Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

アウェイで勝ち点取りにぃーた(11節藤枝戦)

2016-05-29 23:02:39 | マッチレポート16'
「やっとこさ  アウェイで勝ち点  取りにぃーた」

元ネタはこちら。ということで個人的に今季初勝利。あと3回寝たらもう6月だというのに。



さてさて藤枝MYFCとの対戦でした。多分クラブ史上初の公式戦での対戦だったと思われる。今季J3で戦うことになり、既に長野、鹿児島、琉球とクラブ史上初対戦のクラブがいくつかあったが、今日の藤枝に始まり、福島、相模原、盛岡、秋田、YSCCと折り返しまでの6戦全てが初対戦クラブとなる。もう10年以上もトリニータを追いかけて日本中を飛び回っても、まだこれだけのクラブがある日本サッカー界の奥の深さに驚かされる。


藤枝という街には多分人生で初めて行ったと思われる。街の中は清水や磐田よりもサッカーの街というアピールが強い印象を受けた。確かに藤枝という名前を聞いた時に脳内の引き出しから出てくるワードは「藤枝MYFC」「藤枝東」「藤枝明誠」と全てサッカー絡みだからそれも納得か。ちなみにクラブ公式HPによるとホームタウンは「藤枝・志太榛原地域」らしいが、まずホームタウンが読めないというね。調べたら、「しだはいばら」と読むらしい。ついでに調べると静岡県は地域的には、伊豆、東部、中部、西部の4つに分けるらしい。伊豆にはアスルクラロ沼津、東部には清水エスパルス、西部にはジュビロ磐田、そして中部に当たる志太榛原には藤枝MYFCということになるらしい。ここに社会人の雄、HondaFCもあるわけだから、「王国」を名乗るのも不思議はないのかなと。



ホームスタジアムの藤枝総合運動公園サッカー場はその名の通り、藤枝総合運動公園内にあるのだが、公園内で最も立派な施設がサッカー場というのがいかにも静岡っぽい。


サッカー場のすぐ下にあるサブグラウンドの人工芝もきっちりと整備されてる。普通はメインになる陸上競技場は公園の奥の方に追いやられてた。


このスタジアムはメインスタンド側を除いて山に囲まれているため、3方がすり鉢状になっているという珍しい形状。だからダンマクもこんな感じになって、かなりの迫力があった。


なぜか試合途中から出てきて、試合中に撤収されてしまった謎のビッグフラッグ。


電光掲示板がないため、選手名もお手製ボード。


これはハーフタイムの写真だけど、前半終了と試合終了後すぐにスタンドに向けて監督がコメントするというのが藤枝では通例となってるらしい。ハーフタイムの時には「へー」くらいにしか思ってなかったけど、これが試合終了時にちょっとひと悶着を引き起こしたようで。自分も帰り際、藤枝サポの夫婦に「大分サポーターのマナーが何ちゃらかんちゃら」と絡まれたけど、ハッキリ言って「知らんがな」としか返しようがない。もう10年以上もトリニータの試合を観に現地に足を運んでるけど、今日はその中でも3本の指に入るくらいのジャックっぷりだった。大石監督自身が何度も「すごい」と認めるくらいの圧力、声量だったわけだから、アレを黙らせたいんだったら試合に勝つしか方法はないよ。どんなにジャックしようが、負けたらサポーターはお通夜のように引き上げるんだから。止まらない大分サポーターを見てゲラゲラ笑ってる藤枝サポーターもいれば、地声で大石監督に謝ってる大分サポーターもいたりと、人それぞれだけど、他サポがアレくらいで憤慨してるのだけは理解出来ないわ。



さて、前段が長くなりましたが、試合の方に。


復帰して即アシストの岩田と、今季2ゴール目の翼。早くもユース上がりの2人のホットラインがトップチームでも通じてしまった。もちろん2人だけのゴールじゃないけど、もう大黒柱級の頼もしさが2人にはある。岩田は対面の選手がボールを保持してる時に少しでもコネたり、後ろを向いたりすると、一瞬で間を詰めてボールを奪ってしまう。このゴールも確か岩田のそんなボール奪取から始まってたはずだ。岩田については後ほどもう少し。





