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銀幕大帝α

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バチアタリ暴力人間

2010年08月15日 22時08分43秒 | 邦画アクション
10年/日本/114分/オリジナルビデオ
監督:白石晃士、笠井暁大
出演:白石晃士、笠井暁大、山本剛史、福島慎吾、堀田範仁、長澤つぐみ、大迫茂生

<ストーリー>
心霊ビデオを撮影していた白石コージは、ふたり組のチンピラに現場をメチャクチャにされてしまう。さらに、彼らは白石にギャラを要求し、自分たち主演の心霊ビデオ話を持ち掛ける。
<感想>
ハッタリドキュメ撮らせたら本当に面白いものを作るよな~。

今まで彼の色んな偽ドキュメ作品を観させて貰ったけれど、本作程ふざけた内容は無かったから、逆に新鮮さを感じてちょっと引きつけられてしまった。

パンツ一枚で股間を押さえながら踊る白石晃士監督なんて貴重過ぎてヤバイでしょ(笑)。

お得意のモキュメンタリーでありながらも、何処かバカバカしくて不真面目で下品で暴力的な異色作品なので、監督の作品を網羅している人以外は観ない方が賢明ですね。

私でも終盤のアレやアレにはかなり引いちゃったもんな~。

有る意味凄いけど、有る意味正しくバチアタリな問題作ですよ、これは。

評価:★★☆
10/08/15DVD鑑賞
ドキュメンタリー風アクション・コメディ・ホラー 長澤つぐみ クリエイティブアクザ DVD新作
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第9地区

2010年08月15日 21時37分08秒 | 洋画アクション
DISTRICT 9/09年/米・ニュージーランド/111分/劇場公開
監督:ニール・ブロンカンプ
出演:シャールト・コプリー、デヴィッド・ジェームズ、ジェイソン・コープ、ヴァネッサ・ハイウッド

<ストーリー>
南アフリカに住み着いた宇宙難民の異星人居住区で、謎の液体を浴びた男の体が異星人化していく。
<感想>
低予算でここまで描ききれる、これは凄い事だと思うよ。

上空に停滞している巨大宇宙船、薄汚く気持ち悪い姿形で地球の移住区に留まるエビども、レーザー・ガンやらミサイルやらでMNU部隊を一掃しまくるパワードスーツ。

これだけの大作にも引けを取らないCG技術やセットを用意しながらも、3000万ドルの予算で抑えられたこと自体が信じられないのに、更に新人監督や無名俳優起用ながらも濃厚なストーリー展開に驚きと興奮すらも与えてくれる奇跡のような作品に仕上がっているのだから脱帽せざるを得ないです。

モキュメンタリーから始まる本作はMNU職員ヴィカスを中心に置きながら、エビたちへの強制移住計画、実行、そしてヴィカス本人に降りかかる予想外な事態へと繋がっていく。

エビたちを汚らわしいものたちとして上から見下し、卵ですら平気な顔して始末する傲慢で横暴な態度を見せつけるヴィカスには流石に観ていて良い感じはしない。
しかし彼の不注意で体に異変が起こり始めてからは、毛嫌いしていたものになっていくという焦りと恐怖が表情からひしひしと伝わり、必死で変貌を食い止めようと無謀な行動に走る姿、猫缶を貪り食う自分に悲観し涙する感情変化の著しさが丁寧に描写された事で、徐々に彼の傷ついた心情に同情し始め、否応無しにヴィカスというエリートから一気に化け物へと落ちぶれた人間に応援心すら湧いてくる。

この一人間の心理状態を深く掘り起こしたドラマ部分は、アクション巨編へと繋がる中盤以降の布石としては申し分ない程の完璧さを生み出している。

そしてヴィカス本人が運命をかけて挑む対MNU部隊との攻防では、迫力と残酷さを兼ね揃えたアクションが堪能出来るが、ここでも一匹のエビに全ての信頼を託し、事を終え力尽きた彼の瞳の奥に、未来に訪れるであろう信用による希望が映り出ていて、程良く感動的な余韻を与えてくれるのだ。

