Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

2020年のサッカー

2020-12-31 14:22:47 | トリニータ
恒例の年末の備忘録的記事。

現地(スタジアム等)観戦数  34試合(前年比−89試合)

映像(テレビ等)  観戦数  137試合(前年比−83試合)


現地での試合観戦が89試合も減って使いどころを失ったお金はほとんどお酒で消費したような1年だった。サッカー以外に使うお金と時間は出来たものの果たして幸せだったのか。

2020年は大変だったけどJリーグは全て日程を消化してみんな頑張ったよねみたいな雰囲気になってるけど自分は全くそんな気持ちになれない。この年末年始に楽しみにしていた選手権も早々に準決勝、決勝以外は関係者のみ観戦可となっていたけど、結局直前になって全ての一般販売が中止。いま配信で選手権観てるけど、歓声のほとんどないスタジアムで試合をする選手たちもこんなはずじゃなかったと思ってるだろうね。日本とはレベルが違うかもしれないけど、プレミアリーグでも感染拡大を理由に試合延期がポツポツと出始めている。トリニータ関連では悲しいお知らせが続いているけど、そもそも来年もまた無観客やシーズン中断があり得るんじゃないかと思うと、何か真剣に考える気力も失せてきてしまうそんな心境。


どうしてこんなことになってしまったのか...
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上夷克典&坂圭祐 新加入発表!

2020-12-29 21:48:45 | トリニータ
オフシーズンの悲喜こもごものダンスは1曲全て聞き終わってからにしようといつも心がけているんだけど、今回ばかりはちょっと嬉しいので書いちゃいます。完全な自己満足記事なので興味のない方はすっ飛ばしてください。


岩武くんが大学4年だった2018年の春先、カムバックサーモンしてくれないか日々想いを募らせていた。しかしそんな想いもむなしく4年になって早々に鈴木啓太ラインで岩武くんは浦和に入団が決まってしまった。まあくよくよしてても仕方ないので遊び半分で、#哲平さんに推薦したいシリーズ というハッシュタグを作って大学サッカーで気になる選手を何人かピックアップしていた。もちろん本気で哲平さんに届けたいなんて思っていたわけではないけど、その記念すべき第1号が上夷克典だった。一番よく見ていた岩武くんの隣でプレーをしているので、目に留まりやすかったというのもあると思うけど、とてもいいCBだと感じていた。結局同じJ2の京都に入団することになるんだけど、その際の報道で獲得レースに大分も参戦していたと書いてあって複雑ながらも何だか嬉しかった記憶が強く残っている。








まず特筆すべきは空中戦の高さ。身長は181cmで飛び抜けて高いというわけじゃないけど、落下地点の予測と助走をつけたジャンプでこの写真のように競り合う相手よりも最高到達点がかなり高かった。

それとスピード。線はやや細身だけど、1対1やカバーリングの際に見せる寄せがとても速い。鹿児島県出身ということもあるけど、当時からイメージは上本大海にそっくりだなと思っていた。大海は関東大学リーグの現場で2度ほど見かけたことがあるので、もしかすると大海がずっと追いかけていたのかもしれないね。


山形の高橋潤哉とグリグリのひっぱり合い。


明治トレイン。先頭から中村帆高(FC東京)、岩武克弥(横浜FC)、上夷克典(大分)、村田航一(水戸)、袴田裕太郎(横浜FC)。


2年越しで届いたラブコール。めちゃくちゃ期待している。



ただ実はもっと思い入れが深いのが坂圭祐。




初めて認識したのは彼が高校3年の選手権準決勝。まだ旧国立で選手権をやってた頃。四日市中央工のキャプテンでとても存在感があった。そしてその翌年順天堂大に進学して、高校→大学と初めて繋がりを持って見た選手となった。強豪の順大でも早々に定位置を掴み(確か1年からかなり出ていたはず)、順大の試合を見れば必ず出ているような選手だった。


大学でもキャプテンを務めていたように穏やかそうな表情だけど、しっかりとしたキャプテンシーを発揮してくれそうだ。関東大学リーグの中心的な選手だったけど、身長が174cmとCBしては小さい方だから、もしかするとプロからは声がかからないかもななんて心配をしていたら湘南が獲得した。湘南はこの年は鹿屋体育大から松田天馬も獲得している。前にもちょっと書いたことがあるけど、湘南の選手獲得方針はかなり好感が持てると感じていてそれはこの2人の獲得の時から感じ始めた。その2人が今回同時に移籍してしまうので、若干の申し訳なさは感じるものの、まさかプロ入り3年でしっかりと経験まで積んでプロとしてこれからというタイミングで坂圭祐が大分にやってくるなんて夢にも思っていなかった(誇張じゃなく夢にも思わなかった)から、猛烈に嬉しいし期待している。




デンソーチャレンジカップでは全日本には選出されず関東A選抜で出場。ここでもキャプテン。しかしこの大会で全日本選抜を破って関東Aが優勝。ここで一気に株を上げた印象がある。守田にディサロ、鈴木徳真、渡邉新太、西澤健太と今見ても豪華。


そしてユニバーシアードにも選出して金メダル獲得に貢献。プレースタイルはJ1での出場経験も豊富で各所で語られているので、今さら付け加えることはないんだけど、一番いいのは正確なフィードかなと思う。智輝が抜けて上下動の運動量を失うのと同時にあの強烈なサイドチェンジがなくなってしまうのが不安だったけど、坂ならそこは十分にカバーしてくれそうだ。


