雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

偶数向きクハの謎

2020-12-12 13:15:15 | 国鉄型

 まだこのネタを引っ張りますが…Tomix165,167,169系の先頭車に別添のジャンパ栓納めのパーツを緑に塗装して取り付けます。製品では下から差し込んで車体裾に挟み込んで固定する仕様ですが、皆様御存じのように、そのまま能書き通りに付けると、TNカプラーと床板に干渉して、正しい位置に取付できない欠陥設計なので、正面のレリーフ部分のみを切り取って接着するのが正解でしょう(リセールバリューを考える人には許容し難いでしょうが、どうせ他にも加工しまくりなのでそんなのは無視で)。そこで、ちょっとした謎が浮上。クハ169の正面向かって左側にジャンパ栓納めが付いていますが、普通は冷房化後の偶数向きクハ(McM'Tc’ユニットのTc’車)にはジャンパ栓納めはありませんよね?

これはしなの鉄道の復刻湘南色ですが、国鉄時代の旧い写真でも付いています。調べると、房総地区に投入されたクハ165の新製冷房車も同様だそうです。169系と、新前橋電車区配置の165系は通常とは反対向き(本来は偶数向き車=クハが常に東京方になるところ、後ろからEF63で押し上げる関係上、峠の麓側に重いM車を出来るだけまとめたいので、奇数向き車=クモハが東京方になる。)なので、正規の向きの他区配置車(例えば大垣電車区の153系)と連結するため?とも思ったのですが、それならクモハと同じく向かって右側になりますよね…

結局謎は未解決のままですが、まあ工作には直接影響はないので、バラしたついでに室内パーツにモールドされているテーブルを白く塗ります。

スケールからすると、些かオーバー気味な表現ですが、リアルでこれらの電車に乗ってあちこちに旅行した世代の人間にはハマる演出でしょう。同じ題材でも、細部を見て行くと、KATOとTomixで拘っているポイントがちょっとずつ違うのが判って面白いところです。

連結面の貫通扉には、αのはめ込み窓を入れました。KATOもTomixも、頑なに?ここの窓ガラスは省略ですが、ハイグレードモデルを自称する位なら、入れてくれても良いのではとは思いますが。


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