銀幕大帝α

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ナイトライダー

2014年08月15日 03時07分50秒 | 洋画アクション
CHERNAYA MOLNIYA/BLACK LIGHTNING
2009年
ロシア
106分
SF/アクション
劇場未公開




監督:
ドミトリー・キセレフ
アレクサンドル・ヴォイティンスキ

出演:
グレゴリー・ドブリギン
エカテリーナ・ヴィルコワ
ヴィクトル・ヴェルズビツキー
ワレーリー・ゾロトゥーヒン




<ストーリー>
正義感は強いがちょっとサエない大学生・ディマは誕生日の朝、両親からボロボロの車をプレゼントされる。落胆するディマだったが、やがてその車の特殊機能を知り人生が激変する。



-感想-

残念ながら車が喋るナイトライダーではありません。
代わりにジェット噴射で空を飛ぶナイトライダーなんですねぇ。
これで花屋の配達も楽々です。
ロシア名物大渋滞も関係ありません。
「パパ、車ってお空を飛べるの?」
「それはないな」
てな飛ぶ瞬間を目撃した子供がお父さんに尋ねる場面は「夢」があって良いですね。

まぁなんやかんやあって、その空飛ぶ車の原動力を欲しがる悪い奴が出てくる訳ですよ。
んでその男も新車を改造して空を飛べるようにするのですが、その改造車の見た目がまんま『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』のデロリアンそのものでかなりカッチョエエ!

旧式VS新式という白熱した車同士の空中バトルが終盤繰り広げられますが、新式は時間を掛けずにとりあえず旧式と戦える為にチャチャッと作り上げた代物なので、肝心な所で起動停止でさよ~な~ら~。
宇宙まで新式を力で持っていってしまった旧式の完全勝利!
車の見た目は古くても、装備が完璧に整っていたってのが大きな勝因やろね。
予備動力も備え付けられてたし、なによりパラシュートまで緊急着陸用に完備されてたし。
幾らハイテイクなマシンでもただ飛べるだけじゃ勝ち目は無いって事さ。

主人公の父が日々「困っている人が居たら助けろ」と教えていたが、僕にはそういうの関係ないねという考えを持っていたが為に、大切な父をチンピラによって殺されてしまう。
刺された場所が彼が居た目と鼻の先で、通行人の「人が刺されている!助けてあげて!」という言葉を軽く受け流してしまった事が、父を救えなかったという主人公にとっては重い罪悪感を引き起こしてしまう。
これを気に彼は人助けをする!というヒーロー像に目覚めるのです。

素性を隠してひたすら空飛ぶ車で犯罪・事故の手助けに向かう主人公。
その模様はニュースにも取り上げられ、このヒーローは一体誰なのかという大きな話題にもなる。

で、主人公が片想いしている女性もヒーローに惚れる訳ですが、ちょっとした勘違いで違う男をそのヒーローだと思い込んでしまうのです。
自分がヒーローだとは決して言わない主人公。
片や別の男をヒーローだと思って惚れ込んでいる女性。

くぅ~。
このすれ違いの恋ったらもう!
やきもきしちゃいますぜ。

やきもき全開のままストーリーは終盤へ。
敵の男に捕まり、ピンチに陥った女性の前へ「僕がナイトライダーだ!」
「あ、貴方だったのね!!」

父に教わっていた秘密の合図でドビューンと彼女を救い出すナイトライダー!
ここ、超カッコ良い!!

こういう最後まで恋仲に発展しないヒーローものも悪くない。
だからエンディングでの清々しいハッピーエンドには「ようやっと恋が実ったか」というニンマリさせられるものを感じ取ってグッとくるものがありましたなぁ。

評価:★★★☆
14/08/14DVD鑑賞(新作)
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