Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

全ては藤本一輝次第(29節東京V戦)

2022-07-30 22:53:35 | マッチレポート22’
昨シーズン終盤あたりから「健太はロマン」と言い始めたけど、いよいよ「藤本一輝こそロマン」になってきた感がある。


勝てそうな試合をまた勝てず。上位が勝ち点を落としても一緒に足並み揃えてたらいつまで経っても順位は上がっていかないよね。朝陽がマークをフリーにしてしまいあっさりと先制され、何でそんなにディフェンスラインがガチャガチャしてるのか全く意味不明な2失点目。これだけ試合を難しくしたら勝つのは大変だよ。7試合負けなしかもしれないけど半分以上引き分けだからそんなもんは全くもって評価出来ない。そもそももう毎試合勝ち点3ペースしか評価されなくしたのは自分たちなんだから。全然足りない。


藤本一輝がなぜロマンなのか。それは日に日に攻撃面での存在感を強めているからだ。普通はこれだけ背後がスカスカだともう諦めたくなるものだ。1失点目も藤本が裏を取られたところからのCK。でもアタッキングサードに入った時の藤本一輝の眩いまでの輝きが諦めることを許してくれない。もう「全部仕掛けてくれ!」と叫びたくなるくらいに今の藤本には期待感がある。だから悩ましい。「ディフェンス軽すぎ」でバッサリと切れるものならこんなにも簡単なことはない。ロマンをロマンで終らせるのか。全ては本人次第だ。ただ大学4年次からずっと藤本を高く評価してきた自分としては今の状況は少し嬉しくもある。1点目のシーンで、ボールに寄る動きで相手を釣ってクイックにはがす動き本当に好きなんだよね。


2点目。まず羽田の良い位置への顔出しと前への鋭いパス。新太の完璧なトラップと仕掛けとパスのどちらもある構えからのインステップでのパス(相手は詠みにくい)。呉屋のトラップからのシュートまでに無駄な時間をかけないゴールゲッターらしい身のこなし。すごいいいゴールだった。こんなの飛び出したのに勝てないの本当にもったいない。


7月13日 1選手コロナ
7月17日 長沢ケガ
7月19日 2選手コロナ
7月23日 水戸戦当日中止
7月23日 野村ケガ
7月25日 1選手コロナ
7月28日 1選手コロナ
7月30日 2選手コロナ

ここ半月くらいのチーム戦力に影響ありそうな出来事を時系列で追っていくとこんな感じ。チグハグ感だけが際立って勝ち点を落とした今日の試合からしてまあやっぱり大変は大変なんだろうなとは思う。ただそこは試合後に城福監督も「突貫工事」という言葉を使ってうらめしそうに語っていたからうちだけの事情じゃないし言い訳にはならん。逆に言えばそれでもこれだけのメンバーで臨めるわけだから下平監督はチームを勝たせてくれないと。


最後にペレイラについて。もう自分はペレイラについては見切りをつけた。こんな不誠実な選手は応援する気にならん。シーズン序盤から「ファールもらいたがり」がずっと気になっていた。それがホーム熊本戦では最悪の形で結果として表れ、町田戦後にはチョン・テセから「痛くないのにファールもらうための演技してるのを、触れた僕が一番分かるから言いました」とtwitterで指摘もされた。そして久々の復帰となった今日の試合、わずか15分の出場で2回の演技。この試合のラストプレーとなった94分の演技にいたっては最後の最後に全員が苦しくても勝ち越しゴールを奪いに行っている場面だったのでもうさすがに我慢ならない。そもそもここまでこんなことすら指導出来ない監督やコーチだからどうせこの後もペレイラを使い続けるんだろうから勝手にしてくれという思いだけど、あまりにも酷すぎる。こんな選手に誇りなんてオレは持てない。
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グループステージ第2節、快勝!

