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銀幕大帝α

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女体銃 GUN WOMAN

2017年03月19日 14時46分42秒 | 邦画アクション
GUN WOMAN
2013年
日本
86分
アクション/エロティック
R18+
劇場公開(2014/07/19)




監督:
光武蔵人
『KARATE KILL/カラテ・キル』
脚本:
光武蔵人
出演:
亜紗美
成田浬
鎌田規昭
マシュー・ミラー
ディーン・シモーン




<ストーリー>
大財閥の息子・浜崎に妻を殺された「マスターマインド」は、復讐のために金で買ったマユミを暗殺者に育て上げる。射撃と格闘術を身に付けた彼女は、浜崎のいる陸の孤島に潜入し…。

血の海へ、墜ちて行け。

-感想-

光武蔵人監督作で唯一未鑑賞だった本作を早速観てみた。

ネクロフィリアの変態おじさん浜崎。
このキャラがずば抜けて良い。
何が良いのかって?
容姿からして最強にキモいからさw

妻殺しの変態に復讐を誓った一人の男。
何故に自分の手で復讐を果たさないのかは負傷した足の具合を見れば納得。
あれでは流石に近付くのは無理。
となると代わりの人間が必要となる。
それがヤク中になっているマユミ。
彼女の体からヤクを綺麗に抜き取り、体術と射撃術、そして銃の分解&組み立てを徹底的に叩き込んで行く。

金で買われ、鍛え上げられ、利用される女マユミ。
拒否しようと思えば幾らでも出来た筈。
実際に銃を向け反抗意識を見せるシーンもあった。
しかし、彼女は男の言うがままに暗殺者の道を選ぶ。
それは多分、マユミ自身が必要とされている事を悟り、男の悲しき想いを理解し、廃人状態になっていた体を再起させてくれた恩情が自然に生まれたからかもしれない。

男とのファック中にイメージ風な映像が飛び出るが、これが中々に芸術的。

エロさとグロさが相重なって素直に美しい画だなと感じた。

厳重に警備体制を敷いている施設にどう入り込むか。
この難問に辿り着いた答えが、一時的に死体となり体内に解体した銃を埋め込んでおくという荒業。
時が来たら自ら銃を体から取り出し、出血で死に至る20分間までにターゲットを撃ち抜き抹殺する。
よくまあこんなアイデア思い付いたなと感心したよ。
体に銃を埋め込みそれを使って復讐を果たすのよ?
発想力豊かじゃないとこんなの頭に浮かばないって。

自血で全身真っ赤に染まり意識朦朧とする中でも、気力を振り絞って敵を倒し、そして遂に復讐の対象者と対面する。

全裸おっさんVS全裸ねえちゃん

シュール過ぎる光景の中に、全弾撃ち尽くしたマユミに勝算はあるのか!?という緊張感が走るも、その手が残ってたかという驚きを知り、そして見事に成し遂げられる男から託された怨念を一撃で見舞う作戦の成功という構図、これら色んな要素がひしめき合い、見所溢れるクライマックスと化してました。

取り合えず後半はずっと全裸で且つ頭の先から足の指の先まで血塗れという体当たり演技で魅了してくれた亜紗美姐さんの根性演技にはお疲れ様でしたと拍手を送りたい。

それを言っちゃうと浜崎のおっさんも初めから真っ裸やったやんけ、てなるけれど、こいつは只のキチガイだから、同じ裸でも意味合いが全然違うんだよ(笑)。

最初に出てきた語りのヒットマンの正体、彼が冒頭で殺した女は誰だったのか、そしてその後マユミはどうなったのか、これらの疑問もラストで綺麗に明かされる。
物語構成に抜かりはなく、一般的に言うならばB級映画ではあるが、画力で押し切り見せる映画、魅せる映画としてきちんと成立させている辺りに、光武蔵人監督は本作で演出力を大きく磨き、それを活かしての次作『KARATE KILL/カラテ・キル』にて手腕を見事に開花させ、本物の素人路線から抜け出せた“監督”として成長していった証が私の目には見えてきた。

確かな発想性と演出性はこの2本で証明されたでしょう。
ファンの期待はもう5作目の行方に目が向けられている。
試される次なる完成品。
プレッシャー半端無いかもだが、監督さんには是非とも才能を惜しみなく使って新作の製作を頑張って頂きたい。

評価:★★★
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切り株画像(映画『女体銃 GUN WOMAN』より、妻殺しの男の首、取ったどー!)

