チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

時の記念日-明石にて

2009-06-13 23:27:25 | 明石風物
6月13日(土)

 東海から西の地方は、関東地方より一日早く9日(火)に梅雨入りしました。

 ところで、6月10日は「時の記念日」でした。日本標準時の子午線の通る明石では、「時のウイーク」と称して、この日の前後にさまざまな催しが行われます。せっかくのイベントなのに記念日がどうしてこんな雨の多い時期に設定されたのか、ちょっと気になったので調べてみると、東経135度の子午線がどうのこうのということには無関係でした。

 今から1300年以上も前の7世紀後半、天智天皇の時代に宮中に水時計が設置され、初めて時が告げられたという記述が「日本書紀」にあり、その日付を太陽暦に換算したのが6月10日で、1920年に時間の大切さを喚起するために制定された記念日だそうです。
 琵琶湖の西岸の比叡山の麓に天智天皇を祀った近江神宮がありますが、そういえば時計の博物館があったような記憶があります。

 6月には祝日がないということで、一部でこの記念日が話題になっているとの話もありますが、どうでしょうか。祝日の間隔からいうと時期的にはとてもいいと思いますが、いくら「時は金なり」といえども、常に時間に追われている現代人にとって、はたして意義があるかどうかちょっと考えものかもしれません。「時間を忘れる日」なんていうほうがうれしいのではないですかね。


 それはともかく、当日は明石の天文科学館は入場無料です。不評?の有料駐車場(このことはそのうちに記事にするかもしれません)も無料です。情報では記念品も配られるとか。

 KAZUと一緒に行っても、まだ何もわからないだろう。それではと、保育園に行く前に寄ってみました。
 

 あいにくの雨、せっかくの眺望もこのとおり
 

 人丸神社も雨の中
 



    梅雨覆ふ時計の塔もわたくしも   弁人


 でも、記念品がもらえてうれしい
 

 もちろん、KAZUの分もちゃんといただきました。正しくは「日本標準時子午線-通過記念証」と言いまして、「軌道星隊シゴセンジャー」が子どもの心をくすぐりそうです。

 さっそくその夜に組み立ててみました。
 

 絵を見ると、さぞかし子どもが喜ぶものだろうと期待しましたが、なんと、定形郵便物が25グラム以内かどうかを確かめる秤のようなもので、これを子どもが面白がるのかどうかちょっと首をかしげました。メールはやめて「もっと手紙を書きましょう」ということなのでしょうか。

 25グラム以上だと、ブラック星博士の「NG料金不足じゃ!」という絵になる仕掛けです。
  

 1円玉を25個用意しないと量れません。今回、1円玉が1グラムちょうどだったということを初めて知りました。これが明石にいる私の一回目の「時の記念日」の発見でした。


    夕凪の海に子午線眠りたり   弁人


コメント
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