2022-07-25 12:02:05 | トリニータ

本日はグループステージ第2節。決勝トーナメントに進出するためには勝ち点3はマスト。昨日の千葉戦でうまくいかなかった後半の改善を試すかのように今日も1点リードでハーフタイムを迎えた。もしかするとケガもあったかもしれないけど後半頭からボランチを18木本くんから30山下琥珀くんにチェンジして強度維持を図る。そして何より良かったのはシンプルにボールを動かして相手を走らせ主導権を渡さなかったこと。またシンプルにサイドを縦に攻めてクロスから攻撃を完結することでカウンターの走り合いのような展開にさせなかったこと。




左サイドバックで先発フル出場した5岩間慶太くん。キックオフ最初のプレーがうまくいかずヒヤッとしたけど、そこからの粘り強いプレーはチームの士気を上げたと思う。3-0になって試合を締めくくる時間帯だったにも関わらず爆走でオーバーラップをして4点目のアシストを決めたプレーは本当に最高だった。クラ選のような真夏の短期決戦はこういう選手の活躍が欠かせないと思う。





もう1人昨日出場のなかった13岡部聖南くん。とにかくデカい。プログラム表記で195cm。長沢よりもさらに3cmも高いわけでセットプレーの守備でも絶大な存在感だった。残念ながら攻撃でその高さが活きるシーンはなかったものの、後半のサイド攻撃から主導権を握った流れは岡部くんの高さあってのものだったと思う。





去年の8月、天皇杯群馬戦で3人のユース所属選手が出場した。その中で唯一トップ昇格とならなかったのが10後藤響くんだったわけだけど、個人的には一番印象に残ったのは後藤くんだったんだよね。今日もその力強く縦に運べる推進力は見せてたし、大学で続けるのなら是非とも鮭を諦めないでほしい。2点目は実質後藤くんのゴール。



今日も見事なミドルシュートを決めた37木許太賀。これで今大会3点目。哲平さん、分かるよねそういうことだよ、早よ。





本日の対戦相手は金沢U−18。コーチには作田裕次。大分U−18でコーチをしている山﨑雅人とは金沢でチームメートだったはず。クラ選のひそかな楽しみとしてかつて選手として活躍していた方たちの今が見られるというのがある。プログラムで懐かしい名前を探すだけでも楽しい。









U−15からの昇格組。去年のクラ選U−15を配信で観ていて気になった選手が3人。そのうちの2人が今日出場した。43小野誠竜くんと28後藤雅人くんどちらもサイドハーフで縦への推進力が持ち味。4点目は小野くんの力強いドリブルから生まれた。弓場将輝も1年からクラ選には出ていたので、学年に関係なくどんどんチャレンジしてほしい。





















残すはラスボス川崎。強いとは思うけど何とか食らいついて決勝トーナメントに進んでほしい。そしてこれまで多くの先輩がはね返されてきたベスト16の壁を今年こそぶち破ってほしい。

ナイスゲームでした!!
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3年ぶりのクラ選U−18通常開催

2022-07-25 01:20:02 | トリニータ


群馬で夏に有観客でやる通常開催は何と3年ぶり。つまり今の高校3年生はこの通常形式での大会に参加するのは今回が最初で最後ということ。残念ながら熊本は2日目から棄権ということになってしまったけれども出来る限り多くのチームが最後まで大会に参加出来ますように。そして出場した選手は最初で最後の思いをピッチに思いっきりぶつけてほしい。そして観る側としてもこの大好きな大会が何とか開催されて嬉しいやらホッとしたやら何とも表現しがたい感情になったけど、スタジアムでは本当に感無量でしたよ。長かったよね。



大分は鳥栖抜きの九州予選で見事優勝。堂々の九州第2代表としてポット2に割り当てられた。前日に同じ北関東の水戸でトップチームの試合が中止となったため保田くんがクラ選に回ってくるんじゃないかという期待もあったけど、同じく来シーズンのトップ昇格が決まっている佐藤くんもメンバー外だったことからトップチーム固定されてそうだ。大分も複数名のコロナ陽性者を出しているだけに戦力になる選手をユースに回している余裕はないのかもしれないね。





