしたい選手たちのモチベーションは高く、かなり強めのプレスが最後まで続いた。


試合前に珍しく片野坂監督がピッチに入ってきていた。あまり状態が良くなさそうなピッチを確認してたのかなと思った。そういったピッチ状態も今日のサッカーに影響したかもしれない。

相手の強烈なプレッシングをかいくぐれる時は我慢強く繋いで、ダメな時はきっちりと蹴るという判断がしっかりと出来ていたし、相手のDFラインが高くて窮屈だなと感じたらすぐに山岸がスペースに飛び出したりと、その場の状況に応じて最善の選択が取れている印象だったから少し押され気味だった前半も決してネガティブには捉えていなかった。やりたいサッカーではなかったかもしれないけど、勝つためのサッカーは完璧に遂行されていた。最高のすべり出しと言っていいんじゃないだろうか。



やはり動きの質が1枚も2枚も違うさんぺー。大事に使い続けて、どうぞ怪我だけはないように。



前半、さんぺーからの絶好のお膳立てを能活に止められ、2点目のシーンでもいったん大分サポをずっこけさせといて何とかさんぺーに繋いだりと今日もごっちゃんワールド全開だった。でも悪くないとオレは思ってる。やっぱりごっちゃんは体が強くて相手との体の入れ合いでも負けずに前線にポイントを作ってくれるし、その強さが持続する時間も長くなってきたと感じるし、期待が持てるプレーヤーだと普通に思ってる。確かにずっこけたりもしちゃうけど、めちゃめちゃ期待してる気持ちはずっと変わらない。







前線のプレッシングは厳しかったものの、裏には弱そうだと感じさせるプレーが前半にいくつかあったけど、後半は2トップが見事にそこを突き続けてくれた。正直5点くらい入ってもおかしくないくらい相模原のDFラインとうちの前線の力量には差があったと思う。



遂に炸裂した清本砲を含めて今日も2発の清本。1つのクラブから1シーズンで4点ってなかなか決められないと思うよ。今後一生涯相模原市から出禁にされるレベルで相模原キラー。いつも期待感がありながらもあと少しだった直接FKも遂に決まった。清本自身も言ってるけど、押され気味だった前半のATもほぼ終わりという時間帯に相手DFの不用意な肘打ちでもらったFKだっただけに気軽に蹴れたのが良かったのかもしれないね。あの位置から直接狙える武器を持ってるのはチームとしては本当に強み。2点目なんて本当に余裕を持って決めてる感じだし、いつも落ち着いてやれれば、もっともっと恐いプレーヤーになれる。



試合前にリスペクト宣言を読み上げる山岸キャプテン。今日はフルでいけそうな感じもしたけど、80分で交代。



試合前の写真撮影も終わってキックオフまであと数十秒というタイミングでスパイクを履き替えた鈴木。しかしその甲斐もなく、最初のピンチは鈴木がスリップをしたところからだった。危うくバースデーチョンボになるところだった。リードを広げてからは2度ほど最前線まで攻め上がってきて自ら誕生日を祝いたそうな雰囲気がムンムンしてた。いいよいいよ、そういうの嫌いじゃない。



安永新監督。解説者時代の印象から個人的にはあまり評価していなかった。大きなカテゴリーで分けると、「玉乃淳」と同じところにカテゴライズされるタイプの人だと思ってる。今日のチームは新監督が率いるチームらしく、モチベーション高く、戦術浸透度低く、といった感じのチームだった。ま、こんな個人的な評価なんて盛大に裏切っていただいて結構ですので、この後残している栃木、長野、鹿児島、富山との対戦で真価を発揮しちゃってください。どうぞよろしくお願いします。



完勝だったけど、ライバルクラブも一歩も引かず。残り9試合は完全に我慢比べの様相を呈してきた。勝負の富山→鹿児島→長野の3連戦まであと1試合。ホームのU23戦はボーナスゲームみたいなもんだから次節は油断なくきっちりとモノにしよう。得失点差も拮抗してるから出来れば複数得点で勝ちたい。ヒリヒリとした展開になってきた。





