Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

真価を問われる4月が始まる

2012-03-31 23:15:37 | トリニータ
愛媛戦プレビューです。

残念ながら明日は仕事でリアルタイム観戦出来ません。仕事といっても明日は1日中、学生と面接です。経団連の倫理憲章に賛同している企業は4月1日に一斉に選考を開始するので、明日は1日拘束されて、学生の面接対応です。面接なので途中経過を携帯でのぞくわけにもいかないので、帰り道に結果を見てガッツポーズが出来るような結果になっていることを祈る。

録画で愛媛FCの前節栃木戦を観ました。ホームで昇格2クラブをきっちりと叩いて勝ち点を稼いでいる愛媛は現在、7得点3失点勝ち点8の10位。失点3は3番目に少なく堅守が売りのようだ。ただ栃木戦を観る限りにおいては決して守りが固いという印象は受けなかった。むしろ最後の最後で何とか体を投げ出してシュートブロックをしているというシーンが多かった。

その栃木戦はトミッチ選手と関根選手がいずれも前半で負傷交代をするというスクランブル状態のうえ、主審、線審ともに微妙なジャッジを連発して選手がかなりイライラを募らせながら試合をしていた印象を受けたので、愛媛FCが明日全く違う顔を見せたとしても何ら不思議ではないことをあらかじめ言っておきます。

まずはそのトミッチ選手が出てくるか否かで全く違ったチームであろうということ。広島からの移籍が発表された時点でもう既に嫌だなと思ってたけど、栃木戦ではわずかに15分ほどしかプレーしていないにも関わらず、2ついい組み立てを見せていて、やっぱりいい選手だなと再認識。エルゴラの予想ではスタメンから外れていたので、こんなことを願ってはいけないんでしょうが、出てこなければかなりラッキーだと思う。また堅守だと思われがちだけど、実は攻撃的なところを目指していそうだなというシーンがあった。トミッチ選手が退場した後はほとんど見えなかったけど、ビルドアップ時はCB2人の間にボランチ1人が吸収されるような形になって、両SBはけっこう高い位置取りをしている。両SBの内田選手、関根選手はともにアグレッシブに前に出ていくタイプで、最終的には攻撃的なチームを目指しているんじゃないかなと思われる。

もう1人キープレーヤーとして注意したいのは7番のキャプテン前野選手。大卒2年目でキャプテンを任されるだけあって非常に落ち着いていて、相手の隙をついて自らドリブルで突破してくる等なかなかいやらしい選手だ。

さて、対する我が大分トリニータですが、連勝していることもありスタメンはいじってこないでしょう。高松が試合に出られるところまで回復しているようで、これはこの上ない朗報!まあ、ただね絶対に無理はしてほしくない。昇格を目指すにはこの先もっと大事な場面で高松に輝いてもらわなきゃいけない時が来るはずだから、来るべきその時に出られないようなことがないように万全を期してほしいと思う。08年がそうだったようにクライマックスに美味しいところをかっさらって行くのが高松でいいと思う。話が逸れましたが、エルゴラの土岐田のインタビューを読んで、山形戦くらいから感じてたことが選手たちが思ってることと一致していてちょっと嬉しくなったし、自信になった。確かにジョンハン、コテ、土岐田の前3枚+両翼はお世辞にも機能しているとは言い難い。ただサイドに広く張ってサイドチェンジを多用したり、可能性が低くてもライン裏にぐいぐい走らせることで確実に相手DFラインにはボディーブローを打ち込み続けていて、その効果が出始めるのと木島の投入のタイミングがちょうど重なりゴールラッシュに繋がっている。もちろんこれがベストの試合運びだとは思わないが、全員が明確に同じイメージを描けている今のチーム状態なら、前半0点に抑えられた時点でかなりの確率で勝ち点3が転がり込んでくると思う。

連戦は気持ちで勝ち点を取った印象が強いが、またしっかりと準備の出来る週1ペースに戻る。開幕から1ヶ月。チーム状況が上向いているかどうかでそろそろ各クラブの振り分けが始まり出すはず。4月は全部で6試合。その中には甲府、徳島、京都との対戦が含まれていて序盤の山場の月と言っても過言じゃない。景気づけに愛媛を倒して、波に乗りたい!
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馬と鰻と仏と城と、あと「へうげもの」(岐阜遠征記)

2012-03-27 00:11:17 | 遠征記
岐阜へ日帰り・新幹線で行ってきました。岐阜には過去2年いずれも車で陸路入りしていたので、初めての鉄路入りでした。しかし同じ街に行っても交通手段によって印象が全く違うもんだよね。車は便利だけど、スタジアムにスパッと着いて、スパッと帰っちゃうとその街についての印象が何も残らないもんね。


今回はタイミングがビタッと合ったので、新装グランドオープンした中京競馬場に行ってきました。ただ行くだけならもったいないかなとも思ったけど、ちょうど宮杯当日でもあったので、フラフラと寄り道しちゃいました。ただ冷静に考えれば当たり前なんだけど、宮杯当日だけに人が多いこと多いこと。新装後、初のGⅠなんだから当然だよね。まあ、立派なメインスタンドですよ。もはや準ローカル的な雰囲気は微塵も感じさせない競馬場ですね。


ちょっと伝わりにくいかもしれませんが、これが噂の中京の「坂」です。あの中京に「坂」です。それにしても直線入ってすぐに坂があるから、色々と面白い波乱なんかを呼びそうだなと思いました。


パドック。小倉もそうだけど、色々な競馬場がキレイになっていくのは競馬ファンとしては嬉しいことだけど、何ていうか、どこも特徴がなくなっていくのが寂しい気もしますね。もっと造りが個性的な競馬場があってもいいと思うし、そうなれば競馬ファンも遠征なんかしたくなるんじゃないですかね。そういう意味では帯広は最高だったな。

ということで一回りして宮杯の馬券だけを買って小一時間ほどで中京競馬場をあとにしました。(ちなみに馬券の結果はこの後の岐阜観光をタクシーではなく徒歩とバスで回ったことからご推察ください。)


名鉄。多分人生で初だったと思う。全体的に古くて渋い車両が多かった。全国の私鉄巡りなんかもしてみたいなと思う。そういえば九州在住時代に西鉄に乗らなかったなと今さら後悔。


さて、岐阜に移動してきてまずは腹ごしらえ。中部地方に来ると迷わずうなぎをチョイスしてしまう行動は間違ってないんですかね。食べながら何となく気になったことです。ひつまぶし(この店ではうなぎまぶしって書いてあったけど)を選んだわけですが、少し前に名古屋の某有名店でひつまぶしを食べてからはうな丼やうな重よりもひつまぶしスタイルの方が美味いんじゃないかとひそかに思ってます。このお店はタレが甘すぎたのと最初から海苔がかけられた状態で出てきたのがマイナスだったので、「まあまあ」といったとこでした。名古屋の某有名店また行きたいな。


岐阜駅前の黄金の信長像。引きで見てる分には「おー!」って感じですが、


じっくり見ると、あまりの立派さが逆効果でもう「へうげもの」にしか見えなかった。黄金の信長像にFC岐阜の緑の法被を着せるイベントはまだですかね?


