Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

あとちょっと、もうちょっと(20節札幌戦)

2015-06-30 00:05:49 | マッチレポート15’
「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」

札幌という北の大地での長い未勝利からの脱出をイメージして準備してたこのフレーズもボツとなった。



とても分かりやすい試合だったと思う。

全く結果が出てない中でも、選手たちから聞こえてくるポジティブな言葉を裏付けるような勢いを見せた前半。上位クラブが巻き返しを図ると防戦一方でカウンターすら繰り出せずに、時間の問題だった失点。その後は少しは攻撃出来るものの、終始押し込まれて何とか勝ち点1を守り抜いたという試合。


結果論ではあるけど、後半開始から失点して、タメ、高松を連続投入したあたりまでほぼ組織として機能してなかったから、失点する前にダニエルあたりを投入してもっと明確に押し返す意図を全面に出してもいいんじゃないかと思いながら試合を観てた。ただ後半は失点の可能性は十分にあって、得点の可能性はほとんど感じられなかったところからするとこの勝ち点1はよく拾ったとも言えるし、評価が難しい。

いきなりカードをもらっちゃって萎縮したのか1枚目で投入されたにも関わらず全くキレのなかったタメとか、もう本当にいつも通りに戻っちゃったごっちゃんとか、心配なことも多々あるけど、少しずつだけど勝ち点3に近付いてきてる雰囲気も確かに感じる。


月曜日の夜に遠く札幌でアウェイゲーム。火曜日に帰ってコンディション調整。水曜、木曜と練習して、もう金曜日には大阪に移動。コンディショニングもさることながら、フォルランやカカウといったビッグネームがいなくなって解き放たれたように前節グッドゲームを展開したセレッソとこの状況で対戦するのは、いかにも厳しい。いくらチーム状態が上向いてきてそうだと言っても、これは如何せん厳しい。今季は本当に運がないのかもしれないとも思うし、もうそろそろそういうのすらも突き破ってほしいとも思う。

苦悩は続く。
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落胆(19節千葉戦)

2015-06-21 23:26:23 | マッチレポート15’
2003年の大分初昇格から2013年の1年だけを除いてずっと対戦し続けてきた千葉。印象の話ではあるけど、そんな長い歴史の中でも今日の千葉が最も弱かったと感じた。今までに勝った試合もあったけど、そんな試合でも「いつかやられる」とか常にヒヤヒヤしながら観てきた。でも今日の千葉は史上最も恐さのない千葉だった。その相手に1ゴールも奪えずに負けるのが今の大分のチーム状態。他所様の結果も踏まえていよいよまずい。


09年も13年もそうだったけど、ゴールってこんなにも難しいもんだったっけという感覚になる。諸々がピタッと繋がって初めて生まれるのがゴールであって、そんなに簡単に奪えるもんじゃないという感覚。なのに、ゴールされることだけはとても簡単なように見えてしまう。試合の展開や流れを考えると、今日の失点も唐突感がある。あと一歩まで迫りながら、なかなか奪えないゴールには納得しつつも、ゴールを奪われる時だけは何の脈絡もない。つまり弱い。


戦術面で一つだけ思うのは、コロコロとメンバーはいじらない方がいいと思うということ。ただでさえ弱いわけなんだから、対戦相手によってやり方を変えるなんて高等戦術を採用するのは無理だよ。ある程度レギュラーを固めて、数人の局地的な変更にした方がいいと思う。ま、勝てば何でもいいけど。個人的にはダニエルは使い続けてほしいと思ってるんだけど、どこに行ってしまったんでしょうか。


考えたくはないけど、かなり現実的かつ具体的にクラブ崩壊のシナリオが描けてしまうような状況になってきた。新監督が決まらないことで感じるのは、「早く決めろよ」という憤りでも、「代行じゃいつまでも勝てないぞ」という焦燥でもなく、誰にも見向きもされないところまでクラブの価値や魅力が落ちてしまっていることに対する落胆だ。もちろんシーズン前なら違うのかもしれないけど、条件面も含めて大分の監督をやりたいという人が存在しないという事実が単純にショックだ。


