ベルリン・オブ・ザ・デッド

Rammbock／１０年／独／６２分／ゾンビ・ホラー／劇場未公開
監督：マーヴィン・クレン
出演：ミシェル・フィス、テオ・ターブス、アンドレアス・シュロウダー、カタリーナ・リビルス

＜ストーリー＞
ベルリンに新型ウイルスが蔓延し、ゾンビ化した人々が人類に襲い掛かる。
＜感想＞
事の始まりは丸っきり描かれていないけれど、６２分という短尺できちんと話を纏めている所は見事。

舞台はアパートのみ、惨たらしい描写もなく、いかにも低予算ゾンビものだが、画面からはそんなものは微塵も感じさせない。

部屋に閉じ込められた住人と窓からコミュニケーションを取りながら、時には壁をぶち破って隣室に逃げ込んだり、屋根裏に隠れ込んだりと雪崩れ込むゾンビから必至に逃れようとする主人公の姿に随時、緊張感が滲み出ている。

別れたくないガールフレンドとの再会、ちらつく男の影、そして絶望の果てに生まれる愛の抱擁。

別れ話に縺れている恋人同士のメインストーリーが、有るようで無いようで実はしっかりと描かれている点も評価したい。

最近ゾンビ撃退方法も趣向を凝らしている。
頭を吹き飛ばすオーソドッグスなものから始まり、首を切断する、骨まで焼く、塩素をぶっ掛ける、ゾンビの真似をして歩く等など。

今回は、カメラのフラッシュ。
ピカッと光らせたらゾンビがヒッとなって後退。

今後、どのようなアイデアを用いてくるのか、益々ゾンビ映画からは目が離せない。

評価：★★★
１０／１２／０５ＤＶＤ鑑賞（新作）
ベルリン・オブ・ザ・デッド　彩プロ

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レンタル開始日：2010-12-03