こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

こういうものってホントに効果あるのかしら?

2007年07月25日 | BMW Motorrad

 首のほうはだいぶ動くようになって来ました稼動範囲も左右45度位は痛くなく曲げる事が可能です。それで、実験も兼ねて、早速ファルさんと。つまり「BMW K 1200S」モーターサイクルで10kmほど、時間にすれば20分程度乗ってみることにしました。でも、ヘルメットもあるので、それを考慮してコルセットはつけたままですけどね。それで、以前少し気になっていた物を買いに「イエローハット 中目黒店」へ行ってきました。私はモーターサイクルが専門ですが結構カー用品店へ行く事が多いのです。BMWモーターサイクル事体カスタムパーツがあまり売られていないのと、カー用品店の方が件数が多く流用できるものが多いって言う事もあります。それで「気になっていた物」なんですけど、それは「クーラント添加剤」コレは「ECOコーナー」つまり燃費改善系のコーナーにおいてあった商品で、その時はそんなにじっくり見ませんでしたが、ただ温度の上がりが遅いとか、クーラント漏れ防止とか防錆が優れているとかでは無いようで、気になっていたので今日はじっくり見て、必要に値するか考える事にしたのです。その商品名は「Doctor 冷却くん」名前だけですと結構大した事が無いような感じですが、説明文を読んでみると「非イオン作用を持った特殊セラミックスパウダーがラジエーター内を冷却水と共に循環し、高効率で熱の運用をし、同時に隣接する燃焼室やシリンダー壁を非イオン化させ燃焼効率を上昇させ、燃費の改善、パワーアップを図る」そうです。非イオン効果云々」はチョットあれですが、冷却効果は上がりそうなので購入する事に。でもコレがまた高価です。なんと2980円(税込み)しかもコレでも結構な割引で定価は4500円もします。この商品面白いのがその形状。普通こういった商品は「液体」や「タブレット」なのですがなんとパッケージに入っているのは「注射器」。しかもコレがパッと見注射器だけしか入っていないように見えるのですが、先端の方に「泥」のような灰色の砂状のものがフィルムに包まれているのです。それでは使い方ですが、注射器でクーラント水を吸引し30秒程そのままにしておきセラミックパウダーを溶かして、それを注入するのです。注入場所は「ラジエーターヘッド」のキャップからが推奨になっています。でも、欧州車、BMWモーターサイクルもその例外に無く、ラジエーターヘッドのキャップが外れない構造になっているので、リザーバータンクへ注入します。この時なるべく奥の方へ注入するのが良いそうです。あと、ラジエーターキャップ、これはヘッド部分もリザーバータンクの方もそうなのですが、停車直後に開けると100度近くのクーラントが噴出し火傷する危険性が高いので、セラミックパウダーを溶かす事もあるのでやや冷えた状態、大体リザーバータンクを触って「暖かい」くらいになったらが良いようです。ともかくそんなに手間では無いので、購入後駐車している場所でやりましたね。入れたら今度はセラミックパウダーをラジエーター内、ウォータージャケット内を循環させなければなりせん。しかもファルさんの場合は「リザーバータンク」に入れたので、入れてキャップを閉めたら即エンジン始動。それから10分走るか、20分程暖気運転するかなので、お店の所で入れたのですから当然走る事に。それに効果が実感できるのは50km前後走ると確認できると書いてあるので50km走ってみました。

 正直、効果あるようです。クーラントですから「TEMP」の上がりが遅くなる程度だと思っていたので、エンジン回転とかは効果無いと思っていたのですが、30km程で回りが良くなり、音もチョット変化が。それにトルクも少し増したかな?と思います。でもBMWのモーターサイクルってある程度距離を走るとエンジンの調子がとっても良くなり、音も凄く静かになるので、それかもしれません。でも何か「実感できる」部分は否めません。首が悪くなければ距離を走ってみるんですけどね。それと、この「非イオン化」って「SEV」とかと同じ効果みたいですよ。気になる有効期間ですがメーカー的には半永久ですが、クーラント液を交換するときに再度注入するようです。、量は660cc~2Lまでが1~2本。2L~3Lは1~3本。3L以上は1~4本注入が適量で量を多くすれば効果も上がるらしいです。しかし、コレの基準はエンジンの大きさなんでしょうかね?クーラントの量に対する割合でしたらファルさんの場合「約2L」しかクーラント液が無いので1本でホント十分な量になります。でも排気量だったらもう1本入れた方が良いのかな?って思いますね。3000円って迷っても結構出せる金額なんですよね…。ともかくもうしばらく様子を見て考える事にします。

冷却くん(ニッポンエミール)

http://www.emile01.jp/

それでは、本日の登場人物は「ファルさん」に添加剤ってくればこの人でしょう「気象参謀」でファルさんの相棒である「サクヤ・ペイレネ・シンプイ」さん。薬師のサクヤさん、新開発の効果の程が怪しい薬をファルさんにおススメ中です。さて、効果の程は?

2007_07_25

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2 コメント

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サクヤさんはおっしゃいますが、思いっきり不安で... (おタヌキ大明神)
2007-07-25 23:41:37
サクヤさんはおっしゃいますが、思いっきり不安です、ソレ。
買ってしまった人に言うのもなんなんですが。
まず、冷却水に入れた物質が、触れてもいない燃焼室内に化学的に作用するという事はあり得ません。よって、「非イオン化うんたら」は眉唾。
第二に、ソレは粒子状の物質の様ですが、そのようなモノを冷却水に入れると、まず、ウォーターポンプのシールが痛みます。最悪、水がエンジン内部に流れ込み、オイルがコーヒー牛乳と化します。サーモスタットの作動、及び閉鎖も不確かになります。
第三に、冷却水の沸点が変化する可能性があります。

推測するに、添加する事によって冷却水の比熱を大きくし、燃焼室で発生した熱を伝えにくくする、よって、燃焼室の温度、及びオイル温度が上がり、オイルの粘度が下がって燃費上昇、トルク増大。でも、油温が上がってオイル粘度が下がる訳だから「焼き付き」に一歩近づく訳ですね。
比熱が大きいんだから「冷却水の温度」は上がりづらくなるのは当たり前。そんなモンだと思います。


総論。その手の添加剤や用品は、ほとんど効きません。仮にちょっとだけ効いたとしても、リスクを負います。本当に効く物、リスクを負わず効くものなら、車輌メーカーが先を争って採用します。つまり、車輌メーカーが採用しないという事が効かない、またはリスクがあるという事の証明。
ユーザーの声、それはプラシボです。
雑誌などの評価。雑誌と、車輌メーカーや用品業界とは、もたれ合っているのです。

キビシイ事を言うようですが、ホントだよ。
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 確かにそういったのは「気の持ちよう」って話は... (ハギハラ)
2007-07-26 00:47:27
 確かにそういったのは「気の持ちよう」って話は多いですね。「トルマリン効果」や「マイナスイオン」効果と一緒って事ですかね?とりあえず冷却水を全部抜くのは結構手間なんで、当分はこのままにしておきます。それで、今日、明日でダメになるって事は無いでしょうから。
 雑誌社にとって、メーカーは大事なスポンサー。見開きや、裏表紙の広告に出ている物の短所は書かない、書けないのが通説ですからね。
 そういうことは、早く言ってくださいよぉ。
 ちなみに「サクヤ」さんはイメージですので、今回のこの話とは関係ないですのであしからず。
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