本作ではテーマ性云々が素晴らしいと言われているが、私は一人の男が運命に翻弄されていく大きくも繊細さに長けたドラマな流れに秀逸さを感じた。

オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★★★☆
10/08/15DVD鑑賞
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TEKKEN 鉄拳

2010年08月15日 03時01分39秒 | 洋画アクション
TEKKEN/09年/米/93分/劇場公開
監督:ドワイト・リトル
出演:ジョン・フー、ケリー・オーヴァートン、ケイリー=ヒロユキ・タガワ、イアン・アンソニー・デイル

<ストーリー>
近未来。街を牛耳る巨大財閥の警備隊に母を殺された青年が復讐に燃える。
<感想>
日本の宝(ゲーム・漫画)を最大限に駄目な実写化にする典型的な1本。

衣装だけ似せて、キャラクターの持ち味、魅力を全く活用していません。

タイ映画のガチファイトで目が肥えてしまっている私としては、只ぶん殴っているだけの痛さが伝わってこない戦いを見せられても面白くもなんともない。

髪だけがしっかり三島平八していたのに、戦わないのね。
満を持してラスボスで出てきた三島一八(どう見ても親子じゃねぇだろ)なんて鉄の斧振り回してからっきし弱いんだから困ったちゃんです。

アメリカ人って自国の漫画キャラはきちんと上手く描くのに、どうして日本のものは中途半端にしか引き出せないんでしょうかね。

嫌がらせか!

もうこれからは日本のキャラクターものは全て三池崇に作らせなさい!
メリケン野郎に任せるとろくなもんが出来ないって、いい加減気付けよな。

あ、でもクリスティ・モンテイロのハミケツは最高でした。

所で警備部隊のヘルメットが剣道具ってのは軽いジョークだよな?
寒過ぎて笑えないけど。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★☆
10/08/14ブルーレイ鑑賞
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関連作:
『TEKKEN -鉄拳-(2009)』(第1作)
『鉄拳 Kazuya's Revenge(2014)』(第2作)
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沈黙の鉄拳

2010年08月15日 02時29分16秒 | 洋画アクション
A DANGEROUS MAN/09年/米/94分/劇場公開
監督:キオニ・ワックスマン
出演:スティーヴン・セガール、マーライナ・マー、ジェシー・ハッチ、バイロン・ローソン

<ストーリー>
元特殊部隊員の男が、麻薬密売事件に巻き込まれた女性と彼女の叔父を救う為、銃や拳法を駆使して悪徳警官やマフィアと戦う。
<感想>
好き者には持て囃されているだけに、もはや日本の父か、大阪の親父か、本国では当たり前のDVDスルーなのに、しっかり劇場公開してくれる日本には敬意を持って貰いたいセガールオヤジの最新作。

新作とは言え、中身は相変わらず安っぽい毎度御馴染の似たり寄ったりな展開なんですけどね(笑)。

冤罪でムショにぶち込まれた元特殊部隊員(またか)のおっさんが、無実が認められて晴れて6年ぶりに出所した日に、酒店の前でチンピラ2人をボコボコに殴り車を奪った上に、警官殺しを目撃した青年を中国マフィアから助けるだけじゃ物足りず、トランクに押し込められていた美女を救出し、更にロシアン・マフィアと手を組んで、彼女の叔父を救うべく組織のアジトへと無表情でずかずかと乗り込んで壊滅させて、めでたく解決・・・。

暇人かっ!!

冒頭では暴漢に襲われた妻を助ける善人ぶりを見せていたのに、出所した途端に悪党も尻尾を振って逃げ出す暴君オヤジに大変身。

この無茶苦茶さがセガール映画の持ち味ではあるが、もう一つの持ち味である無敵ぶりも最大に発揮。
銃弾は避けて飛んでいるし、カンフー野郎相手でも一発もヒットしないしと、かすり傷一つ無しのノーダメージを常に保ちながら、終始セガールオヤジのどすこい拳法で瞬殺祭りを開催しているだけなので、ほとほと苦笑いしか出てきません。

そりゃあゾンビが相手でも一捻りしていたんだもん、生身の人間が幾ら必死になっても太刀打ち出来るはずがない。

もうこのオヤジを倒すには核弾頭を放つしかないかもしれない。

オフィシャル・サイト(日本語)

