こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

お城とプラネタリウム

2007年07月06日 | プラネタリウム

 夏休み2日目ですので今日は「千葉市立郷土博物館」プラネタリウムへ行ってきました。場所は「JR本千葉」から徒歩で15分程度と徒歩では少々遠い距離ですね。それで、駐車場は完備されていますが収容台数はそんなに多くはなさそうです。料金は確認していませんので不明ですが「市」の施設ですのでそんなに高くは無いはずです。モーターサイクルも多分敷地内で停めれる場所があるはずですので大丈夫だと思います。今日は平日だったので、駐車場が無料状態で、しかも停めた場所も敷地内の広場でキチンとした駐車場ではありませんでしたから。それに、同じ時期に入った車もそうでしたから。それで、この「千葉市立郷土博物館」ですが、建物がなんと「お城」なのです。でもこれは外見だけで、中までと言う訳ではありません。少々解り辛い入り口を階段を上り「玄関」へ。そこには「受付」らしからぬ「受付」がありそこで入場料を払いチケットを貰います。ちなみに入場料は「60円」しかもこれでプラネタリウムも入れてしまうのです。「無料」の所を抜かせば「最安値」では無いでしょうか?さて、館内と言いますと1階は「江戸時代から現代までの千葉の歴史」、2階は現在、企画展「お城のプラネタリウム-40年の軌跡-展」と銘打ち大変希少な中世の天文図が公開されており。これがまた「美術品と科学の融合」と言った感じですし、何よりも中世くらいの星の位置が解りますし、当時の天文学も知れます。それで、私が感心したのは、以前もどこかで、確か「千葉県船橋市総合教育センター プラネタリウム」の時に書きましたが「北極星」って現在は「こぐま」の「ポラリス」ですがこの当時のを見ると「ポラリス」はかなり北極点からずれていたり、「りゅう」の一部の星が極点にあったりしていましたからね。さて、話は戻って3階は「千葉氏の興亡と妙見信仰」。4階に「プラネタリウム」があり5階は「展望」になっています。

 プラネタリウムですが、ドーム形式は水平型でシート配列は放射型。ドーム直径は10mでキャパは100名。平日はそのままは入れますが、土日と7/24~7/27、7/31は「整理券」が必要になり、これは受付で貰えます。シートはオートリクライニングで、クッションは薄めで硬いです。前後の幅は結構あり、十分足が伸ばせる程の広さがうれしいですね。さて、シート配列が「放射状」って事でどの場所が良いのかが問題になりますね。しかも方角は出ていません。入って正面に「解説席」がありますので、解説席に向かって右側の席が正面が南になります。ちなみに私は、解説席の向かって左側、「西側」へ座ってしまいました…。それで、巧く正面が南になる方法として「投影機」を支えている軸と平行な位置で、さらに大抵の投影機は斜めになっていますので上に向いている方を正面すればOKです。これは「投影機」が上を向いている方が「北」部分を映す投影部分になるからですね。それと、投影機は正面が南の場合は時計回りに回転しますから。でも、この方法は「二球式」しか通用しませんのであしからず。それで「投影機」は「五藤光学社」の「GX-10T」で投影恒星数は「約4000個」だそうです。それと、ここのドームは珍しい事に、パネル式のスクリーンでは無く、コンクリを白く塗った方式でした。ポインターは「電球式」の「有線方式」で色は「電球色」でした。

 さて、時間になり上映が開始されます。解説員は男性の方で、始まる前に「今日のお客様から考えて上映内容を「夏の星座と流れ星」から「CDのヒーリング音楽を使った星空解説」にしますがよろしいでしょうか?と問い掛けがあり、大多数から拍手があがり「ヒーリング音楽を使った星空解説」になってしまいました…。私としては普通にテーマ番組をしてもらった方が良かったのですが。ともかく、民主主義の基本多数決で押された番組がはじまりました。まず西に太陽が現れ、説明もそこそこに音楽と共に太陽が沈み「宵の明星」の「金星」「土星」が西の空低い所に、そして南南東には木星が出現。それからじっくり5分くらいかけてドーム全体が暗くなって満天の星空になります星空は、大体今日の20時頃だそうです。音楽が終わり、星空解説が始まります。「宵の明星」の3つの惑星から「さそり」天の川に沿って東へ行きここで何故かいきなりホライズンラインが登場。多分この「千葉市立郷土博物館」の展望から見た景色でしょう。それで「夏の大三角」から「デネブ」から「はくちょう」。「ベガ」と「アルタイル」で「七夕」の話。これでまた音楽が流れます。それにしても、この音楽が流れている間は何も動きが無いのでちょっと退屈です。そして「こと」と「わし」の解説が入って。「こぐま」と「おおくま」と、解説した全ての星座絵がでて、またもや「ヒーリング音楽」が流れて時間は進み夜明けへ。これまた5分くらいじっくり時間をかけて夜が明けて終了。

 正直私としては何とも感想が言えない上映内容でしたね。まぁそれで、上映終了後本来のテーマである「流れ星」の話ではどのような内容だったのか解説員さんに聴いてみた所「8月12から13日」にかけてが一番の見所の「ペルセウス流星群」がどのようにして起こるかと言う内容だったそうです。う~ん聴きたかったです。

 ちなみにこの「千葉市立郷土博物館」のプラネタリウムは7月31日にて閉館になります。今後は10月20日にオープンされる「千葉市科学館」へ業務が移行されます。この「千葉市科学館」のプラネタリウムは「ドーム径23m」で投影機は「五藤光学」の「SUPER-HELIOS」だそうです。

千葉市立郷土博物館

http://www.city.chiba.jp/kyoiku/shogaigakushu/shogaigakushu/kyodo/kyodo_top.html

 それでは本日の登場人物は「お城のプラネタリウム」って事で「カスミ・アウロラ・タマノイ」さんで「十二単」ver.です。それにつれて、何だか顔も大人っぽく?

2007_07_06

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