いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

真夏に成長するもの

2006年08月10日 | 極楽日記

 一日中、ミルクを飲んでいるか泣いているかの印象が強い極楽息子(小)ですが、可愛らしい顔をして見せることもあります。何かの拍子で「にまっ」と笑うのがとても面白いんですが、タイミングが難しくてうまく撮れません。

 こっちも負けずに成長しています。今度は「大きくなったらパイロットに」などと言っているようです。ママの希望がかなり入っていますね。花形である一流航空会社の旅客機キャプテンになるのはとても狭き門だそうです。どんな仕事だろうと、一流になるのは楽じゃないですよ。

 夏も本番です。毎日暑い暑い。さすがにヒマワリは夏の花なので元気一杯です。

 極楽息子(大)のために花壇に植えてみたトウモロコシが大きくなってきました。間引きしてないし、肥料もきちんと与えてないので、見て楽しむ程度ですが。

 小さいながら実もあります。トウモロコシは取れすぎてもすぐ味が落ちてしまうので、家庭菜園では子供が喜ぶ程度に取れればいいです。来年は酷暑でも強いと言われるオクラでも植えてみましょうか。知らなかったのですが、アフリカ原産で暑さに強く、真夏に収穫できる貴重な野菜だそうです。オクラやゴーヤのような夏野菜からエネルギーを分けてもらえば、夏ばても軽くなるでしょうか。

 これは番外編。ホームセンターで買ったハエジゴクとムシトリスミレ。実用性はよくわからないので、子供のおもちゃみたいなもんです。
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豊橋市自然史博物館(続き)

2006年08月09日 | 極楽日記(日帰り)

 夏休みは子供の入館者が多いので、いろいろイベントがありました。豊橋市もサービスに励んでいます。これは石膏で恐竜のレリーフを作らせてくれるコーナー。学芸員のおっちゃんが三河弁で指導してくれます。動物園で木曽馬の乗馬体験、なんてのもありましたが、小学生が対象なので極楽息子(大)は該当せず。また来年があるさ。

 極楽息子(小)もルーフェンゴサウルスに触ってみました。写真のフォーカスが間に合わずにボケボケ。一般にソニーのカメラはフォーカスが遅いみたいです。大相撲の力士など、強い人に抱っこしてもらうと強い子に育つと言われていますので、恐竜でも少しはご利益があるでしょう。前に賽銭入れを置いとけば、豊橋市の財政にも貢献するかもしれません。

 こちらは新生代の展示。高校の教科書にも載っているウマの進化を化石で追ったものです。恐竜を見た後ではインパクトに欠けるかな。

 また外に出て、アンキロサウルスの背中に登って楽しそうに遊ぶ極楽息子(大)ですが…。

 実は降りられなくなって困ってたんです。「登るより降りる方がずっと難しい」ということを学習してくれたでしょうか?ちなみに、「恐竜には登らないで下さい」という表示がきちんとありますので、博物館として恐竜登りを認めているわけではありません。
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豊橋市自然史博物館(中に入ってみると)

2006年08月08日 | 極楽日記(日帰り)

 恐竜の王様として子供に大人気のティラノサウルス。でかい顎で何でも噛み砕きそうですが、動きが鈍いので狩りは上手じゃなかったそうです。生後数年から15年ほどの子供は体形がずっとスリムで動きが速く、むしろ子供が狩りの主役だったとも言われています。子供が獲物を追い込み、親がでかい顎で仕留めたということでしょう。

 実際に化石を調べてみると、子供から成獣に体形が大きく変化する15歳ぐらいでほとんどの個体が死んでいるらしいです。個体レベルで考えれば、動きが鈍くなって餌が取れなくなったからと解釈できますし、群れとして考えれば、獲物の追い込みに必要な「勢子」役の子供はたくさん必要だけど、「猟銃」役の成獣はそんなにいらないということ。

 巨大な体を維持するために膨大な餌が必要なので、成獣が増えすぎると効率が悪いのです。恐らく、15歳ほどで「口減らし」のために群れを追い出され、自前で子供を作るまでは苦難の日々が続いたのでしょう。だからティラノサウルスの「人口構成」は極端なピラミッド型だったと推定されます。「ティラノサウルス」と言えばこの巨大な体を思い浮かべるのが普通ですが、実際は子供が主役だったようですね。