金華山ロープウエーで金華山山頂にある岐阜城にも行きました。お城はまあこんなもんかなという程度のものですが、眺望が素晴らしい。


多分、名古屋方面を望む。延暦寺に行った時にも思ったけど、よくもまあ、まともな道もないあんな山頂に立派な建物を作るよなと感心しきりなわけですよ。


しめは岐阜大仏。最近個人的に仏像ブームが沸騰中だからではないが、岐阜大仏はかなり素晴らしい。看板がなくて入口が分かりにくく、さらに建物がとても粗末。現物にたどり着くまでに拝観者へ徹底的に期待感を削がせる手法(意図してないとは思うけど)がそう感じさせるのか、ちょっと感動を覚えるくらいに素晴らしかった。商業的にすればいいとは思わないけど、もうちょっと色気を出してもいいと思うけどね。


岐阜城から長良川競技場を望む。ここから数時間後にあのスタジアムのわずか一角だけが歓喜するのかと思うと、思い出しニヤニヤが止まらない。

遠征ってやっぱり楽しい。
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本当に内容は悪いんだろうか(5節岐阜戦)

2012-03-26 23:00:56 | マッチレポート12’
プレビューを読み返しててふと思ったんだけど、要注意選手にあげた岐阜の樋口選手は滝二出身だからこれだけ大先輩が集結してる大分から点を取るわけないよね。前半のチャンフンを吹っ飛ばして作り出した決定機も遠慮してたしね。J2ならけっこう点を取れそうな雰囲気は醸し出してた。押谷とまではいかないけど、ホームに来る時には本当に注意が必要な気がする。

さて快勝。この一言に尽きる、快勝。

今季の日程の中で何度か設定されている連戦。その第一弾をほぼパーフェクトな形となる連勝で終えた。岡山戦も岐阜戦も内容は良くないけど、きっちりと勝ち点が取れてることを評価しているというのが大勢でしょうか。自分も最初はそんなイメージだったんだけど、昨日の試合が終わってから冷静に考えてると本当にそうなのかな思い始めてきた。確かエルゴラのライターさんだったと思うけど、中2日で迎えた第4節はアウェイのチームが全然勝てなかったことを取り上げて、やはり連戦の遠征はコンディション面で厳しいことを指摘していた。調べてみるとこの4、5節の計22試合でアウェイチームが勝った試合はわずかに3。さらに完封や2点差以上という条件を付けると甲府と大分だけになる。こんな状況でアウェイゲームを0-2で勝ち切ってきたチームに内容が良くないという言葉を投げかけて果たしていいものだろうかと悩んでしまう。正直自分もまだ分からない。

ただ一つ思うのは終盤にゴールが量産出来ているのはいいことなんじゃないかなということ。栃木戦の1点目のモリシのゴールを除いてゴールは全て後半。昨日もゴール裏から見てると崩すまでには至らなくてもボールが大きくサイドからサイドに動き、相手をよく走らせていた。それが結果的にボディブローのように効いてきて、後半のゴールに繋がってんじゃないかなと前向きに捉えてる。ここも正直まだ確信は持てない。

このふわっとかつ漠然とした積極的いいとこ探しが的外れなのかどうかは、1週間きっちりと準備出来る愛媛戦、それから甲府、徳島、京都と昇格候補との対戦が目白押しの4月で自ずと判明するはずだ。もう週末が待ち遠しい。


うおー、阪田ー!おめでとうー!おれマジで感動しちゃったよ!2点目のヘッディングシュートが入った時にゴール裏で思いっきり「村井ぃー!」って叫んでたのはおれだけど、許してくれや。昨日はあまりにも寒くて、手がかじかんでたからまともな写真が残ってないんだけど、ラインダンスの時の阪田はうつむいて泣いてるように見えたな。最終ラインも安定しつつあるし、ここから阪田もチームもグッとのっていきたいね。


ということで昨日のラインダンスの写真はことごとく失敗だったので、やむなく去年の長良川でのラインダンスの写真を貼っときます。それにしてもこの写真じゃないけど、昨日の途中までのデジャヴ感ハンパなかったね。途中交代で出てくるモリシがゴールして、クローザ―で出てくるドンミョンが数分で退場したらどうしようってハーフタイム中に本気で思ってたもんね。
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最も気になるのは天候

2012-03-24 02:23:52 | トリニータ
岐阜戦プレビューです。

日曜日に長良川で行われるアウェイ岐阜戦。現地は今日から日曜日にかけてずっと天気が悪いようだ。長良川は今季第3節の草津戦の時に大雨でピッチがとんでもないことになってたのを映像で観た。この試合がどれだけスゴかったかというのは試合経過を見るとよく分かる。試合経過は得点やカード、選手交代を時間軸にそって記載していくものだが、この試合の試合経過に表示されてるのは岐阜側の選手交代一人だけ。得点やカードが一つもなく、両チーム合わせて6つある交代枠が1つしか使われていない。それだけサッカーになってなかったってことだろうね。もちろんどんな状態だろうが、勝って勝ち点3を持って帰ってくればいいんだろうけど、さすがにあんな中でサッカーをさせるのは選手たちがかわいそう。何とか水はけ出来る程度に降ってくれることを祈っている。

さて対戦相手のFC岐阜ですが、前節の岡山同様、今季まだ片目が開いていない。初勝利を目指して死に物狂いで来ることが予想される。ただ今季大分トリニータに負けたチームはもれなく最下位に転落するという岐阜側からしたら勘弁してほしいであろうジンクスが成立しつつある。ここで岐阜を叩いて、結果的に最下位に転落するようならジンクス成立と見てもいいでしょう。岐阜は現在、最下位岡山と同勝ち点の19位。今節の結果次第では十分に最下位転落があり得る。まあ、相手の順位がどうなろうと最終的には関係ないんだけど、調子の上がらないチームはきっちりと叩いておきたいところだ。