対戦相手は千葉U−18。関東の第11代表なので敗者復活のさらに敗者復活を勝ち上がって最後のイスをしぶとく勝ち取ったチームだ。千葉のアカデミーは3年ほど前に市船から朝岡監督を強奪したあたりから本格的に強化に本腰を入れてきているようで実際にU−18のクラ選出場や、U-15にいたっては関東予選をトップ通過するという充実ぶりだ。もともと千葉のアカデミーは名門だったわけで、再興に向けて順調に進んでいるようだ。



結果は先制されて、前半のうちに逆転したけれども、後半にCKから決められてドローというもの。ただ防戦一方だった後半の内容を考えると勝ち点1でも取れただけ良かったという印象。ビルドアップはしっかりとしていてプレス回避、縦パスを入れるタイミング&強さもよく、前半は球際もよく戦えていた。ただ後半になると大分の選手ばかりが足をつるシーンが多くなり結局最後まで流れを戻すことは出来なかった。もしかすると単純に千葉がめちゃくちゃタフなチームという可能性もあるけど、35分ハーフの試合でGKの上野くんも足をつっていたところを見ると初戦の緊張をチーム全体でうまくコントロール出来なかったかなと思う。シンプルにやればよさそうなところで難しくやろうとしてボールをロストするシーンが多かった印象。緊張のほぐれる2戦目からはもっとこのチームのいいところが出せるかな。


ただちょっと気になったのはチームがやたらと大人しいことと、ベンチが全く機能していないこと。監督が大きい声を出せばいいってもんでもないけど、明らかにチームがペースを取り戻せずに苦労している時間帯に具体的な指示がほとんどない。分かりやすぎるくらいシンプルな指示を立て続けに出す朝岡監督は全くの逆。


ユニに不具合のあった松岡くんが新しいユニに着替えてイエローもらってしまったり、もっとベンチしっかりしてよと思わざるを得なかった。





最もインパクトを残したのは2年生の木許太賀くん。2ゴールももちろんだがボールを持った際の創造性が魅力的。ゴール前での落ち着きも見事でどちらも素晴らしいゴールだった。ちなみに現在2ゴールは木許くんとマリノスユースの内野くんだけなので、1日目を終えて木許くんが堂々のクラ選得点王だ。



























千葉で一番印象に残ったのは1年生の尾崎芯太朗。キープ力、パスセンス、パンチ力のあるシュート。2年後は彼がNo.10を背負ってそうだ。





大人しいチームは劣勢になるとなかなか盛り返せない。ただ逆に言えば自分たち次第でどうにでもなるってことだと思うぞ。決勝トーナメントまだまだ全然いけるぞ。
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ここからは内容を求めたい(27節群馬戦)

2022-07-16 23:29:17 | マッチレポート22’
こういう展開になることが多いから2点目が重要なわけで、それが分かった上でいい時間帯に2点目を取って勝ったんだから必要以上に失点のことをあげつらってこの勝利の価値を下げることはないと思うな。


正直に言って勝って当り前の相手だったとは思うけど、試合の進め方がとても良く会心の勝利だったと思うんだよ。これを収穫として上位との試合でもこんな試合が出来ればもう少し期待感のあるチームになっていくんじゃないかな。まずは中川と健太の連携が抜群に良く度々右サイド深くに侵入して押し込んだ序盤。もちろんここでゴールを取りきれることが一番良かったけど、実況と解説の人が言うには群馬が左肩下りの立ち位置にずらすことで対健太対策を打ち出してきたためそこから大分の右サイドは停滞した。ここから大分の左サイドが活性化したのがこの試合で一番良かったところ。サッカーの試合は基本的に11人対11人でやってるわけだからどこかを手厚くすれば薄いところが出てくるのは当然の話で、その薄い部分をしたたかに突いて突破口を見出したやり方はとても良かった。そしてそこから先制点が生まれた。相変わらずディフェンスのセンスには涙が出ちゃうくらいの藤本だけど、お尻で相手をブロックしてスペースへのボールを要求したクロスまでの一連の攻撃センスはやはりいいものがある。健太ほどのスピードはないものの引き出しの多さと右にも左にも行ける器用さとそして何よりも思い切りの良さが藤本の魅力だ。あのオウンゴールを「ラッキー」としてしまうのはディフェンダーにも藤本にも敬意が足りないよ、誰とは言わんが。