 こちらも子供に人気のトリケラトプス。恐竜化石の宝庫である北米では、恐竜時代の末期になるとティラノサウルスとトリケラトプスの割合が増え、種族としての恐竜がとても単調な構成になったと言われています。自動車産業の黎明期にあった中小の会社が統廃合され、今では巨大メーカーしか残っていないのに似ています。

 今の巨大自動車メーカーが、綿密な市場調査の結果、「売れるクルマ」を目指すことでどこのクルマも似たり寄ったりになってきたのと同様、最も環境に適応したティラノサウルスとトリケラトプスだけが増え、恐竜の総数としては繁栄を謳歌する一方で、異なった環境への適応力がなくなっていきます。

 そのような状況で、恐竜に抑圧されて、あの手この手で恐竜の支配の及ばない「ニッチ」に生きていた哺乳類は、生き残りのために多様な姿や能力を獲得します。そして実態はよくわからないのですが、突然「ネメシス」がやって来ます。地上の支配者であった恐竜は絶滅し、哺乳類にその地位を明け渡します。ちょうど、技術開発を軽視して、同じエンジン、同じシャーシに化粧直しをするだけで人気商品を次々に作り、巨利を貪った末に競争力を失っていったアメリカの自動車メーカーのように。

 今夏の特別展、中国は雲南の恐竜展示のハイライト、ユアンモウサウルスです。全長17m。でか過ぎて内蔵ストロボでは光が届きません。

 この日は特別に民族楽器の演奏会がこの化石の前で開催されたのですが、赤ちゃん連れだったので諦めました。

 ユアンモウサウルスの尻尾のところに展示されていたルーフェンゴサウルス。これでも十分大きいです。

 ルーフェンゴサウルスの大腿骨に触って、博物館から証明カードをもらいました。
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豊橋市自然史博物館

2006年08月07日 | 極楽日記(日帰り)

 ついに豊橋市自然史博物館に行ってきました。駐車場からも見えるブラキオサウルスの親子がお出迎え。

 身長112cmの極楽息子(大)が足先までしかありません。この博物館は真面目な研究機関でもあるので、もちろん実物の個体に合わせた大きさでしょうが、とにかくでかい。

 こちらは鳥のように子育てをしたとされている草食恐竜、マイアサウラです。

 マイアサウラは、幼稚園児に人気の絵本、「あなたをずっとずっとあいしてる」でお馴染です。極楽息子もお気に入りの本ですが、「シートン動物記」や「ファーブル昆虫記」で育った極楽親父は残念ながらこの本が好きになれません。あまりにストーリーを作り過ぎて、サンリオの動物映画みたい。恐竜を擬人化するのは構いませんが、ここまでやると恐竜ではなくなっています。

 たかが子供の絵本にうるさ過ぎるかもしれませんが、読書は子供の将来の血肉になるものです。子供が喜べば何でもいいなら、大判のハードカバーなんか買わずに、安いマンガでも与えておけばいいじゃないですか。「たかが絵本」では済まないと思っているから放っておけないのです。

 1980年代にナチスによるホロコーストを題材としたコミック、「マウス (MAUS)」がコミックの枠を越えて辛らつな社会分析の業績として受け止められ、世界中の大学で研究対象にまで選ばれた作家、スピーゲルマン (Spiegelman)さんは、あるインタビューで、「私は動物という人間のカリカチュアを通じて現実の問題を描いた。類似の作品では逆に現実をカリカチュア化しているものがあり、危惧を抱いている。」と話されています。

 つまり、重い現実を茶化すんじゃない、ということです。ストーリーに親しみを持たせるために、あるいは息抜きのために動物を使うのはいいでしょう。しかし、「動物なら子供が喜ぶ」という甘えが先行すると、大事なストーリーやテーマが二の次になります。こうした「作り物」は、例えばアイドルタレントを出して視聴率さえ稼げば、というテレビドラマに似て、本気で見るのに値しないものです。

