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銀幕大帝α

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ミステイクン

2012年03月28日 22時33分09秒 | 邦画ホラー
11年/日本/73分/コメディ・ホラー/劇場公開
-監督-
伊藤隆行

-出演-
川島邦裕
ロッシー
宮崎吐夢
河本準一
川田広樹
金田哲
大橋未歩
木下優樹菜
ラサール石井
草野仁
<ストーリー>
「自分の部屋が気持ち悪い」とカメラを回し始めた川島。ところが、衝撃音、フリーズ、不協和音、リフレインなど奇怪で恐ろしい現象が次々と川島を襲い…。
<感想>

構想二日、撮影二日、編集二日
計六日と長期(笑)に渡って作られた野心作。

冒頭、リアルタイムで10分間、尺伸ばしの為だけに監督と川島・河本による対談を収録。
流石芸人だけあって会話だけでも十分に笑わせてくれる。
その中で監督も言っていたが、本編開始から20分間は観るに堪えないものらしい。

そうこうしている内に尺伸ばし10分はあっという間に過ぎ本編が始まった。
確かに・・・酷い20分間だ(笑)。

川島のドアップ顔、半ケツ、電子ピアノを弾きながら意味不明な歌を歌う。
生活姿を普通に撮っているだけなのだから。
けど妙にクスッと笑える雰囲気にはなっていた。
屁こき過ぎ。

事態が動き出すのは監督の予告通り20分が経過しての川島の部屋に宅配業者が荷物である鏡を持ってきてから。

ここから普通に夜中に観ていたらビクッてしそうな心霊現象が度々映り込んで来る。
風呂場で飼っている生きタコとの絡みも展開上、良いアクセントになっていた。

次々と気味の悪い恐怖に襲われる川島だが、何故か恐怖体験後はやけに落ち着いているのが気になった。
その謎は終盤で一気に明るみになるのだが。

実はこれ全部、草野仁司会による川島をネタに間違い探しをしていく芸能人クイズ番組だったのだ。
この発想は中々ユニークで面白く思えた。
しかもその後二段オチまで用意されている。

本編最初に河本が「あの間違いにさえ気付いていれば」と言っていた意味がようやく解る仕掛けが最後の最後で日の目を見るのである。

人によっては下らない作品と思うかもしれない。
しかし私としてはこの短さの中で中々の味のある中身が出来上がったんじゃないかとそこそこに感心させられるものはあった。

好きか嫌いかと聞かれれば好きな作品。

オフィシャル・サイト

評価:★★★
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コメント (2)
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