岐阜の気になる選手といえば、シーズンが始まってから移籍してきた樋口選手。


高校選手権を観に行った時の樋口選手です。PKを蹴ってる10番が樋口選手。この試合の後に出てきた青森山田の柴崎岳よりもずっとインパクトがあったことを覚えている。前節プロ入り初ゴールを決めて上り調子だろうから注意が必要。

さらに岐阜と言えば、永芳の移籍後初の長良川凱旋。本人もブログに書いている通り、相当気持ちが入ってると思う。ただ普通にいけば、岐阜戦のスタメンも田坂さんが大きくいじってくることは考えにくいため、永芳はベンチスタートが濃厚だ。しかし前節勝ったものの体が重そうだったことは事実だ。特にコテなどは明らかに体にキレがなく、簡単にボールをロストするシーンが多かった。そしてベテランボランチコンビにも今季1シーズンを通して働いてもらうためには大事に使っていきたいところだ。前節よりは間はあいたものの、それでも中4日。アウェイでもあり、厳しい日程には違いない。永芳をスタメンで使ってみるならこの試合以外にないと思うが、どうだろう。

オレは栃木戦の後の記事で軽く永芳のラインダンスに触れたけど、永芳がブログに書いていた胸に秘めたる思いを知った時にちょっと恥ずかしくなった。永芳がどういう思いで岐阜から大分に来たか。そして真摯にサッカーと向き合いながら、チームやサポーターに気を配り、見事なまでにムードメーカーになりきっている。もちろん表立って表現しないだけで同じような思いの選手もいるとは思う。ただハッキリと意思表示をしてくれる永芳により気持ちが入ってしまう。

田坂さん、ターンオーバーでもいいです。永芳を使ってみませんか。飢えてる永芳は絶対にいい仕事をすると思いますよ。
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必要不可欠な選手になりつつあるさんぺー(4節岡山戦)

2012-03-20 19:01:59 | マッチレポート12’
プレビューでも書いた通り、今日は試合の内容についてあれこれ言うのはなし。ミスが多くて、見所の少ない凡戦になることは戦前から分かりきってたこと。モリシ抜きの陣容で終了間際に勝ち点3をもぎ取ってきたことが今日の全て。こういう試合は今までなかなか出来なかったと思う。案の定、今節も星のつぶし合いが至る所で発生している中で勝ち点3が拾えてることをは大事なこと。

殊勲の決勝ゴールのさんぺー。今季は開幕から体がキレてるなと感じてたけど、前節も今節も試合終了間際に力強さを見せてのゴール。フィジカルが1段階上がった感があるし、疲労状態の中でも頭は冷静でいられてるんじゃないだろうか。今節のゴールも動き出しで80%決まって、ボールを触ってからゴールに吸い込まれるまでの軌道はイメージ通りだったと思う。もちろん去年からいい選手だという思いはあったけど、今年は頼もしい感がプラスされたような選手になりつつある。オレは3バックシステムのWBは本当に大変なポジションだと思ってるし、田坂さんもさんぺーにとってのベストではないことを分かりながらも使い続けてるんじゃないかと思う。ケガ人の復帰を待てば前線のタレントは豊富なだけにさんぺーには本当にしんどいWBをがんばってほしいと思う。

そのさんぺーのゴールをアシストした木島。もう4節にして、うまくいかない時間帯に万人が木島の投入を期待する存在になっている。身長の大きなDFに寄せられても重心が低く安定しているので、入れ替わりやすく頻繁に決定的な突破を見せる。もうラッキーボーイでもフロックでもなく、実力だと断言出来る。本人もスタメンで出たいだろうが、今は途中投入のジョーカーにとっておきたいというのが観てる側の本音だと思う。まだまだ点は取れそうだ。

次は中4日で同じく今季未勝利の岐阜。ただ岐阜は岡山と違って点は取ってるからね。アウェイだし難しいのは間違いない。これくらいの順位で地味に付いていく。これが理想の展開だと思うよ。
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ポイントはセットプレー

2012-03-20 12:00:48 | トリニータ
キックオフまで1時間。スタメンも発表されてるのでプレビューというよりは直前情報みたいな感じでしょうか。

さきほど岡山-水戸の再放送を観終わりました。正直言って水戸が良過ぎて岡山の印象はほとんど残ってないというのが感想。話は逸れますが水戸の島田って去年までほとんど意識したことなかったけど、めちゃいい選手。あの突破はちょっと脅威。89分に相対する途中交代の選手を振り切ってクロスを上げるシーンは鳥肌もん。水戸と対戦がしばらくないのはラッキー。昇格候補あたりともいい試合をするようだといよいよあるかもね。

さて岡山。岡山もずっと3バック。完全マッチアップになるかなと思ってたけど、攻撃時には左CBのギネスブック(級)男・植田が左WBの服部をどんどん追い越してくるので、4バックっぽくなる。と思ってたら今日はスタメンから外れてるのでここはちょっと分かりませんね。個人として注意したいのは展開力のある仙石、シュート意識の高い金民均、ジョーカーとして怖いなと思ってた石原はスタメンですが、右サイドの単騎突破はかなり鋭い。

試合としてポイントになるのはやはり中2日という過密日程。今日はもう戦術云々は関係ないでしょ。やりたいことや狙ってるサッカーは多分半分も出せないでしょうから、どれだけしたたかに結果だけを追い求められるか、そこがポイントになると思う。プレーとしてはやはりセットプレーかな。岡山のセットプレー時のディフェンスはゾーン。今日はモリシがいないのが残念だけど、ゾーンの場合、飛び込んでくる選手を捕まえにくいというデメリットがあるので、さんぺーあたりには期待したい。また開幕戦の2点目のシーンを観返すとチャンフンの動きにも期待が出来そう。栃木戦でも見せたサインプレー等、今年は引き出しも多そうなので、セットプレーで点が取れれば、苦しくなってきても優位に試合が進められると思う。

上記の通り、岡山は前節からスタメンを3人入れ替えてきた。一方うちは1人入れ替わったけど、これはケガによるもので意図したものではない。田坂さんは去年からメンバーを固定するタイプなので変えては来ないだろうなとは思ってたけど、これがこの過密日程の試合でどう影響してくるのか興味深い。こういう日程の場合は内容面では凡戦に終わることが多いから、技術や戦術浸透度で劣る選手でも戦える準備が出来ている選手なら使ってほしいと思う。それがレギュラークラスの危機感を煽ることにも繋がるし、チーム全体の底上げにも繋がると思うから。