2点目はもっと良かった。相手やや有利のボールを強引にマイボールにしてしまう新太の強さがまず良し、ゴール取りたくて仕方ないだろうにチーム優先でスルー出来る呉屋の冷静さがまた良し、中川はきっちりと決めてほしかったけどそれ以外が良かったからまあ良し、藤本にシュートを撃たせる余裕を与えた三竿のランニングが良し、そして冷静にかつ美しい軌道で決めきった藤本が一番良し。こういうプレーを見るにつけやっぱり健太も藤本ももう1列前で使いたいのが本音だけど、逆に言うと本職とは言い難いポジションでも存在感を出せていることを評価するべきか。そして2週連続同じこというけど、もうちょっとディフェンス頑張れ。


失点は仕方ないとは思うけどその質はしっかりと振り返ってほしい。千葉戦の2失点目とよく似ている。ビルドアップがつまり気味になって前線へやや苦し紛れに送ったパスを引っかけられてドフリーの相手選手へボールが渡った時点でほぼ勝負あり。あれだけボールホルダーにプレッシャーがかからない状態だと最終ラインはもうどうしようもない。ボールとマーカーは同時に見られないから簡単に裏を取られてしまう。何が問題なのかを考えると、ビルドアップがつまり気味になったら相手最終ラインの裏へ蹴ってリスクマネジメントをするのか、ボランチの2人のバランスが悪いもしくは前がかり過ぎるのか等いろいろと考えられそうだ。今日の失点については保田くんのポジションが高すぎるように思うし、にもかかわらず簡単にパスを通させすぎだと思うがどうだろうか。ただ保田くんについて言えば、74分のパス交換しながらのダイナミックな持ち上がりとか夢と希望しかつまっていないと言っても過言ではないと思うし授業料と割り切るべきか。「失点は絶対にしてはいけなかった」みたいな精神論ではなく、冷静な分析を監督自身の言葉で語ってほしい。


今日の試合でもう一つ気になったのが、セットプレーのディフェンスで前半はゾーンを敷いていて2つほどシュートに持ち込まれると後半からはマンツーマンディフェンスに変更してきたこと。個人的にはこの柔軟性は好意的に捉えている。もうめちゃくちゃ強いチームではないことは明らかになってしまったわけであれこれと試行錯誤することはとても大事だと思う。それと岡山戦の後に監督が「交代選手が良くなかった」とコメントして次の試合ですぐに也真人も北斗もメンバー外になるのは分かりやすくてとてもいいと思う。ノムにしてもケツに火が着いた状態でピッチに送り出されたことがよく分かる猛ダッシュぶりでチーム内競争もかなり活性化してきたんじゃないだろうか。


さて、タイトルでここからは内容と書いた。冷静な思いとして今シーズンの昇格は難しいだろうなと思っている。なのでここからは内容が向上してくることにフォーカスしていきたいと思っている。もし万が一にプレーオフで昇格するようなことがあるとすれば、ここからチーム力が急上昇を描くような成長を見せなければまずあり得ないわけで、ここまでのもがきが全て繋がって一つの線になっていくような感覚をチームを取り巻く全員が感じる必要があると思う。つまり内容が劇的に向上し続けるということ。それともう一点は来シーズンもJ2で戦う可能性が高いとして、果たして下平監督のままでいいのかということをハッキリさせたい。もう大分フットボールクラブとも長いお付き合いなので分かるけど、今シーズンの目標達成が難しくなったということを理由に下平監督を解任することはないでしょう。もっと言うと来シーズンも続けて監督の座に置き続けるんじゃないかと思う。個人的にはこのまま勝ったり負けたりを繰り返すようならば下平監督の続投は絶対にやめてほしい。だから来シーズンも下平監督でいくのならばここからの内容の劇的改善はマスト。