今日は相模原主催でドリームマッチが前座試合で開催された。望月さんの人望によるところが大きいんだろうけど、J3クラブ主催とは思えないくらいの豪華さで正直めちゃめちゃ楽しかった。


まず驚かされたのが芸能人枠で出場してる人のうまさね。特にGAKU-MCはうまいだけじゃなくて走れるのにビックリ。あれは日頃から相当練習してるよね。


あとお約束のこの人ね。2013年のキンチョウでもドリームマッチあって、あの時もマラドーナ芸人出てたけど、同じ人なのかな?


ナオト・インティライミ。平時は3千人くらいの動員の相模原にこの日7千人も集まったのはこの人のお陰か。この人もかなり走れてた。


こっちはオレたちのナオト・カミフクモト。



あの鈴木啓太がドリームマッチに出る時代なんですってよ、奥様。時の流れるのは早いもんですね。


高校生相手にユニは引っ張るわ、相手が足引きずるレベルのスライディングかますわ、引退してもさすがのさわやかや◯ざっぷりでした、福西さん。


都築選手ならぬ、都築先生はフィードがうまいのにびっくり。現役時代からこんなにうまかったっけ?


小村・秋田のCBコンビはさすがの安定感。




一番現役感が残ってたのは鈴木隆行かな。もはや水戸の頃のキレとあんまり変わんない印象だった。


一生懸命やってた松原さん。ちょっと前にやってたEL決勝とコッパイタリア決勝を巡る特番面白かった。試合後流れる汗もそのままに走って帰る姿をお見かけしたけど、解説の仕事でもあったのかな?


キックオフからかなり積極的に上下動してた平野さんだけど、20分が限界だったようです。


こんなに椅子を増設したりして対応してたけど、本番のうちとの試合が始まるまでには8割方の人たちは帰っちゃうんだよね、悲しいけど。メインスタンドに何人かいた最後まで観戦してくれたナオトシャツを着た人たちに少しでもJリーグの魅力が伝わればいいなと思ったね。


長くなったのでシメは今日お披露目となった相模原のマスコット、ガミティくん。後発の割にあまりかわいk..... あ、何でもないです。。
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天皇杯は天皇杯(天皇杯2回戦甲府戦)

2016-09-05 01:13:45 | マッチレポート16'


中断明けましておめでとうございます。

決勝だけではありますが、県予選からせっせと勝ち上がったJ3クラブはJ1クラブ様がお待ちになる小瀬へと遠征。小瀬での試合は多分J1だった13年シーズン以来だから3年ぶりになると思うんだけど、その年はどんな試合だったかの記憶が全くない。確かもう降格が決まってからの消化試合だったからだと思うけど、全く記憶にない。その前の年のJ2で対戦した時のことはよく覚えてる。シーズン序盤の対戦だったあの試合がごっちゃんのプロ初出場、初先発の試合だった。あれから4年、甲府はJ1に上がったまま今も奮闘中、片やJ3にまで落ちた我が軍、ダヴィは当時とは比較にならないくらいに劣化し、ごっちゃんは9番を背負うようになった。普段対戦出来ないクラブとの対戦は色々なことを思い出させてくれるからいい。天皇杯はいい大会だ。




結果はご存知の通り、120分スコアレス。主導権は大分が握る時間の方が長かった印象。評価については本当に難しいと思う。大会の位置付け、両軍が所属リーグで置かれている状況、選手起用、スケジュール等々、複雑に要因が絡み合うこの試合の評価をくだすのは本当に難しい。個人的には9月22日に山梨県で公式戦を戦わなければいけないのはリーグ戦への疲労の影響も考えて避けたいと試合前は考えていた。内容は善戦して、結果は負けるがベストなんて考えてた。でも結果的にはチームが団結出来るような勝ち方が出来て良かったと今は思ってる。J1クラブ相手に勝ち上がって多くの試合が出来て色んな選手を起用出来れば、少々の疲労なんてどうにでもなるんじゃないかと思えてきた。勝てて本当に良かったと思う。


