昨日は、今日は天気が悪いと言われていましたが、実際は結構な秋晴れとなりましたね。そんなワケで、今日で最終日の「国立科学博物館 筑波実験植物園」で開催されている「つくば蘭展」へ行ってきました。
「つくば蘭展」は毎回「つくば洋蘭会」と今回は「水戸市植物公園蘭科協会」より出展されており、「つくば洋蘭会」での品評会も兼ねていたりするんですよね。こちらの出展は「熱帯資源植物温室」にて「第一会場」になっています。
さすがに「洋蘭品評会」だけあり、ここの蘭は華やかで、奇抜な形をしていたりと「見せるため」だけあり、鑑賞するにはもってこいですね。
第二会場は「多目的温室」にて「つくばコレクション展示」とこちらはここ「筑波実験植物園」で育成されている世界的にも稀少な種類が展示されており、「自然にある状態」が基本とされているので、あまり華やかな物はありませんが、それでも栽培されている「園芸種」とは違った「自然その物」の蘭が楽しめます。今回は「南硫黄島」で79年ぶりに採取、人工飼育下で初めて開花した「シマクモキリンソウ」が展示されています。
この「シマクモキリンソウ」は、現在「南硫黄島」でしか野生種が存在しない、大変稀少な「蘭」で、南硫黄島以外では「父島」に自生していたようなのですが、「父島」では絶滅してしまったそうです。そして、1939年以降発見される事が無く「野生絶滅」され、「標本」でしか見る事ができなかったそうです。それが今年6月に南硫黄島行った調査で「種別不明の植物」として「筑波実験植物園」で栽培されたところ、「シマクモキリンソウ」と判明したそうなのです。つまり大変稀少な蘭ってことですね。ただ、野生種なのでかなり地味ですけどね。
第三会場は「研修展示館」で「ジャポニカ学習帳」の表紙写真を数多く撮影した「山口進写真展」ですが、メインとして3つの「珍しい蘭」、花粉を「ミドリシタバチ」に運ばせるために巧妙な罠をしかける「バケツラン」。土の中で花を咲かせる「リザンテラ」、メスのフェロモンを放出する事でオスを惑わす「クリプトティラス」などを「一度は見たい!虫を惑わず摩訶不思議なラン」としてパネルにて紹介しています。
「蘭」というと「華やか」といったイメージがありますが、それ以外にも色々面白いんですよ。
それでは。本日の登場人物は「植物関連」なのでこの方。「樹と森の守護霊」の意味を持つ「ドリュアド」の称号を持ち、階級は「第三階位第1級 」で「天元界 気象制御管理省 第三惑星管理室 東亜支局」所属の「気象精霊」、「エレクトラ・ドリュアド・ウィークス」さんです。キレイで見事な花を咲かせるランの品評会に来た「エルク」さんなのです。ちなみに背景が「国立科学博物館 筑波実験植物園」、「つくば蘭展 第一会場」なのです。