昨日から夏の移籍ウインドーがオープンに。今週あたり何か発表あるかもね。選手のことを思えば、どちらかと言うとinよりもoutの方があり得そうだ。
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生半可な一体感(26節岡山戦)

2022-07-11 01:19:40 | マッチレポート22’
中3日で続いた山口戦、岡山戦と苦しいところを勝ちきる強さを見せられず、結局中学生や高校生レベルの一体感でしかなかったことが結果によって証明されてしまった。もうこれで今シーズンのチームの大体の実力は把握出来たからあとは運の力も借りて昇格出来ることを願うだけだけど、こんなチームでJ1昇格したって悲惨な未来しか待ってないことを経験上知ってるから悩ましいよね。


力強さは感じなかったけど、山口戦と比較すると重さは感じなかったこの試合。先発の入れ替え数はそんなに変わらないのに何が違ったのだろうか。中川がすごく良かった。天皇杯で辛めのコメント出した途端にいい動きを見せるようになったので少し複雑ではあるけど、ゴールシーン以外でも相手の間でもらうプレーが秀逸で終始期待感があった。ゴールシーンも自ら高い位置で奪ったボールを決めきった。トラップがやや足元に詰まったから後ろから寄せられちゃうかなと思ったけど、見事なシュートだった。これまでは空回り感がすごかったわけだけど何がフィットしてきたのだろうか。この出来なら先発も納得。千葉戦を観ているかのような長沢のヘッダー再び。高さじゃなくタイミングで決めるヘッダーは本当に素晴らしい。コンディションがいいんだろうなという感じが見受けられるし、このまま量産してほしい。


悩ましい健太と藤本。藤本のアシストとか健太のチャンスメイクとかいいところはたくさんあると思うんだけど、それを差し引いてさらにマイナスに持ち込んじゃうくらい2人ともディフェンスが下手。WBなので仕事の半分はディフェンスなわけでもう少し賢くやってほしい。適性ポジションは3トップのワイドでもっとディフェンスの役割が軽いところなんだろうなとは思うけど、今のチームから求められているのはWBなのでもう少し頑張れ。


ボランチが激戦区になるとほんの数週間前に書いた気がするけど、1枠はあっさりと「チンポジ修正マン」で決まった。配信とはいえ世界中の誰もが観られる映像でチンポジを修正するその堂々たる姿はレギュラーの座にふさわしいものだ。冗談はさておき、まだ雑な部分を残しつつも攻撃局面でも守備局面でもトランジションの局面でも常に前方向に勢いが出せる力強さは他のボランチの選手にはない魅力だ。2枠目はまだ混戦だけど、北斗の立場が確実に怪しくなってきている。北斗が先発した山口戦では勝ちきれず、リードした局面で交代で入って同点に追いつかれた岡山戦と結果が残酷にも示している。実際に北斗でなければというプレーはほとんど見せられていない。今日も1つ引っかけられたけど、ダイナミックなドリブルから次々とチャンスメイクする保田くんの方に期待感を持ってしまうのは自然の流れだと思う。若者の躍動に期待しつつも北斗の逆襲にも期待したい。


也真人の復帰はめでたいけど完全に今日ではなかったね。試合勘なのか緊張なのか分からないけどミスを連発。新太を外してまで復帰させるタイミングではなかった。こういうところ下平監督は本当に下手そう。そしてこういう肉弾戦のような展開になるとノムがほとんど役に立たない。同点にされたシーンでもボールホルダーに強くいけず右に展開されてしまっている。新太を外してまで(以下省略)。おっさんたち、マジで危機感持たないともうシーズン終っちゃうよ。


あ、リミユニはソックスが黄色で合わせているのが良かったね。
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松尾勇佑選手、来季加入内定