先に試合の評価は難しいと書いたけど、それは目指しているサッカーの中断期間中の進歩についてはこの試合は参考外だと思うから。しっかりとポゼッションして相手を崩していくサッカーは出来ていたとは思う。象徴的だったのは2回あったマイボールのキックオフを、どちらも一度下げてCBがどーんと前に蹴ることをしなかったこと。キックオフから繋いでいく意識の表れに見えたし、修行も徹底して大きく蹴ろうとしなかった。ただこれだけボールが握れた試合展開には甲府のチームとしてのプレースタイルが大きく関係していたと思う。相手陣内でのディフェンスは完全に捨てて、自陣に引き入れてからが勝負、そんな感じ。2つもディヴィジョンが下のクラブを相手に完全に引いたサッカーを何のためらいもなく出来る甲府の割り切りもすごかったけど、結局守り切ってしまうこのスタイルでの甲府のプライドのようなものが垣間見られる試合でもあったと思う。J3で全てのクラブと一度対戦し、大分の方が戦力的に優れているからまずは引いてしっかりと守ろうとするクラブが一つとしてないことは十分に学んできた。半数以上のクラブに昇格がなく、全てのクラブに降格のない、極めて特殊な状況のJ3。前半戦で痛感したのは、負けを恐れず伸び伸びとサッカーしてくるチームの恐さ。つまりJ3には甲府のようなサッカーをしてくるチームはいないということ(あえて言うなら栃木)。だからこの試合は参考にならないと思う。リーグ戦が始まればもっとガンガンと前からプレッシャーをかけてくるチームばかりのはず。それをいなして崩していけるようになれば、目指してきた方向性は間違っていなかったと言える。良くも悪くも「天皇杯は天皇杯」。J1のクラブに勝てばめちゃめちゃ嬉しいし、でもそれがリーグ戦に繋がるとも思えない。



今季初めてパウリーニョを見て、


伊佐も復帰、


山口も途中出場と戦力的にも厚みを増してきた。1週間後に誰がメンバー入りするのか楽しみ。ちなみにこの試合で最高点を付けるとした姫野。攻→守への切り替えの局面での素早い寄せからのボール奪取が素晴らしかった。昌也&八反田で決まりじゃねーぞと思わせてくれる下からの突き上げにワクワクする。


そしてドキドキのPK戦。長いこと試合を観てるけど、トリニータのPK戦を生で観たのは初めてのような気がした。120分の後にもう一度コイントス(多分)をして、使うゴールがトリニータ側のゴールと分かった時がもしかするとこの試合で一番テンションが上がったかもしれない。部外者からすれば「ハイハイ」と流すようなことかもしれないけど、目の前でやってくれると自分たちの声や念で本当に相手のシュートが止められそうな気すらしてくる。完全に結果論だけど、普通に勝つより遥かに楽しんで勝たせてくれた、試合後はそんな気分だった。



外してはしまったものの1人目の重責を果たして戻ってくるごっちゃんをペナルティエリア近くまで出てきてハイタッチで迎えたダニエルの熱さね。最高だよ。


ちなみにこの日のごっちゃんのキックの精度はこのCKの写真を見ても分かる通り、もうボロボロだった。途中で山岸に変えられてしまうくらいにボロボロだった。PKも嫌な予感がしなかったと言えば嘘になる。プロデビューの地でまた一つ苦い思い出が出来ちゃったかな。ただここで取り返すチャンスはもう一回あるよ。期待してる。


ヒーローは確かに修行だけど、2人目以降スパスパと決めていくキッカーたちにも感心した。


スタンドからは分からなかったけど、PK戦の途中でこんなに笑えるくらいにリラックス出来てたのが勝因かもしれないね。PK戦の前の円陣で「笑顔で、笑顔で!」っていう声が出てたのがスタンドまで聞こえた。やっぱり雰囲気作り大事ね。