どうすればいいんでしょうかねぇ。勝ち点が積み上がることも、新監督が決まることも、もう願っとくだけでしょうか。こういう時こそ冷静になろうと努めるわけだけど、今は冷静になろうとすればするほど、クラブへの情熱も冷めていくような感覚もあって、あまり良くない。今日も那須までクラ選の関東予選を観に行ってて、リアルタイムで試合を観ていない。まずは以前のように週末の予定をトリニータ最優先で組むような状態に戻ることを願って、何とか早く勝ちたい。
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関塚さん、10年越しの悲願達成なるか

2015-06-21 00:06:01 | トリニータ
「コパ疲れ」。

最近の身体の状態を一言で表すとすれば、こんな感じ。もちろんほとんど録画で観てるわけだけど、今週は平日5日間で7試合も観てしまうという無茶をやらかし、金曜日にはうっかり寝坊しかけるというチョンボまで。ついでに間にW杯予選だの、女子W杯だの、ユーロ予選だのが入ってくるもんだから、休む暇がない。

そして週末にはもちろん一番大事なトリニータの試合がある。今週対戦する千葉にはそのユーロ予選でケーヒルとかスモーリング、ハートがいるイングランドからゴール決めちゃうペチュニクがいる。反則じゃね?そんな選手を日本の2部リーグ最下位のクラブが止めるのそもそも無理でしょ。もうやれることといったら、時差ボケによるコンディション不良を怨念レベルで願っとくくらいしかないよ。

千葉はここのところ5戦勝利なしで序盤の勢いが完全に止まり、大宮、磐田からジリジリと引き離され、今季もPO行きの香りがプンプンとし始めてきたので、相当な気合いとともに大分入りしてくると思われる。札幌戦でも気合いが入り過ぎて冷静さを失う(特にパウリーニョ)という調子の悪いチームがやりがちな悪循環を露呈してたし、突っ込んで入った福岡戦も11分で2ゴールと最高の入りだったにも関わらず最後はガス欠気味で追いつかれると、チームの状態は決して良くない。

そんな中でも注意したいのは2列目の町田也真人。序盤は下部組織出身の井出の方が躍動してた印象があったけど、福岡戦では判断の速いパス出しで何度も好機を演出してた。バイタル辺りでボールを受けてからの判断がとても速いので、寄せが少しでも遅れると森本に決定的なパスを出される。千葉の2列目はその町田の他に、井出も好調を持続、前節復帰後初ゴールの帰ってきた水野、ワールドクラス・ペチュニク、そしていやらしい谷澤もケガから復帰してきて、組み合わせが読めないけど、誰が出てきても質が高いので厄介。誰一人としてサボらず、みんなが頑張んないと、勝ち点は見えてこない。

今季チームが不調に陥った要因の一つとして菅原コーチの存在があったんじゃないかと少し思ってる。長く田坂さんの参謀としてチームを助け、分析パートに長けていたと聞く。開幕戦の田坂さんのご乱心も信頼の置ける参謀がいればなかったんじゃないかと、今になると余計に思えてくる。その菅原コーチがよく知る選手がまだ多く残る今年のチームはほぼ丸裸にされていると考えといた方がいい。と、思ったらトリモバのプレビューによれば、兵働も千葉の選手を丸裸にしてくれてると言うではないか。この菅原コーチと兵働による人材のスワッピングが巻き起こす「丸裸合戦」に勝利した方が勝ち点3をもぎ取るんじゃないかと思えてきた。スワッピングとか、丸裸とか、下ネタっぽくなったけど、いたって大真面目です。

難航する新監督選び。柳田さんは自分自身も短期だけだと思ってただろうから、練習では守備に関することはあまりやっていないという情報だったけど、さすがに見通しが立たなくなった今、選手たちの気合いと根性だけで勝ち点取れるほど簡単な状況ではない。1試合あたりの勝ち点が1以下のチームは守備面をテコ入れする方がすぐに効果が出るような気がする。さすがにもう守備にも着手しているとは思うけど、まずは守備を安定させたい。特にこの状況で対戦する千葉に早い時間帯で先制を許すようだと苦手意識もあって、追いついたり、ひっくり返すのは相当難しくなると思う。アウェイだろうと最下位相手で勝ち点3は至上命題で臨んでくるだろうから、とにかくベタッと引いてでも序盤は我慢。

さてチームがこんな状況で、相手チームの監督を茶化してる場合じゃないのは百も承知だけど、この監督だけはイジらないわけにはいかない。

もう一度整理しよう。

2006年 家本にブチ切れて退席処分。

2007年 ジュニーニョ退場にブチ切れて退席処分。

2008年 試合直前に体調不良で欠席。

2013年 磐田の監督就任が決まっていたにも関わらず記者席から観戦。

2014年 千葉の監督就任が決まっていたにも関わらずどこにいたの?