最後に印象的な1枚。今をときめく鹿島の上田綺世の関東大学リーグデビュー戦は順大戦だった。ただこの試合で上田綺世は坂に完封され文字通り「何も出来なかった」。もちろん上田綺世がその後強烈な上昇カーブで成長していくのはご存知の通りだけど、リーグを代表するCBとして鳴り物入りのゴールデンルーキーを黙らせた姿は本当にしびれた。


大卒2年目と3年目の選手を他クラブから強奪してきたのは間違いなく髙澤での成功が影響していると思う。こうやって考えると何も新卒での獲得にこだわる必要はなく、プロ入り後もしっかりとウォッチ出来ていれば、むしろ効率的に選手編成が組めるかもしれない。ただし、これをやるためにはJ1に居続けなければいけないし、魅力的なサッカーをやり続けなければいけない。

智輝が抜けてしまったこと(もしかするとさらに悲しいお知らせがあるかもしれないけど)は残念だけど、しっかりと来シーズンも楽しみだと思える選手を哲平さんや大海さんは獲得してきてくれている。来シーズンも必ず生き残りたい。
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2020大分トリニータアウォーズ

2020-12-26 00:04:40 | トリニータ
1年前は予想もしなかったイレギュラーなシーズンが終わった。リーグ戦が閉じていたのは4ヶ月間だったけど、アウェイの地に住む自分の観戦活動が再開出来たのは10月なので実質7ヶ月間のブランク。長かったなぁ。誰が悪いわけじゃないから、よりやり切れなさが募るわけだけど。あとはやっぱり声を出したいよね。完全にかつての観戦形態を取り戻せるのはいつになるのやら、そもそももう戻ることもないのかもしれないしね。


さてここはしんみりとする場ではなく、1シーズン頑張ってくれた選手たちにフォーカスする記事なので賑々しくいきたいね。もう毎年やってるアウォーズ記事。早速始めていきましょう。


【ベストゲーム】

第26節・アウェイ横浜FC戦

今シーズンは数少ないだけにやっぱり現地観戦試合から選びたい。アウェイFC東京とかアウェイ鹿島とか、もちろんホーム川崎もいいゲームだったけど、この試合の喜びの前では少し霞んでしまうかな。正直声を出せていたとしたら過去にないくらいの狂喜乱舞状態になってもおかしくない試合展開だったもんね。試合の入りがとんでもなく悪かったことは反省材料だったかもしれないけど、そこからの反転攻勢は本当に見事だった。セットプレーで取れたこと、ハイプレスで相手のポゼッションをつぶしたこと、終盤にゴールを取りきれたこと、来シーズン生き残るための大事な要素が全て詰まっていたようなそんな試合だったと思う。そもそもシーズンの進行自体がイレギュラーすぎて全ての試合を横並びで評価出来ないというところはあると思うけど、今シーズン最も心揺さぶられたのはこのゲームだった。





【ベストゴール・組織編】

第16節・アウェイ仙台戦 三平和司

この賞が一番迷った。ホーム横浜FC戦の達也のゴールと迷った。どっちも美しく機能的にパスが回って最後はワンタッチで仕留めるという組織として取ったゴールとして表彰するにふさわしいものだったわけだけど、どちらのゴールももう一度見直してみて、仙台戦のゴールは最後仙台の選手がPA内に8人も入っている密集度合いの中を也真人→三竿→三平で仕留めきっている、来シーズンに向けてお手本となるべきゴールとしてこちらを選出した。今シーズンもボールを握れる試合が多かった。それでもゴールに迫り切れないことが多かった中で、このゴールはまず左サイドで3人が複雑に絡み合いながらパスでバイタルエリア近くまで侵入、前を向いて仕掛ける姿勢を見せた也真人が時間を稼ぎつつ三竿のオーバーラップを促して最後はトン、トンでズドン。エリア内だろうが追い越す動きを出していかなければ力強くゴールには迫れないし、やはり閉塞感を打開するのはダイナミックな動きだと思う。改めて見ても素晴らしいゴール。


【ベストゴール・個人編】

第27節・アウェイ柏戦 岩田智輝

ホーム鹿島戦の曽ヶ端が動けなかった髙澤のゴールも良かったんだけど、試合がアレだったので智輝のゴールを選出した。この試合が12月9日だからこの頃には智輝は決断してたんだろうなと思うとちょっと切なくもなるけど、ゴール自体は本当に素晴らしかった。現地で真横から見てたわけだけど、このゴールに関してはテレビの角度から見た方がそのすごさをより感じられるなと帰宅してハイライトを見てから思ったのをよく覚えている。J1に上がってからあの位置から右、左を問わず決めきれるようになったよね。智輝はあの位置から頻繁にシュートを撃っていたから点が取れるようになった。個人で決めきるってそういうことだと思うから、智輝がいなくなってもあの位置から振り切れる選手、ゴールを決められる選手が出てきてほしい。