まあ、ただこれは個人的な希望であって最後に決めるのは監督の仕事。監督が選んだ11人を全力で信じる。今日もたくさんゴールを決めてくれ!そして勝ち点3!
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試合より悔しいアフターゲームツアー(山形遠征記)

2012-03-19 00:02:44 | 遠征記
さて、山形は今季初のお泊り遠征でした。東京から山形まで400㎞弱。行きは2ピットストップで4時間40分。帰りは1ピットストップで3時間50分。この差はやっぱり行きが登りで帰りが下りってことなんだろうか。それにしても川口から山形北まで高速代が2,300円ってどう考えても安すぎると思うんだが、どうなんだろう。新幹線の5分の1だもんな。一人ならまだいいけど、家族だったら電車の選択肢は即消えだな。ちょい鉄的にはちょっとさみしいけど。


もう寒くはなかったんですが、今年の豪雪の名残の雪山がいたる所にあって、雪国のスゴさを間近で体感することが出来た。NDスタってトラックがある上に、そのトラックからスタンドまでさらに5mくらい距離があってものすごく見にくいスタジアムなんですよね。ただ昨日スタジアムに行ってその5mがなぜ存在するのかがやっと分かりました。

試合の前日に山形のクラブに「ノーマルタイヤで行けますか?」と問い合わせの電話を入れてみた。山形弁の女性の方がとても親切に「道路に雪はありませんが、降ったら保証出来ませんので、やめた方がいいです。」と教えてくれたんですが、ノーマルタイヤで行っちゃいました。じゃ、電話すんなよ!って感じですね。モンテディオ山形のスタッフの方、お忙しい中、無駄な電話にお付き合いいただき、ありがとうございました。忠告も聞かずにノーマルタイヤで行ってしまい、申し訳ありませんでした。無事に帰り着くことが出来ました。来年は雪の心配のない時期に(J1として)山形に行きたいです。どうぞよろしくお願いします。


行ったことのあるスタジアムの中で3本の指に入るNDスタのスタグル。いも煮はマジで美味かった!バケツで出されても完食出来ると言いきれるくらい美味かった!


今回のカリーパンは「とり天」「しいたけ」「やせうま」の3種類。やせうまなんてよく調べたよなって思う。大分には5年住んでたけど、やせうまは食べたことがなかった。大分を離れてから7年。まさか初めてのやせうまを山形の地で、それもカレーまみれになった状態で食べることになるとは、人生分からないもんだよね。


試合後はスタジアムから車で10分ちょっとのところにある天童木工の本社ショールームに行きました。奥さまの趣味でお付き合いで行ったんだけど、これがなかなか素晴らしい。ショールームといっても工場の一角にあるから見つけにくい。工場の守衛さんに「入っていいですか?」なんて聞いてから入るようなところなんだけど、かなり広いスペースに天童木工の製品がズラリと並べられてて壮観。松本幸四郎のために設計されたという低座イスは一目ぼれで真剣に欲しくなってしまった。他に誰もお客さんがいないので、社員のお兄さんも丁寧に説明してくれたし、デザインとか家具が好きな人にはたまんない場所だと思うな。写真をとっていいかどうか分からなかったから中の写真はないんだけど、ここは来年(J1として)山形に行く際に寄り道することをおススメします。

さて最後に何が悔しかったかっていうと夜の山形。ホテルに荷物を放り込んで、繰り出したわけですが、最初から目を付けてた郷土料理のお店に「子連れはダメです」と言われたことがケチの付け始めで、仕方なく近くにある同じく郷土料理と看板を掲げてるお店に飛び込みで入ると「うちは定食しかありません」とか抜かしやがる。何が悲しくて海のない山形市で焼魚定食を食わなきゃなんねーんだよと憤慨しながらも完食。気が収まらず、そばも美味いと聞いていたので、嫌がる奥さまを引きずりながら、いざそば屋へ。まあ、別にまずかったわけじゃないんだけど、沸騰したオレの気持ちを抑えてくれるほどの美味さはなかった。ただ薬味で出てきたわさびがスーパーで売ってる刺身にくっ付いてくるわさびみたいな色で、もう何も言えねぇ。。腹だけパンパンになって、気持ちはこれっぽっちも満たされずにホテルに帰り、子どもより早く20時ごろには不貞寝して、12時間くらい爆睡。

翌日は山形駅にあった平田牧場(ここはミッドタウンで実食済みで間違いなく美味い)でとんかつ食べたかったけど、オープンの11時まで待てずに帰ってきちゃいました。

ただ山形の食文化のポテンシャルはオレががっかりするようなもんじゃ、決してないはず。それはスタジアムで食べたいも煮で証明済みだ。山形よ、来年こそはオレがぐぅの音も出せないくらいの美味いもんを食わせてくれ。来年も必ず(J1として)山形に行くからよ!
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一転二転(3節山形戦)

2012-03-18 21:04:15 | マッチレポート12’
タイトルは二転三転じゃなくて、一転二転。二転三転だったら逆転してたことになるもんな、うん。一転二転で合ってる。

先ほど山形から帰って、録画を観終わりました。栃木戦の内容から希望を持って迎えた山形戦だったけど、まあなかなかうまくは続かないって感じかな。

山形にはきっちりと研究されてたところがあったと思う。まずはビルドアップ。両翼にボールが行くように誘導して、ボールが入ったら即2人で囲んで、奪取。このパターンが多かった。これは去年からの課題でもあると思うんだけど、そこを個人能力やフォローを早めに行くかして突破するのか、誘導されないように勇気を持ってボランチにボールを預けるのかをしないと、結局無理にアーリークロスを上げるだけの攻撃になってて、前半はほとんどチャンスがなかった。

失点シーンはいずれも「もったいない」の一言に尽きる。特に1、3失点目は誰がどう見たって失点要注意の時間帯だったわけで、どっちも防げた失点だった。先制点のPKにつながったプレーは1人少ないことが分かっていてどうしてあんなに簡単にクロスを上げさせるのかが疑問。阪田が戻るまでは90分は続かないであろうくらいの激しいプレッシングで凌がないといけなかったんじゃないだろうか。

ただ個人的に残念なのは2失点目。精神論になっちゃうけど、セットプレーによる失点だけは絶対に防がなきゃいけなかったと思う。実質あの失点で落ちた雰囲気が3失点目を呼び込んでしまったようなもので、結果的に、終盤の猛攻が「もったいない」ことになってしまった。