苦しい時間帯に飛び出した清本のスーペルゴラッソ。正直に言って、清本がシュートフォームに入った時も「シュートで終わっとこう」くらいにしか思わなかったし、シュートを撃った後もキレイに軌道が見える位置で見てたにも関わらず、「外れた」と思ったくらいだった。だから少しブレながら決まった瞬間は嬉しいというよりも少し驚いた。FC東京U23戦のゴールも素晴らしかったけど、それを軽く超えちゃうくらいの多分キャリアで1番のゴラッソなんじゃないだろうか。本当に素晴らしいゴールだった。この後、ハイライトで見るのが楽しみ。

ちなみに清本に限らず、このゴールよりも遥かに決定機だったシュートは他にもたくさんあったように思うけど、それはまた次への課題としておきましょう。



前節でのケガが原因と思われるけど、今日はダニエルが欠場。それだけでも不安材料だったわけだけど、さらに後半には鈴木までもが脱臼で途中交代。特に鈴木については去年からずっとポジションを掴み続けていただけにリードしてたけど、残り時間は嫌な予感しかしなかった。


鈴木交代後の最終ライン。右からソンス、岩田、福森、山岸というこの上ない急造最終ラインだった。終盤はかなり押し込まれたし、安定感があったとは言えないけど、何とか凌いだ選手たちに拍手をおくりたい。


最後は山之内も投入して5バック気味で攻勢に耐えた。山之内はデビューおめでとう。デビューがいきなり緊迫感のあるシチュエーションだったけど、何度かハイボールをキッチリとはね返してた。今度は先発デビューを狙おう。


今日の勝因で一番大きかったのは、全員が球際で戦えてたことかなと個人的には思ってる。今までも何人かは戦えてたとは思うけど、今日は戦う気持ちが連動してたと思う。2-0とスコア的には文句のつけようがないけど、危ないシーンも多かったし、まだまだ改善の必要はかなりあると思う。ただ何よりもベースにこれがないと何をやってもうまくいかないと思う。そういう意味で特に良かったと思う選手が今日は2人いた。


1人は福森。今日はダニエルの代わりとしてCBに入ったわけだけど、これが思いのほか良かった。予備知識なしに前節と今節を見せられたら、迷わず「本職はCB」と言い切れるくらいに今日は良かった。鈴木ばりに縦パスにガンガンとチャレンジして潰したし、特に迫力があったのが空中戦。セットプレーや耐える時間帯での高い打点でのはね返しはかなり助けられたし、こんなにも跳躍力あったのかというくらいの高さだった。前節のプレーぶりも見てるから、まだどこが水準かは測りかねるけど、今日の出来が安定して出せるのなら、最終ラインの序列を荒らしそうな予感は十分にあった。


もう1人が伊佐。ケガから復帰して今日が初先発。去年の中盤くらいから伊佐には一番注目してたから驚きはない。去年も精力的に前線を駆け回って攻守両面で貢献度が高かったけど、どうしても60~70分くらいで足をつってしまってた。今日も大体同じ時間帯で足をつったけど、伊佐の進化はそこからだった。つる前よりも雑にはなったものの、最後まで走り続けたし、相手DFにとって嫌なFWであり続けた。得点のチャンスも何度もあったし、1点くらいは決めてほしかったのが正直なところだけど、今季初ゴールはチームの窮地を救う場面まで残してると信じておきましょう。プロキャリアの全てのゴールを頭で決めてるくらいだから、もともとハイボールに合わせるセンスは抜群だったけど、今日もその能力は全開だった。守備はサボらないし、裏に抜けるスピードがあって、ハイボールでポイントになれる高さも兼ね備えるかなりハイスペックなFWに成長してる感があるし、本当にあとはシュート決めるだけ。声もよく出てた。



藤枝の公式HPでも大分下部組織出身として紹介されてた越智。プレースキッカーも務めてチャンスメーカーとして存在感があった。藤枝はテンポ良くパスが回る時の攻撃は恐さがあったし、何度かゴール前で勝負のパスをスルーされて心臓が止まりそうになった。決して簡単に勝てる相手ではなかったと思う。


途中出場で出てきた三好とCBに入って何度もマッチアップした岩田。18歳の岩田からすれば、10近く歳の離れた下部組織の大先輩。こんなシーンがピッチ上で見られるのは嬉しいことだし、歴史を紡いでいくことの大事さを痛感する。