2022-07-08 21:58:31 | トリニータ
ユースからの昇格も発表されて大卒加入もそろそろ発表かなと思っていた矢先に何と2日連続の発表となった。





松尾選手を初めて観たのは昨年秋の関関戦。天皇杯も含めて関西学院大は何度も観ていたので関西大を楽しみにしていた。中でもU−18日本代表の肩書きを持つ松尾選手に注目していたんだけど、この試合は前半早々に関西大が退場者を出してしまい終始関西学院大ペースで松尾選手も見せ場はなかった。この頃はもちろん大分が彼を狙っていたのなんて知らなかったわけだけど、今年の5月になってフットボールライターの竹中玲央奈さんのツイートで初めてターゲットだということを知った。




2回目に観たのは約1ヶ月前の関西大学リーグで。この時はもう「そういう目」で観ていた。その時のツイートでちょいネガティブコメントをしていて申し訳ないけど、スピード以外で印象に残るプレーはなかった。ただ高校生や大学生の試合をたくさん観てるけど、いきなり脳内に稲妻が走るようなプレーを見せられる選手なんてそうそういないし、正直に言って何試合か観ないと本来の実力の部分なんて見えてこないんだよね。自分が座っていたちょうど1つ上のブロックで上本大海スカウトと競合していたと噂の磐田の金園英学スカウトがずっと話し込んでいたのが印象的だった。


170cm、63kgという数字が示す通り線は細め。素走りは本当に速い。関西大では最終ライン4枚の右サイドバックをやってるんだけど、サイドバックを使ってサイド攻撃というのはあるにはあるけど回数が少ないためあまりその能力をチームから引き出してもらっていない印象。そのスピードを活かすには最適ポジションは右ウイングバックのような気もする。



ちなみにこの動画のフルバージョンは観る価値あると思う。松尾選手も動画の中でコメントしている高橋直也選手(ガンバユース 3年)には個人的に注目している。


健太に続いてシンプルに速い選手を獲得したことから強化方針というかトレンドのようなものが見えてくるなという気がする。「うまい」よりも「速い」や「強い」が優先順位として高くなる傾向は年々強まっていると思う。健太、朝陽、野嶽、伊東と右サイドの人材は豊富なだけに今シーズンのうちにここに割って入ってこれるかは分からないけど、楽しみに待ちたい。


ちなみにこの発表がある前から明日は万博に関西学生選手権(総理大臣杯予選)を観に行こうと思っていた。明日はベスト8で総理大臣杯の関西からの枠は4のため、つまり勝てば本選出場が決まる重要な試合。おそらく松尾選手も出場すると思われます。お近くの方は是非これからの大分の右サイドを担うかもしれない若武者の勇姿をその目で見て応援してあげてほしい。入場は無料ですが健康チェックシートが必要ですのでお忘れなく。
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ドライブ・マイ・カー(25節山口戦)

2022-07-08 01:53:24 | マッチレポート22’
映画は観ていないけど、ひたすらドライブ・マイ・カーして山口まで日帰り遠征してきた。本当にただただドライブ・マイ・カーしていただけの1日だった。午前10時に近畿地方の東の端を出発して7時間ほどかけて中国地方の西の端でサッカー観て、帰りはさっき来たばかりの500kmをノーレストで一気に戻って午前3時頃に帰宅。3時間ほど寝て翌日は普通に出勤。運悪くビジネス飲み会もあったため最後は廃人のようになりながらほうほうの体で帰宅。即日アップをポリシーとしているブログが1日以上遅れるという失態。ガソリン高騰のこの時期に50リットルもガソリンまき散らして、果たして遠征とは何なんだろうかと自らに問いただすような遠征だった。