【New Comer of the Year】

髙澤優也

最優秀新加入選手なる賞を新設。ここ数シーズン少し気にかかる傾向として働き盛り、キャリアピークの選手を多く獲得していることがある。もちろんまずはそんな選手たちに来てもらえるようになったというだけでクラブとしては成長しているとは思うんだけど、一方でそういう傾向ってチームの高齢化と表裏一体な部分がどうしてもあると思う。毎年のように多くの選手が満了や移籍で大分の地を離れざるを得ないこととも無関係ではない。そんな傾向の中で髙澤の獲得→予想以上の活躍は一石を投じるかも、いやそうなってほしいと願っている。自分は関東大学リーグが好きで頻繁に観戦に行くわけだけど、それはそれはタレントの宝庫でたくさんのスカウト網から漏れてしまっている素晴らしい才能はいくらでもいる。地理的なことを考えても大分の強化部が新卒でその才能をすくっていくことは難しくても、何とかJ3やJFLに引っかかった選手たちを1〜2年かけてウォッチしていくことは出来るはずだ。学生時代の髙澤も何回も見たけど、大卒2年目でここまでやるとは正直思ってもいなかった。プロへの道を作った群馬は素晴らしいし、さらに目ざとく追っていた大分強化部も素晴らしかった。そして何より髙澤自身が素晴らしかった。器用で貪欲で、でもエゴイスティック過ぎず、その働きからレギュラーに固定されてもおかしくなかったと思うけど決して腐ることなくやり続ける真面目さも持ち合わせている。個人的には1年で鹿島にぶっこ抜かれてもおかしくないくらいの力があると思ってる。残ってくれるのなら、来シーズンも頼んだぞ!



【Player of the Season】

例のごとくノリさんは殿堂入りによる名誉の選外です。

第3位・野村直輝
今シーズンは過密日程や5枚交代等イレギュラーだっただけに出場試合数や出場時間で選んでしまうとどうしても前の選手が選びづらくなってしまうので、ここは前の選手から選んだ。史上稀に見る激戦地帯となったシャドーポジション。昨シーズンこのアウォーズ記事で2位に選んだ小塚でさえほとんど出られなくなってしまうくらいに激戦だったシャドーポジション。最後の最後で最も存在感を放っていたのはノムだったと思う。重要な局面での冷静さ、仕掛ける場面での積極性、相手の裏をかくトリッキーさ、見ていて楽しい選手だ。開幕戦を除くと実質デビュー戦だったアウェイFC東京戦での1G1Aは鮮烈だった。特にアシストの場面での仕掛けは最高だったし、結局片野坂さんのシャドーの人選が迷走したのってノムがいなかったからが結論のような気もするよ。


第2位・三竿雄斗
今シーズン唯一のリーグ戦全試合出場。智輝ですらローテーションできっちり帯同メンバーから外してもらってた印象なだけにこれは立派な数字。途中出場だったけど日立台で目の前で三竿のプレーを見た時に最初に思ったのが、「うめえな」という極めてストレートな感想。人を使うのがうまい、自分で中に入っていくのもうまい、行くのか行かないのかの判断もうまい。反対側の智輝と比較すると地味な印象は否めないけど、このうまさはポゼッションの際の預けどころとして本当に頼もしいし、アウェイ仙台戦のアシストのように実はオーバーラップだってすごいんだぜっていうのが三竿の魅力だと思う。加入早々リハビリで出場機会がなかったから、いい選手だけどケガがちなのかなという印象から入った選手だから、加入2年目にしての全試合出場はその印象を180°ひっくり返してくれた。武蔵野市民の誇り、来シーズンもそのうまさを存分に発揮してほしい。


第1位・田中達也
ここはもう10月くらいから決めていた。確かにラスト数試合は息切れをしたのか精彩を欠いていたと思う。でもそれはそれまでの爆発力の反動なんじゃないかなと思ってる。トップスコアラーということはもちろんだけど、その起用法もこのシーズンの大きなトピックだったと思う。開幕戦からいきなりシャドーで起用され、也真人、野村あたりが完全に復帰してくるまでそのポジションで使われ続けた。何度も言ってきているわけだけど、自分はこの起用法にはずっと反対の姿勢で最後まで片野坂さんの真意、狙いがどこにあるのか理解することが出来なかったし、ハッキリ言って失敗だったと思ってる。達也がシャドーからスタートして試合途中でサイドにポジションチェンジするという試合が何試合もあったかと思うけど、どの試合でももれなくポジションチェンジ後に「水を得た魚」状態になる様子を片野坂さんはどんな気持ちで見ていたのだろうかといつも思ってた。まああの指揮官がそれだけ頭を悩ますくらいに色々と試したくなる面白さが達也にはあるんだろうね。今シーズンはとにかくよくゴールが取れた。逆サイドで作ってフィニッシャーとして達也が出てくるという形が多かったように組織の中で輝いていることは間違いないんだけど、ホーム清水戦に代表されるように達也のところにチャンスが転がり込んでいくことが本当に多かった印象。絶対に2桁ゴールいけると思ってたんだけどね。それでもサイドプレーヤーとして8ゴールは昨シーズンの達也の難しい決断が間違っていなかったことの何よりの証明だよ。しっかりと休んでもう一度あのキレを取り戻して来シーズンこそ2桁ゴール決めちゃうか!