昇格を目指すにあたって大事だと思ってるのは序盤は我慢だと思う。今年は大半のクラブが昇格を目指していて毎節のようにつぶし合いが発生する。だから自然と昇格ラインやプレーオフラインは例年よりも下がってくるんじゃないかなと思っている。良くない試合でも勝ち点1を拾う我慢、もっと言うと負け試合でも得失点差を最小限に留める我慢。そんなちょっとしたことの積み重ねが最後の最後に実を結ぶんじゃないかな。


前半ケガで交代した松葉杖姿のモリシの横を後半途中投入もケガで退場したジョンヒョンの担架が通っていく。昨日の試合を象徴するシーンかなと。内容が良くない上にこれだけのアクシデントが重なればさすがに勝つことは難しくなってくる。だからこそ0-1の状態での我慢が必要だった。0-1のまま最終盤の猛攻につなげることが出来てればなと。繰り返しになるけど、全神経を集中してセットプレーは跳ね返してほしかった。


でもね、ゴール裏に来た選手たちの表情は敗戦に打ちひしがれるでなく、悔しさをにじませているように見えた。例え結果論でも構わない。2点取れたことを自信にしていいと思う。山形の最終ラインに最後の最後でパワーダウンが生じたのは間違いなく木島を中心にライン裏に引っ張りまくって走らせた結果だと思う。村井のミドル後の木島の突破、さんぺーの2人を振り切ったドリブル。オレはどっちも必然だと思ってる。修正するところは修正して次で取り返そう。

開幕戦もこの試合ももちろん結果も内容も良くないけど、ただ殴り倒されてくるだけじゃなく、「何か違う」ところを見せてくる大分トリニータ。この何となく引っかかる違和感がいい方に化ける時が来るのがそんなに遠くないことをオレは信じてる。ホーム岡山戦、ぜってー勝とう!
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移籍初年度の萬代には要注意

2012-03-14 23:08:27 | トリニータ
山形戦のプレビューです。明日も明後日も飲みごとがあるので、出発まで今日しか書くタイミングがなく、ちょっと早いですが、書きます。

山形は開幕戦で千葉に完敗を喫したものの、連続アウェイの松本では記念すべきJリーグ初ゴールをプレゼントしつつも今シーズン初勝利をきっちりと掴んできている。そして第3節にしてホーム開幕。大分にとっては2節続けて相手チームがホーム開幕ゲームという珍しい状況。

まずは要注意選手。これは何と言っても萬代宏樹。それも移籍初年度の萬代宏樹に限って要注意。萬代はプロ9年目にして既に山形で5クラブ目と非常に移籍の多い選手。けっこう萬代にはやられてるイメージがあって調べてみたら、仙台から磐田に移籍した初年度の08年にゴールされてて、鳥栖をはさんで、草津に移籍した同じく初年度の11年にもホーム開幕戦でゴールされてるんだよね。鳥栖の時はうちとは10分そこそこしか出てなかったからさすがにゴールはなかったけど。ということで今年も山形に移籍した初年度ということで萬代はケアしときましょう。

冗談はさておき、本当に注意が必要なのはやっぱり秋葉選手でしょうね。コバちゃん時代は中心的選手だったにもかかわらず奥野監督に替わった今年は開幕戦でいきなりスタメン落ち。その試合でチームが千葉相手に手も足も出ない完敗を喫すると第2節からすぐにスタメン復帰。そして即2ゴール。というよりも今季山形は秋葉選手以外のゴールがないということでやっぱり必然的にマークが必要なんだよ。うちは前節、攻守の切り替えの部分がハマっていいゲームが出来たけど、その部分にたくさん絡んでくるであろう選手が秋葉。うちのベテランボランチコンビとのセンターサークル付近での主導権争いで優位に立った方がいい結果を掴みそう。

あとは山形のフォーメーションが3トップっぽくくるので、3バックで単純にマッチアップさせると少々危険かなという気もする。チャンフンのところには順当に行けば作田が入ることになるんだろうけど、サイドの石神を下げ気味の3.5バック風味でも面白いかもね。

ピッチコンディションも気になります。月曜日ごろに東北地方に大雪が降ったため山形は急遽ボランティアを募って練習場の雪かきをやってた。ということはスタジアムも雪をかぶったんだろうし、芝の状態はいいとは言えないんじゃないのかな。3年前に山形が初めてのJ1の試合で名古屋を迎えた時にめちゃ雪が降ってたけど、あの時の芝の状態がどんなだったか思い出せないんだよね。いずれにせよそこは相手に地の利を活かされるのは間違いないわけで、試合の中で早めに順応していく力強さを見せてほしい。

うちのキーマンにはジョンハンをピックアップしておきましょう。NDスタは記念すべきジョンハンデビューの地。開幕してから2戦は周りに押されて今一つピリッとしたとこを見せられていないナンバー10。ここでジョンハンの爆発があると攻撃陣の厚みが一気に増す。ゴール左45°「ジョンハンゾーン」からの豪快なミドル期待してます!

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彼は持ってる(宇都宮遠征記)

2012-03-12 01:20:11 | 遠征記
今年から試合以外のことは遠征記として別立てで書こうと思います。ただ東京から宇都宮は100㎞そこそこで遠征ってほどの距離じゃないんだけどね。

まずは勝利のラインダンスから。これってホント気持ちいいよね。


もう既にこの時点で全員が永芳の方を向いてる。高まる期待感に・・


永芳が応えた!


みんな楽しそうだ!左の3人は息がぴったりだ、いいぞ!

永芳、名波が思わず苦笑いしちゃうくらい素晴らしいラインダンスの指揮をいつもありがとう。でもそろそろ別の何かや、別の誰かが見たいなんて欲張りなことを思っちゃうのが、サポーターだったりもするんだよね。今年は永芳一人じゃ体がもたなくなるくらい勝つからね。そろそろ後継人材探しに入ろうかね。でもキレ味抜群の永芳のダンスは大好きだからね。


上福元を生で見たのは多分初めて。レンズを向けてみると意外と男前。


サイズはそんなに大きくないものの、キャッチングとかはけっこう力強い。圭介、丹野とGKレギュラーの壁はけっこう厚いと思うけど、出場機会を掴みとってほしいと思う。




そして今日はついに白ユニが実戦の場で初お披露目。2ndに白が採用されたのは多分05シーズン以来だと思うので、7年ぶりかな。濃いグレーが判別しにくいっていうのもあったけど、もとから白推しだったので、嬉しいです。で、やっぱりびしっと締まる感じがして白はいいと思います。