参考:
『沈黙の戦艦』(沈黙シリーズ第1弾)
『沈黙の要塞』(沈黙シリーズ第2弾)
『暴走特急』(沈黙シリーズ第3弾)レンタル済み
『沈黙の断崖』(沈黙シリーズ第4弾)レンタル済み
『沈黙の陰謀』(沈黙シリーズ第5弾)
『沈黙のテロリスト』(沈黙シリーズ第6弾)
『沈黙の聖戦』(沈黙シリーズ第7弾)
『沈黙の標的』(沈黙シリーズ第8弾)
『沈黙の脱獄』(沈黙シリーズ第9弾)
『沈黙の追撃』(沈黙シリーズ第10弾)レンタル済み
『沈黙の激突』(沈黙シリーズ第11弾)レンタル済み
『沈黙の奪還』(沈黙シリーズ第12弾)レンタル済み
『沈黙の傭兵』(沈黙シリーズ第13弾)レンタル済み
『沈黙の報復』(沈黙シリーズ第14弾)レンタル済み
『沈黙のステルス』(沈黙シリーズ第15弾)レンタル済み
『沈黙の鉄拳』(沈黙シリーズ第16弾)
『沈黙の鎮魂歌』(沈黙シリーズ第17弾)
『沈黙の逆襲』(沈黙シリーズ第18弾)レンタル済み

評価:★★☆
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バイオレンス・アクション スティーヴン・セガール R15+ ワーナー・ホーム・ビデオ DVD新作
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ゴールデンスランバー

2010年08月15日 01時27分31秒 | 邦画サスペンス
09年/日本/139分/劇場公開
監督:中村義洋
出演:堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり、柄本明、濱田岳

<ストーリー>
首相暗殺の濡れ衣を着せられた平凡な男の逃亡劇。
<感想>
中村義洋監督と原作者伊坂幸太郎による3度目のコラボ作品。
奇想天外なストーリーが話題を先行する過去の2作品(『アヒルと鴨のコインロッカー』『フィッシュストーリー』)と同じく本作でも先が読めずにグイグイ引き込まれる面白さがあります。
随所に出てくる仲間達との思い出のシーンもきちんと伏線として機能しているし、追われる立場になった青柳が繋がりを持つ者、持たない者から助け舟を出されて右往左往に街中を逃げ回り、今後どういう行動を起こすのか、小刻みな流れの良さが興味を生み出し緊張感も持続させてくれます。

只、少しばかり現実離れ感が目に付く。

例えば白昼堂々とショットガンをぶっ放すサイコキラー刑事はまず日本社会には有り得無さ過ぎ。
ラストの下水管花火も、何時の間に?という疑問と共にそんな馬鹿なという苦笑感すら抱いてしまう。

国家陰謀を匂わせる事件背景も有耶無耶で終わっているのもすっきりしない。

青柳が最終的に下す決断も、結果的には彼自身が負けを認めた様な感じがして、納得も清々しさも得られない。

フィクションだからと片付けられればそれで終わりだが、終盤の展開が余りにも急ぎ足になった上に、それまで維持されてきた現実味が一気に崩壊してしまった事で、物語の行き着いた先に全く親しみを湧けなくなってしまった。

纏まった様で本当は全く丸く収まっていないんじゃないかなぁ。

起承転までは合格点だが、やり過ぎてしまった結によって今一つ心に響くものが無かった事がとても残念。

確かに先が読めない面白さで飽きる事無く観れたが、映画は終わりが大事だというのを思いっきり感じさせれました。

オフィシャル・サイト

評価:★★★
10/08/14DVD鑑賞
サスペンス・ミステリー 堺雅人 竹内結子 吉岡秀隆 劇団ひとり 柄本明 濱田岳 ベンガル 大森南朋 貫地谷しほり 相武紗季 永島敏行 石丸謙二郎 ソニン でんでん 竜雷太 伊東四朗 香川照之 斉藤和義 アミューズソフトエンタテインメント DVD新作
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関連作:
『ゴールデンスランバー(2018)』(同一原作(韓国版))
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