来シーズンも笑顔あふれる楽しいシーズンになりますように。そして少しでも早く日常のサッカーが戻ってきますように。
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指揮官の怒号(34節鳥栖戦)

2020-12-20 22:25:03 | マッチレポート20'

今季最終戦に行ってきた。コロナ前の当初の3月にやるはずだった時も飛行機もホテルも予約して行く予定にしていた。福岡で行ってみたいお店があったので、今季のアウェイ遠征の中で鳥栖戦は優先順位が一番高かった。あれから9ヶ月、世間の情勢は好転したとは言い難いし、長距離移動するべきか悩むギリギリのタイミングだったけど、試合もそれ以外も諸々楽しかったので、行って良かった。鳥栖のスタジアム(もう◯◯スタがよく分からなくなってきたのでこう呼ぶ)は9年ぶりだったけど、やっぱりいいスタジアムだよね。目の前でゴール決まるとたまらんよね。



結論というか、一番言いたいことから入る。キックオフからアグレッシブな鳥栖の寄せにひるんで完全に試合のペースを握られた。つまらないミスも多くて先制されるのは時間の問題だろうなと覚悟しながら見ていた。多分前半の18分頃だったと思うけど、この試合のターニングポイントが訪れる。浅田飴に象徴されるように試合中ずっと指示を出し続ける片野坂さんだけど、この時は詳細はよく聞こえなかったけど、「戦えよ!」的なメンタル面でのゲキをかなり強い口調で放った。片野坂さんが試合中にこういう類いのことを言うの珍しいと思うんだよね。ちょうどスタジアムが静かなタイミングだったので、スタンドも含めて空気が一変したように感じた。多くのサポーターも聞いていたため、その後拍手が起きた。自分も含めて「ユルいな」と感じていたサポーターは多かったんだと思う。これを機に連続でCKを奪い、先制点の流れへと続いていく。トリテンではシャドーの位置の入れ替えが流れを変えるきっかけと書いてあったけど、自分はあの片野坂さんの怒号がこの試合の流れを変えたと思うよ。でも本当はそういう部分ってピッチの中で何とかしてほしいと思っているのが本音。



久しぶりの先発だったからなのか、契約関係のことなのかは分からないけど、この日の渡は明らかに気合いが違った。序盤にミスが多かったことを考えると、むしろイレ込み過ぎていた、空回りしていたと言ってもいいというくらいの気合いだった。試合前のアップでも先発組が引き上げてもずっとノールックのリフティングを繰り返していてキックのフィーリングを確かめてた。


円陣でも1人天を見上げ、集中していた。


見よ、この表情!みなぎる気合い!

ゴールの形は狙っていたようなものとは違ったかもしれないけど、あのこぼれ球を拾えたのは並々ならぬ集中力がゆえだったと思うよ。






一吠えしてから歓喜の抱擁。相当嬉しかったんだろうね。


知念が渡の頭をパーンからの、


思ってたよりもクリーンヒットしちゃって「あ、ごめんごめん」。



也真人のゴールが決まった時は勝ったと思ったんだけどな。誕生日でJ1初ゴールでこんな出来上がったストーリーなかなかないのにな。勝たせてあげたかったな。


GKについてはもう今シーズンはこのまま高木でいくのかなと思っていたけど、最終節は再びキョンゴンに出場機会が巡ってきた。起用の理由をあれこれ考えてみたんだけど、あまりにもCKからの失点が続くから高木よりはハイボールに強さを見せるキョンゴンが選ばれたんじゃないかなと思った。しかし2点目は完全にキョンゴンのポジションミス。ノリさんが競り負けると思ってなかったのかもしれないけど、あんなにニアを空けたらアカンだろ。まあ、林の野性味あふれるドリブルが素晴らしかったところはあるけど。しかし伊佐耕平、菊池流帆、林大地と大体大はキャラの立った選手が多く出てくるな。



他にも鳥栖は羨ましくなるくらいいい選手が揃ってた。特に左SBの中野伸哉はまだ高校2年生でこの日2アシスト。『 第33回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 - Triority(トライオリティ) 』 2018年のクラ選(U−15)で実際に見た時にいい選手だなとは思ったけど、あれからわずか2年でJ1でスタメンで出て2アシストまでするとはちょっと想像出来なかったな。上半身のフェイントだけで達也を振り切ったシーンなんかは思わず声が出ちゃったな。


松岡は言うに及ばず、樋口も恐かった。それと自分が今シーズン最もブレイクすると予想した森下龍矢。也真人のゴールの前にロングボールの目測を誤ったのは完全にミスだったけど、この日も躍動感があった。名古屋を含めて複数クラブからオファーが届いているらしいけど、彼のポテンシャルと鳥栖のクラブ状況を考えると、1年での移籍は既定路線だったように思うよ。もちろん残留するかもしれないけど。まだまだ石井も本田もいるし、鳥栖はこれだけ若いタレントが充実していれば黄金期到来の予感さえするけど、それよりも何よりもこのオフに彼らが刈られないかどうかにかかってるよね。



引退する岩下は片野坂さんに挨拶。ガンバの時に一緒にやってたかな。



岩瀬さんももしかするとこれで最後かもしれないね。大宮の監督と大分のコーチだったら、迷うことはないと思うよ、普通に考えて。



DOTAMA氏、かっこいいね。鳥栖カラーのスパイクでピッチに入ってきたの好感度高い。


これでオフシーズンに入るわけだけど、早速智輝移籍というデカめの一撃から飛び込んできた。五輪があるから来シーズンオフだろうなと思ってたからちょっと不意をつかれた。ただ智輝に関してはやることやったし、遅かれ早かれな部分はあると思うから、国内移籍は受け入れづらいとこがあるけどやむを得ないかなとは思うよ。オフシーズンが短いだけにこれから一気にドバドバ情報が出てくるはずだから、取り乱さないように穏やかな年末年始を迎えたいものです。
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11位確定(33節湘南戦)

