落穂拾いの旅、第3弾は一畑電車大社線、高浜駅近くにある「さとがた保育園」に保存される一畑デハ1形です。模型の材料はその仲間たちを含め、既に確保済みなので、16m動力の発売が待ち遠しいところです。
一畑大社線の線路際にデハ3と6の2輌が手を繋いで保存されています。デハ6はパン上げ状態なので、反対側から見ると田圃の中を走っているが如きです。こちらは前照燈と塗装以外は最後の姿を留めています。
綺麗に再塗装されたばかりのデハ3。周囲に資材が散らかっているので、まだ整備途上でしょうか。屋上のベンチレータが無くなっているのが気になりますが、オーナーの園長さんはかなり拘りのある方らしいので、きっと元に戻してくれるかな? 因みにこの木製扉になった保存車仕様も、kitcheNさんから製品化されています。
デハ3の社章、レプリカですが昔の「まるいち」マークが再現されているのが泣かせます。
「一畑パーク」の広告が涙モノです。晩年の同車には何度も乗ったことがありますが、付いていた記憶がありません。園長さん秘蔵のコレクション?
現役時代に何度も訪問して乗った電車なので、このような素晴らしい状態で保存されているのは嬉しい限りです。廃車後10年位経過していますが、数年おきに再塗装しているので、現役時代より綺麗です。デハ6が再塗装の度に色が変わるのがお茶目?(最初は現役末期のクリーム+青帯ですが、今のオレンジ+白帯になる前は、昭和30年代のクリーム+マルーンのツートンになっていたらしい)
間もなく引退のデハニ50形に部品を供与したため、コンプレッサなど床下機器の一部が欠品ですが、この種の保存車で、下回りまで綺麗に保たれているのは珍しいです。いつまでもこの状態を維持して欲しいものです。
(撮影 2008年8月16日 一畑大社線高浜駅付近、さとがた保育園にて)