つまり明日関塚監督が大銀ドームで90分間指揮出来たとしたら、10年ぶりになるわけだ。10年前の川崎ってまだ十代だったフッキがいた頃だぜ。「Jリーグ無理」とか言わない、まだうら若きフッキがいた頃だぜ。試合終了まで24時間を切った今、ここから何かが起こるとはさすがに思えないけど、果たして「関塚監督を大銀ドームのベンチに90分座らせない何かは働くのか?」








うん、どうでもいいわ。勝てればそんなことどうでもいいわ。
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サッカーあっての遠征(金沢遠征記)

2015-06-16 00:51:44 | 遠征記
久々にこのカテゴリーの記事を書く。今回の金沢遠征は日帰りだったけど、色々と印象に残ったので、記事に残しておこうと思う。


行きは飛行機で小松空港へ。北陸新幹線が出来たばかりのタイミングにも関わらず、わざわざ小松に行ったのは、行きたいところがあったから。そこはハニベ巌窟院という、寺でもなければ、テーマパークでもなければ、何なんでしょ、ちょっと説明の出来ない場所。


近付いていくとまず目に飛び込んでくる巨大な仏頭。本当は33mの大仏にするつもりだったらしいけど、これ以上建て増す雰囲気は全くなかった。田園風景の中に突然現れる異様な物体は仏像好きの自分でもちょっと引く。いつも仏像を鑑賞する時の何とも言えない高揚感はまるでわいてこず、ただただ「異様だな」という感想しか浮かんでこなかった。


敷地内に入るとこんな感じ。


さらに寄って、ほぼ真下からだとこんな感じ。


横から見ても、やっぱり不思議な感じしか受けない。


いつのかは分からないけど、小松市の観光ポスターをこのハニベ大仏が飾ったこともあるようで、そこそこ有名なのかな?


このハニベ巌窟院は大仏の裏の山に洞窟があって、その中にもう何の意味があるのか全く理解不能な展示物がこれでもかと置いてある。


入り口がこんな感じで、入場者なんてもちろん後にも先にも誰もいないから、少々気合いを入れないと、踏み込めないくらいに不気味。





もう本当に意味が分からない。あんまり写真を撮ると何か変なもんが写り込むんじゃないかと思って、ちょっと控え目にしといた。洞窟内はヒンヤリしてて、本来だったら気持ち良かったんだろうけど、あまりにも不気味で鳥肌立ちっぱなしだった。


洞窟から出てもう戻ろうと思ったら、山の上まで行けば「日本一涅槃像」があるとの表記が。ちょっと迷いながらも山頂を目指したら・・



いやもうマジで公園のベンチで昼寝してるおっさんじゃないですか。どこが日本一やねんと、憤りながら下山。

巨大な仏頭は良かったけど、洞窟は余計だったという印象。2~3時間に1本しかバスがないことを考えると、そうそう人も来ないよなと思いながらもなぜかステッカーをお土産に買って、ハニベ巌窟院をあとにしました。


小松駅に戻ってきて金沢に移動しようかなと思ったら、小松駅前に重機のKOMATSUのテーマパークらしきものが。


よくCMで見る巨大な重機。小松の人は巨大なもの好きなんでしょうか。これは子供が喜ぶよね。


小松の駅前はキレイに整備されてるんだけど、東口の駅前は広く土地が取ってある割には何もない。タクシーの運ちゃんによると、新幹線が小松まで延伸された時のために場所が空けてあるとのこと。「いつになったら来るのか分かんないけどね」と自嘲気味ではあったけど。気になって小松から金沢まで移動する時に確認したら、ちょうど中間地点くらいの松任までは新幹線の線路が出来上がってた。福井県民のためにも早く繋がるといいね。


