こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

やってたのは昨日の事なんだけどね

2007年07月11日 | 一般

 実家の母から「コレ」と貰ったのは「雷避け」のお守り。それで思い出したのは昨日が「四萬六千日」って事なんです。まぁ、世間一般的には「浅草寺」での「ほおずき市」って言った方がいいかもしれませんね。それで、この「四萬六千日」って何って話ですが、浅草寺には観音様が祭られており、観音様のご縁日は毎月「18日」と伝承されてきました。でも、この日とは別に室町時代以降に「欲日」または「功徳日」と呼ばれる縁日が新たに加えられました。この「欲日」、「功徳日」ですが、年間を通して各月にあり、それぞれこの日に参拝すれば百日、千日を参拝したのと同じご利益があるとされています。中でも7月10日が一番ご利益が千日分と一番多く「千日詣で」とも言われていました。それで、浅草寺では「享保年間」に四萬六千日と呼ばれ、ご利益も四萬六千日となったのです。それでこの四萬六千日って年に直すとどのくらいかと言いますと約126年だそうで、一生参拝に行かなくっても良いくらいの日数と、「バンプレスト」の某ロボット大戦見たいなインフレっぷりですよね。でも、それだけのご利益があるからって、他の日は全く参拝しないのはダメですよ。

 ついでですので「ほおずき市」についても少々。「ほおずき市」ははじめ「芝」の「愛宕神社」で行われていて、「ほおずきを水に鵜呑みにすれば、大人は癪を切り、子供は無視の気を去る」と言われて、薬草としてたいそう評判を得てました。
その愛宕神社の縁日が観音功徳日にならって、四万六千日と呼んでいたので、「四万六千日ならば、浅草寺が本家本元」との事でほおずきの市も浅草寺境内で開催されるようになり、本家「愛宕神社」をしのぐ盛大なものになったのです。
それで、このほおずき市で売られているほおずきには、風鈴が付いていますが、コレは「ほおずき」につける風鈴の音色は、夏に流行する疫病を遠ざけると言った由来があり、風鈴の色もほおずきと同じく厄除けとなる赤色が大半でしたが、今では、様々な色の物が出回るようになってます。
 「雷避け」は、その昔、落雷のあった農家で「赤とうもろこし」を吊るしていた農家だけが無事であった事から、文化年間以後に、「雷避け」として、赤とうもろこしが売られるようになりました。しかしが明治初年に不作が原因で出店ができなかったことから、これに代わる「雷除け」が人々の要望により、四万六千日の縁日に浅草寺から出されるようになり、現代に続いているのです。
 そういえば「ほおずき」をもう何年も見ていない感じがします。ほおずき。ん~良いなぁ。

 それでは、本日の登場人物は「ほおずき」が似合いそうなこの娘「ミン・フグルマ・ニイミ」さん。ごんぎつねの子孫のライシアンですね。縁側、ほおずき、風鈴、着物。こんな風流な状態で過ごしてみたいものですね。

2007_07_11

コメント
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