09シーズン開幕戦以来の豊スタ。あの試合は今でも本当に印象に残っていて、前のシーズンでタイトルを取りまた新たに始まるシーズンに胸が踊っていた。夢生の成長速度は止まることを知らなかったし、ついに開幕から家長がメンバー入り、その他の主要メンバー全員の慰留にも成功した。前のシーズン以上の夢が見られると信じて疑わなかった。そして初めて乗り込んだ豊スタ。新しいアップ着には「sophnet」のロゴが入り、「あぁ、チームが強くなっていくのってこんな感じなんだなぁ」と試合前から充実感でいっぱいだった。試合が始まると確かに名古屋は強かった。ダヴィはもう反則級に手がつけられなかったし、そんなに甘くないぞと教えられたような気がした。しかし、本当にこの試合で絶望感を与えてきたのは誰であろう竹内彬だったわけで。超が付くくらいの悪質タックルをかましたうえに、カッとなった大輔の体当たりに大げさに転んでレッドカードを誘発するというオマケ付き。「こいつだけは絶対に許さない」とあの日の豊スタのスタンドで怒りにうち震えていたけど、それから8年。まさかその選手が加入してきて、さらにはキャプテンにまでなるんだからね。数試合信頼に足るプレーを見せてくれたらあの日のことなんてすっかり忘れちゃうしさ、分からんもんだよ。ということで今日豊スタに行って、久しぶりに竹内彬のことを思い出しましたって話。思い出話がつい盛り上がっちゃったから今日の試合についてはもういいかな。次頑張ろうってことで。
これが動かなくなってしまったと噂の豊スタの屋根。世界で一番大きいアコーディオンカーテンじゃないだろうか。しかしまぁ、豊スタはいいスタジアムだわ。直近で新しいパナスタやサンガスタに行ったばかりの感覚でも素晴らしいと思うわけだからホンモノだよ。何と言ってもスタンドの斜度だよね。スタンドがピッチに迫り来るように見えるからスタジアム全体に一体感が生まれるんじゃないかなと思った。ドイツの一流クラブのホームスタジアムみたいだもんね、行ったことないけど。
12年前も食べたあんまき(グラン巻)。もっちりとしててうまいんだよね。
何だこのとんでもなくかわいい生き物は。
もう高木を責めても仕方ないことは十分すぎるくらい分かってはいるつもり。高木がJ1レベルのGKではないことは昨シーズンの段階でハッキリと分かっていたにも関わらず手を打たなかったのはフロントなんだから。トップオブトップのランゲラックと比較するのは酷だと思うけど、スコアを見ればGKで負けてしまったことは紛れもない事実だから。今日はどれだけスコアレスの時間を長く出来るかでしか勝ち点の計算は出来ないと思っていたから、実質8分で試合は終ってしまったんだよ。1試合平均の失点数が0.77点のチームに、1試合平均の得点数が0.69点のチームがビハインドの状態で挑む82分間の絶望感を何かうまい例えで和らげてほしいくらいだわ。この状況でもあんなミスで失点するくらいなら全部前に蹴っとけよと言いたい。あまりにも酷いよ。
このタイミングでメンバー入りした吉田舜。もっと高木を脅かせると期待していたけどまだまだ難しいのかな。J1リーグ戦のメンバー入りは初かな?
大分のかつての正守護神・武田洋平。武田、丹野、圭介とかつての大分の守護神たちは色んなところの2ndGKを務めているね。
話が逸れました。またしても日程的なアドバンテージを活かすことが出来ず。さすがに日程くん怒ってんじゃない?名古屋が1点あれば引き込んで守りきれる自信があったのか、やっぱりコンディションは良くなかったのか分からないけど、そこまで強い印象を受けなかったんだけど、それでも結局きっちり負けるもんね。そこだけは絶対に外さない。すごいよ。
後半に人数をかけて成瀬のところを集中的に攻め込んで打開していこうという姿勢を見せたのは良かったけど、名古屋が5バックにして対応してきてもその次の手が出せない片野坂さん。今度はボランチ脇あたりが空いてくるからそこにノムを潜り込ませたりするんじゃないのと思ったけど、特段の処置なはし。前半から精彩を欠いた長沢を90分引っ張ったのもよく分からなかったな。
ついにピッチに並び立った呉屋と成豪。成豪は期待感あるプレーを見せてくれていただけに引っ張り過ぎて今季絶望なんてことにならないことだけを祈ってるよ。
強烈でかつ落ちて処理しにくいってだけでもすごいのに、高確率でゴールマウスを捉えてくるマテウスの直接FKはマジで脅威。こうやって写真で見るとインサイドで押し出すように蹴ってるっぽい。
夢生や武田と親しげに話す長沢。どこで繋がっていたのかすぐには分からない交友関係が豊富なところに長沢のキャリアの多彩さが見え隠れする。
下田北斗と長澤和輝。ここは専大の同期だね。
上村コーチと中谷進之介。柏繋がりはすぐに分かったんだけど、調べてみたらこの2人は柏のU−15とU-18で同期なんだね。こういう再会は見ていて嬉しくなる。
勝ち点40へのシナリオはこれでセレッソ、仙台、徳島、福岡に4連勝でやっと追いつくという何かもうちょっとバカらしくなってきちゃうレベルになってしまったわけだけど、ただこの勝ち点40が残留ラインという仮定は見直す必要は出てきたかなと思う。ターゲットとなる湘南が9月に監督交代というジョーカーを切ってきた割にはパッとしないこともあり残り8試合で勝ち点13は現実的ではないなと思う。勝ち点40未満でも残留出来るかもしれないと思うと本当にわずかではあるけどまだ希望は持てる。そしてその希望は徳島から2ゴール、湘南から94分に決勝ゴールと、昨シーズン頑に片野坂サッカーに染まろうとしなかった知念慶によってもたらされていると思うと何とも皮肉なもんだよね。