今回初ということで言うと、遂にうちの子が本日スタジアムデビューを果たしました。昨シーズンから何度となくデビューのタイミングをうかがってたのですが、水ぼうそうになったり、雨が降ったりで結局今シーズンまで持ち越しとなってました。今まで一人、もしくは夫婦二人の時は大して何も考えずにスタジアムに来ても何とかなったものが、赤子連れとなるとそうもいかず、けっこう大変なもんなんですね。ただ今日は風も弱くて、陽も当たってたからぐずることもなく、上々のデビュー戦となりました。そのデビュー戦で3-0の快勝と本田を超える「持ってる」っぷりを発揮した我が子。これからも頼むぞ。来週の山形にも連れていく予定です。山形は多分宇都宮よりも3倍くらい距離があるはずだし、残雪もかなりある模様。果たして無事に戻ってこられるでしょうか。今からちょっと心配です。


帰りはお約束の餃子をつまんできました。オレの小皿には醤油+酢+ラー油という定番調味料の他に「3得点」や「PKストップ」という最高の隠し味が入っていたので、ただでさえうまい餃子がいつもの3倍増しでうまかったことは言うに及ばない。



今日は東日本大震災の発生からちょうど一年。試合前には黙とうも行われました。黙とうのあと、両サポーターから起こった「ニッポン」コール。そのコール後、少しの静寂を挟んでスタジアム全体からわき起こった拍手は本当に温かいものだったと感じた。多くの犠牲を払って我々が学んだことを決して忘れてはいけないと再確認し、そしてサッカーを見て一喜一憂出来る日常があることに感謝も忘れてはいけない。
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激変したディフェンス(2節栃木戦)

2012-03-11 23:58:49 | マッチレポート12’
まずオレはね、いま猛烈に怒ってんだよ!オレはな、先週J'sGOALのJ2・10,000ゴールキャンペーンに大穴でチャンフンで応募したんだよ!聞いたら今日までで9,996ゴールらしいじゃねえか!絶対に次節で決まるのに、オレのチャンフンが出場停止じゃねえかよ!先週は罰ゲームみたいな審判が割り当てられたから今週こそはまともなのが来るかと思ってたら、最後の最後で何だよ、アレ!ゴール裏からは全く分かんなかったけど、帰って録画観たらあれにレッドってどういうことだよ!百歩譲ってオレのキャンペーンのことはいいよ。せっかく慣れ始めて、いいところを出し始めたチャンフンがかわいそうだろうが!

取り乱しました。ここからは冷静に書きたいと思います。

結果は3-0の快勝。狂喜乱舞のグリスタより帰還しました。

今日のテーマは誰が見ても不甲斐なかった開幕戦からどう修正してくるかということだった。個人的には中盤の構成を変えて、ポゼッションをしっかりとしたいと昨日書いたけど、田坂さんのアプローチは違っていた。田坂さんが変えてきたのは守備、特に球際をしっかりと行くということだった。確かにボールホルダーへの当たりが弱かったのは開幕戦でとても気になった。その理由が今日の試合後の田坂さんのコメントに全て書いてあり、ディフェンスが劇的に良化したことに深く納得した。ボールを失ったらまず下がってしまっていたという部分がまさにそれで、今日はボールを失ったらすぐに激しく詰めにいっていてリズムよく攻めさせないことはもちろん、奪取する回数も多かった。90分を通してその激しくアグレッシブな守備が切れることがなかった。今日は3点取れたことはもちろん素晴らしいんだけど、オレは守備の部分をより評価したい。

結果的には相手のミスから2点目、3点目が取れたわけだけど、木島という素晴らしいジョーカーの出現はチームにとってこの上なく大きい。後半はリードしてることもあって、試合を落ち着かせる一方でシュートも少なく、攻撃が停滞気味だったことは否めない。そんなムードをスピードで打破出来る選手の存在は貴重だ。木島はスピードがあることはもちろんだけど、ランニングのフォームがいいと思う。背筋が伸びて上半身をぐっと起こして走るからよく周りが見えている、だからゴール前でも落ち着いて最善の選択が出来る。昇格や優勝といった大きな目標をチームが成し遂げるにはサポーターですら想像も出来ない確変を起こす選手がいることがポイントになると常々思っている。これまでリーグ戦の出場がなかった木島が途中出場2試合で2ゴール1アシスト。そんな存在になるような気がしてならない。

ちなみに昨日のプレビューで書いたモリシの襟は見事に立ってましたね。結果は名波も絶賛の2ゴール1アシスト。もうやっぱりシナリオが出来ていたとしか思えないね、この結果は。もうね、モリシは今後も襟を立て続けるべきだと思うね。げん担ぎで私服でも立てたらどうかなって思うね、この際。

結果が出たことはもちろん嬉しいけども、それよりも行くべき方向性がハッキリとしたことの方に未来を感じる。大分トリニータサポーターの体の中には激しいディフェンスをこよなく愛するというDNAが宿命のように埋め込まれている。得点よりも守備に充実感を感じちゃうのはそんなDNAの影響かもしれない。今シーズンはこれで行こう!ハマらない時もあるでしょう、毎試合毎試合こんないい試合ばかり出来ないことも分かってる。ただ目指す方向性だけはぶらさずに我慢してれば、目標に手の届く位置はキープ出来ると思う。山形戦もがんばろう!

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明日はモリシの「襟」に注目!

2012-03-10 23:25:21 | トリニータ
栃木戦のプレビューっぽいものを書いてみようと思います。今年はね、試合の前後ちゃんと書こうと思ってるんです。

開幕戦は不参戦だったため個人的には明日が開幕戦。行ったばかりなので、またグリスタかの思いがありますが、生でトリニータを見るのは3ヶ月ぶりになるので前の晩からワクワクが止まりません。

まずは開幕戦の草津戦。3点取られたことも懸念材料ではあるけど、最も気になったことはボールをうまく運べなかったこと。田坂さんのインタビュー等を見てると今年はポゼッションにはこだわりすぎないというような趣旨のことも話してたと思うけど、それにしても草津戦はモリシへのロングボールが多かった。しっかりと狙ったというよりも中盤のプレスが厳しくてやむなく長いボールを蹴ってたという印象だった。草津の特に村井へのプレッシングはかなり厳しく、ここはチームとして徹底されてたと思うし、実際にうちのポゼッションを無力化させるのに効果的だった。