順調に勝ち点が積み上がらなくても何となくまだ大丈夫と思えた根拠に消化試合が1試合少ないというのがあった。来週の福島戦でそれはなくなるわけで、ここはどうしても勝ちたい。勝ち点3が取れれば順位もジャンプアップするし、相模原や秋田への挑戦権が獲得出来る。この2クラブとの直接対決の前にもう少し勝ち点を詰めておきたい。



ひとまずアウェイで勝ち点が取れて、少しホッとした。
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決定力不足?(10節C大阪U23戦)

2016-05-23 01:00:57 | マッチレポート16'
栃木戦の時はそうでもなかったけど、この内容で勝ち点1すら取れない中でポジティブな要素を見つけ出すのはなかなか難しい。









決定力不足?ただのシュート精度だろ。話を大きくすると、ポイントがブレるだけだよ。

シーズン前に「ぶっちぎりの優勝」などという現在上位を突っ走るクラブに対して失礼極まりない発言を発信していたのはどこのクラブなのか。昨シーズンあれだけ不甲斐ない1年を過ごし、サポーターに悔しい思いをさせたのはどこのクラブなのか。「自分が嫌われ役になってもいいからもっと言えば良かった」と言った選手は移籍し、社長が替わり、監督が替わり、キャプテンが替わり、昨シーズンの教訓はどこに活かされているのだろうか。「1年でJ1復帰」とか「1年でJ2復帰」とか、降格したクラブは季節の挨拶のごとく当たり前に口にするけど、それを本当に成し遂げるクラブというのは良い意味でそのディヴィジョンに染まらなかったクラブだ。相手の監督の野次で試合が止まった時にスッポリと集中が途切れたり(もうこういうシーンを何度見せられたことか)、相手GKと1対1の絶好機を迎えてもシュートすら打てなかったり、相手が少しプレスの強度を高めれば3~4本のパスですぐにポゼッションを放棄したり、どう見てもプロリーグで最下層のディヴィジョンにいておかしくないクラブだ。「大分はJ3にいるクラブじゃない」と何人かのOBが言ってくれたが、本当にそうだろうか。誰よりも当事者たちはここがいるべき場所だと思い始めてるんじゃないだろうか。そうとしか見えない。


まだ遅くはないと思う。長い中断期間があったり、移籍のウインドウがオープンになったり、J2ライセンスを持っていないクラブが上位にいたりと、予測出来ないことが起こる要素が十分に残されてると思うから、まだ遅くはないと思う。他の誰よりも昨シーズン主力としてこのクラブに在籍した選手の奮起を促したい。このままでいいはずはない。






片野坂監督はチャンスやピンチ以外の場面でも、むしろそうでない場面の時の方がリアクションが大きい傾向があるので、何を狙いとしてるのかがとても分かりやすい監督だ。最近特に感じるのは、複数人が絡んだビルドアップの場面でワンタッチのパスだったり、縦パスがズレた時だ。今日も2回くらい頭を抱えてた。今の段階では片野坂監督の求めるものに選手が応え切れていないという印象。特にビルドアップについては、勇気がないとか気後れしているという印象を何人かの選手に感じる。相手を食い付かせなきゃ、効果的なパスなんて出せないし、マークも剥がせない。

しかし、今日のダニエルの件については、完全に片野坂監督のミスだと思ってる。2失点目のシーンのかなり前からダニエルは足を引きずっていて100%では走れていなかった。ベンチが気付いていなかったはずはないので、100%でなくてもダニエルを残したかったという判断なのだろうから、結果としてあんな凡プレーで決勝点を献上してしまったのは監督のミス以外の何物でもない。もうJ3で「勝てるチーム」でないことは十分過ぎるくらいに分かっていて、ほんの少しの勝負のアヤが勝敗を分ける中で、アレにはさすがに萎えた。






セレッソの40番・岸本武流は翼と同じ高卒ルーキー。去年のユースの大会で何度か見た。ダニエルに何度もつぶされながらも、果敢に挑んできていい経験をしてるなと思った。一方でJ3の中位クラブとはいえ、もう既にFW陣で一番期待感のある存在にまでなった翼。交代で引き上げてくる時の悔しさの発露こそ、何とかしたいというプレーの原動力だと思う。何人かの選手に言いたい。彼はルーキーだよ。