2017年03月19日 14時45分34秒 | 切り株“TV”画像(閲覧注意)
【ネタバレ注意】

怨念の相手、浜崎の頭を撃ち抜き、首を斬って全てを遣り遂げたマユミ。

ほらよ、冥土への土産だ、持って行け。
これで安心してあんたもあの世で奥さんと幸せに暮らせるだろう。

切り株度(1/5)

レヴュー:『女体銃 GUN WOMAN』
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ミュージアム

2017年03月18日 14時39分56秒 | 邦画サスペンス
2016年
日本
132分
サスペンス
劇場公開(2016/11/12)



監督:
大友啓史
『秘密 THE TOP SECRET』
原作:
巴亮介
脚本:
大友啓史
主題歌:
ONE OK ROCK『Taking Off』
出演:
小栗旬沢村久志
尾野真千子沢村遥
野村周平西野純一
丸山智己菅原剛
田畑智子秋山佳代
市川実日子橘幹絵
伊武雅刀岡部利夫
五十嵐陽向沢村将太
大森南朋沢村久志の父
松重豊関端浩三
妻夫木聡カエル男



<ストーリー>
自らをアーティストと称し、雨の日に猟奇殺人を繰り返す「カエル男」。刑事の沢村は事件を追うが、カエル男の次のターゲットは沢村の妻だった。

あなたは、
最悪のラストを
期待する


-感想-

幾らじっくり観ても妻夫木聡だと認識出来ない。
ただのハゲサイコ野郎としか目に映らん。
髪があるないの違いだけでこうも見た目自体が変わっちゃうものなのか。
人体の七不思議やね。

親が親なら子も子だわな。
家庭を顧みない親父をあれだけ嫌ってた癖に本人も同じ様な道を辿っている。
まあ殉職した父の跡を継いだ時点で先は見えてたか。
刑事てそんなに忙しい職業なのかな、知らんけど。
別に浮気していて家に帰って来ない訳じゃないんだし、その辺妻は理解してやって欲しいよね。
それが分かってて結婚したんじゃねぇの?
仕事馬鹿になるのもいいやん。
但し仕事馬鹿過ぎるのは駄目だとは思う。
適度に働き、適度に家族を気遣う、これ大事。
結婚もしてない私が言っても何の説得力もないけどなww

キャッチコピーが
“あなたは、
最悪のラストを
期待する”

いや、どう考えてもあの状況で最悪なものは期待出来んでしょ。
警察が取り囲んでいるわ、妻の頭を撃ち抜く度胸も無さそうだわで、どうせモタモタしている間に邪魔が入って何事も無く平凡に終わるんだろ?て軽い気持ちで観てたけど、案の定予想した通りだった。
キャッチコピーであれだけ煽っておいてこれだもん、日本映画はどうにもハッピーエンドに持って行きたがる傾向があって、正直つまらん。

妻夫木が日光食らって「顔がぁ顔がああ嗚呼!!」とお前はヴァンパイアかよてツッコませるよりもだな、「うっわああ、なんちゅう最悪な結末・・・」と愕然的な顔にさせられるようなものを用意してこそ、煽りのキャッチコピーが映えるてもんよ。
これだと
“あなたは、
最悪のラストを
期待しちゃうかもだけど期待しない方がいい”

が似合ってる。
どうせ・・・え!?まさか本当に!?
こういう展開にきっちり答えてくれるのはエグさと絶望さに定評のある韓国映画だろうなぁ。
あの国なら、原作無視してとことん観客の心を握り潰すような衝撃的なラストを考えて映像化してしまいそうだもん。
その国が製作する映画に対しての印象てやっぱりあるかと。
そういう意味でも邦画(特に全国公開する一般映画)は観客に気分良く席を立って貰いたいのか幸せな形で締めくくるのが多い。
こちとらそんなの望んでねぇっての。
サイコで行くならサイゴまでサイコで貫けよ!!
中途半端なハッピーエンドはいらんですよ。