とりあえず撮っちゃう金沢駅前。しかし本当に賑わってた金沢。


象徴的だったのが近江町市場。6年前に高速が千円均一だった時にも関西から遊びに行ったけど、その時でも近江町市場はガラガラだったけど、この日はもうギュウギュウ。人気の海鮮丼のお店は軒並み大行列。いいことですな、賑わうということは。出来ることなら金沢の中心地だけじゃなく、北陸全体に新幹線効果が出てくるといいね。強豪クラブのツエーゲン金沢様が来季も同じディヴィジョンで戦ってくれるというのなら、今度は能登にも行ってみたい。


今季は讃岐にも、愛媛にも行ったけど、遠征記を書く気になれなかった。なぜ今回久しぶりに書く気になったのか。それはやっぱりサッカーあっての遠征なんだなってことを改めて実感。マッチレポートの最後にも書いたけど、とにかく勝ちたい。前半戦のチャンスはもう大阪しかない。頼む、勝ちたい。
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お前らの方がツエーゲン(18節金沢戦)

2015-06-15 00:34:45 | マッチレポート15’






金沢のホームゲームを観に行ったのは今日で2度目。6年前に当時移籍したばかりだったネモを観に、金沢の試合に行ったことがあった。当時のツエーゲンは北信越リーグ(いわゆる4部)、トリニータはJ1。あれから6年。劇薬を投入したばかりにもかかわらず、うちは引き分けに持ち込むのがやっと。いやもうホント間違いなく「お前らの方がツエーゲン」ですよ。当然かもしれないけど、当時の写真と比較してみるとサポーターの数も格段に増えてますな。


まあ、ただ我が軍もよくやったと思いますよ。今季現地観戦した中ではヤマハと同じくらい面白かった。ただし後半限定だけど。前半からは何の希望も見出せないひどい内容だったけど、セットプレーで先制してあとは手堅く守り切るという3位クラブ様のペースにハマりかけたところから勝ち点1をもぎ取れたのは評価出来ると思う。勝たなきゃ今の苦境を脱せないのは百も承知だけど、この試合を単品で評価した時にはそういう評価でいいかなと。

DFラインの配置を変えたのは水永対策だと思われるが、若狭と鈴木の二人はギリギリのところで踏ん張れてたと思う。水永は180cmとは思えない迫力があったし、何度か裏を取られかけたけど、特に若狭がよくカバーしてた。そのDFラインは理由も明確で分かるんだけど、前はさんぺーがケガ明けだったということもあるけど、組み合わせに再考の余地があると思う。前半はDFラインからのビルドアップが外に外にしか動かないため、金沢は守ってて恐くなかったと思う。後半になってさんぺーが動き出しでかき回し始めてくれたことで昌也あたりから縦方向のパスも出るようになった。何とか昌也やジョンヒョンにパスを付けても、そこから先で受ける選手の動きが裏取り一辺倒だとうまくいかないだろうなと今日の前半を観ながら感じた。ポストプレーも大事だし、怖がらずに間で受けようとする動きがもっと必要だと感じた。今日出た以外にも坂井もタメも宏矢もダニエルも(エヴァも?)いるわけで、方向性を定めて早くベストメンバーを固めたい。

その方向性についてだけど、結局今週も新監督は決まらなかった。こちらが望む人材かどうかは別として、大分レベルのクラブを指揮してみたいというS級持ちくらいいくらでもいるんじゃないかと最初は思ってたけど、もう2週間経とうとしてる中で噂すら流れてこないのは相当厳しい状況なのかなと思う。下手すると最初候補に挙げて交渉してた相手に全部フラれて、またリストアップし直してるとかもあるのかな。妥協はせずに、一日でも早く話がまとまることを願う。







ピッチ内アップを始める前にフィールドプレーヤーがゴール裏に挨拶に来た時に、音頭をとってたのがサブのさんぺーだったから「あれ?」と思ってたら武田がキャプテンだった。これで今季キャプテンマークを巻いた選手は何人目だろうか?