大輔さん、お久しぶりです。上司がアレじゃ大変でしょうね。




リーグ戦はもう3分の1を終了。我がクラブはこの状態から「飛」躍的に上がっていけるのだろうか。いまはまだ不安要素の方が大きいと言わざるを得ない。
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宮地くん、関東大学リーグで奮闘中

2016-05-15 22:07:56 | トリニータ
翼がプロ初ゴールを決めた日に、同期の宮地くんの試合を観に東洋大学・朝霞キャンパスに出撃。


2部リーグは大学のピッチでやることも多い。東洋のピッチはキレイな人工芝でこんなに間近で選手を観られるのがなかなか嬉しい。ただその反面、屋根等の太陽光を遮ってくれるものが何もないため、丸々4時間以上も炎天下にいて、5月とは思えないくらい日焼けした。明日会社で突っ込まれるのはまず間違いないくらいの赤い顔。



さて、宮地くん。開幕当初はベンチにも入っておらず、まだ大学の壁にぶつかってるかなと思ったけど、どうやらケガしてたようで、数節前からは先発を続けてる。今日も左サイドハーフで後半途中まで精力的に動き回った。らしさを出せているかというと、まだそこまでじゃないんだけど、入学からたったの2ヶ月ということを考えれば、レギュラーに定着してるだけでスゴいこと。










学芸大は岩政や高橋秀人、最近だと茶島とか数は多くはないけど、好選手を輩出するイメージの大学だから、宮地くんも成長して是非とも大分に帰ってきてほしいと切に願う。





今日は相手の10番の仕掛けに少し手を焼いてる印象だった。

学芸大の1年生は宮地くんの他にも、鹿島ユースの色摩くんに、青森山田のロングスロワー・原山くんと2部だけど粒ぞろい。



対戦相手の拓殖大のベンチ。ハーフタイムに飲み物を買いに行ったら、喫煙所で川勝さんがタバコ吸ってた。拓大のベンチに座ってるみたいだったから、パンフレットを見たら拓大のアドバイザーになってた。右から2番目の白いキャップの人。間近で見ると、さすがの迫力。



前半の学大のPKストップシーン。後ろで野球部の子が心配そうに覗き込んでるのが、大学内のピッチっぽい。



後半にひっくり返され、この日は敗戦となり、試合後に悔しそうな表情を見せる宮地くん。ちなみに今密かに楽しみにしてるのが、来月行われる総理大臣杯の関東予選であるアミノバイタルカップ。学大は2部だから普段1部の学校と対戦することはないけど、総理大臣杯の予選は1部も2部もそれ以外もごちゃ混ぜで行われる。組み合わせでうまくいって明治と学芸大が対戦したら、明治の右サイドバックでレギュラーの座を固めつつある岩武くんと、左サイドハーフ・宮地くんのマッチアップということになる。これは実現したら本当に楽しみ。岩武くんに先輩の貫禄と1部の意地でガッチリと抑え込んでほしいとも思うし、宮地くんがハツラツと仕掛けてチャンスを演出してほしいとも思う。ま、今年だけじゃないし、いつか実現するように楽しみに待っときましょ。





それにしても、今日は勝てて良かった。これで悪い流れを断ち切れるといいね。来週が楽しみ。
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ここが踏ん張りどころ(8節栃木戦)

2016-05-08 21:13:32 | マッチレポート16'

負けました。


前半はCKから失点したものの、攻撃面はとてもいい内容だった。前節の富山戦は観られなかったが、後半に一気に落ちたらしかったからそれが気がかりだったけど、かなり暑かった割にはそこまで押し返されることなく、1試合を通して悪いとは思わなかった。失点シーン以外に危ないと思うシーンはほとんどなかったと思うんだが、それがいいのか悪いのかはよく分からない。特に2失点目は何でダニエルがいるべき場所にいなかったのか振り返りたいのに、J3だからね。。


