Google earthのストリートビューではちゃんと写っていたけど、現地に行ったら無かった…というのは草ヒロ系のネタとかでは良く聞く話なので、目的の物をこの目で確認するまでは安心できません。延々チャリ漕いで行って無かったらどうしよう、なんて悪夢が?脳裏をよぎる中、それが視界に飛び込んで来た時はホッとしました。
かなり草臥れているものの、雪国で永年の風雪に耐えこれが残っていること自体感動的です。この手の鉄道用木造ホッパーをリアルで見るのも、20年位前の西濃鉄道以来です。秩父鉄道三峰口の終端の突き当りにあった日窒鉱業の巨大木造ホッパーは、見に行った時には既にコンクリの基礎しか残っていませんでしたし…
かつてはヤマから索道でホッパーまで鉱石を運び、無蓋車に積み替えて鉄道輸送されていたものが、ダンプカーに取って代わりましたが、まだ現役で使用されています。因みにここで掘っているのは、「陶土」の様です。
上の方には索道の名残らしきものが遺っていますが、立入禁止区域で、しかも休日で誰もいないのでここまで…地図上では索道の記号がありますが、航空写真にはそれらしいものは確認できません。
このホッパーは旧金名線大日川駅跡に隣接して、下まで側線が引き込まれていました。それを偲んで駅名票を模したモニュメントと案内板が設置されています。
バスは1日数本ですが、冬にこれに乗って白山下まで全線走破してみたいものです。
(2016年10月22日 北陸鉄道金名線 大日川駅跡/河合鉱山にて)