日曜日の18時まで日本アルプスの向こう側の街でサッカーを観てたにも関わらず、新幹線のおかげで常識的な時間に極めて快適に帰ってくることが出来ました。本当にありがとうございます。

それにしてももう本格的な夏が始まりそうな気温になってきたのに、いつになったら「最高の週末」とやらはオレのもとに来てくれるのだろうか?もう待ちくたびれたよ。
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岩武くんが大学サッカーデビュー

2015-06-07 01:11:32 | トリニータ
今日は西が丘にアミノバイタルカップを観に行ってきた。最近大学サッカーをよく観るようになって、今年はかれこれもう10試合以上観てる。今日もいつも通りの感覚で西が丘に向けて電車に乗ってたら、明治のメンバー表に岩武くんの名前があってビックリ。試合に絡んでくるのはもう少し先かなと思ってた矢先だったから、驚きつつ試合出場を願いながら西が丘へ。



いつもはメインスタンドど真ん中で観るんだけど、今日は岩武くんのアップ目の前にスタンバイ。そっちが気になっちゃって、試合への集中が切れがちに。



後半30分頃に遂にその時が。



ポジションはトリニータのトップチームでやってた時と同じ右SB。明治の右SBには大学生で唯一五輪代表候補に選ばれてる室屋成がいる非常に厳しいポジション。今日は室屋が左に回って岩武くんが右に入った。







試合終盤で負けてる法政が猛攻をかけてる時間帯だったので、あんまりらしいプレーを見せる余裕はなかったけど、デビュー出来て何より。

関東大学リーグだと新入生も華々しい経歴の選手がたくさん入ってくるわけだけど、その中でも「J2で10試合の出場経験あり」って群を抜いた実績だと思うんだよね。だから開幕戦から早々にでもデビューするんじゃないかと思ってたけど、そうそう簡単なもんでもないんだね。ただ明治はリーグ戦で全然勝ててないから、そろそろメンバーをいじり出す頃だとも思ってたから、これからもチャンスはありそう。



何となく観始めてすっかりハマった感のある大学サッカー。レベルも高いし、選手単体で追っても面白いし、スタンドにかわいい子多いし、本当に楽しい。





関東大学リーグで一番気になる選手は順天堂の長谷川(4年・静岡学園)。サイズは小さいけど、そのトリッキーなプレーには本当に魅了される。間違いなくプロになると思うけど、どこに行くんだろうか。増田さん、肉ばっか焼いてないで、静学コネクションで大分に連れてきてくださいよ。




浦和内定の専修大の福島(4年・静岡学園)。国士舘戦で見せたスーパーセーブ連発は鳥肌もんだった。ただスタンドから見てても、お調子者な感じが伝わってきて、プロに行っても大成するか、全然ダメかのどっちかだろうなと思ってしまう。浦和内定だけあって、キックとかバリバリに周作を意識してて、3本に1本くらいでいいフィードを出す。




柏内定の流経大の湯澤(4年・流経柏)。彼は何がすごいってそのプレーよりもルックスがジョンハンに激似だということ。




岩武くんのポジションに立ちはだかる明治の室屋(3年・青森山田)。FC東京特別指定。リーグ戦では本調子じゃなかったのか、こんなもんか程度のプレーだったけど、今日のアミバイ杯準決勝では唸っちゃうようなさすがのプレーを随所に見せた。素走りが速くて、刈るというよりも絡めとるスライディングタックルがうまい。長友や武藤のように来年はJ中心でもいいよ、岩武くんのために。


ここからは岩武くんと同期のルーキーセレクション。まだ入学から2ヶ月そこそこだけど、早くも存在感を見せつけるルーキーがたくさんいる。



専修の下田(1年・三菱養和)。ゴール前で特徴が出せて、得点に絡める。しかし養和から関東1部の大学に行くと、17号線近辺、もしくは三田線沿線でしか試合をしなくなるねって、ふと思った。