勝てなくなってきてるけど、やりたいサッカーの方向性というか片野坂監督の方針や采配には大枠で賛成派。前半の攻勢は常に3人以上が絡む分厚い攻撃で説得力のあるものだったし、ああいう攻撃っていうのはそう簡単に構築出来るものじゃない。清本が絶好機を外したり(アレは惜しいで済ませてはいけない)、審判とうまく折り合えなかったりとそうこうしているうちにノーゴールで前半を終えてしまった印象。富山戦の感想でも色んなところで聞かれたけど、前半のうちに1点取っておけばというのは今節も繰り返された。この試合の攻撃面での主な戦術は、相手ライン裏へトップ2枚を積極的に走らせるというもの。ごっちゃんと翼は相手DFに高さでは劣るものの、決して負けてなかったし、寄せられても粘り強く前を向こうとしてた。そして後半にごっちゃんが決めたゴールは客観的に見れば、ラッキーな部類に入るゴールかもしれないけど、オレはあのゴールを高く評価したい。ガンバ戦後のコメントで「自分が変えないと、チームが勝てない」とまで言い切った気持ちをそのまま体現したようなゴールだった。ごっちゃんは試合終盤の選手交代に伴ってサイドハーフに配置転換になった後も、エネルギーを持って相手ゴールに迫っていたし、騒音は気にせずこのままやり続けてほしいと思う。ただ、そうは言ってもその戦術一本で点が取れるほど甘くはない。前半でまだ全員にパワーが残されてる時間帯なら、ボランチの上がりも含めて厚い攻撃が出来るものの、後半になってくると、正直最終ラインからのロングフィード一発で通らなければ、フォローもなくそのまま攻撃終了という印象は否めない。後半になかなか続かないのがコンディション面での問題なのか、戦術が徹底し切れていないからなのか、そこは点が取れるようにするために突き詰めていく必要があると思う。


今日は片野坂監督は、今季初めて昌也を途中で交代させた。自分は今季の昌也のキレのなさは沖縄くらいから気になってた。今日も前半は前線への飛び出しも良かったし、千明との縦のバランスも抜群だったと思う。ただやはり後半にガクッと落ちて、急に球際でも負けることが多くなる印象だった。そこは監督も同じだったようで遂に昌也を下げた。色々なところで昌也のパートナーは誰がベストで、どういう役割分担がいいのかというのが聞かれるけど、昌也は決して聖域ではないと思うし、個人的にいまボランチで一番いいと思うのは千明でもソンスでもなく姫野。それこそ去年の昌也のように「何とかしてやろう」という気持ちの強さがプレーに表れてる。やってるサッカーはいいと思うものの、結果が出なくなってきている以上、メンバーを少しいじるのは刺激としてもいいんじゃないだろうか。これも沖縄くらいからだけど、一番不満なのはサイドハーフの2人。特に在籍4年目の彼は、完全に自分のストロングポイントを忘れてしまったかのようなプレーぶりで見ててガッカリする。確かに山岸が抜群のタイミングでオーバーラップを仕掛けてくるから、迷うのかもしれないけど、あなたはオシャレなパスで良さが出せるようなプレーヤーではないはず。「山岸さん、ごめんなさーい!」と叫びながらカットインして右でぶちかますシュートが見たい。染矢抹消の影響もあるのかもしれないけど、この2人に変わるアウトサイドハーフの人材が極端に少なく感じるし、染矢の後釜を補強するのか、2種登録選手を抜擢するのか、もしくは4-2-3-1気味で純粋なアウトサイドハーフを置かない布陣とするのか、何かしら考えてほしいと思う。ただそれよりも、彼にもう一度気付いてほしいというのが正直な思い。



山岸キャプテンがフル出場。山岸のタイミングのいいオーバーラップと、岩田の怒濤のオーバーラップはやっぱりこのチームのストロングポイントだと思うから、蓋が開いてる方がいいんじゃないかなと今は思う。



順位はズルズルと下がりつつあるけど、抜けたチームもいないからまだ十分に巻き返し可能。ブレて遠回りすることだけは避けて、信じて突き進んでほしい。ここが踏ん張りどころ、サポも支えどころだな。