とは云え、そのラスト以外は割りと面白く観れた作品。
なので、余計に安全安心で終わるラストが気に食わない。
そういや主人公の息子が首筋をボリボリと掻いてたな。
犯人と同じ症状が出てきたて事か、、、だから何?
は?もしかしてここに“最悪のラスト”を掛けてるとか言い出す?
まあ雨の日以外のお外には出られなくなった息子となるなら“最悪”には違いないが、ここを指しての“最悪”なら、かなり言葉の重みが違ってくるんですけど。

今作の可愛い子役図鑑

父親が胴体縦真っ二つにされた状態で自宅に送り届けられる家族の娘さん。


通り魔に襲われそうになっている所を主人公の父親に助けられた母子の娘さん。

評価:★★★☆
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関連作:
『ミュージアム -序章-(2016)』
『ミュージアム(2016)』

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切り株画像(映画『ミュージアム』より、映倫に指定が入らなかったわけ)

2017年03月18日 14時33分04秒 | 切り株“TV”画像(閲覧注意)
【ネタバレ注意】

それは犯人が精巧に作った人形だったから。

これよりも犬に食い殺された遺体の方が大いにグロい。

切り株度(2/5)

レヴュー:『ミュージアム』
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ジェイソン・ボーン

2017年03月17日 17時14分10秒 | 洋画アクション
JASON BOURNE
2016年
アメリカ
123分
アクション/サスペンス
劇場公開(2016/10/07)



監督:
ポール・グリーングラス
『キャプテン・フィリップス』
製作:
フランク・マーシャル
マット・デイモン
ポール・グリーングラス

脚本:
ポール・グリーングラス
出演:
マット・デイモンジェイソン・ボーン
ジュリア・スタイルズニッキー・パーソンズ
アリシア・ヴィカンダーヘザー・リー
ヴァンサン・カッセルアセット
トミー・リー・ジョーンズロバード・デューイ



<ストーリー>
CIAの極秘プログラムが始動したと知らされた最強の暗殺者・ボーン。CIAエージェントのリーは、再び姿を現したボーンの追跡を開始するが…。

取り戻した記憶すべてが覆された時、新たな戦いが始まる。

-感想-

ちょくちょくボーンが賭けファイトで戦い相手をぶちのめしているシーンを入れてたけど、あれはラストバトルに向けての布石だった訳ね。
肉弾戦やらせると半端なく強いんだぞ、てのを分らせた上で対アセット戦へと万全の体制で持ち込み、鑑賞者側もどういう形で仕留めるのかそこに最もな期待を抱かせる、そういう意味での(接近戦が一番強い)印象を植え付けた繋げ方は演出的に上手い。
一瞬劣勢になるも、どうってことないっしょと余裕な目で観れちゃいますしね。

ぶっちゃけ、中盤の白バイ逃走と、後半のカーチェイスだけが面白かった。
撮影用にある程度改造しているようだけど、それでも装甲車の破壊力は凄まじい。
前走車をボンボン跳ね飛ばして突っ切っていく様が圧巻でした。
マット・デイモンて出来るだけ自分で運転するように努力しているとか有村昆が言ってなかったけかなぁ。
記憶違いだったらゴメン。
にしても、カーチェイスの締めが装甲車の屋根に車着地てのは驚き。
そりゃああんなの一度で成功する確率なんて低いわな。
何度も撮り直したらしいけど、チャレンジする価値はある芸当だとは思う。

他のシーンねぇ。
良く分らん。
ボーンを復帰させるか殺すかの話だろうとおおよその見解は出来たけれど、細かい部分は俺のバカ脳では追いつけない。
内容を頭使って考えて理解して観るアクションものは余り好きじゃない。
アホでも気楽に観れる単純明快なアクションの方が自分的には好感度が高い。
だから感想が“あのカーチェイスが良かった”としかならんのよ、私の場合はね。

リー役のアリシア・ヴィカンダーさんはそんなに好み顔じゃないけれど、あの終始しかめっ面している表情の作りには何故か萌えた。
あの顔で「この豚野郎!」と尻叩かれたら勃起しちゃうかも(何書いてんだ俺ww)。

評価:★★★
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メーカー:NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社

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関連作:
『ボーン・アイデンティティー(2002)』(第1作)※個人的評価★★★
『ボーン・スプレマシー(2004)』(第2作)※個人的評価★★★
『ボーン・アルティメイタム(2007)』(第3作)※個人的評価★★★
『ボーン・レガシー(2012)』(第4作)
『ジェイソン・ボーン(2016)』(第5作)

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