2020-12-17 09:25:38 | マッチレポート20'


当初は半休取って駆けつけるつもりだったけど、東京駅を17時30分くらいまでに出られれば間に合いそうだったので、普通に働いてバタバタと店じまいをしてキックオフ10分前に着座。各所で大寒波の予想でダウンを持っていたけど、実際寒いは寒かったけど耐えられないほどではなかったというところかな。後半から試合内容でも暖めてもらったしね。


何度も言ってるけど、平塚のゴール裏は低い遠いで本当に見にくいスタジアムなのでサッカーの内容的なことは正直よく分かりません。まだDAZNでも復習していないので。ただやっぱりCK何とかせなアカンよ、本当に。これだけ点が取れない中で、仙台戦もセレッソ戦も柏戦も、そしてこの湘南戦も全部CKからの失点で試合を難しくしている。1試合1点しか取れないチームが先にCKから失点してしまうとそこから立て直すのは本当に難しい。ニッパツでの横C戦も昨日の試合もどちらも前半終了間際に1点返せたことが勝ち点3に繋がったわけだけど、どのチームもそうさせてくれるわけじゃないし、リードされる→引かれる→こじ開けられない、は今の大分には鉄板の流れ。ここまで毎試合CKから失点するようなら、もう戦術的な練習するよりも今日明日は全部CKの練習するくらいの方が最終節で勝ち点3を取る現実的な流れだと思うよ。


後半からの反撃は良かった。知念2本、髙澤1本、小林裕1本とパッと思い出せるだけでも決定機は4本はあったので、3点目、4点目を取って試合をクローズ出来ていればパーフェクトだったけどね。何となくの印象だけど、前半からキッチリとハメにくるチームも90分は続かないことが多いように思えて、その時間(例えば前半45分)を耐えられれば必ず大分の時間帯は来ると思うんだよね。それが昨日の後半の決定機量産だったんじゃないかな。9月の勝てている時はその辺の試合の流れに沿ってやるべきことがやれていたから思うような結果が得られていたわけだけど、今は耐える時間帯でCKから失点してしまったり、反転攻勢の時間帯に決め切れないということが多かったと思う。来年は本当にシビアな残留争いが待っているわけで、こういった「試合上手」なところもそろそろ身に付けていかないとね。


伊佐の決勝ゴール。裏の取り方、シュートコース、さんぺーの「アレ」まで含めて素晴らしいゴールだった。各所で語られているけど、伊佐がJ1のキャリアで決めたゴールのうち75%が湘南から、それも市陸、昭電ド、平塚と全て違うスタジアムでところ構わず決めてしまうお得意様ぶり。またコイツかよとやられると悪い意味でずっと記憶に残るもんだけど、湘南サポーターには今後も伊佐に対する苦手感は残っていくんじゃないかな。


来シーズンも残留争いのライバルになる可能性が極めて高そうな湘南に力の差を見せられたのは良かったんじゃないかな。若手2人の海外移籍も発表されてベストメンバーだったのかは分からないけど、4-1くらいが妥当なスコアだったと思うから昨日の時点においてはハッキリと力の差はあった。畑大雅良かったな。後半の最初の方でクロスバーに当たったシーンのクロスの感じがかなり好み。無理している感じがなく、スッとあんなにいいクロスを上げられるのは魅力的。プロフィール見ると右利きになってるからなおのこと驚き。


ということで今シーズンの11位が確定。昨シーズンから2つ順位を落とすこととなったわけだけど、難しいシーズンを残留争いに巻き込まれることなくやり切ったのは素晴らしいと思うよ。前半の低調な出来はモチベーションの低下による部分もあるだろうなと思いながら観ていたけど、そんな部分も含めて来シーズンに向けて不安なことも多くあるけど、まずは湘南と同じく残留争いのライバルになるであろう鳥栖をきっちりと沈めて今シーズンを仕上げましょう。鳥栖には行く予定にしています。翌日は福岡−徳島のチケットも買っておいたんだけど、昨日の結果で完全なる消化試合になっちゃったからどうでもよくなっちゃったよ。多分9年ぶりとなる鳥栖、楽しみだ。



試合後の挨拶もソーシャルディスタンス。
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井上裕大 引退

2020-12-13 21:15:28 | トリニータ
もう大分を離れて長い時間が経つけど、裕大が引退するということで町田のホーム野津田へ行ってきた。個人的にこれまで複数年にわたりユニの番号を入れたことがある選手は4人しかいなくて、それが松橋章太、井上裕大、為田大貴、伊佐耕平の4人でそんな思い入れのあった選手だから、例え時間が経っているとは言え、引退と聞いて寂しい気持ちになり、引退セレモニーもあるということで足を運んだ。







裕大はサブスタート。町田は今季は成績が振るわず下位に低迷。シーズンの残り試合数も少なくモチベーションも保ちづらい環境の中だったけど、引退する裕大のために何とか白星をという意気込みが各選手から感じられた。そしてこの試合で唯一のゴールを決めたのが、裕大と同じ大分県出身の安藤瑞季。ゴール後は一直線に全員で裕大のもとへ。試合後のヒーローインタビューでも裕大のために決めたかったと話していて、裕大が町田の中でも愛されているんだなという雰囲気がよく分かった。









