毎週の出来事をお伝えします
電話室便り
ジャズライブ、ありがとうございました。
7月半ば。じわりじわりと日中の気温も上がりつつ、でも雨も降り、日差しもなく、
「 もしかして寒い? 」 というような天候も乱入し、真夏の暑さにはもうちょっと・・
といったところでしょうか。まぁ、過ごしやすくはありますね。
15日 ( 月・祝 ) ” 海の日 ” は、少し蒸してはいましたが、ライブが始まる
時間には日も落ちて落ち着いていたので、冷房は入れずにスタートさせたのですが、
演奏終了時には、熱気のせいですね、ちょっと暑くなってしまいました。
祝日のお休み、ご参加くださいましてありがとうございました。
さっそく、演奏曲をご紹介します。
・GOOD BAIT
・IT DON'T MEAN A THING ( IF IT AIN'T GOT THAT SWING )
・SUMMER TIME
・BLUES MARCH
・LOTUS BLOOSOM ( ENCORE )
一曲目は 「 グッド ベイト 」。
この曲を聴くと、20歳の頃をすぐさま思い出す私です。ジョン・コルトレーンの
アルバム 『 Soul Trane 』を愛聴してました。ジャケットのデザインも、聴き始めた
ジャズの香りも全て新鮮でしたし、今に至る自分らしさの原点ともいえましょうか・・・
そのアルバムの一曲目が 「 グッド ベイト 」 なのです。
コルトレーンは軽々と吹いてます。本当に普通に。だから、ふんふん♪ と私も鼻歌と共に
この曲の印象的なテーマにノッてたのですが、20年後、その演奏テクニックがいかに
驚異的なものなのかを、大関智也によって教えられたのでした。世のテナー吹きが
コルトレーンを崇拝する理由のひとつがそこにあるのでした。
「 とてもじゃないけど、あんなに軽々とは吹けません! 」 というものらしいですが、
今回は、練習を重ねに重ねた大関テナー、コルトレーンに迫る?良い出来映え&素晴らしい
音だったと思います。ベース小林のサポートもお見事!でした。
二曲目は、ジャズファンにもお馴染み デューク・エリントン作曲「 スゥイングしなけりゃ
意味がない 」 でした。
ここで、ちょっとしたハプニング?笑
いつも無口で淡々と演奏しがちなテナー大関なのですが、ベース小林さんは、その日の
ムードに寄りながら大関にちょっと語りかけ、口を開かせようと仕掛けるわけです。
先日も、曲のタイトルは?などと話しかけたのです。するとですね、この 「 スゥイング
しなけりゃ意味ないね 」 の原題の英語についての語りが始まって、いやぁ驚き!
結構 ( かなり ) 語りましたネー。彼は英語も堪能で、しかも語学的に大好きなのです。
内容は略しますが ( 私には再現できない ) ハァ、大変勉強になりました。
大変風変わりなジャズナイトでしたよね・笑。
三曲目は、こちらも映画 「 カサブランカ 」 で有名になった 「 アズ タイム ゴーズ
バイ 」。知っている曲はうれしいもの。ゆったりとしたバラード、いかがでしたか?
四曲目は、そうです、毎回7月のライブには必ず演奏する 「 サマータイム 」 でした。
ソプラノサックスが、尺八のごとく枯れて味のある、それでいて張り詰めたようないい音
でしたね。小林さんのベース、自在です。余裕です。そして創造的。素晴らしい。
5曲目は、がっちりと力強いブルース曲で 「 ブルース マーチ 」。
このような曲を聴くと、雄々しいカッコイイジャズらしさ満点で、嬉しくなってしまいます。
私の中でジャズは ” カッコイイ! ” なんですよ。ブルースで、しかもマーチ!
締めくくりにふさわしい太い一曲だったなぁ。
そしてアンコール曲、ビリー・ストレイホーン作曲 「 ルータス ブロッサム 」。
デューク・エリントン楽団は、代表のエリントンだけが全面で語られがちでしたが、
エリントンの片腕で、その影に隠されてきた感のあったストレイホーンは、素晴らしい
コンポーザーでした。近年、このゲイでもあったビリー・ストレイホーンの正しい評価が
高まっているそうです。その、ストレイホーン作の、静かな名曲をテナーソロで。
終演後は、暑かったです。
ご参加のみなさまのお陰。演奏者の二人のジャズへの想いに満ちた素晴らしい演奏のせい。
とたもよかったです。
2ヶ月に一度の、小さな非日常の一時間、ご参加費は1000円です。
一度味わいにいらしてみてください。
想像以上のおもしろさを感じていただけると、自信あります。
( 白ワインは、店内に冷蔵庫を設置できたので、冷えてますし )
次回は9月。残暑のころですね、きっと。
みなさまのご参加を、一同心よりお待ち申し上げます。
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