国士舘の大石(1年・清水桜が丘)。リーグ戦首位の国士舘でレギュラーを掴みつつあるゴリゴリ系FW。DFを背負ってからのターンとかのキレが抜群。



流経の小池(1年・新潟Y)。選手層の厚い流経で左SBに定着しつつある。かなり飛ぶロングスローも武器。



一人だけ2部セレクション。





筑波の野口(2年・大津)。今日の準決勝第2試合で目立ったキラ星。2部ながら流経をガンガン押し込む面白いサッカーをしてる筑波の中でも変幻自在のドリブルで左サイドを切り裂いてて目立ちまくってた。対面の柏内定の湯澤にも全くひけを取らなかったし、仕掛けられ続けた湯澤がアディショナルに足をつってたのが印象的だった。MOMにも選ばれてた。プログラムを見ると大分県出身になってたからちょっと気になって調べてみたら、彼は大分U15出身なんだね。柳田さん、ベンチに座ってる場合じゃないですよ。2部にいるうちに唾付けとかないと。


夏には総理大臣杯も観に行ってみたいもんですな。
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ゴレアドールからサルバドールへ(17節京都戦)

2015-06-06 23:31:55 | マッチレポート15’
いまやれることはやり切った結果といったところだろうか。開始早々の2本目を武田が止めてなければ、もう試合は終わってたと思うし、最後まで走り切ったところは意地を見せてもらったようにも思うし。


立ち上がりが不安定だったのは、選手たちの精神状態が不安定なんだろうなというのが思いっきり反映されちゃったように見えた。浮き足立つという言葉そのまんまだった。試合が落ち着いてからはよく盛り返したと思うし、1つでも勝ち点が取れたことは本当に良かった。


田坂さんが数週間前から「後藤はノリにノってる」とコメントしてたけど、正直どこが?というような試合が数試合続いてた。ただ前節からキレのあるところがテレビ画面からも伝わってきたし、なるほどこんなところを言いたかったのねと感じてた。しかし皮肉なもんでごっちゃんを高く評価してた指揮官は解任。そして次の試合でそのごっちゃんが大爆発。シャムスカが解任された次の試合で深谷が長期離脱から復帰していきなり決勝ゴールを決めたのを思い出したよ。監督と選手なんてそんなもんだよね。どちらも素晴らしいゴールだったけど、特に2点目のFKに至るまでの過程が良かったと思う。今週柳田さんが繰り返し言ってたという「素早い攻守の切り替え」をまさに実践した高い位置でのボール奪取、そして自ら仕掛け相手DFにイエローカードを出させFKを獲得。奪う、仕掛ける、決める、全てを一人でやり切ったスーパーなゴールだと思う。ごっちゃんは今までにもここから突き抜けるかっていうポイントが何度かあったと思うけど、その度にもどかしい気分にさせられてきたから、あえて期待はしないけど、もうやれるだろ。お好み焼き屋のおばちゃんに怒られてる場合じゃねえぞ。助けてくれ、このクラブの窮地を背番号9を背負う男が助けてくれ。ゴレアドールであるだけじゃダメだ、後藤優介よ、サルバドールになれ。


次にどんな監督が来るか分からないけど、今日のように戦う姿勢がベースとなることは大前提になるだろうから、少しは光が見えたような気もする。メンバーは誰が出ても変わらないと試合前は思ってたけど、いざ試合が始まってベースがある状態で見ると、ここはこうした方がとか、あそこはもっとこうした方がとかが出てくるから、やっぱり一刻も早く新監督を決めてほしい。
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仕切り直しの一戦

2015-06-06 00:31:51 | トリニータ
この時期ってこんなに忙しかったかなってくらいに忙しいぞ、最近。今週一週間は平日に1試合もサッカーが観られず、気が付くと金曜のこの時間に今節の対戦相手の前節を観るという先週の金曜日と全く同じ行動をしてた。それにしても何でこんなに忙しいのか。


田坂監督解任が発表された月曜日がもう遥か昔のように感じるけども、仕切り直しの一戦がもう明日に迫ってきた。多分この1試合限りと思われる柳田トリニータ。大事なのは新監督就任後だけども、この状況においては1つでも勝ち点を積み上げなきゃならないし、劇薬放り込まれた直後でも勝ち点取れないようだと、いよいよ負け癖が重症化しそうなので、是が非でも勝ち点を取りたい。柳田さんは「サッカーの原点」とか「切り替えの速さ」といったところにポイントを置いてるようだけど、それでいいと思うし、短い時間ではそれくらいしか落とし込めないと思う。フォーメーションも4-4-2に変わるようだけど、こちらが何をやりたいかというよりも京都の4-4-2にガッツリと同フォーメーションでぶつけて局地戦で上回りたい意図なんじゃないかな。この状況の試合において重要なのは、サッカーの質じゃなくてどれだけ「戦える」か?そこ1点だと思う。だから誰が出てもいいとも思う。