 大人にとって絵本は暇つぶしの軽い読み物で構いません。しかし子供にとっては真剣な読書そのものです。私はやかましい親父かもしれませんが、息子には(様子を見ながら、ですが)できるだけ本物に触れて欲しいと願います。例えば、恐竜のゲームじゃなくて博物館のような。

 虚構の世界に遊ぶことも面白いですが、いかなる天才の創造をも超える自然の多様さと美しさを知ってこそ、創造もより豊かになるというものではないでしょうか。
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セミの脱皮を見てきたよ

2006年08月04日 | 極楽日記


 お爺ちゃんの家に遊びに行ったら、セミの脱皮シーンを見ることができました。下に落ちて自力で脱皮できなかったのを拾って、カーテンにつかまらせたのだそうです。

 最初は透き通るような白い体ですが、見ている間に少しずつ茶色に染まってきます。何年も土の中に暮らしていたセミは、この姿になるために地上に出てきます。成虫になってからの寿命はわずかに1週間。蝉時雨(せみしぐれ)にも力が入るわけです。
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乳児のパスポート写真

2006年08月03日 | 極楽日記

 極楽息子(小)のパスポートを申請することになりましたが、昔と違って本人の写真が必要になったので、何とか撮らないといけません。スーパーのインスタント写真では中心線にうまく合わせられなくて失敗。写真屋では撮影できませんと断られ、仕方なく自前で撮影挙行です。真っ赤になって怒っていますね。

 ミルクを飲ませていると落ち着いてきました。

 こちらは目線が偏ってしまいました。パスポート写真では写真の大きさの他に顔の占める比率も決まっているので、指定に合わせてプリントしてもらうのも一苦労でした。最近は町のカメラ屋が単なる取次店になってしまい、技術のある人がいない場合が多いからです。2軒目でようやく規定の写真ができました。

 何とか受け付けてもらったのでほっとしています。申請は煩雑になりましたが、国際的な乳幼児の略取・誘拐事件を防ぐためには仕方のないことなのでしょう。
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そろそろ5kg

2006年08月02日 | 極楽日記

 むっちりと肉付きが良くなった極楽息子(小)。抱っこすると大きくなっているのを実感します。

 写真を撮っているとすぐに入ってくる極楽息子(大)。歳が5歳離れているので、心配された「赤ちゃんがえり」は全くありませんでした。もう来年は小学校ですからね。こうして親の気を惹こうとするぐらいで普段は無害ですが、急いでオムツ換えしている時には邪魔になります。

 極楽息子(大)が生まれたときは狭いアパート暮らしだったので、家族が増えるとスペースを捻出するのが大変でした。最初はセミダブルのベッドに3人寝ていましたから。今度は家具も安心して増やせます。何より有難いのは庭にクルマを置けるので、外出に手が掛からないことです。高層団地のパレット駐車場では、出掛けるのも帰るのも時間と手間が大変でした。
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豊川にて

2006年08月01日 | 極楽日記(豊川)

 豊川のお婆ちゃんは極楽息子(大)に大甘なので、毎回カレーが食べたい、ラーメンが食べたい、今度はアイスが欲しい、などと好きなことを言って面倒をかけています。

 隣の豊橋に自然史博物館があり、息子の大好きな恐竜の展示があると聞いたので、夏休みにぜひ連れて行ってやりたいのですが、この日は用事があって行けませんでした。ユアンモウサウルスなど中国の恐竜を紹介する企画があるようです。

 NHKのテレビとか日経サイエンスの記事によれば、中国は恐竜の進化を研究する上で重要な資料が次々に見つかっており、研究者にとって「熱い」国なんだそうです。温血で敏捷な動作を武器とした、しかも鳥のように羽毛を持つ恐竜が中国奥地を支配していた、とはまるでSFのような話ですが、研究が進んだことにより、この数十年で恐竜の姿が大きく変わってきたということです。

 子供の頃読んだ図鑑だけの知識で相手をしていると、息子に馬鹿にされそうですね。勉強しないと。
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