裕大の出番はATに入ってからのほんのわずか数分。裕大を送り出したのはあのポポヴィッチ監督。通訳の塚田さんとの3ショットを見た時にはやはり涙があふれてしまった。ポポさん自身がセレモニーのスピーチで言ってたけど、裕大をプロデビュー(多分リーグ戦と思われる)させたのは自分で、引退の時にも自分が監督をやっているのは感慨深いと。それは大分サポーターである自分も同じ思いで、引き際のタイミングとしてはとても良かったのではないかと思うよ。











ボールに触れたのはわずかに1度か2度。あっという間に終わってしまったけど、最後に裕大がピッチを駆け回る姿を見られて嬉しかった。試合が終わるとすぐに裕大を中心に抱擁の輪が出来上がった。こんなシーンを見ても裕大は本当に愛されていたんだなと思う。





そんなこともありましたな。








セレモニーは湿っぽすぎず、ほんの少しの涙とホッコリとするような気持ちになれて野津田まで足を運んで本当に良かったと思った。年齢的にはまだまだやれると思うけど、コミュニケーション能力の高そうな裕大のことだから次のステージでも何でも出来そうだよね。





懐かしい写真を。マツケンとの2ショットはなかなかいいね。







そしてこれ。2009シーズンのナビスコカップ予選・アウェイ磐田戦。キヨ・裕大・コテの同期3人揃い踏み。コテの退団も発表され、この時期は本当に寂しい。


裕大、本当にお疲れさまでした。次のステージでもらしさを忘れずに明るく頑張って。
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「つまらない」を受け入れること(32節札幌戦)

2020-12-13 02:23:24 | マッチレポート20'
ノリさんの連続出場記録が遂にストップした。柏戦での脳しんとう疑いから大事を取っての休養とのこと。今シーズンもこの試合を入れて残り3試合だったから残念は残念だけど、もう既に偉大な記録であることは疑いようがないから。ノリさんも起用する側ももしかしてどこかに記録に対しての息苦しさみたいのを感じていたのだとすれば、これからは解放されて思い切ってやってほしい。中継で抜かれた時の笑顔を見るに心配なさそうだしね。そしてそのノリさんのところに代わりに入ったのが羽田健人。素晴らしいスルーパスを通され1失点はしたものの、期待以上の出来だったんじゃないだろうか。しばらくボランチで起用されていたことが奏功したというよりも、試合に出られていたことが自信に繋がっていたそんな印象のプレーぶりだった。本人からすればノリさんが戻ってきたとしてすぐにベンチに戻りたくはないだろうけど、チームからすると高いレベルでボランチとCBの両方をこなせる選手が1人いることの有り難みったらないよね。仙台で初めてプロのピッチを経験してからちょうど1年で本当に成長したと思うし、でももっともっと成長出来るとも思ってる。


知念の頑張りから1点は取れたものの、やはり試合全体の印象を一言で言うなら「つまらない」になってしまうなと思ってる。いま片野坂さんが大分を指揮して展開しているサッカーは「つまらない」と思ってる。J2の頃はよく点が取れたし本当に面白かった。そしてJ1初年度の昨シーズンは色々と刺激的で勝ち点が積み上がっていくことだけで十分に楽しいと思えた。しかし2シーズン目となり、何とかJ1で生き残っていくために、少しずつマイナーチェンジをしながら何とか食らいついていってる。それだけで本当に素晴らしいことだと思う一方で、肝心のサッカー自体はどんどんつまらなくなっていってる印象だ。その印象を最も端的に物語るのは、32試合で32得点、得失点差マイナス10というとても分かりやすいデータだ。もうこのデータを目の前にして大分のサッカーを「攻撃的」と表現することは出来ない。ただ過去を振り返ってみてもシャムスカ時代もよく勝てたけど、サッカー自体は他チームから揶揄されるくらいにつまらないサッカーだった。「面白いサッカー」を取るか、「生き残ること」を取るか、と言われたならば一瞬も迷わずに後者を取るわけだから、チームとして進んでいる方向性に文句を言うつもりはない。ただ直近の決算も赤字となる見込みで、来シーズンも劇的に戦力が向上することがない中で、この「つまらない」ことを受け入れた上でこのチームをサポートしていくという覚悟を固めないと色々とブレてきてしまうなと、ここ数試合のイマイチな試合内容を思い返しながら思っていたところだ。


生き残るで言うと、来シーズンは20チームのリーグで4チームが降格というレギュレーションになることが決まっている。20分の4がどれくらい厳しいリーグなのかっていうのは日本では誰も経験したことがないわけで想像がつきにくいけど、細分するとつまり1グループ5チームのグループを4つ作って、各グループで最下位になったチームが自動降格っていうレギュレーションになるわけだ。本日現在での順位をベースにポット分け(順位の上から順にABBA方式で振り分け)してみるとこんな感じになる。大分は11位なのでポット3に滑り込み。

     グループA グループB グループC グループD
ポット①  川崎   G大阪   名古屋   C大阪       
ポット②  広島   柏     F東京   鹿島
ポット③  横浜M  浦和    大分    神戸
ポット④  湘南   横浜C    鳥栖    札幌 
ポット⑤  清水   仙台     徳島    福岡(長崎)

ということで名古屋、FC東京、鳥栖、徳島が同組でここで最下位にならなければ残留というイメージ。今シーズンはFC東京にも勝てたし、名古屋も決して苦手という相手ではないし、鳥栖はJ1昇格後は「お得意様」となればやれそうなイメージが強い。だからこそやはり今の「つまらない」という路線は間違ってはいないと思うし、ここに面白さを求めて路線変更した時に地獄が待っているような気がしてならない。二兎は追えない。


