Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

ゴールキーパーの重要性(30節名古屋戦)

2020-11-28 23:27:05 | マッチレポート20'
体感的にはめちゃくちゃ寒くて、試合内容的にはちょい寒くらいだったかな。上位クラブとの3連戦を1勝1敗1分はもちろん悪くはないんだけど、結局その3試合でゴールは野村のPK1つのみ。こうなってくると主導権が握れているということの意味合いも異なってくるように思えてしまう。


まずは相手チームのことからになってしまうけど、ここ数試合でJ1のゴールキーパーの凄みのようなものを痛感させられている。東口もチョン・ソンリョンもキム・ジンヒョンもランゲラックも、そのセーブによってその試合の勝ち点の数が変わってくるようなセーブを見せてくる。この2試合何となくモヤっとした感覚だけど、髙澤のヘッダーや三竿のヘッダーが入っていれば、万事OKくらいの出来だったわけでなおさらにそれらのビッグセーブの重要性を痛感させられる。ゴールキーパーとは本当に大事なポジションだ。


正直に言うと、今日のスタメンを見て達也がシャドーだなと分かってこれくらいの塩試合になることは予想がついた。64分に野村を投入して達也を左サイドに動かしてからの戦局の激変ぶりを片野坂さんはどう感じているのだろうか。もし達也を左サイドに動かしてからが勝負と考えているのなら今日の先発は小塚で良かったはず。名古屋陣営がおそらく達也対策として成瀬を投入せざるを得ないと感じるくらいに脅威な存在になっているわけだからなぜそれをもっと有効活用しようとしないのか不思議でならない。万が一これだけ能力の高いシャドー適性の選手が多くいる中でそれでも優先順位高く達也の起用を考えているとしたらちょっと考えものだな。30分、35分と達也が後ろ向きでボールを受けた時のプレーの拙さが全てを象徴している。



その試合のビルドアップの質の高さを決めるのは上述のシャドー2人とボランチ2人次第だと思っている。当初は守備職人みたいな見方をしていた島川もどんどんビルドアップに関与してくるようになり、レギュラーを勝ち取った。ハセについては他の人には出来ないなと思わせるスキルがある一方で足りない部分もたくさんある。その最たる部分がシュートで、あれだけ精度の高いロングパスを通したあとにずっこけたくなるくらいにシュートをフカしちゃったりする。それともう一つがドリブル。受けてターンしてドリブルっていうプレーをほとんどしない(出来ない?)。アメフトのQBでイメージするところのパスばかりを狙っていて自らのランニングがないような選手。ただ今日の試合の77分頃に知念のシュートに繋がったシーンではまさにそんなプレーを見せてくれた。「それよ、それ!」とマスクの中で思わず口にしてしまうくらいハセに望んでいたプレーだった。それと自分は「小林裕紀の良さをイマイチよく分かっていないマン」であり、かつ羽田健人の将来性に高く期待しているので、ボランチのポジション争いは激しいなとつくづく思う。前田もそろそろ戻ってくるだろうしね。



ノリさんいよいよリーチ。本人の性格から察するに気負わないとは思うけど、本当にいつも通りのノリさんで残り5試合やればいいと思うよ。既にいま現在残している記録だけで本当に立派だから。このブログを定期的に読んでいただいている方はお気づきかと思いますが、このブログはノリさんを世間の注目から何とか隠そうと、極力話題に上げないということを徹底しているトリニータサポーターとして模範的なブログなんですよ(適当)。ただ何となく残り5試合でリーチがかかったこの状況で「オレたちは分かっているから大丈夫」という気持ちを表明したくてたまらない気持ちになってしまい、うっかり取り上げてしまった。



もちろん高木もキョンゴンもうちの戦術にとって欠かすことの出来ない重要なプレーヤー。高木が相手のハイプレッシャーを回避するミドルパスを通した時に周囲が誰一人していなくても出来る限り大きな拍手をする運動は継続していくつもり。



色んな意味で鬱陶しかったマテウス。



瑞穂に行くといつもカメラマンが近くにいるので、このカンペを毎回盗撮してしまう。



こうやって見るとかなりギッシリ入っているように見えるね。これから改装に入るという瑞穂。どんな風に変わるのでしょうか。これで来年はトヨスタ確定ということで喜んじゃっていいのかな。瑞穂ももう何回行ったか数えられないくらいだけど、一番の思い出はやっぱり2008年のナビスコカップ・セミファイナル1stレグかな。この後の2ndレグをホームでのベストゲームに挙げる人も多いけど、実は地味に1stレグも好ゲームだったんだよね。



「これでACL圏内なのか」というのは今日の率直な感想。夢生が離脱して山﨑凌吾も不在のようで0トップみたいな布陣になっていた。名古屋の最も恐い部分って前田、マテウス、相馬あたりのサイドでの単騎突破だと思うんだけど、トップ不在により近距離での地上戦に持ち込まざるを得ずその最も恐い部分をやむなく捨てているように感じた。ACLを狙うだけならこの勝ち点1は受け入れられるけど、天皇杯を狙うなら痛い勝ち点2ロスト、そんな感じでしょうか。


ここ2試合ノーゴールで29試合30ゴール。次節仙台戦でゴールがないと遂に1試合1ゴールとなってしまう。1試合1ゴールしか決められないチームが上位進出を目指すなら相当試合運びがうまくなければならない。今のところそういう部分はどちらかというと拙く、かつセットプレーも弱い。これでは来シーズンをにらんでも上位進出など到底望めるわけもなく、やはりもっとゴールを取りたい。やれるメンバーは揃っている。もがきながら模索していくしかないわけで、残り5試合も頑張りましょう。
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