京都は前節熊本を破り今季初の連勝を果たした。2ゴールともゴール前でボテボテの押し込みゴール。試合は終始支配し、2試合連続完封勝利目前だったにも関わらず、ラストプレーのCKから叩き込まれて失点。実況も解説もリポーターも、そして選手も無失点の部分にはこだわっていたようで、アディショナルタイムに入ったあたりからその話題ばかりだったにも関わらず、最後の最後で失点しちゃったもんだから終了の笛が鳴ってもとても連勝した雰囲気じゃなかった。でもそんなとこが京都っぽいし、ポテンシャルが高そうなのに、付け入るが隙が十分にありそうないつも通りの京都だ。だから自分たち次第で十分にやれる。目立つのは原川と駒井。大黒はまだ本調子じゃなさそうだから、何とか大人しいままでいてほしいと願う。今日ザルツブルグへの移籍が発表された奥川はいい選手なのは間違いないけど、まだちょっとヤワそうだなという印象。攻守の切り替えとか遅そうなので、右サイドに入る選手はガンガン狙ってほしい。まあ、移籍発表後初戦で注目される試合になったのはラッキーだね。上でガッツリと同じフォーメーションでぶつけると書いたけど、駒井はポジションに関係なくかなりフリーに動き回るので、彼の動きには注意が必要。仕掛けるフリして中にフラフラと入ってきてボランチの原川にボールを預ける。彼のいなくなったスペースに右SBの石櫃が走り込んで、そこに原川から精度の高い中距離パスがピタッと通る流れはマジでイヤな攻撃だ。でも多分やってくる。ヤス頼む。


一つ大きな思い違いをしていた。松山さんが監督代行をした時の試合は現地で観てたこともあって鮮明に覚えてるんだけど、スカンズの時もいい試合をした印象があって勝ったつもりだったけど、さっき記録を見たら、1-2でジュビロに負けてた。さすがに10年前とかだと忘れるもんだね。ということで、何となくだけど明日の試合は新監督がもう決まってて現地に来てるような気がする。ホントに何となくだけど。ちなみに個人的な希望は松田浩。現在の状況とか年俸とか細かいことは知らんけど、あくまでも希望。でも一方で、絶対に避けなきゃいけないのは、田坂さんに松田浩パターンでJ3に叩き落とされること。

もう半日でキックオフ。大事な試合だけど、明日は大学サッカーを観に行こうと思ってるので、リアルタイムでは観られない予定。帰ってからじっくりと観ようと思う。さて、どうなるか。
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田坂監督解任

2015-06-01 23:46:39 | トリニータ
早かったのか、遅かったのか、はたまたこれで良かったのかはシーズンが終わってみないことには誰にも分からないわけで、いまアレコレ言っても仕方ない。4月の頭に見切りをつけていた自分としては正直「やっと」の思い。


昼間に解任のニュースを見た時には色々と思ったこともあったけど、いま文章にまとめてみようとしてもうまく表現出来ないので、気分がノればまた改めて書こうと思う。(とりあえず明日にでも根拠なき新監督予想でもしてみようかな)


いま一つだけ思うことは、早く新しい監督を決めてほしいということ。自分が最もよく知る選手たちに対して、新しい監督がどういうアプローチで、どういうチームに仕立て上げていくのかを見られるのが、いちサッカーファンとして単純に楽しみ。4年半も同じ監督が続くとどうしてもマンネリしてしまうし、新鮮さという面での面白さが戻ってくるのは嬉しい。


大分トリニータは代々代行監督には定評があるから京都戦は勝つと思うけど、劇薬が化学反応を起こし始めるのがいつになるのか。一刻も早く新監督を。そして選手たち、横一線だよ。もう誰もレギュラー保証されてないからね。
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