雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

木曽の山奥まで

2016-10-13 22:00:36 | 撮り鉄日記

 鉄道の日前後は各地で鉄道イベントが多数開催され、多忙な週末を過ごしている方も多いかと思います。私は友人よりお誘いがあり、木曽の山奥まで林鉄の残影を見に行ってきました。こう言う機会でもないと中々行ける場所じゃないですが、そんな場所なのに多数のファンが集まり、中々盛況でした。私は動態保存イベントだからと、いつもより軽装備で行きましたが、まあ気合が入った装備の方の多いこと、あと現役時代の「きそしん」をリアルでご存知の方も多いのでしょうか、普通の鉄道イベントより年齢層は高めのようです。弘南の貸切イベントでも何度かお目に掛かった方も来場されていたのには驚きましたが。まさかこんな山奥でばったり会うなんて、まああのような貸切に参加するメンバーは趣味嗜好が似た方向にあるだろうから、同じ様な場所に集まるのも不思議は無いのでしょうが…

   

どちらかと言うとナローは門外漢の私ですが、「山の線路」好きにはたまらない情景です。SKWの牽く運材台車は林鉄の王道ですね。赤沢は動くのは全部新車に入れ替わってしまい興醒めですし、この系統の車輛は那珂川に一杯ありますが、ほとんど動かないのがちょっと残念です。

  

30年位昔、自宅の近くにB型客車が保存されていた場所がありましたが、何時の間にか姿を消してしまいました。あれどこに行っちゃったのでしょうか? カマは相当な数が保存されていますが、五体満足な客車は意外に残っていません。それに乗れる機会もそう多くはありません。台車は運材台車そのものなので、軸バネは無いに等しく、素晴らしくスパルタンな乗り心地が味わえます。

林鉄タンカートレイン? 3輌全てが形態が違うし、タンク体が四角いのは木造台枠です。やっぱりこんなところでもタンク車が気になりますね…

今回復元されてお披露目だった酒井87号機、ボンネットが高いタイプは何かKATOっぽい感じ、ボンネットは低い方が個人的にはSKWっぽい気がします。どちらが好き嫌いと言う訳ではありませんが。

  

モーターカーも各種揃っています。かっちりとしたデザインの関電から、昔のモノコックバスみたいなボディの、サブロクでも保線用として見かけた様な簡素なタイプまで色々です。

 この種の保存鉄道としては、そこそこ路線長も長く、風景も変化に富み、なかなか楽しい場所ですが、常設で走らせるとなると、保安対策や何やらで、結局赤沢みたいに面白くない代物に変り果ててしまうでしょうから、現状のたまに走らせる程度が良いのかな? 次の開催予定は4年後だそうですが…

(2016年10月9日 王滝村松原スポーツ公園)