これが仕事をする男の背中ですよ。ただ個人的には修行の今日イチセーブは優のPKを止めたセーブじゃなくて、延長後半終了直前に飛び出したスーパーセーブだと思う。終了間際の失点癖再びかよと頭を抱えそうになるくらいに決定的かつ強烈なシュートを見事に止めてくれた。あのセーブからPK戦まで時間がなかったことも運があったかもしれない。


止めれば勝ちの5人目のシュートを触りながらも止め切れなかった後の悔しそうな表情。この日の修行は本当にかっこ良かった。絵になる男。




サポーターからの修行コールもサッと手を挙げるだけでかわしてしまうクールダンディー修行。ちなみにこの試合ではセーブで目立った修行だけど、先発の座が上福元から替わったのはポゼッションサッカーに対する適性が修行の方がより高いからじゃないかと思ってる。恐がらずにDFにボールを付ける技術とか、蹴るのか繋ぐのかの判断の部分とか、福島戦でクイックに蹴った正確なパントも印象的だった。



3回戦も同じく小瀬で、対戦相手は清水エスパルス。J1クラブ様でも動員に苦労する天皇杯で、よそ者同士で試合しても本当に何にもメリットないから会場を変更してほしい。いや本当に日本平でいいよ。完全なアウェイゲームでもいいから日本平に行きたかったよ。久しぶりで懐かしかったけど、1ヶ月に2回も行きたいと思うスタジアムじゃないよ、小瀬は。





試合後、車をすっ飛ばし関西へ。




今日は京都でプレミアリーグU18の試合を観てきた。

クラ選の日程が変わったり、プレミアリーグの日程がうまく合わなかったりで、今季のチームを見るのは今日が初。








まずはメンバー表を見ながら選手の顔や雰囲気、プレースタイルと照らし合わせていく作業から。1、2年生の先発も多くて、初めて見る選手が大半だった。2種登録されてる真木くんや野上くんが先発を外れていて、がっちりとメンバーが固定されてた去年とは違うなという印象。


結果は0−2で敗戦。大分のシュートは多分3本。ハッキリ言っていいとこはなかった。失点もどうしようもないものでもなく何とかやりようはあった類いのもの。ここまでの順位を見れば、うまくいってないんだろうなというのは分かってはいたけど、その通りのチーム状態という感じだった。


キャプテンの中畑くん。長くケガで離脱してたようだけど、去年の印象からすると体のキレがなくミスも多かった。このチームが浮上するためには彼の奮起は絶対に欠かせないと思う。


先月U17の日本代表遠征に招集された酒井くん。今日もU17日本代表の齊藤俊秀コーチが視察に来てた。京都側に代表選手がいたかは分からないけど、間違いなく酒井くんの状態のチェックが目的だったと思われる。1本惜しいシュートはあったものの、試合を通しては物足りなさが残っただろうし、もうちょっとアピールしたかった。

プレミアリーグWESTの残留争いは京都、大津、神戸弘陵、名古屋、大分に絞られてるだけに直接対決で敗れたのは痛かったけど、残留圏まで残り7試合でたったの勝ち点2差。直接対決も残してるし、まだまだ十分に可能性はある。ただチームの雰囲気は変えないと、このままだと苦しいと思う。去年が吉平兄弟を筆頭に特別だったのかもしれないけど、今日見た今季のチームの印象はとにかく大人しいチームだなというもの。試合中もGKの谷井くんの声くらいしか聞こえてこないし、指示やコーチングの声が聞こえなければ、当然味方を鼓舞するようなものは皆無。能力はみんな高そうだし、あとはきっかけがあってチームがもっとまとまればと思う。

ユースの活躍はこのクラブの光。プレミアリーグという最高峰の舞台でユースの選手たちがいい経験を積めていることは財産だと思う。そしてその財産を是非来季以降も繋いでいってほしい。残留しよう、絶対にやれるよ。
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