雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

残照 日の丸自動車法勝寺電鉄線

2008-08-23 19:48:30 | 実車資料

 米子駅からバスで20分位、小学校の校庭の片隅で静かに佇む小さな木造電車、日の丸自動車法勝寺電鉄線デハ203…最後の働き場所が廃止となり40年以上経過し、同車の流転の歴史の中でも、ここに鎮座している時間が最も長くなりました。

一応時々補修されているようですが、窓枠や解放テコなど欠品やオリジナルではない所も散見され、状態はあまり良いとは言えません。引退後40年経た木造電車が、晩年の姿を留めているだけでも良しとしなければならないのかな。保存されているシチュエーションは私的には素敵に思うのですが…貴重な車輌であるので、屋根が無事なうちにちゃんと補修されることが望まれます。

車内は埃を被っていますが、屋根がまだ無事なので、欠品を除けば辛うじてそこそこの状態を保っているようです。

軸箱の蓋に日本車輌の陽刻が残る台車と、今や貴重品のシャロン上作用式自動連結器。

こちらは米子駅前の商店街で保存されているフ50。塗装はくたびれていますが、数年前に徹底的なレストアが実施されているので、全体の状態は良好です。

 (撮影 2008年8月15日 デハ203/鳥取県西伯郡南部町 西伯小学校、フ50/米子駅前サンロードにて)


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