雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

高原バスは行く

2018-02-22 23:50:09 | 撮り鉄日記

 これを見るためにわざわざ盛岡駅からバスで2時間の山の上までやってきました。TSD40改自体は動態保存車も多く、イベントとかで何回か乗ったことはありますが、一般路線車で、しかも全輪駆動の本領を発揮する山岳路線での走りを一度は堪能しておきたかったので。

    

雪の山に登って俯瞰気味にしてみたり、出発時間まで舐めるように観察… 最後まで架装していたこともあり、現存車は北村製作所のボディが圧倒的に多いので、この川崎航空機ボディは貴重です。それにしても車高が高いですね。ツーステのステップの1段当たりの高さも、ステップの1段目から路面までの高さも相当なバリアフルなバスです。

 

この時代のバスは丸いお尻が可愛いですね。

  

いかついバンパーにウインチが如何にも山岳仕様、登録番号も初年度以来抹消再登録無しの「岩2く6111」、緑ナンバーで種別番号が一桁の「2」なのは全国見渡してもあとは呉市産業部のBXD30「広島2い5180」だけです。

 

マーカーランプにバス窓も昔のバスのマストアイテム。

リゾートホテルの前で待機。小学生の頃は毎冬親にスキーに連れて行ってもらいましたが、泊まるのはいつも民宿やロッジばかり、ゲレンデ前の豪華なスキーリゾートを羨ましく思い…

  

車内も相当年季が入っており、今では滅多にお目に掛かれないビニール張りシートに板張りの床、バスカードのリーダーとデジタル式運賃表示器が辛うじて現代のバスを主張している程度です。

 

勿論、松川温泉まで一往復してきました。流石にAWDなので雪の急坂もグイグイ上ります。これはエルガミオやポンチョじゃ無理です。乗り心地や音もトラック並み(まあシャーシは型式名の頭がTなのからも分かるように、元々トラックシャーシですし)ですが。あわよくば折り返しまでの待機時間で日帰り入浴、と行きたいところでしたが(定時通りなら40分強あるので)、盛岡方面からの接続便が20分程遅れたのであえなく撃沈。辺りに漂う温泉の硫化水素の匂いを嗅ぐだけで退散してきました。また機会があればゆっくり来たいです。

(2018年2月16日)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。