真夏の連戦でフィールドプレーヤー10人のうち6人は連続先発。重たい試合になることは容易に想像出来て、そんな中で勝ちきることが出来るかがポイントになることしか試合前から考えていなかった。特に一体感だ、チームのためだと言い始めたタイミングだっただけにその部分を見せてほしいと願っていたわけだけど、そんなに甘くはなかったね。守備陣がよく踏ん張って何とか勝ち点1を拾った試合だった。一番ダメだったなと思ったのは藤本。ボールが足に付かずロストしたのは数えただけで4回。それだけで体が疲れているんだろうとは思ったけど、もっと気になったのは頭も疲れていたこと。この試合は上夷も坂も三竿もけっこうな頻度でDFラインの裏へ長いボールを蹴っていたけど、そのほとんどのシーンでボールが出てから反応している藤本を見て心身ともに疲れてるなー、この選手を87分まで引っ張ってる時点で勝ち点3の目はなかったなという印象。このレベルの藤本なら宇津元で良かったんじゃないかと思うけど、前節勝っているだけにそこにメスを入れられなかった下平さんの弱さも同時に感じた。連勝が止まらない監督はこういうところでスパッと大胆な選手起用が出来るんだと思う。ちなみにこの写真は19時30分頃。やっぱり西日本は遅くまで明るいなと思って撮ったもの。





ボール保持は山口に譲ったもののここ数試合はあまりボール保持にこだわった戦い方をしていないのでそんなに問題はないのかなと思う。山口の左サイド沼田駿也のスピードにはかなり手を焼いたけど、朝陽と上夷も頻繁にしゃべってギリギリのところで対応出来ていた。山口はボール保持の質は高いと思うけど、大事なところでのパスの精度が低いこととFWが生かされづらい組み立て方をしているなという印象。FWにもう少しお金をかけられるようになれば一気に強くなりそうな印象がある。



山口が多用するライン裏へのパスにオフサイドラインの管理で対抗出来ていた最終ライン。J2の試合のオフサイド数データを色々と探してみたんだけどなかったから感覚でしか書けないけど、坂が最終ラインに入るようになってからオフサイドの数が増えたように思う。エンリケもそうだったけどペレイラも少しラインを深めに設定して裏を取られないことを最優先するやり方だとずっと感じてた。1対1の対応に自信があるからライン裏を取られるよりはマシという考え方なのかもしれないけど、オフサイドが取れればノープレッシャーのマイボールから攻撃を開始出来るのは相当な違いがあると思う。坂が先発してからリーグ戦は2勝1分。自分の見立てに近づきつつある。もう少ししっかりと見守りたいと思う。


この消耗戦を経て次節もまた中3日。この試合と似たような展開になることが予想されるけど、勝たせるために下平監督がどう動くかに注目している。誰を使うか、ボールをどう動かすか、そしてしんどい時にこそ求められる「チームのために」という熱い気持ち。ここで見せられないようなら監督自身の言う「高校生でも出来ること」で終ってしまうよ。



試合前にちょっと驚いた吉坂さんと主審の上田益也さんの談笑。吉坂さんは交友関係広いな。







バックスタンド側の副審だった竹田和雄さんはうちの子どもが通っていたスクールのコーチで実際にうちの子どもも指導していただいていたのでちょっと特別な思いで見てしまう。今シーズンはルヴァンのホームセレッソ戦に続いて2試合目の大分割り当てだったかな。特に前半はバシバシとオフサイドを取ってくれて気持ち良かった。





この柱が屋根を貫くデザインは豊田スタジアムにもあるから設計者が同じかなと思って調べてみたら豊スタは黒川紀章だった。そんなに珍しいデザインでもないのかな。



行きの福山サービスエリアで食べた生しらす丼がうまかった。
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シンお犬様(24節千葉戦)

2022-07-02 23:31:38 | マッチレポート22’
今日は正直に言って負けると思っていた。もう少し言うと負けてもいいんじゃないかくらいの気持ちまであった。前節の熊本戦でチームとしての一体感が見え始め雰囲気の良い勝利を収めた次の試合なわけだけど、熊本戦の試合後に少し感じてた違和感は火曜日に出されたトリテンの下平監督囲み取材で決定的なものとなった。違和感とは「え、本当にそれだけ?勝てなかった要因って本当にチームに一体感がなかっただけ?」ということ。簡単に言うとそんなレベルの低い話で22試合も無駄にしてきたのかという違和感。だからこのチームの本当の問題点はもっと深いところにあって簡単には解決しない、それをあっさりとこの千葉戦で、ここ数試合調子の良い千葉戦であっさりと痛感させられた方が長い目で見ていいんじゃないかと思っていた。もう今シーズンの自動昇格はないんだし、くらいの試合前の心持ちだった。