話は変わってDAZNの中継について。最近大分サポーターの間でDAZNの大分ホームゲーム中継の質が低いという意見をよく目にする。自分はそれこそこのブログでTOS&増田氏のコンビのレベルがいかに低いかということをもう10年以上に渡って主張し続けてきているので、そんな意見を目にしても何を今更感が強いわけだけど、今日の試合でゴールを決めたアンデルソン・ロペスがBlack Lives Matterの膝付きポーズをしている映像が流れた時に実況の藤村さんが「ガッツポーズ」と表現して、さすがにこれはもう無理だろうと思った。Jリーグ誕生からもう四半世紀が経過し、サッカーそのものだけでなくサッカーを取り巻く環境もどんどん進化している。他にも色々とやらなければいけないことも多いであろう局アナがトップリーグであるJ1の試合の実況を出来る時代ではなくなったわけだよ。それは同様に増田氏にも言えるわけで。コロナ禍を契機に世間ではリモートワーク、テレワークが普及した。そもそもヨーロッパの試合中継は過去から全てがリモートで行われていたわけで、何も国内サッカーだってリモートで中継して悪いことがあるわけじゃない。他のクラブのサポーターたちと同じ金額を支払いながら、我々だけが毎度毎度イライラするような中継なのは本当に納得がいかない。DAZNには来シーズン是非とも検討していただきたい。


今シーズンずっとこのチームを結果で引っ張ってきた達也の動きにキレが全くなくなってきたのを見て、1シーズン戦い続けるとこんなにも疲弊するもんなんだなというのを実感する。残り2試合も同じようなパフォーマンスだったとしても個人的には今シーズンのMVPは達也だと思ってるけど、やっぱり1シーズンずっとハイパフォーマンスを発揮し続けるのは本当に難しいことなんだなと思う。それでも上述の組み分けじゃないけど、残りの湘南、鳥栖は来シーズン残留を争うライバルになる可能性は極めて高いので、苦手意識を植え付けておくためにも、勝つことは大事だ。最後の力を振り絞って連勝で有終の美を!
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勝敗より大切なこと(27節柏戦)

2020-12-10 00:45:03 | マッチレポート20'

智輝にボールが渡った時点で「撃て!」と思っていたので、決まった時は本当に気持ちが良かった。でもあのシュートはゴール裏から見ていたらもっと最高だったであろう弾道だよね。これだけ走れて、これだけ点も取れちゃうし、CB、SB、WBどこでもいけて五輪代表メンバーから外すなんて選択肢は万が一にもないでしょ、ねえ森保さん。


智輝のシュートが決まった時も嬉しかったし、也真人のシュートがサイドネットの外に突き刺さった瞬間も思わずのけぞってしまうくらいに悔しかったけど、今日は乱暴に言ってしまうと「勝敗はどうでもいいかな」という思いが心のどこかにありながら観ていたような気分だ。その理由はやっぱり前日の4人の契約が更新されないという発表からまだ立ち直れていないからだと思う。移籍してしまうことはまた別の感情が入ってくるので意外と受け入れやすいんだけど、チームに貢献してくれた選手の非更新、ましてや個人的にはまだまだやれると思ってる選手の非更新が発表されると受け入れるまでには時間がかかってしまう。こんな気分は宮沢さんの時以来かな。







星や前田がいなかったらもしかするとJ1昇格出来ていなかったかもしれない。コテなんて高校生の頃のことから思い返したら涙なしでは絶対に語れない。全員が大事な選手だ。それでもやっぱりさんぺーの非更新はまさかの部分も含めて未だに冷静に受け止められない。人気の面もプロの選手としては評価するべき側面だと思うけど、そこを除いて純粋にプレー面だけで評価してもまだまだ必要な選手なんじゃないのかな。コロナ再開後、なかなかチームがしっくりといかない時期が続いた。そんな時、伊佐とさんぺーが入るととてもしっくりとしたという記憶もまだ新しいと思うし、来シーズンもまた同じような状況が来たとして、チームが目指すべき方向性をよく分かっている選手をわざわざ手放す必要がどこにあるのかどうしても疑問に思ってしまう。トータルで8年間の在籍。レジェンドクラスであるさんぺーについてはまた個別記事で書きたい。


試合に戻ります。仙台戦に続いて結局セットプレーなんだよな。これだけ点が取れず、かつボールは握って相手に攻め込ませずにも関わらずあっさり(選手たちはあっさりとは思ってないだろうけど)とセットプレーでビハインドを負ってしまうのは、もはやハンディキャップゲームをやらされているようにすら感じてしまうよ。ただ片野坂さんはセットプレーについてはある程度までは札束だ(かなり乱暴)と考えているところがあるのが少し厄介だなと思う。厄介というのはあまり真剣に考えていないという意味で。ただ仙台で決めた山田はセレッソからのレンタル、今日決めた呉屋だって大学時代は超がつく有名人だったけど、プロ入り後はクラブを転々としている苦労人。決して札束と言われる部類ではないと思うから、どうとでも出来たはずだ。セットプレーに関して片野坂さんが「真剣に考えていない」と思うのにはもう一つ理由があって、いわゆるトリックプレーみたいなものを準備してきたことが一度としてないことだ。去年のアウェイ仙台戦で、仙台が残留を決めるためにドン引き+トリックプレーで見事に勝ち点3を持っていくような試合を目の当たりにしているにも関わらずだ。こういうところから感じる片野坂さんの純粋すぎる部分というか、青くさい部分はシビアな残留争いが待っている来シーズンは是非とも捨てていただいて、貪欲に勝ち点を奪い取りにいってほしい。一辺倒にニアに蹴り続けるチームと、入らなかったとしてもトリッキーなものを見せることで「こいつら何かやってくるぞ」と思わせるチームとでは相手にとってどちらが嫌かは火を見るより明らか。











