雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

酸洗い

2013-12-31 01:21:56 | 模型工作全般

 友人との会話の中で、真鍮モデルの酸洗いに何を使っている?と言う話題になったところで、私が最近使っているのを。右のプラ容器に入っているのは、ピックリングコンパウンド(ディクセル)と言う貴金属ジュエリー用の酸洗い剤で主成分は硫酸水素ナトリウム(要は硫酸を苛性ソーダで半分だけ中和したもの、なので結構強い酸です)、東急ハンズの彫金コーナーとかで入手可能です。1瓶280g入りの粒状で、全量溶かして約1Lの水溶液が作れます。一度溶かした液はガラス瓶やポリ瓶の様な適当な耐酸性の容器に移しておけば繰り返し使えます。前述のように少々強い酸なので、目に入ったりしないように取扱いには注意するとともに、廃棄するときには重曹とかで中和してから捨てて下さい。(厳密には銅とかの重金属が少し溶け込んでいるので、中和処理だけで下水に流すのは褒められたことではありませんが、個人が模型を洗った程度の排出量なら、わざわざ産廃処理業者に持ち込むのに要するエネルギーの方が環境負荷がずっと大きいでしょうし)

 もう一つは100均で清掃用として売っているクエン酸、何より安いのと、食品成分としてもお馴染みなので安全性が高いのが魅力です。これも水に溶かして使用し、真鍮表面の酸化被膜や緑青は除去できますが、一度溶かしたものをしばらく置いておくとカビが生えることがあるので長期保存は不可です。結構濃い液でかなり酸性は強かったはずなのに、カビ恐るべし…まあ安いので一回きり使い捨てにしましょう。


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