試合後に選手やスタッフが旧交を温めているのを見るのが何故か大好きという変な趣味があります。吉村コーチと山形選手は福岡時代、菅選手は岐阜時代かな。


こちらはぐっさんと上形選手。上形選手は大卒2年目だからぐっさんとはすれ違いかなとも思ったけど、学生時代から練習参加とかあったんだろうね。


ソンスと竹重選手。磐田つながりかな。








伊佐復帰を祝して。期待してるよ!
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FC東京U23-栃木SC

2016-05-01 21:15:24 | トリニータ
TL等々を見る限りでしか判断出来ないけど、我がチームは酷い内容だったようで。8千人もの人が駆けつけたようだし、もう地震の影響は考慮しなくてよさそうだなと思うけど、自分の目で見ないと何とも言えないね。次節の栃木戦は観に行けそうだから、そこでちゃんと判断したい。


今日は西が丘にFC東京U23-栃木SCを観に行った。たまたまだけど、大分は次節が栃木、次々節がFC東京U23ということで、この試合がいい目安になるかな。






今日は何はともあれムリキ。「ハイハイ、ムリキムリキ」って言う準備までしてたんだけど、結論から言うと絶対に止められないほどスゴいかと言うとそこまでじゃなかった。単走で豪快に持ち上がるドリブルはさすがの迫力だったけど、シュートまで決めてしまうほどのスーパーなものじゃない。それよりもそのドリブルに東京の周囲の選手が付いて来れず、誰よりも同僚たちが「ムリキ、マジ無理キ」って言ってたのが、聞こえたような聞こえなかったような。ただ思ってたよりも勤勉な選手だし、コンディションが上がってくれば、J1でも十分に暴れられそうではある。多分再来週は出てこないだろうし、近くで見られてラッキーくらいなところ。



そのムリキと2トップを組んだのが、林容平。「林、J3に出てるくらいならウチに来いよ」って言えないのが寂しい。




ただ今日の林は良くなく、主に東京サポの批判の的となっていた。自分が先月観に行った琉球戦もそうだけど、ここにいるべきじゃない選手への風当たりが厳しいのは当然のこととは思うけど、それを差し引いても林は良くなかった。まあただ色々な思い入れがあるから、林にも出てきてほしくはないな。




西が丘のアウェイゴール裏をビッシリと埋めて、ホームのような雰囲気を作り出した栃木サポーター。本当にここで試合が出来て羨ましい。



栃木の先制ゴールを決めた山本大稀という選手は鳥取から移籍してきたらしいけど、知らなかった。タイプ的にはこのオフに移籍してしまった湯澤や中美みたいな感じかな。カットインからニアに打ち抜いたミドルは見事だった。






こちらは個人的に一番気になってるルーキーの古波津。彼は自分にとってのベンチマークのような選手。去年まで流経の10番を背負っていた選手。一般的な目線で見れば、明らかに太り過ぎでその傾向はプロ入りしてからより顕著に。




ちなみにこれがちょうど1年前の古波津。

去年関東大学リーグをずっと見てきて彼がどのレベルでどれくらいやれるのかは気になってるというより、気にかけている。太り過ぎだと思うんだけど、意外と最後まで頑張るし、栃木サポのハートも掴みつつある感じだった。キックが正確でいいパスが出てくるので、ボランチの2人は粘っこく対応してほしい。



PKで同点となったけど、自分にはダイブっぽく見えたな。



FC東京U23も栃木もこの試合で観たのが2試合目。どっちも1試合目よりずっと良くなってる。特に栃木は2節の長野戦では最悪に近い出来だっただけに、今日はとても良かったように思う。細かくパスを繋ぐスタイルを志向しており、ピッチの3分の2までのボールの運び方は特に良かったけど、最後の部分はジャーン・モーゼルと大石任せという印象が強い。何にせよ、どのチームも徐々に組織を成熟させていっていて、いいサッカーをし出している。繰り返しになるけど、実際に見てみないことには何とも言えないけど、結果が下降線を辿り出している我がチームが少し心配。出遅れた感のある栃木だけど、次節負ければ順位はひっくり返る。優勝を目指すならそろそろ悠長なことは言ってられない。





最後に余談だけど、今日後ろに座ってた東京サポーターがジャーン・モーゼルを見て、最初は「ジャーン感が全然ない」と言っていたのに、最後には「横顔がジャーンにしか見えなくなってきた」と言ってたのが面白かった。「ジャーン感」とは一体・・・。
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