Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

善戦マンで終わらせないために(25節浦和戦)

2020-10-31 21:09:26 | マッチレポート20'
負けたけど内容は良かったガンバ戦よりももっと内容は良かった。しかしゴールがないから勝てない。善戦はしている。ただこのままではただの善戦マンで終わってしまう。この状況からどう脱却するかが今の課題なんだろうな。シーズン終盤に向かうこの時期にリーグで好調と言われている2チームとこれだけの善戦が出来ることは素晴らしいことだとは思ってるし、今季もこんなチーム作りが出来た指揮官への信頼感は高まるばかりだけどね。


まずキーとなるのは前の3枚。頂点に入った知念は良かった。90分という観点で見れば加入後最も良いパフォーマンスだったんじゃないだろうか。主にさんぺーと狙いが合うことが多く、かつ知念らしい力強さも随所に見られた。個人的には知念には下がってきてボールを受けてもいいし、コーナーに流れてボールを引き出してもいいと思ってる。要は周りにそのプレーの意図が理解されることが一番大事だと思ってる。さんぺーは本当に気が利くし相手の意図を理解することに長けているわけで、そのさんぺーに引き出される形になったのかもしれないけど、ようやく知念が大分のチームプレーとして活きてきたなと感じる試合だった。残念ながら次節は3日後なので、また先発は変わる可能性が高いとは思うけど、今日の手応えを継続していってほしい。


知念と同様、加入後ベストパフォーマンスだった羽田。最初は違和感しかなかったと言っても過言ではなかったボランチ起用も板についてきた。何度もエヴェルトンを潰したデュエルが特に良かった。ディフェンス面での好パフォーマンスがプレー全体にいい影響を与えたのか、通りはしなかったものの長めのパスにもチャレンジしたりとボランチとして求められるディフェンス以外の部分も成長してきていると感じる。将来的にはCBをやってほしいという思いなんだけど、90分を通して360°を常にアラートな状況でやり続けるという経験は必ず活きるはずだから今を頑張ってほしい。試合後の表情からは充実感も読み取れたので、本人も手応えを感じてるはず。


左サイドをいじってきた片野坂さん。三竿を上げて刀根を入れた狙いはどこにあったんだろうか。達也はフルでもやれそうなコンディションだっただけに普通に先発で左WBに入れればもっと押し込めたんじゃないかという思いはある。もちろん三竿も刀根も良かったけど。そして今季2度目のGK交代。8月に高木からキョンゴンに変わった頃は高木がボロボロで変わるタイミングとしては遅過ぎた感もあるくらいだったけど、最近のキョンゴンはパーフェクトなプレーを見せていたかと言われればそうではないと思うけど、これで替えられてしまうのはちょっとしんどいなと思う。GKとはそういうポジションだから大変だなとしか言いようがないんだけど、正直に言って高木の基本的に全て前に出るという判断基準は結局今日も変わっていなかったしヒヤヒヤもんだった。この2つのテコ入れについてはトリテン待ちということで。GKに関してはまともなコメントはしないだろうけど。


野村が達也からのクロスをヘディングでバーにぶつけて決め切れないというのはこれで清水戦に続いて2度目。何と持っていないことか。まあでも野村に関しては次節が慣れ親しんだスタジアムへの凱旋試合だからスタメンも濃厚だろうし、そこに向けてゲージを溜めたということで割り切っておこう。ニッパツで決めたれ、ノム!


さて、どうやって決めきるのかを考えてみたけど、妙案みたいなもんはサッパリ出てきませんな。というのも個人的には今の状況を悪いと思っていないから。ガンバ戦も浦和戦も何度もあとちょっとのところまで行ってるわけだから、難しいこと考えずに「次は入る」くらいの気持ちでいいと思うよ。勝ち点30にも到達し残留の心配もすることがないところまで今季も到達出来たわけで、思いっきりやることだけを考えてあとはゴールも勝ち点も積めるだけ積んでいこう。チームはうまく進んでるよ。
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