去年のグリスタでの試合を観るまでもなく栃木の中盤のプレッシングは草津よりも上だ。去年の11月は先制しながらも、その後より強まった栃木のプレッシングにタジタジとなり、徐々に運動量も落ちていって最終的に逆転されたという内容だったと記憶している。松田監督が続投し、メンバーも大きく変わってないわけで同じようなサッカーをしてくるのは明らか。1週間前のようなサッカーでは栃木の術中にハマるのは必然の流れでしょう。

もちろん田坂さんも対策を立ててくるでしょうけど、ここでは個人的にこんなのはどうだろうというものを書いてみようと思う。

栃木戦の個人的提案は「2列目に永芳の起用」。まあ、そんなに目新しいもんでもないんだけど、栃木の厳しいプレッシングへの対策はポゼッション力の向上か、もしくはポゼッションの放棄かどちらかだと思う。ただ田坂さんは相手には合わせない、自分たちのサッカーをやると言っている以上、簡単にポゼッションを放棄するとは思えないので、それならボランチじゃなくて2列目に永芳を起用してみませんかってなことです。

確か去年も何試合かは永芳が2列目で起用されてたと思う。ただそれはさんぺーや西といった攻撃的な選手にケガが相次ぎ、人材不足の要素が強かったと思う。開幕戦は2列目にジョンハンとジョンヒョンが起用された。さすがにプロデビュー戦のジョンヒョンは緊張したのかいいとこをあまり出せずに前半のみで交代させられた。後半から2列目で出場したコテがゴールを決める等、選手起用は当たった形となったけど、その後半に3点とられたのも事実。もちろんコテもジョンハンもジョンヒョンもそれぞれにいいとこはあるけど、「気が利く」タイプのプレーヤーではないと思う。明日の試合では開幕戦同様ビルドアップでキャプテンや村井が苦労することが予想される。そこで2列目から下がって組み立てに参加出来そうなのは、今のメンバーを見渡してみると永芳が適任かなと。ジョンハンやコテに比べると攻撃面では落ちそうではあるけど、今はシーズン序盤だけに形をしっかりと作ることが優先だと思うので、この起用は面白いんじゃないかと思う。

エルゴラの予想スタメンはコテ、ジョンハン。ま、これが妥当なんだろうけどね。

もう一つ、明日期待したいのはモリシの爆発。明日は「佐藤悠介ドリームズメモリアムゲーム」なる親善試合が試合前に行われる。失礼な言い方だけど、栃木SCの前座試合として行われる試合にしてはメンバーが豪華!名波を筆頭に、田中誠、中西永輔、平野孝、元祖モリシ等。そして何と言ってもうちのモリシが敬愛してやまない西澤明訓も来る。当然自分の尊敬する先輩の前で成長した姿を見せたいだろうし、気持ちは相当入ってると思う。ところで西澤の代名詞と言えば「襟立て」。そして偶然にも今年の大分トリニータのユニフォームには本当に久々に襟が付いた。もうこの偶然は明日モリシがハットトリック級の爆発をするための壮大な布石だとしか思えない。明日入場してきたモリシの襟が立ってれば、それは「西澤さん、オレはやるぜ!」の意思表示と見て間違いない。

明日はモリシの「襟」に注目だ!
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見えてこなかった理想像(1節草津戦)

2012-03-04 22:29:33 | マッチレポート12’
今年も素晴らしいコレオとともに開幕。今年はハートマークが途中で日の丸に変わるという凝った演出付き。観衆は1万人割れということでサポーターたちが感じているような雰囲気の高まりは一般の人にまでは伝わっていないということなんだろうか。

まずはスタメン。専門誌等で予想されていたものとほぼ同じで大きなサプライズはなし。去年からの変更点は左のストッパーにチャンフン、ボランチに村井、ジョンハンを1列上げて左ワイドに石神、そしてシャドーの一角にジョンヒョン。大幅に変わったというほどのものではなかった。

結果は悔しい敗戦になったわけだけど、失点の仕方がよくないね。2失点目の直接FKはやむを得ないとしても、1失点目のクロスとヘッディング、3失点目のシューターいずれもボール保持者への当たりが緩すぎる。特にヘベルチが出てきてからはパス回しにリズム感があって草津の方が仕上がりが良かったことは否めないけども、ミスが多かったことや気持ちの部分でもうちょっとどうにかなったんじゃないかと思う部分がある。開幕戦の緊張感からミスが多いのかなとも思ってたんだけど、後半になっても一向に改善されずに、さらにみんながみんなこぞってミスするもんだからイライラを通り越してちょっと心配になってきた。まぁ、ミス連発はきっと改善されるんだろうけど、もっと心配なのは田坂さんが目指したいサッカーがどんなものなのかということが全く見えてこなかったこと。やり方の部分で迷走すると取り返しのつかないことになるからね。片りんでいいからそこが見たかったんだけど・・。

ただ逆を言えば、あれだけミスをしたにもかかわらず2点取れたことはやっぱり去年からきっちりとベースアップが図れている証拠なのかなとも思う。得点がいずれも途中投入の選手というのも選手層の厚さの証明でしょう。有効だった攻撃が速攻だったり、個人突破だったりと組織として崩せるシーンがまだ少ないので、そこは熟成が必要でしょう。村井や石神といった経験のある選手は今後コンディションを含め間違いなく上げてきてくれるでしょうからいいんだけど、チャンフンやジョンヒョンは未知数なだけにまだしばらくはベストメンバーを探る状態が続くんでしょうね。高松や西はどれくらいで戻ってくるんだろうか。

まとめると、やられ方はひどいけど、悲観的になるほどじゃない。でも昇格を口にするには恥ずかしい仕上がりというところでしょうか。プレーオフに出ることが目的じゃなくてプレーオフを勝ちきることが目的なのだとすれば、シーズン終盤に向けて調子を上げていけばいい。勝負はこれから。

コテと木島はどっちもプロ初ゴールだったんだね。おめでとう。コテは他にもいいシーン作ってたし、頭から見てみたいね。木島は初出場初ゴール。キヨみたいだ。ただ速攻でゴール右に抜け出した時にシュート打たなかったのはアカンぞ。積極的にな、FWなんだから。

最後はこのブログ恒例となったTOS不満をぶちまけたいと思う。結局今年も改善が見られず。今までずっと懸念してた得点シーンを逃すということを今日はついにやってしまった。それも決勝点であり、慌てて追いかけた選手がキム・ソンヨンというひどすぎる出来。一度メールで改善要望も出してみたけど、無視されたからもう言わないけど、TOSマジで何とかならんかね。
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2012シーズン、J2開幕前夜