日立台は本当にいいスタジアムだよね。あえて難点を挙げるとすれば近すぎて奥行きが見づらいことくらいかな。臨場感という観点では国内でこのスタジアムより優れているスタジアムはないと思う。



キョンゴンは試合後に母国の先輩キム・スンギュと談笑。試合中スンギュの声がよく聞こえてくるんだけど、イントネーションまで含めて日本語がとても上手。「中がいないぞ!」「拓磨、拓磨!」と聞いていて全く違和感がない。韓国人選手の日本語を覚える速さには本当に感服するばかり。



小林裕紀は川口とかな。ここは新潟繋がりかな。


次は1週間後の平塚に無事に半休が取れたら行こうと思ってる。これまた臨場感という観点で語ると平塚が国内で最低のスタジアムだと思っているので、わずか1週間でのギャップがデカすぎる。残り3試合、ケガをしているわけではないのならコテが見たい。
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シーズンが終盤であることを実感させる試合内容(31節仙台戦)

2020-12-06 23:10:00 | マッチレポート20'
点が取れませんなあ。失点に関しては「まあ、仙台相手だし取られることないでしょ」くらいの気持ちだったんだろうからそりゃ取られて当然で、それで取り返せなかったんだから普通に負けるよね。それ以上の感想が出てこないし、前半7秒にダブルボランチの間をあっさりドリブルで侵入を許した島川とハセにはどういうつもりで試合に入ったのか、zoomで小一時間説教したい気分だわ。まず間違いなく油断して試合に入ったんだろうから、しばらく2人はスタメンはなしということで整理していいと思うけど、問題はやっぱり点が取れないことだよな。


ニッパツでの達也の劇的決勝ゴールを最後にかれこれ360分以上流れの中からのゴールなし。どの試合でも相変わらずボールは保持して押し込みはするものの、ゴールに迫るというところまでは行けず。こうなるとスカウティングする側は「大分には持たせておいても大丈夫」という考えになるのは当然の流れ。リードしたままその状態に入れるのならこんなにもやりやすいことはないと思うし、より点が取りにくいという悪循環になってしまうのも頷けてしまう。


こんな試合だし、ダメなところを挙げ出したらキリがないわけだけど、あんまり意味もないし違う切り口で書こうかなと思う。思い返すこと約1年前、昇格初年度としては躍進と評価しても過剰ではない7位という順位でシーズン終盤を迎えていた大分。しかし11月末から12月頭にかけて行われたラスト3節を1分2敗とし最終的な順位を9位まで落とした。11月下旬と言えば、選手たちに次のシーズンの条件提示が行われる時期。2019シーズンの大分は本当に健闘したと思うし、選手たちは評価されるてしかるだけのことをしたと思う。プロのサッカー選手として評価されるというのはつまり給与面の条件が改善されるということ。しかし2019年と2020年シーズンの選手名鑑を比較しても、その給与面が十分に改善されたと言えるのはノリさん、小塚、智輝くらいなもの。もうこのクラブをサポートし始めて20年近く。クラブが選手たちに十分な条件改善を示せていないだろうなというのは簡単に予測がつく。だから自分はこの時期にその条件面を理由に選手たちのモチベーションが低下したとしてもやむを得ない部分はあると思う。でも一方でサッカー選手としてサッカーで充実したいという思いもほとんどの選手たちにはあると思っていて、だからこそここ2年は片野坂さんの契約更新を早い段階で発表して、その部分だけは担保するよという姿勢をクラブが見せなければいけないんだと思う。今シーズンはイレギュラーな進行とはなったけど、きっと選手たちには新しい条件提示があったはず。そしてコロナの状況下でクラブ財政は厳しく条件が改善された選手はいたとしても数人じゃないだろうか。そう考えると、この時期からいまいち煮え切らない試合内容が続いたとしても、そんなこともあり得るかなと思わないわけではない。だからと言って、前半7秒にボランチの間をあっさりとドリブル突破させていいわけではないけどね。


ただこんな考えはひねくれたサポーターの穿った見方でしかないし、プロである以上は選手たちにはそんなことを感じさせないようなプレーを見せてほしいというのが本音だ。全ては点が取れないのが悪いのであって、サクッとキックオフから17秒でゴールを決めてくれればいいだけの話だ。自分はプロではない選手たちの試合を観る機会の方がプロ選手の試合を観るよりも圧倒的に多いわけだけど、高校生でも中学生でも、キックオフ前は「入りだぞ、入り!!」と互いに声を掛け合ってるチームがほとんどだぞ。


ちなみにシマオ・マテのハンドは、#Jリーグジャッジリプレイで取り上げるまでもない 案件だけど、あそこでPKもらっても負けてただろうなとしか思えないことが情けない。
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