A TOT JAZZ ! / TETE MONTOLIU TRIO

 

先週から今週は、寒くて雨が降っていて、まさかの雪すら降って、

当然風も冷たくて、でも桜が咲き始めて・・・・・と、

(  何度もグチってます、謝  )気持ちが下がりがちな日々でしたね。

風邪をひかないように気をつけて生活できていたなたら良しとしましょう。

そして、下がり気味な気持ちを少し持ち上げていくには、な~にが効くかしら?

とふんふん鼻を膨らませて探してみましたら、コレコレ!このCDがありました!

スペイン・バルセロナが誇るジャズピアニスト、テテ・モンテリウの1965録音

『 ア トット ジャズ 』です。

 

演奏がスタートした途端に、明るさと喜びに充ち満ちたテテの音が飛び出してきて!

止まらない、どんどん飛び出してくる! 尽きぬ泉のごとし!

速いテンポの曲の疾風のスウィングと爽快、しっとりとしたバラードの1音1音の

粒の立つ珠玉、私たちはあっという間にテテの手腕に絡め取られてしまいます。

耳だけでなく皮膚・・つまり細胞が反応する。

ぷるぷると内面が微振動しながら聴いている。

テテ・モンテリウは全盲のピアニストなのですが、その大きすぎるハンデキャップ

は彼の音楽 ( =ジャズ ) を聴くと、それは実は恩寵なのでは? と思わずには

いられません。恵みのはずがありませんよね。でも・・・

視覚が全くないテテは、一流ピアニストがそうであるように鍵盤を使いこなして

音楽を創り出し、そしてさらにその段階を越えて演奏する。

テテの音は、何て言うか・・賛歌。そう、賛歌だと思うのです。

何を讃えているかというと、生きること、人生ですよ。

生きる歓び、この世界への賛同。

このアルバムでは、テテの世界が確立されたその一つの頂点のような堂々たる自信

とパワーが漲っています。超絶テクニックを軽々と駆使して謳いあげている、華や

かな歓びに、耳もこころも持って行かれてしまう凄い演奏。

 

曇ってどんよりの日に、『 ア トット ジャズ 』、正解でした。

1曲目 「 Stella By Starlight 」 の第1音目で、スッコーンと脳天に杭が打たれる。

どうでしょう、おっと危うく一日を、一生に一度のこの一日をぼんやりと無駄に

するところだった! そう我に返らせてくれたテテとその熱い音楽。

感謝。

 

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

自分にとっての本物のアーティストは、いつだって多くの発見や気づきや様々な

気持ち、それから感謝、なによりも感動という、瞬間的に生まれ変われる起爆剤を

惜しげもなく与えてくれる。

音楽・文学・美術・映像・漫画・料理、e.t.c.、e.t.c.

生きるのにはなくてはならないと、改めて思うのです。

そう思いませんか?

 

明日も、こんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのご来店を

お待ちしております!!

 

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個 150yen

 

 

 

 

 

 

 

 

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