2012-03-03 22:27:40 | トリニータ
いよいよ明日2012シーズンのJ2が開幕します。指折り数えたこの日がいよいよやってきます。

我が大分トリニータはホームでザスパ草津と開幕戦を戦います。こんなにもマイチームの状況が分からないままシーズンがスタートすることは今までになかったと断言していいくらいどんな布陣なのか、誰がいいのかといった情報がありません。ただそこは田坂さんのことを信じたいと思う。どこかのインタビューで田坂さんが「最善の準備が出来ている。」と言い切っていたことにこの上ない頼もしさを感じた。それだけで十分。

今年は「昇格」という言葉とともに明らかに前2年とチームを取り巻く環境が異なっている。チームもフロントも昇格するためにやれることは全てやるといった雰囲気が伝わってくる。これは本当に嬉しいことだし、サポーターとしても勇気づけらる。

ただちょっと怖いという思いが心の中にあることも正直なところ。借金を着実に返済してここまでたどり着いたとはいえ、今年のチャレンジが失敗した時に、「よし、じゃあまた来年。」とはすぐにいけないのが今の大分トリニータの現状だと思う。上記のような雰囲気から、ちょっと一発に賭けているようなニュアンスを感じ取ってしまう。否定的なことだけを言いたいのではなく、09年のオフに「チームがなくなってしまうくらいなら永遠にJ2でもいい」と思った気持ちは決して大げさなものではなかったし、このチャレンジが失敗に終わってしまった時にどうなってしまうのかということを考えるとどうしても怖いという思いを拭い去ることが出来ない。「チャレンジする前から失敗することを考える奴がいるか!」というお叱りは当然のことながら真正面からお受けいたします。

去年は勝ち切れずに引き分けが14と非常に多かった。J2史上空前の激しい争いになるであろう昇格争いの真っただ中で勝ち切れないチームを目の前にしてネガティブな雰囲気を消し去ることが出来るのだろうか、なんていうことを考えてしまう。

まあでもこの思いは心の奥底にしっかりと持ちながらも、シーズンが始まれば強い気持ちで封印してしまいたいと思う。結局は考えても仕方のないことだし。

さて、開幕戦。相手は昨シーズン勝ち点1しか奪うことの出来なかったザスパ草津。そして昨シーズンの順位は3つも上。このクラブも当然のことながら目標は昇格。昇格を掴みとるには絶対に倒さないとならない相手。選手の出入の状況を見てみるとプラマイゼロくらいなのかなと思う。新外国籍選手であるブラジル人のヘベルチがどれくらいやれる選手なのかっていうところがポイントでしょう。ただJ2だといきなりフィットするレベルのブラジル人はなかなか来ないだろうから早めのタイミングで当たれたのは良かったのかなと思っている。一つだけ草津に文句を言いたいのはJ2の10,000ゴールが目前に迫っている今シーズンになぜ前田雅文を引退させたのかと!J1とJ2のダブルで「1万ゴール男」の称号を勝ち取れる権利があったのはサッカー界広しといえ、前田だけだったんだぞ。例えそれだけのためだったとしても雇用する価値はあったと思うぞ。まぁ、ただそれだけだ。絶対に負けない。

今年はこのブログにしっかりと向き合おうとこっそりと決意したところです。これまでは試合後にマッチレポートなどと偉そうなことを言いながらも下らない文章ばかり書いていたので、試合の部分はそれとしてきっちりと書く。それから遠征記とかは別立てで書こうかなと思ってます。その部分もサポ活動の中で大切なところだしね。ちょっとお金も出して物を書くことについてのお勉強もしてみました、本当にちょっとだけど。

最後にJ2の順位予想でもやってみようと思います。一応毎年やってるんだけど、終わってからの検証をやらないという仕事だったら何の意味もない企画です。気楽にやります。J2は22チームになってしまったので、全部の順位予想はやってもどうせ当たらないので、6位までにしました。こんな感じです。

1位 徳島ヴォルティス

2位 ジェフユナイテッド千葉

3位 大分トリニータ

4位 京都サンガ

5位 ヴァンフォーレ甲府

6位 カターレ富山

徳島は去年も昇格候補にしてました。09シーズンにギリギリまで湘南と昇格を争って負けたものの翌年きっちりと昇格した甲府とイメージが重なることもあるけど、一番の理由はコバちゃんの就任。この人がJリーグの中でずば抜けて優秀なのは今まで出してきた結果が雄弁に物語ってるけど、コバちゃんが本当にスゴいと思うのはすぐに結果を出すところ。シーズン頭からそのチームを率いれば、大分でもセレッソでも山形でも全て1年で結果を出している。こんな監督他にいないよ。柿谷とか佐藤とか大事な選手の流出もあったけど、それが霞むくらいの補強に成功してるし、徳島はそこそこお金もありそうだからシーズン中の補強も考えられるしね。

千葉も監督基準で。木山監督は水戸での仕事っぷりを見て、とてもいい監督だと思ってたし、藤田&荒田のW獲得が個人的に大好物。兵働なんてケガさえしなきゃ、J2じゃちょっとモノが違うと思うんだよね。

大分についてはノーコメント。

多分世間一般では京都がぶっちぎりの1番人気なんだろうけど、オレは去年京都を昇格候補の筆頭にしてて裏切られて腹が立ったので、ちょっと落としてやりました。というのは冗談で、確かに去年の後半は素晴らしいサッカーをしてたけど、今年は序盤からマークされる中でそんなにうまくいくかなと懐疑的な目で見てしまう。久保とか宮吉には移籍リスクも十分にあるしね。

甲府はいい選手が揃ったけど、いかんせん大幅に選手が替わりすぎでしょ。能力の足し算だけなら高いだろうからいいとこ5位かなと。

6位はサプライズ枠として富山。まあこういうチームが出てきた方が面白いでしょと思うくらいなんだけど。単純に安間監督の集大成がどこまでいくのかというのを見たいという好奇心。

前評判が高そうで落としたとことして、山形はコバちゃんに率いられてしばらくいい夢見てたろうし、ここからはクラブとしては下降線かな。東京Vは冨澤、菊岡、河野と柱が抜けたことと川勝監督は勝負師としては弱そうだなというイメージで。栃木は迷ったんだけど、松田監督が去年の敗因をパウリーニョのケガということに結論づけようとしていることにひどくがっかりしたので。いい監督だと思ってたんだけどね。

ということで長々と書きました。まとめると開幕が楽しみということ、ただそれだけ。11月に歓喜とともにシーズンを締めくくれるように、今年も精一杯クラブとチームをサポートしていくことをここに改めて決意する次第です!
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