そんな試合前の心持ちがとてもしっくりと来るような前半だった。守備がハマらず調子の良いチームらしい勢いに押され、一番警戒していたはずのセットプレーで先制されてしまう。先制されてからも目は覚めず、後半に2失点目。セットプレーはまだやむを得ないけど、2失点目は何だったんだろうか。実況の安井さんも言及していたけど、あの時間帯はなぜかポゼッション時に左サイドに人が寄っており、そこを引っかけられて人の少ない真ん中へ通されるとボールホルダーへプレッシャーがかからずライン裏へやすやすとパスを通されてしまった。これが「ボランチの利き足問題」なのかとも思ったけど、よく分からない。あのシーンはもう少しちゃんと見直してみようと思う。


試合展開としては新潟戦と似たような感じ。2失点目を喫してから慌てて攻勢に転じて相手も確実に勝ちを拾えるように少し重心を後ろに移すから試合展開自体は一方的に押し込んでいるように見えてしまう。でも何が変わったわけではなく、守りきれる新潟と守りきれない千葉の違いでしかなく、本当にここから反転攻勢を見せられるだろうと確信が持てるとすれば少なくとも1失点目の後からこういう試合展開に持ち込めた時だろうと思う。エンターテインメントとしてはアリだけど、こんな綱渡りの試合ばかりでずっと連勝していくのは難しいと思う。


ゴールシーン以外も好調さがうかがえる長沢。前半11分のヘッダーとゴールシーンのヘッダー。いずれもクロスへ入るタイミングが抜群で高さ以外もケアしないといけない対面のDFは相当守りづらいと思う。そして復活の呉屋。試合後のインタビューで「最近はなかなか自分の前にボールがこぼれてこなかった」と話した呉屋。こぼれ球だろうが何だろうが決めることがストライカーの仕事という矜持が垣間見えた一瞬だった。それだけにゴールのなかったこの数ヶ月は辛かったんだろうということは容易に想像がつく。サムエルが戻ってくれば居場所が約束されているわけじゃなく、この2ゴールで何かが変わるわけではないけど、存在を証明するためにはゴールを決め続けなければならない。


2つの決定的なパスミスで初めてプロの洗礼を受けた保田くん。後半から入った将輝先輩がピッチのあらゆるところで存在感を示す姿を見て何を思っただろうか。今は全てが勉強。ミスも悔しさもいつか君の血となり肉となると信じて思い切ってやってほしい。



1ゴールは決められたものの坂が苦労して苦労して何とか食い止めた進撃の櫻川ソロモン。この写真は17年シーズンのアウェイ千葉戦の前にフクアリのすぐ近くにあるユナイテッドパークで観たプリンスリーグ千葉−三菱養和の一戦。この時のソロモンはまだ高校1年生。この頃から既に存在感は抜群だったけど、ここから5年もう体の分厚さが段違いだったね。ちなみにこの時の養和のエースは中村敬斗。最近すっかり話題を聞かなくなったけど元気にやっているのだろうか。


養和繋がりでいくと右SBで先発していた高卒ルーキーの西久保駿介。今日は西久保のサイドがメタメタにやられたので苦い試合となったと思うけど、高卒でJ2のリーグ戦にコンスタントに出場出来ているのはすごいと思うよ。この写真も確か西久保が高校1年生の時だったと思う。


これで18シーズンに続いて2シーズン連続で千葉にダブル。千葉のことをお犬様と呼び年貢を収め続けた日々はもう遠い過去。シンお犬様は年貢を収め続けてくれる有難い存在だ。あぁ、シンお犬様!!ありがたやー、ありがたやー
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